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03.抜けられない甘い罠

 






 僕ひとりに対する婬虐は、まだまだ終わることなく続けられる。

 今度は、挿入攻撃ではなかった。

 ペニスはクラスメイト2人のオンナ表面に挟まれ、肉付きの良い、スベスベしたぷにっぷにのワレメのあいだに、2人がかりでじかに包まれている。下のスポーツ少女は、床に足をつけつつも、若い筋力を駆使して腰を持ち上げ、下からペニスをしっかり支えつつ、上からの少女の腰とオンナを十分に受け止め、固定している。

 上の娘のオンナ表面も、しっかりとペニスを包み込み、上下からぎゅうっとペニスを締め上げて、適度な体重をかけて固定する。そうやって2人で、やわらかで心地よい圧迫に晒してきた。

 挿入してはいないものの、ペニスは女の子たちのやわらかな性器のサンドイッチによって、挿入さながらの快楽に包み込まれてしまう。

 そしてクラスメイトたちは抱き合いながら、自分のオンナにペニスがこすれ、感じやすい突起を摩擦することによる快感刺激を、今か今かと待ち構えているのだった。

 僕が腰を前後させると、2人が同時に歓喜の声を上げ、悦びの快楽にブルルッと震える。少女たちは、2人でペニスを包み込む快楽を、心の底から愉しんでいた。

 これをさらにサポートするのは、先ほど現れた、1コ年下の、中学1年の後輩だ。

 彼女は、僕のお尻の上に自分の臀部を乗せるようにして押しつけ、これも若い力で中腰(半ば空椅子)を維持しながら、しかし疲れないように、きちんと体重を僕のお尻にのしかけるようにして、グリグリしてくる。その分だけ、強く僕の腰が、前方の少女たちめがけて押し出される格好になる。

 13歳とはとても思えない……いや、イマドキの1年生のお尻は、こんなにもやわらかで心地よく、しっかり膨らんで熟しているものなのだろうか。むにっと圧迫する彼女のお尻は、僕のお尻にしっかり重なり、ぎゅうぎゅうと押してくる弾力は、ぷよんぷよんと跳ね返すような動きで、女の子特有の成長した肉付きを、これでもかと僕のお尻に押しつけてくるのだ。

 スパッツ越しとはいえ、後輩はその下に何も穿いていないようで、パンティの生地の感触がない。つまり、スパッツの下はなまのお尻そのものなのだ。やわらかな生地一枚を隔てながらも、後輩のお尻のやわらかさは十二分に伝わってくる。







「へへー☆ センパイ、あたしのお尻、どうですかぁ?」

 メガネをかけた少女は、自慢のヒップでぎゅうぎゅうと僕のお尻を圧迫する。臀部同士が重なり合い、まさに”おしりあい”の体勢で、男女の臀部の心地よさの違いを、とことんまで思い知らせてくる。

 後輩は、若い運動能力でぐいっぐいっと身体を前後させ、弾力の強いお尻の力で、ぎゅみっぎゅみっと僕のお尻を強く押しつけたり弱く押しつけたりをくり返す。その勢いで、僕の腰は勝手に大きく前後してしまい、ペニスは、サンドイッチしているクラスメイトのオンナ表面を、強く激しくこすりあげていくのだった。

「うあぁん! もっとぉ!」
「いっぱい!! いっぱいこすって! もっとズリズリこすって!」

 クラスメイト2人は、男子のいやらしい部位が自分のオンナ表面をズリズリと強くこすれ続ける快楽で、悦びの息を荒げ続けた。少女たちはギュッと強く抱き合ってその力を強め、股間に与えられる気持ちよさに没頭してしまっている。

 それは、自分で豆を摩擦する刺激とも、女の子同士で性器をこすり合わせる刺激とも、ひと味違っていた。まさに肉でできた棒が、ちょうど良くオンナのスジのところにしっかり挟まり、食い込み、女性器の敏感な部分をこすれていく、彼女たちにとっても今までにない刺激だったのだ。

「うぁぅあ!」

 びゅるる! ぴゅるる! びゅるる!

 ペニスが激しく律動する。精は魔族に奪われるが、確かに射精の快感が、僕の全身を突き抜けていった。

 ツルツルのオンナに上下サンドイッチされ、背後から後輩にヒップで押されて腰を振らされ、快楽の調節などいっさい許されない。無理にでも腰を前後させられて、クラスメイトたちを悦ばせるためだけの道具として、ペニスは圧迫・締め上げを喰らいながら、しっかりと強くしごき上げられ続けてしまっていた。快感に強くない中2男子に、この刺激はそうそう耐えきれるものではない。ましてやここは異世界なんだ。

 だが、イッているのに、ペニスの律動が続いているのに、少女たちの動きはまったく変わらない。ズリズリとしごかれ続け、後ろからは後輩のお尻がどんどん押し寄せ、激しい腰振りを強要され続けている。







 クラスメイトたちは、上半身を女の子同士でこすり合わせ、中学生らしく膨らんだ乳房を、お互いにねぶり立てるようにスリスリとこすっていく。女の子のオッパイが、同い年のクラスメイトの乳房によってこすられ、刺激されている。少女たちは、その倒錯した快感に加えて、律動しながらもこすりつけられ続ける僕のペニスによる刺激が強く加わって、気持ちよさも倍増していく。

