スタジオ内で繰り広げられている陵辱ショーはまさに佳境を迎えていた。
総勢14人もの男達が蘭・美和子・英理を相次いで陵辱の餌食として嬲り弄んで刺し
貫き、スタジオ内に轟く淫鬼と化した男達の歓喜の咆哮と、餌食とされた3人の
獲物の悲鳴・呻き・喘ぎが織りなすハーモニーが淫猥なアンサンブルを奏でてこの
鬼畜な宴をより淫らに彩っていた。

ベッドの上では美和子に代わって今度は英理が大の字にくくりつけられ、4人の男
がその身に群がって蹂躙の限りを尽くしている。
蘭は相変わらずロープで宙吊りにされ、こちらも4人の男に意識も朦朧とした状態
のまま次々と肉の刃(やいば)をその身に突き立てられていた。

そして・・・・ 英理と入れ替わりに床に下ろされた美和子の前に立つ男。
ようやく渋谷の番が回ってきたのだ。
美和子は足立の後、休むまもなく2人の男に相次いで刺し貫かれ、さらに続く3人
目によって蘭同様にアヌスまで犯されていた。
立て続けに4人の男に犯され、ぐったりと床にうつ伏せに倒れたままピクリとも動
かない、いや動けない美和子を渋谷は傲然と見下ろしていた。

「(さて・・・・ どうするかな)」

最初は美和子のアヌスを犯すつもりだったが、そこはたった今先に犯られてしまい、
興が削がれた。
しばし思案にくれたが、

「(そういやあ・・・・)」

まだもう一つ別の穴が手付かずに残っているのに気が付き、美和子の髪を引っつか
んで無理やり引き起こした。

「い、痛いっ」

半ば意識の飛んでいた美和子がその痛みで覚醒し、渋谷は指で彼女の唇をなぞった。

「お疲れのとこ悪いが刑事さん、俺にはそっちの口でご奉仕してもらおうか」

たった今、美和子のアヌスを貫いたばかりの男が口惜しそうに叫んだ。

「あっ! そこは次に俺がいただこうと思ってたのによっ!」
「残念だったな。こういうモンは早いもん勝ちさ」

美和子が虚ろな瞳で渋谷を見上げる。

「な・・・・ 何です・・・・ って・・・・」
「だから、フェラだよ、フェラ、フェラチオだよ。俺のモンを口に咥えてしゃぶれっ
て言ってんだ!」
「フェラ・・・・チオ・・・・」

それが何を意味するかはもちろん知っている。
だが、男の一物を自らの口に咥え込むその行為はクンニ以上に美和子にとって嫌悪
感を感じるものであり、高木に求められた時すらもそれだけは断固として拒否して
いたのだ。
恋人にすら拒絶するその想像するだにおぞましい行為をこの男は強制しようという
のか。

「いやっ! 誰がそんなことをするもんですかっ!」

駄々っ子のように首をぶんぶんと振る美和子。

「そうか、いやなのか・・・・」

渋谷は残酷な笑みを浮かべた。もちろん力ずくで強制イラマチオという手もあるが
それでは満足できない。
このプライドの高い女刑事に自ら口を開かせて己の熱く滾った一物をしゃぶらせ、
恥辱と羞恥に塗れたその顔をとっくりと拝んでみたい。そしてそこにザーメンを
たっぷりとぶちまけ、真っ白に染めてやりたい。

そのための手段はいくらでもあるが、とりあえず一番手っ取り早い方法をとること
にした。
渋谷は美和子を犯りおえて蘭の順番待ちをしていた足立にナイフを放り投げ、目配せ
した。
二人のやりとりを聞いていた足立はすぐにその意味を察して、蘭の首筋にその刃を
当てた。

「刑事さん、この女がどうなってもいいのかよ」
「蘭ちゃんっ!」

足立が残酷な笑みを浮かべた。

「安心しな、刑事さん。まだまだ犯り足りなねえし、殺しゃあしねえよ。でも、それ
こそ死んだほうがましってくらい痛めつけながら犯る方法は
いくらでもあるんだぜ」
「くっ・・・・ 卑怯者っ! それでも男なの!」

渋谷がもう一度美和子の髪を引っつかんで引き起こし嘲り笑った。

「クックックッ・・・・ 卑怯者で大いに結構。それに男だから、女のアンタ達を
こうして犯してるんじゃねえか。で、どうなんだい、俺のモンをしゃぶってくれる
気になったのかよ」
「くっ・・・・」

