男達は高木と澄子をベッドから引きずり下すと、高木は再びロープで縛って拘束し、
澄子はそのまま床に放置した。もはや彼女に逃げ出すだけの体力も気力もないことは
明らかだ。

「まあ素人が4発も立て続けて犯られちゃあ仕方がねえな。もう少し元気になったら
また可愛がってやればいい。それじゃあ佐藤、またお前の番だ」

木島と蜂須賀が背後から美和子の腕をとってうつ伏せに押さえつけると、
勝俣が園田に命じた。

「例のクスリをもってこい」

園田がにやりと笑う。

「いよいよあれを使うんすね」

園田はいったん部屋を出てすぐに戻ってきた。その手には透明な液体の入った
注射器が握られている。
勝俣はそれを受け取ると、美和子に見下ろした。

「佐藤、これが何だかわかるか?」

勝俣が思わせぶりに笑う。

「ま・・・・ まさか覚醒剤っ!」

美和子の顔から血の気が引いた。
覚醒剤は暴力団の大きな資金源となっているだけでなく、セックスドラッグとしても
よく使われ、彼らがしばしばこれを使ってセックスで女を虜にする手口を美和子は
組織犯罪対策課の知り合いから聞いて知っていた。
その効き目は凄まじく、一度その味を身体で覚えてしまうと、たとえ相手がどんな
ひどい男であろうと、女はすでに身体がその男から離れられなくなり、さらに一度
覚醒剤の依存症にしてしまえば、女はもう男のいいなりとなってしまうのだ。
そんな美和子の表情を読んだのか、勝俣は楽しげに言った。

「『当たり』と言いたいところだけどちょっと違う。佐藤、お前をシャブ漬けにするのは
もう少し後だ」

勝俣は美和子の右手を取り、肘裏の静脈を探って注射針を押し当てた。

「やっ、やめてっ!」
「おっと、暴れるなよ佐藤。途中で針が折れたりしたらとんでもないことになるぜ」

注射針の先端が肌に射しこまれ、ちくりとした痛みとともにその透明な液体が身体の中に
全て注ぎ込まれた。

「いったい何を注射したのよっ! 答えなさいっ!」

再度立たされた美和子が不安を押し隠すように詰問すると、勝俣はこともなげに
恐ろしい言葉を返してきた。

「ああ、これは催淫剤さ」
「さ、催淫剤って・・・・」
「ああ、さっき巡査部長様に呑ませたものの女版っていったところだな。
まあ簡単に言えば、性感が異様に敏感になって感じやすくなるクスリだよ。
その効果だけならシャブよりずっと強烈だ。どんな不感症の女でもあっという間に
イッチまうくらいの代物さ」
「なっ・・・・!」

さらに勝俣は卓上に置かれていたウィスキーの小瓶を取り出し、栓を開けると美和子の頬を
両手で強く挟んで口を開かせ、その琥珀色の液体を4分の1ほど無理やり流し込んだ。

「うううっ!」

強いアルコールの刺激が食道を焼き、胃の腑へと流れ落ちる。

「けほっ、けほっ、けほっ」

むせかえって咳き込む美和子。その様子を勝俣はじっと探るように見つめている。

「なっ、何をっ・・・・」
「なあにこの薬はアルコールと一緒に摂取すると相乗効果があるんだよ。まあ、もっとも
あんまり効きすぎると、イクだけじゃなくてそのまま本当にあの世に逝っちまうことも
あるみたいだがな」
「何ですってっ!」

美和子は懸命にもがくが、それが返って逆効果となりクスリの効き目を加速させることになった。

「あっ・・・・」

急激に頭がくらくらとし、目の前に立つ勝俣がぐるぐると回転して見える。
身体中がかっと火照って裸だというのに耐えられないくらい熱い。
さらに身体中の毛穴が開いてしまったように肌が敏感となり、皮膚に触れる空気の
感触さえ感じ取れる気がした。いや、皮膚だけではなく身体中のあらゆる器官が鋭敏に
研ぎ澄まされているような錯覚にとらわれ、思わず膝が折れて左右から木島と蜂須賀に
支えられるように形になった。