 彼女たちはイクことに対して、まったく貪欲であった。ここではガマンをする必要もないし、性的な行為がなんらタブーも羞恥も嫌悪も呼び起こさない世界なんだ。

 年齢制限もなければ、妊娠の心配も社会的な制約もない。ただセックスの快楽をとことん許され、推奨され、増幅されている世界。そこに登場する娘たちは、自分の性欲を満たすために、たったひとりの異性を求める。それが僕である。

 僕からの刺激をただひたすら愉しみ、絶頂することに躊躇せず、同時にペニスをいかにたくさんイかせ続けるかばかりを考えている。僕の精を奪い続けることをとおして、少女たちは何ひとつガードすることなく、現実とはまったく逆に、性に奔放になり、やりたいように快楽をむさぼることで、ペニスへの攻撃を休まず続けることになるんだ。その堕落した天国こそ、まさに魔界の魔界ゆえんそのままなのである。

 ひとりの乳房が、もうひとりのオッパイによって揉みしだかれる。自分の乳首が、もうひとりの乳首によってねぶられ、こねくり回されている。彼女たちは抱き合いながら、上半身を押しつけこすり合いながら、女の子同士で頬ずりをし続け、上半身の快感に夢中になっている。それができるのも、下半身はすでにペニスによってひっきりなしにズリズリ刺激されているからである。あとは自分がイクまで、これを続ければよいのである。







 もちろん彼女たちは、ペニスへの刺激を休めることを忘れない。少女たちはぎゅうううっと上下からペニスを強く挟み込んだまま、絶対に緩めようとしない。上からはピンクの髪の娘がしきりに腰を落として、上からペニスをオンナのワレメで圧迫するし、下からは、体育会系のクラスメイトが腰を強く持ち上げて両脚で支えながら、やはりオンナ表面のあいだにペニスを挟み込み、上の子と一緒にサンドイッチして、強く持ち上げてペニスを締め付ける!

 そして、後ろの後輩がしっかりサポートし、唯一背徳感を感じている僕の腰を、しつこく執拗にぎゅうぎゅうお尻で圧迫前後させ、無理にでも僕の腰を前後させ続けてくる。ヒップのやわらかさに押し返されながら、僕はクラスメイトのオンナ表面のやわらかでツルツルした感触にほだされ、2回3回と精液を奪われていく。

 それでも、けっして僕はこの体勢から脱出できないのである。ふたりのクラスメイトが絶頂の快楽を味わうまで、こっちがいくらイッたところでお構いなしに、腰は振らされ続ける。

 絶頂の快感は男根にも影響を及ぼし、何倍にも膨れ上がり律動も早まっていて、しかも数秒どころか何分でも、刺激しだいでイキ続けてしまうペニスに改造されている。脈打ちが終わっても、疲れることも弱ることも萎えることもない。吐き出される精液そのものは魔界へと瞬時に消え去っていく。

 体内で急ピッチに高められる性欲は、またすぐにでも、女の子たちのサンドイッチ攻撃によって、射精させられるまで短時間で追い詰められてしまう。







「うあああん!」

 女の子たちは、ほとんど同時に絶頂の快楽を迎え始めた。がんばってペニスを上から下から挟み込み、ぎゅうっと圧迫し続けて、ズリズリ前後するペニスを締め付けながら、中学生の柔肌で吸いつくようにしごかせた功績で、彼女たちは僕を何度も何度も絶頂させ、魔族に精を提供させることができた。

 そして、自分たちもひたすら性的な行為に没頭し、ペニスの刺激と、女の子同士の抱き合う快感によって、どんどん高められていって、ついにはアクメの天国の領域へと入り込むことができたのである。

 それが始まったら、少女たちは我を忘れて、ぶるぶるるっと震えながら、イクぞわぞわした強い快楽に、第二次性徴期の若い肉体が絶頂にほとばしり、その精神はもはや、何もかもを忘れ尽くしてイク快感だけで一杯になってしまうほどであった。自慰行為では決して得ることのできない、魔性の快楽は、女体をも狂わせるのである。

 それが分かっているからこそ、性的に何もかもが許されたこの世界で、女の子たちはあけっぴろげになり、男子は僕しかいないのでターゲットは絞りやすく、なにもとまどうこともなく、いっさい心配する必要もナシに、僕のペニスをむさぼることができたのだった。

 そして、僕の方は後輩のお尻に押されながら、クラスメイトたちがイクまで、この体勢のまま腰をひたすら振らされ、女子中学生の、男子とはまったく異なる肉質と肌触り、感触の良さを堪能させられながら、やはり自慰行為では決して味わえない快感を、何度も何度もペニスに味わわされ続けるのであった。

 クラスメイトたちが消えていっても、後ろでおしりあいをしていた後輩は消えない。こんどは、このスパッツ娘が、容赦なくペニスを快楽に晒す番である。少女たちの快楽は終わりを告げても、デーモンの息子である僕の快感に終わりはない。







 僕は立たされ、萎えることのないペニスに、ふたたび女体の快楽を押しつけられる。

 今度は、1コ年下の少女が相手だった。後輩は、スパッツのほかに何も身につけておらず、まだ13歳、乳房もちょっとしか膨らんでいない、若すぎる女の子だった。

 だが、クラスの中でも背の高い方である彼女は、年下であるにもかかわらず、向き合って立つと、なぜか彼女の方が背が高いのだった。そのことは、立ったままでも、背の高さの違いを気にする心配なく、そのままエッチができるということを意味していた。

