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アルラウネの呪い 前編

 

 アルラウネ。美しい花の妖精だ。その体からは淫気を発し、男達を引き寄せては至高の快楽を与えて殺してしまう。アルラウネに抱きしめられた男はとめどなく射精し続け、最後の一滴まで搾り取られる。アルラウネが吸い取る精液は人間の生命エネルギーを含んでいるから彼女に襲われた男は干からびて死んでしまうのだ…恍惚の表情を浮かべて。

 アルラウネは全身が媚薬の塊のようなもので上半身が美女の姿をしており、その周りに真っ赤な花弁が取り巻いている。アルラウネの下半身は根っこになっていて地中に埋まっている。そのしなやかな肢体も、花びらも、根っこも、人間を性的に興奮させる成分がたっぷり詰まっている。

 アルラウネから取れた媚薬は、特に性的に衰えた金持ちの貴族達によって高く買い取られる。アルラウネの根っこの一部分を取るだけでも相当量の媚薬が取れ、それを売ればどんな貧乏人でも一夜にして大金持ちになれた。その為人々はアルラウネを探し、彼女を見つけるとその根を求めて近づいて行った。

 だがアルラウネはきわめて危険なモンスターだ。彼女の全身から発する淫気は男女を興奮させる。特に女が一度この淫気を吸い込むと一生男を求める淫乱な廃人になってしまう。だからアルラウネ狩りは女性には向かない仕事とされた。またアルラウネの肉体部分に触れてしまうとたちどころに魅了され彼女の食料になってしまう。もちろん性欲旺盛な若い男にも向かない仕事だった。

 そこでアルラウネを狩るのは長年さまざまなものを狩猟して来た熟練老ハンターに限られた。老人なら回春するまでに時間がかかるので、しかも熟練した経験があるから効率的にアルラウネを狩る事ができた。それでも、アルラウネ自体森の奥深く、まれにしか生息していないので、見つける事も困難な上見つけても簡単には近づけなかった。

 淫気を嗅がないようしっかり口と鼻を塞ぎ、魅惑的な乳房を見ないように目を覆い、音と勘だけを頼りにアルラウネに近づかなければならない。また相手に気付かれて抱きしめられないよう、注意深く距離を取りながらスキを見計らって土を掘り、下から巧みにアルラウネを掘り返さなければならない。時間がかかる上決死の覚悟で倒す必要がある。

 失敗すればたちまちアルラウネの餌食になり、快楽の中でエネルギーを彼女に提供する事になる。いくら老人でも強烈な媚薬に全身を蝕まれては只では済まない。老貴族達がアルラウネの根から取れた粉末をスプーン一杯飲むだけで、次の日には10代の性欲と機能を取り戻す位強い媚薬なのだ。捕まってしまったら老ハンターもひとたまりもない。アルラウネ狩りは命がけなのである。それだけに彼女の媚薬には高い値が付く。

 さて、このようなアルラウネハンター達の間では、絶対にしてはならないタブーがあった。アルラウネの花びらを取る事だ。花弁にも根と同じく媚薬が含まれているが、ハンター達は絶対に花びらには手を出さなかった。もちろん肉体部分にも手は出せない。そこでハンター達はもっぱらアルラウネの根だけを狙うのだ。花びらにはアルラウネの思念が詰まっており、持ち帰ったり口にしたりすると呪われると言われていたから、誰も花びらには手を出さず、もちろん薬も作らなかった。

 ところがある日、老ハンターの間では絶対に手を出さなかったアルラウネの花びらを、一人の青年が持ち帰ってしまった。苦労して引っこ抜かなくても鼻をつまんで匍匐前進、後ろからそっと花ビラを引きちぎって持って来れば媚薬が作れる。媚薬を売れば一晩で大金持ちだ。そう考えた青年は見事アルラウネに近づいて花びらの一部を千切り取ってポケットにしまい、持ち帰ってしまったのである。その家には幼い弟と病気で寝たきりの老いた父がいた。毎日のように青年のフィアンセが来て家事を手伝ってくれるような、貧しいけど幸せな家庭だった。

 青年は花びらを売って沢山の金貨をゲットした後に家族に打ち明けてびっくりさせようと思い、花びらを持ち帰った事は黙っていた。ポケットにしまい込んだ花びらを机の引き出しの奥に詰め、誰にも見つからないようにカギをかけておいた。

