宇宙暦800年、収まりかけていた戦乱が再び動き出す。

1月14日、ヤン艦隊によるイゼルローン要塞が再奪取される。
その2日後、同盟軍最後の軍事行動として、元宇宙艦隊司令長官ビュコック退役
大将率いる艦隊が、マル・アデ
ッタ星域で帝国軍と戦火を交える。
この戦闘で壊滅した同盟宇宙艦隊は、ビュコック司令長官、チュン総参謀長と運命
を共にすることとなり、間もなく自由惑星同盟は全面無条件降伏に追い込まれた。
もはや、帝国を快く思わない人たちの唯一の希望はヤン独立艦隊のみであった。

占拠したイゼルローンと革命政権を打ち立てたエル・ファシルを含む「革命回廊」
に潜むヤン一党をうとましく思う帝国軍はイゼルローンの奪還を至上命題とした。
ハイネセンの地表を踏んでいた皇帝ラインハルト・フォン・ローエングラムも、
全軍を親率すべく出立している。
帝国軍の先鋒を受け持っているのは、猛将として名高いビッテンフェルト、ファー
レンハイト両上級大将率いる2個艦隊であった。
彼らを正面に置いて、ヤン艦隊も臨戦態勢を整えつつある。

────────────────────────

 そう思ったのがいつだったのか、ユリアンには明確な記憶がない。
憧れだった女性を、思いのままに辱め、己の欲望を満たす。
若く正常な男性であれば、誰でも一度や二度は夢想することである。
ただ、そのほとんどは妄想だけに留めているだけなのだ。
ユリアンは、問題なく自分もそうできると思っていた。
彼はいささか潔癖なところもあり、そんな妄想を抱くことは恥ずべき事だと思い
こもうとしていたフシもある。
しかしながら、若い性欲はいかんともしがたい。
ジリジリした日を送り、きっかけがあれば呆気なく弾けてしまいそうだった。

ヤンは副官とユリアンを引き連れて忙しく動き回り、視察、指導、会議を重ねて
いる。
ユリアンのはそのたびに美しい副官−フレデリカ・G・ヤン少佐−を意識せずには
いられないのだった。
かつてキャゼルヌに見抜かれた通り、ユリアンはフレデリカに憧れていた。
だがそれは、あくまで思春期の少年が抱く年上の女性への憧憬以上のものでは
なかったはずだった。
指摘したキャゼルヌも、そして何よりユリアン自身もそう理解していた。
ヤンとフレデリカの結婚を見届けて、その想いを昇華させたはずだった。

しかし、フェザーン、地球そしてオーディンで実体験した決定的な出来事がユリ
アンを変えてしまった。
純粋な憧憬、憧れる想いが、いつしか醜い欲望の対象に取って代わられた。

フレデリカの柔らかい笑顔。
まるで全身が薄い靄でけぶっているかのような印象だ。
心なしか、身体全体がまろみを帯びてきたような気がする。
かつてのフレデリカも、イゼルローンいちと言われた美形ではあったが、まだ
どこか体の線に固さがあった。
今はそれが取れ、ひときわ女性らしい体型になったように思えた。
それにも増して、男心をくすぐるようなフェロモンが漂っている。
これが人妻というものか。

ユリアンは目を見張る思いだったが、同時にわずかではあったが心に黒い渦が巻いた。
それがヤンに対する嫉妬と気づいた時、少なからず動揺した。
その日から、フレデリカ・グリーンヒル・ヤンの悲劇が始まった。

────────────────────────

 その日も午前中のスケジュールをこなし、3人で昼食を摂った。
ユリアンは休憩時間を利用して射撃練習場でブラスターの練習をこなして、ヤン
提督の部屋や行った。
いつもは声を掛けてからオート・ドアを開けるのだが、この時はついそのままセン
サーに入ってしまった。

「!」

音もなく開いたドアの中では、ヤンとフレデリカが抱き合って接吻している真っ
最中だった。

「すっ、すいません!」

慌てて謝罪すると、すぐにドアを閉めた。
しかし、すぐに中から「入ってきなさい」とヤンの声が聞こえた。
ユリアンは恐る恐る中に入ると、ヤンもフレデリカもやや照れたようなほの赤い顔
でユリアンを迎えてくれた。

「あっ、あのっ。本当にすみませんでした」
「ああ、いや」

謝るユリアンにヤンは笑って手を振る。

「こっちが不謹慎だったかも知れない。いいんだよ、謝らなくたって」

今回の件はもちろんだが、ユリアンと同居している以上、もう少し気を付けなければ
ならないだろう。
しかしそれはこのふたりにとって大した問題ではなかった。
そんな気遣い以上に、ユリアンがいてくれる心地よさを大事にしたかったからである。
顔を真っ赤にして頭を下げているユリアンを、若夫婦は微笑ましく見つめていた。

