犯されたことへの屈辱、そしてそれ以上に淫らな蹂躙に屈して心ならずも身体を開き、
自ら男を受け入れてしまった自分自身への怒り。
その屈辱と怒りで身を震わせる美和子の耳朶を絶叫に近い悲鳴が打った。

「いやぁぁぁぁぁぁぁっ!」

はっとしてその悲鳴の方向に首を向けた美和子は目前の光景に絶句した。
彼女の瞳に映ったもの、それは天井から「人」の字型にロープでつるされ、二人の
男に前後から同時に犯されている蘭の姿。

「蘭ちゃんっ!」

身動きできない身体を必死に捩って叫ぶ美和子。

「やめてっ、やめなさいっ! 蘭ちゃんを放しなさいっ! 放すのよっ!」

だが、そんな美和子をせせら笑うかのように男達のグラインドは激しさを増し、
相次いで達して猛々しい咆哮とともに蘭を刺し貫いていた。

「はうううっ!」

ひときわ高い絶叫とともに蘭が悶絶し、そのまま気を失ってがっくりと頭を垂れた。

「あ・・・・ あなた達・・・・」

目の当たりにしたそのあまりにおぞましい光景にそれ以上の言葉が出てこない。

「人の心配をする余裕があるなんざ、まだまだ余力たっぷりって感じだな」

渋谷が透明な液体の入った角瓶を片手にのっそりとベッドに近づいてきた。

「あ、アナタ達、蘭ちゃんに何てことをっ!」

美和子は渋谷をキッと睨みつけ声を荒げたが、渋谷は軽く受け流した。

「クックックッ・・・・ 随分と威勢がいいじゃねえか。

やっぱり刑事ともなると一度犯されたくらいじゃへこたれねえか」
「ふざけないでっ! アナタ達、絶対に、絶対に許さないからっ!」
「許さないねえ・・・・ でもな刑事さん、俺はわかってんだぜ。アンタ足立
(あいつ)に犯されながら感じてただろ? イッチまっただろ?
ホントいい声で喘いでたもんなあ・・・・ もっとも、ぶち込まれる前から
クンニでイカサレちまってたようだがな」
「バカなこと言わないでっ! そんなわけないでしょ!」

まさに図星を突かれ、美和子の顔が怒りと恥辱で紅く染まった。

「バカなこと? 何言ってんだ、刑事さん。アイツに散々お○○こを舐め回されて
アンアン喘いでよがってたくせによ。ここにいる全員が聞いてるんだ、間違いねえよ。
クックックッ・・・・ よっぽどその高木って野郎にみっちり仕込まれたらしいな」
「なっ・・・・・」

渋谷がゆっくりと美和子の身体に覆い被さってくる。

「犯る前に景気付けの一杯だ。アンタにも飲ませてやるよ」

角瓶の中身を口に含んだ渋谷の顔が近づいてくる。
美和子はいやいやをする幼女のように首を必死に振って逃れようとしたが、渋谷は
美和子の顔を両手で挟んで押さえ込み、唇を重ねて液体を口移しに流し込んだ。

「うううっ・・・・ むうっ・・・・」

両手両脚を拘束され、きつく押さえ込まれた美和子は抗いようがなく、息苦しく
なって渋谷の唾液で捏ね回された液体を口中に飲み込まされてしまう。
生温かいねっとりとした液体が喉奥を流れ落ちると同時に刺すような痛みと強烈な
刺激が喉奥と胃の腑に灼いた。
渋谷はそれを数回繰り返し、そのたびに渋谷は美和子の甘く柔らかな美唇を貪り吸い
上げ、存分に味わいつくしていた。