生きて蘭と英理を救い出すためなら、このケダモノ達にその身を委ねる覚悟をした
美和子だったが、それでも逡巡してしまう。
それほどまでにその行為には嫌悪感があった。
ところが渋谷はあっさりと言った。

「分かったよ。そんなに嫌なら、別に無理にとは言わねえよ」
「(えっ・・・・)」

その意外な反応に一瞬あっけにとられる美和子だが、次の言葉に慄然とした。

「気が変わった。アンタの代りに蘭ちゃんにしゃぶってもらうことにするぜ」
「なっ・・・・ 何をっ!」
「アンタがどうしても嫌だっていうならしょうがねえだろ」

渋谷が蘭を振り返って卑猥に笑った。

「まっ、さっきまで処女だった女子高生のフェラなんざテクはあんまり期待はでき
そうにねえが、チャンピオン様にちゅぱちゅぱしゃぶってもらうのも面白そうだ
からな」
「待ってっ!」

美和子は思わず声を上げた。

「うーん? 何だよ刑事さん」

再度渋谷が美和子を振り返る。
一瞬、うつむき黙り込む美和子。
だが覚悟を決めたように顔を上げ、言った。
「わ・・・・ 私がや・・・・ やるから・・・・ お願いっ、蘭ちゃんにはっ
・・・・お願いっ、やめてっ!」

それだけ言うと美和子はがっくりとうなだれた。
もちろん、美和子のこの反応も渋谷のシナリオ通りだ。

「はなっから素直にそう言えばいいんだよ。アンタがやってくれんなら俺もわざ
わざ女子高生にしてもらおうなんて思わねえよ。おい、顔を上げな」

顔を上げた美和子の眼前に、青筋を立てた赤黒いグロテスクな肉刃が鎌首をもたげ、
渋谷が腰を振ると同時に、美和子の頬を打った。

「ひっ!」
「だけど言葉遣いがなってねえな。『やるから』じゃなくて、
『やらせてください、お願いします』だ。ほら、もう一度ちゃんと言ってみな。
『お願いします。あなたのちんぽをしゃぶらせてください。私どうしてもそれが
ほしくてほしくてたまらないんです』ってな」
「そ・・・・ そんな・・・・」

そのあまりの要求に絶句する美和子。
だがしょせん彼女に拒絶する術はないのだ。
それでも最後に必死に抵抗した。

「蘭ちゃんには絶対しないって約束してっ!」
「ああ、分かってる。アンタが俺を満足させてくれるってんなら、約束してやる。
俺も女子高生にフェラさせるほど鬼畜じゃねえよ」

にやりと笑みを浮かべ、心の中で付け加えた。

「(もちろん『今は』な。それに他の連中がどうするかは知ったこっちゃねえがな)」
渋谷の言質をとっても、まだためらってしまう美和子に、渋谷は一瞥をくれてせか
した。
「ほら、早く言うんだよ。でねえとまた気が変わっちまうかもしれねえぜ」
「まっ・・・・ 待って!」

美和子は屈辱に身を震わせ、とうとうその恥辱極まりないセリフを口にした。


「お・・・・ 願い・・・・ します・・・・ あなたの・・・・ ち・・・・
ち・・・・ ちんぽを・・・・ しゃぶらせて・・・・ ください・・・・ わ
・・・・ 私・・・・ どうして・・・・ もそれが・・・・ ほしくてほしくて
・・・・たまらないん・・・・です」

途切れ途切れにその恥辱の言葉を口にする美和子の肩が羞恥と屈辱に震えていた。

「おおっ、聞いたかよ! 女刑事さんが俺のをしゃぶりたいんだとよ!」

渋谷が周囲の男を煽りたて、恥辱に震える美和子の前に肉棒を突きつけた。

「ほら、しゃぶりたいんだろ。お望みどおりしゃぶらせてやるから感謝するんだな」

腰を押し出し、強制する。
さっきまで美和子を犯していた3人の男達も、この美貌の女刑事による恥辱のフェラ
チオショーの開幕を固唾を呑んで見守っていた。

「分かってるだろうが、妙なまねすんじゃねえぞ」

眼前に突き出された肉棒は漲り滾ってひくひくと蠢き、その姿はおぞましいの一言だ。
美和子は恐る恐るそれに唇を押し寄せていく。
だがその男のシンボルが放つ耐え難い異臭に一瞬躊躇し、動けなくなった。
渋谷が焦れたようにせかした。

