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12.ロボット

 


 レベルを上げ精力を高めながら、僕の冒険は続く。

 攻撃力は低く、防御力も上がらない中で、レベルアップによって精力だけが高まる。しかしそれによって、戦闘はずいぶん楽になっている。

 幸いテクニックは身についた状態で冒険ができている。どんなにこの研究所の女たちに気持ちよくされて、手でしごかれて舌で舐められ、胸や脚で挟まれ、オンナに飲み込まれても、射精する前に辛うじて勝利することができた。

 そしてモルモットルームに戻り、その戦闘でのめくるめく快楽の応酬を思い出しながら、軽くペニスを揉んだりしごいたり、あるいは亀頭先端の皮をつまんで指先で揉むだけで、簡単に射精することができた。

 それだけ、1回1回の戦闘で相当に精力を消費し、女体に慣れない身体のまま、すんでのところで射精させられるところを、辛うじて助かってきたということだ。

 気を抜いてセックスに没頭すれば、あっさり彼女たちの肉体で射精してしまう、14歳というのはそれほど多感で射精しやすい肉体なのだ。

 もちろん戦闘中にそのような事態に陥ることはなく、気を張って闘っているので、うっかりでも出してしまうことがない。そこまでこらえきっているうちに、快感の虜となっている女たちは、ほぼ自滅に近い形で絶頂を迎えてしまうのだ。

 そうして生き延びた僕は、モルモットルームに戻って、気を抜いた状態でオナニーすれば、すぐに出してしまえる。それだけ彼女たちとのセックスは気持ちが良いものだったのだ。

 ここから先も、このような危ない橋を渡り続けることになるだろう。そういうふうにしなければ、先に進めないほど弱い体なんだ。

 とはいっても、このやり方はなかなか有効なようで、僕はかなり下の階の方まで進むことができている。勝ってレベルが上がれば、また精力値があがり、さらに先まで進むことができるようになる。

 だから何度倒れても、僕たちクローンは諦めることなく、今日も明日も誕生しては下へ下へと突き進み続けるのである。



ロボット1



 ほとんど人間の女性と変わらないが、こいつが人間でないことはわかった。鎧のように見える部分は実際には鎧ではなく、メカの一部として彼女の肉体に張り付いている。どうやら乳房の攻撃力を高める装置のようだ。

 ゴーグルと、おそらくメインコンピューターからの指令が入るであろうマイクつきヘッドホン。その風貌からは彼女の表情はわからない。

 その動きはあまりにもきめ細かく、人間とほとんど変わらない。

 しかし、決してサイボーグなどではなく、完全な人工物、ロボットであることがわかった。

 その肌は人間の女性と変わらないみずみずしいやわらかい構造をしており、やわらかい髪も作り物ととても思えない精巧な出来栄えだ。

 彼女はセックスのためだけに開発され、男を射精させるためだけのプログラムを身に受けている。そんな搾精ロボか研究所内を徘徊し、男を見つければ自動的に性交プログラムが発動するようになっている。



ロボット2



 そのプログラムは、生きている男性を見つけたときに発動する。手や舌や胸や脚を駆使したテクニックもプログラムされているものの、たいていはいきなり挿入するようになっている。

 生きている男性でありさえすれば機械的にプログラムが発動するため、相手が僕のような子供であっても容赦はしない。

 ロボットは僕を見つけるなり、「男性発見、直ちにこれを処置します」とのみ告げ、ご覧の通りの即ハメ状態だ。

 彼女はあらゆるペニスの形状に対応できるようになっている。男性が勃起していようかいるまいが、小さかろうが大きかろうが、若かろうが老いていようが、全くお構いなしだ。

 ロボットの膣には掃除機に近い吸引装置がついており、陰部をペニスにあてがうだけで、自動的に内部に吸い込まれるようになっている。根元まで吸い込んでから、女性の膣と同じようにぎゅっと締まり、セックスが始まるのだ。

 だから、勃ってもいない男性器を飲み込んだり、僕のような包茎を一瞬で包み込むこともできる。

 挿入が果たされた次の瞬間から、ほとんどの男性にとっては快感天国が始まる。それは僕にとって快楽地獄以外の何物でもなかった。

 センサーによって弾き出されたペニスの性感神経が計算され、それが密集している場所、すなわち感じやすいところに人工のヒダが即座に密集する。

 そして、激しい蠕動とバイブ振動が始まるのだ。相手の男性に合わせた膣の形状になるため、誰にとってもロボットは名器になる。そこへ怒濤の振動と、人工物とは思えない柔らかすぎる膣内部、密集したヒダが自動で動き回る快感攻撃が始まる。

 揉みしだくようにうねる内部が、さらに小刻みに上下し、リズミカルでランダムな動きによってペニスを翻弄するのだ。



ロボット3



 さらに彼女は、僕の上半身を抱き起こし、ゴーグルごしにじっと見つめながら、可愛らしいあえぎ声を出して、自ら腰を振ってくる!

 ただでさえオンナそのものがペニスをしごく動きを取っているのに、彼女の腰が小刻みに激しく上下前後左右するので、変幻自在なしごく動きにバリエーションが生まれ、快楽が倍増してしまう。

 全部作り物なんだ!

 そのかわいいアニメ声も、腰の動きも、肌のみずみずしい吸い付くもっちり感触も、自動で動き回る乳房とその柔らかさも、オンナそのものも!

