俺と文哉と俺たちの母さん |
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「ほら。ん?」 「おおー」 「なに?おおー、って」 「あはは。すげえすげえ……楽しー」 「もう……文ちゃんって」 「ほら、見て。すぐだよ?」 「……ホントだね、すぐだね」 「おっぱいすげえ」 「あんま、言わない」 「うん……うん……すげえ。あー、すげえ。母さん、すげえ」 「……時間、ないよ。あと1時間くらいしたら、ごはんの準備……」 「うん、知ってる。兄ちゃんとか、父さん起きるかもしれんし」 起きてるけどな、もう。 お前と母さんがどんなふうにエロいことしてるか気になってしょうがなくて、何かマヌケに忍者みたいに忍び足で階段ゆっくり降りてるし。 「だから、舐めさせて」 「……えー」 「すぐだから、ねー。昨日もこうなったら、すぐ終わったやん」 「……」 「ティッシュも、ほらそこにあるよ?すぐ、すぐ終わるって。舐めさせて」 「もうっ」 怒った感じだけど、怒ってないな。あきらめて、そうさせるほうが早いって考えた感じだ。 ……俺、おっぱい舐めてないなそう言えば。舐めるどころか触ってもいないし……。 とか何とか思ってたら、1階到着。リビングが覗けるドアまで、2歩くらい。 「ちょっと、待ってね……」 「おっぱい、おっぱい」 「何言ってんの……もう」 「おっぱい、おっぱいー」 「しーずーかーに」 はたから聞くに、文哉の声はあいつにしてはえらく小さかった。ここまで近づいてなきゃ絶対聞こえないくらいの。 あいつがこの状況で、こんなに自重できてることが俺にとっちゃストレスで。 母さんのおっぱいを見たいために……違うな、おっぱい見ながらシコりたいために、成長してるってわけだ、コイツは。 多分服をめくってるか脱ぎながらおっぱい出す準備してる母さんは……気づいてるかねぇ? 「おっぱい、おっぱい、おっぱ、おっぱいー」」 「……ほらっ」 俺がリビングをドアのガラスから覗いた瞬間。 つい数時間前、俺がストリームの車中で見たあの淡い色のシャツが開いてて。 そこにこれまた数時間前目の前で見た母さんのおっぱいが見えてた。ちなみに例の薄青ブラはそのおっぱいの下に残ってる。 |
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TV向いてるソファーがあって文哉はそこに座ってる(後ろ頭だけがちょこんとここから見える)。 その前に母さんが膝立ちでいて、目の前の文哉におっぱいを見せちゃってるわけだ。 表情は……困った眉してるけど、やっぱり笑ってる。見えないけど文哉は多分バカ顔。くそう。 「……えっ」 早っ。 有無も言わさず、的な勢いで文哉がそのおっぱいに吸い付く。すげえ、若いって無鉄砲!素敵!うらやましいっ!……ケッ。 「文ちゃん、てば……もう」 ああ、もう完全に甘やかしモードの顔。勢いで頭ナデナデする感じだわ母さん。今のとこしてないけど。 腹立つ反面、やはりエロ過ぎる光景。母さんの右おっぱい(の多分乳首)に吸い付いちゃってる文哉。まだ消防。 そんなに頭動かしてるわけじゃないのに、文哉が吸えば残ってる左おっぱいがぼよんぼよん、って揺れる。 「……はあっ!こっちも!」 「ああ、もう……こっち、も?」 んで左おっぱいはすぐ文哉の頭で見えなくなる。エライな文哉は、まんべんなく交互に吸いやがって……。 文哉の「こっちも!」はいいけど、母さんの「こっち、も?」はちょっとつらかった。 多分本人はそんな気ないんだろうけど、聞いてる俺には「こっちも」って催促したように聞こえたし。多分気のせい、だけどな! 「ふ、文ちゃん……吸ってるだけじゃ、ダメでしょ……ほら、自分で」 「んーっ、ん……んふ、んふーっ」 「早く終わらないと……文、ちゃん?」 「んふ、んふっ……んちゅ、んふ、ちゅ、んーっ」 「……」 ひたすら、交互に母さんおっぱいを舐めまくる文哉。その上で困り笑顔を続けてる母さん。 ……これは、マズイな。どうか最悪の展開にならないように祈るしか! 「……」 左手、伸びました。うん、多分文哉のに……触れたかなー?ひじ掛けでそこの部分は見えないけど。 推理するに、おっぱい吸いに熱心でシコるのを忘れた文哉を手伝おうと、母さんがちんこサポートした、と……なんじゃそりゃ。 まぁいきなりフェラチオに移行、とかはなくてよかった。あ、おっぱい吸わせてるからムリか。 もう少し最悪パターンもあったけど……エロマンガの読みすぎか?でも、まだ分からんしなー……。 「ほら、こう、こうして……文ちゃん?」 呼びかけても、文哉はおっぱいに吸い付いたまま。つまり今手を動かしてるのは、母さんだけってこと。 あーあ。手出ししちゃってんじゃん。自然に約束破っちゃってる。文哉の天然エロ師ぶりが恐ろしい。 甘えて、俺のことちょっと持ち上げて、少しわがまま言って。うらやましいよ、空気読みに慣れちゃった長男としては。ヘッ。 「んっ、ん、んうーッ、ちゅ、ちゅっ……んう、うっ」 「文ちゃんも、ほら……ああ、もうっ。ほらー」 前のめりの文哉。結果的にそのちんこをしごいてやってる母さん。時間がないから、だよね。 そんな母さんの手の動きが早くなったのか、文哉は(口離さないけど)なんかもごもごうなってる。 更にひじ掛けの表面がしわになったり伸びたりしてる。あそこの向こうにあるのは多分文哉の腰あたり。つまりは激しく動いてる。 細かいところが目に付いたあとで、母さんの顔を見る。困り眉の笑顔続行中。でも、視線が宙をふわふわ。 その視線をこっちに向けられたら、ある意味俺は破滅、か?いや、もう昨日のこともあるしなー。 |
