ぐうっ!」

昏倒し、そのままベッドから引きずりおろされる高木。

「高木君っ!」

美和子が起き上がるより早く、木島が彼女の両手首を素早く掴んで左右に広げ、蜂須賀が
両脚にのしかかるようにして押さえつけ、美和子をベッドに張り付ける。
そして勝俣がベッドの横に立って傲然と美和子を見おろした。

「なかなかいいものを見せてもらったぜ」

さらに足元で仰向けに倒れている高木の股間の一物に目をやると卑猥に笑った。
それは十分標準以上で長さ・太さともに申し分ない。

「へえ・・・・ 巡査部長様はなかなかいい竿を持ってるじゃないか。
佐藤、もしかしてお前はあいつのこれに惚れたのか?」
「何を馬鹿なことを言ってるのよっ!」
「それにしても随分と荒々しいセックスだったな。まるで佐藤、お前がこの野郎に
レイプされているみたいで大興奮だったぜ。だけど俺達はそこまでは求めていないし、
だいいち役割が違うんだよ」
「ど、どういう意味よそれはっ!」
「簡単なことさ。お前をレイプするのはそいつじゃなくて俺達だってこと。
そいつは最初(はな)っからお前をその気にさせるための当て馬のつもりだったのさ。
まあおかげでお前はもうだいぶ温まったようだし、それでもうお役御免ってわけなんだよ」

勝俣が高木の頭を軽く蹴った。

「高木君!」
「大丈夫さ、安心しろ、死んじゃあいねえよ。それにこいつには今からお前が俺達に
犯られまくるところをたっぷりと見せつけてやる。わかるだろ、佐藤? お前は婚約者の
目の前で輪姦(まわ)されるってわけだ。これ以上ない最高のギャラリーだろ」
「そんなっ・・・・」

愛する男(ひと)の目の前で輪姦される──改めてその想像を絶するおぞましい現実を
突きつけられて、彼らの姦計の邪悪さに戦慄した。
美和子はそこではっと気付いた。

「こ、小林先生は、小林先生はどうしたのっ!」

勝俣が握り拳の親指を突き出して自らの背後を指し示して言った。

「大丈夫、スタンガンで眠らせてあっちで縛り上げてある」

勝俣の指差した方向に目をやれば、確かに澄子が意識を失いぐったりと床に倒れ伏していた。

「彼女には絶対手を出さないでっ!」
「安心しろよ。お前が俺を満足させてくれれば、手を出しやしない」
「本当でしょうね」
「ああ、それともう一ついいことを教えてやる。このベッドにはちょっとした仕掛けが
してあってな」
「仕掛けですって」

園田がベッド脇から、よく病院などで使われる柔らかい布製の拘束器具を取り出すと、
それで美和子の両手を拘束し、左右に大きく広げて固定した。

「ああっ、何よこれはっ!」

抗議する間もなく、木島と蜂須賀が美和子の両膝裏に自らの肘関節をひっかけ、
引き上げるようにして大きく開いた。

「あっ、いやっ!」

懸命に抗う美和子だが。男2人の膂力に女の下半身だけで逆らっても無駄なあがきだ。
瞬く間に大開脚の格好にされてしまう。

「いい格好だぜ、佐藤。いかにも今から犯るって気にさせてくれるじゃないか」

上半身裸になってベッドによじ登った勝俣が、その開いた空間に陣取り、目前で淫らに瞬く
美和子の淫唇をじっと凝視した。
やや濃い目の草叢の下で淫唇はすっかりはじけ、愛液でてらてらと濡れぼそって何とも
艶めかしい光を放っている。

「ふうん、もうびちょびちょだぞ、佐藤。よっぽどあの男の愛撫がよかったらしいな。
だけどちょっと意外だったな。お前があんなふうに乱暴に扱われるのが好きだったとはな。
お前案外、Mっ気があるんじゃないか」

ひそかに自分でも思っていたことを指摘され、美和子が顔を真っ赤にして叫んだ。

「ふざけないでっ!」

だが勝俣は一向に意に介せず、逆にニヤリと笑い、からかうような口調になった。

「図星ってとこかな。それで佐藤、あの男には今まで何度ぐらい抱かれたんだ?
何しろあんな濃厚なクンニまでご披露してくれるくらいなんだ。一回や二回じゃないよな。
週一か? 週二か? まさか毎晩ってこたあないよな」