 その日の夜から、この家には異変が生じる。全員寝静まった頃、青年は悶えていた。

 「うう…君達は…」青年の布団の中に数人の女性が潜り込んで来た。青年は突然の事に驚きすっかり目が覚めてしまった。はじめは泥棒が入ったと思ったが魅力的な裸の女達が青年に抱きつくと青年は我を忘れて欲情してしまった。薄暗い部屋で布団だけがぼんやりと赤く光っている。青年は段々「自分は夢を見ている」と思い込むようになった。

 「だめ…だよ。僕にはナターニャが…」青年は勃起しながらもフィアンセを想い、美女達を拒否した。だが彼女達はそんな事お構いなしに芳香を漂わせながらしつこく青年に抱きつき、豊満な肉体を押し付け、ぐいぐい擦り続けた。裸で寝る慣習だった地域、若い男が若い女達のスベスベの柔肌に翻弄されて、いつまでも操を立ててはいられなかった。

 美女の足が青年のふとももに絡みつく。二人がかりで両足をスリスリされ、青年はどんどん誘惑にのめりこんで行く。彼の胸板におっぱいが這い回り、その頭部も膝枕されながら手や舌で愛撫され続けた。ナターニャを想っている間はペニスに手が伸びても振り払っていたが、ついに青年は耐え切れなくなり、女達に触られるに任せるようになった。

 全身をくまなくさすられ、自慢の肢体で擦られ、ペニスには何本もの手が群がっている。結婚前の未経験の青年には刺激がきつ過ぎた。「んあ…もう…だめえだ…」ぐちょお…女性達の手が粘液で穢れた。が、彼女達は全然気にしてないふうで引き続き手コキを続けた。「うあ…出したばっかりなのに…そんな…!」青年は全身を捩じらせて強烈な快感が持続する事に恐怖を覚えた。それでも数人の美女達は容赦なく亀頭、裏スジ、棒、玉袋、会陰やお尻の穴に至るまで満遍なくやわらかい手で揉みしだき、しなやかな指先でくすぐり、時には力強く素早くしごきたてた。

 あっという間に高められた青年は二度目の発射をしてしまう。それなのに彼女達からかすかに漂う甘い香りを嗅いでいると不思議と疲れず、いくらでも射精できるような気がした。

 美女達は何も言わずに執拗に青年を責め続けた。群がる手から解放されたかと思うともっとやわらかい二つの肉に挟まれ、上下にしゅこしゅことしごきたてられた。手とは違うスベスベの乳房の感触がゴム毬のようにペニスを締め付けたまま滑らかに滑っている。リズミカルに飛び出す亀頭の先っぽが別の美女の舌先に晒された。裏スジが丹念に舐められながらそれ以外の部分がふくよかな胸の谷間で刺激され続けている。

 そうしている間も他の美女達が青年の首筋を吸い、乳首を舌先でこねくり回し、頭を撫で、ふとももで青年の両腕を擦っている。女体を全身に受けながら青年は三度目の発射をしてしまった。

 二人の美女が青年の下腹部に乗っかり、ペニスに前後からオンナを押し付けた。ペニスは二人のつるつるしたワレメに挟み込まれ圧迫されている。美女はお互いに抱き合って太ももを絡める。そのまま息を合わせて上下運動を始めた。「ああっもう出ないよお…」青年は快感に圧倒されながら解放される事を望んだ。

 美女達はマン肉ズリ攻撃をしたり交代でふとももに挟み込んで激しくしごき上げたりしている。下に移動した美女が玉袋やお尻を愛撫すると青年の性欲がぶり返してしまった。ひとしきりスマタを受けると青年はまた堪えられなくなった。美女のむっちりした足の間から濃い白濁液が噴き出した。

 それでも青年は休ませては貰えない。数人がかりでペニスに群がり、全方向から激しくペニスをしゃぶられた。玉袋まで含めて全体が数本の舌先にくすぐられ、お尻の穴には誰かの指先が捻じ込まれている。今までに味わった事のない感覚に青年は身震いした。丹念に蠢くヌメヌメした舌が下腹部の性感帯を丁寧に刺激し続けている。

 今度は交代で美女達がペニスを口に含み、柔らかい唇で棒をしごき上げながら舌を素早く動かしてペニスに快感を送り込んだ。数回首を上下させると隣の美女に交代し、次の妖女がすかさず温かい口でペニスを吸い上げる。ついに誰かの内頬で執拗に亀頭を擦られて、青年は口の中に体液を放出してしまった。

 それでも女達は交代で青年をパイズリに晒した。青年は眠る事もできず只美女軍団にされるがままになるしかなかった。しつこくおっぱいの肉がペニスからミルクを絞ろうと激しく蠢いている。左右交互にこすり付けられると精巣にはまた精子がパンパンに溜め込まれる。青年は身の危険を感じていた。このままでは快感の中で気を失い二度と目覚めないかも知れない。そんな恐怖がよぎった。それでも全身にしつこくからみ付く女達の肌が恐怖さえ失わせる。

 360度からふくよかな数人分の乳房を押し付けられ、強く圧迫されると、美女達の胸の真ん中から勢いよく精子が飛び出した。

 彼女達の責めはまだ終らない。ペニスを軽く握りながらものすごいスピードで裏スジ周辺を集中してしごき立てていく。柔らかい四本の指が裏スジをものすごいスピードで上下する。時折亀頭全体を口の中でモゴモゴしながら、人間には出せない位のスピードが青年を悦ばせた。

 コケコッコー!

