警視庁捜査一課の捜査員、佐藤美和子警部補と連絡が取れなくなった。
課員たちが心配していると、彼女とチームを組んでいた一柳警視が飛び込んできた。

「た、たいへんだ!」
「どうしました、警視!?」
「佐藤くんが……」

一柳警視の話をまとめるとこうである。
佐藤警部補が匿名のタレコミ電話を受けたらしい。
タイミングが良すぎるということで罠の可能性もあったのだが、パレットに関する
情報はほとんどないのが状況だったので、取り敢えず情報提供者に会うだけ会って
みることにしたという。
佐藤刑事と待ち合わせた港の倉庫に行ってみると、折しも彼女が連れ去られる現場に
出くわしたらしい。

「さらわれたんですか、佐藤さんが!?」

高木刑事が目を見開いて叫ぶ。
一柳は顔を背けてうなずく。

「私がそこへ行った時、ちょうど佐藤くんがクルマに押し込まれているところで…
…」
「それで!」
「佐藤くんを乗せたクルマはすぐに走り去りました。彼女が乗っている以上、発砲
するわけにもいかなくて」
「……」

クルマは黒塗りの大型車で、ナンバープレートは取り外されていたらしい。
黒か紺のスーツを着た男たちだったという。

「他に何か気づいたことはないの?」

低い位置から声がして、一柳はギョッとする。
見ると小学生らしい男の子がいた。

「なんだね、キミは」
「あ? ああ、この子は江戸川コナン君と言って……」
「そういうことじゃないよ」

説明しかけた高木を止めて一柳が言った。

「なぜこんな子どもがここにいるのかね、と聞いている」
「ああ、いいんです」

目暮がふたりの間に割って入った。

「警視にはまだ紹介してませんでしたね。そちらは毛利小五郎くん」

警部の手の先には小五郎が座っている。
その隣にコナンが立っていた。

「彼はこの捜査一課のOBでして、今は探偵をやってます。我々も何かと協力して
もらっております」
「探偵?」

一柳の細い目から侮蔑の色が光る。

「たとえ元刑事といえど、気軽に捜査課の部屋に出入りするのは問題ですな、警部」
「いや、それだけでなくてですな、今回の被害者と思われる毛利蘭嬢の親御さん
です」
「……ほう」
「それで、そっちのコナン君も関係者でして」
「元刑事に子どもですか。問題ですよ、これは警部」
「それはまあ後ほどうかがいます。で、他に何か気づいたことは?」
「ああ」

一柳は顔をしかめて言った。
まだ部外者のふたりが気になるようだ。

「これを」
「あ?」

一柳がポケットから取り出したのは一丁の拳銃である。
白い大判のハンカチに包まれたそれに高木は見覚えがある。

「それ……」
「やはり佐藤くんのかね」
「ええ……」

目暮が白の木綿手袋を嵌めてその銃を受け取った。

「どうかな、これ本当に佐藤刑事のものか?」
「と、思います……」

同じく白手袋を着用した高木が目暮から受け取る。
手にして見てみると、グリップとスライド部分に擦ったような傷があった。

「これ、落ちていたんですか?」
「いや、クルマが発進するときに転がり落ちてきた」
「はあ、じゃその時できた傷かな。ん?」

高木が少し首を捻ると、コナンがすかさず聞いた。

「どうしたの、高木刑事?」
「あ、ああ。なんかちょっとおかしいなって……」
「おかしいって?」
「いや、よくわかんないんだけど、少し……」

頼りないこと夥しい。
コナンもそう思ったらしく、半分呆れたような顔をしている。
目暮も気になったらしく、再度確認した。

「間違いなく彼女のものか?」
「え、あ、はい。刻印が佐藤さんのものですから」
「そうか……」

となると、佐藤刑事の拉致はほぼ確実であろう。
銃を落としたのは、せめてもの手がかりとして咄嗟に投げたものかも知れない。

顔色が暗くなった目暮にコナンが言う。

「ねえ、その鉄砲、タマはちゃんと入ってる?」
「ん? そうだな、見てみろ」
「あ、はい」

高木がマガジンを抜いて確かめる。

「8発入ってますね」
「じゃ全弾あるんだな」
「はい。佐藤さん、撃つ直前にならないとチャンバーに弾を入れなかったですから」

オートマチックの拳銃は、回転式のリボルバーと違って弾倉に装弾しただけでは撃て
ない。
スライドを引いて初弾をチャンバーに装填しないと発砲できない仕組みになっている。

無論、チャンバーに入れたあとでもセーフティをかけておけば撃てないようになって
はいる。
が、何かの拍子でセーフティが外れたり、暴発する危険がないとは言えない。
だが、チャンバーに装填しておかなければ、例えトリガーを引いても撃てない。
故に美和子は、発砲すべき敵を確認するまではチャンバーへの装填は行わない主義
だった。

「つまり撃つ間もなかったということか」
「……」

コナンは何か考えているようだったが、その場では何も言わなかった。
美和子ほどではないにせよ、目暮や高木もコナンと小五郎の推理能力を信用している
し、アテにもしている。
小五郎の推理能力と言っても、それはコナンの力だから結局は同じなのだが。

