ロボット3−5
 

 ここは先手必勝だ。ロボット10体分だからこそ長期戦は不利になる。力をセーブするといっても相手の精力は計り知れないし、悠長な事をやっていたらこっちが危ない。短期決戦の為にも積極的に攻撃しよう。僕は身構えた。

 「そりゃあっ!」僕はチャチャ○に飛び掛った。このまま飛び掛って押し倒すっ!「!」僕の手が空を切った。そこにいる筈のチャチャ○の姿がない。「えっ…」「こっちです。」後ろを振り向くと数メートル向こうにチャチャ○の姿があった。い、いつの間にそこに…!?

 「私は『より人間らしく、しかして人間を超えた実力で』というモットーの下、ハカセに作られました。だから感情システムも搭載されております。それから私の体はあなたの知らない特殊素材でできています。表面は人間と同じような高分子システムで弾力とぬくもりがあり、それでいて人間を越えた機能によって強化されています。だから私の体は女の肌そのものです。」「うう…」

 「内部も別の新素材です。だから磁気も電気も大丈夫です。全能力が人間の限界を超えています。動体視力の限界を超えたスピード…魔力でもなければ人間に私の動きは見切れません。」なるほど、消えたように見えたのは僕が気付かない程のスピードで背後に移動したからなんだ。まてよ、そんなスピードを誇るという事は…

 「スピードだけではありません。パワーも…」「うぐあっ!」一瞬でチャチャ○は僕の目の前まで移動し、あっという間に片手で僕の体を持ち上げてしまった。「運動能力も…」もう片方の手でペニスを扱きたてる!持ち上げられたショックで快感は半減したもののそれでも相手のなすがままにダメージを受けるしかない。この体勢では抵抗も脱出もできないぞ。

 が、チャチャ○は僕の体を降ろしてくれた。僕はその一瞬の隙を突いて彼女に飛びつこうとした。この至近距離なら捕まえられるかも。最大限の瞬発力を使って彼女のお腹に飛び込んだ。

 しかしまたチャチャ○は消えてしまった。そのまま下に倒れ込みそうになる僕を横から支えてくれる。が、それは助ける為ではなかった。僕をまるで大きな魚を扱うのように支えながら片手でペニスをいじくる。ごく短時間でまた彼女は僕を解放した。

 僕は必死でチャチャ○を捕まえるべく追いかけるも、もの凄いスピードで逃げられる。だめだ、人間の運動能力の限界を超えている。そのままでは彼女を捕まえる事はできないぞ。そうだ、スピードアップの魔法を使えば彼女に追いつけるかも知れない。僕は体勢を立て直し、目を閉じた。「ごにょごにょ…ぐはあっ!」呪文を詠唱しようとした矢先、チャチャ○は僕にでこピンを食らわした。魔法はあえなく失敗。「呪文詠唱を妨害すれば魔法は成功しないのです。呪文が完成する前にこちらが動きますので、姑息な魔法は使えませんよ。」

 魔法も使えないのか…いや、呪文詠唱しない魔法なら!「むん!」僕は気合を入れてクイックの魔法を使った。呪文詠唱なしで一瞬にしてスピードアップが図れる魔法だ。ただし効果は弱く持続時間も少ないが、彼女を捕まえるだけならそれでも十分だ。

 僕はさっきまでの10倍のスピードでチャチャ○に飛びつこうとした。突然脚の動きが早くなったのに彼女も驚きアクションが遅れる。今度こそ捕まえられそうだ。

 がしいっ!「なっ!」チャチャ○は僕の頭に手を乗せそれを支点に飛び上がった。ほんの一瞬の差で彼女の方が早かったのだ。だが魔法のお陰でチャチャ○の動きがさっきまでのように「消えたように」見えなくなる訳ではなく、彼女の動きを察知した僕はあわてて上を見た。彼女は側転をする要領で足を大きく開いて右から左へ、僕の頭を中心に扇形を描いて飛んでいる。

 そして地に足を着いたチャチャ○は次の瞬間僕の下に潜り込んで力強く僕を抱き上げてしまった。足が僅かに地から離れる。「うぐっ!」衝撃と共に快感が走る。太くて柔らかい彼女の太ももがペニスを完全に挟み込んでしまっていた。一瞬にしてローションが大量に噴き出し超スピードで両足交互に小刻みに前後させると甘美な肌触りがペニスに激しく擦れて行った。

 「くっそ!」僕は反撃すべくチャチャ○の肩に手を置いたが、彼女はそれを両手で振り払ってスッと後ろに下がってしまった。スマタも一瞬の攻撃だった。魔法の効果はもう切れている。もう一度クイックだ。僕は再び気合を入れた。

 「申し上げた筈です。スピードだけではないと。」突進する僕にチャチャ○は冷たく言い放った。僕は彼女の体に飛びつく事に成功した。がっしり捕まえる。このまま押し倒し…うぅ!?

