「母さん」
「うん?」
「好き」

 バカバカしい言葉のあとに、りょうがズボンを脱いだ。Tシャツも脱ぐ。パンツも勢いで脱ぎ捨てる。それを笑いながら眺める嫁。
 りょうのチンコがぴょこんと弾み出る。嫁の顔がますます笑いを増す。
 真ん中の濡れたライトパープルのパンツ。その目の前に12の息子のチンコ。
 ああまだ尺八って可能性もあるんだ。俺は喉を乾かしながら、場違いな考え浮かべつつモニタを見つめた。

 

「ああ、そっか」
「うん?」
「パンツ脱がないと、挿れられないね」
「あ、そうだよー」

 嫁と息子の会話は、次にするのがセックスやってあっさりと俺に分からせた。嫁とりょうが、するんだ、って。

「でもね」
「うん?」
「脱がなくても、できるんだよ?」

 文字にするとニンマリ、それ以外にない笑顔。嫁は自分のパンツに指をかけ、そこをぐいっと横に開いた。

 

 右足のすそのとこからマンコが顔を出す。さすがにこの画面じゃ分からないけど、かなり濡れてるだろう嫁のマンコ。
 パンツ脱ぐヒマももったいないのか。それか息子に変わった事して反応を楽しんでるのか。

「すごいね」
「でしょ」

 アホみたいに軽い会話が二言続き、りょうが一歩嫁に近づいた。
 嫁のニタニタ顔とりょうの子供っぽい顔が見つめ合って、何のためらいもなくマンコとチンコを接近させていく。
 動きはゆっくりだけど声を連続で拾ってるから動画は続く。
 嫁と実の息子が今すぐにでもセックスしようとしてるのに、俺はそれをモニタ越しに眺めてる。

 

「ほら、挿れて」
「待ってよ。挿れるよ」
「ほらー、早く」
「もー」

 もう2人の足はほとんど重なってる。体勢的にりょうの表情は見えなくなる。
 変わりに嫁の顔ははっきりと捉えられてて、今はりょうの顔じゃなく自分とりょうの股間に視線を向けてる。
 舌なめずりでもしそうな挑発的な笑い顔。俺が多分見た事がないいやらしい顔だった。

 

「うん」
「うん」

 合わせてるのかってほど、声質の似た2人の言葉が重なった。多分、りょうのが嫁の中に入った瞬間。
 嫁は上目遣いでりょうの顔から視線を外さない。まだガキっぽいりょうのおしりが、力入ったように筋張る。
 要は少しずつ腰を進めてる。嫁のマンコの中を、実の息子りょうのチンコが進んでるんだ。
 りょうがどんな顔してるか分からない。でも嫁は表情ひとつ変えず、じーっとその顔を見続けてる。

「挿入るね」
「挿入ってるね」
「でもキツイよ」
「あら、そう?」
「うん、パンツのとこが」
「なんだぁ。そっち?」

 画面に映る嫁の顔が、妖しい感じじゃ無く普段の笑い顔に戻った。でもそれも一瞬。

 

 まだ進んで来てるりょうのチンコを更に味わうように。
 パンツにかかってる左手じゃないほうの手、右手が自分の唇に近づいた。噛むか噛まないかくらいの仕草。
 舐められてる時もあったような、我慢してるみたいに見える動き。かなりエロい。
 俺が驚いてんのはりょうの態度だった。母親とセックスしてるっていうのにまるで戸惑ってない。
 ランドセルしょってるような歳の子が、チンコ突っ込んでるのにこの落ち着きってあるか?って思った。
 俺がガキの頃は同じ頃ムケたチンコが布にちょっと触れるだけでヒイヒイ言ってたのに、りょうは違う。
 母親を相手に、声の質が違うだけで、ほとんどピロートークみたいな落ち着き。
 嫁がそうしたのか。でも昨日今日始まったんだったら、こうまでなってないだろ、って。

 

「りょうちゃん」
「うん?」
「ほらー」
「なに?」
「動かないとー」
「動かすの?」
「いっつも動かしてくれるじゃん」
「僕このままでもいいよ」
「動かしたほうが気持ちいいよ。そうじゃんいっつも」
「動かしたほうがいいの?」
「動かしたほうがいい、母さんは。りょうちゃん、動かしてよ」
「はいはい」

 

 なんだこれ。まるでじらすみたいにりょうは嫁と会話してる。
 もちろん小6の男の子がそんな器用なマネができるわけがない。無邪気な気持ちなんだろうと思う。
 でもこの落ち着きを見せられてる俺としては、恐ろしくってしかたない。
 嫁は事実「動かして」って息子にねだってるんだから。

「こう?」
「そう、うん。いいよ、いいよー」

 カメラから真っ直ぐ下。ソファーの上で足広げた嫁、そのマンコをりょうが腰繰り出して突き始めた。
 笑い顔のまま、唇に指。ただひたすらりょうの顔のほう見てる。褒めながら見てる。

 

「ね。ね。母さん」
「んっ、んー?」
「おっぱい、すごいよね」
「えー、おっぱい?」
「うん。母さんのおっぱい。すごいすごい」
「なにがよー」
「うん。すごく、いやらしいおっぱい、みたい」
「おっぱいがいやらしいの?もーなにそれ」
「母さんのおっぱい。前からやらしい」
「前からとか。りょうちゃんいくつですかー?」
「んふふ」
「笑ってごまかすとか。おっぱい欲しいわけ?」
「欲しい。すっごく欲しい。母さんの、やらしいおっぱい」

 挿れた時からずっと触り続けてた嫁のおっぱいを、りょうは突然あらためて褒めだす。
 確かに嫁のおっぱいはいやらしい。昔よりもずっとずっと形が崩れたけど、形が崩れたからこそすごくいやらしい。
 気がつけばりょうと同じ感想を抱いてる。恐るべし、四方小路りょう1○歳。
 

「おっぱいが欲しいとか、赤ちゃんだねー」
「違うよ、多分」
「ううん。赤ちゃん、赤ちゃんだよーりょうちゃん」
「別に、いいけど」

 嫁は、りょうのおっさんみたいなトークを、優しく微笑みながら聞いてる。
 どうやら嫁は、赤ちゃんの時から吸わせてるおっぱいを、若干母性を持ってりょうに与えたいようだ。
 それは、危険な思い込みだぞ。

「んっ。吸うんだ。赤ちゃんだなー」
「んっ。んちゅ。んふっ、ちゅっ」
「りょうちゃん。もっと吸って、いいよ。うんっ、下も、動かしてくれなきゃダメよ。ね?」

 
 
  吸わせた瞬間、少しだけ感じる素振りを見せて。
 すぐにまた余裕を持った母親の表情に戻って、りょうのおっぱい舐めを受けてる。
 りょうもおっぱいに吸い付いて、もう片方をすくい上げるように揉んで。
 腰も、おっぱい吸いのせいで密着した結果、真上に突き上げるような動きになってる。
 上半身は赤ちゃんっぽく。下半身は限りなくおっさんっぽく。

 
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