高木がぽつりとつぶやく。

「佐藤さんが情報屋使ってるなんて知らなかったけどなあ……」
「そう言えばそうか」

千葉刑事もうなずいた。
一柳の眉が一瞬ぴくりと動いたが、気づいた者はいなかった。
目暮がこれまでの経緯を鑑みて、小五郎の考えを聞こうとした時、電話が鳴った。

「警部、課長宛に外線なんですが……」

電話を取った寺島刑事が目暮を呼んだ。
課長の松本警視は白鳥警部を伴って警察庁へ出かけている。

「誰だ?」
「わかりません。ただ……」
「ただ、なんだ」
「佐藤刑事の件で、と……」
「!」

目暮は、軽く咳払いしてから受話器を取った。
視線で逆探知を指示する。

「課長は今いない。私は目暮警部だが」

−佐藤美和子を預かっている。

「きさま、何者だ!」

−用件を伝える。佐藤刑事を返して欲しければ捜査から手を引け。

「捜査!? 何の捜査だ!」

−言わずともわかるはずだ。

「パレットか!? パレットなんだな!!」

−答える必要はない。繰り返す、今の捜査から手を引け。

「佐藤くんは……佐藤刑事は無事なんだな!!」

−生きてはいる。

声の主がいやらしい声で嗤いながら言った。目暮が逆上する。

「き、きさまぁっ!」

−生きているだけでも有り難く思え。いいか、我々の近くで当局の動きを察知した
場合、佐藤美和子の生死は保証しない。殺したら死体くらいは返却してやる。返っ
てこなかったら、売り飛ばされたと思え。

そこで電話は切れた。
わなわなと肩を震わせて目暮警部は受話器を叩きつけた。
痛いほどの視線を感じて我に返ると、高木刑事が拳を握りしめてこちらを見ていた。

* - * - * - * - * - *

警視庁は蜂の巣を突っついたような騒ぎになった。
ただし、関連部署だけである。
刑事部内の極秘情報とされ、厳重な箝口令が布かれた。

早速、目暮は刑事部長に呼び出された。
刑事部長の佐々木警視長も、参事官の室田警視も苦虫を噛み潰していた。

「まずい……まずいよ、これは」
「現役警察官が拉致されるなど、警視庁始まって以来のことだよキミ!」

佐々木は机の上で頭を抱え、室田はいらいらと指でテーブルを叩いている。

「……」

関係者として、一柳警視も臨席していた。

「刑事部長、それに参事官も。少し落ち着いてください」
「そういうキミはなんでそんなに冷静なんだね!」

佐々木が怒鳴っても、一柳は受け流す。

「目暮警部を怒鳴ったって仕方がありませんよ、彼のせいではないんですから」
「それはそうだが……」
「しかし、その……佐藤警部補か? 彼女は迂闊すぎるぞ」
「それは今言っても始まりません」
「問題は……」

それまで黙って罵詈雑言を受け止めていた目暮が口を開けた。

「これからです」
「これから、だと?」
「パレットの捜査です。続行するのですか?」
「当たり前だろう!」

室田参事官が一喝した。

「これは警視庁への……いや、日本警察への脅迫なんだぞ警部。脅しに屈するわけ
にはいかん」
「い、いや待て、室田くん」

佐々木が割り込んだ。

「ここは人命第一だ。佐藤くんは警官だが、人質には変わりない。闇雲に動いて
危害を加えさせてはならんよ」
「なにを弱気になっているんです、部長! 犯罪者の言うなりになるわけにはいか
ないでしょう!」

ふたりの言い合いを一柳は無表情で聞いている。
時折、嘲笑の微粒子が混じるが、彼らは気づかないようだった。

保身を考えている刑事部長に、メンツに拘っている参事官。
不毛な論争に関わる気はなく、失望した表情で目暮は部屋を出た。

* - * - * - * - * - *

「はんっ……あああ……いや、入れないで……」

美和子はこの日三度めの浣腸の洗礼を受けていた。

夕べは、トッドに文字通り責め抜かれた。
5回も続けて浣腸され、その後、あの巨大なペニスで犯された。

最初は挿入されるだけで張り裂けそうな苦痛に泣き喚いていたが、二度、三度と犯
されるうちに、発狂しそうなほどの快楽を叩き込まれた。
責めるトッドが「気が触れたか」と思うほどに美和子は激しく反応した。
セックスの限界を教え込まれたような感じっぷりだった。

トッドが5度目の射精を終えると、美和子は泡を吹いて失神した。
気付け薬で起こしてから、再度犯そうかと思ったが、美和子の肉体的疲労と精神的
ショックが大きすぎると判断し、その日の凌辱は終わらせた。

トッド自身は、まだまだ精力を残しており、美和子のような美女なら一晩中でもセッ
クス出来たが、彼女が壊れては元も子もないと諦めたのだ。
それでも、美和子のような芳醇な美女を思う存分味わえたのだから、充分に満足し
ている。
だが、ボスから早めに仕上げろと命令されている手前もあり、これからは一日も
休まず、日に10時間は犯してやるつもりだった。

この日も、ルーティン通り浣腸から始めた。
この責めだけは本気で嫌がった美和子だったが、そんなことでやめる男ではない。
最初の浣腸で悶え狂い、またしても10分以上も我慢させられ、やっと排泄を許さ
れたと思いきや、垂れ流しさせられた。
しかもそれを観察されたのである。
羞恥の極致ですすり泣く美和子に、二度目、三度目の浣腸を施した。

「……ああっ……あっ、は、入って……くるっ……い、いや、いや、いやあっ」

美和子は顔を真っ赤にして苦悶の表情を浮かべている。
変態には堪えられぬ顔だ。

何度も浣腸され、薄紅に染まった尻たぶがぷるぷる震え、玉のように噴いた汗が滑り
落ちていく。
300ccも入れた辺りで、美和子の声が切迫したものになっていった。

「あっ……うっ、ああああっ……」

トッドはかまわずシリンダーを押し続ける。
たまらず美和子は黒人に哀願した。

「だっ、だめぇっ……もう、もうやめて……我慢できないっ…」
「もう少しだ。全部飲むんだ」
「だめ、だめぇ……もう、もう洩れちゃうわ……む、無理だってばっ……あっく…」
「そら」
「あああっっ!」

全部を注入しきると、美和子は背を反らせて絶叫した。
尻たぶはひっきりなしに痙攣し、汗を飛ばしている。
ノズルを抜かれたアヌスは、今にも爆発しそうに膨れあがってひくひくと襞が蠢いて
いた。