「ほら、早くしゃぶりな。その高木って野郎にいつもやっているようにしてくれりゃあ
それでいい」
「そ、そんなこと・・・・」

さっと美和子の顔に朱がさし、うつむいた。

「おいおい・・・・ まさかフェラの経験がないわけじゃねえだろうな」

渋谷はからかうように言ったが、思わず顔を背けた美和子を見て素っ頓狂に叫んだ。

「マジかよ、マジっ! マジに経験がないのかよっ!」

ただ唇を噛み締め、身体を振るわせる美和子。
その答えは聞かずとも一目瞭然だった。

「(こりゃあ面白れえ・・・・)」

渋谷は残酷に命令した。

「じゃあ、まずは俺のモンの先端にキスをしな」
「えっ!」

美和子は絶句した。
渋谷の亀頭は先ほど蘭に出し尽くしたザーメンの残りで白くまぶされ、ぬらぬらと
不気味に光っていた。

「(あっ・・・・ あんなところに・・・・)」
「ほら、早くするんだよ。でなきゃあ、あっちの・・・・」

再び蘭を見やる渋谷。
これが美和子を思いのままに操縦する手段だと分かっているのだ。

「ああっ・・・・」

その言葉に美和子は観念したように亀頭の先端へとその美唇を重ねていった。

「うおぉぉぉ!」

敏感な部分を刺激され、歓喜の雄叫びを上げる渋谷。

「ようし、じゃあ今度は口に含んでもらおうか」

もはや抵抗の余地はない。
美和子は目を瞑ってわずかに口を開いて肉棒に唇を押し被せていく。

「おおっ!」

今度は小さく渋谷が呻いた。
すっぽりと根元まで美和子の温かな口腔内に含まれたのだ。
渋谷の肉棒の長さは12〜3センチとほぼ平均サイズだったが、肉棒の張り出しは
さほど大きくなく、フェラチオしやすい形といえた。
だが、フェラ初体験の美和子にはそんなことは関係ない。
この後何をすればいいのか戸惑う美和子。
さらに指導するかのよう渋谷の指示が飛ぶ。

「ようし、唇をきゅっとすぼめて締めるんだ。そしたら俺のモンに舌を這わせて
ぺろぺろと舐め回すんだ」

美和子は胃の腑の底から襲い来る吐き気にたえながらも、言われたとおりに口を
すぼめ、口内を占拠する肉棒におずおずと舌を這わせ、舐めて回していく。
いくら蘭を盾に脅されたとはいえ、自ら進んで男の肉棒を咥え込み、舐め回して
いるのだ。
無理やり犯されたのとはまた別の激しい羞恥心に苛まれ、恥辱にまみれた。

「(高木君・・・・ ごめん・・・・ 私・・・・)」

だが、次なる命令が渋谷から下された。

「舌をもっと使え! 頭を振って出し入れするんだ! もっともっと俺を満足させ
ねえと・・・・ 分かってるよな?」

もはや男の言う通りにするしかない。
美和子は肉棒を口に含んだ状態でキツツキのように必死に頭を上下させた。

「おおっ、おおっ、おおっ!」

上下の唇でしごかれる肉棒からぞぞぞっと伝わる感覚に渋谷が歓喜の声をあげ、
羞恥をかなぐり捨てて懸命にスロートする美和子の姿に男達がどよめく。

「すげぇぇ・・・」

さらに渋谷が残酷に言い放った。

「ようし、ようし、なかなか巧いぞ刑事さん。そんじゃ今度は俺のペニスを握って
しごき上げろ。そして先端だけを舐め回して3分以内に射精させるんだっ!
それができなきゃ、やっぱりあっちの女にしてもらうぞ」
「(そっ、そんなっ! 約束が違うっ!)」

思わず美和子が顔を上げようとしたが、渋谷に後頭部を押さえられ、かなわない。

「大丈夫。アンタさえちゃんとしてくれれば、蘭ちゃんは無事さ。ほらほら、
もう20秒経っちまったぜ、あと2分40秒しか時間がねえよ」
「(くっ・・・・)」

美和子の懸命のフェラチオが再開された。
それは決してテクニックがあるわけではなかったが、髪が振り乱れ、踊るほどの
激しいストロークだ。じゅぽじゅぽと唾液が野太い肉のスティックにシェイクされる
音が響き、その激しさが渋谷を徐々に追い込んでいく。
さらに美和子は渋谷の言う通り、両手で肉棒の握ると、幹をしごきあげ始め、亀頭
だけを口に含んで舌先でぺろぺろと舐め回す。

