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9.くのいち

 


 研究所内の空気にもだいぶ慣れてきた。

 女たちを相手に、主導権の握り方も覚えた。

 記憶は残る。経験は一から積み上げる。その連続だ。これまで犠牲になってきたクローンたちの代わりに、今度は僕が、研究所に挑んでいるというわけだ。

 高校生、妖精の類はすでに攻略できるようになっている。ある程度レベルも上がり、女体にも慣れた。もはや、初めて触れられて興奮するという状態ではなくなっている。

 とはいっても、やはり一戦一戦、モルモットルームに戻って、自分で抜いてスッキリしなければ、連戦はできない。

 モルモットルームで射精しても、ハードコアの洗脳電波が襲ってくることはない。しかし、外に出ての射精は即座に電波の餌食だ。たとえ自分で抜いても、同じことになる。だから、完全回復は、モルモットルームに戻ってからでなければならない。

 おかずには困らない。さっきの戦闘を思い出し、その女体の快楽を思いながら、自分でペニスをしごくだけだ。女手の感触、フェラチオの気持ちよさ、膣圧の強く熱い快感……。とくに本番戦をしたあとは、たいてい射精寸前になってモルモットルームに戻ることになるから、回復は短時間で行われる。

 自分で抜いてスッキリさせれば、精は枯渇するため、並の刺激では感じることもなく、興奮もしない。賢者モードってヤツだ。

 それで戦闘を有利に進め、女性の手や舌で刺激されても耐えてダメージを軽減させることまではできたわけである。

 あとは……いかにオンナに耐えられるよう、自分を鍛え上げるかだ。



くのいち1



 むっ……コイツは、いままでに出会ったことがない相手だ。その服装からして、女の忍者、くのいちだ。

「ふむ……子供か。まぁ良い、拙者が極楽を見せてしんぜよう。」
「悪いけど、ただのガキだと思わないで欲しいな。」

 僕は身構えた。まずは前戯段階で、耐久力を発揮しながら、愛撫攻撃で敵を油断させ、挿入戦でがんばって耐えながら、相手がイクまで腰の一振り一振りで勝負する。……いつもどおりの算段だ。



くのいち2



「なっ……んあっ!?」

 くのいちは瞬時にして裸になった。すぐに全裸になれるような服だったらしい。

 そして、前戯も何もなく、いきなりペニスを自分のオンナにねじ込むと、変形立位で挿入を果たしてしまったのだ。

 女子高生や看護婦とは明らかに違う、締まりの良い膣が、一斉にペニスを包み込み、いきなり極上の感触でぎゅうぎゅう締め上げてきた。

「ほう……確かにただの子供ではないようだ。普通なら、この挿入だけで精を吐き出していたものを。」

 ぐぐっとくのいちは上体を反らす。ただの立位ではなく、相当変形している。

 片足でバランスを保ち、上下左右前後どこにでも自由に腰を動かすことができる。それでいて肩の辺りはしっかり対面できるようになっていて、即座の攻防が可能だ。

 さらにもう片足を上げ、僕のお尻に回すと、足の力だけで華奢な僕の腰を自在に操り、ムリにでもピストンさせることができる体勢だ。

 こんな難しい体位、普通の女性ではまずできない。よほどの鍛錬と、骨格レベルの無理な体勢でも耐えられるパワー、しなやかさがなければ無理だ。

 それにもかかわらず、筋肉質の硬さをまるで感じさせず、全身が柔らかで心地よい肉厚と肌触りを具えている。

 何より、どこまでも締め上げる強いオンナであるにもかかわらず、全体を優しく包み込んで甘い極楽へ誘うような繊細な蠢きを醸し出す膣の感覚が、たまらなく心地よかった。

 確かにこれでは、普通の14歳なら挿入を果たした瞬間に射精が始まっていただろう。

「我々くのいちの鍛え抜かれた体術、磨き抜かれた肌、そして幼少時より連日積み重ね鍛錬されたココの感触……たまらぬであろう?」

 くのいちは片足だけで僕の腰を揺り動かし、強制的にピストンさせてきた。さらに自分の腰も右へ左へと大きくひねり、オンナの味わいを一月ごとに変えてきては、前後に激しく動いてペニスをこれでもかとしごき立ててくる。

 こんな無理な体勢なのに、さらに男性を快楽に晒すべくガンガン動けるなんて! 難なく難しい体位をこなしてくるくのいちの快感攻撃に、僕は悩ましい溜息を漏らし続けた。

 くのいちは、性的な忍術によって、男性を快楽の淵に落とし、諜報活動を行ったり、さらには直接悶絶死させて暗殺をもくろむこともあるのだという。

 そのために、彼女たちは人里離れたくのいちの里で、幼少時よりセックスの鍛錬を欠かさず行っている。数年生きた少女くのいちでさえ、立派な戦力だと聞く。

 まして、大人になって後進の指導までできるようなくのいちであれば、この研究所に召喚され、忍術で男どもを射精させ続けるなんて、わけないことだろう。

 そんな相手が、いきなり僕とセックスしているのだ。一斉に高められても、少しも不思議ではなかった。

 このままでは一方的に搾り取られてしまう。反撃しなくては。



くのいち3



「ふん! 甘いわ!」

 くのいちのオッパイに手を伸ばして愛撫攻撃を図ったが、彼女の手によってあっさり弾かれてしまう。

「その程度の攻撃など、受けるまでもないわ!」
そうしてさらに腰を自分から振り、左足の動きと連動させてペニスを責めまくってきた。

「拙者がなぜいきなり挿入できるか教えてしんぜよう。つねに乳頭をこねくり回し、精神統一を計っているからじゃ。従って、並の責めで感じることもありはせぬ。ヘタな愛撫攻撃など防ぐだけよ。」