肛門の収縮が激しくなり、美和子は必死に耐えていた。
そこをトッドが尻たぶを割って肛門を剥き出しにする。

「やめ、やめてっ……そ、そんなことされたら…ああっ」
「出るのか」
「やあっ!」

開かされた尻の谷間の奥で、美和子の可憐のアヌスがひくひくと妖しく動く。
じわっと膨らんだかと思うと、慌てたようにきゅっと窄まった。
激しい便意に、暴発は時間の問題だった。

「もうだめ……あ、お願い……み、見ないで……」
「じっくり見てるさ」
「やああ……あ、が、我慢できない……出る、出ちゃう……」

粘る美和子に、トッドは指を伸ばして肛門をいびった。

「だめ、出る! い、いじっちゃやあっ……出る、もう出るっ……」

美和子が叫ぶが早いか、トッドの指を弾き飛ばすようにして、激しい排泄が始まった。

「いやあああああ……」

排泄と言っても、ほとんどすべてが薬液である。
三度も浣腸しているのだから当たり前だ。
それでも美和子にとっては、排泄を見られているということに違いはない。
死んでしまいそうな羞恥にまみれ、泣き叫んだ。

苦痛の塊を排出し尽くすと、美和子はがっくりと力を抜いた。
無惨な姿だった。
今日もまた縛られている。
右手首を右足首に、左手首を左足首に縛り付けられた。その状態のまま、顔をベッド
に押しつけるようにうつぶせにされ、膝をつき、尻を高々と掲げるような格好にされ
ている。

そのスタイルで何度も浣腸責めされ、排泄もさせられたのだ。
注入と排泄を繰り返した肛門は腫れぼったくなっていたが、トッドはそこにまた浣腸
器を突き刺してきた。
腫れたアヌスに冷たい嘴管を挿入され、美和子はビクッとして叫ぶ。

「そんなっ! ああ、もうやめて……もういやよっ……」

黒人はグッとシリンダーを押し込む。
じりじり焦らすような入れ方ではなく、一気に注ぎ込んでいる。
ビネガーの混じった液体がアヌスをびりびりと刺激し、腸の襞を灼く。
たちまち強い便意がぐぐっと持ち上がってくる。

「あっっ……く、苦しい……お腹が苦しいっ……もう許して……」

浣腸器の目盛りがぐんぐんと進む。
ずずっと大量の浣腸液が美和子の腸を犯す。

「ああっ、きつい……お腹、きついわっ……き、きつい……」

トッドはあっというまに最後までシリンダーを押し切った。

「あう、あ、ああああああああっっ……」

美和子の背が、また折れそうなほどにたわむ。

「ううむっ……お腹が……お腹がぁっ……裂けるぅ……」

美和子はじたばたと尻をうねらせていたが、すぐに動きが止まった。
3度も浣腸と排泄を強制され、美和子の心も肛門も疲れ切っていた。
強烈な薬液に耐えきれるものではなく、アヌスをわななかせたかと思うと、すぐに
薬液を噴出した。

「いやああ……見ないで……あ、出る、また出ちゃうのぉ……」

透明な液体を排泄し終わり、美和子の肛門からはもう滴しか垂れてこない。
それを見計らって、トッドはまた美和子の尻たぶを割り開いた。

「あ……」

浣腸と排泄で灼けたアヌスに涼しい外気が当たる。そこに黒人の太い指が触れてきた。

「あ、いやっ……そ、そんなとこ触んないで!」

トッドは「おや」という顔をする。
完全にまいっていたと思っていた美和子が、急に反応した。
浣腸責めといい、尻を責められるのがそんなにイヤなのか。
それとも……。

「ヘイ、美和子。そんなにここはイヤなのか?」
「い、いやに決まってるじゃない!」
「それにしちゃ、浣腸されると濡れるし、肛門いびられても感じてたじゃないか」
「いい加減なこと言わないで! そ、そんなことあるわけないわ、この変態!」
「そうかな」
「ああっ」

トッドの指が前に伸び、じゅくじゅくに濡れていた割れ目に届いた。
そこを抉って、中から美和子の愛液をどっぷりと掬い取った。
白いものが混じったいやらしい汁を、美和子の顔に突きだしてやる。

「これを見ろ。おまえ、浣腸されてこんなに濡れてるぞ」
「ウソよ……」
「ウソなもんか。昨日だって、ケツの穴をいじられてぐしょぐしょにしてたくせによ」
「……」

美和子もそれは実感させられていた。
浣腸され、高まる便意を堪えて括約筋に力を込めると、それに合わせて淫らな液が滲ん
でくるのがわかるのだ。

それだけではない。
浣腸の数をこなすに従って、浣腸されて腸を灼かれている時、膣の奥からじわじわと
愛液が分泌されてきている感じすらしていた。
指でいじられ、舌で舐められた時も同じだった。

愛撫されているのはアヌスなのに、なぜか膣に、子宮にびんびんと痺れが到達してくる。
認めたくはなかったが、明らかに感じていたのだ。

黙りこくってしまった美和子を見て、トッドはニヤリとする。
やはりこの女は尻の穴で感じるのだ。
しかもそれを自覚しつつある。
自分では否定したいし、おぞましいと思っているのだが、身体はそれを求めている。
そういう状態なのだろう。
過去、多数の女を仕込んできたトッドにはそれが手に取るようにわかった。

これは面白いことになってきた。
普通、素人女に肛門性交を覚えさせるのは、それはそれは骨が折れるのだが、稀にこう
いう女がいる。
しかもこいつはお堅い公務員、それも警察官なのだ。

