スペースバンパイア1−4
 

 ここは一気に敵の精力を奪ってしまおう。キスだけですべてを奪われてしまうほど、スペースバンパイアのドレイン能力は壮絶を極めるだろうから、もちろん挿入は危険だし、フェラも絶対にまずい。つまり敵の攻撃を受けたとたんに、精根尽き果てるほど精を奪われ、あっさり負けてしまう可能性が高いのだ。しかも今回はそんな強敵がいきなり3人だからね。

 プレジャーボルト。電撃で敵の性感神経を直接強烈に刺激して絶頂にいたらしむ大技だ。便利な技ではあるが、当たり外れの差が激しく、失敗すれば手痛いしっぺ返しが待っていることが多い。これまで、何度かこの技で戦闘をくぐり抜けてきたが、ひどい目にあったこともかなりある。未知の敵に使うときは相当の覚悟が必要になる。これは賭けだ。

 正面のスペースバンパイアが、おもむろにペニスをふとももの間に挟みこんできた! これまでスベスベの肌にこすれるだけだった快感器官が、一気にむっちりしたやわらかい肉のなかに包み込まれ、ふにふにと締めつけられる。しかも全員パイパンだから、オンナ表面のしっとりした感触がダイレクトに肉棒に伝わってくる。彼女が小刻みに足をスリスリしてくるとペニスがいやらしくしごかれるのだった。もちろんダメージは小さくはない。

 やはり一刻の猶予もなさそうだ。周囲のスペースバンパイアたちは、僕の精力をドレインしながら体を蠢かせ、徐々にそのしなやかな手を駆使して愛撫攻撃に移り始めている。ここで一気にカタをつけるしかない。

 僕は深く深呼吸し、魔力を体の奥一点に集中した。そこで魔力波動を電気信号に変換する。あとはこれを体表に流し、周囲の3人を感電させるのだ。バリバリバリバリバリ! 「喰らえ! 連続三弾プレジャーボルト!」僕は魔力を大量に消費して、PVをスペースバンパイアたちにぶつけた! しかも未知の敵だから念には念を入れて、超高度な連続3発分の放出だ!

 通常の3倍の快感電流がスペースバンパイアたちの体に流れる! 「キャー!」女たちは一斉に悲鳴を上げ、僕の体から離れた。全員目を見開き、あとずさったまま硬直した。電流は確実に敵の体内に流れ、女体深部までくまなく、すべての性感神経が擦り切れそうになるほどに刺激された。もはやその瞳に魅了効果はなかった。

 「あが……が…はう…」スペースバンパイアたちは大ダメージを受け、膝がガクガクと震えている。PVは確実に敵全員にヒットしていた。あとは…敵精力がどのくらいかが勝負の分かれ目になるだろう。3発分のPVを受けて、それでもかなりの精力を残すほど強ければ、どの道こちらに勝ち目はない。しかし逆にそのまま絶頂を迎えるか、ほぼイキそうになっているのなら、僕の勝ちだ。

 スペースバンパイアたちは股間から全身にかけて強烈な刺激を受け、体内奥底まで快感一色に包まれている。もはや何も考えられなくなっているのだろう、電流刺激の余韻だけでもまだまだ女体が快楽に襲われっぱなしになっている。頼む、このまま消えてくれ…

 ばしゃあああ!

 「なっ…!?」スペースバンパイアたちは突然水になった。まるでローションで肉体ができていたかのように、水を入れた風船がはじけたように、彼女たちは突然、水の塊に変化し、そのまま床にぶちまけられてしまったのだ。僕の周囲を中心に大きな水溜りができ、周辺が水浸しになってしまった。一体、何が起こったのだ…!?

 スペースバンパイアだった水溜りは、薄い青色をしていて、真水ではなく、ローションを伸ばしたような液体だった。密度の低いスライムという感じに近い。スペースバンパイアの正体はこの奇妙な液体だったということなのかな…? だとするとPVの威力が強すぎて女体を維持することができなくなって、気絶とともに元の液体に戻り、砕けて床を水浸しにしたということか。何とか賭けは成功、僕の勝ちで、3体が一度にイッたと見るべきだな。やったぜ!