 後輩はあえてスパッツを脱ぐことなく、むしろ裸の上に薄い生地のスパッツをぴったり履いたままの格好で、ペニスを気持ちよくする作戦に出た。

 彼女は年下なのに、しっかりとペニスを自分の内股に挟み込むことができるくらいに、思った以上に大きかった。それは、女の子の方が成長が早いのに加えて、中1とは思えないくらいにその肢体が性的にも発達し始めていることを意味していた。

 上半身は「これから」という感じを拭い去れないものの、すでに吸いつくような女の子特有のもっちもちした肌触りは身につけている。この感触は、きっともう、この子が10歳くらいの時にはすでに、十分に身につけていた肌触りなのだろう。それが中1になって、さらにもっともっと心地よい肌触りへと「性的に成長」したんだ。背の高さだって、きっともっと幼い頃から、背は伸び続けていたのだろう。そこに、思春期特有の丸みを帯びた女性的な成長が加わり始めているといったところだ。

 とりわけ、その下半身は、中学生全般にいえることだが、上半身よりも先に、女らしく成長してくれる。13にもなれば、顔はまだまだコドモのまま、上半身は半分成長途上という感じだが、お腹から下は、すでに完膚なきまでに、おんなであった。

 性器の発達、ふとももの膨らみ、そして、さっきまで僕のお尻を苛んでいた臀部の成熟も、十分精を搾り取れるだけの発達を遂げているのである。







 そのジマンの下腹部が、ペニスに容赦なく襲いかかる。むっちむちした下腹部は、1年生とは思えないほど成熟している。彼女はそのことを自分でよく分かっており、さっきはその膨らんだお尻で、僕の臀部をこれでもかと圧迫して、女の子特有の膨らみをすでに具えていることを思い知らせてきたのだった。

 しかし、彼女の武器はもちろん、お尻だけではない。そのことを、これからたっぷりと知らしめようとしていた。

 背の高い後輩は、立ったまま、ペニスを内股に挟み込んでいる。ペニスは、彼女のむっちりした内股のやわらかさと、ツルツルのオンナ表面のあいだに包み込まれ、ぎゅみっと圧迫されている。

 スパッツ越しであるにもかかわらず、女性的なやわらかさは十分に伝わってくるし、何より、パンティを穿いていないので、オンナのスジの形状もしっかりペニスに伝わってくるし、突起も分かるくらいに生地が薄いので、つるつるしたスパッツは、武器にはなっても決して邪魔にはならないのである。

 少女の自慢のふとももは、まだ13という細身でありながら、腰回りは女らしく発達しているので、その弾力はもう、ペニスを心地よい刺激に晒すに十分な攻撃力を持っている。そして、スパッツごしにオンナの形状を感じさせながら、ずりゅっずりゅっと腰を前後させることによって、ペニスをスパッツスマタでしごき立ててくるのだった。

 僕は思わず、後輩のお尻を両手で揉んでしまう。そのくらいに彼女のお尻は女らしく膨らんでいて魅力的だった。指がどこまでもめり込んでしまいそうなくらい、後輩とはいえ女の子である眼鏡少女の臀部は、あまりにやわらかで心地よかった。

 つるんとしたスパッツが前後するたびに、ペニスは新鮮な快感に包まれ、高め続けられている。僕はお尻を揉みしだきながら、じかにオンナ表面や内股でしごかれるのとはまた違う、スパッツという新しい武器の快楽に我を忘れてしまっていた。







 びくん!!!!! びゅくくっ!!!

 ペニスが激しく律動するが、僕はくぐもった声しか出すことができない。なぜなら、後輩がしっかりと僕の首を抱き寄せ、やわらかでフニッとした唇で、僕の口を覆うように激しいキスを交わしていたからだ。少女のいやらしい舌は、すでに僕の口腔内に容赦なく侵入し、僕の歯の奥にあるベロに達して、引っ込み思案な口腔内をやわらかな舌がぐにゅぐにゅとかき回している。

 それでももちろん、後輩は腰を前後してくるのをやめようとはしない。イキ続けるペニスに対しても、スパッツ越しに下腹部の膨らんだ肉付きをズッシュズッシュとこすりつけ、ペニス扱きの天国をやめてくれようとはしなかった。

 年下の後輩なのに、上からキスされ続けるという倒錯に酔いしれながら、僕は少女と抱き合い、そのお尻から手を離せずに、ますます強く揉みしだいてしまう。僕の性欲も止まらず、後輩の臀部の感触、プニプニした生地のスパッツの感触を忘れられないで、手を離せなくなってしまっているのだった。

「くすくす……」

 誰かの笑い声が、奥の方から聞こえてくる。足音も。しかし、今の僕は、この後輩に夢中になっていて、ほとんど、そうした物音や声に気を逸らすことができないでいた。







 後輩は左右の足をスリスリさせながら、しきりにペニスをイかせ続ける。激しいキスで僕は口を離せないまま、ペニスはスパッツの中でやわらかくこすり上げられ続けていた。

 この娘をイかせてしまえば、この体勢からはひとまず解放される。そんな思いがどこかにあった。しかし、それ以上に、自分自身がもっと射精したい、気持ちよくなりたいという思いの方が、正直強かったのだ。解放されるから、というのは表向きでしかない。