 彼女の体がビクともしない。そうだ、パワーも人間の限界以上だったんだ。チャチャ○が両手を押し広げると僕の拘束がどんどん引き剥がされる。最大の力を込めているのにいとも簡単に彼女は僕の手を広げてしまった。今捕まったのはわざとだったのか。自分との実力の差を思い知らせる為に!?

 ぱしいっ!全身に鈍い衝撃と甲高い音が響き渡った。チャチャ○が僕に飛びついて来たんだ。それも両足を広げて飛び掛るような体勢だった。一瞬にして抱き締められ、さらにペニスが彼女のオンナの中に納まっていた。「私のココは入れやすいように穴の大きさを自由に変えられます。一瞬で挿入する為には大きく穴を開けてペニスを収め、次の瞬間穴をすぼめて締めれば良いのです。」「あうう…」

 強烈な締め付けとバイブが襲い掛かる。快感と飛びつかれた衝撃で僕はバランスを崩し、慣性の法則に従って僕達は結合したまま後ろに飛んで行く。が、壁に激突する事はなく、彼女の足から出るジェットが抵抗となってスピードが殺されて行った。しかし止まっても僕達の体は宙に浮いたままだ。巧みなジェットさばきで僕達は結合したまま浮遊しているのだった。

 こうなったら、この体勢のまま空中立位で責めるしかないのか。僕は焦り始めていた。主導権を握るべくガンガン責めようとしたのに、実力の差を見せ付けられてまるで手玉に取られているからだ。僕は彼女に強く抱きついたまま腰だけを前後させてオンナを悦ばせた。しかし僕の動きに合わせてチャチャ○も巧みに腰を動かし、自分にダメージが行かないようにしている。高度な運動能力で僕だけが快感に晒されるように動いているんだ。

 次の瞬間僕を降ろしたチャチャ○はまた数メートル後ろに後ずさってしまった。無詠唱で力まで強くなる魔法は流石に使えない。しかしスピードだけアップしても彼女は捕まえられないで返り討ちに遭ってしまう。かといってスピードも上げなければ彼女の動きがそもそも見えない。それでもクイックばかり使ってしまうとすぐにMPがなくなってしまう。一体どうしたら…

 「!!」チャチャ○はもの凄い勢いで地面を蹴ると目にも止まらぬ速さで僕にタックルして来た。だが僕に飛び掛るのではなく、途中で体を回転させて変則バックの体勢になる。両足がいやらしく開かれた状態で後ろ向きに飛んで来た。逃げる間もなく僕は再びチャチャ○のオンナに一瞬にして飲み込まれた。挿入した瞬間彼女の足が僕の腰に回り、チャチャ○は手を付いて腰をなまめかしく前後左右にくねらせた!もちろんひっきりなしにバイブが襲い掛かっている!

 だがこの体勢も精々数秒程度で終わりだ。結合したままチャチャ○は手の力だけで僕の体を持ち上げる。彼女が倒立すると僕の体は結合したまま持ち上げられる。腕立て伏せのように小刻みに腕を曲げ伸ばしすると僕の体が跳ね上がり、ぐんぐん上下してしまう。身動きが取れないまま僕は彼女の動きに翻弄され持ち上げられたまま強制的にペニスを出し入れさせられた。

 次にチャチャ○はまたもや腕の力だけで飛び上がり、大きく開いた脚で僕の腰を挟みつつグリンと腰を曲げる。するともの凄い力が掛かって一瞬で僕の体は仰向けの状態になった。下に落ちる前にチャチャ○は僕の体を衝撃から守りつつ上半身を抱き締めた。彼女の膝と手がクッションになって衝撃なしに騎乗位の体勢になった。