切れ者の女刑事が、一皮剥けば肛門で感じてしまう淫らな肉欲の持ち主らしい。
そのギャップが、この黒人をして昂奮させた。

これからが本番だ。
この豊潤な肉体を持つ日本の美女を犯し抜いてやるのだ。

「ひぃっ、ひっ……ど、どこにっ」

トッドはまたしても美和子のアヌスに指を当てた。
今度こそ、最後まで犯すつもりである。
ぴったりと美和子の肛門に指を押し当てると、その皺をなぞって愛撫した。

「ちょっ、そこ、いやあっ……お、お尻はやめてっ……」
「感じちゃうからかい?」
「ちっ、違うわ、いやらしいだけよっ……あっ、触らないで!」

先日は、固く締まった菊座を根気よく揉みほぐし、とろけるような柔らかさにしたの
だが、今日は何度も繰り返された浣腸責めで、もうすっかりゆるゆるになっている。
おまけに、激しい排泄を何度も強制されたせいで非常に腫れぼったく、そして敏感に
なっていた。
柔軟にほぐれていたアヌスに気をよくしたトッドは、いきなり人差し指で貫いた。

「はっ、んはあっ……」

黒人の太い指が肛門に侵入したことを知覚すると、美和子は喉を絞って呻いた。
慌てて美和子はその指を拒もうと肛門を引き締めようとしたが、浣腸直後のアヌスは
弱々しかった。
ぬるっと中に入ってしまった指は、括約筋を締めつけても、その指の太さを感じさせ
るだけで、押し出すことは出来なかった。

「いやっ、そ、そんなこと、しないでっ……ひっ……い、いううっ……」

昨日までなら、トッドの太い指をこんなに簡単に飲み込むことは出来なかったろう。
連続浣腸の成果である。
泣き叫んで尻を振り、何とか振り払おうとする美和子だが、いったんくわえこんで
しまった指は出て来ようとはしなかった。

トッドはさほど苦労もせずに、指を根元まで埋め込んでしまった。
これにはさすがのトッドも驚いている。
自分の太い指をこうまであっさりと飲み込んでしまうアヌスは初めてだった。
しかも、美和子の肛門は決して緩いわけではなく、むしろきついくらいなのだ。

つまり美和子のアヌスは伸縮性に富み、締めつけもきついという理想的なそれと
いうことになる。
それでいて感じやすいと来たら、これはもう最高であろう。
トッドもそれがわかり、有頂天になった。

トッドは根元まで押し込んだ指をぐりぐりと動かし、美和子にそれをわからせる。

「そら、もう根元まで入っちまったぞ」
「あ、ああ……」

トッドの言葉はいちいち美和子に羞恥を煽った。
恥辱を覚えるたびに、美和子のアヌスは締まり、媚肉には蜜が滲む。

恥ずかしさに呻く美女の反応に応えるように、黒人はアヌスから指を引いていく。
ただ引くだけではない。
指を回転させながら抜き出すのだ。
太い指が繊細な肛門の襞を巻き込んで、美和子にたまらない刺激を与えた。

「ああ、だめぇっ! あ、う、動かさないで! い、いやあ、ぬ、抜いてぇ……
ああっ」

第一関節まで引き抜くと、今度はズブリと一気に挿入した。
途端に電気を流されたような痺れを感じ、美和子はグンッと背を反らせて呻いた。

「ひぅっっ……!」

根元まで突っ込むと、またねじって指を浅く引き抜く。
ズブリと差し込む。
それを何度か繰り返すと、今度は逆に入れる時にねじって肛門の皺を巻き込む。
そして抜く時は反対回転に回して引いた。

敏感過ぎる美和子のアヌスは、黒人のいたぶりを受けてカッカと燃えるような熱さ
になっている。
何の抵抗もなく抜き差しが出来るようになるまで執拗に行なうと、いちど指を完全
に抜き去った。

「あう……」

抜かれた瞬間、美和子は尻をふるるっと震わせて甘く呻いた。
その美貌は妖艶なまでに苦悶を表情を浮かべている。
美和子自身にも、つらくて恥ずかしいのか、心地よい刺激に喘いでいるのか、わか
らなくなっている。

「あ……はあ…はあ…はあ……」

指を入れられている間中、腰の力を抜くことが出来なかった美和子は、指を抜き去
られると、糸が切れたように脱力した。
ベッドに伏せている顔にも、いじめ抜かれた尻たぶにも汗が滴っている。

だいぶ弛緩してきた肛門を見てトッドは欲情し、今にもペニスを突っ込みたくなっ
たが我慢した。
これだけのアヌスを引き裂いてしまいたくはない。

トッドは喉を鳴らして、また指を入れた。
するっと入った。

「ああ、また! や、やめてってば……ああ、いや……」
「いやじゃないだろう、オマンコ濡らしてやがるくせに」
「うそっ……そ、そんなのウソよっ」

美和子は顔を真っ赤にして否定したが、とろりとした愛液が内腿を伝って垂れて
いるのはわかっていた。
それどころか、割れ目の許容量を超えた蜜がシーツに直接垂れてさえいる。

トッドは奥まで入れた指を少し曲げて、美和子の腸管を軽く爪で引っ掻いてみた。

「あ、痛っ……そんなこと、やめてっ……ああっ……」

黒人の指が腸内のあちこちを擦ったり引っ掻いたりすると、中の襞がざわざわと
蠢いてきた。
心地よい反応を受けて、トッドは美和子の腸管を丹念にこねくり回した。

腸管の苦悶に、美女の肛門はその指をきゅっと強く締めつける動きを何度も見せ
ている。

「気持ちいいみたいだな、こんなに締めつけやがって」
「そうじゃ、ああっ、な、ないっ……あ、もう抜いて……動かしちゃいやあっ……
くぅっ」

徐々に熱っぽい反応になってくる美和子を見ながら、トッドはまた指を抜く。
そして今度は中指も加えて二本でアヌスを襲ってきた。
いきなりは無理だと思ったので、二本の指を絡ませて、ねじり入れるように押し
込んだ。

