俺と文哉と俺たちの母さん |
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「彩ちゃんイイ感じの体だもんねー。母さんもうおばさんだし、もう太っちゃって肉ばっかついて」 「いや、あの、その」 や、彼女もけっこう肉ついてるぞ腕とか・・・俺の好みちょいポチャだし。 他の部分はまだ見た事ねえけど、多分彼女も痩せちゃいない、うん。 ……で、そのちょいポチャ好みの原因かもしれない母さんの、胸が、おっぱいが、もう浴衣からまる、見えっ。 垂れて、はない。いや……少し誇張。少し垂れてるかも。そのおっきいおっぱいの先には、遂に、遂にっ! おおおおおっ、それはもしかして、乳輪ですかっ!?乳首ですかっ!? 乳輪は……あわわ、おっきい、かも。色とかわかんねえよ。エロ本に載ってる若い子でもこれより濃い人いるし、逆もまた真なり。 乳首は……これはちっちゃい気が。少なくとも「うわー、乳首大きいー」って感じじゃない。 |
「彩ちゃんイイ感じの体だもんねー。母さんもうおばさんだし、もう太っちゃって肉ばっかついて」 「いや、あの、その」 や、彼女もけっこう肉ついてるぞ腕とか・・・俺の好みちょいポチャだし。 他の部分はまだ見た事ねえけど、多分彼女も痩せちゃいない、うん。 ……で、そのちょいポチャ好みの原因かもしれない母さんの、胸が、おっぱいが、もう浴衣からまる、見えっ。 垂れて、はない。いや……少し誇張。少し垂れてるかも。そのおっきいおっぱいの先には、遂に、遂にっ! おおおおおっ、それはもしかして、乳輪ですかっ!?乳首ですかっ!? 乳輪は……あわわ、おっきい、かも。色とかわかんねえよ。エロ本に載ってる若い子でもこれより濃い人いるし、逆もまた真なり。 乳首は……これはちっちゃい気が。少なくとも「うわー、乳首大きいー」って感じじゃない。 「好きで太ったんじゃないのにねー。子供2人生んじゃうとほら、そうなっちゃうんだよー?」 「あ、そう、なの……へえ」 今は母さんが酔ってる事に感謝してる。だって、俺の視線はもう完全に母さんの顔とおっぱいを交互に見てるし。 気づかれてないのをいい事に、俺はおっぱい視聴率が増してく……おおおっ、そんなふうに揺れますかー。 「肉が緩んじゃったから、父さんに誘われなかったのかなー。せっかくの旅行なのに。むー」 「いや、お風呂だけでしょ……あとで、たぶん」 「んー?あとでー?あとでなんだよー。ふふんっ」 「うわっ、いや……その、お風呂じゃなくって、その……おおっ、夜、とか……」 「うわー、夜とか!和樹いやらしー!」 「違、そういう意味で言ったんじゃないよっ……もう勘弁してっ!」 その瞬間、俺はもう母さんのおっぱいしか見てなかった。ダメ息子度がかなりのものだった。 ……の、せいで。 「あ」 「……え?」 「……やばっ。見えてた」 「……あ」 母さんは、浴衣がはだけてたのに気づいて慌てて胸元を直した。しあわせの光景は俺の視界からフェードアウト! |
「……やらしー」 「見て、ないよ」 「見てた」 「その……見えてたけど、恥ずかしいから言えなかっただけだよっ」 「あ、そう」 母さんは、顔をあっちに向けてしまった。俺としてはまあ、これ以上近づかれたらいろんな変化が悟られちゃってヤバかったから、とりあえず。 「……ねえ、和樹」 そんな母さんが、またこっち見た。ちんこの勃起をさらに隠そうとあぐらをかき直してた俺のほうを、見た。 「彩ちゃんと……まだ、そーいう事、してないよね?」 「……は、あ?」 「その……子供できちゃうような事、だよ」 「……何、言ってんの」 「まだ・・・早いんだから、そういう事は責任持ってしないと……ダメだよ?」 ドキッとする。おっぱいは隠れたけど、酔ったせいでかなり色っぽいしぐさで俺を見る母さん……心臓止まりそうな俺の耳に聞こえて来た、言葉は。 それは……俺がすこーしだけ期待した、母さんのゆるんだ唇から出るエロく甘い囁きとかじゃなかった。 「ねえ」とか「かず、き」とか「そーいう事」とか「母さん、と」とか「する」とか「して」とかじゃなくって……ああ、ううっ。 残念な事に……「まーくん」「まえけん」「いとい」「やなぎだ」「いややなぎた」とかいう単語が紛れる、少し遠くから近づいて来る声だった。 「あ」 「……帰って来ちゃった、ね」 母さんは最後、コップに残ってたビールをくいっと呑んで、テーブルの前に正座で座り直した。 父さんの勧めで母さんが酔っ払った事で始まった、俺と母さんだけの微妙にエロい空間は……終わっちゃった。ちっ。 その後は。 父さんと文哉が、テレビの前に陣取ってスポーツニュースをザッピング。かなーりにぎやか。 母さんは少し離れて、テーブルでその様子眺めてニコニコしたり、テーブルの上の旅館のパンフレットとか眺めてる。 ……俺はといえば窓側の、あの文哉が昼間ブーたれてたイスに座って、スマホいじってる。 まあ、彼女からのメールチェックとか、ニュースサイトチェックとかしてた……つもりだったんだけれども。 指は動いてる。目も動かしてる。でも、心ここにあらずってヤツ。 