 空が明るくなり始めた頃雌鳥が鳴き始めた。女達は手を止め、青年のベッドから離れた。ペニスがジンジン疼く。結局一晩中青年は数人の美女に全身による愛撫でイかされ続けていたのだ。

 「…ヨイカ…コレハ…ケイコク…ダ…」初めて美女の一人がしゃべった。彼女がしゃべっているというより、誰かが遠くからしゃべらせているようなぎこちない発音だった。「ウバッタ…モノヲ…ヒガシズム…マデニ…カエセ……サモナクバ…」

 小声でやっと聞き取れる位の囁きが青年の耳をくすぐる。次の瞬間美女達は忽然と消えてしまった。芳香が途切れると男のいやらしい悪臭が青年の鼻を突いた。青年のベッドは自分の精液でべとべとしており、そこからいやなにおいを発していた。

 青年はフラフラと起き上がり、布団を窓の外に干すと、むせ返る匂いを外に追い出した。体がどっと疲れている。「そりゃそうだ。一睡もせずに…あんな事をしていたんだから。」

 食事も取らずに青年は椅子に座り、背もたれに体重をかけながら考えた。あれは…夢だったのだろうか。それとも現実なのか…。「奪った物を日が沈むまでに返せ、か。奪った物って多分あれだよなあ。」青年は机に目をやる。

 青年は立ち上がり机のカギを手に取った。が、すぐに元に戻してしまった。「きっと夢だったんだ。ここの所忙しかったし結婚も近いから、久しぶりに夢精しちまったんだろう。それとこの宝物の事が夢の中で合体してあんな夢になったに違いない。」

 真に受けてはだめだと思った。急に腹が減ったので青年は台所に向かった。弟と父の分の朝食も作ってやらなくちゃな。夕食はナターニャが来てくれるけど…。そう思いながらいつも通り薄いスープを作るのだった。

 「たかが夢でびびっちまって、折角の大金持ちのチャンスを逃す訳には行かない。ナターニャを迎えるのにこんな貧乏暮らしじゃあ申し訳ないじゃないか。今日中に返せだと?今日中に売っぱらってやろうか。」

 しかしこの日は薪割りの仕事を片付けなければならず、花びらを売りに出かける事はできなかった。日が沈んでしまった。青年は生きる最後のチャンスを逃してしまった。

 その日の夜から、寝静まった家のあちこちに赤く光る美女が出没し始めた。台所にも、トイレにも、廊下にも、何人もの美女が忽然とあらわれる。もちろん寝室にも。ふくよかな胸、引き締まったお腹、すらりとしたふともも、背が高く耳が尖り金色に輝く長い髪にはウェーブがかかっている。全裸の美女達の肌はきめ細かく絹のように滑らかで、ぞっとする位の美女だった。

 寝静まった中で、どこからともなくあらわれた美女達が、寝室に寝ている男達のベッドに次々と潜り込んで行く。青年はもちろん、幼い弟にも、寝たきりの父にも容赦なく美女軍団が襲い掛かった。

 弟の部屋。部屋といっても家具はなく只寝るだけの小さなスペースだった。そこに年端も行かぬ少年が眠っている。その小さな部屋にも金髪の美女があらわれ、かわいいタオルケットを剥ぎ取ってしまった。裸の美少年が目を覚ました。「えっ…お姉ちゃん、誰?」質問に答える代わりに美女はひざまづき、小さい包茎ペニスをつまんだ。「なっなにするのっ!やめてえ!お兄ちゃん!」

 弟の甲高い叫びは家中に響いたが、誰も助けにあらわれなかった。兄も父も妖艶な美女に襲われていたからだ。

 大人の女の指先でチロチロとペニスをくすぐると1.5倍位に膨張した。玉袋に手を添え優しくさすりながら美女は微笑み、亀頭部分を皮ごと数本の指先でこねくり回し始めた。「あっ!ソレくすぐったいぃ…」敏感な少年は身を捩じらせて顔を上気させる。優しく微笑みながら少年を見つめる美女は手を休めずに小さなペニスと玉袋を責め続ける。ビクビクッ!程なくして弟はイッてしまった。