 …と、いうのが、昔の僕の思考パターン。これまでさんざん、そうやって早とちりして、ひどい目に遭わされてきたんだ。ここで勝ったと思い込んで、先に進めば、思わぬ罠が待ち構えていて戦慄の快楽地獄にさらされる。いくらなんでも、ここまで来て何度も同じ失敗はしないよ。

 きっとスペースバンパイアはまだ倒されてはいない。PVに一定の効果があったことは確かだけれども、相手がイッたという確たる証拠がないうちは、警戒を解くわけにはいかない。液状化してはいるものの、僕の油断を誘って背後からふたたび女体化して襲いかかってこないとも限らないからね。この液体が完全に消え去るまでは戦闘は終わっていないと見るべきだ。

 僕は戦闘体勢を解かずに敵の出方をうかがった。舞空術で少しだけ浮き上がり、水溜りに触れないように注意した。敵の本質が水であるのなら、PVの効果はバツグンと見るべきだろう。と言っても、人間の肉体のほとんども水でできているから、それほど大きな違いでもないか。とにかく、液体化したスペースバンパイアがまだ生きているのであれば、それに不用意に触れるのは危険だ。

 高く飛べばいざというとき空中での自由が利かなくなるので、10センチ程度だけ浮き上がって、水に触れないようにしながら、慎重に奥の扉に向かう。奥の扉と足元に視線を移しながら、ゆっくり進んでいった。

 ちゃぽ…「!!」緊張感が走る。スライム状になったスペースバンパイアの水溜りが振動したのだ。やっぱりまだ生きているのか!? だとしたら次はどうやって切り抜けようか。PVも一度に3発放出してしまったから、次の一発でギリギリ限界だ。しかし、回復など別の手段にも魔力は温存しておきたいところ。相手の強さや技が未知数である以上、これ以上うかつなことはできないぞ。

 そ、そういえば、敵がもう一度体勢を立て直したあとどうしたらいいか、全然考えてなかったぞ。まずい、どうすれば…

 と、とにかく、相手の攻撃をうかがって、瞬時の判断でそれに対処するしかない。自分の経験だけが頼りだ。

 ざばっ!!「くっ!」水の中から手が飛び出し、僕の足首を掴んだ。舞空術で浮き上がっていた僕の体はふたたび地にひきずり降ろされてしまった。思った通り、敵はまだ倒れてはいない。

 水の固まりはふたたびもとの女性の形へと盛り上がっていった。液体でできた女体。かすかにブルーがかかっている半透明の物体は、たしかにスペースバンパイアの姿であった。それも僕の周囲に3人分いる。やはり全員まだ倒れていない。液体になったのは、彼女たちの変身能力なんだ。これなら男がどこへ逃げても隙間を通ってどこまでも追いかけてこられる。

 びちゃあ! 人間の形になったスペースバンパイアたちが一斉に3方向から群がってきた。さっきと同じ体勢だ。しかし、今度は彼女たちの”材質”がまるで違っていた。敵の体はただの水ではなくローションでできている。その感触がにゅるにゅるしていて心地よい。内部を肉と同じ弾力まで硬質化させることもでき、まるで全身ローションまみれの女体3人に包まれているようで、柔肌の攻撃力が格段にアップしている。

 腰から下の部分は3体とも融合してしまっており、脚の形はとどめていないが、その内部で2本ずつスベスベした感触が僕の体にこすりつけられているから、半透明な中で見えていないだけで、ちゃんと脚部分は作られているんだ。それよりも、融合して僕の腰周りにピッチリ張りついているから、このローション女体地獄からは逃れられない。

 僕がどこへ歩こうとも、スペースバンパイアはぴったりついてくる。この状態で、彼女たちの上半身が容赦なく僕の体をまさぐり、抱き締め、ぬるぬるとこすり上げているのだ。とりわけ大きな乳房が上半身360度に覆い被さり、にゅぐにゅぐと音を立てながら、背中も胸も腕までも包み込んでくれているのがやっかいだ。彼女たちの腕もお互いに融合して、密着の度合いを深めている。

 ぐにゅ!

