えろいぞん 4


 ついに俺は捕まった。

 数十人の女の群れが一斉に俺を包み込む。四肢を掴まれ、右腕も左腕もがっしり抱きかかえられて、若い乳房に引き寄せられた。顔面にも少女たちのおっぱいが数人分押しつけられ、強制的に乳首を舐めさせられた。両腕も何人ものおっぱいに包まれてしまっていて、手のひらは誰かの乳をムリヤリ揉まされていた。

 俺の両足は女たちの太股に包み込まれる。何人分の生足が密着しているかも分からないくらいだ。それがすべて独立に、スリスリと俺の肌をこすりあげてくれている。内股もオンナ表面もしきりにこすりつけられ続けた。

 背中にも女体がはりつき、おっぱいやお腹や脚で密着して押しつけこすりつけてくる。俺のお尻も女手で揉みしだかれ、ワレメをかき分けられると、白魚のような少女の指が何本もアナルにねじ込まれ、前立腺から犯されている。

 わき腹も玉袋も会陰も首筋も、空いているところはすべて女たちの柔らかい手や指で愛撫されている。脇の下や足の裏などのくすぐったいところは、何人もの指先がいたずらっぽくくすぐり続けた。

 そして、同い年くらいの少女が騎乗位で結合、自分からガンガン腰を振ってペニスをむさぼっている。あの最後の扉トラップと同じように、極上の名器で直情的な締まりを具えながら、とことんまで性感神経を刺激しつくすバイブ振動が加わっている。

 その周囲に裸体の群れが群がっていて、完全に俺の全身が包み込まれてしまっていた。

 想像したとおり、射精は止まらなくなった。

 何分も律動が続いていて、出し尽くして精液が枯れても、多幸感と脈打ちが続き、ペニスがびくんびくんと小刻みに跳ね上がりながら、そのスピードと快感を増していく。イク時のペニスの律動だけが続いて、精液が出ていない状態が続く。

 それでも急ピッチで精液が体内で生産され、できたての生殖細胞は誰かの膣内に吸い上げられていく。

 生足もおっぱいも、膣も手も、少女たちは交代しながらみんなで分担して俺の全身を余すところなく快楽にさらす。もはや、俺の体で刺激されていない部位は一センチたりとも余っていなかった。

 みんなでオンナ表面をこすりつけながら、愛液で俺をローションまみれにする。すると俺の体を滑る女手や乳房やふとももがみずみずしさとなめらかさを増し、彼女たちの攻撃力をどんどん高めていくのだ。つまり、交われば交わるほど、俺の快感は強まり、ますます早く長くペニスを律動させる仕組みなんだ。

 どんどん現れてくる裸の娘たち。すでに通路は若娘で埋め尽くされ、俺一人めがけて何百人と群がってくる。次から次へとペニスを犯し、律動し続けるペニスを我先にとオンナに収めていっては快楽を愉しんでいる。

 俺が崩壊して、エレベーターに乗るという意志を固めるまで、この宴は続くんだ。

 いや…もしかしたら、その前に艦長が自爆装置を発動させてくれるかも知れない。そうすれば…俺はブラックホールに飛び込まないで済むのかも知れないな。ただし、あと数秒で俺は理性を失う。どっちみち助からないだろう。みんなが助かるなら、俺はどっちでもかまわない。…さようなら…



###綾瀬目線###

 佐藤と田中に指示を出した僕は、一目散にマツモ・トリセ号の天井裏に忍び込んだ。そのまま匍匐前進で、音を立てずにブラックホールの大部屋の上まで突き進んでいった。音を立てずに匍匐前進する訓練は充分受けている。簡単には気づかれない。

 僕の役目は重大だ。

 まずは、ブラックホールの部屋の上で息を潜めて待つこと。田中が装置を破壊しないかぎり、僕はそれ以上進むことができない。

 天井裏は通気口がたくさんあって、下の様子をうかがうことができた。ブラックホールに向けて、風が吸い込まれているのが分かる。

 この風がやまなければ、僕は先に進むことができないんだ。あのブラックホールの裏側には、自爆装置がある。装置が破壊されないかぎり、自爆装置のスイッチを入れる前に、あの吸引力で、僕はブラックホールに吸い込まれてしまう。装置を止め、吸引が収まったところで、素早く下に降り、自爆装置のスイッチを入れる。…そこまでが僕の任務だ。

 部屋の様子をさらにうかがう。どうやら井笠の姿はなさそうだ。ブラックホールの中か。

 井笠は…もはや人間じゃない。地上の王となるべく、淫魔界と契約して、自分自身を淫魔に変えてしまった魔物だ。

 そのセックステクニックは、もはや生身の人間のそれをはるかに超えてしまっていることだろう。つまり、彼…いや彼女に捕まることは、即、任務の失敗を意味するのだ。

 彼女に見つかったら一巻の終わりだ。見つかる前に、自爆装置のスイッチを押さなければいけない。

 スイッチを押すこと自体は簡単だ。装置の停止を待って通気口の穴を広げ、ブラックホールの裏側に回り、自爆装置のボタンを押すだけでいい。その手の訓練を積んできているから、下に降りてからスイッチを押すまで10秒もあればいい。見つかる前にスイッチを押すこともできるだろう。

 スイッチを押してしまえば、僕以外の誰も、装置を取り消すことができない。別の者が装置を取り消せたら、自爆できる可能性が激減するから、自動認証システムが搭載されているんだ。つまり、取り消しの操作ができるのは、自爆装置のスイッチを押した者だけなのだ。押してしまいさえすれば、井笠に見つかっても、彼女はもう、どうすることもできない。僕は自爆を取り消すつもりなんか毛頭ないからね。

 井笠はきっと、ブラックホールの中で、自分の力をチャージしているところだろう。ブラックホールの中は、そのまま異世界、淫魔界に通じている。彼女は淫魔界に戻り、その淫気を吸い込んで、失われた魔力を取り込んでいるに違いない。

 魔力が戻ってしまうのが早いか、制御装置の破壊(田中)が早いかの勝負だ。田中が早ければ、こっちの勝機は確実に上がる。ほぼ100%、成功するだろう。

 だが、井笠が思ったよりも早く戻ってしまえば、彼女は僕たちを捜し出し、一人一人犯しつくして、ブラックホールに引き込んでくるはず。僕が自爆装置を押そうとするのを快楽で阻止することもできてしまう。そうなるとかなり任務は厳しくなる。

 この任務は、誰が失敗してもだめだ。たぶん佐藤は大丈夫だろう。田中は…きっとなんとかしてくれる。あとは…僕次第だ。

 自爆装置が発動すれば、井笠は慌ててブラックホールから飛び出してくるに違いない。そうすれば僕を捕まえ、なにをして来るやら…

 たぶん、僕は戻れない。

 井笠をブラックホールルームに押しとどめておくことも、僕の大切な役割なんだ。地球に彼女ごと送り込むようなことがあってはならない。せっかく七星号を切り離しても、船内でみんな犯しつくされ、地球で同じブラックホールを生成し、井笠は地上の王になってしまう。僕と一緒に、このブラックホールルームに押しとどめたまま、ここで七星号が切り離されるのを見届けなくてはならない。

 それでいいんだ。佐藤と田中が助かり、国王と井笠の陰謀を公表することが、僕の目的だからね。覚悟はとっくに決めている。

 それはそうと、自爆装置を押して井笠を押しとどめるまで、僕は気をしっかり持っていなければいけないな。

 ブラックホールの影響で、この船も七星号も、淫魔どもによる恐怖の快楽装置と化している。佐藤や田中だけじゃなく、僕の下半身にも、淫魔どもの魔の手が伸びてくるに違いない。その快楽に耐え、理性を保っていなければ、自分からブラックホールに飛び込むことになってしまうだろう。

 たぶん、幻覚と現実が入り交じった状態で、裸の女が現れるのだろう。夢でもあり、現実でもある状態を作り出すのが彼女たちの得意技なんだ。

 そういうことができるとすれば…その源泉はあくまでこのブラックホール。たぶん、レーダーや探知機のたぐいは役に立たないはずだ。精神に直接影響しながら実体化するというのは、この宇宙の物理法則にはない。とすると、この作用は、井笠の不活性反物質のなせる技に違いないからだ。

 するん! 「!!」

 突然誰かが僕の半ズボンを引っ張り、一瞬で脱がせてきた! 抵抗も空しく、早業で半ズボンは脱がされ、風に舞うようにどこかに飛んでいってしまう。だが、敵の姿はない。…やはり、姿が見えない反物質の”ゴースト”がいっぱいいるんだ。

