チャイルドプレイ 色白の小さな手が仗助の性器をたどたどしい手つきで扱く様子を見ていると、これはまずいと思いながらも本能には逆らえなかった。その手の中で性器はがちがちに硬くなり、我慢汁まで溢れ始めた。 「なんかいっぱい出てきたぞ、じょうすけ!」 少年は性器を手で握り締めたまま、きらきらと目を輝かせる。この純粋な反応が何ともいえず、仗助の羞恥心まで煽り立てるのだ。どうして自分はこんな行為をまだ幼い少年に許してしまったのか、今更後悔してもこの状況、そして後ろめたい快感からは逃れられはしない。 「こんなチャンスはめったにないからな! よし、そのままだぞ!」 まるで飼い犬に言い聞かせるような口調でそう言うと少年は、そばに置いていたスケッチブックと鉛筆を手に取った。まさか仗助の下半身をスケッチするつもりなのだろうか。やめてほしい。 仗助は少年の手からスケッチブックをそっと取り上げ、背後に隠した。 「だーめ」 「えー、なんでだよ! けち! スカタン! くそったれじょうすけ!!」 「恥ずかしいから……かな」 やかましく罵り続ける少年に顔を近づけると、仗助は唇を軽く押し当てるだけのキスをする。いつもなら舌を押しこんで絡ませているが、今は心の隅でブレーキがかけられていた。 目を伏せる表情が一瞬だけ大人びて見えたこの少年は、本当は20歳のマンガ家・岸辺露伴だ。詳しい説明をするととんでもなくややこしくなるので省くが、とにかく身も心もある日突然12歳程度に戻ってしまった。しかし仗助に対する感情は残っているようで、それまで何度もキスやセックスをした……ことまでは知らなくても、親密な関係であったことはぼんやりと理解しているらしい。中性的な色気を放っていた20歳の露伴はもちろん良いが、仗助よりも幼い今の露伴も可愛らしく、そしてグッとくるものがある。まだ柔らかさの残る手で性器を扱かれると、油断すればすぐにでも射精しそうだった。 しかし本番は元の姿に戻るまではお預けだ、という仗助の考えを読んだかのように露伴は仗助をじっと見つめながら、今度は性器ではなく手を握ってきた。 「じょうすけ、ぼくと、したい?」 「えっ、は……ええっ!?」 「ぼくとお前は、あいしあっていたんだろう?」 じりっ、露伴が仗助に接近してくるたびにこちらは1歩引いてしまう。こんな小さな子供相手に、勃起はしたものの本番まではできるわけがない。相手がいくら露伴でも今は無理だ。 「子供だとおもってバカにしてるのか! ゆるさないぞ!」 「してねえよ!でも今のあんたの身体じゃあ、オレの入れたら壊しちまうよ」 露伴は仗助の手を放すと、無言で服を脱ぎ始める。シャツのボタンを外してズボンとパンツを下ろして全裸になり仗助にしがみついた。 「こわれたっていい!お前がすきなんだ……するって言うまで、はなさないぞ!」 わがままだが、子供らしく必死な姿に仗助の心のどこかがあっけなく切れた。小さくて軽い身体を抱き上げると、上の階にある露伴の寝室に連れて行った。 ローションを使い、指1本でいつもより時間をかけて慎重に解していく。予想通り中は狭く、しっかり解しても仗助の全ては飲み込めそうもない。ベッドに仰向けになった露伴が、不安そうな顔でぬるぬるになった下半身を覗き込む。口には出さないが、やはり恐怖を感じるらしい。わざと音を立ててかき回すと、小さな身体はびくんっと跳ねた。 指を2本に増やすと違和感があったのか、シーツを掴みながら泣きそうな顔をする。 「っ、い……」 「痛い?」 「いたくない! つづけろよ!」 「はいはい……」 ここで少々怖がらせれば本番は諦めてくれるかと思い、20歳の露伴の弱い部分と同じところを探り当てて、そこを指で刺激すると、悲鳴にも近い声が上がった。まだ淡い色の性器が反り返り、その先端から滴が浮かんできた。指を抜くと、時間をかけた甲斐がありだいぶ解れてきた穴が仗助を誘っているように見えた。 その間に片手で扱き、再び勃起させていた自身の性器にコンドームを被せて、仗助は亀頭を穴に押し当てた。絶対に無理だ、と弱気になりながらもじわじわと腰を進める。 「ん、ああっ!」 「ろはん、大丈夫か?」 「ちょっとくらい痛くても、このけいけんがマンガにいかせるかも……」 「そこはやっぱり、オレのこと大好きだから大丈夫、って可愛く言って欲しかったぜえ〜」 更に奥へと性器を沈めていくと、さすがに辛いのか露伴は気持ち良くなるどころか涙をぼろぼろと流し、「痛い、痛い」と繰り返し呟く。それでも抜いてくれとは決して言わない。 この小さな穴が裂けてしまいそうで、仗助も普段通りガンガン犯せるほど無神経にはなれなかった。しかもまだ半分も埋まっていない。 「ごめんな、露伴」 仗助は性器を露伴の中から抜いてコンドームを外すと、何度か扱いて露伴の頬や唇に向けて精を放った。突然の流れに呆然としていた露伴が我に返り、仗助を涙を浮かべた目で睨んできた。 「どういうつもりだよ!」 「いや、あんたの気持ちは嬉しかったんだけどよ、やっぱりダメだった」 「やっぱり子供だとおもって……」 「違うって! あんたに負けないくらいオレも露伴のこと好きだし、どんな姿でも大切に愛したいんだよ!」 「じょう、すけ」 放った精を拭ってやろうとしたが、露伴はそれを制して仗助の精液を指ですくって舐める。 「まずい……でも、お前の味がするよ」 苦笑した幼い露伴に、仗助がよく知っている20歳の彼の姿が重なって思わずどきっとしてしまった。 |