美和子が顔をそむけた。そこで勝俣は改めて美和子の裸身に舐めるような視線を這わせて
卑猥な口調で言った。

「それにしても佐藤、お前、本当にいい女になったな。俺とコンビを組んでた時にはまだ
ちょっと青臭さが抜けてないところがあったけど、今はもう熟れ頃の女盛りだ。
これもそいつ・・・・ いや、高木渉巡査部長とのセックスのお陰かな」

勝俣は大開きにされた美和子の股間へすっと手を伸ばすと、淫蜜を滲ませてはじけ開いた
淫唇に節くれ立った人差し指と中指を挿し入れた。

「あああっ! だっ・・・・ やめっ・・・・!」
「どうだ、もう欲しいんだろ。正直に言えよ、佐藤。ここにぶっといペニスをぶち込んで
イカセてほしいんだろ」

わざと下衆な言い方で美和子を言葉攻めする勝俣。

「だ、誰がっ・・・・」
「巡査部長様のモノは確かに立派だけどな、俺のモノもなかなかのもんだぜ」

ズボンをおろし、ボクサーパンツを脱ぎ捨て下半身を露わにする勝俣。
そこに現れたモノを目にした美和子は一瞬言葉を失った。
勝俣の男のシンボルはすでに隆々とそそり立って屹立し、天を衝いて嘶いている。
サイズ自体は高木のそれとさほど変わらないが、赤黒く青筋を立ててカリ首をもたげ、
不気味にひくひくと蠢く姿は、まるでそれ自体が意思をもって今から犯す獲物に
歓喜しているかのようだ。

「さてと、それじゃあとりあえず1回目と行こうか」

勝俣は美和子の両脚を抱え込むようにしてそのまま彼女に覆いかぶさってくる。

「いやっ!」

美和子は腰を振って懸命に抗うが、瞬く間に身体が「く」の字に折れ、
勝俣の肉刃の切っ先が自らの淫唇にあてがわれたのがはっきりと感じ取れた。
美和子が完全に勝俣にホールドされたのを確認して、園田と木島がその場を離れた。
勝俣が美和子の顔面すぐ近くまで顔を寄せ淫猥な笑みを浮かべて囁いた。

「佐藤、今から俺はお前を犯す」

突きつけられた非情な宣告。もうこうなってはどんな抵抗も無駄だ。自分は犯されるのだ。
絶望のどん底に突き落とされながらも美和子は覚悟を決め、叫んだ。

「お願いっ、待って!」
「うん? 今更何だよ」
「小林先生だけは、絶対無事に帰すと約束して」
「さっき言ったろ。お前が俺を満足させてくれれば、あの先生に手を出すことはしねえよ」
「本当でしょうね」
「しつこいぞ。それにだいたい今お前はそんなことを言える立場だと思っているのか。
佐藤、お前は今から犯されるんだぞ。人のことを心配するより、もっと女らしく泣き叫んで
許しを請うたらどうなんだ。そうしたら少しは考えてやってもいいんだぞ」

美和子は唇をかんで顔をそむけた。それが今の彼女にできる唯一の抵抗だ。

「まあいい」

だが勝俣はすぐにもインサートするのかと思いきや、ベッド脇に立って撮影に余念のない
蜂須賀と木島を振り返って命じた。

「そこで伸びてる巡査部長様を起こせ」
「待って、それはやめてっ!」

覚悟はしても、やはり愛する男の目の前で犯される恥辱だけは耐えられなかった。
だがそんな美和子の抗議を意に介さず、まず木島が高木の身を起こし、蜂須賀が
その両頬を張った。

「ほら、起きろ、起きるんだよっ!」
「ううっ・・・・」

意識を取り戻した高木の目に映ったもの。それはベッドの上で勝俣に組み敷かれた
愛しい女(ひと)の姿。

「美和子さんっ!」

起き上がろうとするが、逆に背後から園田・木島・蜂須賀の3人がかりで押さえつけられ、
ベッド上の美和子を確認できなくなってしまう。

「美和子さんっ、美和子さんっ、くそっ、お前ら、はなせぇぇぇ!」
「た、高木君っ!」

うつぶせに組み伏せられた高木の上から美和子の叫び声と勝俣の嘲笑が降ってきた。

「よう、色男。なかなかいいものを見せてもらったぜ。お前が温めておいてくれたおかげて、
佐藤のあそこはもうびちゃびちゃだ。よっぽどお前の前戯が利いたらしいな」
「ふざけるなっ! 美和子さんをはなせぇぇぇ!」