 僕はあっさりと全裸にさせられてしまった。ということは、もうすぐ…女が現れるということだ。

 僕はあえて警戒を解いた。

 レーダーにも映らない相手。突然出てきては精を抜き取る敵。避けることはできないんだ。

 やれるとしたら、快感に抗い、気をたしかに持って、なるべく精液を奪われないように踏ん張ることだ。しかし…相手は極上の女性ばかりだ。そう簡単に射精を抑えることはできないだろう。何か別の方法で、敵を撃退しなければいけない。敵と遭遇してからの僕の行動次第ということになる。だが、どうすれば撃退できるのか…

 金子先輩…あなたは、快感にまみれながら、最後の理性を振り絞って、現状を打開しようとした。あなたは尊敬すべきすばらしい人だ。あこがれであり、好きな相手であり、添い遂げたかった方だ。

 彼女を奪った奴らが許せない。

 僕にできることは、…金子先輩を想い、彼女のために、他の女では射精しないと踏ん張ることだ。

 「ねえ…そこでなにしてるの?」後ろから声がかかる。井笠ではない。いよいよ敵のお出ましか。

 「お姉ちゃんと、いいコトしようか?」女性が僕の下に滑り込んでくる。逃げようとしても無駄だと分かっていたので、僕は抵抗をやめた。

 僕の下に潜り込んできた女性は、20歳くらいの若い大人だった。年上の、体が女としてできあがった、僕より背の高い、さわやかな感じの美女だった。下からむぎゅっと抱きしめられ、そのなめらかで柔らかな肌の感触に包み込まれてしまった。心臓が高鳴る。

 スベスベのふとももが僕の足を滑っていく。そのむっちりした感触が、僕の性的興奮を高めていった。

 僕にできることは、金子先輩を想い、この場所にじっとしていながら、快感に耐えることだ。「金子先輩…まけないよ…」

 「くすくす…」むぎゅうう!

 「ぐあっ…」上から急に圧迫される!

 僕の上にも同じ20代前半くらいのレディが覆い被さってきたのだ!

 僕の体は上下、2人がかりでサンドイッチされてしまっている。もともと狭い屋根裏を匍匐前進していたのだから、3人で重なればみっちり。前にも後ろにも逃れることができない。

 初めから敵は2人だったんだ。初めから、僕を上下サンドイッチして捕まえる気だったんだ。

 上からも下からも、みずみずしい裸体に包まれ、ムニムニと全身を揉みしだかれてしまっている。どんなに金子先輩を想っても、男としての生理現象がどうしてもペニスを隆起させてしまう。大昔の男性の生理反応はこうだったんだな。そりゃあ、人口も増えたに違いない。

 「ほら…いれるよ?」甘いささやきとともに、下の女性が腰を突き上げてくる。半立ちのペニスはあっさりとオンナ表面にあてがわれた。

 すると、上の女性がグッと腰を落とし、僕のお尻を押してきた。ペニスはどんどん下へとねじ込まれ、オンナの奥深くへと入っていく。年下の未熟なペニスは、大人の膣の中にあっさりと収められてしまった。

 「うああ…」突然のくすぐったい感覚に、僕はつい我を忘れそうになった。

 ペニス全体が悩ましく締め上げられ、潰されてしまうのではと思うほどきつい。それでいて全体を包み込む熱い肉は、どこまでも軟らかく、優しかった。入れただけなのにじわりと射精感が高まってしまう。

 だめだ…このまま快楽に屈しては負けだ。僕は力を入れて踏ん張った。

 「お姉ちゃんたちに任せてね。」上の美女がしきりに腰を上下させてきた! するとぐっぐっと僕の腰が勝手に上下し、正常位での結合のまま、ペニスがオンナに出し入れされてしまう。締まりとヒダがなまめかしくペニスをしごきあげ、えもいわれぬくすぐったい気持ちよさが、僕の股間から全身へと広がっていった。

 上下から女体がうごめき、スベスベの柔らかい肌触りが、僕の全身を妖艶に撫でさすり、押しつけこすりあげ、快楽を倍増させてきている。

 「あふうっ…だめ…金子先輩…ううっ…」僕は金子先輩を想った。彼女以外の女なんかに精子を奪われるなんて! そう思って踏ん張り、快楽に抗った。

 「ふふっ…意中の子がいるんだね。」「じゃあ、私たちが忘れさせてあげるね。」上下から女体がさらに悩ましくうごめき、腰を振る速度が上がった。

 「あっは…いい子ね…いい気持ちだよ?」下のレディが息を荒くする。

 「!」

 僕は何かひらめいた。

 快感に負けないようにと踏ん張っても、あまりに甘く優しい女体と膣の感触は、ペニスをとろけさせ、どんなにがんばっても、やがて抵抗の壁は打ち崩され、精液を搾り取られてしまう。

 だが、性的な行為は、男性に快楽を与えるだけでなく、交わっている相手の女性にも、快感を与えている。

 DVDで見た通り、チーム・かねこの女性メンバーも、快楽に染まって乱れていたな。

 快感に抗おうとするだけでは、この淫魔どもの誘惑をはねのけることはできないんだ。

 快感に耐えつつ、このペニスの力で、相手のオンナに快楽を与え、射精と同じように、相手の女を絶頂させることで、敵を打ち破る。

 相手は熟練の女たち。僕が頼りにできるのは…金子先輩に対する貞操観念だけだ。彼女のことを想って快楽に抗い、射精しないように踏ん張りながら、ペニスで女をイかせ続ける。

 幸い、金子先輩のことを想うと、体が改造される前の、純粋な気持ちに戻ることができる。セックスを快楽とするのではなく、あくまで精神的に満たされている高揚状態に戻ることができる。それは、性交をただの肉欲の快感としか捉えない淫魔どもの魔の手と対極をなす。

 つまり、金子先輩を想っている間、目の前の女では抜かれるまいという意志が強まり、快感が弱まるんだ。その間、ペニスは膣内をかき回し、女体を快楽に誘う。敵が絶頂すれば僕の勝ち、目の前の女は消えてしまうだろう。

 だが、敵の女の性的な攻撃に屈し、その魅力に負けて射精すれば僕の負け。彼女は消えず、さらに膣を締め上げては僕を射精させ続けようとしてくるだろう。負け続ければ…金子先輩への想いも消え、女たちのいいように快楽漬けになって、ついには任務を忘れてブラックホールに飛び込んでしまうというわけだ。

 たぶんこれだけが、この快楽装置を打破する唯一の方法だ。僕には金子先輩がいるが、佐藤も田中もその方法には気づかないだろう。彼らの無事を祈る。

 快感は減少している。とくに難しいテクニックなどを知らずとも、上の女が勝手に僕の腰を揺り動かし、ペニスを勝手に出し入れさせてくれている。時間とともに下の女は高められ、やがて絶頂していくはずだ。そうすれば上の女をセックスでイかせて倒し、先に進むことができるんだ。

 それを続けている間には、田中が制御装置を破壊する。そうすれば、この狭い屋根裏通路からも脱出できるはずだ。

 これは、金子先輩への純潔を誓う僕と、金子先輩を忘れさせて射精させようとする敵の女たちとの戦いなんだ。

 僕は二人の女に挟まれた状態のまま、しきりに金子先輩に操を立て、ペニスを包んでしごき上げるオンナの攻撃に耐え続けた。体を揺り動かし、僕の胸板で彼女の乳房をこねくり回すようにすると、女体への快感は大幅に増えたようだ。彼女の精力も減り続けている。

 むぎゅううう!

 「え? あっ! うあ!」下のレディは僕のペニスをぎゅっと締め付けた!

 突然ペニスへの快感が跳ね上がり、射精へのカウントダウンが始まっていく。「あははっ…君のおちんちん、とっても悦んでるね♪」そこへ上の女の容赦ない腰フリが襲いかかり、さらに狭くなったオンナでペニスが出し入れさせられる。

 か、金子先輩っ!

 僕はさらに体を揺り動かし、彼女の上半身をまんべんなくこすって快感を与えた。

 ぎゅ! ぎゅぎゅっ! 大人のオンナがペニスを締め付ける!