 美女は弟の腰に跨り、イッたばかりでヒクついているウインナーの真上にオンナを持って来た。その様子を見ていた少年はある事実に驚く。「な…ない…おちんちんが…」性の知識も女のからだの事も知らなかった少年は、物心付かない内に母を亡くしていたので、初めて女体を目の当たりにしたのだった。只彼女のオンナにもわきの下にも毛が生えておらず。髪の毛以外ツルツルなんだと誤解してしまったようだが。

 とろり…オンナから粘液が滴る。真下にあるウインナーに彼女の体液が滴り落ちて行った。「ぅあ…熱…いっ!」美女の体液はアルラウネと同じ催淫ローションだった。直接ペニスから愛液を吸収してしまい、弟は性欲の固まりになった。下半身が異常に疼く。だか知識のない少年はこの疼きをどうしていいか分からず腰をくねらせて苦しがるしかなかった。

 女は優しく見下ろしたまま腰を落とし始めた。さっきよりもずっと大きく膨張してしまったペニスの先っぽがツルツルのオンナの肉に当たる。「あう!」次の瞬間少年のペニスから白濁液が飛び出した。愛液によって強烈な快感が全身を支配し、早すぎる精通を少年に与えてしまった。

 「な…何?コレ…」強烈な快感と引き換えにおしっこと違う液体が飛び出した事に少年は驚愕した。コレは命を削るものではないか。直感的に弟はそう思った。この場合その判断は正しかった。少年を恐怖でガクガク震えたがペニスのたぎりは一向に衰えない。

 (このままここに寝ていたら死んでしまうかも知れない。あの白い変な水はきっと僕の魂の一部なんだ。)ある意味正しい。(だからこの水を出し続けたら全部魂が抜けて死んでしまう…このおねえさんは死神で僕の魂を少しずつ抜き取りに来たんだ。)

 そう思い込んだ少年は起き上がり、美女の制止を振り切って部屋を飛び出した。「うわあああ!助けてえ!」しかし家族には弟を助ける手立てがない。少年はペニスをブルブル勃起させたまま家中を走り、安全と思われたトイレに逃げ込んだ。しっかりカギを閉め、狭い個室は少年だけになった。

 (こ、これでひとまず安心だけど…なんか体が…ヘン…)弟は体の疼きを処理する方法が分からず、ビクビクと脈打ち続けている自分のペニスを見つめた。今まで見た事がない位大きくなっている。命に関わる病気になってしまったのではと恐怖した。

 腰を引いて疼きに堪えながらオマジナイの呪文をブツブツ唱え続ける。だが体は射精したくて疼き続ける。(ああっ神様!僕を助けて下さい!)きっと外にはあの怖い死神がいる。僕をくすぐったくしてくれる代わりに僕をあの世に連れて行ってしまう死神が!絶対扉を開けてはだめだと弟は恐怖した。

 ぐにっ!「ひゃあっ!」突然後ろから弟は抱きしめられてしまった。たしかに誰もいなかったのに突然どこからともなくあの美女があらわれ、後ろから僕を捕まえているぅ!少年の恐怖と疼きは最高潮に達した。

 「いやあっ!」弟は必死で美女を振り切るとトイレを飛び出した。しかし飛び出した先にも同じ美女が待ち構えていた。「ぁ…」少年は追い詰められた事を思い知らされた。トイレからの美女と二人に取り囲まれている。弟は絶望して廊下の壁に背中をつけた。そのまま脱力してへたり込む所を美女に支えられてしまった。

 廊下で待ち構えていたお姉さんが少年に抱き付く。背が高い美女のお腹が少年の顔面を圧迫した。もう一人の美女が少年のお尻に潜り込んで腰を持ち上げた。弟は背中に壁をつけたまま立たされた。華奢な体を大人の女の両脚が挟み込む。彼女のオンナは正確に小さなペニスに向かっている。「ぅぅ…神様…」少年はガクガク震えた。

 ぷちゅっ。立位で美女は弟を犯した。その瞬間疼いていたペニスが行き場所を見つけて精液を噴き出す。美女軍団のオンナは催淫毒たっぷりの愛液を滴らせていて、挿入している間は絶えず高められ、疲れる事無く射精し続ける。いやらしい音を立てながら美女は腰を前後に動かし、ウインナーに愛液を塗りたくりながら何度も弟を絶頂に導いた。ふくよかな乳房が顔に押し付けられると射精の頻度が上がった。