3人はもう一度高木の身を起こさせて両手を後ろ手して手錠をかけた。
さらにベッド上の勝俣と美和子の姿がちょうど真横からよく見える位置に移動させて
背後の柱にロープでがっちりと縛り付けて拘束した。

「くっそぉぉぉぉ! 解けっ! このロープを解けぇぇぇぇっ!」

必死にもがき暴れる高木だが、身体にきつく食い込んだロープは緩むはずもなく、
もがけばもがくほどいたずらに体力を消耗するだけだ。
散々もがいた末に息を上がり、ぜいぜいと荒い息を吐く高木の様子を園田は嘲笑を
浮かべてカメラで撮影し、木島がベッドを振り返って右手の親指と人差し指で円を作った。

「勝俣さん、準備オッケーです」

勝俣は無言でうなずくと高木に冷たい一瞥をくれ、勝ち誇ったように宣言した。

「それじゃあ警視庁のアイドル・佐藤美和子警部補の輪姦ショーの開幕だ。
お前はその特等席で婚約者がたっぷりと犯られまくるところを鑑賞してるんだな。
もっとも、お前にも後でやってもらうことがあるがな」
「きさまぁぁぁぁ!」

高木の絶叫を合図にしたように勝俣が腰をずいと進め、美和子の恥裂に再び熱いモノを
あてがって小刻みにつつくように動かした。これはわざと焦らしているのではなく、
本来の目的を達するために位置を確認しているのだ。
そして完全に標的をロックし、その熱い剛直の先端が細い亀裂をこじ開けた。

「行くぞ、佐藤」
「ああっ! やっ、やめっ・・・・」

驚愕の裸身が強張り、その隙をついて勝俣の強靭な肉刃が美和子をぐさりと貫いた。



「あああっ!」
「欲しかったんだろ? これが」
「うっ、嘘よっ! あああっ、やめっ・・・・」

勝俣はさらに深く覆いかぶさり、すかさず腰を送る。
熱く潤みきっていた膣洞が強靭な肉刃の侵入にもろくもめりめりと押し広げられていく。

「クックックッ・・・・ どうだ、あんなやつより俺の方がいいだろ」
「馬鹿なこと言わないでっ! 高木君、高木君、高木君っ!」
「美和子さんっ! きさまっ、やめろぉぉぉ!」

美和子の悲痛な絶叫と高木の憤怒の怒声が交差し、そこへ勝俣が高笑いを混じらせながら
ひときわ深く腰を送り出した。

「ははははははっ! いいぞ、佐藤。もっと泣け、もっと叫べ、わんわん泣き喚くんだよ!」
「あぐうっ!」

唯一自由になる首を左右に振って白い裸身をもがかせる美和子。
だがすでに勝俣の肉刃は七・八分が埋まっている。もはや彼女の意思だけでこの結合を
解くことは不可能になっていた。

「きさまぁぁぁぁ!」

高木の絶叫が部屋中に轟く。

「うるせえよ」

木島がカメラを構えたまま高木の鳩尾を蹴り上げた。

「うぐっ!」

高木の上半身ががっくりと折れる。

「今からあの女刑事さんのよがり声を聞かせてもらおうって時に、野郎の情けねえ
叫びなんて聞きたくねえし、返って萎えちまうだろうが」

木島は高木自身が剥ぎ取った美和子のショーツを床から拾い上げ、それを丸めて
高木の口の中に押し込み、さらにその上からガムテープで口をふさいだ。

「ほら、これでも咥えてな」
「うぐっ、うぐっ、うぐっ!」
「そうそう、お前はそこでおとなしく自分の女が俺達に輪姦(まわ)されるところを
鑑賞してればいいんだよ」

そしてベッドの上で一つとなった勝俣と美和子を振り返った。

「さあ、勝俣さん。とっととその女刑事(めすでか)さんを犯っちまってくださいよ。
後がつかえているんだからさ」

勝俣は大きくうなずくと、美和子の中にはまり込んだ己の肉刃をさらに奥深くへと
侵入させていく。

「あがああっ!」

悲痛な悲鳴とともに囚われの女体が硬直した。勝俣の両腕が美和子の裸身に蛇のように
巻きつき、2人の身体が完全に密着した。こうなると美和子がどれだけ暴れようと、
逃れることは絶対に不可能だ。