エロ空間が過ぎちゃったからこそ、俺にはさっきからの母さんのいつもと違う姿が次々浮かんじゃってる。 バカな命令に素直に従って、文哉のちんこあたりを撫でる母さん。 露天風呂の湯気の向こう、ぼんやりとだけど久々に見た白い肌の裸の母さん。 その露天風呂で、体を洗いながら俺たちに背を向けて肉々した裸を見せつけてた母さん。 真正面に寄って来て、タオル1枚で隠しただけのおっぱいや、その……黒い毛をぼんやり想像させた母さん。 酔っ払ってとろんとなっちゃって、ちんちんやらちんこやらをにこやかに連発した母さん。 んで、最後には俺にばっちりとデカ乳輪先っちょちっちゃめ少し垂れめののおっきいおっぱいをモロに見せつけて来た、母さん。 俺の頭の中では、最後には裸の母さんが、そのおっぱいを晒してる・・・「露天風呂タオル無しバージョン」的な妄想にエスカレートしてた。 「もー、父さん寝ちゃってるのー?」 ・・・おうっ!俺は母さんの声で少しだけ我に帰った。霧散する「おっぱいモロだしで俺に迫る裸の母さん」妄想! 要は文哉が必死に野球関連で話しかけ、父さんが反応しなくなったのを、母さんがいち早く気づいたわけで。 時間的にも、まあ寝る時間っぽい。俺は立ち上がって、静かにテーブルあたりを片づけ始める。母さんは押入れ方面へ。 「……」 「……なんだよ、手伝えよ」 「……」 文哉がなんか俺をじっと見てる。なーんもしないで、なんかヤな目で俺を見てる……もしかして、まだ風呂場の事怒ってんのかよ? まあ手伝わないのは予想ついてたし、多分布団入っちゃえばガキだしすぐ寝ちゃうだろうし。ってか父さんはもう完全に畳の上で寝ちゃってる! 母さんも慣れたもの。文哉に手伝えってひとことも言わないで、俺がテーブル片づけた場所にてきぱきと布団を4組敷いてく。 そんな姿を、俺は少しよこしまな目で観察・・・ちっ、もう浴衣をきっちり着込んでやがる。胸元スキなしっ!……まあお尻でガマンしとくか。 おっ。まだ文哉が見てやがる。こりゃもう潮時だなー。 で。 母さんの「おやすみなさーい」の声で消灯。午後11時56分。 かなり呑んだ時特有の、父さんのいびきが響き渡る部屋。入り口から父さん、母さん、文哉、で窓側に俺。 さすがに文哉はもう無言。ま、普段よりだいぶ遅くまで起きてた感じだしなー。 母さんは……どうだろう?もちろん無言。この状況では偵察できず。 俺はといえば布団の中でモヤモヤ・・・というより完全にムラムラ。いや、ちんこは勃起してなかったけど、さっきの妄想で心の中が、その。 正直、こんな事考えたことなかったからあせってた。もう目を閉じたら、母さんの裸ばっかが浮かんでる。 こりゃイカン!と思って、ムリヤリ彼女の裸想像しようと思ったりしたけど・・・完全にムリー。 ……ヘンタイじゃん!振り返ってると、文哉の事なんてヤバイとか言ってられないくらい、かなりのヘンタイ感。 でも、まあ。 気がつけば寝ちゃってた。普段しない家族旅行で、疲れちゃってたんだろうと思う。まあ、それはいいけど。 問題は、問題は、問題は。午後2時20分からこの部屋からまた始まった、あまりよろしくないエロエロな事件のほうだった。 まずは真夜中1時過ぎだった。時計見てないから不確かだけど。 父さんがゴホンゲホンと大きなセキを。んで、もそもそ起き上がって、どうやらトイレへ。 俺はその音で目が覚めた。まあもちろんむにゃむにゃしてたけどね。 まあ予想通り出口のほうのちっちゃい電気が点いてて、トイレの戸も開いてた。 トイレを開けっ放しでするのは酔った時の父さんのクセ。普段はそーでもないんだけど。 で、まあ俺はどっちかって言うと聞きたくもないじょろんじょろん音を聞いて、その後トイレから出てくる父さんをぼんやり見てた。 あ。父さん電気消してねえ。ぼんやりとしたオレンジ色の光をそのままにして、父さん布団に復帰。しばらくしてまたいびき再開。 多分寝ぼけてた。「しょうがねーなー」と思いつつ、わざわざ立ち上がって消しにいくテンションでもなかった。 さあ、10分20分そうしてたか。ただその光を見てただけなんで、俺はまたぼんやり。そのまましてたらすぐに寝てたはず。 「……でしょ」 「……うん」 「……から」 「……ん」 こそこそと、もぞもぞと。聞こえないくらい小さいから、余計いびきの中でも聞こえて来る声。 じゃあ……寝言か?少し目が覚めた俺はその声が母さんか文哉か見極めようとしてた。 ……おっ。 ぼんやりオレンジ色の部屋の中。俺の目の前の影は、寝てる場所から考えて当然母さん。 その目の前の影がゆっくり動いて、こっちを見ようとした。だからその瞬間、目を閉じた。 「……」 静かー。この時点で俺は完全に目が覚めてしまってた。母さんは体をこっちに向けて、こっちを見てる、はず。 なんなんだろ?さっきの寝言は母さん?いや、じゃあタイミング的におかしい。なら寝言は文哉か……? 影の、母さんの反応がないから答えが出ない。だから俺はひたすら目を閉じて寝てるフリ。 「……和樹、寝て、る?」 母さんの、小さな小さなささやき声。さすがにドキッとしたね、俺。 ……母さんはこの状況で俺のほうを見て「起きてる?」と尋ねてる。午前2時付近。 |