「んっ! んああっ……あ、ふ、太すぎるっ……き、きついわっ、なにしてるの!」
「何てことないさ。指を二本に増やしただけだ」
「そんな……ああ、痛い、抜いてぇぇっ」
「美和子の素晴らしいアヌスなら平気さ。二本どころか三本だって飲み込ませて
やるぜ」
「だめよ、そんな……あん、あんんっ……入らないわよっ……」

美和子の言葉とは裏腹に、執拗かつ巧妙であくどい愛撫に緩みきっていた肛門は、
なんとか二本とも飲み込みつつあった。
さすがに狭かったが、思ったより楽に半分ほども挿入された。

美和子の方は、とても楽とは言えない。
アヌスがいっぱいに開かされ、きつきつになっている。
肛門が引き裂かれる恐怖と苦痛で吐き気すら催してきた。

「そらそら、もう全部入るぞ」
「い、入れないで……も、もう入れちゃいや……あうう……んくっ…」

美和子の唇から苦痛の呻きが引っ込んだ。
腹の底から唸るような呻き声と、とろけるような甘い喘ぎが少しずつ増えてくる。

いつしか黒人の指は二本とも完全に美和子のアヌスに埋没していた。
トッドはそのまま、ぐりっ、ぐりっとねじり、回転させた。
絡ませた二本の指をねじ込まれ、一層開かされた肛門の襞が巻き込まれて美和子を
甲高い悲鳴をあげた。

「ひぃぃっ……だ、だめ、動かさないでって言ったでしょっ……ああ、ぬ、抜いて
ってばっ……ああ、に、二本なんてだめよぉっ……きついぃ……」
「きついわけあるか。こんなにぬるぬるしてるのに」
「い、言わないでっ……くあああっ……」

もう二本指はスムーズに、くるっ、くるっと回転出来るようになっていた。
驚くべき柔軟性を持った肛門だった。
それでいて裂けている様子もない。
美和子の熟れきった肉体は、黒人の責めをしっかりと受け止めているのである。

「ああ……ああっ……あ、や……んう……んううっ……は……くはっ……」

トッドの二本の指が淫らな動きを見せるたび、美和子は尻を振り続けた。
そうでもしないとどうにかなってしまいそうだ。
責められているのは肛門だけだというのに、股間が、子宮が疼いて仕方がなかった。
いつしか、美和子の意志に関係なく、彼女の腰はトッドの指を追いかけるように蠢い
ていた。

トッドは絡めた指を解き放した。
二本並列に並べて、ジャンケンのチョキの形に指を開いた。
当然、美和子のアヌスもそれに合わせて拡がってしまう。

「あああっ……」

急に肛門が拡げられ、その刺激に美和子は背を思い切りブリッジ状に反らせた。
苦痛に違いないのに、それが痛みに結びつかない。
電流のような刺激が全身に走るのだが、それが快美としか思えない。
肛門に無理な責めを続けられるうち、美和子の脳は脳内麻薬を出し始め、苦痛を快楽
に置き換えつつあったのだ。

「はああっ……きつい……き、きついのに……ああ……」

美和子は自分の反応に戸惑う。
ピンクに染まりつつある脳髄に、この不条理感がわき起こるが、すぐにピンク一色
に塗り込められてしまった。

トッドは二本の指を自在に操り、絡めてねじったり、チョキに開いたり、二本の指
を別々に曲げて腸管を擦ったり引っ掻いたりした。
どの刺激も、ズーンとくるような重い快感が脳天まで届き、美和子の頭は炸裂しそう
になる。

「ああううっ……あ、あ、ああ、それっ……そ、それはぁ……う、うんんっ…」

美和子の腰がぶるぶると震え、もう指責めだけで気をやりそうな勢いになってきた
ので、トッドは慌てて指を引き抜いた。

「あう……あ、どうして……」

美和子は妖美な苦悶の表情を浮かべたまま、トッドを振り返った。
胸が切なかった。
どうして最後までしてくれないのか、と思わず言いそうになる。

「なんだその物足りなさそうな顔は。いきそうだったのか?」
「……」

美和子は顔を逸らした。
自分が今どれほど浅ましい肉欲に溺れているのか、改めて指摘されたような気がして、
屈辱と恥辱で身が灼ける思いがした。
それをこの黒人に見抜かれているのかと思うと、その恥ずかしさに消えてしまいたく
なる。

トッドは、美和子の腸腔の熱で湯気が出そうなくらい暖まった自分の指を見た。
それはねっとりとした粘液にまみれていた。
目の前に晒された美和子のアヌスを見てみると、まだ締まりきらない肛門から一筋の
汁が滴っている。
とうとう美和子のアヌスは、責められて腸液まで分泌するようになってきたようだ。

トッドは改めて感心する。
ここまで感受性の豊かなアヌスは初めてである。
わずか二日の責めでこうまで反応するとは思わなかった。
この女は尻を中心に責め抜いた方が早く仕上がるかも知れない。

トッドは美和子の尻たぶをグイと割り開いた。
股間は、前は愛液、後ろは腸液でしとどに濡れそぼち、びしょびしょで見られたザマ
ではなかった。
それだけに、一層そそる官能的な姿態でもある。

トッドは美和子の豊満な尻を抱え、ぴしゃっと叩いて言った。

「ヘイ、美和子、これからが本番だぜ」

これまでの美和子の痴態ですっかり昂奮し、腹にくっつきそうなくらいにそそり立っ
たペニスを爛れた肛門にあてがう。

「あっ」

熱くて硬い凶器をぺたりとくっつけられ、女刑事は引きつった。
そしてトッドに向かって叫んだ。

「ちょ、ちょっと! な、何するのっ、そ、そこ違うわっ」
「いいんだよ、ここで。何のために散々浣腸してやったと思ってるんだ。美和子は
な、オマンコだけじゃなくって、アヌスでも犯されるんだ」
「いやっ、いやよ、そんなっ……やめ、やめてっ……」
「いやでも犯されるんだよ。無理すんなよ、尻が気持ちよくてしようがないくせに」

