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2.マジカルガール

 


 研究所内をさまよい歩く。

 この研究所は、僕以外に男はいない。みんな若い女ばかりが、施設内をうろついている。彼女たちに見つかるやいなや、即座に戦闘行為に突入してしまう。

 また、自動ドアをくぐり抜けたタイミングで、メインコンピュータのプログラムによって、僕の目の前に女が送り込まれることが良くある。

 どの娘も、甘美で熾烈なSEX攻撃によって、僕を射精させようとしてくる。

 イッてしまったが最後、即座に僕の肉体はのっとられ、精神もメインコンピュータの意のままに操られ、その場で若娘のモンスターに改造されてしまうのだ。洗脳が完了し、快感の虜となって、主観を持ちながら快楽一辺倒の女になり、誰それかまわずセックスに耽る人形になってしまうのだ。

 そんなものはもはや、人間とは呼べない。ヒトの形をした何かだ。理性のかけらもなく、会話はできるが、もはやセックス以外のことは考えず、メインコンピュータの指令どおりに快楽に耽る物体にされてしまうのである。

 ……こんな物体を操作し、支配して、それで本当に人間を支配したと言えるのだろうか。

 やはりこの研究には、はじめからどこか無理があった。

 そのことを本能的に理解している。そして、僕がこの悪魔の研究所を脱出し、内部事情を暴露することによって、徹底的に施設を破壊し、二度と模倣されないよう厳重に禁止令を出してもらうことこそ、事態の解決になる。そのこともまた、クローンとして作られた時から自覚していた。

 その目的を達成するためには何だってやった。

 射精したら、死とおんなじだ。その恐怖感が手伝って、これまであまたの女性を相手に絶頂させ続けてきた。それなりにレベルも上がったし、危険と察知すれば、100万ワットの輝きで相手を威嚇する「チェリーボム」で戦闘を回避することもできた。

 そうやって、僕は今までも射精させられることなく、無事にここまでたどり着いたのだった。

 不都合なことに、敵の女に見つかるか、メインコンピュータに仕組まれた罠としてのエンカウントがあった場合には、周囲に機械的な結界が張られ、その場を脱出することができなくなってしまうのだ。つまり、女に見つかってから逃げることは不可能だということである。

 脱出するためには、その相手をイかせて倒すか、チェリーボムで威嚇して女の方から逃げるように仕向けるかしか手立てはない。セックスをするか、アイテムを使う以外に選択肢がないのだ。

 それでも、どうにかこうにか、この場所まで生き残ることができた。それなりにレベルも上がったと思う。……まだまだ性豪というにはほど遠いけどね。射精を我慢するスベくらいは身についたつもりだ。

 この扉をくぐり抜けたら、きっとさらなる手がかりが得られるだろう、そんな場所までたどり着いている。だが、扉をくぐるということは、敵に遭遇する確率が上がるということだ。一体、どんな相手が現れるのか。期待もあるが、恐怖もある。妖艶なお姉さんタイプだったらまずいなぁ……などと思いながら、自動ドアをくぐった。



マジカルガール1



「お兄ちゃん! 好き!」

 マジカルガールが現れた!

 見た目も、実際も、僕より3~4歳くらい年下の女の子のようだ。

 まさか……こんな年端も行かぬ娘まで、この研究所に徘徊しているのか!

 僕よりも小さく背が低く、胸もぺったんこで、まさに幼女と呼ぶにふさわしい美少女だった。実際に外にいれば、小学生そのものである。

 こんな娘が、これからセックスバトルをしようというのだろうか。これまで戦った相手がみんな年上だから、正直かなり面食らった。

 少女はいきなりミニスカートを脱ぎ捨てると、僕に抱きついてくる。すべすべの太ももの感触が僕の足を滑っていき、こんなあどけない娘でさえ生足の感触が気持ちいいということを初めて、思い知らされたのだった。

 胸はまるで発達しておらず、それでいて下腹部は男の子とはまるで違う構造だ。毛が生えていないツルツルのワレメがじかによく見える。にゅるっと愛液を垂らしながら僕の足を挟み込んで、クイックイッと腰をくねらせ、僕にしつこくセックスを迫るのである。

 こんな幼女がこれほど大胆な行動をしてくるというそのギャップに、僕の包茎ペニスはすっかりだまされ、一気に隆起してしまうのだった。



マジカルガール2



 するとマジカルガールは、いきなり地べたに尻餅をついて、ペニスを口にほおばり、激しくフェラチオ攻撃し始めた!