 分かっているのに、僕は腰のとろけそうな感覚に脱力し、お尻の奥まで振動が伝わってくる強烈な心地よさに、身もだえするしかなかった。

 一説によると、こうしたロボットは、初めのうちは商業用に開発され、男性の性的な慰み者としてじわじわ普及したそうである。しかし、高価であること、商業では技術的に限界があることなどから、これほどまでに精巧なものは作られなかったらしい。

 軍事利用されるようになったとたんに、ロボットの精巧さは一気に高まった。

 本物に近い肌の形状、いや……そのみずみずしくしなやかな肌触りは、もはや本物の若娘を遥かに超えてしまっている。テクニックのプログラムも、自動的に作成する指令に忠実なことも、壊れにくいことも、軍事利用されて以来である。

 強化乳房も、どんな男もすぐ射精させるオンナも、国家予算を膨大に費やして量産されるようになってからのものである。

 これによって、戦場に大量投入された淫乱ロボットは、男たちを懐柔し、その精を極限まで抜き取り続けて戦意喪失させた。さらに彼らは、故郷に帰ってもそれ以上子作りすることができなくなり、敵の民族を絶えさせることまでできた。

 だが、精巧に作られすぎたために、ロボットは戦地のみならず敵の街にまで投入され、男という男を食い物にしたようだ。年端も行かぬ小学生であっても、容赦なくロボットたちは集団で犯した。

 大量に生産されたロボットたちは、自動的に男性を襲うようになっていて、その星の人類は子孫を残すことができなくなったそうである。

 何せ、やっと生まれた数少ない男児が成長すると、すぐさま大量のロボットたちが押し寄せてきて、一生腎虚にし続けてしまったのだから。回復してもロボットたちに絞られ続けて、少年は大人になる前に完全に性的に不能になってしまうのである。

 それほど恐ろしい搾精ロボが、大宇宙からこの研究所に呼び出され、量産され、快楽装置として研究所内の男性を襲い続ける。勃起さえしていない男性でも襲い、挿入したとたんに怒濤のバイブ蠕動に腰振りを加えて、あっというまに射精させる。それでも許さずに気絶しても絞り続ける。

 性的に疲れ果てても、口や膣から放出される催淫ガスで無理矢理回春させてさらに搾り取る。



ロボット4



 そんな恐ろしいロボットが僕を捕まえ、襲いかかって、極上のオンナに晒し続けている。14歳包茎ペニスにもきちんと名器の照準が合うよう、その形状が変化した上で、内部では勝手に動くヒダが先端と、内部の亀頭を刺激し、全体が前立腺にまで届くようにバイブし、揉みしだくように蠕動しながら勝手に上下し続ける。

 絶妙な腰使いで小刻みに震えるロボットの腰は、男性が射精するにはどうしたらよいかを熟知した科学力の粋を集め、存分に発揮した結果、完成した動きである。

 勝手に動く乳房は、とても柔らかで心地よく、僕の上半身を滑り回っている。鎧のような形状のメカは、すでにペリペリと吸い付くような質感を具えながら、小刻みに振動して僕の乳首をくすぐったく責め苛む。

 たっぷりあったはずの精力が、残り少なくなっている。

 このままでは、耐えきれずにイッてしまう。なんとかしなければ。かろうじてでもコイツに勝って、モルモットルームに戻るんだ。

 甘い囁きと淫靡なあえぎ声は、自動でプログラムされた音声にすぎない。それなのに、その声が脳天をくすぐり、じんと甘い痺れを誘う。体の力が抜け、快感に敏感になってしまう。

「ああ~……いい気持ちっ……出ちゃう!」僕は全身をブルルッと震わせた。イク直前の多幸感に包み込まれ、何も考えられなくなる。

 殺人的なロボットにとって、多少精力が高い14歳のペニスなど、まったく敵ではなかったんだ。すでに彼女たちは、町中で恐怖し逃げ惑う少年たちを捕まえては、その最高科学の膣で精を奪い取り、枯渇したペニスを無理にでもイかせ続けて、失神してもお構いなしに快楽一辺倒に晒し続けてきたのだ。

 ロボットの毒牙に掛かったが最後、どんなに懇願しても暴れても容赦なく搾精する。特殊な薬剤を吸引させられて、射精しすぎの痛みも疲れもなくなってしまうので、まさに不能になるまで絞られ続けることになるのだ。

 枯渇したペニスをも搾精する実力者にとって、精力が無駄に高いだけの中学生など、簡単に射精させられるザコでしかなかった。

「んああ!」びゅる! びくびくびく! どばどばどば!

 大量の精子が、受胎することのない機械に吸い上げられていく。それでもロボットは動きを止めず、さらに気持ちよくさせようと腰をグラインドさせてくる!

 脈打ちは数分経っても止まりはしない。玉袋の精液が空っぽになっても、体の芯まで届くような高周波のバイブが勢いを増し、絶対に律動を止めないように調節してくれているのだ。

 その間に甘美な電波が脳に届き、ニューロンの動きを支配し始める。

 僕の体は女体化していき、その精神は快感一辺倒に染め上げられていく。

 もう……気持ちいいことしか……かんがえられない……

 絶頂し続けながら、僕の理性は確実に、闇の彼方へと消え去っていくのだった。



###こうしてまた一人、クローンが犠牲になった###


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