色情霊1−2
こういうのは、精神力というか、霊力で打ち破ると聞いた事がある。見よう見まねだけど、気を高めてみよう。
はあああ…エイッ!
僕は心の中で気合を入れた。
だが、金縛りは一向に収まらない。やっぱり相手の霊力の方が強いのか。たしかに無縁仏になって簡単には満足できずに彷徨っている所を連れて来られたんだ、そう簡単には打ち破れないのか。
くそ、どうすれば…
幽霊は、足を投げ出して座り込んでいる僕の目の前でしゃがみこみ、無表情だけどもの凄くなまめかしい顔を近付けて来た。そのまま一方的にキスをされる。とたんに心臓が高鳴り、僕は甘美な気分にさせられた。
幽霊は正座をし、そのまま深々と礼をする。ずいぶん古風な挨拶だな…
と、思いきや、幽霊は体を滑らせ、僕のペニスを掴み、いきなりそのセクシーな口に含み、ねっとりとした口腔内にくるみ込んでしまったのだ。
「ぅ…」僕はまだ動けず、微かな呻き声を上げるしかできない。
ゆっくりと、大きく、フェラチオされ、僕は小さく呻き続けるのだった。
その柔らかい唇がペニス全体をしごき、ぬとぬとした内頬に亀頭を押し付け、右手がペニスの根元を、左手が玉袋をしっかり押さえ、やさしく愛撫して来る。
僕は幽霊のされるがままになっている。
口の中の舌先が、裏スジの辺りをあちこち舐め回している。時には亀頭を喉の奥深くまでぐぐっと飲み込んで来た。
ペニスはそのフェラ攻撃にビクビク脈打っている。
首を動かす速度が段々速く、そしてリズミカルになって来た。このまま口の中に出させようというのか!
僕は心の中で必死に抵抗した。何度も掛け声をかけ、この呪縛から逃れようとした。だが、何度がんばってみても、冷や汗が出るだけで、一向に金縛りが解ける気配を見せない。
激しく首を動かして来る幽霊の攻撃に、僕はどんどん高められていく。
ちゅぽっ…幽霊が口を離した。とろり、と唾液が滴り落ちた。すかさず幽霊は右手で軽くペニスを持ち、四本の指で裏側を素早くしごいて来た。手の形は筒状ではなく、親指と他の指が離れているコの字型だった。もの凄いスピードで上下する右手によって、ペニスはますます充血してしまう。
幽霊は不意に、ふわりと宙を舞った。そして後ろを向き、上から、いきり立った僕のペニスに腰を落とした!足を広げて投げ出したまま座っている僕と同じ方向を向いて、幽霊は一方的に挿入して来たのだ。
幽霊はなまめかしい動きでくねくねと上半身をくねらせながら、ゆっくりとやさしく腰をグラインドさせて来た。
僕は声も出せないまま、彼女のなすがままにされるしかなかった。僕の体は完全に固定され、幽霊だけがヌムヌムと動いている。僕の視界には、青白く光るきれいな背中ばかりが映る。
いや、僕の体でも動く所がある。幽霊のオンナにすっぽりと包まれ、既に大量の我慢汁を膣内に放射しているペニスだ。
ねっとりと絡みつくような色気が辺りに充満する。僕の太ももには、リズミカルに横尻が押し付けられている。しっとりとしたお尻が下半身をスリスリと擦りながら、オンナがペニスをぐいぐい締め付け、搾り取るべく蠢いている…!
幽霊が僕にもたれかかって来た。スベスベの背中が僕の上半身にぴったりと吸い付いた。そして幽霊の髪の毛が僕の首筋辺りに絡み付いて来た。幽霊がブルブルと震える。それが荒々しいバイブレーション効果となってペニスに襲い掛かる。
うっく…もう…。体の奥から快感が全身に広がる。玉袋がかすかに持ち上がり、射精準備に入る。
僕は無言のまま、幽霊の攻撃に耐え切れずに、結合したまま出してしまった。
さっきは僕が「出た!」と言った。今度は幽霊の表情が「出た」と言っているみたいだった。
###ゲームオーバー###