 僕は自分から腰を前後させ、少女のお尻を揉みながら、ペニスで彼女のオンナ表面をこすり続け、快感を与えた。

 僕の口の中を動き回り、舌を絡めてくる後輩の息づかいが、じわりと荒くなっていくのが分かる。

 お尻を揉む攻撃も、後輩を感じさせているようである。ペニスがオンナのスジを積極的にこすれていくので、後輩も性欲の赴くままに、自分の絶頂を待っている様子だ。

 だがそれ以上に、当然こちらの快感の方がはるかに強い。自分から腰を前後させ、少女が左右の足を交互にスリスリしてペニスをしごくので、結局矢継ぎ早にペニスは律動の瞬間を迎えてしまう。それでも、彼女がイクまでは、このスパッツごしのやわらか攻撃を受け続け、こちらからも絶頂を求めて腰を振り、お尻を揉んでその弾力を確かめ続けるしかないのだ。

 本当はこの後輩はおねえさんなんじゃないか。そんなことさえ感じさせる。背の高い後輩は、それだけの性的な魅力を十分にたたえていた。

 そして、未発達な部分が多分に残っているとはいえ、密着している上半身からは、少女のぬくもりと、もっちり吸いつく感触がしっかりと感じられた。身体がずれるごとに、ぺりっぺりっと女の子の肌が引っ付くように吸いついてから、名残惜しそうに離れていく。そういうみずみずしすぎる肌触りは、やはり異性ならではの快楽なのであった。

 僕はこの後輩のスパッツスマタに夢中になっている。背後から……さらに新しい影が忍び寄っていることに、まだ気づく余裕がなかったんだ。







「ふふふっ……みぃつけた♥」

 僕はようやく、スパッツ娘との快楽の没頭から我に返り、周囲に起こった”異変”に気づき始めた。その異変とはまさしく、複数の声と足音であった。すでに耳には届いていたが、ほとんど気にかけることができないくらい、スパッツ後輩の内股のやわらかさにほだされていたのだ。

 快楽はまだ続いていて、何度も絶頂し続けてはいるけれども、少女の方もどんどん高まっていって、そろそろフィニッシュかもしれない、という息づかいになってきている。それがかえって僕を、ほんのわずかだが落ち着かせることができた。

 しかしその代わりに、この異変に、いち早く気づかされる結果となってしまったのである。

 異変の正体は、3人の女子中学生たちであった。

 彼女たちにも見覚えがある。帰りのときに部活などでよく見かける人や、2年生の僕たちのあいだでも有名な人だ。彼女たちは全員、3年生だった。つまり、一個上の先輩たちということになる。彼女たちは別の階から、僕の存在を嗅ぎつけて、この教室までやってきたのだった。このスパッツ娘と同じ行動である。

 3人のうち、真ん中を占めているセンパイは、水泳部のマドンナと呼ばれている、水泳部の中でもとびきりの美人で有名な人で、2年生の僕たちのあいだでも「あの先輩かわいいよな」と話題が持ちきりの女の子だった。

 その左隣で、体操服にブルマの娘は、ふだんは部活に精を出す清楚な美少女であり、陸上部の選手を務めるほどの、しっかり者のお姉さんとして有名であり、僕も帰りがけに何度も、彼女が走り込んでいる姿を見かけたことがある。

 そして右隣で、体操服をさえ脱ぎ捨て、ブラジャーを丸出しにしているのは、陸上部レギュラー先輩の友人だ。彼女は陸上部員ではないけれども、体育は得意らしい。

 そんな3人が、自信を持って僕に近づいてきていた。この異世界では、まずは僕の知っている人から先に現れる構造になっている。同い年、年下と、それぞれの性的な魅力を堪能させたあとは、年上の中学生の女体を存分に味わわせ、さらに精を奪おうと、あの手この手を駆使していることがよく分かった。







 スポーツ少女たちは、僕たちと少しばかり距離を取りながら、自分の肉体のいやらしい部分をしっかり見せつけ、僕がそれに気づいてくれるのを待っていたみたいである。

 片足を上げ、悩ましく内股を拡げるブラジャー+ブルマの女の子は、その肌の露出度を武器に、僕を悩殺してくる。髪をかき上げる片腕から、ツルツルの脇の下がしっかり露出されている。

 胸は控えめながら、黄色く輝くブラの効果で、上半身の女性らしさを存分に醸し出している。ブルマとブラジャーだけという露出度の高さによって、同級生よりもさらに成熟した女体のいやらしい肌が、どこもかしこも丸見えで、目のやり場に困るくらいだ。

 そして、中3らしく、オッパイがしっかり膨らんだマドンナは、あえてスク水姿で登場し、ふだんの水着こそが自分の性的魅力を見せつけるための武器であることを、僕に教えていた。3人の中でも乳房の発達がダントツで、それをあえて水着で包み込んでいる。その水着がぴったりオッパイ周辺に吸いついているので、その胸の形から乳首の突起まで、水着越しにくっきりと浮かび上がっている。

 当然、彼女たちの生足は、2年生と同様、あるいはそれ以上に、女性らしい膨らみを具えている。自慢の美貌と、先輩らしく膨らんだ乳房を武器に、彼女たちは僕を悩殺し続ける。







 陸上部の先輩は、体操服を脱がない代わりに、どこから手に入れたのか、おへそが丸出しになるような仕様の体操服+ブルマ姿である。サイズはかなり小さく作られているけれども、肩幅や袖部分は、彼女の身体にちょうど良くあつらえられている。にもかかわらず、丈だけが異様に短く、お腹部分が完全に露出されてしまっているのである。

 正規の体操服では、こんな仕様になることはまずない。

 つまり、先輩はわざと、おへそを露出させて、その肌を僕ひとりめがけて見せつけてきているのである。

 しかも彼女は、スポーツで鍛えた肉体を武器に、片足を振り上げ、両手で支えながら、若さと体力をアピールしている。体操服に隠されてはいるが、乳房の膨らみもなかなかのものである。

