ロボット１（ないと・めあ）

ロボット１－３
　

　ここは特殊テクニック、「プレジャーボルト」を使ってみよう。電気を相手の体に流して、快感神経を刺激させる技だ。相手をショートさせる事はできないかも知れないけど、性感帯を刺激したり、あわよくばプログラムを狂わせたりできるかも知れない。繊細で緻密なコンピュータ程予想外の衝撃や電気、水等に弱いものだ。精密機器が高度化すればそれだけメンテナンスが大変な様に。

　といっても、体力の関係からこの技が使えるのは今は３回が限度だな。これでダメなら絶体絶命だ。

　一回目。ドババババババ！！

　電力を強めにして、僕は自分の体から電気を放出した。電気うなぎじゃあるまし人間が電気を作り出せるというのもうそ臭い話だが（そもそも電気が気持ちいいとも思えないんだが）、この塔の中でなら僕にもそれができるし、それなりの効果もある。

　ロボットに反応はなし。

　二回目。今度は電気をオンナに挿入している指先に集中させ、電圧を高めて性感帯に一点集中させて放出した！バリバリバリバリ！！！！

　ロボットの首筋にあるメーターが半分に下がった。やった、効果バツグンだ！この調子なら、三回目でロボットをイかせられるかも知れない。

　三回目をすかさず放つ。二回目と同じやり方で。メーターはほとんどゼロにまで下がった。勝ったか？

　だがロボットは消えなかった。後少しの所で、ロボットの精力は尽きなかった。僕の体力はほとんどなくなってしまった。

　「ビビビ。イジョウジタイ　ハセーイ！　プログラム　ニ　イリーガル　ファンクション　コール。　ベベベ。　イッテヨシ　アボーン　タイーホ　ツウホウシマスタ　あひゃ　ゴルア…」

　なんかロボットの様子が変だ。僕は指を離し、ロボットから遠ざかった。

　「ダレモ　ミテナイ。オドル　ナラ　イマノウチ。」カクカクと踊り始めた。もしかして電気の作用でプログラムを狂わす事ができたのかな。

　だとすればチャンスだ。このままコソーリと逃げてしまおう。

　「ア。ミテタナ。ウワアアアン　モーコネーヨー！」

　背を向けて走り出した僕を目ざとく見つけ、狂ったロボットが追い掛けて来る。あっという間に追い付かれてしまった。体力が尽きていたので走れなかったし、元々ロボットのスピードに叶う筈もない。てか脱兎するかのセリフと負い掛けて来る行動がマッチしてないし。

　僕はロボットに抱きかかえられた。抵抗しても身動きが取れない。

　「ハァハァ」立位でロボットは挿入して来た。

　「うわあああ！」特殊シリコン製の超ナマ感覚！キツイ締め付けとゆるい締め付けが素早く入れ替わり、あちこちが絡み付くように蠕動している！特殊なローションがどんどん放出され、絶妙なぬめりをペニスに纏わり付かせている。さすがに計算され尽くされた名器以上の名器だ。本物など及びもしない快感攻撃力。これでは一つの星を滅ぼしかねない。

　それだけじゃない。指の時もそうだったけど、大きくまたは小さくバイブする機能が付いている！これが僕にとって致命的だった。性感を最大限に刺激するように絶妙なタイミングでバイブし、僕の全神経を刺激している。もう快感の事しか考えられない！強力なバイブ攻撃がペニスから脳天まで突き抜ける。防御力を高めるテクニックも、体力が足りない為に使えない。オンナの攻撃をダイレクトに受けてしまう！ロボットは僕の体を壁際に押しやった。ふにょっとした女肉に似た壁の感触が僕の背中を包み込む。

　あっというまに僕は上り詰めてしまった。体は前後で固定され、反撃もできなかった。

　ぴゅうう！！あっけなく僕は精液を放出した。「びびーびびー…ドウミテモ　セイシデス　ホントウニ　テラワロス　ががが…　イモウト　タテスジ　うｐれカスくぁｗせｄｒｆｔｇｙふじこｌｐ…」

　「！！」それでもロボットの攻撃は止まらなかった。通常なら射精を確認したら機能を停止する筈なのに、狂ってしまったロボットは、その機能にプログラムが辿り着けずに僕のペニスをむさぼり続けた。その絶妙な刺激と、塔の中にいる限り射精に飽きる事がないというルールの為に、僕は何度でもロボットの中に射精し続けるのだった。

　誰か、このロボットを引き離してくれー！！僕が悪かった、電気攻撃したのがいけなかった！反省するから、誰か僕を助けてぇェェェ！！！！！

＃＃＃ゲームオーバー(ﾟдﾟ)＃＃＃

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