ふたりには、ユリアンが照れて恥ずかしいのだと思っていたが、ユリアンの感情は
まったく違っていた。
怒っていたのだ。
憤怒で顔が赤かったのである。
何に対してそこまで怒りを感じたのか、この時点ではまだ本人にもわからなかった。
心の底に、ネバネバした粘着質の黒く熱い塊がへばりついているかのような不快感
を味わっていたのだ。

同時にフレデリカに対して、やや神秘性が薄れたようにも感じた。
フレデリカもキスくらいするのだ。
人妻なのだから、当然夫に抱かれもするだろう。
そう考えると、憧れの偶像から現実の女に落ちてきたような気安さを感じた。

────────────────────────

ヤンはよほどのことがない限り定時でオフィスを出る。
現在のように艦にいる時でも同じで、戦闘中でもなければ定時でないと艦橋に来ない
し、定刻にはなれば艦橋を離れてしまう。
無論、いる場所は常時連絡しているが、超過勤務はしない主義なのである。
この日もそうする予定だったが、戦闘が近いかも知れないというのにわざわざエル・
ファシル政府から使者が来ていた。
激励やら今時戦闘の目算を聞きたいやらでヤンに面会を求めてきたのである。
馬鹿馬鹿しいことだとは思うが、無下にも出来ない。
いっそ誰かに振りたいところだったが、ヤンを指名してきており司令官の立場上それ
を無視はできなかった。

それでも、前日、夜遅くまで書類を片づけてくれた副官兼愛妻のフレデリカをつき
合わせる必要もないとして、彼女は先に部屋へ帰した。
当然、ユリアンを巻き込むつもりもなかったので、一緒に帰してしまった。

ユリアンは思う。
これがチャンスというものかな、と。
もうじきラインハルト軍との死闘が始まる。
ユリアンはヤンが勝つと信じているが、戦力的には比較するのも愚かしいほどの劣勢
なのだ。
勝っても辛勝なのは疑いないし、最悪負けることもあるかも知れない。
その時でも、ヤンだけは何としても守るつもりのユリアンだったが、自分自身が戦死
する可能性だって否めないのだ。

そう考えると、もう機会はないのではないかと思えてくる。
ユリアンは、隣で優しい笑みを浮かべて話している美女を見つめ、奥歯を噛みしめた。

「お腹空いちゃったわね」

フレデリカはユリアンに微笑みかけると、メインドアを施錠した。
ユリアンは地上と同様、ヒューベリオン艦内でもヤン夫婦と同居している。
5部屋が連なっているフロアをヤンたちは居室としていた。
うち1室をユリアンの自室としてもらっているのだ。
どの部屋も隣同士あるいは廊下を隔ててすぐに行ける位置にあり、その廊下と他エリ
アを結ぶメインドアをロックしてしまえば一軒の家と同じようなものだった。
ヤンからは、遅くなるので先に食事をとって寝ていてかまわないと言われている。

フレデリカは、寝室に入ると軍服を脱ぎ始めた。ユリアンは密かに部屋の前へ行き、
息を殺して様子をうかがう。
思い切ってドアを開けた。

「えっ?」

下着姿のフレデリカがびっくりしたような目でユリアンを見ていた。
部屋に鍵はかかるのだが、まさか部屋に入られるとは思っていなかったのでかけて
いなかった。
これはいつものことなのだ。
呆気にとられているフレデリカに向かって、ユリアンは音もなく近づくと、右の拳を
彼女の柔らかい鳩尾に叩き込んだ。

「うっ……」

フレデリカは一瞬呼吸が止まった。
鈍痛に耐えてかがんだ身体を起こし、信じられぬ思いで8歳年下の少年を見上げた。
ユリアンは、そのまま右肘をフレデリカの背中に落とした。

ユリアンは、気絶したフレデリカを自分の部屋まで担いでいった。
そしてベッドに転がすと、震える手でブラジャーとショーツを引きちぎった。
ぷるんと飛び出たバストの、なんと美しいことか。
野暮ったい同盟軍の制服の上からでは伺い知ることのできなかった見事な胸は、ユリ
アンの想像をはるかに超えていた。
たっぷりとしていて柔らかそうで、それでいて、寝ても少しも型くずれしていない。
思わず顔を寄せ、くんくんと匂いを嗅いだ。
甘い、女の香りがする。

そしてショーツの下。
けぶるような柔い繊毛で、見ているだけで達してしまいそうだ。
ユリアンはゴクリと生唾を飲み込んで、眠れる美女をうつぶせにひっくり返した。
圧倒的なヒップがユリアンに迫る。
スラックスの上からでも、その張りを主張して止まなかった尻が、ナマで目の前にある。
手のひらで撫でてみた。
固そうに引き締まっているくせに、この柔らかさ。
理想的だ、とユリアンは思った。

たまらず両手で尻たぶを割る。
ひっそりと慎ましやかなアヌスが見える。
たちまち辛抱たまらなくなったユリアンが足を動かそうとすると、股間にズンと痛みが
走った。

ユリアンは苦笑する。
早くも固く張りつめた肉棒が、スラックスの狭さに抗議していたのだ。
ユリアンは我に返り、深呼吸した。
フレデリカが目覚めるまでに用意しなければならないことがある。