 ブルマ少女たちは脚を大きく拡げているために、その奥に隠されたオンナのタテスジがくっきりと浮かび上がってしまっている。また、脚を拡げているために、股部分を覆うブルマ生地はさらに守備範囲を狭め、オンナのスジの外側の部分や、ふとももの付け根など、きわどい部分がはっきりと露出されてしまっていた。

 スク水の先輩は、内股になっているけれども、ちゃんとスジの浮き上がらせ方は心得ているようで、脚の閉じ方を工夫することによって、スク水の奥の性器のスジは、やはりハッキリ浮かび上がっている。どうやら先輩は、水着の下は全裸のようであった。

 先輩たちは、スパッツ娘と快楽を共にしている僕たちに、エッチなポーズを保ちながら、じりじりと近づいてきている。僕は目の前の後輩の内股およびオンナ表面の感触に酔いしれながら、だんだん近づく先輩たちのあられもない肌の群に、だんだん視線を奪われていくのであった。







「んはあ! あぁあン!!」

 ペニスがしきりにこすれる感触に感極まり、後輩はスパッツ越しの快感にもかかわらず、オンナ表面に加えられる執拗な摩擦に悦んでいる。

 だが、ペニスはイキまくり、感じまくっているにもかかわらず、後輩女子にとっては、スパッツはなかなか絶頂の訪れない、一種の妨げのようなものになっていた。そしてそれは、彼女にとって、ある意味都合のよいものでもあった。

 自分の肉体で、もっともっと、たくさんの精を僕から、そのスパッツで吸い上げ、魔族に貢献することができるからである。それまで長い時間をかけて、”センパイ”のペニスをかわいがり、オンナにこすれる快楽を長い時間愉しむこともできる。

 自分の方が年下であるにもかかわらず、センパイの男子をこんなにも気持ちよくできるんだ……そんな恍惚が、少女の中にはたしかにあった。

 その計算どおり、こちらの方は、ペニスの快楽は決して衰えず、ふつうの中2と同じように、ペニスは性感にほとんど慣れていないまま、飽きることも弱ることも疲れることもない。

 精液は瞬時にしてパンパンに溜め込まれ、性欲は急激に回復して、数分かけて絶頂した直後には、もうきゅんきゅんとくすぐったい疼きが股間を突き抜けてしまう。

 そこに、クラスメイトたちや後輩がさまざまな刺激をひっきりなしに与えてくるのだから、弱いペニスはすぐに快楽の汁を吐き出してしまう。ただし、体液はすぐに魔界に消え、ペニスは見たところただ脈打つだけのように見える。しかし、確実に精液は作られ、尿道から次々と押し出され続けているのである。

 スパッツ少女がさらに左右の足を揺り動かしてペニスを揉みしだいているあいだ、僕のすぐそばまで、先輩たちが近寄ってきていた。

 逃げなくては――

 ふとその理性が頭をよぎったが、どうしても性的衝動に抗うことができない。

 それに、逃げたところで、年上の先輩たちは脚力に自信がある。短距離走で鍛えた先輩にすぐに追いつかれ、捕まってしまうのは火を見るより明らかだった。

「さあ。次はあたしたちの番だよ☆」
「いっぱいかわいがってあげるからね!」
「もっと! もっとイッパイ出してね♥ いくらでも吸い取ってあげる……私たち全員がイクまで、離してあげないんだからっ!」

 ブルマ&スク水の3年生たちの、さらに豊かになった女体の群。僕はどうしても、彼女たちの肌に触れ、クラスメイトたちとも違う、より成長した女体を味わってみたかった。

 その一瞬の逡巡、欲動と理性との葛藤によって、一瞬生じたためらいが、僕の運命を決めてしまった。

 すでに時遅し。僕はあられもないスポーティな格好の先輩たちに、逃げられないよう完全に取り囲まれてしまったのである。

「クスクス……ねえ、センパイ。センパイの先輩である3年生と、後輩である私と、年の差で、女子中学生の成長の度合いの違いとか、いっぱい新鮮な感触を味わわせてあげるね?」
スパッツ少女は、心強すぎる援軍に得意満面だ。

 快楽の宴は、延々と続けられる……人数をじわりじわりと増やしながら。





































 じりじりと近づいていた3人の先輩は、ついに僕を取り囲み、まとわりつき始めた。

 ペニスはスパッツの後輩に挟み込まれ、なおかつ僕の全身までもしっかりと抱きしめられている中では、3人が近づいてくる状況を、どうすることもできないのであった。

 すかさず僕の背後に回り込んだ、赤いリボンの少女は、しっかりと僕の背中に手を回し腰を掴んで、僕をさらに逃げられないように抱きしめてくる。

 それでいて、ブルマの生足が僕のお尻を包み込み、やわらかな内股でスリスリと僕の下半身を押し上げ続けてきた。通常女子中学生くらいの年齢なら、腕や太ももやスネの毛を処理することなく、よく見るとしっかり生えているものなのだが、この世界での彼女たちの場合は、むしろ初めから毛そのものが生成されず、毛根のキメも通常の女子たちより、はるかにきめ細かくやわらかに成熟している。