 膣が締まる度に、金子先輩のことが一瞬頭から離れ、目の前の美女の魅力が頭を満たしていく。彼女の存在感が大きくなり、そのままこのお姉さんの中で出してしまいたい衝動に駆られてしまう。

 それをすんでのところで押さえつけ、金子先輩のことを思い直し、体勢を立て直す。

 僕はさらに彼女の乳房を胸板で愛撫、ペニスの力で膣内をかき回し、さらなる快感を与えてやる。

 「あっは…いいきもちっ…んんっ!!!」お姉さんはブルルッと震えると、絶頂を迎えたようだ。

 この快楽装置は、男から精液を奪い取ることを目的に作られており、まさか自分が責められてイかされるということは想定していないのだろう。かなりあっさりと、女がイッてしまったのだった。

 精液を奪うことができないまま、彼女は霧のように消えていった。

 やはり僕のもくろみは正しかった。制御装置が破壊されるまで、僕はここで女たちと戦い続け、相手を絶頂させ続けていればいい。それが本当の突破口だったんだ。

 僕は上のお姉さんに体を回転させられ、あおむけに寝かされた。そのまま騎乗位で結合してくる。

 さっきと同じだ。金子先輩にこそ、精液を捧げるべきなんだ。

 「金子さんなんて、忘れちゃいなよ。私がかわいがってあげる。」「くっ…だれが…」

 「じゃあ、これはどお?」お姉さんはオンナをぎゅっと締め付けた。「あう! 気持ちいい…」ペニスに圧迫が加わり、性感神経がまんべんなくくすぐられてしまう。

 彼女はゆったりと腰を振りながら、ペニスをしごき上げつつ、容赦なく締め付け続けた。

 僕も負けてはいられない。3人が密着していないといっても、まだまだ狭い空間だ。上に覆い被さっているおねえさんが腰を振れば、それで床から天井までいっぱいになってしまう。複雑な体位はできない。

 ものをいうのは愛撫攻撃だ。僕は両手で下から彼女の乳房を揉みしだき、ついで両腕を優しく撫でさすって攻撃を加える。

 「あああ…この子…いい気持ち…」お姉さんは快感に打ち震えている。やはり、この女たちは自分が責められることは想定せずに現れているんだ。だから、必死で愛撫してあげれば、比較的短時間でイッてしまうのだな。

 ぎゅうう!

 膣が締まる! 僕を間近で見下ろす、顔立ちの整った大人の美女が、顔を上気させたまま、年下の男子のペニスを強く圧迫する。

 「ねえっ! 私を見て! 私で心を満たして!」「ううっ…」股間の奥がくすぐったくなる。

 さっきの下の美女のオンナにもさんざんしごかれたあとの戦いだ。精液は玉袋にパンパンに溜め込まれ、いつ出してもおかしくない状況だ。僕は金子さんを想いながら、しきりにお姉さんのわき腹を撫でさすって責める。

 ぎゅうっ! またオンナがペニスを締め付けた!

 「ああっ!」射精前の多幸感が股間を押そう。

 だめ! 金子先輩! イクものか! 出してたまるか…金子…あああっ!

 股間に渦巻く強烈なくすぐったさには勝てなかった。脈打ちが始まらないように踏ん張っていても、イク直前のきゅ~んとしたくすぐったさには敵わなかった。僕はお姉さんの顔を凝視しながら、彼女のきれいな顔に釘付けになり、その膣の具合に酔いしれた。

 ごぼぶっ! どくっどくっどくっ…

 「あははっ…でてる…いっぱいだね♪」精液が膣内にあふれかえる。

 「もっといいきもちになろ?」お姉さんはさらに腰を振り、第二戦を開始。さらに精液を絞り上げようとしているんだ。

 僕はこのお姉さんの大人の魅力に負け、金子先輩のことが頭から吹き飛んだ瞬間、射精を許してしまったのだった。

 まだまだ、お姉さんは自分の魅力を僕の体と心に刻み込んでくる。今度もオンナの締め付けに翻弄されたら、また抜かれてしまうだろう。

 負けるものか。僕は両手で彼女の背中を撫でさすった。「あああ! いいっ! イク! うああ!」お姉さんは乱れた。そして…

 びくん!

 彼女もイク寸前だったのだろう。今度はあっさりと僕の勝ちになった。

 お姉さんは消えていった。

 僕はまたうつぶせになる。これだけ乱れても、井笠に見つかってはいない。ブラックホールの中からは外の様子は分からないのかな。

 ここで装置が破壊されるまでじっと待ち、襲ってくる女たちをイかせ続けるしかない。

 むぎゅっ! 突然僕は上下から圧迫された。早速次の女たちが、上下から二人がかりで僕の体をサンドイッチしてきたのだ。

 体勢はさっきと一緒。正常位で結合し、上下から挟み込んでムリヤリ僕の腰を動かして、射精させようとしているんだ。

 今度は胸の大きな妖艶な女性と、細身ながら肌のきめが細かいお姉さんだった。

 僕は上下で包み込まれたまま、ペニスをオンナにねじ込んだ。そして先手必勝といわんばかりに、愛撫攻撃を開始した。

 すると、妖艶な美女はペニスをぎゅっときつく締めた。

 股間が破裂してしまいそうな甘美な感触。さっきまでの女性たちとは味わいの違う、熟練した膣圧だった。

 僕は負けないように、今度は彼女の首筋を愛撫した。「うっく…」

 お姉さんは身を震わせ、快楽を愉しんでいる。

 ぎゅっ! ぎゅっ! ぎゅっ!

 お姉さんは小刻みにペニスを締め続ける。それが優しい揉みしだき攻撃となり、ペニスから精液を搾り取ろうとうごめいてくる。

 「はあっ、はあっ…」精液が溜め込まれる。一週間くらい抜いていないのと同じ状態というのはこういうことを言うのか。そこへ極上のオンナの締まりが襲いかかっているのだ。普通では耐えきれない。

 「金子先輩!」僕はグッと快楽をこらえ、こんな女では射精しないぞと強く誓った。そして愛撫攻撃をさらに強めた。

 「あふっ…ボク…上手だね。もう私…」お姉さんは絶頂を迎えそうになった。あと少しだ。

 突然これでもかとオンナがペニスを締めまくった!

 「うわあ!」多幸感が下腹部を覆い尽くす! 金子先輩! 金子先輩! 僕は必死で金子先輩を想った。「ねーえ? そんな女より私のココの方がイイでしょう?」甘くハスキーなささやきが脳天をくすぐった。

 びゅくっ!

 また精液が噴き出していく。イキやすくなっているのは、なにも女の側だけではなかった。

 僕は射精しながら愛撫を加え、お姉さんをイかせ倒した。

 イッたばかりのペニスにまたがってくるスレンダー美女。ペニスを騎乗位で飲み込むと、しっかり腰を振りながらペニスを締め上げる!

 負けるものか。僕は彼女の全身を撫でさすりながら、女体を悦ばせた。

 このお姉さんの肌は透き通るように白く、どこまでもなめらかだった。

 手に吸い付く表皮細胞は、みずみずしく、腕も肩も内股のようにやわらかくなまめかしくシコシコしている。

 騎乗位で滑っていく彼女の腰や内股やお腹は、ペニスだけでなく、僕の全身を悩ましく滑っていく。吸い付く肌触りは、ペリペリと僕の肌を名残惜しそうに離れていってはまた密着をくり返す。

 その白い肌の感触が僕をいやがおうにも高めていった。

 「ね、金子先輩と私の白い肌、どっちが魅力的かなぁ?」そう言いながらスレンダーなお姉さんはオンナをきつく締め上げた!

 「ああっ…」「私のこと、好きになっていいよ? いっぱい愛してあげる。金子先輩なんか忘れちゃうんだから。」「くっ…わすれるもんか…」「…これでも?」

 ぎゅうう! ぎゅうう! ぎゅぎゅぎゅ!

 お姉さんは僕のペニスをこれでもかと締めまくった!

 ああ! イキそうだ! 全身にはりつくなめらかな肌が、さらに射精をうながし続ける。

 出したばかりなのに、射精直前の感覚がまたもやこみ上げる。

 くっそお! 僕は素早く彼女の控えめな胸を乱暴に撫でさすり、その性感神経をとことん追い詰めた。

 だめだ、出ちゃいそうだ!