「おおおおおっ! すげぇ、すげぇぜ、刑事さんよおっ!」

30秒、1分、1分半・・・・ タイムリミットが徐々に迫る。

「おおっ、おおっ、おおっ」

渋谷の感極まったように呻きの繰り返しが早くなってきた。
美和子と渋谷を取り囲むようにしてそのフェラチオショーを楽しんでいた男達も
そのあまりに淫靡な姿に声を失い、固唾を呑んでその行く末を見守り、期せずして
カウントダウンが始まった。

「10、9、8、7、6、5、4、3、2、1・・・・」

その瞬間

「おおっ、我慢できねえっ!」

ついに渋谷の肉棒が弾けた。

ドピュピュピュピュッ!

その先端から迸った獣欲の滴りが波を打つように宙を舞い、美和子の顔面を直撃して
白く染めた。

「きゃあああ!」

悲鳴とともに倒れ伏す美和子。
そこへ渋谷がかがみ込み、美和子の髪を掴んで首だけを起こした。

「よかったぜぇ・・・・ 刑事さん。大変よくできましたって褒めてやりてぇところ
だけど、残念だったな、タイムオーバーだ。見ろよ、アンタが時間を守れなかいから、
ああいうことになっちまうんだよ」
「えっ・・・・」

渋谷が顎をしゃくった先で目にしたその光景に思わず美和子は絶叫していた。
「蘭ちゃんっ!」


すぐ隣で美和子のフェラチオショーが始まると、蘭の身体を弄んでいた男達も
いったんその手を止めてざわざわと色めきたち、そして誰ともなく言い出した。

「ようし、俺達もこの女にしゃぶってもらおうぜ!」

彼らには美和子と渋谷の約束など守る気などさらさらない。ようやく宙吊り状態から
解放された蘭はそのままうつ伏せに倒れ込んだが、
男達は蘭の長い黒髪を引っつかんで無理やり引き起こした。

「ほら、休んでる暇なんかないんだよ。オマエも俺達にあんな風にご奉仕するんだ」

男が指差した方向に虚ろな瞳を向ける蘭。そこには信じられない光景が繰り広げら
れていた。

「さ、佐藤刑事っ!」

あのいつも颯爽として勝気で男勝りの美和子が、男の前に跪いて肉棒を咥え込んで
しゃぶりあげ、男の欲望を満たしているのだ。
それがフェラチオと呼ばれる性行為の一つであることを蘭も知識としては知っていた。
だが、もちろん見るのは初めてだったし、そのあまりにおぞましい光景に絶句した。

「ほら、オマエも俺達のチンポを咥え込んで舐めるんだ」
「そ・・・・ そんな・・・・」

レイプで処女を散らされ、相次いで陵辱された上に、あろうことかアナルまで犯さ
れた。
それだけにあきたらずこのケダモノ達は更なる恥辱行為を強制しようとしている。
彼らの一物を自ら口に含むことなど絶対にできない。それはある意味、レイプされる
よりも屈辱的なことだ。

「いやっ! そんなの絶対にいやっ!」

身体に残されたわずかな力を振り絞って身を捩り、首をぶんぶんと振って抗う蘭。
だがそんな美少女の姿態こそが男達の加虐心を一層刺激してしまうことには気づいて
いない。別の男がさらに残酷な提案を付け加えた。
「なあ、さっきは前後から犯ったんだし、どうせだったら今度は上下の口を同時に
犯っちまうってのはどうだ?」