 このことは、彼女たちが現実世界に実在していながら、同時に仮の姿で仮の世界に送り込まれているという、まさに魔界そのものの女体であることを示しているのであった。

 スパッツの後輩は、さらにしつこくペニスを包み込み、むにむにと発達した内股のやわらかさだけで、棒全体をこすりあげ、いくらペニスが絶頂の脈打ちを示しても、決してきつく閉じた股間を開放することがない。

 そして、上半身も密着させながら、一歳年下なのに僕よりも背が高いという、成熟度の高さを武器に、次から次へと精を奪い続けるつもりなのだ。その精は放出されず、異次元へと消え去ってしまうので、ペニスは、幼少の頃と同様に、ただ脈打つばかりである。

 しかし、その律動は現実世界のそれよりもはるかに速く、そして射精としては気が遠くなるくらいに長い時間、強い快感とともに続いてくれる。それが終わるか終わらないうちに僕の性欲はぶり返し、再び学校の女子生徒たちの餌食になり続けるというわけである。







 こうして前後を固められた僕に、さらに強い快楽の波が押し寄せた。前後の密着の気持ちよさだけでなく、ダイレクトにペニスへの刺激が強まり、僕は腰を突き出した体勢のままイキっぱなしになってしまう。

 スク水のセンパイのせいだった。

 スパッツに包まれたペニスは、スク水少女の指先の悪戯にさらに犯され、太もものやわらかくこすれる感触とは別種類の、ダイレクトに感じさせる気持ちよさにさらされてしまう。

 彼女は、スパッツ後輩のちいさなお尻に手を伸ばし、その内股の間をかき分けるようにして指先をねじ込んでは、奥まって埋もれたペニス先端を探り当てる。

 スパッツ後輩のお尻も内股も驚くほどやわらかで、スク水先輩の手がねじ込まれるだけで、お尻も内股もいとも簡単に指先の侵入を許すよう押し拡げられる。

 やわらかすぎる悩ましい肉の感触が、腰ごと全体に前後したり、あるいは左右の足を交互にスリスリ動かしてはペニスを包んでこすりあげる。生地越しなのに、スパッツスマタの布の感触は、ペニスへの快楽をいささかも減じない。

 そんな太ももに包まれ、オンナ表面のスジの感触さえハッキリ分かる状態で、ペニス全体が揉みしだかれこすりつけられ、絶頂がすぐさま訪れる。

 そこへやわらかな女手の指先が、ペニス先端を探り当てて、コチョコチョもみもみ、先っぽばかりを揉み、こすり、くすぐり抜いてくる。

 きゅんきゅんとくすぐったい快楽が、むにっとした太ももの刺激とは別個に押し寄せてくるため、敏感なペニスはさらに強い快感に包まれ、全体と先端との両方から責め抜かれる格好となる。







「ふふっ! どうかな! 女の子の手って気持ちいいでしょ。あたしの脚も……ほら、すっごいなめらかで……感じるよね?」

 ツインテールの先輩は、しきりに僕の後ろ脚からお尻にかけて、第二次性徴を遂げた生足の感触を刻みつけてくる。

 ほんの少し前まで、女の子の脚の感触や肌の触り心地なんて、生まれてから一度も味わっていない未熟な身体だったんだ。それが、急に異世界に飛んでしまい、同じ中学校の造りでありながら、同じ登場人物でありながら、まったく別の異質な女のモンスターたちに襲われ続けることになってしまった。

 姿形はまったく同じだが、彼女たちの精神構造、目的、身体能力、要するに女性的ないっさいが、もともとの彼女たちとは、完全に違うものになっているのだった。

 熟達したオトナの男でさえ、この快感を我慢することは不可能だろう。まして、まったく女の肌や肉質に不慣れな僕は、さらに魔界の力でいくらでも射精し続けることができる状態では、少女たちの手や脚の感触に対して、驚くほど無力であることを感じさせられる。

 クラスメイトたちと本番の性行為を果たしたのに、それでも、後輩の上半身の滑らかすぎる体躯の弾力、僕の首に巻かれた吸いつくような腕の感触、とろけるキスの連続に、あらためてその肉体の良さに、どうしても酔いしれてしまう。

 さらに、背後に回った一歳年上の少女の脚は、やはり同じように吸いつくみずみずしさをたたえていながら、もっちりとした膨らみまでも具えている。生足が僕のお尻にぺったりくっついて、肌細胞に食い込み、暖かくてシコシコした弾力を味わわせてくる。彼女の脚が動くたびに、吸いついた肌は僕の肌を小さく持ち上げ、ペリッペリッと剥がれながら、すぐさま別の部位に吸いついてくるのだった。

 この時期の女の子の成長は、男子のそれよりもはるかに進んでいるし、性的な特徴で言えば、そのスピードは驚くほどだ。僕がまだまだコドモと思っている間に、クラスメイトも、後輩も、いわんや15に達した先輩たちはなおさら、肉体も精神も急ピッチで「おんな」になっていく。

 魔界では首から下に毛は生えない。が、現実では成長が早い分、例えば陰毛は男子よりもずっと早く伸びるし、他の部位も男子どもが思っているほどにはツルツルではなく、毛穴から太い毛が生え始める。その毛がきれいに剃られ始めたときには、すでにその少女には”男の影”あり。それはつまり、精神的な成熟度でさえも、同年代の男子などよりもはるかに急激に成熟してしまうことを意味している。

 その成熟途上の肉体は、センパイとコウハイとの間でもさまざまな個人差となって現れる。その違いが、同い年のクラスメイト、背の高い後輩、3人の先輩たち、それぞれにしっかり現れていることも感じられた。そのことが、さらに僕を興奮させ、高め続ける。