「こ・・・・ これは・・・・」

勝俣がにやりと笑った。

「どうやらクスリが効いてきたようだな。そんな状態で今からお前はまた犯されるんだよ。
それがどういう意味かは分かるよなあ」

言われるまでもなく、こんな身体の状態でさっきのように責め立てられたとしたら・・・・
それは想像するだにおぞましい。

「ひ・・・・ ひどい」
「さっき言ったろ。お前にはこんなものじゃすまないって。今から本当の地獄を、
いやこの世の天国ってやつをたっぷりと味あわせてやるよ」

勝俣が目くばせすると、木島と蜂須賀が美和子を強引に立たせてベッドへ連れて行く。

「それじゃあ第3ラウンドの開始だ」

勝俣の宣言と同時に、美和子はベッドへと突き倒され、そこへ男達が一斉に群がった。
仰向けにひっくり返され、勝俣が両脚を割ってその身を割りいれぐっと覆いかぶさってくる。
それを懸命に両手で押し返そうとするが、その手を園田にしっかと掴まれ、手首で一つに
まとめて縛り上げられ、万歳の格好にさせられる。
さらに左右に陣取った木島と蜂須賀がそれぞれの乳房を分け合って鷲掴み、荒々しく揉み砕く。

「いやぁっぁぁ! 高木君っ、高木君っ、助けてっ高木君っ!」

身動き取れない高木の耳を打つ美和子の悲痛な叫び。だが勝俣が美和子の秘裂に指を
差し入れた瞬間、それは喘ぎへと変わった。

「ああんっ! だっ、だめっ・・・・」

勝俣はたっぷりと残されていた3人分のザーメンを丁寧に掻きだすと顔を上げ、
卑猥な笑みを浮かべた。

「佐藤、お前はこれが好きなんだろ? 巡査部長様とは激しかったからな」

勝俣はそのまま顔をうずめてクンニを開始した。

「あああっ! そ・・・・ それは・・・・ やめてっ・・・・」

勝俣はいきなり雌芯を唇に咥えこみ、一息に吸い上げてきた。クスリの効果で悪魔的に
増幅された快感が、陰部から脊髄を伝って脳天へと一気に突き上げた。

「だめぇぇっぇっ!」
「どうだ。こういうのもいいだろう」

股間の方から、低い声が突き上げてくる。

「ばっ、ばかなこと言わないでっ!」
「どうだかな、じゃあこれならどうだ」
「待って、や、やめっ・・・・」

身をよじって逃れる間もなくまたしても雌芯を咥えこまれ痛烈に吸い上げられる。
ぬめっとした二枚の唇が上下で挟み込み、まるで蛭を思わせるようなしつこさで
乱暴に吸い続けるのだ。

「だめっ・・・・ やっ・・・・ やめてっ・・・・ お願いっ・・・・ ひぃぃぃぃっ!」

美和子の懇願も悲鳴も、返って勝俣の加虐心をエスカレートさせるだけだ。
勝俣は唇をぶるぶるとビブラートさせて雌芯を徹底的に責め苛み、息をためて吸引を
繰り返す。さらに繊細な肉芽に狙いをつけると、まるでキツツキが木に穴を穿つような
素早さで突き回し、一転して舌の腹でべろんべろんと押し舐め上げる。

「きゃああああっ!」

さらに指で淫唇をいっぱいに開いたうえで、舌を膣口に突き込んだ。

「はううっ!」

肉棒をインサートされたのとほとんど変わらないその衝撃に美和子が吼えた。
勝俣の激烈なクンニは高木のそれとはまるで別物といってよかった。
高木のクンニはどちらかというとねっとりと執拗に責めるタイプで、徐々に高まりゆく
淫蕩な官能の昂りに身を焦がされながらじりじりと上り詰めさせられていく感覚だったが、
勝俣のそれは、高木とはまるで正反対に最初からまるでジェットコースターに乗せられて
一気に急降下する時のような昂揚感で全身が包まれ、美和子を凄まじい勢いで高みへと
連れ去ろうとする。

「あうっ・・・・ だっ、だめっ・・・・ あっあっあっ・・・・ ああんっ・・・・



クスリの絶大な効果によって、いわば全身が性感帯状態となった今の美和子にとって、
この3人がかりの徹底した蹂躙はまさにしく淫獄の炎で身を焼かれるに等しかった。
いったん撮影係に回った園田が感嘆の声を上げた。

「すげぇぇぇ・・・・ あそこからマン汁がだくだくだぜ」

勝俣の舌戯のあまりの激しさに、美和子の股間は大洪水を起こしていた。
それは淫裂から溢れて大腿を伝い落ち、ベッドのシーツの上に点々と染みを作っている。
それでも次から次へと湧き出してくるその様はまるで栓が壊れた泉のようだ。