 「あああん!」こっちが脈打つ前に、お姉さんの方が先に果てた。

 「あふ…」美女たちが消え、僕だけが取り残された。じわりと股間がくすぐったく疼く。いつ出してしまってもおかしくない状態だ。まずい…このまま連戦したら、イかされてしまう。なんとか急速をしなくては。

 「センパーイ」「お兄ちゃん!」

 だが、僕に休息の選択はなかった。

 二人の美少女が僕の上下にやってきて、またもやサンドイッチでむぎゅっとしがみついてきたのだ。

 「あああだめっ! いまは…まだっ!」僕は少女たちの肌の感触にブルルッと身震いした。

 「あたし…みか14歳。」「あや13歳。」「あたしたちがいい気持ちにしてあげる。」「お兄ちゃん…エッチなコトして、私たちの体で気持ちよくなってくださいッ!」

 今度現れたのは、僕より年下の、発達途中の美少女たちだった。

 まるっきり子供の顔だ。それでいて、あどけなくかわいらしい。上下の娘ともおっぱいはふくらみかけだが、肌のきめの細かさはやはり若々しさを醸し出し、さっきのスレンダー美女のきめの細かさと同じくらい吸い付く肌触りを具えていた。そして、その生足やお尻はすでに、受胎可能な女性のものへと成長してしまっている。ぷるぷるもちもちの肢体が、僕の体を挟み込んでいる。

 「ね、センパイ、入れて?」みかちゃんが腰を突き上げる。幼い顔立ちが笑顔で僕を見つめ、その魅力にどきっとしてしまう。

 だめだ! ここで入れてしまったら、あっという間に射精させられてしまう。ペニスは限界に達していた。

 「い、いやだっ!」僕は腰を引いて抵抗した。「だめですよぅ!」上からあやちゃんが腰を突き出し、僕のお尻を力ずくで落とそうとしてくる。

 とっさに僕は腰をひねり、みかちゃんの膣内にペニスが入ってしまうのをすんでのところで避けることができた。先端が彼女のツルツルの表面や脚の付け根にめり込んでしまう。それだけで、射精の脈打ちが始まってしまいそうだった。

 「やあん。センパイ。入れてくださいよぅ! ね、先っぽだけでイイから。ね?」女の子が懇願してくる。その甘い声に酔いしれてしまう。

 するとあやちゃんはもう一度僕のお尻を押し、挿入に持ち込んで来ようとした。「ああっ!」僕はまた腰をひねって、挿入を避けた。先端がプニップニのお腹に押しつけられる。

 「ああん! しようよぉ!」みかちゃんが腰を突き上げて振ってくる。オンナ表面のワレメが、ペニス先端をしきりにこすってきた。そのくすぐったさに、腰の力が抜けていった。

 「お兄ちゃんっ!」そのタイミングであやちゃんが腰を落としてきた!

 「うああ!」ペニスはするりと、みかちゃんのオンナに入ってしまった。

 「えーい☆」ぎゅううっとみかちゃんのオンナがペニスを締め付けた。「あがっ!」多幸感が急に強くなる。このくすぐったさが始まったが最後、自分ではどうすることもできない。

 びくっびくっ…律動が始まり、精液がみかちゃんの中に注がれていく…年下の思春期少女の感触に包まれたとたん、強い直情的な締め付けに逢い、僕はイッてしまった。

 「ほらね、センパイ、気持ちいいでしょ。…ね、もっといっぱいしよ?」14歳の未発達なオンナがさらにうごめきながら、腰を左右に振ってペニスを揉みしだいてくる。もぎゅもぎゅと締め付けたまま、上のあやちゃんの腰に合わせてペニスがしごかれていく。

 こうなったら戦うしかない。

 僕はみかちゃんのわき腹を丹念に愛撫した。くすぐるようでいて、絶妙に性的な愛撫に持ってくるような手つきで、スベスベの女体を撫でさする。

 「あふっ!」みかちゃんはぶるっと震え、少なからぬダメージを受けた。

 ぎゅみい! 「はうっ…」オンナが締まる。強い快楽が股間に襲いかかる。みかちゃんのきめの細かい肌触りがこの快楽を後押しし、倍増させていくのだ。幼い、まるっこい顔が僕の間近でニコニコと微笑む。ああっ…なんてかわいらしい…

 僕は気を取り直して、みかちゃんの首筋に吸い付き、ちゅううっとくすぐったく吸い上げた。みかちゃんは精力を消費しながら悦びに顔を上気させる。

 「ね…センパイ、私のこと好きになってください!」ぎゅぎゅぎゅ! またもやペニスをきつく締めるみかちゃん。

 「あ…あああ…」揉みしだかれる快楽に、あやちゃんの腰使いが絶妙に絡み合い、ペニスがとろけそうな心地よさに翻弄される。僕の上半身には、ふくらみかけの乳房がぴったりはりつき、ぐにゅっと潰れながらこすりつけている。その柔らかさと吸い付き感にも、僕の心を奪う要素が充分にあった。

 あどけない顔ながら、体はできあがりはじめ、それでいて膣の感触はどこまでもやわらかで心地よい。スベスベとこすれあうみかちゃんのふとももの感触がシコシコしてて心地よい。こんなかわいい娘と快感を共有しているんだ。

 「金子先輩のこと、忘れさせてあげるね?」さらにみかちゃんはオンナを締め上げ、強制的に出し入れされるペニスをこれでもかと快楽漬けにしてくる。

 あああっ…金子先輩…みかちゃんの魅力に翻弄され、その肢体のあまりの快楽に、自分を見失ってしまいそうだ。

 今まで僕は、金子先輩のような凛とした年上の女性が好きだと思っていた。しかし、こんなかわいらしい年下の美少女も好みだったみたいだ。自分の気づかない一面を、この美少女に思い知らされた感じだ。

 僕はみかちゃんの全身を撫でさすり、ペニスを出し入れしてオンナを悦ばせた。

 「あ! あ! あ! あ! あ!」みかちゃんはイキそうになっている。

 「センパイ…すき…」みかちゃんは僕のペニスをこれでもかと締め上げた! もっちりした女体がしつこくしがみついてくる。

 ああっ…かわいい…きもちい…あうっ!

 金子先輩のことが頭から離れ、心がみかちゃんでいっぱいになった瞬間、強烈な多幸感に包まれる。きゅーんとこみあげてくる強いくすぐったさに、僕はなにもかもを忘れる瞬間を迎えた。

 ごぼぼっ…

 体液が14歳の膣に吸い上げられる。僕はみかちゃんの魅力に負けてイッてしまった…

 二回も少女の体に搾り取られたにもかかわらず、特殊な淫気で精液が急に生産され、何度でも出し続けることができてしまっている。その快感に翻弄され続ければ、僕の精神も崩壊してしまい、ついには自分からブラックホールに飛び込んでしまうんだ。

 自分好みの女の子に性器でかわいがられると、貞操観念まで吹き飛んでしまう。恐ろしいトラップだ。

 僕はみかちゃんの体を愛撫し、最後の仕上げに入った。「ひゃああ!」イク寸前だったみかちゃんはあっさり果ててしまった。

 こっちの強みは、金子先輩のことを想えば防御力が上がることと、敵精力が極端に低く防御力も低いために、愛撫攻撃であっさり倒せることだ。

 だが、向こうの強みは、やはりその女としての魅力と、オンナの魅力だ。こっちの精液もすぐにパンパンに溜め込まれるため、締め付けと単調な出し入れだけで、こっちも簡単に絶頂してしまい、しかも何度でも続けられてしまうのだ。

 みかちゃんが消えると、今度はあやちゃんの番だ。僕はあおむけにされ、騎乗位で結合する。これも同じパターンだ。

 みかちゃんに比べて華奢な体つきで、全体が細い。胸もまるでふくらんでいない。しかし、その生足はすでにきめ細かく、女性的な内股のふくらみや、おいしそうにすらりと伸びたふくらはぎが、十分な搾精能力を具えていた。そして、ペニスを飲み込んだ幼い膣も、あどけない表情も、かなり心地よく魅力的だ。彼女の下半身はすでにレディなのだ。

 あやちゃんは僕のイチモツを締め付けた。「うっく…」心地よさが全身に広がっていく。あやちゃんの方から腰を振って、ペニスは自動的にしごかれている。そこにローティーンのオンナがペニスを締め上げ、根本から先端までのすべての性感神経をまんべんなく甘い快楽に誘ってくる。

 僕は彼女のお尻やふとももを撫でさすって応戦、敵精力を大幅に削っていく。

 「ねえお兄ちゃん…私、気持ちいいですか?」あやちゃんは華奢な体でけなげにペニスを締め付けた!