 デーモンの息子となった僕は、魔性の快楽でひたすら精を絞られ続け、途切れることのない性的な快楽攻撃に屈し続ける。それが、目に見えない悪魔たちのパワーの源となっているのを知っていながら、目の前の少女たちの、あられもない肉体の魅力の前に、どうすることもできずにナスガママの状態になってしまっている。







 前後から女体に包み込まれ、さらに脱出が難しくなっている。僕は同じ体勢で精を抜かれ続けているが、同じ姿勢で居れば、そのうちに”隙”が見つかる。背後のセンパイに密着されているけれども、彼女は内股を僕のお尻に押しつけこすりあげる必要があるので、どうしても僕の右寄り後方に立って、そこから僕を抱きしめることになる。

 ということは、若干ではあるが、僕の左後方には空きがある。脱出しようという強い決意があれば、きっと抜け出すことができるかも知れない。……少なくとも、論理的な期待感だけは、わずかに生まれる。同じ姿勢で捕らえられた場合の、活路の見いだし方である。

 だが、これほど連続して快感にさらされ、絶頂の気持ちよさに力も入らない状態では、僕は永久に脱出する機会を得られない。一瞬の隙が生まれることがあっても、僕は脱出する気力も筋力も失っている。立っているだけで手一杯だ。

 しかのみならず、そんなごくごくわずかな隙に対してさえも、魔の者どもは警戒し、アリの一穴も通さないほど緻密な動きを、自然と少女たちにさせているのである。

 僕に貼り付いた先輩は、3人のうち2人だった。もう1人、ほんのわずか離れたところに、ブルマのスポーツ少女が、中腰で様子を見ている。もし僕が奇妙な動きをすれば、運動で鍛え抜いた瞬発脚力で、すぐさま僕を捕まえる算段がついているようだ。上半身はブラジャー、下半身が露出の多い緑ブルマという格好ではあるが、手を膝に乗せる中腰体勢は、いつでもダッシュできる準備ができている印でもあった。

 キスの合間に、僕の目線では、後輩や後ろの先輩の近すぎる顔があり、そのきれいで可愛らしいあどけない美顔を目の当たりにすると、こんな美少女たちの肉体に包まれているんだという、えげつない野性的な興奮に襲われてしまう。

 それは、自分とは明らかに不釣り合いな快楽天国に置かれているという本能、自分自身の潜在意識に隠れている”特別願望”が満たされているという、まさに野性的な本能をくすぐるものにほかならなかった。

 しかしそれでも、一瞬、脱出の隙があるのではないか、とか、ここで酔いしれれば悪い奴らに力を与え続けることになるぞ、とか、理性的な感覚が働くことがある。

 その感覚が芽生えても、すぐに再び捕まえられるポジションに、ブラジャー先輩が待ち構えている。そして、なんとか目線を変えようと理性が働いても、可愛い子の顔立ちの魅力から目を逸らそうとしても、その先には、上半身下着、パンティを穿かないブルマの股部分と太もも部分が、しっかりと僕の目に焼き付くように、絶妙なポジションに、その先輩は待ち構えているのである。

 魔族の計算の高さは、僕なんかとは比べものにならないほどの男手練れや高次存在にもキッチリ対応してきた、気の遠くなる年月の経験によるものであるに違いない。その立ち位置はあまりにも完璧なのだ。

 目を逸らしたところで、どうしてもブルマ娘のほっそりした脚、それでいて女性らしい膨らみと成長を十分感じさせる脚の、透きとおるような白い肌に釘付になってしまう。

 先輩のブルマは、脚を大きく拡げているためにまくり上がっていて、内股のきわどいところ、臀部の下方部分、オンナの脇のやや色味がかった一部までも、はっきりと見て取ることができた。

 あの先輩と同じくらい魅惑的な生足が、いま僕のお尻を滑っているんだ……そう思っただけで、急激に多幸感がこみ上げる。自分のお尻の感覚に神経をとがらせ、その滑らかな肌触りを少しでも逃さないよう、本能的に性的な悦びを味わいたい欲動に負けて緊張してしまう。

 そこへ、スパッツスマタのやわらかなしごきと、こちょこちょとくすぐるように素早く動き回すスク水少女の指先が、すかさずペニスへの仕上げを始めてくる。

 絶頂すれば悪魔に魔力を提供してしまう。つまり、僕がイけばその分だけ、僕自身が、神に反逆し、悪魔にジワジワ魂を切り売りしていることになるんだ。

 そのことが十分分かりきっていながら、また、僕がそれを分かっていることを少女たち自身も百も承知で、さらにいやらしい動きを強め、スピードを上げ、僕にガマンさせないように、攻撃の手足を緩めないのである。

 すでにイク寸前の、きゅんと疼く強いくすぐったさが、お尻の穴の奥からペニス先端めがけて、電撃のように駆け抜けている。

 その状態で、なんとかしなくちゃという一瞬の思いが出てくるのだけれども、それさえも跡形もなく無残に敗北してしまう、そう目論んで魔の女たちの攻撃が間断なく加えられていく。

 そうして、ペニスは僕の意志とは無関係に、いや……僕自身の意思が悪魔の快感に負けて、激しい律動反射となって絶頂を迎える。全身をムニムニッと揉みしだかれながら、促されるままに性欲を強制的に満たさせられ、男としての本能的な欲動と理性的な敗北を同時進行で味わわせてくるのである。