「クックックッ・・・・ ちょっと順番が逆になっちまったけど、キスもなかなか
巧いじゃねえか、刑事さんよ」

ようやく彼女の唇を解放した渋谷が卑猥に笑った。

「バカなこと言わないでっ!」

気丈に言い返した美和子だったが、なぜか頭がくらくらし、渋谷の卑猥に歪んだ顔が
揺れていた。

「(なっ・・・・ ど、どうして・・・・)」
「おっとそうそう、今飲ませたのはただの酒じゃねえんだ。『スピリタス』っていう
アルコール度96%の代物なのさ。あれだけ激しくセックスした後だ、酒の回りも早い
だろうぜ。そんじゃ2回戦の開始といこうか」

渋谷の手が乳房を乱暴にまさぐり、揉み込む。さらに乳首に吸いつき、舐め転がす。

「くっ・・・・やっ、やめなさいっ!」

渋谷が尖りきって乳房に影を落とす乳首を摘み上げながら嘲り笑った。

「ほらほら、ちょっとパイオツいじられたくらいでこんなに乳首をおっ立てといて
何がやめなさいだよ、笑わせてくれるぜ。刑事さん、アンタは本当はレイプされたい
んだろ? こんな風に無理やり犯られんのが嬉しいんだろ? 素直に認めたらどう
なんだ」

完全に回復し、青筋を立てて怒張した肉刃に手をあてがい、美和子の花弁へと押し
当てた。

「お望みどおり、たっぷりと犯してやろうってんだ。感謝して欲しいくらいだぜ」

ぐっと美和子に覆いかぶさり、まさに腰を進めてその秘裂へと突き入れようとした
瞬間、背後から肩をつかまれ、無理やり引き剥がされた。

「なっ、何すんだっ!」

振り向いた渋谷の前に立つ3人の男。

「そろそろ選手交代の時間だぜ。オマエらはいくらなんでも時間のかけすぎだっつう
の。今度は俺達の番だぜ」

漲り滾った肉刃の行き場を失い、不服そうな渋谷を押しのけて男達はベッドによじ
上った。


「こいつは邪魔だな」

3人は美和子の四肢を拘束していた拘束具を取り外し、まず2人が背後から美和子を
抱き起こして左右の乳房をわけあって揉み砕く。

「いいぱいおつしてんな、刑事さん。いい揉み心地だ」
「あうっ・・・・ やっ・・・・ やめな・・・・ あああっ!」
「ヘッヘッヘッ・・・・ ホントやわらけぇ・・・・ 女刑事のぱいおつってのは
こんなにたぷたぷしてやがんのか」
「ああたまんねえな。その高木って男は毎晩これをやりたい放題に弄んでるって
わけか。ホント羨ましい野郎だぜ」

さらに3人目の男が美和子の股間に顔を埋めた。

「どうだい刑事さん、その野郎はこっちもこんな風に可愛がってくれんのかよ」

男の指がまだ熱いぬめりが残る秘裂に乱暴に突き込まれ、そこに残されたザーメンを
掻き出す。

「あうっ・・・・ だっ・・・・ いやっ・・・・ あああっ・・・・」
「クックックッ・・・・ いい声で鳴いてくれんじゃねえか」

乳房に二人、さらに股間を一人が占領して3人がかりで美和子の身体を玩弄する。
男達はその手で美和子の身体をまさぐり、指で揉みしだき、口で吸い上げ、舌で舐め
回し、歯で甘噛みして執拗に責め立てる。
その淫惨極まる性技は耳裏から足指の腹にいたるまで身体のありとあらゆる部分に
及び、まるで美和子の身体の隅々までを検分しているかのように執拗かつ念入りに
行われた。
彼らは美和子の反応をじっくりと確かめながら、高木によって開発された部分、
そして高木も、いや美和子自身でさえ未知だった官能スポットを丹念に探り出して
いく。
うなじ、脇腹、鼠蹊部・・・・ その魔手により次々と暴かれる美和子の弱み。