気絶したフレデリカをそのままに一端、自分の部屋に戻り、バッグを持ってきた。
中からロープを取りだし、眠れる美女を縛り始める。
なにしろ、ようやく憧れの女を抱けるのである。
動揺して隙を見せるかも知れないし、そうでなくともフレデリカも護身術は一通り心得
ているはずだ。
逆襲されたら身の破滅である。

まず、両手を後ろ手で縛った。
その時、ふと思いついてバストの上下にロープを通し、絞り上げるようにしてみた。
もともと豊かな胸が、ますますはち切れそうに見えた。
こいつはいい、今度からいつもこうして縛ってやろうと思った。
そしてうつぶせのまま、両脚を拡げさせて足首を縛る。
その端はベッドの足に結びつけた。

ここまでやって、ユリアンは制服を脱ぎ、フレデリカの股の間に顔を寄せた。目の前に
禁断の肛門がある。
荒くなる呼吸を抑えつつ、ユリアンは右手の親指と人差し指でフレデリカのアヌスを
いじくり始めた。

肛門を軽くつまむ。
人差し指の先で軽く突っつく、グリグリとねじ込むような動きを見せる。
徐々にほぐれて指先で摘めるようになると、襞をつまんで引っ張るようなことまで
してみた。
そのたびに妖しく蠢くフレデリカの肛門は、ユリアンを夢中に、そして有頂天にさせた。

「ん……」

ユリアンが菊座をいたずらし続けると、気を失っているフレデリカの腰が、むずかる
ように動く。
尻たぶがプリプリ動くのがたまらなかった。
ユリアンは飽くことなくフレデリカの肛門をもてあそんだ。
アヌスの皺をひとつずつ指でなぞるようたびに、美しい生け贄はイヤイヤするように
尻を振る。
そんなフレデリカの反応を楽しむように、ユリアンはゆるやかにはみ出てきた肛門の
襞をやさしく嬲った。
時折、キュッと締まる素振りを見せるのがたまらない。

「うう……あ…?」

ユリアンが憑かれたようにアヌスをいじくっていると、ようやくフレデリカが目を
覚ました。

うつぶせに寝かされていたための胸への圧迫感。
肛門付近に感じる異様な感触。
後ろ手に縛り上げられたことによる肩の痛み。
目覚めは最悪だった。

「あ……え? な、なに?」

フレデリカは身体の自由が奪われていることに気づく。
両手とともに両脚も縛られ、固定されている。
何が起こったのかわからなかった。
ユリアンはゆっくりとフレデリカの前に回った。

「ユリアン……。なに、どういうことなの、これは」
「申し訳ありません、フレデリカさん。乱暴なことしまして……。おなか、痛みま
すか?」

ユリアンはそう言って軽く頭を下げたが、顔は笑っている。

フレデリカは、信じられないように瞳を見開いた。
そして、この暴虐を行なったのがユリアンだと知り、表情に怒気をみなぎらせた。

「ユリアン、あなた……。こ、こんなことをして…いったいどういうつもりなの
!?」

ユリアンは白めかしい美女の裸身を見下ろして言う。

「キッとしたフレデリカさんも綺麗ですね。でも、そんな姿で凄んでも迫力ない
ですよ」

ハッとしてフレデリカは身をよじった。
しかし、僅かに腰をくねらせるくらいしか動かせない。

「さ、さっさと解きなさい! 早く!」
「少し静かにしてください、少佐」
「……」

冷たい口調で命令する亜麻色の髪の少年を、信じられない思いでフレデリカは見て
いた。
これがあのユリアンなのか。
こんな子ではなかったのに。
地球行きの旅で何かあったのだろうか。

「……いったい何があったの? なんでこんな…」
「なぜも何もありませんよ。僕はあなたを、ずっとこんな風にしてみたいと思って
たんです」
「そんな……」

ユリアンの顔に暗い陰が浮かんだが、それも一瞬のことだった。
振り払うように軽く頭を振ると、縛られた哀れな美女の後ろに再び回り込んだ。
そして、またフレデリカの股間の後ろに陣取ると、そこを覗き込む。

「ちょ、ユリアン…いや、どこ見てるの! いやよ、見ないで!」

若い男の目が、食い入るように自分の秘部を見つめているのがわかるようだ。
視線に物理的な圧力があるかのように、自分の股間に食い込んでいるのがフレデ
リカには感じられた。

「見るだけだと思います?」

顔を羞恥で真っ赤に染めて振りたくるフレデリカを横目に、ユリアンは再攻撃を
開始する。
今度は肛門でなく秘部を責め始めた。
ふるふると震える繊毛を指でかき分け、媚肉の割れ目に沿って指を這わせた。
フレデリカは思わずビクリと反応する。