 「お…おおお…」熱く包まれる肉厚に悩ましいため息を漏らす。

 僕はつるつるしたお尻を撫でさすりながら、その吸い付く感触を愉しんだ。「ああっお兄ちゃあん!」あやちゃんは快楽に震えている。

 「好きです! 金子先輩じゃなくて、私だけを見てください!」直情的な締め付けと、懇願するけなげな目線が、体だけでなく僕の心まで犯してくる。このままあやちゃんの魅力にさえ負けてしまいそうだ。

 ダメだ、いつまでも金子先輩以外の女に射精し続けるわけにはいかない。僕は心を鬼にして愛撫の手を強め、スピードも上げた。

 「あああだめえ!」あやちゃんは未発達な肢体を快楽に染め上げ、体をピンク色に上気させながら絶頂した。僕はあやちゃんの魅力に負けることなく、彼女に精を注がないで済んだ。

 僕はうつぶせに戻り、下の様子を眺めた。とくに変化はない。…そろそろ、田中が装置を破壊できる頃合いだが…エッチな誘惑に翻弄されすぎて時間がかかっているのだろうか。頼む、僕の精神がまともなうちに、なんとか成功させてくれ!

 「かわいい子、はっけん…うふっ」

 僕の下に体をねじ込んできた敵の女。今度は完全に大人の女性であり、肉付きのよい熟練したお姉さんだった。

 「あははっ、セックスしようよ!」次いで上に乗っかってきたのは年下の若い女の子だった。

 「私は加世子27歳。上の小夜子は14歳。年の離れた姉妹なの。」「いっぱい気持ちよくなってねー?」

 今度の敵は27歳のお姉さんと、14歳の若娘だ。上の女の子がえいえいっと腰を振ってきて、僕のお尻を押し、姉の膣に挿入させようとしてくる。姉もまた、自分から腰を突き出して、僕のペニスをはめ込もうと巧みにうごめいてきた。

 「あぐっ!」ペニスは抵抗も虚しくあっさりと熟女のオンナに収められてしまった。腰を引こうとひねろうと、元気系の妹の腰使いにぐいぐい押され続け、熟練した姉の腰つきに翻弄されて、瞬時に挿入させられてしまったのだ。右に腰をひねってペニスを入れられないようにしたが、慣れた腰つきがぴったりついてきて、避けた先にワレメが来るように仕向けられていた。そこへ妹の怒濤の押しつけが襲ってきたのだから、たまらず入ってしまったことになる。

 姉は容赦なくペニスを締めまくった!

 「あ! あああ!」「うふっ…どお? 大人のオンナの…とろとろの味わいでしょう?」

 ずっと年上だが、まだまだ若く、肌のハリは失われていない、真っ白い肉体を具えたお姉さん。肉付きがよく、胸だけでなく腹回りも生足にもむっちりと脂肪を蓄えている。それでいて太りすぎを感じさせるわけでもなく、きめの細かいみずみずしさの肌表面積を増やす結果になっている。

 ある程度の年齢になれば太りやすくなるが、それをも女性としての魅力に変換できるアラサーの魅力に満ちあふれたお姉さんは、ずっと年下の僕を上にのせて自慢の膣圧で若いペニスを翻弄しているのだ。

 妹のような若さは失われ、20代前半のハリもやや衰え始めているが、それを補って余りある経験と、すでに数え切れない男を受け入れて締め上げてきたためにグレードが上がっているオンナ、どうすれば射精させられるかを熟知したテクニックが、彼女の攻撃力を格段に高めている。

 全身が肉厚なため、包み込まれる快感に少年をさらすことができる。結婚したら多産だろうと思わせるその苗床の豊かさは、熟し切った果実の甘さを200%体現していた。

 妹は姉と息を合わせて、的確に腰を振って僕のお尻を突き動かしてくる! 絶妙なタイミングで右にひねり左にひねりながら、グッグッと腰を突き出して、強制的にペニスを姉の膣で出し入れさせてくる。ゆったりした動きではなく、かなりの早いリズムで腰を振らされていた。

 むっちりと僕の全身を包み込んだまま、ぎゅっぎゅっとオンナを締め上げ、ペニスのすべての性感神経をこれでもかと刺激しながら、ペニスの出し入れに応じて的確な場所を熱いオンナでくすぐり続けている。

 同時に腰を左右にひねり、ぐいぐいと腰を突き上げてきて、妹の動きに呼応していて、出しても入れても最高の快楽になるようにタイミングを合わせているのだ。

 愛液がたっぷり分泌されているために、出し入れがかなりなめらかだ。僕がどんなに腰を引こうと、動きを止めるよう力を入れても、下の姉の方から腰を突き上げてペニスをしごいてくれるので、快感からはどうしても逃れられない。

 反撃しなければ、一方的に絞られてしまう。僕はお姉さんの首筋からわき腹までさすり、快感攻撃を加えた。

 「うふっ…くすぐったい…」なっ…!! 加世子さん、まったくダメージを受けていない!?

 加世子さんは巧みにお尻を突き上げてペニスを素早くしごきながら、大人の締まりでペニスを翻弄し続けた。しなる肉の波が膣に集中して、それが振動と蠕動を呼び起こし、さらにやわらかい締まりが一段と強くなって、ペニスを潰してしまいそうなほどの強い締め付けとなる。

 ああっ…やわらかい…きもちいいっ…出る!

 どくどくどくどくっ!

 腰が消えてなくなってしまったみたいに力が入らない。快楽だけが全身を駆けめぐり、かろうじて脈打ちの感覚だけで自分の腰が存在していることを確かめることができた。太めの女性相手では射精時間が長引いて妊娠の確率が上がるらしいが、加世子さんはまさにその典型だった。快楽が持続し、僕は我を忘れてしまう。

 「あはっ…もっといい気持ちになってね。」お姉さんはさらに腰を振り続け、休む間もなく第二ラウンドに突入する。

 今度は妹が腰を振るのをやめた。僕はグッと腰を引いて、ペニスを引き抜こうと躍起になった。だが、上には妹が乗っかっていてみっちり包み込んでいるため、どうしても先端だけが膣から引き抜けずにいる。

 そこへ加世子さんは猛スピードで腰を突き上げ、ペニスを出し入れしてくる。下にいながら、お姉さん主導で正常位セックスをさせられているんだ。僕は体を突っ張らせ、腰を引いて上に持ち上げたまま固まっている。そんな体勢になっても、快感から逃れられない。

 熟れたオンナがペニスを包み込んで締め上げたまま、これでもかと根本から先端まで締め上げてくる。

 僕は必死で反撃し、熟れたおっぱいやふとももを撫でさすったが、彼女をくすぐったがらせるだけで、いっこうにダメージを与えることができない!

 「あうう…」全身がとろけそうになる。だんだん体の力が抜け、内側から射精感がこみ上げる。全身揉みしだかれながら、僕は女体の感触に酔いしれてしまった。

 「あふ…」ついに力尽き、僕は加世子さんの上にぼふっと体重を預けた。同時に精液が膣内に注がれていく。「また落ちたね。」加世子さんは不敵な笑みで僕を見つめた。

 だめだ…熟練した大人の女性が相手では、愛撫攻撃が通用しない。僕程度の愛撫攻撃など、すでに十数年、その身に受け続けてきた愛撫の比ではないんだ。

 まずい。これまでは敵の精力と防御力が低かったがために、こっちが反撃すれば簡単に果ててくれた。だから、こっちの精神が崩壊しなければ、なんとかしのぐことができたんだ。しかし、加世子さんは高い防御力を誇っている。愛撫が通用しないほどに体が慣れてしまっているんだ。

 そして、真っ白くみずみずしい肌で包み込んで、僕を何度でも射精させることができるんだ。レベルが違いすぎる。一体どうしたら…

 「じゃあ、今度は私のお尻を味わってね。」一度ペニスを引き抜くと、お姉さんは素早く体をひねってうつぶせになり、下からお尻を突き上げてペニスを飲み込んできた。

 僕の腰よりも広いお尻が、むっちりやわらかく包み込む。それが変幻自在にひしゃげながら、さっきとは違う感触でペニスがオンナに締め上げられる。

 妹がぎゅっとお尻を押してくると、密着度が高まった。

 「ほらほら。こんなのどお?」「うあああ!」

 お尻が僕の腰でグニャグニャ潰れる! ペニスが突き上げられ、熟練したオンナでねっとりしごかれまくった!

 僕は思わず彼女の下に手を入れて、ふっくら潰れたおっぱいを揉みながら、どこまでもやわらかい乳房とお尻の感触を身に受けて悶絶した。

 「あああ! おしり…やわらかいいい!!」ごぼぼぼっ! 僕は叫びながら精液を噴出させたが、それでもお姉さんはお尻の動きをやめてくれない! 出し終わってもまだまだ締め上げながら臀部の肉をまとわりつかせてきた!

