「ううっ・・・・」

意識を取り戻した南は自身を照らし出す強烈なサーチライトの光の眩しさに目を細め、
思わず顔をそむけた。

「やっとお目覚めかい。待ちくたびれたぜ」

サーチライトの奥から声がした。強烈な光に目が慣れるにつれて周囲の様子がおぼろげながら
見えきて、その見慣れぬ景色にここがあの小部屋でないことに気づいた。
さらに自らが全裸のまま両手首と両足首にそれぞれ嵌められ計4つの手錠を目の当たりにして
愕然とした。

「こ・・・・ ここは・・・・」

それにライトの奥の声が答えた。

「ここはお前の先輩が俺達にマワされた場所さ。それで今度はお前の番ってわけだ」

突然、重い機械音が鳴り響き、電動ウインチが南の両手に掛けられた手錠と天井の梁を
通じてつながっている2本のワイヤーロープを巻き上げ始めた。
「何、何なのっ!」
両手を左右斜めに突き出すような格好のまま身体が引き上げられていき、
ちょうど足が床に着くか着かないかの高さにYの字型に吊るし上げられたところで
それは止まった。

「ああっ! いやぁぁっぁぁ!」
「クックックッ・・・・ いい格好だな。南ちゃんよお」

サーチライトの影から阿倍野が姿を現した。

「お・・・・ お願いっ・・・・ もうやめてぇ・・・・ 私を帰してぇ・・・・」

南の懇願を阿倍野は鼻で嘲笑った。

「そりゃあ無理だ。まだまだ全然犯りたりないからな」
「そ・・・・ そんな・・・・」
「そうそう、ここではこんなこともできるんだぜ」

阿倍野が合図すると、またもやウインチが動き出した。
先ほどとは逆にワイヤーは緩まって南の身体を下ろしていき、ちょうど南が膝立ちに
なったくらいのところでそれは止まって今度は別のウインチが動き出した。
今度のそれは南の両脚に掛けられた手錠とワイヤーでつながれており、徐々に脚を左右に
開かせ南を股裂きにしていく。

「ああっ! だめっ! やめてっ!」
「まだまだ大丈夫さ。新体操の演技の時はもっとおっぴろげているだろうが」
「あああっ、だ、だめっ!」

南の股間がほぼ平行に近くなるまで大きく裂かれたところでウインチは止まった。

「さっきの撮影の時もそうだったがさすが新体操のチャンピオン。こんなところまで
開けるとは身体が柔らかいぜ。先輩様はもっと身体が固くてちょっと割り裂いただけで
わんわん泣き喚いて大変だったのによお」

サーチライトの角度が変わって大きく開かれた南の股間に集中し、そこを阿倍野が覗き込む。

「おうおう、大事なあそこが丸見えだぜ。4回もぶち込まれたせいでずいぶんいい具合に
開ききっているけどな」

羞恥と恥辱に紅潮した顔を背ける南。

「この格好のまま犯るってのも面白れえが、今回は違うんだよ」
阿倍野は南の両脚の手錠を外すと、またもやウインチが動きだし、再び吊し上げの
格好に戻された。
ぐったりとうつむいた南を阿倍野が下から覗き込んだ。

「クックックッ・・・・ 今から5人連続駅弁ファックだ」
「え・・・・ 駅・・・・ 弁・・・・」

南が顔を上げた。彼女にはそれが具体的に何を意味しているのかはわからないが、
当然文字通りの意味でないことだけは理解できる。さらにファックと続くということは
またもやこの男達に犯されるに違いない。