「ひいぃぃっっ・・・・ くぅぅぅぅ・・・・ ああああっ・・・・」

美和子の口から漏れだす喘ぎと悲鳴のないまぜとなった艶めかしい響き。
彼女の身体を蹂躙する嵐のような責め立てが圧倒的な肉悦に変化して体内を駆け巡り、
美和子は背徳の歓喜の渦へと呑みこまれていく。
高木とのセックスに溺れている時も、これほどまでに破滅的・狂乱的な性の喜悦に
翻弄された経験はなかった。
羞恥と恥辱に打ち震えながらもとめどなく堕ちていく自分をどうすることもできない。

「ひぃぃぃぃっ、はっはっはっ・・・・ くぅっぅぅぅっ!」

そこで勝俣が股間から淫蜜だらけの顔を上げた。

「これだけ出してりゃ、潮を噴くかもしれねえな」
「勝俣さん、それは俺にやらせてくださいよ」

園田が我慢できないといった風情で名乗りを上げた。

「いいぜ。ただし、インサートするのは俺が最初だ」
「分かってますって」

園田がカメラを勝俣に渡して位置を代わり、開け広げの美和子の股間へと指を伸ばした。

くちゃ・・・・

園田が指を入れると、美和子の蜜壺が音を立てた。さらに人差し指と中指を根元まで
差し入れる。

「あうっ・・・・ だっ・・・・ そんなっ・・・・ い、入れないでっ・・・・」
「刑事さん、今から潮を吹かせてやるからな」
「なっ・・・・ 何を言ってるの・・・・」

園田に代わって撮影係に回った勝俣は、レンズの焦点を引き気味にして3人のケダモノに
蹂躙される美貌の女刑事の淫惨な姿そのものを捉える。

「クックックッ・・・・ いい映像(え)が撮れてるぜ、佐藤。お前の潮噴きショーも
ばっちり撮影してやるからな」

園田が美和子の中に指を出し入れしながら、快感スポットを丁寧に探っていく。

「あうっ・・・・ やっ・・・・ めてっ・・・・・ あああんっ・・・・
そ、そんなこと・・・・」

美和子の悲鳴の中に交じる鼻にかかった甘い喘ぎ。
そして園田の指先がある一点を突いた時、美和子の声のトーンが明らかに変わった。

「ああっ、ああっ、あああっん!」

園田がにやりと笑った。

「そうか、ここだな」

園田はここぞとばかりにその一点を徹底的に責め立てた。
指はフルスロットで動き回り、指戯の激しさを増す。

「ひぃぃぃっ、やめっ、やめてぇぇぇぇぇ だ、だめなのぉぉぉ!」

園田の指が出し入れされるたびに、美和子の淫裂からだらだらと淫蜜が流れ出し、
ぬちゃぬちゃぴちゃぴちゃと卑猥な響きが漏れ出ている。濡れきった淫肉が
これでもかとシェイクされる音だ。

「あああ! だめっ、だめなのっ! いっ、いやぁぁぁっぁ!」
「おっ、そろそろ来るぞ」

その時、

ぴしゃっ!

最初の一筋が美和子の股間から迸った。

「ほら、もっとだもっと」

園田は勢いを増して美和子の中を掻き回す。

「はううっ! だっ、だめぇぇぇぇ!」

甲高い美和子の絶叫が轟き、それが合図となったように堰を切った勢いで激しく淫蜜が
噴き出し始めた。

びちゃびちゃびちゃ、びゅっ、びゅびゅびゅっ!

園田の指の動きに合わせて美和子の潮が何度も噴き上げる。
「ああーっ! も、もう・・・・ だめえっぇぇぇ!」
美和子が一段と高い声で吼え、身体を大きく波打たせる。
小便を漏らしたかのような大量の潮吹きだった。
そのあまりの激しさと量に、ベッドのシーツがぐっしょりと濡れ、下のマットレスの
柄が透けて見えそうだ。
木島と蜂須賀も美和子の乳房を弄ぶ手を思わず止めて、その潮噴きプレイに見惚れ、
感嘆の声を上げた。

「すげぇぇ・・・・ こんな盛大な潮噴き、初めて見たぜ」
「それもお堅い女刑事さんが、こんないいものを見せてくれるなんてな。
この刑事さん、きれいな顔して案外淫乱なんじゃねえか」