「はうううっ! だっ、だめっ・・・・ そ・・・そこは・・・・ だめぇぇぇ!」
「おっ、ここかここか。へえ・・・・ 女刑事さんはこんなところで感じちまうのか」

そうして暴き出された弱みは、男達の手によってさらに徹底的に責め立てられるのだ。
その淫虐の極みとも言うべき蹂躙によって美和子の身体の中から凄まじい勢いで
官能の炎が燃え上がり、しだいに恥辱と屈辱の合間に性を迸らせてしまう。

「だめぇぇぇ! ああっ、ああっ、許してぇ・・・・ お願いっ、やめてぇぇぇっぇ!」

3人の男の淫猥で残酷な嵐にもみくちゃにされ、28歳の成熟した女体が男の玩弄の前に
いかにもろいものであるかを、美和子は絶望的に思い知らされた。
高木の愛撫も荒々しく乱暴なもので、美和子にレイプの錯覚を覚えさせた。
だがそんな猛々しい行為の中にも濃密で細やかな愛情に満ち、そこから沸きあがる
高揚感は彼女を絶頂の高みへと連れて行った。
だが、今のこのケダモノ達の陵辱行為から感じられるのはただただ己の歪んだ欲望のみに
忠実な無慈悲で残酷などす黒い劣情だけだ。
しかし・・・・ そんなケダモノ達の蹂躙に身をゆだねながらも、身体の内なる部分から
怒涛のごとく襲いくる爛れた性の喜悦に、恋人のそれと同じように、いやそれ以上に反応
し、歓喜に震え、嬌声を上げてしまう女のあまりに哀しいの性(さが)。
再び足立の言葉が脳裏に蘇った。

――自分がただの女に過ぎないってことを教えてやるぜ。そのたっぷりとなあ

美和子は心底自分が女であることを呪っていた。
もはや女としての尊厳も、刑事としての矜持もぼろぼろに打ち壊されていた。
それでもなお、美和子はひたすら愛しい男の名を叫び続けていた。そのことだけが
唯一拉ぎ折られたプライドをかすかにつなぎとめる最後の手段であるかのように。

「あうっ・・・・ あああっ! だ、だめっ・・・・ はううっ! た、高木君っ! 
助けてっ! 高木君っ、高木君っ、高木君っ!」

頃はよしと美和子の股間に顔を埋めて秘裂を弄んでいた男がようやく顔を上げた。

「よっしゃ、そろそろぶち込んでやんぜ」

男は立ち上がり、両足首を掴んで左右に開きながら美和子の身体を二つ折りにした。
膝が両肩につくくらいまで持ってこられ、必然ヒップを男に突き出すような形になり、
肛門まで丸見えとなる。

「いい格好だぜ、刑事さん。後でそっちの穴も・・・・」

そこで別の男が茶々を入れる。

「おっと、だめだめ。そこは俺が最初にいただくぜ。女刑事のアヌスをいただけるなんて
チャンスはめったにねえからな。テメエはとっとと犯っちまって、早く代われよ」
「わかったよ」

男は下半身を露出させるや、膝を折り曲げ中腰になった。
美和子の膝裏を通して両手を床について腰を落とし、今にも火を噴きそうなほど
漲り滾った赤黒い砲身の筒先を花園へとロックオンした。俗に言うハードスタイルだ。
それは男にとっては征服欲をとことん掻き立てられる体位であり、まさしく「女刑事」
を犯る体勢として最もふさわしい。逆に美和子にとってはとことん被虐的・屈辱的な
格好だ。

「いくぜ、刑事さんよおっ」

その言葉が終わらないうちに、男は腰をぐんと進め、押し入ってきた。

「はぐぅぅぅぅっ!」

美和子の悲鳴・喘ぎ・嬌声の三重奏がスタジオ内に響き渡った。男はぐいぐいと腰を
進めて、一気に最奥部まで到達すると、間髪を入れずに激しいグラインドを開始した。

「いやっ、あぐっ、あああっ、あふっ、うぐぅ・・・・」

美和子の口から迸る悲痛な絶叫。
しかしそれは男が肉の凶器を出し入れするたびに喘ぎ・嬌声の比重をどんどん高め
ながら声のトーンに甘みが帯びてくる。
美和子のバストが大きく波打ち、ねっとりとした汗が噴き出してその健康的な肌を
妖しく光らせている。その妖艶ともいえる姿に刺激され、男のグラインドは一層
激しさを増し、容赦なく美和子を抉り貫いていた。
さらにインサートから5分もすると、必死に逃れようとしてずり上がっていた美和子
の腰が何かを求めるかのようにくねり始めていた。
明らかに自ら求め、悶え苦しんでいるのだ。