そういうセックスがあることは知っているが、自分とは無縁だと思っていた。
排泄器官でセックスするということ自体信じられない。

トッドが肛門を突き破ろうとすると、美和子は全力で身体をよじらせ、本気で拒絶
した。
それも無理はないだろう。
美和子にとって、それはけだものの行為に過ぎなかった。

無論、この黒人はそんなことでは動じない。
両手で彼女の尻たぶをしっかりと掴むと、腰を沈めるように突きだし、じわっとその
アヌスを押し広げた。
その凄まじいばかりの圧迫感と苦痛に、美和子は絶息する思いだった。

「んあっ……ん、くはああっ……だ、だめぇっ……くっ……うっはああっ……」

美和子は、その細い首がもげそうなくらいに振りたくった。
握りしめた指が手のひらに食い込み、血が滲んでいる。

「美和子、もっと身体の力を抜くんだ。口を大きく開けてゆっくり息をしろ。無理
に尻を締めようとすると、本当に裂けちまうぜ」
「や、やあっ……くっ、ああ! …だめ、絶対入んないぃ……いっ、痛っ…」

美和子本人は相当な激痛があるのだろうが、アヌスの方はじんわりと黒い肉棒を
受け入れ始めている。
何度も浣腸され、肛門が爛れるほどに排泄し、しつこいほどに指で嬲られた成果が
出ているのかも知れない。

とはいえ、いかにトッドの指が太くとも、そのペニスとは比較にならない。
肛門に手をつっこまれて引き裂かれているような苦痛を味わいながらも、美和子の
肛門はトッドのペニスの亀頭部を少しずつ飲み込んでいく。

「う、うむ、うんんっ……い、痛い……は、あ、あ、あ、裂ける、裂けるっ……」

ここが正念場とばかりに、トッドは腰を入れ、ぐいと捻り込むようにしてカリを
埋め込んだ。

「うあ!!」

もっとも太い箇所を飲み込んだ瞬間、美和子はトッドの手を振りほどくように大きく
尻を震わせた。
それでも何とか肉棒の先端を挿入したトッドは、無理をさせた美和子のアヌスを傷つけ
ぬように、ゆっくりと奥へと進めた。
異物を押し戻そうと絡みつく粘膜を振り切るようにして、黒く太い逸物が侵入していく。

肛門だけでなく腸管もみちみちに拡げられ、美和子は絶息せんが如く唸っている。

「うっ、うはっ……むむう……はんんっ……ふっ、おおおっ……」

トッドはペニスをすべて美和子のアヌスに収めた。

彼は満足している。
ヴァギナではどんなに奥まで入れでも2/3がいいところだったので、充足感を得る
ところまではいかなかった。
もちろん美和子の媚肉は名器であり、その感じっぷりは黒人を悦ばせたが、めいっぱい
挿入したという感覚が欲しかったのだ。
トッドの巨根を完全に飲み込める膣を持った女などいない。
だからこそ彼はアナルセックスにこだわるのだ。

「全部入ったぜ、デカさんよ。オレのコックの威力はどうだい」
「うああ……苦しい……た、助けて……」
「クイクイ締めつけてくるくせにかわいこぶるんじゃない」

肛門の縁がピリピリ痛む。
裂けてしまわないのが不思議なくらいだ。
思い切り深く貫かれ、アヌスも腸内も灼けるように熱い。

美和子は、何度も膣を貫かれ、泣かされたあの黒い凶器を思い出している。
どす黒く長大で、イヤになるくらいに硬かった。
子宮を押し上げられるくらいまで入れられたのに、まだ全部入りきっていなかった。

そんな恐ろしいものを肛門に入れられている。
排泄器官としか思っていない不浄の場所でセックスされているのだ。
羞恥と、大きなものを押し込められている苦痛とで、美和子の頭の中は白くなる。

「い、痛いぃ……ふんむ……あ、あうう……お尻、きつい……あ……」

美和子の美貌は苦悶で歪み、真っ赤になって堪えている。
トッドは、汗でぬめり光っている美女の背中をぺちぺちと叩く。
そんな軽い刺激でも、めいっぱい拡がった肛門の粘膜はびりびりと反応する。

美和子が痛みに耐えかね、呻いて尻をよじるたびに、その肛門がキリキリと収縮し、
黒人のペニスを締め上げた。
トッドが、自分のペニスをくわえこんでいる肛門をそっとなぞってやると、美和子
はぶるるっと震えてアヌスを緩め、また締める。
責める黒人は驚いた。
精一杯まで拡げていると思われていたアヌスは、出血していないばかりか、なおも
開こうとしているのだ。
驚嘆すべき柔軟性と収縮性だった。

「あ、あふ……も、もう痛くて……ぬ、抜いて……ああ、抜いてぇ……」
「そんなにつらいかね? なら、少し気を紛らわせてやろう」

トッドはそっと手を前にやり、苦悶してぷるぷる痙攣している乳房を揉み始めた。

「あ、そんな……」

黒人の大きな手で胸を愛撫されると、美和子はそこから生まれくる快感に戸惑う。
両手でアンダーバストを掴まれ、ゆさゆさと揺さぶられる。
張りつめたピンクの乳首を押し込まれ、全体をわしわし揉み込まれると、アヌスの
苦痛が薄れていってしまう。

美和子の抵抗がぐっと弱まってくると、今度は股間の前に鎮座しているクリトリスを
つまんで揉んだ。

「はっっ……あ、あは! うっ、ううんっ……あ、あ、そこは……い、い……」

クリトリスを弄ばれると、美和子の肛門がきゅんきゅんと締まる。
その甘美な締めつけに、さすがのトッドも思わず出してしまいそうになる。

「どうだ、よくなってきたろう」
「そ、そんなことは……ああっ……」
「だいぶ馴染んだな、それ」
「ああっ」

トッドは美和子の豊かに張った腰をつかみ、ゆっくりと腰を使い始めた。
最初は浅く、ゆっくりした速度でピストンした。
それでも、黒く太いものが美和子の肛門をめくり込み、めくれあがって出入りする
様は恐ろしく妖しい眺めだった。