 加世子ちゃんの魅力に負けて…などというレベルではなかった。その熟れた肢体のパワーの前に、なすすべもなかった。

 上にはりつく若い女の子。14歳の魅力をたたえ、僕好みを開発した年代の美少女がしっかりサポートして、姉の動きに合わせてうごめく。これがさらに射精までの時間を短縮させているんだ。

 「あぐっ!」すでに何度出しても平気な体になっていた僕は、またもや加世子さんの中で射精してしまう。連続して射精させられ、それでもとろっとろの膣がこれでもかとペニスをかわいがり、律動が止まらないくらいに刺激し続けてくれている。どこまでも優しくやわらかく、それでいて女盛りの絞る強制的な動きで、貪欲に男の体液を吸い取り続けている。

 「はあっはあっ…女の体ってイイでしょう?」加世子さんの息が荒い。彼女も性的なダメージを受けている。

 僕の愛撫は通用しないものの、ひっきりなしにペニスは彼女のオンナをかき回しているんだ。未熟な肉棒ではある。もっと太くて長くて使い込まれたペニスをたくさん食べてきたレディだ。それでも、若くて華奢なペニスでも、続ければじわじわ女体にダメージを与えることができるんだ。

 愛撫攻撃が通用しないなら、このペニス出し入れの快感攻撃だけで、加世子姉さんをイかせなければならない。そして、できるだけ射精を我慢して、快感に抗い続けなければ。

 だが、熟練した白い魔女の性的な攻撃は苛烈を極め、出しても出しても容赦なく締め上げしごきたて、揉み続け、すぐに射精感に持ち込んでくる。イク直前の強烈にくすぐったい多幸感が訪れては、僕は彼女のお尻に腰をめり込ませた状態で脈打ってしまう。

 僕は彼女のスベスベな背中に身を預けながら、止まらなくなった律動に我を忘れた。精子を出し尽くしても、ペニスはびくんびくんと律動し続け、イク快感が持続する。すぐに玉袋に精液が溜め込まれるので、作りたての生殖細胞が膣内に飲み込まれていくんだ。

 我慢しなくては…そう踏ん張るも、それを容赦なく打ち破ってくる腰使いで、僕はどうがんばっても快楽のるつぼに落とされていく。

 「はあっ…もう…私もッ!!」加世子姉さんがブルルッと震える。僕にお尻を押しつけたまま、27歳のお姉さんは絶頂を迎えた。愛撫が通用しないほど熟練していたが、普通の女性よりも精力はかなり低いというのはさっきまでの女たちと変わらなかったらしい。

 たすかった…

 ういいいむ! ういいいむ!

 「!」警報音が鳴る。空気の流れが…かわった!?

 田中だ! 彼が装置を破壊したんだ!

 ブラックホールが力を失っていくのを感じる。そこに吸い込まれていく空気の流れが変わり、突然色あせたようにブラックホールが吸引活動を停止させた。装置に異常があったことを知らせる警報が鳴り続ける。

 今だ! 自爆装置を…

 「逃がさないんだから!」小夜子ちゃんがしがみついてくる! くっそ、こいつを倒さなければ先に進めないのか。

 14歳にしては背の高い美少女だ。顔立ちが整っていて、幼さを残すが、手足はすらりと長く、ふとももの太さはしっかりした女の形を体現していた。大人に比べれば小さいが、しっかりとしたふくらみもあり、谷間がちゃんとできている。

 「ほらっ! もう私、パイズリできるんだよ?」あおむけの僕の腰にしなだれかかり、ふくらみかけの乳房の谷間をさらに寄せて、ペニスを包み込む。ローティーンのけなげなちっぱいずりがペニスを快楽にさらす!

 「うぐっ!」精液が噴き出す。姉との戦いで快感に染め上げられた僕の体は、すでに性的な刺激に相当敏感になっていて、ちょっとした刺激だけでイッてしまう状態になっている。このまま出し続ければ、精神まで犯しつくされ、自分からブラックホールに飛び込んでしまう。かなり危険な状態だ。活動を停止したといっても、ブラックホールは淫魔界とのトンネルの役割を果たし続けている。

 「もっと私で感じて!」脈打ち続けるペニス先端を柔らかい手でシュッシュッとしごきながら、精子が出ていようといるまいとお構いなしに、律動し続けるペニスを自分の膣内に収めてきた。

 イキ続けるペニスに少女のオンナが襲いかかる! 姉の後ろ盾を失いはしたが、若い肌の威力は猛威といってよく、直情的な締まりは未熟ながらペニスをイかせ続け、僕の心を犯すに十分な攻撃力を具えていた。

 ぱんぱんと音を立てながら、少女が腰を振り続ける。大人になったらかなりの美人になるはずで、まだまだあどけなさを残している小夜子ちゃんのギャップが、たまらない魅力となった。

 「私で頭をいっぱいにしてあげるっ!」女の子はスリスリと全身をこすりつけながら、射精するペニスを容赦なく締め、しごき、グラインドさせて揉みしだいた! このままでは本当に彼女に心を奪われ切ってしまう。金子先輩に操を立てようとしても、イキ続ける多幸感の持続によって、どうしても小夜子ちゃんのことで頭がいっぱいになる。14歳の娘がこんなにいい気持ちだったなんて!

 だが、警報音が僕を徐々に冷静にさせていった。ここでもたもたしていては、井笠がブラックホールから出てきてしまう。自爆装置に触れる前に捕まったら、佐藤と田中の苦労が水の泡だ。

 僕も必死で愛撫を加え、イキ続けながら心を保ち、快楽に気が狂わないよう必死で精神を踏ん張らせ続けた。

 「あはああっ…もう…」少女は絶頂を迎えた。

 小夜子ちゃんが消えたと同時に、僕はレーザーカッターを取り出し、通気口に穴を開ける。スタッと下に降り立つと、よろめいて倒れた。

 股間がくすぐったいままだ。ちょっとした刺激だけで、脈打ってしまうだろう。性欲は強く、心をしっかり保たなければ、ブラックホールに飛び込んでしまいそうになる。

 歩くのもつらいくらいに股間が気持ちいい。しかし、自分で握り締めてももはや、精液が出るにはいたらなかった。あくまで、女性の体を使わなければ射精できない体になっているんだ。肉体を道具化するのも淫魔のお手の物というワケか。許せない。

 僕は急いでブラックホールの裏側に回り、部屋の奥に設置された自爆装置に手をかける。後ろから走ってくる音。確認する時間はない! 間に合え!

 カチッ

 「緊急自爆装置稼働させました…切り離し爆発まで…7分。なお、起動者以外の解除はできません。切り離し爆発まで…7分。なお、起動者以外の解除はできません。切り離し爆発まで…7分。なお、起動者以外の解除はできません…。」

 自動音声がくり返す。やった…ついにやったぞ!

 自爆装置が起動した。あと数分で、大切なところが爆破され、ブラックホールの部屋と、先端が切り離される。僕は時計を見た。爆破が完了してから2分後に七星号が出発するな。田中が七星号に戻るには充分だろう。佐藤と田中の二人で、地球に帰ってくれ…

 「よくも…」

 井笠の声がした。振り返ると、黒い羽を生やし、淫魔と化した井笠が全裸で立っていた。

 「井笠…」頭がくらくらする。淫魔から発せられる淫気で、股間のくすぐったさが数倍に跳ね上がった。

 「綾瀬艦長…自爆装置を解除しろ。早く解除しろお!」「くっ…」僕は身構える。井笠はもともと男の子だったので、きれいな小さい包茎ペニスがついているが、ふくらみかけの乳房、女らしい生足、ペニスの奥についている魔性の裂け目は、完全に少女のものだった。しばらくブラックホールにいた影響か、彼女のペニスも、皮を被ったままヒクヒクと隆起している。

 「断る。このまま自爆させる。お前もブラックホールも、断じて地球には行かせない。」「綾瀬…よくも…やってくれたな…さあ、自爆装置を解除しろ。」井笠は同じ台詞をくり返す。もはや彼女にはどうすることもできないはずだ。

 自爆装置は、起動させた人間以外は絶対に解除できない。井笠本人でさえも無理だ。徹底した認証システムが搭載されているからだ。このシステムがなければ、別の者が解除できるようでは、自爆にさえ失敗するからね。そもそも自爆させるほどの緊急事態なら、自爆はどうしてもしなければならない絶対任務なのだ。

 「いまなら…3人の命だけは助けてやる。自爆装置を解除しろ。」「断る。」命が助かっても仕方がないことは分かっている。交渉の余地はない。

 「ふうん…自爆まであと6分…それだけあれば、キミを解除に追い込ませるのは難しくないんだよ? でもそうしたら絶対に許さない。解除させたあと、死ぬまで搾り取ってやる。そのチャンスを上げているんだ。未来の王に従え。」「断る。」