「(た、高木・・・・君っ!)」

脳裏に浮かぶ愛しい男(ひと)。
だが身体中を奔流する性の喜悦に呑み込まれ、その顔がしだいにかすんで意識から
押し流されていった。

「はうっ、はうっ! うううっ! あふっ、あああっ・・・・ あぐぅ・・・・」

男のグラインドに合わせるように切なくも艶っぽい声をあげる美和子。
もはやそこにいるのは誇り高き警視庁の美人刑事ではなく、ただただ雄の暴虐に屈服し、
雌としての性を迸らせる、まさしく性奴隷と化した女の姿であった。
「おらおらおらっ、お望みどおり、犯してやんぜ!」
満を持した男が美和子の腰を抱くようにして、最後の一撃を深く強く美和子の中に
突き込んだ。

「あひぃぃぃぃっ!」

一段と高い絶叫とともに美和子もまた気を失っていった。


─────────────────

蘭が・・・・ 最愛の娘が自らの目前でレイプされ、その純潔を無惨に散らされた。
そのうえ更なる蹂躙の嵐にその身を晒し、男達の慰み者とされ続けている。
必死に泣き叫んで助けを求める娘に何もしてやることもできない自分の無力さに
英理は完全に打ちひしがれていた。

「クックックッ・・・・ どうだい、娘のロストバージンを見学した気分は」

自らが成し遂げた復讐の効果を確かめるように、荒川がうなだれた英理の髪を引っつ
かんで
顔を上げさせ、さらにダメを押す。

「見ろよ、アンタの娘はいい喘ぎ声あげてよがりまくってるじゃねえか。顔に似合わず
案外淫乱みたいだな」

英理は荒川に殺意すら感じさせる視線を向け、叫んだ。

「絶対に許さないっ! 殺してやるっ!」

荒川は嘲り笑った。

「おいおい、『殺してやる』なんて穏やかじゃないな。そんなセリフをおえらい弁護士
先生が言っていいのかよ」
「ふざけないでっ!」

そこへ二人の男が近寄ってきた。

「荒川さん」
「うん?」

二人はちらりと英理に視線を向け、卑猥に笑った。

「そろそろ、そっちの弁護士先生も犯らせてくださいよ。あんないいシーンばっか
見せられちまったら、俺達もう我慢できないっすよ」

今日は何しろ男達の数が多いうえに、一人一人がかける時間がいつもに比べて異様に
長いのだ。
まあ、これだけ上玉の獲物を前にしてはそれも無理もないが、おとなしく順番を
待っていたら、彼らは当分お預け状態だろう。
荒川は苦笑し、頷いた。

「ああ、好きにしていいぜ。せっかくなんだ、娘の隣で犯ってやれよ」

英理を連れて行こうと近づいた二人に荒川はにやりと笑って言い足した。

「そうそう、その弁護士先生はあの名探偵の旦那とずいぶん長いこと別居してる
らしいぜ。たっぷりと可愛がって『男』ってもののよさを思い出させてやんな」

男達がにやりと英理を見下ろした。

「へえ・・・・ どんくらいあの名探偵とヤッテないんだ、弁護士先生? それとも
別居して旦那以外の男とヤリまくってんのか? アンタみたいないい女ならいくら
でも口説いてくる男はいるんだろ?」
「くっ・・・・」

