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エイリアン2

 

 体が動かない。

 姉がじりじりと迫って来るが、もう抵抗できなかった。

 「さあ、かわいがってあげる。」

 姉、いや、ミーヤがさっき作ってくれた食事の中には体の自由が利かなくなる薬が混ぜられてたんだろう。僕はミーヤの前に足を投げ出して座ったまま、彼女のなすがままになるしかなかった。

 ミーヤはスベスベした手で僕の股間をまさぐっている。

 「や、やめてくれ姉さん…。僕達は実の姉弟なんだぞ!」「ふふ、もう関係ないわ。こんなご時世では。だって、男が世界からほとんど消えちゃったのよ?」「くぅ!」「大っきくなって来たね、ヴェルス。女の人に触って貰った事ないんでしょ?」

 ミーヤ姉さんは僕のズボンをさっさと脱がしてしまった。下着の隙間から細い指が忍び込む。

 「あっダメ!」「もうビンビンになってるみたいね。あったかい…」

 ミーヤは僕の玉袋を指先でさすっている。それが奥へと伸びてお尻の穴に近い方、会陰の部分にまで達する。指の腹で玉袋の付け根をグリグリと押して来た。

 「ぅぅ…」「ふふふ…」

 僕のペニスはますますいきり立って来た。実の姉だというのに、そのしなやかな手の動きに感じてしまっている。女の人に触られたのは初めてだ。自分で触っている感触と明らかに違う。どこかひんやりとした、滑らかな肌触りが、下腹部をまさぐっているんだ。

 ついに下着が剥ぎ取られ、ペニスが外界の涼しい風に晒される。ミーヤは手を離し、ペニスをよく観察し始めた。

 「ほらね。実の姉とか関係ないでしょ?気持ちよくなっちゃたら男はみぃんなこうなるのよ。」「やめてくれ…」「あら、やめて欲しいんだ。」

 そう言いながらミーヤは玉袋を中心にコチョコチョとペニスを愛撫する。動けない僕は只感じるしかなかった。

 ミーヤは右手の五本の指を開き、熊手のように折り曲げて、別々に開かれた指先で玉袋をつまんだ。そのまま軽く前後にコチョコチョしたり、ピアノを弾くみたいにそれぞれの指先を動かしたりして来た!左手は僕の左足の付け根あたりを触っている。

 腰をくねらせる位の体の自由は利くみたいだ。というより自然に悶えて動いてしまう。くすぐったさと快感が、どんどん僕を高めて行く。

 「凄いね。先っぽがどんどん湿ってるわよ。これじゃあ、女のエッチな手で握り締められた瞬間出しちゃいそうだね。」

 ミーヤの言う通りだった。セックスの経験がない僕にはこの刺激は強烈過ぎる。しごかれる間もなく、握られただけでイッてしまいそうだ。

 「…くっそ、だ、出してたまるか。姉さん、頼むからやめてくれよ!」

 僕は必死で懇願した。

 「ふうん。じゃ、やめてあげる。」

 ミーヤは無表情になって、手を離した。

 その瞬間、ジワジワと快感の名残が僕の体内を駆け巡った!

 「ぅ…!」しかしその快感はどんどん薄れて行く。なのに性欲はますます高まり、中途半端で満たされない気持ちが増大して行く。

 「薬は三時間位で切れるわ。それまで、アンタはそこでおっ立てたまま、オナニーもできずに我慢し続けるのよ。果たして耐え切れるかしらねえ。」「うう!」

 体の自由はたしかにまだまだ利かないままだ。自分でトイレに駆け込んで射精させる事も、この場で姉の見ている前でペニスを握り締める事さえできそうにない。

 「つらいわよねえ、そんなビンビンなのに射精できないなんて。大丈夫、薬が切れるまで見ててあげる。カワイイ弟君がイキたくて身悶えする様子、じっくり見せて貰うわ。」「そんな…」

 くぅ…!僕は屈辱を感じながらもそれ以上に自分の性欲を抑え切れないのに困惑していた。熟練もしてくれば途中で萎える事もできるんだろうけど、今の僕には経験的に無理だ。

 「さて、どうするの?このまま我慢してみる?それとも私に頼んでみる?『射精させて下さい』って。」「くそ、それだけは!」「なあに?」「そんな事を頼む位なら耐え抜いてみせる!これでも僕は戦士志望だったんだ!」「あら、そう。」