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「んふーッ、は、あッ!すげえ、もう、来たよっ!」 「そ、そう……っ、じゃあ、早く、ね?ほら、早く気持ちよくなって……」 「あ、そう、そうッ……母さん、ちんこ、もっと擦って……っ!うわあ、すげえッ!」 「……文ちゃん、文、ちゃん。早く、早く、ね?ね?……あ、あん」 さっき「静かに」って注意した声よりずっと大きい感じの、ちんこまじりの文哉の言葉。 でも母さんは、もう注意もしないでボーっとソファーの後ろの壁を見てる。 ひじ掛けの向こうで、ほんの少し母さんの白い手が見えたり消えたりしてる。さっきより激しく擦ってる証拠。 そうこうしてたら、文哉が。 「母さん、うーッ、うーッ!ちんこ、気持ちいい……擦って、擦って、すげッ、すげッ、ううーッ!」 もう完全におっぱいから顔を離して……逆に押し付けるように頭全体をおっぱいに埋めてく。耐えられない感満載。 柔らかそうなおっぱいに、文哉の頭が、顔が突入してる感じ。俺が味わったことのないエロ感触……小さい時は知らんけど。 だから……母さんもスイッチ入っちゃって。困り眉がさっと消えて、もう完全に「いらっしゃい」モード。 そんな文哉の頭を右手で優しく抱いて、左手はもっともっと激しく文哉のを擦り上げてる。しごき上げてる。 「母さん、あッ、ちんこが……うー、うーッ、すご、はあッ、うううーッ!」 「……ッ!」 しっかり重なって、なんか忙しそうに動いてた2人が、さっと止まって。でも1ヶ所だけ、母さんの手だけが少し動いてて。 完全に透明なガラスから覗いてるわけじゃないからアレだけど、その手にそれっぽい液体が乗ってた?ような気がする。 手コキでフィニッシュ……マンガとかAVとかじゃよくあるシーンも、まさか自宅のリビングでそれを見せられるとは……。 昨夜の旅館で聞かされたシーンは、胃が痛くてのどが渇いて、っていう感じ。 意図しないで始まったエロがどんどんエスカレートしていって、トイレの中のフェラでオチがついた感じ。終始ジリジリ。 でも今は、まさかもうって思いつつも、ほぼ予想通りにエロが展開してった。文哉がねだって甘えて、母さんが許すって感じの。 ストレスより、現実感ありまくりのエロを思い切り見せつけられてる感じ。胃も少し痛いけど、悲しきかなちんこはビンビン。 登場人物が母さんと弟。撮影場所は自宅リビング。ありえないほどエロいシチュエーション。ヘンな好みに目覚めそうな。 ただ、ね。 うらやましいって感情と……悔しいって感情はずっと昨日からある。 あいかわらず、文哉は俺の先に行って母さんとエロいことしてる。フェラまでは行かなかったけど、おっぱい舐めアリの手コキ抜きだよ? 俺が勝ってるかも?って思えるのは、母さんがフェラで精液を呑んでくれたことだけ。あれだって意味なんてないかもしれないし。 「ふーッ、ふーッ……すげえ、母さん。んふふ、ちんこ、気持ちよかったー」 「……そう。いい子、ね。いい子……文ちゃん、いい子ね」 当初の予想通り、頭撫で始めてる母さん。文哉は目を閉じて、おっぱいに顔スリスリしながら至福の表情。 うらやましいって思うだろ?悔しいって思うだろ? こっちは超ボッキしてるのに、廊下でオナニーする勇気もなくって、仕方なく窮屈に立ち上がって、自分の部屋に戻るとこだよ。ふん。 夕食はほか弁で。サラダだけなんかポテサラが作ってあった。ポテサラは父さんの好物で、得意料理でもあるから母さんと一緒に作ったのかも。 んで一応みんな疲れてるんで、あんまり盛り上がることもなく、夕食時は終わり。暗かったっていうより、普通より少しロートーン。 明日は連休の最終日。ただひたすら寝るだけって気がする。いろいろ考えちゃいそうだけど、寝るのが一番っぽい。 寝る。もうこうなったら意地で寝てやる……っ!休み明けのこと考えて、彼女の夢でも見れりゃあ最高だ!うひゃーっ! ……まあ、性格的にいろいろ考えちゃってしまうわけで。布団をかぶってもモヤモヤした気持ちが続いてた……午前3時10分、過ぎ。 高校受験勉強中の夜食以来、そのへんの時間で部屋のドアが、静かにノックされて。ノックのしかたに特徴が、あって。 |
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