「いやあ! やめなさいユリアン、だめよっ」

フレデリカはたまらず叫ぶ。
自分の夫の被保護者に嬲られている事実が信じられない。
プリプリとうごめく尻を抱えて、さらにユリアンの指が淫靡に動く。
そうでなくとも、眠っている間に肛門をいじくり回されたため、媚肉はゆるみ濡れ
始めていた。
そこへ拍車を掛けるように指で愛撫が始まったのだ。
ユリアンは、ほぐれ始めた媚肉の襞をつまんだり、内側にそっと指を入れてくすぐ
るように動かした。

「あ! ……う……あっ……あ、いや…」

敏感な箇所にユリアンの指が触れるたび、フレデリカはギクンと身体を突っ張らせる。
こんなムリヤリにされて感じるわけがないと思ったが、信頼しきっていた少年による
暴虐と、全裸で緊縛されての愛撫…。
異常な状況が幾重にも重なり、その聡明さと美貌をもって鳴る女性士官も理性が失わ
れつつあった。
媚唇がゆっくりと綻んでくる頃には、フレデリカの全身は薄いピンク色に包まれていた。

「ああ、いや……お願い、ユリアン、やめて……あっ……そ、そこ! あ、いや……」

ユリアンは、年上の女性士官を責める自分の指先が、彼女の愛液でたっぷり覆われて
いるのを確認すると、今度は、その上にある小さな肉芽を軽く弾いた。

「ひっ!」

フレデリカは、緩やかな愛撫に続いた強烈な刺激に、ビクリとのけぞった。

「へぇ、フレデリカさんもここはかなり感じるんですね」
「や、やめなさい! ああっ!」

フレデリカに反論させず、ユリアンはクリトリスを責めた。
親指と人差し指で軽くはさみ、ぶるぶると震わせる。
フレデリカは、まるでその行為に合わせるかのように、不自由な体を揺さぶった。
顔をシーツに押しつけ、口からこぼれる悲鳴もくぐもっている。
ユリアンが肉突起の包皮を剥いて、その先端を軽く撫でると、フレデリカは甲高い声
を上げた。
指を肉芽から割れ目に移すと、そこはもうかなりの愛液で溢れるようだった。
指先を尿道や膣に転じ、そこを突ついてやると肉襞が妖しくうごめきはじめる。

「ああ、だめ……やめ、あっ! …やめて……」

フレデリカの声も、どこか虚ろになっていく。
8歳も年下の少年に責められているというのに、身体は敏感に反応し、股間が熱くなる。
ユリアンは、フレデリカの反応が微妙に変化したことに気づくと、今度は五本の指
全部と手のひら全体を使って、彼女の秘部を揉みほぐすように愛撫した。

「あああっ……あ、ああ……だめっ! あ、あふ……あ!」

フレデリカの感じ方が一層激しくなる。
頃合い良しと見て、ユリアンはフレデリカの媚肉から手を放す。
そして人差し指の先で彼女の割れ目からたっぷりと愛液をすくい取ると、またしても
肛門に指を伸ばした。
思わぬ箇所を攻撃されてフレデリカはうろたえた。

「あっ! ユ、ユリアン、そんなところ……ああ、やめ、やめてっ!」

もちろん、そんな懇願を聞くユリアンではない。
フレデリカが気絶しているときに散々いじくり回し、目覚めてからは膣を責める。
その効果か、フレデリカの堅く締まった肛門は、すでに柔らかくほぐされていた。
そこに、いきなり人差し指を突き刺したのだ。

「ひぃ!」

フレデリカはグンと背を仰け反らした。
たまらない刺激だった。
そんなところに指を入れるなど、彼女の常識にはない。
首がもげそうなくらいに振りたくった。
ユリアンは構わず菊座を責める。
第一関節、第二関節と、徐々に指を禁断の穴に侵入させ、とうとう根元まで押し込ん
でやった。

「ああ……」

フレデリカは諦めたように、弱々しく顔を振る。
美しい碧眼が涙で潤んでいた。
ユリアンは少々意外だった。
痛がらないのだ。
普通、はじめて肛門に指を入れられれば、それは痛がるものだ。
ユリアンの指がほっそりしていることや、あらかじめ入念に肛門をほぐしておいた
こともあるだろうが、フレデリカは痛みを訴えることはなかった。
痛みよりはむしろ羞恥をより強く感じていたのだろう。
もしかしたら、フレデリカさんは便秘気味なのかも知れないな、などと不埒なことも
えた。
すぐにわかることだけど、とユリアンはほくそ笑んだ。
調子に乗って、根元まで押し込んだ指をグリグリと抉るようにしてみたが、軽く悲鳴
はあげるものの痛みは口にしなかった。
これならいける、とユリアンは思った。

「ああ……」

ズボ、と音をたててユリアンの指がアヌスから抜けると、フレデリカはホッとした
ような声を出した。

なぜこんなことになったのか……フレデリカの頭は混乱し、ユリアンが何をしようと
しているのかわからなかった。

「浣腸しますよ、フレデリカさん」
「……」
「聞いているんですか?」
「…あ……」

いつのまにか、ユリアンはガラス製の浣腸器を手にしていた。
この時代、便秘や手術などのため強制的に排便させるための手段としては浣腸の意義
は薄れている。
即効性の服用薬もあるし、直接、肛門から薬液を入れるにしても、小さなアンプルで
済むようになっているので、ユリアンが持っているような浣腸器は本来使わないので
ある。