「お・・・・ お願いっ・・・・ もうやめてぇ・・・・ 私を帰してぇ・・・・」
「だからさっきも言ったろ。それは無理だって」

そう言いつつ、阿倍野は下半身を露わにし、漲り立った怒張を誇らしげに南に見せつける。

「俺のこいつが、まだまだお前を貫きたいと涎を垂らしてるんだよ」
「ひっ・・・・」

さらに住吉と都島が阿倍野の背後から現れた。

「じゃあ頼むぜ」

阿倍野が言うと、2人は南の両脇に立った。

「な、何なのっ・・・・」

おびえきって左右を見回す南。

「だから駅弁だよ、駅弁。こういうことさっ」

都島と住吉が同時に南の両膝裏を刈り、臀部を抱えて持ち上げた。

「ああっ!」

ちょうど幼子がおしっこをする時のような格好にされ、その前に阿倍野がすくっと立つ。

「これが駅弁ってやつさ」

阿倍野は南の腰を抱きながら、その肉刃の先端を花園にあてがう。
突きつけらる絶望。かなわぬと思っても叫ばずにはいられない。

「いやぁっぁぁ! タッちゃん、タッちゃん、助けてっ、タッちゃん!」

南の悲痛な絶叫を聞き、逆に阿倍野は言葉で責め立てる。

「おいおい、いい加減にその言葉は聞き飽きたぜ。いくら泣いたって叫んだって
愛しのタッちゃんは来てくれねえよ。それに何が『助けて』だよ。本当はもっと
犯ってほしいんだろ? あっちじゃ俺達に犯られながらいい声で喘いでたもんなあ」
「うっ、嘘よっ!」
「嘘じゃないさ。カメラにばっちりとお前が腰を振って俺達に食いついている様子が
撮影されてるぜ。まったくそのタッちゃんが憐れだよな。自分の女が犯られながら
イッチまって腰を振って喘いでいるんだからよお」
「嘘よっ、嘘よ、嘘よ、嘘、絶対に嘘っ!」
「嘘か本当かはすぐにわかるさ。何てったって先輩様もこの格好で俺達に突きまくられて
悶え死にそうなくらいによがり狂っていたからなあ。南ちゃんならもっといいパフォーマンスを
見せてくれるよな」

そう言いながら、阿倍野はグイと腰を進めた。

「あぐっ!」

南の中にずぶりと埋まっていく熱い肉柱。すべて埋まりきったことを確認してから、
阿倍野は膝を軽く曲げて反動をつけて小刻みに出し入れを開始する。

「ああっ! ああっ! だっ、だめっ・・・・ やっ・・・・ いやぁっぁぁぁ!」

圧倒的絶望と恥辱。だが阿倍野のグラインドに揺すぶられるたびに、先ほどと同じように
身体の中から奔流となって迸る性の喜悦が南の精神(こころ)を蝕んでいく。

「あぐっ・・・・ ううっ・・・・ あっ・・・・ ああんっ! だ、、だめっ・・・・」

阿倍野のグラインドは勢いをまし、突き込まれるたびに南の身体が上に押し上げられる。
ぴっちりとはまり込んでいるせいで、肉芽までが包皮を剥かれ肉刃に直接押し付けられている。
それがグラインドのたびに激しく擦りあげられて南は悶絶寸前だ。
身体の中で何かが爆発しそうで、息をするのすら苦しい。

「(タッちゃん・・・・ わ・・・・ 私・・・・ もう・・・・)」
南の脳裏に浮かぶ愛する男の笑顔。だが、身体の中で荒れ狂う性の喜悦に翻弄されて
次第にもやがかかったように朦朧としてくる。

「(タッちゃん・・・・ ごめん・・・・ 私・・・・ もう・・・・)」

自分の身体が制御できない。男の責めになすすべなくついに南は心から屈した。
「あぐっ・・・・ も・・・・ もう・・・・ だ・・・・ だめっ・・・・
ゆ・・・・ 許してっ・・・・・ お、お願いっ・・・・ も、も、もう・・・・
こ、壊れ・・・・ ちゃうっ!」
「壊れちまいなっ!」

ひときわ強く腰を押し出し、阿倍野は女体の最奥に狙いをつけて熱水を注ぎ込んだ。


さらに南はこの恥辱極まる体勢のまま天王寺・都島・住吉・旭に連続して犯された。
最後の旭が南の中から抜き出すと、阿倍野がぐったりとして顔を伏せている南の髪を
掴んで顔を上げさせる。