 もう一人の美女が下から手を入れ、玉袋を丁寧に優しくさすったり揉んだりしているとひっきりなしに射精するようになった。魂を吸われていると思い込んでいた弟はいつまで経っても死なない事を不思議に思っていた。

 玉袋をかわいがっていたお姉さんが立ち上がり、弟にキスをする。甘い体液が流し込まれた。すると結合していた美女が離れた。キスをした美女が少年を導きながらあお向けになる。少年も促されるまま彼女の上に乗り、ペニスを彼女の下腹部に押し付けたり擦りつけたりした。お姉さんは巧みに腰を突き上げ、ウインナーをオンナに包み込んでしまった。上下左右になまめかしく腰が動き、弟は"魂"を吸い取られ続けた。

 もう一人のお姉さんが少年の背中におっぱいを這わせ、ついに上に乗っかってしまった。上下から大人の女にサンドイッチされグニグニと蠢かれると弟の感度がさらに上がった。下からは相変わらずいやらしい腰の動きがゆっくり優しく上下左右する。上からは少年のお尻を股の間に挟んだ美女が下の女性と息を合わせて少年の腰を揺り動かす。弟の胸も背中も顔面もスベスベのふくらみに圧迫され、ぐりぐり揉みしだかれている。少年は無言で快楽に身を預けていた。

 サンドイッチがひっくり返る。弟は今度は仰向けの状態で上下挟まれ、上の美女が動きを激しくした。右に左にサンドイッチが転がると少年はうつぶせになったりあお向けになったりした。その度に性質の違う責めに晒されとめどなくイキ続けるのだった。

 外が明るくなり始める頃には、胡坐をかいた女性の上に座らされた弟が座位で責められていた。向き合って体を密着させてはなまめかしく蠢いて精を絞り、またお尻を向けて挿入した時は激しい腰のグラインドでペニスをこねくり回した。ニワトリが鳴いて解放されるまで少年は夜の饗宴に一晩中晒され、廊下で気を失った。

 父にも美女軍団が襲い掛かった。声も出せない位衰弱していた老人の布団に4人の美しい娘が潜り込んで来た。気が付いた父は声も出せず体も動かせず成り行きを見守るしかない。

 しわがれたペニスに二人の舌が這い回る。玉袋も容赦なくさすられ、老人の口が温かい乳房で塞がれた。だが父は興奮もしなければ勃起もしない。何が起こったのか分からないが、セックスができる体ではなかった。老人は快感を感じる事もなく美女達を見つめている。


 布団を剥ぎ取られると美女の一人が父の腰の上を跨いで立ち上がった。とろりと愛液が大量に滴り、ペニスを濡らして行く。彼女達は交替で粘液を父の股間に絡めて行った。ローションが肌から吸収され、とうの昔に不能になっていた老人の肉体に変化を及ぼす。

 体が疼き始める。(もう何十年も前の感覚だ…懐かしい…だが…)父は女性達を見上げた。(どこの誰だか分からない美女達が裸でこの家に忍び込み、何も言わずにしわくちゃの爺さんに襲い掛かるなんて考えられない。それも数人も。しかも…何十年ぶりに性欲が蘇るような力を秘めているとは…)

 父は体をこわばらせた。(こいつらは死神か悪魔だ。人間の業ではない。一体こやつらは何者なのだ!?)いきり立ったペニスにオンナが捻じ込まれる。遠い昔の妻の感触をはるかに超えた魔性の快楽が老人を襲う。(むむ…この天にも昇る心地よさ…同じ顔の美女達…これは…まさか…)

 老人は昔聞いた話を懸命に思い出していた。上半身を抱き起こされ、背中を乳房が這い回りながら支えられる。結合している女は体を徐々に360度回転させながら激しく上下している。玉袋も揉みしだかれ、ずっと昔に生産をストップしていた"工場"を再び稼動させた。4人目の乳房を口に含みながら老人は思い出した。

 (間違いない…これはアルラウネの呪いじゃ。ずっと昔ハンターに聞いた事がある。アルラウネはセックスで人の精気を死ぬまで吸い取る魔物じゃ。それを狩って根を売るのがハンターの仕事。一件嬉しい役目のようだが誘惑に屈したら死ぬから命がけなんだと言っておった。)