ただ、いつの世も、女に浣腸して苦悶する姿を見て楽しむという外道は存在するもの
で、彼らのためにアダルトショップでは未だに遺物のような浣腸器が売られているの
である。

「そ、そんなもの……」

フレデリカは目を見開いた。
知識として、浣腸というものがあることは知っている。
しかしユリアンの手にある浣腸器はフレデリカの常識から外れていた。
直径は5センチ以上、長さは30センチ以上ありそうだ。
フレデリカは知らなかったが、500cc入るタイプなのだ。

「知ってるでしょう? 浣腸ですよ。これでフレデリカさんのお尻の穴からクスリを
入れてウンチをさせるんです」
「な……なにを言ってるの……」
「だから浣腸ですよ。僕、ずっとフレデリカさんに浣腸してやりたかったんですから」
「いや……そんなの……」

いやじゃありませんよ、と言うと、ユリアンはわなわな震えるフレデリカの菊座に
浣腸器の嘴管を押し込む。

「ひぁっ」

冷たい感触に、フレデリカは叫び、腰を大きく揺さぶる。

「ほら、あまり暴れないでくださいよ。ガラス製なんですから、先が割れちゃったら、
フレデリカさんの肛門が大怪我しちゃいますよ」

それを聞くと、フレデリカはビクリとして身体の動きが止まった。
ぶるぶると小刻みに震えてはいたが。
ユリアンは手にグイと力を込めてシリンダーを押した。
ドロドロした流動物がフレデリカの肛門内に侵入する。

「あ、ああっ……やめてぇっ…あ、入れないで……あ!」

フレデリカは、初めて受ける浣腸の洗礼に全身で震え上がった。
身体が内側から爆発するのではないかというくらいの圧迫感。
身体中が張りつめ、頭が芯から痺れる。
そして、重たい液体が次々と体内に流れ込んでくる。
フレデリカは知らなかったが、適度にとろみをつけ、直腸への刺激も考慮した浣腸
責め用の溶液だった。

「あ……あ、あく……あは……ううんっ……」

動いたら怪我をするかも知れないとわかってはいたが、浣腸されるおぞましさに、
フレデリカの身体は勝手にうごめいた。
イヤイヤするように頭を振り、手は何かにすがるように握りしめられ、また開く。
そして浣腸器が突き刺されている尻は、うねるようにゆるやかに回転していた。

苦悶に呻くフレデリカ。
思わず金髪を振り乱して喘ぐフレデリカ。
綺麗な唇からは、うめきの他に熱い吐息も出された。
そんな悩ましい美女の苦悶するさまを見て、ユリアンもすっかり興奮した。
グイグイとシリンダーを押す指に力が籠もる。

フレデリカは狂乱寸前だった。
流入してくる溶液は、容赦なく彼女の肛門を責める。
直腸の襞に染み込むように浸透してきた。

「あ、う、うん……」

ぶるるっとフレデリカは震えた。
下腹部に重い鈍痛を感じたのだ。
それが便意だと気づき、慄然とする。

「あ、あ、……お願い…あっ……も、もう入れないで……」

ググゥと腸が鳴る。
便意を意識すると、もういてもたってもいられなくなった。

「こ、これ以上は……ああ、だめ……ううん……」

ほのかに赤く染まっていたフレデリカの身体が、今度は血の気をなくしてきた。
ぶるぶると軽く痙攣している。

かなり便意を感じているな……。
ユリアンはそう見抜くと、さらに注入を続けた。

「いや、いや……あ、あむ……くぅぅ……あ、あ……」

寒気が全身を襲う。
腸の中で暴れまくる浣腸液。
もはやユリアンのいやらしそうな顔も見えない状態にまで追い込まれていた。
ユリアンの方は、最初の浣腸ということで量を控えて300ccに抑えたのだが、
はじめてのプレイでは、それでも十分に多すぎた。

「あぐぅっ!」

ユリアンが最後の50ccを一気に送り込むと、フレデリカは絶息したような声を
上げてのけぞった。
ガクリと全身の力が抜け、シーツに突っ伏して荒く息を吐く。

「う、ううっ」

すぐに、一瞬忘れていた便意が襲いかかる。
フレデリカは全身に力を込め、迫り来る破局に耐えた。
手だけでなく足の指もかがめて握り、腿やふくらはぎもつりそうなくらいに筋肉を
収縮させた。
当然、菊座も締め付けたが、時折ふっと力が抜ける感覚があり、フレデリカを焦ら
せる。

クククと喉の奥で笑うと、ユリアンは脂汗にまみれたフレデリカの身体に手を伸ば
した。
見事な形状の臀部に手を這わせて撫で回す。
それだけでもフレデリカにはたまらない感覚だったが、さらにユリアンはグルグル
鳴っているなめらかな腹を、ゆっくりと揉みほぐした。