「うううっ・・・・」

覚悟していたとはいえ、犯された衝撃は美和子を絶望の底へと突き落した。
それもただ犯されたのではなく、愛する男の目の前で無惨に刺し貫かれたのだ。
一方勝俣は美和子の裸身を力の限り抱きすくめながら、言い表しようのない感慨に
とらわれていた。
今や近隣の県警にもファンがいるほどの警視庁のアイドル的存在である佐藤美和子。
かつて激しく欲情し、ついにはその思いを果たし得なかったその相手を今こうして
眼下に組み敷き、その身を刺し貫いているのだ。
そう考えただけで、勝俣の興奮の度合いは否が応でも昂り滾るが、はやる気持ちを抑え、
目を閉じて美和子の中で猛り昂る己が肉刃に神経を集中させた。
緻密な層を重ねる桜色の淫肉が、愛液を滴らせながら自身の分身に絡みつくさまが
ありありと目蓋に浮かぶ。
女盛りを迎えた28歳の淫肉はまだまだ若々しく、男を虜にするに十分すぎる弾力と
粘着力を兼ね揃えている。勝俣が押せばきゅきゅっと心地よい摩擦とともに迎え入れ、
引けば潤い豊かな粘膜がねっとりと絡みついて離れない。
特にその締りの良さは格別だった。もちろん処女孔のように押し込むのに苦労するほど
狭隘ということではないが、侵入させた肉の刃を熱く蕩けた肉襞が絡め取ってぎゅっと
締め付け、貪欲に侵入者を吸着して離さないそのさまは、自ら男の性を貪欲に搾り取ろうと
しているかのようだ。それは勝俣ならずとも男を歓喜させ、十二分に満足させるものであった。

「(これが佐藤の・・・・ いいモノをもってやがる)」

勝俣はゆったりと腰を振るいながら、小刻みにストラスを開始した。
動けば動くほど淫蜜の分泌も激しくなり、猛る剛直が蜜壺をシェイクするたびに
ジュポッジュポッという、涼やかな美貌や魅惑の裸身とは裏腹の卑猥な響きが
結合部から奏でられる。
一突きごとにその響きが増すのを耳にして、勝俣の獣性はいっそう昂った。

「どうだ、聞こえるか? 佐藤。今お前と俺は今がっちりとつながっているんだ。
お前はこの俺に犯されてるんだよ」

どうせこの一回だけで済ますわけではないのだ。最初はこのまま一気にスパートして
フィニッシュに持っていくことも可能だった。
他の3人もそれを期待し、劣情に駆られた目を爛々と輝かせつつも、餌を前にしてお預けを
食らった犬のような表情をして2人の交合を凝視している。
それでも勝俣は焦らない。相変わらずストラスは小刻みに、そしてインサートの角度を微妙に
変えながら、出し入れを繰り返す。もう10分近くはこうして刺し貫き続けているだろう。

「そら、いいだろ! あんな野郎よりずっといいだろうがっ!」

美和子は目を閉じ、唇をぎゅっとかみしめて耐えていた。
勝俣の問いかけに答えたくなかったからではない。口を開けば抵抗の悲鳴だけでなく、
淫らな喘ぎまで響かせてしまうのを恐れたからだ。
いつも以上に激しい愛撫を受け、またそれをカメラ撮影までされているというあまりに
異常な状況下での行為によって淫らな官能が開花し、さらに執拗なクンニを受けて
絶頂間近に追い詰められた美和子は、身も心も「男」を受け入れる態勢になっていた。
そこへ愛する男のものではない非道な肉刃に刺し貫かれたのだ。
精神(こころ)でいくら拒否しようとも、完全に男を受け入れる態勢になっていた
彼女の身体は、勝俣の責め立てに「女」の深い部分で反応してしまっているのだ。
そしてそれを誰よりも自覚している美和子が思わずぶんぶんと首を振った。