 そうだ。こいつを地球の王にしてはいけない。いや…そもそも井笠は利用されているだけだろう。こいつは王にはなれない。地球に送り込まれたブラックホールから淫魔どもがあふれ、地球は奴らに乗っ取られてしまうんだ。いずれにせよ、避けるべき事態だ。この僕の命に代えても。

 「くすくすっ…どうしても逆らうんだね。じゃあ、どうあっても解除してもらうからね。」

 井笠がパチンと指を鳴らす。

 ブラックホールの左右に巨大なスクリーンが映し出され、そこからホログラムのように、佐藤と田中の映像が映し出された。

 「なっ! こ、これは…」

 映し出された光景は、目を疑うものだった。

 「ボクが何も残さないでブラックホールの中にいたと思う? キミたちがおかしなことをしないように、淫魔の罠を送り込んで置いたのさ。」

 佐藤も田中も、大勢の女に囲まれている。だが、女たちは佐藤を取り囲み、田中を取り囲んでいるが、見ているだけで何かをしているわけではない。

 二人に絡みついている女は、全く異質だった。

 「くすっ…キミも味わったと思うけど、半分淫魔界になっているこの宇宙船は、エッチな女の幻覚でいっぱいになる。それは幻覚じゃなくて、淫気をまとって実体化する。」

 そう…それが、佐藤と田中を取り囲む女たちの群れだ。彼女たちは、二人が逃げられないように周囲を取り囲んでいて、万一逃げ出せば集団で襲いかかるようになっているんだ。

 「そして、それだけではキミのようにくぐり抜けてしまう可能性もあったから、彼女たちの中に、“本物”を混ぜて置いたのさ。いざとなったら、佐藤と田中を人質に取れるようにね。」

 「人質!」

 それですべてが理解できた。

 七星号であおむけに寝かされ、二人の女に犯されている佐藤。一人は騎乗位でまたがりながら腰を振っている。もう一人が佐藤の顔面に乗り、淫魔の体液をすすらせている。

 黒い羽の生えた本物の淫魔だった。いや…淫魔化した人間の女性だ!

 佐藤のペニスをむさぼっているのは、新田さんだった。顔面騎乗しているのは新井さん。そう…チーム・かねこのメンバーだ!

 彼女たちはブラックホールの中に送り込まれ、淫魔となってしまっていた。

 田中に絡む女もメンバーだ。立たされている田中に立ちバックで挿入し、自分から腰を振ってペニスを律動させ続けているのは、まだお胸もふくらんでいない幼い鈴原さんだ。田中の後ろにはりついて、彼の腰を揺り動かしているのが篠沢さん。

 「どお? 幻覚の女とは比べものにならない、本物の淫魔のアソコを味わってるんだよ? もう二人とも精神崩壊してるかもね。一度はめ込んだが最後、死ぬまでイキ続けることになる。快楽の中で、精のすべてを搾り取られて、ね。」

 「いがさ…おまえ…」

 「人質だよ。ボクの声ひとつで、佐藤も田中もキミも解放してあげる。でもこれ以上逆らったら、まずは田中と佐藤の命は保証しない。さあ、キミが自爆装置を解除するだけで、すぐ解放してあげるよ?」

 「…断る。」僕は断腸の思いで、声を絞り出した。

 「そう…じゃあ、残念だけど、みんな死んでもらうよ。自爆したって、ブラックホールとボクがいれば、修復に時間はかかるけど地球に行かれるからね。」

 「それもさせない。お前はここで…野望を捨ててもらう。」

 「ふん。3分あれば3人とも殺せるんだ。キミは…ボクたちでかわいがってあげる。」

 いま…”たち”と言ったか?

 ぶう…うん…

 「!」

 黒い羽を生やした少女が、ブラックホールから全裸で出てきた。

 「あああっ!」

 一番見たくない相手だった。

 妖しい笑みを浮かべた少女は…ああっ、金子艦長!

 金子先輩も淫魔化していた。「ボクの命令で、メンバーはいくらでも精を吸い続ける。キミのだぁい好きな金子センパイで、最後の一滴まで搾り取ってあげるね? …今更後悔しても遅いよ!」

 「うわあ!」金子先輩が飛びついてきた! 彼女の豊かな肢体に抱きしめられた瞬間、ペニスから精液がほとばしった。膝ががくがくと震える。

 「すごいでしょう。淫魔の肌は、触れるだけで性感神経を刺激できる極上品に生まれ変わるんだよ? スタイルもいいし、金子艦長は相当な手練に成長したよ?」

 金子先輩はくすくす笑いながら、片足を上げてオンナを開き、そのまま立位でペニスを飲み込んできた。脱力している僕は抵抗できなかった。

 「よかったねえ。好きな人とセックスができて。しかも淫魔だからその快感は狂わんばかり。どお? 世界一好きな少女の極上の膣は。」

 「あが…が…」通常の律動スピードを5倍以上上回るほどの早い脈打ちが、止まることなく続いている。精液の生産が間に合わず、枯渇したまま脈打ちだけが続いている。

 優しく甘く包み込む金子先輩のオンナがうごめき、ペニス中の性感神経を内部から犯しているみたいだ。包み込まれているだけでそんな快感が持続しているのに、多幸感も何倍にも跳ね上がっているのに、金子先輩がなまめかしく腰を揺り動かすだけで、さらに股間の快楽が跳ね上がり、僕を狂わせ続ける。

 立っているのがやっと、崩れ落ちそうになるが、金子先輩がしっかり抱き寄せているので、倒れることさえできない。何回イッたというレベルではなく、ずっと強烈な多幸感のまま股間から全身まで快楽一色にさらされている。

 「くすくす…ボクに逆らったキミは絶対に許さないよ?」

 ずぬっ!

 「あぎゃああ!」お尻に強烈な違和感。背中にはりつく少女の感触!

 井笠が…ペニスを僕のアナルにねじ込んできたんだ!

 さらに快感が跳ね上がる! いつ神経がすり切れてもおかしくない。…佐藤も田中も同じ感覚を今味わっているのだろうか。

 「どうかな…ボクのおちんちん。淫魔のエネルギーがキミのお尻から前立腺を通り、脳に達しているんだよ?」

 井笠は激しく腰を振り、僕のお尻を犯し始めた!

 「あはっ…もう声も出せないでしょう? んっ…キミのお尻…なかなかイイよ…あはっ…出ちゃう。」

 びゅく!

 氷のように冷たい精液がお尻から腸めがけて勢いよく注入される! ペニスがついている淫魔はインキュバスの性質も持っている。

 冷たい感触にぞくっとしたが、それはすべてさらなる射精と絶頂の加速に結びついた。

 「あはははっ! 狂え狂え! ほれほれ!」井笠はさらに腰を振り、お尻の穴を犯してくる。これを受け止めるように金子先輩の膣が締まりながらうごめき、淫魔二人がかりで、僕の全身の性感神経を余すところなく徹底的にいたぶり続けるのだ。もはや射精というレベルではない。

 「あああ…ゆるして! ゆるしてえ!」「だあめ! キミは殺すよ。」「あがっ…あああ! きもちいい! きもちいいよお!」

 「くすっ…狂い始めたね。そのまま死んじゃえ。」井笠がさらに精液を注ぎ込んでくる。アナルにねじ込まれた井笠のペニスは、僕の前立腺をこれでもかと快楽漬けにし、脳から直接全身の性感神経を刺激できる魔性の器官だった。彼女たちは二人がかりで、僕の全身を愛撫しながら、僕をひっきりなしの絶頂に導き続けた。

 「あひゃはは…もっと…もっときもちよくなりたいよぉ…あははっ…メンバー全員で僕を…かわいがってえ!!」

 「壊れたね。じゃあ、自爆装置、解除する?」「するするっ! 田中と佐藤のメンバーを僕に…」

 井笠が指を鳴らした。すると、僕の周囲に、他のメンバーたちがワープしてきた。

 これで…二人は救うことができた。

 「これで…」「ん? まだしゃべれるの? ほら、解除しなよ。」

 「解除は…しない…」死にそうな快楽の中で僕はうめいた。

 「へえ…ここまできて、まだ理性を保ってるんだ。すごいね。でも、ほら、体が勝手に動いているよ?」

 その通りだった。快感でおかしくなっている僕は、自然と解除装置の方に向き合っていた。チャンスは一度しかない。

 「さあ、早く、あと1分だよ。解除して。」「うう…だめ…」金子さんが膣を締めると、抵抗感が吹き飛んだ。「そんなこと言って。どうするんだい? キミはもう、解除して死ぬだけだよ?」

 「…こうするのさ!」

 僕は渾身の力を振り絞って、ペニスを引き抜き井笠に抱きつく!