「あ、あああっ……やめて…あ、そんな……いやあ!」

マッサージにより、便意は一気に増幅された。
もう、どうにも我慢できない。
フレデリカは、ぞっとするほどの艶っぽい瞳でユリアンを見た。

「あ、お願い……ほ、ほどいて……」

ユリアンはニヤリとする。

「ほどいてどうするんですか?」
「…お、おトイレに行きたい……」

フレデリカは羞恥で顔を真っ赤に染めて、ようやく言った。

年下の少年にそんなことを懇願するのはプライドが許さなかったが、もはやそんな
ことは言っていられない。

「忍耐力がありませんね。もう少し我慢してください」
「そんな……」

絶望がフレデリカの心を染める。
このままでは、拘束を解いてもらってもひとりでトイレまで歩けなくなってしまう。
早くしなければ……。

「お願いよ、ユリアン……ああ、もうダメなの……」
「我慢できないんですか?」

フレデリカはうつむいてうなずく。
ユリアンはおもむろに近づき、思い切り尻たぶを割り開いた。

「いやあ!」

美女の肛門はヒクヒクとうずいていた。
ふっくらと盛り上がり、慌ててすぼまる様が、なんとも色っぽかった。
腸液か溶液かが、わずかににじみ出ている。どうやら限界のようだ。
フレデリカは、艶やかな肢体を青ざめさせ、ぶるぶると震わせている。
足の指を思い切り握りしめているようだ。
そうでもしないと漏れてしまいそうなのだろう。

ユリアンはゆっくりとロープを解いてやった。
ここまで来れば、もう暴れることは出来ないだろう。
案の定、身体を自由にしてやったのに、フレデリカは動くことが出来なかった。
低いうなり声をもらし、僅かに身体をうごめかすばかりだ。
ユリアンはニヤリと笑ってフレデリカに声を掛けた。

「どうしたんですか、フレデリカさん。もうロープは解きましたけど」
「……」

フレデリカは、理知的な美貌をゆがめて下腹部の鈍痛に耐えている。
歩くどころか、少しでも動いたら破局を迎えてしまいそうだ。

「……って…」
「え? なんですか?」
「…おトイレまで連れてって……」

便通に喘ぐ哀れな美女は、大きな瞳を潤ませて懇願している。
ユリアンは天にも昇るような気持ちだった。
憧れだった年上の女の、こんな姿を見ることが出来るなんて。

「お…お願いよ、ユリアン……もう、もうダメなのよ…」

わなわな痙攣するフレデリカを見下ろし、ユリアンは満足した。
今、この女は僕の手を借りなければトイレにも行けないんだ……。
便意に青ざめるフレデリカに手を伸ばし、抱え込むように抱き上げた。
両手を彼女の膝の下に回して持ち上げる。
子どもにおしっこさせる格好だ。

「い、いや……こんな格好…」

フレデリカは弱々しく首を振ったが、排便欲求には耐え切れそうもない。
暴れることなく、ユリアンに抱きかかえられ、トイレまで運ばれた。
便器の前に来ると、ユリアンはそのままフレデリカを持ったまま少し腰を屈めた。
フレデリカはプルプル震えてユリアンを見上げる。

「は、早く……」
「いいですよ、このまましてください。ちゃんと抱えてますから」

フレデリカは信じられないセリフに一瞬怒気が湧いたが、少年を睨む気力は残されて
いなかった。

「いや……お願い、ひとりで……」
「……」

冷たく無視するユリアンに絶望し、なんとか堪えようとしたものの、我慢も限界
だった。
あっ、あっ、と舌足らずな悲鳴を発し、いやいやと腰をうねらせる。
ユリアンには、その肛門が膨れたりすぼまったりする様すら想像できた。

そして破局が来る。

「あ……も、もう…ああ、もうダメ……み、見ないで……」

哀れな美女は思わず天井を見上げ、「ああっ」とひときわ高い悲鳴を上げた。
直後、限界線を突破した括約筋が崩壊し、破裂音がして凄まじい排泄が始まった。

「ああっ……あ……」

フレデリカはいてもたってもいられない。
夫にすら見られたくない秘められた排泄行為を、こともあろうに被保護者の少年に
見られている。
ぼそぼそと積み上げられる流動物、そこに混じる浣腸液。
そして、それら恥ずかしいものを排泄し続ける肛門を、つぶさに観察されていると
思うと気が狂いそうになる。
ぽちゃん、ぽちゃんと最後の滴が落ち切る頃には、フレデリカの瞳から涙があふれ
ていた。
声こそ出さないが本当なら泣き喚きたいくらいの羞恥だった。

「全部出し切りましたか、フレデリカさん」
「……」

返事をしないフレデリカに構わず、ユリアンは排泄物を流すと、今度はトイレに
座らせて、汚れた肛門をシャワーで洗ってやった。
フレデリカはされるがままだった。
そしてまた彼女を抱き上げると、ベッドまで運び、そのまま寝ころがした。
あまりに屈辱と羞恥、そして大きなショックのため、フレデリカはすっかり脱力
している。