カメラのレンズから顔を上げた勝俣も満足げに笑っている。

「警視庁のアイドル・佐藤美和子警部補もこうなっちまうとただのビッチだな。
まあビッチにはビッチなりに扱ってやればいいのさ」

そしてカメラを置くとベッドに近づいてきた。

「満足しただろ。さあ交代だ」


園田は一瞬口惜しげな表情になったが、すぐに美和子の股間から手をぬき、
勝俣に再びその場を譲った。さらに勝俣が目配せをすると木島と蜂須賀もその手を止め、
ベッドから下りた。
2人と入れ替わるように勝俣がベッドに上った。彼の股間ではすでに張りつめた肉刃が
完全勃起の状態スタンバイしている。
明らかに絶頂に達してしまった余韻で、ぐったりと倒れたままの美和子の股間を覗き込む。
勝俣の濃厚なクンニリングス、園田の絶妙な指戯によって美和子の淫裂は開ききり、
針の穴ほどだった膣口がぽっかりと口を開いて生々しい内臓を晒していた。

「佐藤、バックから犯ってやるぜ」

勝俣はいったん美和子をうつ伏せにすると、腰を両手で掴んでぐっと持ち上げて
四つん這いの格好にさせ、自らは膝立ちして張りつめた亀頭を淫裂へとあてがった。
俗にいうアニマルポジションである。

「いくぞ、佐藤」

勝俣は間、髪を入れずに、己の滾った分身を美和子の中へとずぶりと突き刺していく。

「あああっ・・・・ いやぁぁぁぁぁ・・・・」

弱々しい拒否の言葉とは裏腹に、美和子の蜜壺はむしろ貪欲にそれを飲み込んでいき、
勝俣の肉刃は何の抵抗も受けずに、するりと根元までインサートできた。
勝俣はそのまま猛然とストラスを開始した。

「あうっ・・・・あああっ・・・・ やめっ・・・・ だめぇぇぇぇ!」

もはや小細工はいらない。すでに極限近くまで高められていた美和子は、ほんの数回
ストラスを繰り返しただけであっというまにレットゾーンに駆けあがった。

「だめぇっぇぇぇ! お願いっ、やっ、やめてぇっぇぇ!」
「言葉が違うだろっ! 『イカセテほしい』だっ、佐藤!」

美和子は首をぶんぶんと振り、ぎゅっと唇をかみしめた。そうでもしなければ勝俣の
望む言葉を発してしまうことが本能的に恐れたからだ。そしてその言葉を吐いた瞬間、
自分は彼らのまごうことなき性奴隷と化してしまう。
愛する男の目の前でそんな言葉を吐くくらいなら死んだ方がましだ。
だが、そんな美和子の決意をあざ笑うかのように、勝俣のストラスはますます滾り、
激しさを増す。
淫蜜にあふれた肉壺を蹂躙する強靭な肉刃が美和子を抉るたびに美和子はイカサレ続けていた。
だがそれでも口をぎゅっと閉じ、歯を食いしばって屈服の言葉だけは吐き出さない。

「言えっ、佐藤。言うんだっ、佐藤っ!」

普通の女ならもうとっくに堕ちて、淫らな性奴になっている頃だ。
あのクスリはどんな不感症の女でも淫乱な売女に変えてしまうくらいの効果があることは
既に他の女で実証済みだ。
それにむしろ美和子は不感症どころかむしろ敏感な方だし、実際、彼女の反応を見れば、
とてつもない甘美な性の喜悦に翻弄されているのは明らかなのだ。
それでもきりきりと歯を食いしばって屈しない美和子の姿は男の、いや雄の征服欲を
この上なく昂進させる。だがそんな彼女にも限界が近いこともその反応から手に取るように
わかっていた。『その時』は目前に迫っているのはずだ。
勝俣は最後の追い込みにかかった。あれほど激しかったストラスが唐突に勢いを弱めたのだ。

「どうせイクまで逃げられないんだ。一思いにイッチまった方が楽なんだぞ。
これでもかっ!」

一転、気合いもろともストラスのピッチを速め、猛然とアタックを開始する。

「あああんっ!」

途端に美和子の口から切ない喘ぎ声が上がった。
するとまた勝俣はわざとピッチを落として、一瞬間をおいて強く叩き込む。
美和子の反応を確かめながら小刻みにピッチとアクセントを変えることで、
彼女を絶頂寸前に追い込むたびに放り出して引き戻すを繰り返すのだ。
単純に強く責め続けられるよりも、そのほうが美和子にとって地獄の苦しみだった。