思わず顔を背ける英理。
確かに小五郎と別居してから英理にモーションをかけてくる男は少なからずいた。
ともに裁判を闘った弁護士仲間や、弁護して無罪を勝ち取った刑事被告人までもが
裁判後に露骨な下心見え見えで誘いをかけてくることすらあったのだ。
だがもちろん英理はその誰一人として相手にしなかった。
緑に言った『男除け』の指輪はまんざら冗談ではないのだ。
たとえどんなに長く別居はしていても英理は小五郎と別れる気はさらさらなかった
し、また彼以外の男に抱かれることなど考えたこともない。
英理にとって小五郎がまさしく初めての男であり、そして・・・・ 英理は小五郎
以外の男とのセックスの経験がなかったのだ。
男が英理の顎先に指をかけて上向かせ、ぐっと顔を近づけると卑猥に笑った。

「ヘッヘッヘッ・・・・ 名探偵はどんな風に弁護士先生を可愛がって悦ばせて
くれたんだい? 教えてくれりゃあ、俺達も同じ様なサービスでアンタを愉しませ
てやってもいいんだぜ」
「ふ、ふざけないでっ!」

わなわなと怒りに身を震わせ、二人を睨みつける英理。

「しゃあねえな、教えてくんねえなら、俺達自身の犯り方で愉しませてやんぜ」

二人は全く意に介さない様子で英理の戒めを全て解き、椅子から立ち上がらせた。

「さあ、弁護士先生、こっちで犯らせてもら・・・・」

一人の男がそう言いつつ英理に手を掛けた瞬間、その男の巨体が宙を舞った。
英理が一瞬の隙を突いて小五郎直伝の一本背負いを放ったのだ。

「うおっ!」

床に背中からしたたかに叩きつけられ呻く男。

「蘭っ!」

一目散に蘭のもとに駆け寄る英理。だが・・・・

「それまでだっ! 動くんじゃねえっ!」

あとほんの少しのところで、宙吊りにされた蘭の首筋にナイフの刃先が押し当てられ、
切っ先からわずかに血がにじみ出た。

「や、やめてっ!」

たちまち動けなくなる英理。

「油断したぜ、弁護士先生。まさかそんな特技を隠してたとはな」

荒川が英理の前に立つや、頬を力の限り張り飛ばした。

「うっ!」

背後によろけた英理を別の男が支えた。そして投げ飛ばされた男もようやく立ち上がる
と、憎悪に燃えた瞳をぎらつかせて英理の前に立った。

「この野郎・・・・ ふざけんじゃねえっ!」

男の強烈な拳が英理の鳩尾にめり込んだ。

「ううっ!」
崩れ落ちた英理の身体に今度は男達の蹴りが何度も突き刺さる。
そして意識が飛んでぐったりとした英理を支え起こすと、二人は引きずるようにして
英理を蘭の隣へと連れて行った。


「ほらっ、可愛い娘がお待ちかねだぜ」

両脇から抱え起こされ、男の声にはっと意識を取り戻した英理が思わず叫んだ。

「蘭っ!」

男達の相次ぐ蹂躙に意識が朦朧としていた蘭が母親の声に反応して顔を向けた。

「お・・・・ おかあさ・・・・ん」
「蘭、蘭、しっかりしなさいっ! 絶対に助けてあげるからっ!」
「ヘッヘッヘッ・・・・ 弁護士先生、どうやって助けるっていうんだよ。
今度はアンタが犯られる番なんだぜ」

男達は英理を床に押し倒すや、一人が英理の両手を頭上で一つにまとめてガムテープ
でぐるぐる巻きに縛り上げ、膝を乗せて押さえつけた。
そしてさきほど英理に投げ飛ばされた男が英理の身体に覆い被さり、男達の4本の手
が一斉に英理の身体に伸びてきた。