「(そ・・・・ そんな・・・・)」

セックスは残酷だ。たとえ愛する相手でなくとも、そしていくら望んでない場合であっても
勝俣の「雄」の行為に美和子の「雌」が敏感に反応して性の喜悦をもたらし、「恥辱」という
苦しみを、「快楽」という奔流が押し流そうとしている。
だが、今自分は愛する人と交わっているのではなく、憎むべき暴漢に犯されているのだ。
それで感じて声を上げるなどということはあってはならない。ましてやその愛する男の
見ている目の前で許される事であるはずがない。
身体の内より押し寄せる甘美な波濤に必死に堪える美和子。警察官として、そして女としての
高い矜持が彼女を支える唯一の頼みだ。
だがそんな高い矜持も、女としての本能と勝俣の強靭な肉刃の責め立ての前には波間に立つ
砂の城同然だった。淫蕩な快楽の波が押し寄せるたびに、それはもろくも土台から崩されていく。
そしてついに・・・・


「だっ・・・・ だめっ・・・・ ああっ・・・・ あっ・・・・ あっ・・・・
うっ・・・・ ああんっ!」

朱色の唇が微かに開いて、抵抗の言葉とともにまるで少女のすすり泣きにも似たかすかな
喘ぎがこぼれ出した。
そしてそれを聞き逃す勝俣ではなかった。

「おっ! いい声で鳴くじゃないか」

勝俣はいったん腰を止め、高木に目をやり嘲笑した。

「どうだ、お前にも聞こえただろう? 今のいい佐藤の喘ぎ声が。
どうやら俺のセックスに相当感じているらしいぞ」

高木の目が大きく見開かれた。そこへ美和子が絶叫した。

「馬鹿なこと言わないでっ! そっ、そんなことありえないっ!」
「いいのかよ佐藤、そんなことを言って。これからが本番なんだぜ。せいぜいあの男にも
お前の色っぽいよがり声を聞かせてやれよ」

勝俣が再び出し入れを開始した。先ほどとは一転してストラスは大きく大胆に、
より強く深く美和子の中に打ち込んでいく。
美和子は必死に耐えた。だが一度崩された精神(こころ)の堤防は、二度目の性の奔流の
来襲にはひとたまりもなく、閉じた口があっさりと開いてしまう。

「ああっ・・・・ ああっ・・・・ ああっん! だっ・・・・ だめっ・・・・
い・・・・ いやっ・・・・・ やめてっ! た・・・・ 高・・・・ 高木君っ!
た・・・・ 助けてっ! 高木君っ!」

美和子の弱音にここぞとばかりに責め立てる勝俣。

「どうだ、あんなやつより、俺の方がずっといいだろうがっ! 正直に言えよっ! 佐藤っ!」
「ちっ、違うっ! そ・・・・ そんなことっ・・・・ あっ・・・・ ああんっ!」

勝俣の容赦ない乱暴な出し入れに美和子は肉悦の波に翻弄されるばかりだ。
そこで勝俣が再び出し入れをいったんとめ、美和子の顔を覗き込んだ。

「どうだ、そろそろ出してほしいか? 俺のザーメンをおまえのお○○こに注ぎ込んで
ほしいだろ」

美和子がぶんぶんと首を振り、絶叫した。

「そ、そんなことあるわけないじゃないっ! ふざけないでっ!」

こうしてその身を刺し貫かれながらも自分を睨みつけてくる美和子の表情を見て、
勝俣の背筋を走るぞくぞくするような快感。
そうだ、それでこそ佐藤美和子だ。この誇り高い女をとことん嬲り弄んでどん底まで
貶めることにこそ価値があるのだ。

「強がりはやめるんだな、佐藤。今からお前は俺に串刺しにされたままイキまくるんだ。
しまいにゃあお前の方から『出してください、お願いします』って言うようになるかもな」
「だ・・・・ 誰がそんなことを言うもんですかっ!」

勝俣はまたもやストラスをゆったりとしたペースに落した。余りにことを急いては
自分の方に余力がなくなる。もはや美和子が性の喜悦に翻弄されているのは明らかなのだ。
こうなれば女体はじっくりと責め立てる方が効果があることを勝俣はよく知っている。
スピードは落としたがストラスの振幅は逆に大きくし、より深く美和子を抉る。
そしてひときわ深く抉った瞬間、美和子が白い頤をのけぞらせ、今までとはまるで
違うトーンで絶叫した。