 ミーヤは、右手人差し指でいきり立ったペニスの裏スジに軽く触れた。「うあ…」そのとたん、透明のカウパーがじわりと滲み出る。その指先の感触がさらに僕を高めてしまう。

 「こぉんなに濡れているくせに。」「ぜ、絶対耐えてやる!」「…がんばってごらん。」

 こうなるとプライドも関わって来る。僕はセックスとは別の事を考え、必死で性欲を抑えようとした。目をきつく閉じ、腰に力を入れた。

 少しすると、段々性欲も薄れて来た。いきり立っていたペニスは少しずつしぼみ始めた。もしかしたら、このまま乗り切れるかもしれな…

 「!!」

 瞬間、ゾクゾクと身震いした。実の姉が、両手で玉袋をさすり始めたのだ。さすったり揉んだりして、中の精子の増産を急速に促してる!

 「うわあ!ず、ずるいよ!」「射精させて下さいって言うだけで楽になれるのよ?」「こ、こうなったら意地だ!絶対に負けない!正気に戻ってくれ姉さん!」「私はずっと正気だよ。」

 「ふふ、萎えさせないわよ。半立ちにもさせない。でもね、絶対棒の方は触ってあげない。棒の周りだけずっとコチョコチョしててあげる。イかせて欲しければちゃんと頼むのよ。」「くそお…」

 姉の言葉通り、柔らかい指先や手のひら、手の甲が、玉袋、会陰、太もも、太ももの付け根、毛の生えている部分、お尻の穴にまで、あちこち蠢き、さすり、揉みしだいて来る!そのくすぐったさと快感が、僕の性欲ばかり掻き立てる!

 僕は腰をグリグリ動かしながら、イキたいのにイケない苦痛にあえぐしかなかった。

 「さあ、早く言いなさいよ!」「い、いやだ!」

 姉がさすっていると、快感が下半身全体に広がって来るのが分かる。全体が軽く一挙に愛撫されているような感覚。しめた、もしかしたら、ペニスに触れられなくても、そのままイけるかも知れない。

 と、不意に姉は両手を離した。まるで僕の心を読んでいるかのように、最悪のタイミングで手を離して来た。あるいはペニスの状態を見て計算したのかも知れない。

 さっきよりも強い射精願望が僕を襲って来た!もう我慢の限界だった。でも、相手が実の姉である事、女に懇願して隷従する事になる屈辱感から、やっと耐え切れる状態だった。

 僕はまた、目をつぶり、体中に力を入れて性欲を吹き飛ばそうとした。姉は何もして来なかった。きっと僕が必死で堪えている様子を見て楽しんでいるのだろう。

 段々と、性欲を抑える事に成功し始めていた。ペニスが萎え始めているのが分かる。少し萎えてはまた立ち、立ってはまたわずかに萎み、これを繰り返して、ちょっとずつ小さくなって行く。

 「見て…」不意に姉の声。目を開いてみると、いつの間にか全裸になっていた!しかも陰毛が綺麗に剃られてる!

 「はう!」「キレイでしょ。狩人派の女は、みんなアソコの毛を剃っているのよ。これは狩人派の間でしか知られていない事実。これでスパイ防止になるって訳。それに男の人を悦ばせられるし。」

 ピンク色のキレイなオンナを初めて見た。また僕のペニスは大きさを取り戻した。ミーナ姉さんは、僕の上半身も脱がした。お互いに全裸になった。

 「姉さん…」「ちゃんと言うのよ。」「…。」「射精させて下さいって私に頼みなさいよ。」

 「…だ、ダメだ!」もう少しでミーヤの言いなりになる所だった。最後の力を振り絞って、僕は耐え抜いた。

 ミーヤは自分の胸を揉みしだき始めた。「ん…あ……」淫らな声が聞こえて来る。それがますます僕の理性を奪って行く。

 「ふうん。まだ我慢するんだ。じゃあ、これはどうかな。」

 姉さんは僕の後ろに回り、後ろから抱きかかえた。背中に柔らかい胸の感触が広がる。姉さんの両腕は僕のわきの下を通って僕の胸を抱き締めている。僕の乳首を指先で弄びながら、上半身を大きく上下させて来た!