 こうしてはいられないと老人は踏ん張るが、筋力が衰えて動けないし声も出せない。

 (そしてハンターの間で一番恐れられているのがアルラウネの呪い。アルラウネの根は安全だが花びらは絶対に手を出すなと言われているそうだ。もし花びらを持ち帰る者がいたら、その者の家には夜な夜な美女があらわれ、毎日精気を吸い取られ続ける。女は取り付かれて吸精の手助けをさせられるし、男は年齢を問わず精を提供する。一家が全滅するまで性の宴が毎晩繰り広げられる。どこへ逃げても必ず美女があらわれる。もし知人の家にでも逃げ込もうものなら、その知人の家の者にも呪いが及ぶ…。)

 あお向けに寝かされたまま父は次々代わる代わる激しく犯された。病弱で枯渇した老人を再び若い頃の肉体に戻すのは至難の業で、送り込まれる快感にも反応が鈍かった。若い男なら既に数発出してしまっていても不思議ではなかったが、父はまだ射精していなかった。そんな父相手でも女達は容赦なく騎乗位で責め、激しく上下しながらすかさず次の美女と交代した。若い娘のはちきれんばかりのお尻の肉が老人の弱い腰骨にヒビを入れる。

 (なぜ…家にアルラウネの呪いが…!?まさか、誰かが禁を破って花弁を持ち帰ってしまったというのか…おお、神よ!)

 老人は自分の事よりも、年を取ってから設けた二人の息子が気がかりだった。子供達が危ない。アルラウネの呪いは相手が誰であってもなりふり構わずに襲い掛かる。コドモだろうが自分のような爺さんだろうが、オスのペットや家畜まで見境なしに搾り取るんじゃ。何とか…何とかしなければ!

 呪いに気付いた経験深い父だったけどこの呪いに対してなすすべもなかった。お尻プレスで腰の骨が砕け、内臓にも相当のダメージがある筈なのに、痛感神経が働かずにすべて快感に変わってしまっていた。(何と言うことだ…このまま…うう…)

 彼女達の執拗な責めでやっと父は射精した。その瞬間老人は全身をのけぞらせ、体中の筋肉をこわばらせた。目が見開かれ、苦痛と快感の入り混じった感覚が全身を突き抜けて口をゆがめた。そのまま父は声もなく絶命してしまった。骨や内臓だけじゃなく、彼の心臓が激しいセックスに既に堪えられなかった。射精と引き換えに発作を起こし、父は帰らぬ人となってしまった。

 呪いの原因を引き起こした張本人が一番悲惨だった。

 青年の布団が突然引き剥がされたかと思うと、部屋にぎっしりと若い娘達が取り囲んでいた。部屋は青年のベッド以外これ以上詰め込めない位に裸の美女集団がひしめき合っていた。女達はしっとり妖しい視線で青年を見つめながら次々とベッドにあがってくる。「!」異常に気付いた青年が飛び起きた。何かヤバイ!直感が彼を突き動かし、ベッドを飛び出した。

 だがそれがいけなかった。青年が飛び込んだ先には数十人の肉林。たちまち彼は美女達に囲まれ、全身を包まれてしまった。「うあっ!やめろぉ!」しなやかな女の肌が四方八方から押し付けられ、寝起きで勃起した青年のペニスがすかさず誰かのオンナに包みこまれる。性欲が溢れている若い男ならわざわざ粘液を滴らせてペニスを濡らす必要もなくピチピチの女体を押し付けるだけで十分だった。

 後ろを数人に支えられ、青年は美女の立位に晒された。玉袋やお尻の穴も含めて全身が愛撫される。あっという間に青年は高められ、誰かのオンナに射精してしまう。「くっそ!」青年は美女の間を掻き分けるようにして部屋の外に向かった。だがペニスにはたっぷりとローションが染み込んでいて、体が強烈に疼き続ける。そこにスベスベで柔らかい娘達の肢体がギュウギュウ詰めで押し付けられているので、それだけで青年は高められてしまう。ペニスは女達の手や太ももやお尻に翻弄される。「ああっ!」誰かのむっちりした臀部がペニスに押し付けられるとプニプニしたお尻に白濁液をぶちまけてしまう。

 「なっなにするのっ!やめてえ!お兄ちゃん!」遠くから弟の声が聞こえる。「て、てめえら!テオールにまで手ぇ出してるのかっ!」だが青年の怒りをよそに美女達は容赦なく若い男の全身を刺激し続ける。弟を助け出したくてもこの状態ではどうしようもなかった。(ま、まさか父さんまで…!?)青年は戦慄を覚えた。

 青年は後悔していた。昨日の宴は本当に警告だったんだ。本番挿入がない段階で抜け出さなければいけなかった。一度彼女達のローションをこの身に受ければ死ぬまで搾り取られてしまうのだ。昨日の警告で改心して、花びらを返していれば…それに俺だけじゃなくて家族にも危害が及ぶなんて!