 しかし、僕が抵抗しようとしたり反撃しようとしたりするや否や彼女はあっという間に僕から離れてしまうのだった。僕は何とか起き上がって体勢を立て直そうとする。しかし立ち上がった次の瞬間目の前にチャチャ○のオンナが大きく広がった。「うわあっ!」僕の頭部が太い足に抱えられる。お尻を僕の首筋に押し付けるような格好でチャチャ○は上半身を下に降ろし、手を着いて倒立した。そして僕のペニスをぷるんとした口の中に飲み込んでしまった。チャチャ○倒立のシックスナインだ。

 男の性感を高める芳香が彼女のオンナから噴き出している。またチャチャ○の口がオンナのようにきつく締まりながら中に収納されている数本の舌先で棒全体を舐め回す。そして極上の筒と化した唇が強くペニスを扱き立てながら時折荒いバイブで振動を加えて来る!「むぐぐ…」僕は何とかチャチャ○のオンナに舌を這わせながらも圧倒的にこっちが受けるダメージが大きい事に困惑していた。

 チャチャ○は倒立をやめ、また離れた。しかしすかさず僕を持ち上げては手や舌やオンナでペニスをこれでもかと刺激するのだ。空も飛びながらさまざまなアクロバット体位を繰り出して来る。180度近く開く彼女の脚が、丸見えになるオンナが、何とも魅力的だった。僕の方がほとんど一方的に攻撃を受けている状態だ。

 体勢を立て直し、新たな作戦を考えないと。僕は後ずさった。多分逃げても追いつかれるだろうけど、ほんの1分、いや10秒でもあれば次の作戦の片鱗が頭に浮かぶんだ。気を取り直すには僅かに時間稼ぎをするしかない。時間を稼ぐには…相手の意表を突くんだ。

 「うわああああ!」僕は狂ったようにチャチャ○に突進して行った。まだクイックは使っていない。僕がチャチャ○を捕まえる瞬間、彼女はもの凄いスピードで移動して数メートル後ろに行った。よし、うまく行ったぞ。僕はそのままの勢いでクイックの魔法を使い10倍のスピードで一気に元の通路を全力疾走した。

 「あ…」意表を突かれたチャチャ○は一瞬たじろいだようだ。よし、これも計算の範囲だ。そして必ず彼女は追って来るだろうからそこでもう一つ意表をつくぞ。逃げているように見せかけて次の作戦を考えるんだ。彼女が追いつく頃には引き返して時間を稼ぐ。…。そろそろ時間だ。僕はもう一度クイックを使い翻るとまた上り階段の扉向けて走り始めた。

 「!」目の前に一瞬チャチャ○の姿。しかし僕が突進して来たのを察知したチャチャ○はこちらの計算通り一瞬早く僕をかわす。僕はそのまま走り抜ける。そして元の位置に戻って来た。これで二度彼女を騙せた。実直過ぎるロボは人間の複雑な思考やダマシにはほとんど対処できない筈だ。彼女が次の手を打って来るまでにまだ数秒のブランクがある。それだけの時間があれば十分だ。プレジャーボルトで対処するか、透明化の魔法を使ってこっそり抜け出すか、全能力がアップする強力魔法を使うか…さて、どうしようか。

 そろそろチャチャ○が追いつく。よし、全能力を長時間上げる「カイオウケン」を使おう。そうすれば彼女と互角になるかも知れない、少なくとも翻弄はされないだろう。彼女が来る前に呪文詠唱して置けば妨害もされない。

 チャチャ○が追い付いた。くっそ、まだ呪文は完成していない。高度なものだけに複雑なんだ(消費MPも大きい)。妨害されてしまうのか…一瞬の時間が鍵となる。

 「あっ!」チャチャ○は両手を突き出すと両腕が飛び出した。腕からジェットが吹き出て高速で僕の股間に張り付いたのだ。しまった、ロケットパンチまで使えるとは!やはり時間が足りずカイオウケンは発動しなかった。その前に彼女の両手がしっかりと僕の股間を捕らえてしまった。

 チャチャ○の手はにゅるにゅる音を立てながら妖しい動きでペニスをしごきたて、玉袋をこねくり回し、しかも指先のバイブが股間全体に行き渡るように計算して手の位置や動きを決めている。手の動きがどんどんスピードを増し、手首のスナップもいよいよいやらしさを増した。股間から広がる強烈な快感が僕の呪文を妨げてしまった。

