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04.好き者の姉

 


 何度か最終ステージを攻略し、しょっちゅう敗北してしまう。ゲームバランスの問題もあるのだろう、この女子高生ステージだけ、やたらに敵が強いんだ。

 いや、それも意図してのことだろう。敵女たちは、陽子に取って代わって、自分が彼女になろうと、全身を駆使して俺を誘惑し、オンナの締まる快感で心を奪おうとしてくるのだ。

 それに負けてしまえば、俺は少女たちに寝取られる形となる。自動的に、陽子と別れてしまうのである。きっと陽子も、リアルタイムで同じ夢を、この不思議な夢を見ているはずなのだから。

 そうして、一番陽子に取って代わりそうな相手と言えば、やはり同世代、つまり高校生の敵たちということになるわけである。

 そのために、この最終ステージだけは、どうしても苦戦を強いられてしまうのだ。





 おっと、こいつは好き者の姉だ。

 よく、好き者の妹とセットで出てくる敵である。セットになったら、一度に2人を相手にするので、まず勝てなくなる。

 が、今は好き者の姉1人だけのようだ。

 この姉妹、妹の方が大柄なのが特徴なんだよな。姉の方はこじんまりとしていて、こっちの方が年下のようにさえ思えてくる。小ぶりな胸、幼さを残す胴回り、低い背丈。

 しかし、間違いなく、こっちの方が姉であり、そして、俺よりも一個上の先輩なのである。小柄な体だけに、オンナはキツく狭い。出るところが出ていてその肉厚で誘惑してくる妹とは、一線を画する戦法をとる。





 正座した俺の上にのしかかり、座位でハメ込んでくる姉。

 いきなり強烈な締まりがペニスに襲いかかる。

 負けてたまるものか。俺は好き者の姉の背中に抱きつき、弱点を探り当てながら、愛撫攻撃で反撃し始めた。

 小柄で幼い顔立ちの敵ではあるが、やはり先輩だけあって、経験も豊かだ。いきなりお姉さんぽい仕草が加わるので、童顔とのギャップが俺の心をかき立てる。

 耳に息を吹きかけながら、小柄な姉は全身でズリズリ上下し、ペニスを小刻みにしごきながら、ターンごとに強くペニスを締め付ける!

 その目線はまさに、年下の男子を蹂躙する年長者の余裕を感じさせる。





 小ぶりではあるが、やや突き出ている乳房と、お腹周りに着いた肉質が、ぐにゅぐにゅ潰れながら俺の上半身を這い回っている。

 太っているというより、幼い体つきを残しているのだ。そのみずみずしい弾力は、俺の肌に吸い付きながら、ぺりぺりと名残惜しそうに離れていく。

 好き者の姉も、高い精力を誇っている。回復してもすぐに追い詰めてくる強敵だ。彼女の魅力に負けないよう、しっかり戦わねば。

 いとけない雰囲気を残すツインテールながら、その表情はまさにおねえちゃんそのものだ。こうして、幼さ、かわいさ、美人、大人っぽさと、相反する要素を一度に演出することで、俺の心を奪おうと、ちいさな全身をズリズリさせ続けるのである。

 まさに、この上半身をペニスに見立てて全身コキをしているような状態だ。





「うあ……先輩っ!!」

 強烈な締まりがペニスを襲う。3年生の貫禄が、俺の理性を押しつぶしてくる。

「いいよ……このまま気持ちよくなって……精子ちょうだい?」
好き者の姉は、さらに全身ズリズリの、密着座位の速度を速めた。ペニスもスピーディかつリズミカルにしごかれ続ける。俺の精力はぐんぐん目減りしていった。

 こんなかわいらしく、それでいてセクシーな魅力も兼ね備えた好き者の姉は、陽子に取って代わってもおかしくない、ゾッとする魅力をたたえているのだった。

 でもだめだっ!

 ここでイッてしまったら、陽子と別れさせられる。そうして、きっと毎晩の夢の中で、好き者の姉と交わり、この娘と夜のつきあいをしながら、一生を果てていくことになってしまうのだ。

 コンティニューをすれば、”別の俺”が再戦を挑むことも可能だが、いま戦っている俺自身は、夢から覚め、陽子と別れる羽目に陥るのだ。

 安易に敗北なんてできない。





 だが、そんな心の奮闘も、好き者の姉は女体の快楽で、あっさりと打ち崩してくるのだ。

 ぷにぷにしたハリのある若娘の体が、さらに強く俺に密着し、上下運動のスピードも速めてくる。若いだけあって、運動能力も高く、それだけのスピードで上下し続けても、一向に体力が衰えを見せる気配さえもない。

「さあ……私のおま○こで出しなさいよ。いっぱい、受け止めてあげるね?」
「うああ! 先輩! だめっ……これ以上はっ!!」

 俺は必死で抵抗するが、好き者の姉は、元々狭いオンナをさらに萎め、ペニスを根元から絞り上げるようにズニュズニュしてくる!





「あああっ! 陽子!」
「あんな女のことは忘れて。ね、私、イイでしょう? 体が小さいから、いっぱい締まるでしょう? 陽子なんて、私の中で忘れさせてあげるね?」

 どんなに操を立てても、それを甘い快楽で籠絡し、とろけさせてくる好き者の姉の攻撃に、俺はついに精力の限界を迎えた。

 びゅるるっ! びゅるるっ! びゅぐるるる!

 大量の精が、好き者の姉に搾り取られてしまった。こんな魅力的な先輩なら、夢の中でつきあってもいい……そんな油断が、心の隙が、好き者の姉に絞り取られた敗因である。

「ふふふっ、かわいい……これからも、夜ごとに甘えさせてあげるね。」
「あふ……」

 出し尽くした余韻で、頭の中が空っぽになる。何も考えられなかった。

 目の前が白くなる。夢の世界から覚めていくのだ。こうして毎晩、好き者の姉にかわいがられ、夢精し続けることになる。……それも、悪くは、ないかな……



###ゲームオーバー###


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