「どうだ佐藤。素直になりな。イカてテほしいんだろ。最後までいって、お前の中に
出してほしいんだろう」

それでも美和子は必死に歯を食いしばり、無言で首をぶんぶんと振る。
シーツを握りしめた左右の手がわなわなと震えているのは、性感が極致に迫っているからだ。

「言わないなら、いくらでも続けてやるぞっ」

再びピッチの強弱をつけて美和子を抉り始める勝俣。
喜悦に震える美貌の女刑事の叫び声が、部屋中にこだまする。

「はあっ、はあっ、はあっ い・・・・ だめっ・・・・ だめなのっ・・・・
あああんっ!」

勝俣が出し入れするたびに身体の内より押し寄せる甘美な性の喜悦の波濤に翻弄されて、
美和子はもはや半狂乱状態だ。

「言えっ、佐藤! 言うんだっ、佐藤!」

美和子の頭の中はもやがかかったように真っ白になっていた。
自分が置かれている状況も、自分を犯している相手も、愛する婚約者のことも、
何もかもが考えられなくなっていた。ただただ願うのは、今淫獄の炎で身を灼かれるような
この苦しみから解放されたい、ただそれ一心になっていた。

「言えっ、佐藤! それですべてを終わらせてやるっ!」

すべてが終わせる──その言葉が頭の中で弾け、美和子の中で何かが壊れた。
身体の内から怒涛のごとく押し寄せる圧倒的な性の喜悦にかろうじて耐えていた美和子の
警察官としての矜持、女としての、いや人間としてのプライドの障壁が淫蕩な快美の前に
崩れ去り、ついに『その時』が来たのだ。そして・・・・

「お・・・・ お願いっ!」
「何をだ、佐藤」
「さ・・・・ 最後まで・・・・ して・・・・ イカセテちょうだい」

勝俣の背筋を走る歓喜のしびれ。ついにあの美和子が屈服した。自分に刺し貫かれながら
恥辱の嬌声を上げ、自ら請い求めたのだ。

「わかった、それでいいんだ佐藤。よく言ったな」

勝俣はいったん美和子から離れた。
このままの格好で犯るのもいいが、ついに性奴に堕ちた佐藤がイク瞬間のアクメ顔は
やはり正面で見てみたい。
再び彼女を仰向けにすると、正常位の体勢で再び突入を開始した。
ぬらつく美和子の裸身を抱きすくめ、リズミカルに淫肉を抉っていく。

「ああっ、ああっ、ああんっ! いいっ、いいっ、いいわっ!」

肉悦の虜となった美和子はもはや抵抗するどころか、逆に勝俣の背中に手を回して爪を立て、
すがりつくような仕草で勝俣の腰の動きが刻む一定のリズムに合わせて自ら腰を使い、
ぞくぞくするような艶っぽい喘ぎ声を上げて勝俣を迎え入れていた。
頃はよし、勝俣は最後の仕上げにかかった。
リズムは一定のまま振幅だけを大きくして、より強く深く美和子を抉ったのだ。

「いいっ! いいっ! イクッ、イクッ、いっちゃうぅぅぅっ!」

美和子の淫らな絶叫に内心ほくそえみ、ここぞとばかりに肉刃を打ち込む勝俣。
淫肉が激しく収縮し、肉刃をきりきりと締め上げえいる。勝俣の「男」ももう限界だ。
そこで勝俣は最後の仕上げに残酷な言葉を放った。

「お望み通りイカセテやるぜ佐藤。だがオマエ、婚約者が見ているの忘れている
みたいだな」

その言葉に、淫蕩な肉欲に溺れ、我を忘れていた美和子が一瞬正気に戻った。
そしてその瞬間を狙い澄まして勝俣は打ち込み、熱い獣欲の迸りを、美和子の中へと
注ぎ込んでいた。

「だめっ、だめっ、だめぇぇぇ! た、高木君っ! ゆ・・・・ 許してぇぇっぇぇ!」

美和子が最後の咆哮を放って身体をひくひくと振るわせると、突然首を後ろにのけぞらせ、
そのまま意識を失った。インサートされたままの状態で失神してしまったのだ。
勝俣が美和子に挿し込んだまま園田を振り返った。

「どうだ、ちゃんと撮れたか」
「ええ、ばっちり。ホントいい映像(え)が撮れましたよ。何てったって警視庁の
美人刑事がレイプされてイッチまった挙句によがり狂って声を上げてるんですからね。
こんなのめったに撮れませんよ」

勝俣は美和子から抜き出してベッドから降りると、倒れたままの美和子を見おろし
嘲り笑った。

「クックックッ・・・・ クンニでイカサレ、潮も吹きまくって、最後は挿れられたまま
3度目の失神か。警視庁のアイドルも堕ちるとこまで堕ちたんだ」

勝俣の言葉に男達の間から失笑が漏れる。ついに彼らの性奴と化した美和子。
だが彼女の地獄はまだ終わりはしないのだ。



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