「いやっ、やめなさいっ!」

瞬時にしてジャケットが剥ぎ取られ、ブラウスがびりびりと引き裂かれる。
さらに男の手が下半身へと滑り降り、腰回りをぐっと引っつかんでぴっちりとした
ロングスカートを一気に足首まで引き下ろし、そのまま両脚から引き抜いた。
そうして男達の眼前にまさしくたけた美人女弁護士の下着姿が露わになった。
なだらかな曲線で描かれたボディライン、美しく豊かなバスト、バストとは対照的
に、きゅっとくびれた腰首、すらりと伸びた美脚・・・・
思わずその手を止めて、簡単の言葉を漏らす男達。

「ひゅっー! こりゃいい身体してるぜ。とても・・・・」

そう言って隣で吊るし上げられている蘭を見やった。

「とても高校生の娘がいるとは思えないぜ」

確かに英理の身体は全く体型が崩れておらず、出産経験のない美和子にも決して見劣り
しない見事なプロポーションを保っていた。

「そんじゃ弁護士先生、たっぷりと可愛がってやるぜ」

一人の男の手がブラジャーに、そしてもう一人の男の手がショーツに同時に掛かる。

「いやっ!」

英理が反射的に身体を捩った。だが・・・・

「せーの」

掛け声と同時にブラは剥ぎ取られて宙を舞い、ショーツはパンストとともに一気に
引き摺り下ろされて足首から抜かれ、瞬く間に英理の身を纏うものが全て取り去られ
てしまった。

「くっ・・・・」

柔らかく息づく形のよい乳房は娘とそっくりの半円形で大きさも形も申し分ない。
下半身の茂みは美和子のそれよりもさらに濃く、その下で卑猥に息づく秘唇は
30代後半という年齢どおりの妖しい成熟味を漂わせながら淫らに瞬いていた。
ブラを剥ぎ取った男が英理の半身を起こすと、背後から無骨な手で両の乳房を鷲掴み、
引きちぎらんばかりに力任せに握り締め、わしわしと揉み砕く。

「ああっ・・・・ い、いやっ、やめなさいっ! あああっ」
「うおっ、柔らかけぇ・・・・ いい揉み心地だ。たまんねえ、たまんねえよっ!」

さらに男の指先がその膨らみの頂点へと這い上がり、乳首を摘みあげ、くいと捻る。

「あうっ!」

英理の身体がびくんと跳ねた。

「いいぜ、いいぜ、弁護士さんよお」

男は夢中になって英理のバストを責め立て、嬲り弄んでいた。
一方、ショーツを引き摺り下ろした男は一瞬だけ英理の秘唇に目をやると、もどかしげに
ベルトをガチャガチャと外し、下半身の露出を急いでいた。
男は英理の性器を弄ぶつもりはなく、何よりも一刻も早い結合を求めていたのだ。
男はジーンズとブリーフを足首辺りまで引き下ろし、下半身を露わにした。
そこに現れたのは今までの男の誰よりも巨大で醜悪な肉の凶器。
長さは20センチは優に超え、たっぷりと張り切ったグランスも5センチ近くはありそうだ。
その強靭な砲身が完全に勃起し切って、下腹部にぴったりと張り付りついていた。

目前に現れたその一物の怪異さに、一瞬声を失った英理はとっさに膝を折り曲げ、
最後の抵抗を試みた。
だが、いきり立った男の力業の前には女の下肢のみの抵抗など物の数ではない。
男は英理の両足首を掴んで、股裂きをするように強引に英理の両脚を割り、その空間に
巨体を割り込ませた。