「まだ2巡目なんだ。お休みにはちょっと早すぎるな」
「もう・・・・ やめてぇぇぇぇ・・・・」

息も絶え絶えの南が絞り出すように漏らした。
そんな声すらも男達のどす黒い欲情をそそる。阿倍野が南の顔を覗き込んだ。

「そういうわけにはいかねえな。さてと今度はどんな格好で犯ってほしい?
希望があればかなえてやるぜ、南ちゃんよお、クックックッ・・・・」

力なく顔を背ける南。

「騎上位とかいいんじゃねえか」

天王寺が言えば、すかさず

「それいいっすねえ。でも俺はまたバックから犯ってみたいっすね。今度は立ちバックで」

都島が言い、

「俺はパイ擦りがいいな。あの柔らかいパイオツでしごいてもらいたいもんだ」

住吉が応じたその時だった。

「俺にも・・・・ 犯らせてくれよ・・・・」

おずおずと進み出た敏和を見て阿倍野が呆れたように言った。

「おいおい、見かけ倒しのデカマラ君は今度はちゃんと犯れるのかよ?」

先ほどは後回しにされて悔しい思いをした旭が嘲るような調子で言った。

「無理無理。あんなところで出しちまう超早漏野郎は一生セックスなんてできっこないっすよ。
それよりとっとと3巡目といきましょうよ」

そんな旭を揶揄するように阿倍野が言った。

「まあ、お前も3分も持たねえ早漏ってことでは大差ねえけどな」

憤懣やるかたないといった表情を浮かべる旭。そしてその憤りを敏和をぶつけて怒鳴った。

「早漏の童貞野郎はひっこんでろよ!」

だが、敏和は引かなかった。

「約束・・・・ だろ。みんなが浅倉を犯した後に犯させてくれるって」
「ふざけるなっ! さっきあんな無様な格好晒したくせにでかい口叩くなよっ!
てめえは俺達に犯られてるあの女を見ながら一人でマスでもかいてりゃいいんだっ!」

旭が敏和に食ってかかって突き飛ばし、敏和は尻もちをついた。

「分かったかっ! ボコにされたくなかったら黙ってそこで見てりゃあいいんだよっ!」

拳を握りしめ啖呵を切る旭だったが天王寺がそれを制した。

「やめるんだ、旭。いいじゃねえか、面白い。いいぜ、もう一度だけチャンスをやるよ。
犯ってみな」

敏和の目が大きく見開かれ、立ち上がった。

「天王寺さん・・・・」

メンツをつぶされた格好の旭が情けない声を出して振り返ったが、天王寺はそれを
無視して都島と住吉に命じた。

「まあさっきみたいな醜態は二度と見たくないからな。ちょっと手助けしてやれよ」

2人はうなずくと、南の両膝裏を刈って持ち上げ、M字開脚の姿にした。
南は抵抗する気力もないのか、がっくりとうなだれてされるがままになっている。

「ほら、犯るならとっとと犯っちまいな」

都島に急かされが敏和が南の前に立ち、もどかしげにズボンとブリーフを脱いで
下半身を露わにすると再びあの傑物が姿を現した。
すでに極限まで青筋を立てて怒張したペニスは弓なりに反りかえって天を衝き、
下腹を打ち据えている。それはもはや猛々しいというより禍々しいオーラを
放っている。

「マジすげぇなあ・・・・ そんじゃあそのデカマラに敬意を表して特別サービスだ」

都島は感嘆のため息をつきながら、左手の指を南の淫裂にそえてわずかに開いた。

「これがインハイチャンプのお〇〇こだ。今度はちゃんと入れるんだぞ」
「ううっ!」
思わず呻いて顔を上げた南の目前に悪鬼のような表情になった敏和が迫る。
南の目が大きく見開かれ、叫んだ。

「いやっ、やめてっ、平野君、やめてぇぇぇぇぇっ!」

だがもはや敏和にその声は届かない。

「浅倉ぁぁぁぁっ!」

敏和は南の腰をがっちりと掴み、無理やり広げられた南の淫裂に自分の肉刃の先端を
押し当てると、そのまま一気に腰を入れて突き込んだ。

「ぎゃぁぁっぁぁ!」

これまでにない南の絶叫が部屋中に轟いた。
処女を暴力で散らされ、相次いで輪姦されたとはいえ、まだまだ狭隘な南の淫裂を
メリメリと音を立てて巨大かつ強靭な肉の刃が抉り、緻密な肉の襞を重ねる淫孔が
その凶悪なまでの暴虐に悲鳴を上げた。
敏和は全てを埋め込むとその余韻を楽しむ余裕などなく、間、髪を入れずに出し入れを
開始した。