 「…もう逃げられないようにしてあげます。」両手のないチャチャ○が凛とした表情で近付いて来る。「くっそ!あふう…」僕は何とかしてチャチャ○の手を引き剥がそうとしたが、どうしても外れなかった。彼女の手が股間に張り付いている限り僕はもう逃げられない。例えクイックでさっきみたいに欺いても無敵の手コキ攻撃がひっきりなしに僕に襲い掛かるし、その気になればこの手で僕を捕まえてチャチャ○の所に運んでしまうだろう。

 「あうう…」僕は腰を引いて快感に溺れないように踏ん張った。「あぎゃっ!」背後に一瞬にして回ったチャチャ○が両足で僕の足を抱き込み、ぐいっと僕の腰を突きあげた。ペニスは彼女の手に無防備に曝け出される。そこへ容赦なく両手のしなやかな動きが襲い掛かった。まずい、このまま出してしまいそうだ。

 なんて強さなんだ。これでもロボット10体分なんだろうか。力をセーブしてるだと?とても信じられん。「やめ…これで加減してるのかよ。」「はい。しっかりこのフロアのロボット10体分にしております。本気を出していたら…途中で解放したりはしません。」「うう…」

 僕は手コキ地獄から解放された。ロケットパンチは彼女の体に戻る。ジワリと体の奥から性感が高まった。しかしすぐさまチャチャ○は僕の前に回ってイヌがおしっこをするような体勢で僕に結合。ぎゅううっと強く締め付けてから解放した。しかしまたすぐにペニスは彼女の乳房に捉えられてしまうのだった。

 僕はチャチャ○にヒット&アウェイ攻撃を仕掛けられて徐々に精力を削られて行った。彼女の手や舌、おっぱい、お腹、お尻、わきの下、ふともも、足先、そしてオンナが、次々とペニスをむさぼっては離れて行く。いやらしく蠢くオンナと手や腰機で高められ、そこに段々バイブも加わって来た。反撃を許さない機敏な動きで彼女はすぐに離れ、また近付いては快感に晒すのだ。

 少しずつ精力を削られるという事は性欲がそれだけ増し、段々体が疼いて我慢ができなくなるという事だ。オナニーをしてイク前に寸止めし、それを繰り返せば次に込み上げるまでの時間がどんどん短くなって行くように。チャチャ○はきっとそれを狙っているに違いない。

 僕は腰を引いてその場に立ったまま、身動きが取れなかった。そこに猛スピードで前後左右上下あちこちから次々とチャチャ○が襲い掛かり、僕を悦ばせては離れて行く。まるで獲物を啄ばむハゲタカのように彼女はどんどん僕の全身を刺激しては離れて行く。そのスピードにもパワーにもテクニックにもついて行けずに、僕は只されるままになるしかなかった。恍惚感と共に絶望感が漂う。圧倒的な差を思い知らされたから。

 「では…そろそろ終わりにしましょう。」最後は足を大きく開いたチャチャ○が下からペニスを飲み込み、そのまま持ち上げる。新体操の倒立のように脚を開いたまま手で僕を支える。僕は開かれた足に乗せられるような格好になる。目の前に彼女のふくらはぎが見える。思わずそのスベスベの足首に抱き付いた。

 ヴヴヴヴヴ…僕は持ち上げられたまま仕上げのバイブに晒された。じんじんと疼いていた肉体はあっという間に反応し、イク準備を始める。僕の股の間にある彼女の太ももの感触も心地よい。彼女も小刻みに体を揺らしてペニスをこねくり回すのも忘れない。僕は彼女の脚に自分の太ももをスリスリ擦り付けながら強く目を閉じた。バイブが強くなった瞬間、僕は勢いよくチャチャ○のオンナに精液を噴き出してしまった。

 最後の脈打ちが終わるまで、彼女の膣が蠕動して体液の放出を助ける。すべてを搾り出されると僕は脱力した。落ちそうになる前に彼女は僕の体を脚に挟んでゆっくり降ろしてくれた。

 「…それでは失礼します。マスターが終わったら早く戻るようにと命令してますので。」服を着たチャチャ○さんはペコリと頭を下げると立ち去って行った。彼女にとっては僕との戦いは「マスターに言われて実行する」仕事の一つでしかなかったんだ。こんな強力なロボが警備をしてるんだ(しかもあの三人の中では最弱)、どんな侵入者も太刀打ちはできないだろうな。

 体が疼く。これから永遠に男の快楽に浸って我を忘れる事になる。それが”ゲスト”の宿命なんだ。僕は女を求めてフラフラと歩き出すのだった。

###ゲームオーバー###

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