「う……あっ……う、動いちゃだめっ……あ、く、苦しいの……ああうう……」

太い男根にようやく馴染んできた美和子のアヌスが、再び軋むような苦痛に苛まれる。
ビリビリした鋭い苦痛が粘膜に響くが、同時に説明しようのない暗い愉悦が顔を出す。

痛みを訴えるだけでなくなった美和子の豊かな感受性に気をよくしたトッドは、さら
にピストンを早めてみる。

「あう……あうう……も、もう許して……は、はあっ……お、お尻……あっ…」

汗びっしょりの美女が、肛門を犯されて呻き悶えている。
トッドのような変態には堪えられないシーンである。
好みと好まざるに関わらず、美和子はトッドを悦ばせるような痴態を演じ、媚声を
放ってしまう。

トッドは自分のペニスの長さをめいっぱい使っての律動を行なっている。
20センチを楽に超える長さの肉棒が、美和子のアヌスに入ってすべて収まり、
そしてまたずるずると引き出される。
あれほどきつかった肛門も、黒人のピストンに合わせて緩み、そしてまた締まる。

それだけではない。
抜かれるペニスも、犯される肛門粘膜もぬめっと濡れてきていた。
美和子の分泌する腸液が、黒人の肛門強姦を助けているのだ。

「ああっ……ああっ……あう、お尻が……お尻が……」
「お尻がどうした。感じるのか」
「やあ、違う……あ、お尻、苦しい……き、きつくて、もう……」
「ウソ言うな、こんなに滑るじゃないか」

美和子は初めての肛交に泣き悶え、懊悩する。
しかし苦悩するばかりでなく、まだ微弱だが妖しい快楽に狼狽えてもいた。

きゅんと締まり、ふっと緩むその感覚に、トッドも我慢が限界になる。
美和子の尻たぶを思い切り割り開いて、腰をくっつけるほど突きだした。
尻の谷間がなくなるほど開かれた尻とトッドの腰が密着し、完全に男根が美和子の
腸内に埋没する。
根元をキリキリ締めつける感触に酔い、トッドはピストンを激しくした。

「ああ、そんなっ……きつい、激しすぎるっ……ああ、やめてっ……」

美女の悲鳴は、変態にとって最高の媚薬だ。

「くおおっ」
「あああっ」

トッドが呻いて射精した。
美和子もその時、背をたわませて仰け反り、ぎゅっと肛門を締めた。
そしてガクリと脱力した。

頭が真っ白になった。
美和子は、いったのかどうなのか自分でもわからなかった。
ただ、はじめての体験だったことは間違いない。

予想もしなかった行為でここまで追い上げられたことに美和子は呆然とした。
しかしその時間も短かった。
激しい肛虐で爛れきった肛門から熱い肉棒が抜かれると、また冷たいガラスが入り
込んできたからだ。

「あっ、ああ、またそれっ……い、いや、もう浣腸は絶対いやあっ……」

縛られた美女は、正気に戻ったかのように暴れ出したが、中に薬液が入ってくると、
諦めたように力を抜いた。
どんなに抵抗しても浣腸液は入ってくるし、大暴れして肛門でガラスの嘴管が折れ
たらタダでは済まない。

「あ、ううんっ……お、お腹が……うんん……だめ、きついっ……」

トッドは容赦せず、ぐいぐいと溶液を送り込む。
ずずっと浣腸液を美女の肛門に注射してやることの征服感は何物にも代え難い。

「う、うむ……や……苦しい……あ、もう、苦しい……」

半分も入れないうちに美和子は苦しがった。
もう腸にはなにもない。直接、強い浣腸液が腸管の襞を刺激するのだ。

「あむむ……お尻……お尻が……ああ、お尻、熱い……や、灼けちゃいそう……」

美和子は肢体を妖しくよじらせる。
拒絶しての激しい動きではない。
浣腸による腸内と肛門の刺激を愉しんでいるのかのようだった。

「あ、ああ……どんどん入ってくる……お腹が……お尻がいっぱいになるぅ……あ、
きつい……苦しいっ…」
「きつい浣腸が好きなんだろ、美和子」
「あううう……お腹が熱い……お尻、いっぱい……あ、まだ入ってくる……は、は
ああっ……」

トッドは最後まで押し切り、肛門にフタをするように指をあてがった。
ひくひく蠢き、今にも吐く出さんとして膨れるアヌスをモミモミと揉む。
もう片方の手でゴロゴロ鳴いている下腹全体を揉みほぐすようにさすった。

「ああ、だめっ……そ、そんなことされたら……ああ、もうっ……」

そんなことをせずとも、美和子のアヌスは爆発寸前だ。
もう少しも保たない。
なのに美和子の尻は、アヌスを揉んでいる黒人の指に合わせて、悶えるように蠢い
ているのだ。
今し方、初めてアヌスを犯され、苦痛と羞恥と屈辱に泣き喚いた美女が、アヌスへ
の快感を求め始めているのだ。

「ゆっ、指どけてっ……あ、も、我慢できない……は、あ……お尻、灼けそう……」
「出したいんだな」
「だ、出したい……は、早く……早く……お腹が苦しい……お願いっ…」
「よしよし」

抵抗なく排泄を望んだ美貌の女刑事に満足した黒人は、彼女の希望通り指を離した。
途端に美和子は肛門の痙攣を自覚した。

「で、出る……出る、出ちゃう……見ないで……見ちゃ……や……」

肛門の痙攣が尻全体に、そして全身に伝染していく。
赤く上気していた美貌が真っ青になって便意に苦しんでいた。

「あ、お尻が……出る……あ、ええっ!?」

トッドは苦悩する美和子の尻たぶを割り、剥き出したままの肉棒を押しつけた。
美和子は衝撃で大きく目を見開いた。

「な、なにをっ……だめ、そんなことしちゃ……い、今はだめっ……」
「今だからいいんだよ」
「だめだったらっ……ああ、もう出したいの……だ、出したら…いいから……」
「ほう」