「浅倉、浅倉、浅倉ぁぁぁぁぁっ!」

性急で力任せのグラインド。それはただただ自分の欲望を満たし、放出することだけが
目的の行為だ。

「あぐぅぅぅぅっ!」

南が形のいい白い頤をのけぞらせ絶叫した。
今までとは次元の違う衝撃が南を襲っっていた。股間に打ち込まれた灼熱の鉄柱がその場で
膨張・破裂し、そこから身体がばらばらにされてしまいそうだ。

「いやぁぁぁぁぁ! タッちゃん、タッちゃん、助けてっ、タッちゃん!」

だが、幾度となく繰り返されるその愛しい恋人への叫びが、敏和の嫉妬心に火をつけ、
加虐心を増幅させた。

「うるせぇ! 今オマエを犯ってるのは上杉なんかじゃねえっ! 俺だ、俺だ、俺なんだっ!」

力任せで有無を言わせぬ強引なラッシュ。そのあまりの激しさに天王寺が思わず声を上げた。

「すげぇな、おい。素人童貞が開き直るとおっかねえもんだ。あのバズーカにあれだけ
ガンガン突きまくられたら女はたまんねえぞ。まじ壊れちまうわ」

それに阿倍野が同調する。

「そうっすね。だけどいかにもレイプって感じがしていいっすよね」
「ああ、そうだな。だけどあんな勢いで犯り続けたら自分の身体が持たねえぞ、
あっという間に出ちまうよ。いくらレイプでももうちょっと緩急ってもんをつけなきゃな。
やっぱり童貞は童貞だ。犯り方がスマートじゃねえよ」

天王寺の言葉に男達の間から哄笑が沸き起こり、嘲りの目が敏和に向けられた。
だが、そんな侮蔑の目を知ってか知らずか、ますます敏和のグラインドは激しさを増し、
南を突き上げる。

「あぐぅっっっっ! だっ、だめっ、やめてっ、平野・・・・ 君っ!
お、お願いっ・・・・ やめてぇぇぇぇ!」

南が白目を剥いて絶叫する。そして・・・・

「ううっ!」

天王寺の言うようにあっという間に頂点に達してしまった敏和は、それを我慢する余力も
溜める余裕もなく、頭の中で白い花火が爆発したと同時に下半身も爆ぜさせていた。
ドクッ、ドクッ、ドクッ、ドクッドクッドクッ!
亀頭の尖端から己の醜い欲望の証が大量に放出され、南の中を白く穢していく。

「ぎゃあぁぁぁっぁ!」

南が今夜一番の絶叫とともに果ててがっくりと頭を垂れ、敏和は南の中から抜き出すと、
まさしく腰が抜け、呆けたような表情になって尻餅をついた。

「なかなかよかったぜ、デカマラくん。ま、旭とおんなじで3分も持たねえのは相変わらず
早漏だが、童貞が初めてのセックス、それもレイプでそれだけ犯れれば十分だろ。
どうだい、愛しの南ちゃんを犯した気分は?」

からかうような口調で阿倍野が訊くが、敏和はうつむいたままそれには答えられなかった。
射精後の興奮が冷めたとたんに、たった今自分が犯してしまった行為の重大さを実感した。
浅倉南をこの手で犯したのだ。そのとてつもない罪悪感に身を震わす敏和。
だが・・・・

「(これが浅倉の・・・・)」

熱く蕩けた肉襞が絡みついてぎゅっと締め付けてくるえもいわれぬ感触、
突き込むたびに擦りあげられる自らの分身から脊髄を通じて伝わる性の喜悦。
そして射精の瞬間に圧倒的な快楽と脳内を駆け巡る大量のエンドルフィン。
何度も淫らな妄想で刺し貫いた浅倉南。だがその本物の南との肉を交えたセックス、
いやレイプによる放出は自慰行為とは比べ物にならない歓喜と興奮をもたらした。
そして南を「犯した」という征服感の高揚と相まって、その罪悪感を押し流していく。

「で? どうだったんだよ、愛しの南ちゃんは?」

阿倍野の問いかけに我に返った敏和は思わず口走っていた。

「す・・・・ すっげぇ・・・・ よかった。また・・・・ 犯りてぇ」

これが新たなる淫獣誕生の瞬間であった。



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