 そう……これがくのいちの強みでもある。受けてもダメージを受けないと分かりきっているのに、あえてそれをはねのけて防御する。何重にも手を打ち、確実に敵を仕留めるために、念には念を入れるのだ。

 幼少時より鍛えられたオンナは、変幻自在にペニスを揉みしだきながら、熱く絡みついて離れない。鍛錬のせいか、こちらがガンガンペニスを突き立てさせられても、くのいちはまったく感じる気配を見せない。

 感じやすければ、敵にやり込められてしまうから、快感への耐性も長年積み重ねてきたのだろう。本当に歯が立たない!

 何人もの男の筒を枯らせてきた熟練の技が、これでもかと振り絞って僕に襲いかかる。射精するまでねっとり絡みつく膣圧が、強引に、そして女性的な優しさを120%出して、僕に射精しろ射精しろと迫ってくる。

 いつ出してしまってもおかしくない情勢だ。反撃しようにも、下手な愛撫でははねのけられてしまうし、無理矢理攻撃しても敵のガードは鉄壁、鍛えられていてほとんど感じてくれない。

 耐え抜く中で活路を見いだすしかない。

 くのいちのリズムは崩れない。足の動きも腰の動きも実に滑らかで、疲れも知らず速度が衰えない。ただ快感ばかりがこちら側一方に募るばかりだ。



くのいち4



 ふんふんと腰と足ばかりを動かし、どんどん僕を追い詰めていく。

「ほれ……出してしまうのじゃ。心地よかろう? そのまま果ててしまうが良い。」そういってくのいちは、さらに腰の動きにひねりを加え、膣をぎゅうっと締めたり緩めたりを小刻みにくり返し続けた。

「くうっ……だめ……死にたくない……やだぁ……」
僕は渾身の力で射精を堪え続ける。

「ふっ……その小さな筒で、わが膣にここまで耐えるとはな。まあ良い、どこまで耐えきれるか、見ていてしんぜよう。」

 くのいちはさらにペニスをぎゅみっと責め立て、トントンと下半身を揺り動かして、幼い僕を追い詰めていく。

「これはどうじゃ?」大きくぎゅうっと締め上げたかと思うと、緩めてブルルッとオンナを震わせる大技だ!

「ううっ!」
射精直前の多幸感がこみ上げながらも、死にたくない一心でかろうじて射精を堪えきった。

「がんばるのお。しからば、奥の手……覚悟!」



くのいち5



 くのいちの手がすっと、僕のお尻に伸びた。そして人差し指をぐっとアナルに押し込んで、何かをまさぐり始める。

 トストスッ!

 ペニスの付け根から3~4センチ離れた両脇を、彼女の左手が強く突いた!

 軽い痛みが走ったが、痛みはすぐに消え、その代わりにじわりと心地よさが全身に拡がっていくのを感じた。

 ぐぐっ!

「あぎい!」

 どくどくどくっ!!!!

 強烈な快感とともに、ペニスから大量の精液が膣内に降り注がれていった。

 ペニスと太もも付け根の周辺を突かれた次の瞬間、お尻の奥の性感帯がくのいちの右手指によって責められ、次の瞬間には、射精が始まっていた!

 くのいち忍法の得意技、「射精の秘孔」だ!

 もはや考えたり、我慢したりという範疇を超えていた。完全に反射的な形で、僕は絶頂を迎えてしまった。気がついた時には射精が始まっていたという感じだ。

 自分で抜くのとは比べものにならない快感が、股間と言わず全身を責め苛んだ。

 もはや声も出せず、悶絶して転げ回ろうとする僕の動きを先読みして、がっしり固定されてしまう。あとは、ただひたすら、十分以上脈打ち続けるばかりだった。

 精液が出尽くして空っぽになっても、ペニスは律動だけを続ける。その間も、絶頂の快感だけがずっと続いた。脈打ちの速度もとても速い。

「一撃必殺。これで射精しなかった男はいない。突き続ければ、死ぬまで脈打たせることもできる。」

 転げ回ることもできず、僕は怒濤の快感に我を忘れた。このまま、理性を取り戻すことは不可能ということも分かっていた。

 くのいちの快楽は、ハードコアの洗脳電波によって増幅され、肉体改造も進んでいく。もうすぐ自分は、自分でなくなってしまうんだ。

 それをどうすることもできず、全身の脈打ちに身を任せるしかできないのだった。



###こうしてまた一人、クローンが犠牲になった###


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