これならもう縛る必要もないだろう。
ユリアンはそう思い、色白の美女を仰向けに転がした。
無抵抗にゴロリと転がり、恥毛に覆われた秘部や、そこだけはまだ解いていない
ロープに絞り上げられたバストを惜しげもなくさらしている。

フレデリカの媚肉は、気絶している時のいたぶりから始まり、媚肉や肉芽への直接
攻撃、さらには浣腸責めなどもあってか、濡れそぼっている。
毛の先には露すら帯びていた。
こんな状態でも女は感じるものなのか、という驚きとともに、清楚なイメージだった
フレデリカに対する失望もあり、ユリアンはなんとなく釈然としなかった。

ヤン提督という夫がありながら、他の男にちょっといじられたくらいで濡れるなんて。
それを行なったのは自分だ、ということは棚に上げて、ユリアンは憤った。
同時に、フレデリカの肉体に対して、安っぽい印象すら持つようになってしまった。
いくら綺麗な身体だってこんなに淫乱なんだ。

ユリアンは吹っ切れた気がした。
彼の肉塊は、浣腸している時から痛いほどに勃起している。
軍用のスラックスとトランクスを脱ぎ捨て、狭い空間に押し込められていた肉棒を
解放してやった。

フレデリカの方は、ユリアンにひどいことをされたというショックで呆然としている。
目は開いているが、何も映っていない。

ユリアンは、おもむろにフレデリカの両足首を掴むと、そのまま自分の両肩に乗せた。
ここに至って、ようやくフレデリカはユリアンの行動に気づいた。
正面を見ると、少年がのしかかろうとしている。
そして、その股間にはいきり立った男根がぶらぶらと揺れていた。
何をされようとしているのか理解したフレデリカは絶叫して身をよじった。

「いやあ! 何するの、ユリアン! だめ、それは…それだけはだめ!」

いくらなんでもユリアンに犯されるわけにはいかない。
少年に犯される屈辱もさることながら、夫に申し訳が立たない。
それも、見ず知らずの相手ではなく、ヤン提督が可愛がっているユリアンに犯された
とあっては、ヤンに合わせる顔がない。
しかし、浣腸と排泄を必死に耐えたこともあり、体力はすっかり消耗していた。
そして、ユリアンは思ったより力が強かった。
ユリアンは、フレデリカの足首を肩に乗せ、彼女の身体を二つ折りにした。
腹にくっつかんばかりに屹立した肉棒を、フレデリカの媚肉にあてがうと、割れ目に
沿ってなぞりあげる。

「いっ、いやあ……ああ、お願い……だめよ、お願い……やめてぇ…」

フレデリカは、美しい顔を左右に振りたくり、くすんだ金髪を振り乱して叫んだ。
ユリアンの肉棒の先は、己の先走り液とフレデリカの花蜜で、すっかりべとべとに
なっている。

「いやじゃないでしょう、フレデリカさん。こんなに濡れてて恥ずかしくないんで
すか?」
「いやあ……」

途端にフレデリカは顔を赤く染める。
認めたくない恥ずかしい事実だったからだ。
そんな彼女の様子を楽しみながら、いよいよユリアンは挿入を始めた。
フレデリカはなんとか避けようと必死に腰を揺すろうとするが、ユリアンは股間に
身体を押し込んでのしかかっている。
両脚も持ち上げられ、太腿が胸にくっつくくらい曲げられて、ほとんど身動きがとれ
なかった。

ユリアンはたぎりきった分身を割れ目に潜り込ませると、ひとつ深呼吸した。
ずっと想像してきたことがとうとう実現するのだ。
そして膣を探し当てると、ジワジワと中に押し込んだ。

「だめ、いやあ! ああ、あなた、助けてぇっ!」

思わずフレデリカは、聞こえるはずもない夫に助けを呼んだ。
かまわずユリアンは、ぐっと力を込めると中に分け入らせる。

「あっ! あああっ! ……あ、あむ……」

肩に乗っている両脚をよじらせて、フレデリカは呻いた。
自分の中に潜り込んでいるモノの大きさにフレデリカは慄然とする。
夫のヤンよりはずっと大きい感じがした。
そして、何より熱かった。
その灼熱化した肉塊が侵入してくる圧迫感に、フレデリカは圧倒される。
窮屈な姿勢で、標準以上の大きさのものを突っ込まれているということもあり、息が
詰まるほどだった。