「ひぃぃぃぃっーーーー!」

血膨れた尖端が子宮口をぶち破ったのだ。
勝俣は乱暴に子宮を掻き回す一方で硬い陰毛を牝芯にぐりぐりとこすり付けていく。
高木の濃厚なクンニを受けて肥大し、むき出しになっていた牝芯は、ざらついた
その刺激にはひとたまりもなかった。

「あああっ! だっ、だめっ・・・・ お、お願い、やっ、やめてぇぇぇぇ!」
美和子の口から洩れる懇願の言葉。勝俣は待っていたように言葉責めする。

「そうか、これが好きなのか」
「だめっ、もうこれ以上、動かないでっ! あああああっ!」

若い肢体を痙攣させ絶叫する美和子。「その時」はまじかに迫っている。
勝俣はここぞとばかり、下腹をぐいぐいと押し付け責めたてる。

「あぐぅ・・・・ だっ、だめっ・・・・ もう・・・・ やめてっ・・・・」

美和子の裸身が硬直し、大きく反り返ろうとする。
その瞬間、勝俣はすっと身を引いた。子宮に食い込んでいた肉刃が離れ、牝芯への責めも
中断した。絶頂寸前で一気に引いていく淫蕩な奔流。

「うううっ・・・・」
「どうだ佐藤、俺のセックスは。あの野郎とどっちがいい?」
「ふっ・・・・ ふざけないでっ!」
「ふふんっ。素直にイカセて欲しいっていいな。そうしらた死ぬほどイカセてやるぞ」
「だっ、誰があなたなんかにっ!」
「クックックッ・・・・ 散々よがっていながらまだそんな口が利けるのか。
だがこれならどうだ」

勝俣は再び腰をずんっとせり出し、再び子宮口を直撃した。
それと同時に下腹の剛毛で牝芯を嬲りだす。
悲鳴と喘ぎのないまぜになった女刑事の絶叫が部屋中にこだまする。

「あ・・・・ あああっ・・・・ あひいいっ、だっ・・・・ だめっ・・・・
だめなの・・・・・ そ、そこは・・・・ やっ・・・・ やめてっ・・・・
たっ・・・・・ 助けてっ・・・・ 高木君、高木君、高木君! いやぁぁぁ!」

ゆったりと大きめのストラスで責めたてる勝俣。
その往復を繰り返すたびに、美和子の悲痛な絶叫の中にまじる淫らな喘ぎのオクターブが
どんどん高くなっていくのがはっきりと聞き取れる。
勝俣はその喘ぎの響きと肢体の硬直ぶりで、美和子の高まり具合を推し量りながらじっくりと
責め立てている。
自ら屈服を告げるまで嬲るだけ嬲り、犯されながら絶頂に達するという恥辱の極みを
とことん味あわせた後、たっぷりと中に注ぎ込んでやるのだ。

「そうら、佐藤。婚約者の目の前でイッチまいな」
「いっ、いやよっ! 誰がそんなことっ!」

唯一自由になる首を振って、屈服を拒絶する美和子。

「そうか、まだこれでも足らないか」

勝俣は潤い豊かな淫肉の妙味を堪能しつつ、ゆっくりと掻き回していく。
すでに恥裂は緩み切って、少し動かしただけでじゃぽっじゃぽっと卑猥な音を奏でている。
大概の女ならばもうとっくに堕ち、自ら身を開き腰を使って請い求めている頃だろうが
さすがにしぶとい。
だがそれがよけい男の征服欲をそそり、返って美和子を地獄へと追い込んでいくのだ。
もはや限界寸前まで追い込まれた青息吐息の美和子を見て、勝俣は半身を起こし、
眼前で卑猥に揺れる乳房に目を落とした。
決して巨乳ではないが、83センチCカップのバストは細身の彼女には十分大胆といえた。
仰向けになった状態でも決して形崩れせず、綺麗な半球形のフォルムを保ち、瑞々しく
張り切って先端をぴんと尖らせている。

「きれいだぜ、佐藤」

勝俣は下半身を結合させたまま、双乳を左右それぞれの手で鷲掴んだ。
力任せに絞り上げれば、乳首がぴゅんと飛び出し、息を荒げてそれに食らいついた直後、
美和子の獣じみた絶叫が轟いた。