今度はトッドが驚いた。
美和子が、排泄させてくれたら肛門セックスを受けると自ら言っているのだ。

「ウンチさせてやったらアナルセックスするってのか」

美和子はカクンとうなずいて言った。

「ああ、だ、だから……早く、さ、させてってば……もう、お尻きつくてだめ……」
「やっぱりやめだ。今犯してやる」
「だめっ」

高まりきった便意を放出しようと膨れあがったアヌスを押し返すように、黒いペニ
スが沈んでいく。

「あ、ああっ、そんなことされたらお尻が…お尻がぁっ……ぐっ、ぐぅぅぅっ……
あ、そんな、入って……くる!」

トッドはぐいと捻るようにして亀頭部をねじ込んだ。
最太部がアヌスを割ると、美和子は大きく弓なりになって喘ぎ、叫んだ。

「くああっ……あ、ふっといぃぃ! ……お、おっきい、裂ける、壊れるっ……
あっ、あっ、入ってくるぅ!」

激しい便意を堪えるべく、力いっぱい締めつけている括約筋をムリヤリこじ開けて
挿入する。
ペニスが固く閉まった肛門を拡げると、そこ目がけて耐え抜いた便意が一気に駆け
下ろうとする。
だが、トッドの太い肉棒がそれを押し返し、逆に中へ押し戻してしまう。
腸内はすでに浣腸液で充満しているのに、そこへ野太いペニスが押し入ってくる。
便意は行き所を失い、さらに激しく暴れて美和子を責め苛んだ。

「お、お腹がぁっ……お、おかしくなるわっ……お尻、爆発しそうっ……うあああ
……」

トッドはじわじわと押し込み、とうとう根元まで埋め込んだ。
浣腸液とペニスで許容量を遙かに超えた腸管は破裂しそうなほどに膨れあがった。
アヌスも、出したくて開きたいのに太い肉棒が押し込まれて開けない。
二重、三重の苦しみが美和子を襲う。

「く、苦しい……苦しいのっ……お願い、したいのっ……あ、で、出そうなのにぃ
っ……」

苦痛を和らげてやろうと、トッドはまた胸を揉んでやる。
そして股間を覗いて驚いた。美和子の膣は臨戦態勢で、濡れ濡れどころか、ぼた
ぼたと愛液をダダ漏れにしていたのだ。
完全に感じている。
快感を得ているに違いない。
そういえば、美和子の尻はトッドのピストンに合わせて、彼に突き出すように動か
していた。
肛門も締めたり揺るめたりを繰り返している。
そして唇からまろびでるのは、もはや嬌声のみになっていた。

「はう……はううっ……あ、お尻……ああっ……た、たまんない……」
「たまらないほどいいのか?」
「……」

さすがにそれを口にすることは躊躇した美和子だが、トッドが答えを促すようにペ
ニスを突き込むと、理性の防壁が肉欲の疼きに崩された。

「ああうう……こんな……あ、うん、いい……」
「……」
「たまんない……お尻がたまんないっ……はっ、あ……いいっ……お尻がいいっ……」

美和子の艶っぽい喘ぎ声と呻きに応えるように、トッドは腰を思い切り突き、ぴしゃ
ぴしゃと尻を鳴らした。
その淫靡な音さえ、今の美和子には官能的だった。
もう黒人の手は乳房や媚肉からは放れている。
その手は腰を掴み、ピストンの手助けして激しく揺する。
美和子はもう純粋にアヌスだけで感じているのである。
たくましすぎる肉棒が腸内でこねくり回り、浣腸液を襞にすり込むように動くと、
美和子は狂ったような反応を見せた。

トッドももう遠慮しなかった。
思い切り深くまで抉り、こね回すように捻り込み、奥深くまで突き込んだ。
美和子の腸液がそれをサポートし、肛門の締め付けがトッドに快楽をもたらす。
黒人と美女が、双方に快楽を与え合い、悶え狂っていた。

「お尻がすごいぃっ……き、気持ちよくて、おかしくなるっ……あ、いく……もう、
いきそうっ」
「肛門でいくのか、美和子っ」

美和子は何の抵抗もなくガクガクとうなずく。
深く突かれ、乳房が重たげにゆさゆさと揺れている。

「い、いきたいっ……お尻でいきたいっ……いく、あ、いくぅ……いきそうよぉっ
……」
「いっていいぞ」
「いく、い、いかせてっ……お、お尻の穴でいくっ……だめ、いく、いっくぅぅっ
っ!」

何の羞じらいも屈辱もなく叫び、美和子は凄まじいほどの絶頂に達した。
トッドも耐えきれずに大量の精液を放出した。

「うあああっ、いっぱい出てるぅっ……あ、あ、熱いのが……ま、また、いく!」

激しい射精を受け、美和子は脳髄を灼き尽くした。
射精の発作のたび、狭い腸管を跳ねる肉棒が襞を擦り、美和子はぶるぶると大き
く裸身を震わす。
美和子は惚けたような顔でよがり、呻いた。

「あうう、ま、まだ出てる……お腹が、お尻がいっぱいになっちゃう……はあう、
また、いく……」

トッドは全部射精し終わるまで抜かなかった。
最後の精を放ち終えると、ようやくまだ硬い肉棒を抜き去った。
途端に美和子のアヌスが暴発し、溜まりに溜まっていた浣腸液が噴き出した。
リノリウムの床に撒き散らされるそれは透明で、ところどころに黒人の吐いた白い
濁液が混じっていた。



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