「あ、く……くぅぅ……」

ユリアンは根元まで押し込んだ。
フレデリカはのけぞり、ぐっと歯を食いしばった。
そうでもしないと声が出てしまいそうだったのだ。

「どうです、フレデリカさん。ヤン提督と比べて、僕のはどんな感じですか?」
「こ、こんな……」

グイとユリアンは抉ってみる。

「あ、うむ……」

フレデリカは、たまらず全身を揉み絞る。
唇を噛んで、必死に喘ぎ声を堪える。
そんな美女の表情に、たまらずユリアンは腰を動かし始めた。

「あっ……ああっ…だ、だめ、ユリアン! ああ、だめぇ……あっ」

ユリアンが突き上げるたびに、フレデリカの唇から喘ぎ声がもれ始める。
時折、刺激に耐え切れぬように首を振りたくった。
ひとつ突き込むごとに、フレデリカの肉襞はとろけてきた。
中を責めるユリアンの肉棒に負けないくらいに熱を帯び始め、優しくそれを包み込む。
ピクピクと反応し、肉棒に絡みつくフレデリカの媚肉にユリアンは酔った。
リズミカルにピストン運動し、両肩をこするなめらかなフレデリカのふくらはぎの
感触も楽しんだ。

「気持ちいいんですか、フレデリカさん」
「……あっ……んん……あ……」

知性的な美女が悶える様を見て、ユリアンは余裕が出てきた。

「返事も出来ないくらいですか」
「ああ……」

フレデリカの声に、艶めかしさが入ってきた。
抗う身体の動きも、徐々におとなしくなっている。
諦めたというよりは、反応してきているのかも知れない。
膣も、ユリアンの肉棒に馴染みつつあった。
襞だけでなく媚肉そのものも熱く、そしてますます潤ってきた。

ユリアンは、激しく突き上げるたびにぷるんぷるんと可愛らしく揺れる、フレデ
リカの胸に手をやった。
ロープで厳しく締め上げられたバストは、サイズ以上に張り出し、そして敏感に
なっていた。
ユリアンは、理想的な形のバストを鷲掴みにすると、たぷたぷと揉み上げた。
さらに、根元を持って乳房全体をぶるぶると震わせたり、乳輪や乳首を指で擦り
上げる。
すぐに乳首は立ち上がり、痛いほどに硬くなる。
もちろんその間も、絶えず秘肉は突き上げられ、こね回された。

「ああ……あ、ああ……いや……ん……あっ……」

揉みくちゃにされている乳房は、谷間に汗が浮き始めた。
よく見ると、きれいに秀でた額も汗で艶々と光り、肌理の細かい首筋にも汗が滴っ
ていた。
思わずユリアンは、身体をさらにフレデリカに密着させ、喘ぐたびにさらしている
首筋から、汗を舐め取るように舌を這わせた。
さらに舌を上昇させ、顔の輪郭に沿って舐め上げ、慎ましい耳たぶや耳の穴にまで
侵入させる。

「いやあ! ああ……あ、あ……」

悪寒とも快感ともつかぬ、強烈な感触を得て、フレデリカは悲鳴を上げた。
ユリアンが胸を手で嬲り、首筋や耳を舌で攻撃してくるため、身体が思い切りくっ
ついていて、肉棒もそれだけ深くフレデリカの奥底にまで責め込んでいた。
時折、こつんと奥にぶつかることがあり、ユリアンはそれがフレデリカの子宮口で
あることに気づいた。

「んああっ……ああ、そんな……あっ……ふ、深い……」

ユリアンは面白がって奥を責める。
ヤンとの行為では、そこまで侵入されることはなかったので、フレデリカには初めて
の経験である。
最奥にユリアンのたくましい凶器がぶち当たると、身体の芯からツーンと強烈な
快感が襲ってくる。
フレデリカは恐怖した。
このまま責め続けられたら、この肉欲の悦楽に没してしまうかも知れない、と。

ユリアンは、フレデリカの抵抗がほとんどなくなったように思えた。
顔を覗き込むと、快楽や羞恥に歪む苦悶の表情を浮かべている。
なめらかな肌も、いつしか薄いピンク色に包まれ、乳房を揉み、あちこちを撫で回す
ユリアンの指に、しっとり吸い付くように汗ばんでいる。

「う、うん……ああっ…あっ…あっ…あっ……ああむ……あ、あうう……」

膣深くに太い肉塊をねじ込まれ、抉られるたびに、恥ずかしい声が口からもれる。
特に子宮を突つかれるとたまらなかった。
ユリアンも、フレデリカのそんな状態を見て追い込まれてしまった。
憧れ続けてきた美しい女性が、快楽に喘ぐ美貌も露わに苦悶するさまを目の当たりに
して、堪えきれなくなった。
一層激しく、そして奥深くまで肉棒を送り込み、ピストンの回転数も上げた。

「あああ! だ、だめ! あっ、あくうっ……あっ」

ユリアンの両肩にかかげられたフレデリカの脚がよじれ、足の指は内側にかがまった。

「ああう……あっ……あ、も、もういや……あああっ……あくぅっ!」

腰は、責めるユリアンを迎えに行くかのように跳ね上げられ、ぶるるっと激しく痙攣
した。
一声、絶叫するとフレデリカの膣は、ユリアンのモノを食いちぎるかのごとく、きつく
締め上げた。
その締め付けにはさすがに我慢できず、ユリアンは奥深くまで突っ込むと、思うさま
精をぶちまけた。


      戻る   作品トップへ  第二話へ