「きゃぁぁぁっぁぁあl」

尖りきった乳首を左右交互に吸いつくし、舌先でつつき回して、舐め転がす。
かなり敏感な部分であるゆえか、それとも官能の昂りのせいなのか、勝俣の舌戯を受けた
美和子の嬌声交じりの喘ぎが止まらない。

「ああっ・・・・ あうんっ・・・・ うううっ・・・・ いっ・・・・ いやっ・・・・
もうやめ・・・・てっ・・・・」

さらに、軽く歯を立て甘噛みした瞬間、美和子が身体がびくんと跳ね、懇願した。

「いやっ・・・・ やめてっ、お願いっ・・・・ 吸わないでっ!」

そこでさらに言葉責めを重ねる勝俣。

「嫌だと言う割に随分といい声で鳴いてじゃないか、佐藤。素直になれよ、気持ちいいんだろ?
中に出してほしいんだろう? イカセてくださいと言うんだ、佐藤っ!」
「そ・・・・ そんなの・・・・ いやよっ! あああっ・・・・」

美和子が拒絶した途端、乳房をわしわしと揉み砕きながら勝俣が腰を使い始めた。

「よく頑張るな佐藤。やっぱりお前は最高にいい女だよ」

きりきりと歯を食いしばって必死に性の喜悦と闘う美和子の姿を見ていると、
このまま思う存分突き抉り、一挙に奈落の底へ落としてやりたい衝動に駆られる。
だがもう少しだ、もう少しで美和子は堕ちるはずだ。
その時、苦しげな美和子の口からわずかにこぼれた言葉に勝俣は動きを止めた。



「どうして・・・・」
「何?」

美和子は勝俣の豹変ぶりが到底信じられなかった。
2人で組んでいた頃の勝俣は上司からも期待された正義感の強い優秀な刑事で、
今美和子が一人前の刑事として働いていられるのも、彼の厳しい指導の賜物と言っても
過言ではない。
確かに自分を酔わせてホテルに連れ込もうとしたセクハラについては許せなかったが、
それ以外では彼を刑事として心から尊敬していた。だからこそ余計にあの卑劣なやり方には
我慢できなかったのだ。
そして何より勝俣は誰よりも犯罪を憎んでいたはずだ。それがどうして今頃になって自分を
罠にはめ、レイプするなどという卑劣な犯罪に手を染めるのだ。

「ど、どうしてあなたが・・・・ あなたは優秀な刑事だった。それがどうしてこんな
卑劣なことを・・・・」

勝俣は美和子を冷酷に見おろし、やや鼻白んだように言った。。

「人間は変わるんだよ、佐藤。どんな真面目な人間でもあっさりと犯罪は犯すようにな。
それもお前には教えたはずだぜ」
「でも・・・・」

一転勝俣が苛立ったようにそれを遮った。

「話は終わりだ、佐藤」

再び腰を進める勝俣。今度はストラスのスピードと強弱のアクセントをランダムに変えながら
ぐいぐいと押し込んでいく。

「ああっ! だっ、だめっ・・・・・ あうっ・・・・ あああんっ!」
「どうせイクまで逃げられないんだっ! さっさとイッチまいなっ!」

荒々しい愛撫で乳房を揉みくちゃに弄ばれ、乳首を息が切れるほど吸われている。
さらに勝俣の変幻自在のストラスの連続により、美和子は本人の意志とは関係なく、
いや逆にその意志に反して、彼女の中の「雌」の本能が「雄」を強烈に欲求し、
絶頂寸前まで追い込まれていた。

「いやっ、いやっ、いやぁぁっぁぁぁ!」

犯されるという恐怖、そして自らの内なる淫らな欲求に負けることを恐れて絶叫し、
愛しい男の名を叫び続ける美和子。

「高木君っ! 高木君っ! 高木君っ!」

そんな美和子の悲痛な絶叫もこの凌辱劇をより淫ら彩る心地よいBGMにしかなりはしない。
勝俣は繰り返し打ち込みながらも冷静に美和子の姿態を観察していた。
絶叫の合間に零れ出るぞくぞくするような喘ぎ声の中に混じる甘い響きが、
次第にそのトーンを高めているのがはっきりと聞き取れるし、打ち込むたびに
美和子の身体がひくひくと痙攣し、肉悦に必死に耐えているさまもよくわかった。
そしてその抵抗も限界にきていることも。
勝俣はストラスを進めて美和子が達しそうになると、そこで弱めることを繰り返す。
絶頂寸前に追い上げられられるたびに、引き返すを繰り返され、自らの身を翻弄する
残酷なまでの性の喜悦に、極限ぎりぎりまで官能が昂り滾った美和子はもはや半狂乱状態だ。