「おおっ、いいね、いいね、ナイスアイディア!」

男達は蘭の両肩を背後から押さえつけ四つんばいの格好にすると、まず一人の男が
蘭の前に膝立ちし、スラックスをブリーフごと引き下ろして下半身を露出した。

「ほら、しゃぶるんだよ」

蘭の眼前に突きつけられた肉棒はすでに漲り滾っヒてクヒクと不気味に蠢いていた。
その奇怪で異形な姿と鼻を突く耐え難い異臭に蘭の顔が歪んだ。

「どうせフェラなんかしたことねえんだろが、なあに簡単なことさ。あっちの刑事
さんみたいに、おれのモンを咥えてぺろぺろと舐め回してくれりゃあそれでいい」

男がさらにぐっと腰を前に出し、蘭の眼前に張り詰めた肉棒が突き出され、
その拍子に先端を濡らす透明な液体が飛び散り、蘭の顔面に濡らした。

「ひっ・・・・ い・・・・ いやぁ・・・・ お願い、もうやめてぇ・・・・」

思わず顔を背けた蘭だが、別の男が蘭の頭を掴んで強制的に向き直させた。

「ほうら、いい子だ、あーんして」

からかうような口調でそう言いながら、蘭の両頬を掴んで力任せに締め上げた。

「あぐっ・・・・」

そうして無理やり開けさせた蘭の口中に漲りたった肉棒が徐々に突き込まれていく。
喉奥にまで侵入したそれは一段と膨張し、蘭の口中を占拠した。

「ほらほら、さっさと言う通りにするんだ。口をきゅっとすぼめてしゃぶるんだ!
舌を使って舐めまわすんだよっ!」

それでもイヤイヤをするように首を振る蘭。
だが、先ほど美和子に使われた手が今度は蘭に使われた。
男が蘭の耳元でそっと囁いた。

「あんまり手間かけさせんなよ。アンタが言うことを聞いてくれないと、
お母さんがどうなってもしらねえぞ」

男は立ち上がると、蘭の代わりに宙吊りにされ、意識を失ってがっくりと頭を垂れて
いる英理の首筋にナイフの刃をかざした。

「(お母さんっ!)」

さらに男が酷薄な調子で続けた。

「なんならお母さんに頼んでみるかい?『私にはあんなことはできません。だから
お母さん、代わりにお願いします』って。別に俺達はそれでもいいんだぜ」

蘭の大きな瞳がさらに大きく見開かれ、そこから急速に生気が失せると同時に
絶望とあきらめの光が宿った。
その瞬間、蘭の心の中で何かが折れた。もはやどんな抵抗をしても無駄なのだ。

「分かったんなら、ほら、言うとおりに早くしゃぶるんだよ。間違っても歯なんか
立てるんじゃねえぞ。そんなことしたら分かってるよなあ・・・・」

蘭もまた美和子と同様に恐る恐る口内を占拠する肉棒の幹に舌を這わせると、
おずおずと舐め回し始めた。
もちろんそれは稚拙としかいいようがない舌戯だが、それでも男は歓喜の声を上げた。

「よっしゃ! いいぞっ、いいぞっ! もっと頭を振れっ、もっと舌を使うんだっ!」

男が言うがままにまるで意志のない機械仕掛けの人形のように稚拙なフェラチオを
続ける蘭。
その時、別の男が蘭の背後に回って膝立ちし、蘭のくびれた腰を両手で掴んだ。
すでに下半身には何も纏っておらず、強靭無比な肉棒が隆々と聳え立って天を衝いて
いた。

「クックックッ・・・・ これがアニマルポジションってやつだぜ、蘭ちゃんよお」

男は蘭の腰をぐっとひきつけ、凶器の先端を蘭の秘裂にあてがい、花弁をたたいた。

「(ひっ!・・・・)」

そのおぞましい硬度と量感に、思わず蘭が口中の肉棒に歯を立てた。

「うぉっ! いっ、いてえじゃねえか! 歯ぁ立てるなって言ったろうが!」

男が蘭の頭を押さえつけ怒鳴りつける。
さらに背後の男が完全にロックオンし、蘭の花園に狙いをつけた。その時・・・・

「蘭っ!」

男達の耳を打つ母親の絶叫。


宙吊りにされて意識を取り戻した英理は眼下で行われている光景に慄然とした。
最愛の娘が四つんばいの格好で男のペニスを咥え込まされ、フェラチオを強制されて
いる。
さらに背後には男が膝立ちし、そそり立った肉刃で彼女を貫こうとしているのだ。

「やめてぇぇぇぇ! 蘭を、蘭を放してぇぇぇぇ!」

蘭の耳にも届いた母親の悲痛な絶叫。だが怒張したペニスを口に咥え込まされ、
頭も押さえつけられた状態では振り向くこともできない。

「(お母さんっ!)」

蘭にフェラチオを強制させている男が卑猥に笑った。

「弁護士先生、アンタの娘はホントいい身体してるな。それにフェラも初めてに
しちゃあなかなかどうしてたいしたもんだ。こりゃあ相当淫乱の素質があんじゃ
ねえか」
「蘭を、蘭を放しなさいっ!」

