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雫の挿話blog

2007/11/24(土) 境界線の曖昧さ

2007/11/24 3:15 日々タキヤ
拍手でコメントしようかとも思ったんですがどう考えても長くなると思ったので自分の日記でこっそり書くことにしました。

テーマは『屍鬼のコミカライズに対して思うこと』なので、もちろんぼかしを入れますが(そもそも内容には触れないと思われます)念のためご注意ください。


さて、私は屍鬼原作ネタバレOKな某所を閲覧しています。
原作派とフジリュー派の意見両方読んできました。
文言は多少違えど感想サイトでも似たような意見が出てるのではないかと思います。あくまで、似たような、でしょうけど。

原作派の落胆レスはありますね、やっぱり。
フジリュー派の小説おもろないレスも。
でも、もちろん全部てわけでもないんですよ。

原作派でフジリューによるコミカライズ楽しみにしてくれている人達もいます。
フジリュー派だけど今回のこときっかけに小説読んで好きになったって人もいます。
元々両方好きって人だっているでしょう。
ついでに言うと両方嫌いって人も、世の中には居るわけで。

なんというか、原作派と藤崎派っていう形での対立は成り立たないと思うのです。
連載始まる前なんだから希望的観測に過ぎないのかもしれませんが。

どの勢力がマジョリティになりマイノリティになるか、それはわかりません。
下手すると肯定側と否定側の過激派が論争始めちゃうかもしれない。
可能性の問題としてゼロとは言えません。

でも、その中間層の人って必ずいるモンだと思うのですよ。
溝のようなものがあったとして、そのまさに溝ん所にいる層。
あるいは、別の場所に位置しているか。

便宜上グレーラインとしておきますが、グレーったっていろいろです。
10%とか70%とか、グレーなんだけど違う色。そして、白や黒に近くても白や黒ではない色。
ついでに言うと青みがかったグレーとか暖かみのあるグレーとか。
さらについでに黒だってリッチブラックとか、いろいろあったり。
白と黒とグレーの、その境界ってどこですかと。
定義を持ってくればいいんだろうけど、でもそれは万人向けでもないわけで。

個人個人の主観のズレが区分の境界のぶれになってる…と思うのです。
うまく言えませんが……まっ二つに割れることはないんじゃないかと。
肯定側否定側それぞれ過激派以外に許容派ってのも出てくるんじゃないかな、と。
こっちの方が好きだけど、でもあっちもアリだなって。そう思う層。
その「好きな度合い」「アリだと思う度合い」は人によってまちまち。


んと、だからそんなに悲観するモンでもないかなと。
原作派とコミックス派の対立に見えたとしても、そしてその数が多かったとしても、声高な人がそこにいた、それだけじゃないかと。

別の層がある。そこにいる人達――自分に近い意見を持つ人達を探して語れればそれでいいかなと。

対立が起こることそのものが哀しいと言われれば……うん、もうこれは私なんかにはどうしようもないことです。


ちなみに自分は現状では原作よりに位置してるでしょうね。
だって連載始まってもいないもの。全肯定しようにもその要素が出とらんうちにできるかっ!
ま、連載中に変化して行くでしょう。個人レベルでも曖昧なもんですね。


……もうこれチラ裏話だな。


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