「クックックッ・・・・ どうだ、辛いだろ? 佐藤。一言、『最後までしてください』って
言えばそれでいいんだぞ」

それでも美和子は懸命に唇をぎゅっとかみしめ、首を振って無言で拒絶した。
拒絶の言葉すら出さなかったのは、いったん口を開いてしまえば、己の意志とは裏腹の
勝俣の望み通りの言葉を吐いてしまうことを本能的に恐れたからだ。
それほどまでに勝俣の徹底的な蹂躙は美和子の「雌」としての本能を直撃し、
「雄」を欲する身体の内から淫蕩な衝動に突き上げられ、その身を灼かれていたのだ。
婚約者の目前でレイプされながらその相手を請い求める言葉を吐くなど絶対にできない。
そんな屈辱を味あわせられるくらいならいっそ死んだ方がましだ。
だが・・・・ そんな美和子の高いプライドも、寄せては引くを繰り返しながら、
そのたびに徐々に高さを増していく淫らな官能の波濤の前にもはや崩壊寸前だ。
必死に耐える美和子。だが本格的に堕としにかかった勝俣はリズミカルに美和子に
打ち込み抉り続ける。もちろんその間に乳房を乱暴に揉みしだくことも忘れない。

「はあっ! はあっ! はあっ!」

気力の限りを振り絞って最後の抵抗を試みる美和子だが、精神(こころ)より先に
身体が屈した。
無意識のうちに勝俣の打ちこむリズムに合わせるように、自ら腰を使ってより深く
迎え入れようとしだしたのだ。
それに気づいた勝俣が美和子を言葉で追い詰める。

「おっ、腰を使ってるじゃねえか。身体は正直だよなあ、佐藤。気持ちいいんだろ?
イキタいんだろ? ほら、素直に言ってみろよ」
「(ああっ・・・・・ だめっ・・・・ だめっ・・・・ こんな・・・・)」

必死に精神(こころ)で否定する美和子。だがもう身体は己の言うことを聞かずに
暴走し始め、「雄」を貪欲に欲している。
しだいに頭の中が真っ白になり、「雌」としての本能だけが己を支配しだしていた。

「(あああっ・・・・ も、もう・・・・・これ以上・・・・)」

終局は目前に迫っていた。美和子は淫肉をひくつかせ、肉刃を貪りだしている。
ぜいぜいと息を上げて過呼吸に陥ったのか、形のいい朱唇がわなわなと震えている。
そして勝俣が勢いをつけて腰を打ち付けたその時、ようやくその朱唇の間から勝俣が
待ち望んでいた淫らな言葉が漏れた。

「ああっ・・・・ イクッ・・・・ あああっ・・・・だ、だめっ・・・・
イッチャうっっっ!」

勝俣は残虐な笑みを浮かべここぞとばかりに肉刃を打ち込んでいく。
ついにあの佐藤がついに堕ちた。レイプされながらエクスタシーに身をゆだね、
完全に堕ちたのだ。

「ご、ごめんっ・・・・ 高木・・・・ 君っ! あああっ! イクッぅぅぅぅっ!」

愛しい男への謝罪の言葉とそれと裏腹な淫らな絶叫。それこそ彼女が完全に屈服した証。
淫肉が激しく収縮し、美和子が完全に絶頂へと到達したことを確認すると、勝俣はより深く、
より強い一撃を美和子に打ち込み、その衝撃が自らの肉刃のトリガーを引き放った。

「いくぞぉぉぉ、佐藤っ!」

亀頭に走るずきんとした痛み。それと同時に溜めに溜めこんだ獣欲の滴りが一気呵成に
放出されていく。

ドクッ、ドクッ、ドクッドクッドクッドクッ!

ひときわ深く腰を押し出し、美和子の奥深くへとその熱水を注ぎ込む勝俣。
こうして淫惨な復讐計画は第一段階が完結し、勝俣はその快感に打ち震えていた。



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