「あはっ、もっと敏感なところ、みぃつけた~!」

 スク水先輩の指先は、ペニス先端の亀頭付近を撫で回し、こねくって、小刻みに先っぽばっかりをしごき続けていたが、やがてその指がバラバラに動き、ペニスのさらに敏感な部位ばかりに集中していく。

 彼女の中指は、ペニスの裏スジのヒダの所に強くあてがわれ、こちょこちょと小刻みに動いて、そこばっかりを集中的に刺激していく。同時に彼女の人差し指は、尿道口付近を探り当てて、ペニス先端のワレメを少しこじ開けるようにして、刺激に敏感なポイントだけを付け狙うように蠢かせる。

 他の指は、こすりながらもペニスを上方へ押し上げる役割だ。それによって、スパッツ後輩のオンナ表面に、より強く深くペニスがめり込む形となる。生地越しなのに、なまの感触であるかのように、やわらかで心地よい圧迫が、太ももとオンナ表面によってぎゅうぎゅうと包み込んでくる。

 イクのをガマンすることは許されない。そんなそぶりが頭の片隅にわずかでも起ころうものなら、女の子たちは、これでもかこれでもかと気持ちいい刺激をペニスに送り込み続け、僕の身体中を手や脚や、成熟途上の乳房でかわいがり続けて、意地でも射精させようと躍起になる。きゃいきゃい楽しみながらも、僕をイかせようとする肉体の躍動は決して手を抜かない。

 悪魔に魂を売るなんて、人として恥ずかしい心の持ち方だ。そのことを十分分かっているはずなのに、生理的な欲求の前には、いやむしろ、魔族によって強制的に芽生えさせられ続けている性的快楽への劣情の前には、まったく役に立たない。

 律動が始まるとともに、僕の思考も止まる。ドクンドクンと下半身全体が脈打つような快感に浸って、あとはどうとでもなれという脱力感に満たされる。しかも、この世界の律動スピードも快楽も、現実をはるかに凌駕している。勝てるはずはなかった。

 数分は続く性的満足の鼓動は、僕の感覚を鈍らせ、悪魔に魂を売り切っている自分を激しく恥じながら、同時にそんな自分を無神経に肯定し続ける危険な甘さを具えていた。

 そうだ……これでいいんだ……この世界に男は自分だけ。あるがままで、特別な存在である。それどころか、デーモンの息子として、さらに魔族にとっては特別すぎる存在なのである。どんな欲望も許される。どんな劣情も肯定どころか、積極的に推奨される。僕の中に隠された、嘗て自覚すらしていなかった邪悪な欲動を、己の中の悪魔だけが肯定してくれる。

 そんな思いで心が黒く染まっていきながら、絶頂も終わりの時間がやってくる。落ち着きをわずかに取り戻し、再び道徳的な感性、世の中で育て上げられ続けて止まない近代的な感性がよみがえってくる。

 だが、淫靡な魔物どもは、太古の時代から、そうしたコモンセンスに厳しく対峙し、そして打ち勝ってきたのである。いかなる勇者的な熟練した男性でも堕とせるだけの魔力、技術、知識、作戦を十二分に具えている。14年しか生きてこなかった華奢な僕程度が、やすやすと克服できる相手ではない。

 それは、射精が終わったあとの急激な計画的思考の復活を、いかに阻止するかにかかっている。奴らはそれを分かりきっているので、すでに十分に先手を打っているんだ。

 悪魔を退けることができた聖者はごくごくわずかである。たいていは、その誘惑に勝つことができない。強いられた背徳的快楽。

 数秒間であるはずのアクメはいつまでも終わらない。そして、それが終わる頃合いには、すでに体液は十分に精巣に溜め込まれている。長い時間をかけて精液を出し続けていて、空っぽになっているはずなのに、脈打ちが終わるとすぐに、何ヶ月も出していないのと同じような強い射精欲求が生じるよう、計算されている。

 男として成長し始めた僕にとって、射精していない時間が長く続くと、耐えがたい強欲となって跳ね返ってくる。それと同じ肉体状況に瞬時にして置かれてしまうのである。出し尽くした後に訪れるのは、通常、相手がいる場合には強い安心感や眠気であり、いない場合にはただ、ひたすら、静寂。しかしながら、その静寂をさえ許さない身体へと、この世界では変えられてしまっているのである。

 満杯ゆえに、ペニスは射精したい欲求をしきりに脳に送り続ける。そのため、性欲を阻害する信号は、強制的に途切れてしまい、静寂感は出てこないのである。

 そこへ、先輩や後輩娘たちの若く淫靡な肢体が密着し、ペニスは生足とオンナ表面に包まれたままひたすらこすられ、そうして敏感なポイントには、男にはない女だけが持つやわらかで滑らかな細い指先が、ぴったりとはりついて素早く動き続けている。

 その様子をじっくり見つめながらクスクス笑い、それでいてしっかりと自分のカラダを見せつけてくるブルマ少女。僕はそのブラジャー越しの胸元やお腹の肉付き、そしていつまで経っても慣れることのない生足のきめ細かい質感や形状に釘付けになりながら、すぐにこみ上げてくる次の射精感に向け、気持ちいい刺激に我を忘れていくのだった。

 罰せられた者のストイックな現実感覚と、内に秘められ隠された強烈で傲慢な背徳強欲。それらはせめぎ合って主導権を競うのではなく、むしろせめぎ合うことによってこそ、非現実の快楽そのものを決定的に突き抜けて高める作用を持つものである。


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