 なんてことだ、このダメージは強烈だぞ!

 僕の包茎ペニスなどあっさり小さな口に丸呑みされ、ドリルのように動く舌が内部で暴れている! その激しい攻撃とは裏腹に、ゆっくりしなやかに唇がペニスをしごき上げ、強い吸引で飲み込み続けてくる。

「うあ……」僕はつい、腰を引いて快楽に呻いてしまった。



マジカルガール3



 玉袋も同時に、やわらかく小さな手でコショコショしてくれた。これほど高度なテクニック、こんな少女がマスターしているはずがなかった。それにもかかわらず、中学生男子などお手のものといった具合で、僕の下腹部をどんどん追い詰めていく魔法少女は、もはや子供という位置づけではない。完全に、男を射精させて甘い快楽に屈服させる……女そのものだ!

 やっと分かった。こいつは子供の姿をしているが、その内実は、あまりに恐ろしい快楽少女なのだ。そのいとけない風貌と仕草、たどたどしい言葉遣いで、男たちの愛玩心をかき立て、庇護欲を刺激していたのだ。さらに、それを性の対象とするという背徳的倒錯的な誘惑に晒し、その誘惑に堕ちてしまった男は、むくつけき獣道へと、一気に引きずりこまれてしまう。

 男に待ち受けているのは、怒濤の快楽だ。大人のテクニシャン顔負けの高度なテクニックと肉体能力で、一気に射精へとかき立ててくる。これに負けてしまえば、ロリコンのそしりを受けながらそのちいさな身体に止めどなく種を吐き出し続けてしまうことになるに違いない。

 負けるものか。僕も応戦に入ろうとした。



マジカルガール4



 ぐちょお!

 「んあっ!??」

 突然マジカルガールは立ち上がり、すかさずペニスをオンナの中に収めてしまった! 僕にしなだれかかるようにして、背の高さをカバーしつつ、見事に立位で入れてしまったのである。

 「えへへっ、大人の男の人だと、こんな体勢は難しいんだけどね☆ お兄ちゃんなら、こうやって抱き合いながら愛し合えるんだよ?」

 マジカルガールは積極的に腰を前後させ、自分から腰を振ってペニスをオンナでこれでもかとしごき立てた!

 「うわああ!」

 内部はあまりにも小さくてキツい! それでいて、未発達未熟な器官ではなく、すでにあまたの男根を咥え込み射精させてきた熟練の名器になっている!

 「今までもいっぱい、大人の男の人をイかせてきたんだよ? 私のココすごくイイでしょ?」ぐしょぐしょと音を立てながら、さらに激しく腰を振り続ける幼子の快感攻撃だった。

 この敵に犯されて果てた男たちの無念が分かる気がする。倒錯した快楽の中で、自分の娘や孫くらいの子供なのに、大人顔負けのテクニックと、自分からどんどん射精させにかかってくる意表の付き方、それでいてあどけないかわいらしさを前面に出してすぐに油断させようとする幼い媚態。



マジカルガール5



 上目遣いで抱きつきながら、しっかりと下半身の動きはリズミカルで執拗なままキープしている。その甘えるような表情を見せながらも、生足をたたきつけるようにペッタンペッタンしてきて、ペニスは怒濤の勢いできつく締め上げられながらしつこくしつこく射精するまでしごきまくられている!