「どうだい、弁護士先生? お、俺の一物は名探偵のとどっちが大きい?」

男の左手が容赦なく英理の股間をまさぐり、クレパスをさぐりあてると、右手で自らの
巨大な砲身を支えて、そこへとこすりつける。

「だ、だめっ!」

股間にあてがわれた硬く怒張したモノの圧倒的な存在感に英理が戦慄した。
男は右腕で英理の腰を抱え込み、インサートの体勢を整えた。

「い、いくぜっ、べ、弁護士さん」

男はどもりながら、腰をぐっと進めると、一気に英理の中へと無理やり突き込んでいった。

「ぎゃあああっ!」

そのとてつもなく熱く巨大なモノが凄まじい馬力で英理の中を侵攻してきた。
それもまだ乾ききって受け付けない英理の交接器を無理やり満たそうとしているのだ。

「あっ、あなたっ!・・・・」

その暴虐な痛みとまさしく身体を引き裂かんばかりの凄まじい衝撃に英理の目がかっと
見開かれる。

そして・・・・ 耳朶を打つ蘭の悲痛な叫び声。

「お母さんっ!・・・・ 助けっ・・・・ あああっ!」
「蘭っ!」

その身を貫かれながらも愛娘へと目をやれば、宙吊りにされた蘭が前後から男に挟み撃ち
の状態で犯されて悶絶し、さらその奥のベッド上では美和子がハードスタイルの屈辱的
な格好で男に容赦なくその肉刃で刺し貫かれて、悲鳴とも嬌声とも区別のつかぬ絶叫を
上げていた。

「いい! おいっ! いいぜっ! 弁護士さんっ!」

男はひたすら英理の下半身に自らの下腹部をぶつけ、出し入れを繰り返していた。
それはもはや人体というより、巨大な機械がエンジンをフルパワー全開にして
遮二無二突き進んで英理の中を無理やり満たそうとしていた。
その凄まじい量感が英理を完全に貫いて、深奥部を突き破らんばかりの衝撃を与える。
それにつれて全身が硬直し、まるで下半身が自分のものではないかのようだ。

「あうっ! やめっ! あああっ! やめてぇぇぇ!」

英理の絶叫が一段と響き渡る。

「うぉぉぉぉ!」

男はまさしくケダモノの咆哮を上げて、突き込んでは引き、引いてはまた突き込む。
それを繰り返すたびに男の鉄柱が英理の中で硬度をぐんぐんと増し、より熱くなって
脈打つように跳ね、暴虐の限りを尽くしていた。

「ううっ、ううっ、ううっ!」

英理はきりきりと歯を食いしばって、端正な顔を歪ませて必死に耐えていた。
だが、男はただただ己の欲するままに力任せの激しいグラインドを繰り返すだけだ。
男が出し入れするたびに英理の身体がびくんびくんと跳ね、ヒクヒクと痙攣する。

「い、いくぜ、弁護士先生!」

男がその巨大な砲身を再度英理の中に深く強く埋め込むと、そのまま腰を
ぶつけるようにして激しいグラインドで英理を一気に抉り貫いていた。

「あああっ! あ、あなたっ! た・・・・ 助けっ・・・・」

だがそれ以上の言葉は繋がらなかった。
男がついに達して身体を震わせると、破裂した鉄柱から獣欲の滴りが迸り、瞬く間に
英理の中を白い洪水が満たしていったのだ。

「あうっ!」

男の上体が痙攣した英理の身体の上に重なった。奇妙なうなり声を上げながら、
二度三度と腰を前後に振って全てを搾り出した。するとあれほど硬く巨大だった肉刃が
急速にしぼんでいくのが英理にもはっきりと感じとれた。
男は英理の中からゆっくりと抜き出すと深く息を吸い込んだ。

「よ、よかったぜぇ、弁護士さん」

そして蘭をちらりと見て笑った。

「これでそっちの娘の兄弟ができちまったかもしんねえな」
「よっしゃ、タッチ交代だぜ」

入れ替わって先ほどまで英理の乳房を弄んでいた男が彼女の前に立った。
さらにその背後にはまだ獲物にありつけていない男達が獣欲をぎらつかせた目で今か今か
と順番を待ち、姦声を上げていた。

「次は俺にチャンピオン様を犯らせろ!」
「俺はそっちの女刑事にぶち込んでやるっ!」
「俺は弁護士先生を犯ってやんぜっ!」

もはや性奴隷と化した蘭・英理・美和子の陵辱ショーにいまだ終わりは見えなかった。



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