だが、その英理の叫びも続かない。

「ほうら、アンタは娘の心配より自分の心配をしな」

瞬く間に英理の身体に絡みつく男達の何本もの魔手。乳房を揉みしだき、乳首を摘み
上げ、秘裂に指が突き込まれる。

「あうっ・・・・ あああっ・・・・ ら、蘭、蘭、蘭っ!」

蘭の背後に立った男がにやりと笑った。

「さてと、そんじゃいただくとするか」

男はあらためて自らの鉄柱で蘭の秘裂を探り、数秒後にはその先端をあてがった。
蘭が反射的に腰を振って逃げようとするが、腰をがっちりとホールドされているせいで
その振り方は小さく、逆にそれが男の怒張したものを誘導してしまう結果となった。

「いくぜっ!」

男が突き出すと同時に男の腰と蘭の臀部が密着し、二つをつないだ灼けついた肉刃が
蘭の中にズブズブと侵入し情け容赦なく埋まっていく。

「(あうっ!)」

最初に3分の一ほど埋まると、後は一気に侵入し、最奥部まで侵入してきた。

「(あうっ、あぐっ、あああっ・・・・)」

泣き叫びたくとも、口中を占領した肉棒によってそれすらもかなわない。
背後の男が完全にインサートを果たし、満を持して強烈なグラインドを開始するのと
同時に、前方の男も蘭の頭を両手で掴んで前後に動かし、強制イラマチオに移行した。

「うおっ! うおっ! うおっ!」

二人の男は互いに歓喜の雄叫びをクロスさせながら、蘭の上下の口を犯していった。

4つんばいの格好で上下の口を同時に犯される蘭。
その淫惨苛烈な光景に目をぎらつかせ、順番待ちをしていた男が荒川に呼ばれた。

「おい、これを持っていってやれ」

荒川は蘭の生徒手帳から抜き出した一枚の写真を男に手渡した。

「何すか、これ?」

男は怪訝な顔で受け取った。
それは蘭と同じ年頃の若者とのツーショット写真。
蘭は少しはにかみつつも屈託のない最高の笑みを浮かべ、蘭に腕を絡まれたその男は
少し怒ったような、それでいてちょっと恥ずかしげな当惑した笑みを浮かべていた。

「裏、見てみろ」

荒川に言われて裏を返すとそこには

『トロピカルランドで新一と』と可愛らしい文字で書かれていた。
「どうやらそれが噂の新一君とやらだな」

荒川の残酷な意図を察した男はニヤリと笑うと蘭のもとへと戻っていた。

「ほうら、蘭ちゃん、いいものを見せてやるぜ」

上下の口を同時に犯され、呻くこそすらできない蘭の前に男が写真を突き出した。
「(新一っ!)」
「いい格好だぜ、蘭ちゃんよお・・・・ この新一君とやらが見たらそれこそ泣いて
喜ぶだろうぜ」

工藤新一――幼い頃から誰よりも近くにいた幼馴染。
そしていつかは結ばれ、彼の子を産み、彼とともに人生を歩みたい。そう思い続けて
いた唯一人の愛しい男(ひと)。
なのに、なのに・・・・

「(いやぁぁっぁぁぁ! 新一、新一、新一、助けて、新一ぃぃぃぃ!)」

声にならない声で蘭は叫び続け、わずかにもがく。
だがそれにあわせるように男達のグラインドが加速度を増し、より強く激しくなって
いく。
そしてそれが限界に近づいていた男達の凶器のトリガーをついに引き放った。

「うおぉぉぉぉぉっ!」

ひときわ高い咆哮と共に、蘭の口中で男がその凶器を爆発させた。

「(だ、だめぇぇぇぇっぇぇ!)」

ビクンッと跳ね上がったそれは、たちまちのうちに蘭の口腔内に苦い毒液を大量に
放出し、そのほとんどが喉奥へと滑り込み、胃の腑へとなだれ込んでいく。
男は腰を二度三度と振って全てを吐き出すと、腑抜けたように張りを失ってだらんと
垂れ下がったペニスを蘭の口中からようやく引き抜きぬいた。そしてその時・・・
・・

「ぐあっ!」

背後の男も一気に達して、放出していた。

「あああっ!」

蘭の身体がびくんびくんとと痙攣し、口中に残されていた毒液を全て吐き出す。

「(し・・・・ 新一・・・・)」

男が抜き出すと同時にそのまま前方に崩れ落ちる蘭。

「蘭っ!」「蘭ちゃんっ!」

遠のく意識の中で英理と美和子の叫び声だけがかすかに響いていた。



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