 「大人の男の人たちの中にも、お兄ちゃんみたいにがんばっちゃう人はいたよ。最後まで”俺はロリコンじゃないロリコンじゃない”ってうめいて、必死で我慢しちゃうの。私と同い年の娘を持ったパパにしがみついた時が一番おもしろかったなあ……必死で脂汗かいて射精しないように踏ん張っているんだもん。……えい☆ってイかせちゃったけど。」

 「うあああ……悪魔め……くうっ!」

 射精感が一気にこみ上げるが、僕はテクニックの弱さ、ペニスの脆弱さを、これまで耐久力でカバーして乗り越えてきたんだ。何度も行きそうになっても、すんでのところで堪えきって、そのうち相手がペニスでこすられるオンナ内部の快楽に我慢できずに、自滅するように果てていったんだ。

 ここで負けるわけにはいかない。僕は必死で耐え抜いた。

 「でもね……我慢しちゃうお兄ちゃんやパパには、いっぱい意地悪してあげる☆」

 マジカルガールは、何かの呪文をごにょごにょと唱え始めた。



マジカルガール6



 「あがああっ!」

 快感が倍増する! 少女はひっきりなしに呪文を唱えながら、さらに腰のスピードを上げてきた!

 「スゴイでしょ、おにいちゃん! 快感魔法と、弱体魔法と、敏感魔法と、生産魔法を唱え続けてあげる。」

 魔法の力によって、僕の体内すべての性感神経がじわりじわりと、だんだん強く刺激されていくのが分かる。前立腺を中心に、全身に拡がっていく甘い脱力感とくすぐったさ。触られてもいないのに、乳首とその周辺にもコショコショとくすぐったい感触が駆け巡る!

 僕の耐久力がどんどん下げられていき、さらに、女の肌の感触や女の感触に敏感になっていくのが分かる。滑らかな少女の生足が滑っていくたびに、いちいち新鮮でゾワゾワする感覚が、もっちりと吸い付く柔肌の感触に心奪われていく感覚に変わって、気持ちよさを幾何級数的に跳ね上げていった。

 極めつけは、僕がモルモットルームでさんざん射精して(ルームの中では洗脳が掛からない)、完全枯渇賢者モードになって研究所に臨んでいたはずなのに、玉袋の精液がパンパンに溜め込まれている状態になってしまっていることだ。魔法の力で、瞬時にして急ピッチで精子が生産され、何ヶ月もオナニーしていないのと同じ状態に持ち込まれたのだ。

 そこへ少女のあどけない、それでいて化け物じみた名器の小さなオンナがひっきりなしにしごき立ててくるのだ。

 「おにいちゃん……わたしのこと……好きになって? ね?」女の子は甘えた目つきで僕を見上げた。その目がギンと赤く光る!

 魅了魔法だ!

 「あああああっ!」

 世界で一番大好きな女の子とセックスしている! こんなかわいくて愛らしい少女が僕を好きになってくれていて、僕も彼女のことが大好きだっ!

 「すき……おにいちゃん……好きいっ!!」

 ぎゅうう!

 ひときわ強く膣が締まると、僕は全身がびくんと脈打った!

 「あがっ!」

 びゅくうっ!

 大量の精液が、マジカルガールの中に吐き出されていった! モルモットルームでのオナニーなど比べものにならない強烈な快感が、5分も6分も続く! その間中、少女はゆったりと腰を前後させて、最後の一滴まで絞り出すように膣を優しく締め続けてくれていた。

 この、脳を焼き切らんばかりの快感の波が、僕の思考を停止させる。そこへ、メインコンピュータの意志が流れ込んでくるのが分かる。

 「あははっ☆ ほらね? 魔法攻撃と一緒にやると、パパもお兄ちゃんももう、我慢できなくなっちゃうんだから。どお? お兄ちゃん、気持ちよかった?」魔法少女の不敵な笑みが僕を覆う。愛情は魔法であり、見せかけだったんだ。

 このまま僕は、モンスターに改造され、永遠に快楽だけを求めて、研究所内を彷徨うことになるんだ。

 理性が……記憶が……だんだん薄れていく。絶頂前の多幸感が続き、快感の虜となってしまったのだった。



###こうしてまた一人、クローンが犠牲になった###


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