 しかしもう遅かった。青年はベッドに連れ戻され、あお向けに寝かされたまま手足を4人がかりで固定された。一人の美女がのしかかって来る。彼女はペニスを素通りして青年の顔面に跨った。彼の顔にスベスベの太ももがこすりつけられる。オンナが口元に迫ると愛液が大量に滴り始めた。

 青年は強烈な催淫効果がある体液を飲み込みながら一心不乱にオンナを舐め続けた。これで青年に逆らう気を失わせる目的があった。青年は段々脱力し、射精する事しか考えられなくなった。すると青年を拘束していた手が離れた。

 クンニ美女がベッドを降りると次の娘がベッドに上がった。彼女はコロンと青年の横にあお向けになると妖しい瞳で見つめた。彼はいたたまれなくなって彼女に横から覆いかぶさり、おっぱいやお腹や首筋、オンナ等を満遍なく愛撫し、舐め、吸い続ける。自由に女体を満喫する事ができた青年は体の疼きを押さえられなくなって来た。

 次の美女に交代。彼女は青年を仰向けにすると四つんばいで上に乗って来た。シュッシュッと乳首を上半身に滑らせながらペニスを飲み込んで行く。グニッと上から抱きしめられたまま青年のペニスを腰の動きだけで執拗に責める。愛液がどんどん吸収されてイキやすくなっている上、上半身が固定されたまま女の腰だけが上下にぐいぐい動いている。程なくして青年は彼女のオンナにエキスを提供した。

 次の女性は仰向けで青年を誘う。正常位で挿入すると彼女はふくらはぎを交差させて太ももをきつく閉じた。ペニスが膣の力とふとももの力できつく締め付けられる。青年は彼女に体重をかけぎゅっと抱きしめたまま一心不乱に腰を振って果てた。

 青年があお向けになっている所に次の美女が容赦なく襲い掛かる。彼女は青年に対して横向きに跨り、彼の片足を持ち上げて上から挿入して来た。娘の片足が青年の股の間に潜り込み、もう片方の足は大きく開かれて青年の首筋や頬を愛撫している。持ち上げた青年の片足を抱きしめて乳房を押し付けながら激しく上下すると、彼はすぐに高められてしまった。

 次から次へとセックスを求める美女軍団に青年はなすすべもなく精を提供し続けるしかなかった。今回は集団で一気に責めるというより一人ずつ交替で若い男をむさぼろうと言う感じだ。性交すればするほど青年はイキやすくなり感じやすくなり、またますます精液が濃くなった。

 何十人もいる熱気漂う部屋の中で青年は一晩かけて全員を相手した。結合してしまえば呪いの効果で射精まで時間がかからなかった。もう何人相手したかも分からない。もしかしたらとっくに全員にめぐって第二ラウンドになっているんじゃないかとさえ思われた。だが青年はもうセックスの事しか考えられなかった。美女達の求めるままに精を提供するマシーンに成り果てていた。

 鶏が鳴く頃、女達は消えて行った。青年は精根尽き果て、ベッドにうずくまって気を失ってしまった。

 青年と弟が気付いたのは昼下がりを過ぎてからだった。彼は弟の無事を確認したが、父が事切れているのを発見してその場に泣き崩れてしまった。自分が殺したんだという自責の念が青年をさいなむ。

 だがいつまでも悲しんではいられなかった。ナターニャは今日は町に出ていて来ないと言うから、今日の内に忌まわしい花弁を処分しなければいけない。これ以上犠牲を増やさない為にも、何より弟をこれ以上死の淵に追いやらないようにしないと。

 青年は森に入り、アルラウネがいる場所に辿り着いた。「おい!こいつは返すぜ!うう…二度とあらわれないでくれ!」淫気に当てられながらも昨晩しこたま抜かれたおかげか青年は無事に花びらをアルラウネに投げつけると急いで家路に着いた。これで一安心だ、大変な物を持ってきちまった、でももう大丈夫。彼は心の中で繰り返した。

 弟が怖がるので青年は一緒に寝る事にした。弟が寝静まると自分も目を閉じた。(明日は父さんの葬儀をしないと。)うとうとしながら青年はそんな事を考えていた。

 「うわああん!!!」突然少年の泣き声で目が覚めた。「!!」足元で何かが這っている…それも二人!?足元のふくらみはどんどん上に登ってくる。「まさかっ!」青年が布団を引っぺがすと思った通りあの美女が二人潜り込んでいた。