 「なっ!?」井笠の完全な計算違いだった。絶命寸前まで快楽漬けにされている男が、こんな力を出せる道理はないからだ。

 だが、僕は道理で動いているのではなかった。人間には、土壇場でとてつもない力を出す瞬間がある。火事場のバカ力という奴だ。死ぬ寸前で出される力だ。ここへ来て井笠を抱きしめるくらいはできる。いや…そうできたのはやはり、奇跡だったのだろう。

 「うわあああああ!」井笠ごと僕はブラックホールに飛び込んだ。突然の展開に驚いた井笠は抵抗できない。井笠にしがみついたまま、僕はブラックホールの中に体を沈めたのだ。

 ごぼぼ…ブラックホールの内部は、水の中みたいだ。

 奥に光が見える。僕たちの体はそこに向けて吸い込まれていく。

 ざばっ!

 奥の光を超えると、僕たちの体は水から飛び出したみたいに跳ね上がった。

 空がピンク色に染まった、完全に違う世界だった。大きな鏡のようなところから、僕と井笠の体が放り出されたのだ。

 「しまった…戻らなくては…」井笠が元に戻ろうとする。

 だが、僕は井笠にしがみついて離れない。渾身の力で抱きつき、井笠の動きを引き留める。あと…7秒!

 「は、はなせ…離せえ!」井笠が抵抗し、僕を振りほどこうとする。だが、僕は絶対に井笠の華奢な体を離しはしない。

 その間中ずっと、ペニスは脈打ち続け、快感一色に全身が染まったままだ。その快感がさらに広がり、脳の奥にまで達するのを感じる。全身がじわりと感覚を失い。心も意識も混濁していく。

 いよいよか…

 さらば…みんな。

 「いいかげんに…うぐっ…!? あ、あやせ…ボ、ボクにしがみついたまま…死んでるッ!?」

 ピキッ

 鏡にヒビが入る。

 「あああ!」ブラックホールにゆがみが生じた。

 「しまった…自爆装置…」

 自爆装置が作動した。井笠は綾瀬の死体を振りほどき、慌てて戻るが、その先は火の手がすでに上がっていて、ブラックホールの周囲はさまざまなものが散乱し、無重力状態になってしまっていた。

 「くっそお!」ブラックホールの部屋と、他の部屋が完全に分断されていた。慌てふためく淫魔化したメンバーたち。さっきは強がりで、修復して何年かかっても地球に行けると豪語したが、実際には、こうなってしまってはもう、地球に移動する手段はない。制御装置はすでに破壊されていて、ブラックホールの座標軸を操作することもできない。

 「おのれ…なんということ…ボクの計画が…ええい! 脱出だ! このままでは、ブラックホールルーム全体が海王星に落ちて破壊されてしまう。」

 井笠とメンバーたちは急いでブラックホールに飛び込み、淫魔界に逃れた。ブラックホールはさらにゆがみ、ついには淫魔界とのパイプも切れてしまった。命からがら、井笠たちは淫魔界にたどり着き、命拾いした。

 彼女たちを待ち受けている運命は過酷なものであった。インプや淫魔化女性は、淫魔界ではごく低級な魔物。上位の淫魔に付き従って、働かされて永遠に生きていくことになる。計画の失敗によるペナルティもあり、井笠は永遠に奴隷扱いだ。淫魔化女性たちは手先として働かされることになる。


######

 「ううっ…」田中はその場に倒れ込んだ。自分を襲っていたのは、まちがいなくチーム・かねこのメンバーだった。そのメンバーも、幻覚も、突然消え失せた。

 「自爆まで、あと2分…自爆まで、あと2分…」

 田中は渾身の力で起き上がり、地下通路を走った。女たちが消えると同時に、力は入らないが、快楽の虜からは解放されたみたいだ。今しか、七星号に戻るチャンスはないという思いが、彼を突き動かした。

 「ああっ、田中さん!」七星号に戻ると、佐藤が出迎えた。

 ズウウン!

 とたんに衝撃が船全体に走る。自爆装置がマツモ・トリセ号を爆破したのだ。

 「佐藤…脱出するぞ!」「は、はい!」

 佐藤と田中はそれぞれのイスに座ってスタンバイ。機器類をチェックする。「爆発による衝撃の影響はないな。あと30秒で切り離し、七星号は出発する!」

 「えっでも…」「言うな! …分かってる…」「…。」

 佐藤も田中も、淫魔による快楽地獄から自分を救ってくれたのが綾瀬艦長であることを直感していた。そしてそれは…艦長の命と引き替えだったことも。

 「ナナホシゴウ…シュッパツシマス…」

 がたん!

 衝撃が走る。切り離しが完了し、船がゆっくり進み始める。綾瀬艦長のいない船が、地球に向けて出発した。

 「あと1時間ほどで、コールドスリープ装置に入れそうだ。…地球に戻ったら、全部をぶちまけよう。綾瀬艦長の命を無駄にしないためにも、な。」「はい…」

 田中も佐藤も、窓に映っているマツモ・トリセ号の残骸に向け、最高敬礼をしていた。涙は流さなかった。泣くことは艦長の望みではないと知っているから。凛とした顔のまま、船が安定するまで、敬礼をやめなかった。

 数十日が経過。コールドスリープ装置が解除される。佐藤と田中は宇宙服を履き、機器の準備を始める。地球とリアルタイム通信ができ、強い電波を発信できる距離に来ていた。

 「準備完了。ただいまより、帰還信号と、…報告信号を、トーキョー全域に送信します。」佐藤がボタンを押す。

 七星号からの緊急帰還信号が基地に送信されると同時に、ここで起こった出来事をまとめたレポート映像が、全世界に強制的に放映される。すべての家庭のテレビ、町のモニターに映し出された。

 人々は驚きを隠せない。苦痛に満ちあふれた生殖行為が、本来快楽であったことさえ知らないんだ。それを取り戻そうとする国王の極秘計画のことも、これに乗じて世界を乗っ取ろうとする井笠の野望も、淫魔という恐ろしい存在のことも、DVDで放映された映像を撮影しておいたのでその様子も、すべてが全人類の目にさらされた。

 こうなっては、もはや国王も何もごまかしきれない。電波はすでに送信され、隠蔽も不可能だ。

 七星号が地球に着くころには、世界中が騒然となっていることだろう。直ちに国王の責任が追及され、罷免されるに違いない。

 しばらくは混乱するだろうけれども、しばらくすれば収まるはずだ。

 淫魔に頼ることの危険性は充分周知徹底されるから、二度とこのような計画は持ち上がらないはずでもある。

 すべては…うまくいったのだ。

 それから2日。七星号は、基地に無事着陸した。

 田中:「…。」とてつもなく長い時間が経ったなあと、地上に一歩を踏み出した田中は率直に思った。佐藤も同じ気持ちだった。

 緊張した面持ちで迎える基地の職員たち。みんな、10~20代の男女だ。

 「お、おつかれさまでした…」やっと、職員の一人が声をかけた。

 彼らが緊張しているのは当然だった。七星号から、信じられない報告が全世界に流されたのである。世界中が騒然となっている中の帰還なのだ。

 「あ、あの…まずはボディチェックをですね…それから、あのっ…休養ののち記者会見を…」14歳くらいの少女がおずおずとスケジュール確認をしようとする。

 田中:「ああ。分かっている。でも、ボディチェックはいらない。佐藤のチェックで健康なのは分かっているからね。」

 「えっ…でも…」

 田中:「ああ、そうだ、ひとつだけ…君に手伝ってもらいたいことがあるんだが…健康だけど、1カ所だけ、違和感を感じるのでね。」看護師をしている少女のボディチェックは断ったが、この可憐な女の子を見て、田中はニヤリと笑った。

 「えっ…あ…はい…」

 田中:「こっちだ。」田中は少女を連れ、別室に入っていく。鍵が内側からかけられた。

 佐藤:「俺は…君にお願いしようかな。」佐藤が選んだのは、23歳の背の高い看護師の女性だった。佐藤もまた、ほかの部屋に消えていった。

 取り残された職員たちは、何をどうしていいか分からず、しばらく突っ立っていた。とにかく、七星号のチェックを済ませ、記者会見の準備を始めないとな。のろのろと職員たちは行動を開始するのだった。

 世界は、少しずつ、変わっていくのだ。




###えろいぞん 完###


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