 「はうあああ…」「女の人の胸って、柔らかいでしょう?気持ちいいでしょう?」

 も、もうだめだ、もう限界だ!

 「ついでに、もっと凄い事してあげようか。」

 僕は仰向けに寝かされた。上から姉が覗き込む。と、姉は体を伸ばして僕の上に重なって来た!

 胸が顔に押し付けられ、ムニニニ…と、体をスライドさせる!胸は顔から上半身、おなかの辺りに滑って行く!

 ついに姉は僕の上にシックスナインの格好で覆いかぶさった!全身が柔らかさに押し潰される!

 でもペニスだけは触らなかった。僕の両足を押し広げ、玉袋を中心に丁寧に愛撫して来た。僕の目の前には淫らな貝が視界一杯に広がっている。でも動けない僕にはそれをどうする事もできなかった。

 ミーヤの指先がお尻の穴の周辺をまさぐっている。そのくすぐったさが僕の理性を完全に奪った。

 「ああ!もう出させて下さい!射精させて下さい!ミーヤ姉さん!」

 それを聞くとミーヤは僕から離れた。

 「はいはい、よくできました。」

 僕は仰向けになったまま、半泣きの状態だった。僕の負けだ。

 「じゃあ、約束通り、出させてあげるね♪」

 姉は僕の股の間に腰を下ろし、ペニスを見つめている。ペニスはもう、射精寸前の状態にまで高められていた。亀頭を軽く握られただけで射精してしまうのは明らかだった。

 「それじゃあ、…うりゃ。」

 「!!!」ドクドクドクビュルルルル!!!!!

 言葉もなく僕は何も考えられないまま一気に射精してしまった!ここに来る前にずいぶん溜まっていたのと、姉の愛撫で極限まで高められていたせいで、大量の精液が長い時間出続けていた!何が起こったのかを知るのはその後だった。

 ペニス全体が柔らかく圧迫されている。やっとの思いで首を持ち上げて下半身を見ると、姉の上半身が見えた。

 「えっ…ま、まさか…」

 手で握り締められて射精するものとばかり思っていた。が、姉は一挙に僕のペニスをそのツルツルのオンナで咥え込んでいたのだった。手で握られてさえ射精してしまう程に高められていたペニスは、一気に挿入されて、思考の前に射精していたのだった。根元までオンナに突き刺さっているペニスから、大量の精液がミーヤの中に飲み込まれて行った。

 「ふふふ。たっぷり出したね。ヌルヌルの液が一杯中を満たしてるのが分かるわ。」

 「そ、そんな…」「どお?初めてセックス本番した気持ちは?」

 まさか、まさか…。童貞喪失の相手が、筆おろしの相手が、実の姉だったなんて!

 「ふう。結構ショックみたいねえ。でも、そんなんじゃ、この世界、変わり果てたこの世界じゃやって行けないわよ。セックスに線引きを設けてるようじゃ。そうね、まだ薬の効果は切れてないみたいだから、もうちょっとだけ遊んであげる。」

 結合したままミーヤは腰を前後左右に小刻みにうごめかした。するとオンナがムニムニとペニスを揉みしだく。

 「うぅ!」「若いわねえ。出したばっかりなのに、萎えないしまだ感じていられるんだもの。」

 クチクチと軽い音を立てながら、段々ミーヤの腰の動きが激しくなって来る。ペニスはオンナの激しい躍動に再び高められた。

 「はぁぁ…!」「気持ちいいんだ。いいよ、もう一回出しちゃっても。」

 そう言うと姉は突然腰の動きを止め、その代わりに一層きつくペニスを締め付けて来た!特にカリや裏スジ辺りが柔らかく圧迫され、また僕はあっという間にオンナの中に射精してしまった。

 立て続けに二回射精させられ、僕は段々気が遠くなって来た。「ふふ、疲れたのね。いいわ、お休み。」

 射精の充実感と、全身から血が引いて行くようなけだるさの中で、僕はまた深い眠りに落ちて行った。
 

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