 「花びらは返しただろ!もう辞めてくれ!特にテオールは関係ないんだ!」青年は女の顔を蹴り、弟を抱きかかえると一目散に家を飛び出した。(このままではダメだ、何とかしないと。テオールだけでも…)青年が向かった先はナターニャの家だった。ナターニャは妹と二人暮し。深夜にもかかわらず彼女達は起きて来てくれた。ナターニャは夜遅く町から帰って来ていた。

 「まあ…何があったの?」憔悴し切った青年と弟を見てナターニャが心配そうな顔をした。まさか自分がアルラウネの呪いを受けているとも言えず、父が死んだ事、その父の亡霊が弟を泣かせるといってごまかした。「そうだったの…。」「大変でしたわね。」姉妹は迷信深いので亡霊と言えば信じてくれた。「本当に迷惑をかけて申し訳ないが、テオールを今日一日だけ預かってくれないか。」「いいわ。」「今日はお姉ちゃん達と寝ましょうねえ。テオール君。」「…済まない。」「気にしないで。」

 青年は憔悴していた。ナターニャ姉妹が自分の父の死を知ってもっと悲しまないとか、むしろあまり驚かずにあっけらかんとしていた事にも気付かなかった。只テオールを自分の家から離した事に安心し切っていた。歩いて青年は家路に着く。

 服を脱いでベッドに横になると、さっきの美女が一人部屋の暗闇からあらわれた。「…一度かかった家への呪いは解けないんだな。だが…それも身から出た錆。俺が欲をかいたのが間違いだった。ハンター達の掟を破って花弁に手を出したんだもんな。いいさ。俺の命ならくれてやる。だが…弟にだけはもう二度と関わらないでくれ。頼む。」

 女はベッドに潜り込んで来た。部屋に甘い香りが立ち込める。この香りは…今日嗅いだアルラウネの淫気と同じ香りだった。そして…さっきも同じような香りを嗅いだ。ナターニャと妹のマリアンからも同じ芳香がしていなかったか?いや、まさかな…彼女達には呪いは関係ない。

 淫気に当てられた青年は昨日ペニスに受けたローションの効果も手伝ってすぐに女に欲情した。上から抱き付いて来る美女を仰向けで受け入れる。彼女はしきりに上半身を青年にこすりつけ、十分いきり立たせてから挿入した。青年は美女の腰を抱きかかえながらねっとりした甘美な動きに甘い息を漏らす。ゆっくり出し入れする膣めがけて精液をぶちまけた。

 彼女は結合したまま起き上がり体を後ろ向きに回転させた。青年も上半身を起こして美女の胸に背中から抱きつく。美女は大股を開いて上下左右になまめかしく腰を動かした。青年も上下に腰を突き上げて快感に応える。ピチピチのおっぱいの肌が青年の腕に吸い付き、ペリペリと軽い音を立てながら蠢いている。女の背中も青年の上半身をねっとり滑って行く。お尻の肉が男の腰周りを翻弄しながら極上のオンナがペニスをこれでもかとかわいがる。程なくして青年は催淫愛液に白濁液を混ぜた。

 二人は抱き合いながらディープキスをする。青年の口からもアルラウネの体液が流し込まれた。二人は横向きに寝転がる。青年は後ろから女性を突き続ける。娘の方も腰を巧みに揺り動かして青年を高める。ぎゅうっと股を締めると膣も強く締まり、青年は耐え切れなくなって放出した。

 美女はそれでも執拗に青年に絡み付いて来る。青年も高まる性欲を静める為に色気たっぷりの女性の要求に答え続けた。女性があお向けになり両足を上げてツルツルのオンナを青年に差し出すと彼はそこにペニスを突きたてた。美女は自分の膝と乳首をぴったりつけたまま男の動きを受け入れた。精液は容赦なく搾り取られていく。

 昨日までと違うのは青年にも疲れがやって来る点、疲れてしまえば美女の胸に顔をうずめながら眠りに付く事が許される点、そしてあらわれる美女が一人という点だった。多分花弁を家に置いておくと大勢の美女が押しかけるし一晩中セックスの饗宴に晒されるんだろう。花びらを返したから呪いの効果が弱まったのだ。

 大分昼も過ぎてから青年は目覚めた。体が異常にだるい。毎日何回も射精し続けてガタが来たのか。薪割の仕事をする気力が出なかった。(そうだ…テオールはどうしてるかな…)青年はベッドから起き上がり、2、3歩歩いた所で膝を付いてしまった。(だめだ…体が思うように動かねえ…仕方ない、ナターニャがテオールを連れて来るのを待つしかないか…いや!ここに戻れば呪いの影響を受けてしまう。悪いがテオールは彼女達に任せるしかないか。俺は後何日生きられるんだろう…?)

 青年は再び気を失った。
 

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