 突然ペニスが包まれる。さっきまではローション女体がペニスをこすり上げていただけだったが、いまは明らかに違っていて、やわらかく狭い穴に完全に飲み込まれた感触だった。この感覚はまさに、挿入時のと同じだった。不思議なことに、意識的に挿入した感覚がなく、相手がそういう動きを見せたそぶりもなしに、それまでローションまみれになっていたペニスが突然オンナの中に納まっていたような感じだった。

 半透明のスペースバンパイアの体を通して、ペニスの様子がよく分かる。ペニスは水の中に入っているように屈折して、なおかつ強い圧迫を受けて細くなっていた。これを見て状況を理解した。スペースバンパイアは現在液体化している。だからその水の塊のなかにペニスを入れることができる。挿入するときのように少しずつ奥へと捻じ込まれる感触抜きに、いきなり根元まで膣に収まってしまうのも頷ける。密着した時点で、彼女たちはいつでも入れることができたのだ。

 しかも、液状化したスペースバンパイアはどこでも挿入が可能となる。性器以外の場所で性器と同じ役割を果たすことができる。ちょうど腰周りのところに張りついていたから、そこからペニス部分だけを体内に取り込んで、挿入と同じ締めつけができるのである。

 透明なので形状は見えないが、締め上げられるペニスの様子から、周囲を包み込むスライム壷の形を察することができた。一旦液体のなかに入ったペニスの周りが硬質化し、無数の細かいヒダが周囲にできあがる。そして強い水圧を集中させてペニスを圧迫し、オンナと同じ、あるいはそれ以上の締めつけを実現させる。もちろんローションで満たされているから、愛液以上のにゅるにゅるした感触を醸し出すことができる。

 体の奥から込み上げる切ない快感が僕を襲った。周囲を密着され、ローション女体で愛撫されながら、ペニスは甘い圧迫にさらされている。どんどん力が抜けていきそうな心地よい感覚に、お尻の奥がきゅんとなる。まさに本物以上の魔性のオンナだった。

 バリバリバリ! 次の瞬間、周囲にはげしい放電現象が起こった。これは…スペースバンパイアのドレイン攻撃だった。股間から全身にかけてやわらかい安心感が響きわたり、次いで火のような快楽が全身を駆け巡る!

 ペニスを中心に全身からはげしくドレインされ、放電が僕たちを包み込んだ。スペースバンパイアはキスで精気を吸収できるだけではない。オンナからもドレインが可能だし…しかもその威力はキス以上だ…、全身からも吸い取ることができる。

 スペースバンパイアは全身が吸精装置なのだ。全身どこからでも精を奪うことができる。しかしとりわけ、じめじめしたところ、体液を多く含む部位からの吸収の力が強い。だから、スベスベの肌からの吸収力は比較的弱く(といっても普通の男性だったらすぐに果ててしまうほどの力だけど)、口腔内やオンナなど体液を多く含むところからは強い威力を発揮できるんだ。

 吸収のさいには、その威力に応じて放電現象が起きる。これは電気そのものではなく、生命エネルギーの具現体だ。一度にたくさん吸い取れば、それだけ多くのエネルギーが僕たちの周囲を取り巻く。もはや周囲を球状になって覆い尽くし、向こうの壁さえ見えないくらいに放電している様子から考えて、現在のドレインパワーは最高潮にたしていると見るべきだろう。何しろ全身が体液の固まり。すべての部位で、キスやオンナと同じ力で吸収できるのだから。

 精力値がぐんぐん減っている。出し入れしていないのにペニスがはげしく悦び、全身の性感神経もくまなく刺激され、脱力感と安心感と、心地よい快感がすべての神経を支配してしまっていた。ローション女体が上半身を滑るたびに、大きく精力が削られ、感じまくってしまっていた。

 だが、不幸中の幸いとでもいうべきか、僕はスペースバンパイアの魅了攻撃には嵌っていない。だから、気の遠くなるような快感の中でも、どうにか自分を保つことができている。これまでもこんな快感地獄は幾度も味わってきた。そしてそのたびに、辛うじて脱出して、反撃に移ってきたのだった。魅了つきでないドレイン攻撃というだけなら、何か脱出の手口もありそうだ。精力が尽きるまでは多少の余裕がある。今のうちに次の手を考えよう。

 ぐににに…ぶるぶるっ! 「あぁっ!」股間の快感が倍増した。悶絶の一撃を喰らった気分だ。ゾクゾクするようなくすぐったさがペニスから股間奥へと突き抜け、僕はつい腰を引いて悩ましい溜め息を漏らしてしまう。

 股間部分を見ると、ペニスが大きくひしゃげ、ゆがみ、波打っていた。これは、ペニスを包み込む擬似オンナ部分が激しく蠕動していることを意味する。もみしだき、蠢き、液体内部でグラインドしている。それも、ゆっくりになったり早くなったりリズミカルになったりして、変化に富む快感を巧みに送り出していた。さらに筒全体が前後に動いて、ペニスをしごき上げているのも分かる。目には見えない無数の突起が棒を丹念にしごき上げ、かわいがり、一つ一つが細かく蠕動して、敏感なポイントをくまなくくすぐりまくっているのだ。魔性の名器に僕は悶絶してしまったのだった。

 しごくスピードは相当に速い。かと思いきやゆっくりかみ締めるように動いて、決して飽きさせない快感を絶えず演出している。内部を満たすローションがペニスの快感をしっかりサポートしていた。カリのところに集中したイボが、筋張った敏感ポイントをこれでもかと刺激している。

 そのうえで、ペニス全体がはげしくバイブしていた。ペニス周囲のスペースバンパイアの液体部分、ちょうどお尻の出っ張りあたりの半透明部分が、小刻みに波打っているのが見える。これでペニス表面だけでなく、内部にあるすべての性感神経を奥底まで刺激しつくしてくれているのだ。

 ドレイン量が格段に上がり、急激に精力を奪われていく。彼女たちは一切腰を動かしていないのに、オンナだけがいやらしく蠢き、振動し、精力をとことん削りとっている。体中が内部からも外部からも犯され、大打撃をこうむっていた。この攻撃だけでも相当のダメージなのに、これに精気吸収が加わっている。精力値は危険水域にまで激減し、あっという間にピンチに立たされてしまった。

 これだけものすごい勢いでドレインしているのだから、さきほどPVで与えられたダメージなどどんどん回復しているのだろう。精力だけでなく、僕の生命エネルギーまで奪い取って、自分の精力にしているのだから。ドレインが発動している間は、スペースバンパイア自身も回復しつづける。その分こちらは、通常ダメージに加えて強力な吸収によって大ダメージを食らっているわけだ。

 このままではイッてしまうだけでは済まされない。生命エネルギーをすべて吸い尽くされ、見るも無残な姿にさせられてしまう。3人に一度に吸い取られては、目減りする精力量も半端ではなかった。こっちもモタモタはしていられない。反撃しなければ。そう思って手を動かしたのだが、相手に快感攻撃を加えようとしても、その手はスペースバンパイアの体をあっさりと突き抜けてしまい、そのままスライム状の肉体に絡め取られてしまって、一切ダメージを与えることができなかった。もちろん腰を動かしても無駄だった。ぐにぐにと液体ボディが波打つだけで、オンナにダメージを加えることができない。絶体絶命の状況だった。

 こうなったら最後の賭けだ。もう一度プレジャーボルトを放って一矢報いよう。僕は魔力を集中させようとした。だが、もはやMPは枯渇していた。魔力でさえドレインによって生命エネルギーとして奪われてしまっていたのだ。もちろんPVどころか、回復もままならなくなっていた。

 スペースバンパイアたちは密着の度合いをさらに強め、半分とろける状態になって、僕の全身をほぼ満遍なく覆い尽くしてしまった。10本の指すべてが擬似オンナに包まれ、やさしくしごかれている。わきの下も舌状の突起にコチョコチョされ、乳首はもちろんはげしく舐られている。ペニスだけでなく玉袋も液体にすっぽり包み込まれ、振動と揉みしだき・くすぐりにさらされていた。お尻の穴や口から体液が流し込まれると、もはや力を入れることさえできなくなり、快感ダメージをダイレクトに受けてしまう。

 ペニスが脈打ち始める。イク時の強い快感が伴っている。ビクンビクンとペニスが反応し、スペースバンパイアの体内をバイブとは別で波立たせた。間違いなく僕はイッてしまっている。何も考えられなくなっていた。

 しかし精液が出る気配はなかった。ペニスが脈打っているだけで、体液が放出されない。それどころか、カウパー一滴たりともにじんではいなかった。それもそのはず、精力の凝縮である精液はすべて生命エネルギーに変換され、ペニスを中心に全身から放出されて、スペースバンパイアに吸い取られてしまっていたのだから。だから、僕はイキながら射精できず、代わりにその分のエネルギーが放出されていて、射精しつくして脈打ちが止まることもなければ、玉袋内部が枯渇して出せなくなったり痛みが出てきたりということもない。

 つまり僕は、たえずペニスを脈打たせたまま、全身の生命エネルギーを吸い取られ続けることになるわけだ。脈打ちが始まってから、全身を貫く快感は格段に強烈なものとなった。イクときの気持ちよさが加わったため、生命エネルギーが奪われるスピードが一気に速くなる。全身の心地よい吸収は威力をはるかに増して、加速度的に奪われていった。

 実際、脈打ちのスピードは速くなる一方だった。あまりに気持ちよければ脈の速さが倍近くになって、強烈なくすぐったさが股間から全身に広がるものだが、それ以上のスピードでいまペニスが脈打ち続け、どんどん早くなっていっているのだ。イク快感が多くのエネルギーを放出させる結果となり、その快感が肉体にフィードバックされて一層強い射精感に繋がる。精液は出ないが、僕はイキ続け、さらに快感が強まる循環に陥っている。

 連続してイッているというだけではない。それだけなら一定の快感が持続するだけだろう。イッている途中でさらに絶頂を迎え、快感が倍増しているのだ。それもどんどん重なって絶頂し続けるから、脈打ちのスピードも加速度的に速くなり、それだけ加速度的にエネルギーがドレインされていく。奪われるほうは快感に我を忘れてイキ続け、喜んでエネルギーを提供するし、スペースバンパイアのほうも長く抱き合えばそれだけ一度に大量のエネルギーを奪うことができて効率的だ。

 電気ドリルのようなスピードでペニスが脈打ち、おかしくなってしまうのではないかと思い始めたころ、突然スペースバンパイアたちは僕を離した。そしてスライム体液をすべて回収し、さらに硬質化して、元の青白い美しい肉体に戻っていった。

 僕はしばらく何も考えられないまま仰向けに倒れていた。自分の姿を見ることはできないが、おそらく映画と同じミイラのようになっているのだろう。体を動かすことができなかった。しかしそれも、時間が経つにつれて徐々に回復していった。ここは異世界だから、僕がここで死ぬことはありえない。たとえミイラになっても、少し経てば元の体に戻る。徐々に体の自由が効くようになった。

 その代わりに、はげしい性欲が込み上げてくる。肉体が改造され、いくら出しても精力を奪われても、一瞬で回復する体になったからだった。これで僕は性欲のとりことなり、この異世界で永遠に快楽をむさぼりつづけることになるんだ。

 仰向けの僕に、スペースバンパイアたちが交代で騎乗位挿入してきた。オンナでペニスにダメージを与えながら、彼女たちは激しく精を吸引し、さらに快感を与えて大量の精を吸い取ろうと、妖しい腰をくねらせ上下させる。形のいいくびれた腰がひねられ、下腹部が動きをなまめかしいものにしていく。大きな乳房がたえず揺れ続け、その瞳が僕を魅了し続けた。

 僕は飽きることのないスペースバンパイアたちとの饗宴の中で、その美しい肢体を見つめながら永遠の快感に思考を停止させていった。

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