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01.ねこまた、くのいち、フェアリー、エンジェル

 


「しまった!」

 気づいた時には、彼はくのいちに足を取られ、仰向けに転ばされていた。

 後頭部を打ち付けそうになるところを、しっかりとエンジェルが支えてくれる。しかし、それは男を助ける意味ではなく、その精をおいしく奪い取るための手段の一つでしかなかった。

 研究員たちは逃げ惑っていた。散り散りになりながら、メインコンピューターの放つ女の刺客たち……彼女たちの魔の手から逃れるために、走り回って逃げているのだった。

 本来メインコンピューターは、女たちを使って研究員たちを襲うことは絶対にないはずなのだった。厳重に管理されたプログラムによって、彼女たちのような快楽装置が、研究員たちの下半身に迫り、その精を奪って洗脳させることなどあり得ないのだった。

 しかし今や、プログラムは書き換えられ、狂ったメインコンピュターの指令によって、女の怪物たちは容赦なく研究員たちに襲いかかるようになっている。

 もし彼女たちに気持ちよくなってしまい、絶頂させられてしまうことがあれば、研究員たちも実験台と同じ扱いになる。すなわち快感による洗脳電波が押し寄せて、その理性は奪われ、さらに女のモンスターに改造されてしまうのだった。

 彼らもそのことを知っているので、喜んで身を差し出し女たちとのセックスに興じるバカ者は1人もいない。

 性本位社会になっているので、こちらがイけば研究員としてのアイデンティティーや自我は完全に崩壊し、死ぬのと同じ状況になる。意識が残るものの、もはや理性はなく、ただ快感を味わい続けるだけの動物に成り果てるのだ。

 研究員たちは性のエキスパートではない。セックスに慣れ親しんだ存在でもない。だがもし、相手の女たちを絶頂させることができれば、彼女たちは気を失い、こちらの経験値があがる。

 レベルも上がればより戦いやすくもなる。

 気絶した女たちは別の場所に転送され、回復を待って再び研究所内を徘徊する。

 そういう構造になっているので、男たちは果敢に戦えば生き残れる可能性もないわけではない。しかしながら、研究ばかりしてきた男たちには、性的な経験などほとんどなく、ただ射精してしまったらどうなるかだけを知っているのだ。

 それに対して相手は若く美しい美少女たち。または異世界から召喚された、性的な能力の極めて高いモンスターたちなのだ。

 はじめから勝ち目などどこにもなかった。だからこそ彼らは逃げ惑う他に方法がないのだった。

 1階の扉にたどり着きさえすれば……

 彼らの思いは同じだった。女たちに捕まらず、出入口にさえたどり着ければ、そこから外に脱出できる。快感洗脳電波が及ぶ範囲は、あくまでこの研究所施設内部だけなのだ。だから、外に出さえすれば、もはや自分に脅威が及ぶことはない。

 そのことが分かっているからこそ、男たちは1階を目指して逃げ惑い続けることになる。

 その男を追いかけていたのは4人の美少女たちだった。未来から召喚された女忍者”サイバー”、復讐のために男の精を奪う”ねこまた”、白く美しい妖精”フェアリー”、そして天の使いである”エンジェル”だ。

 神出鬼没で男の前に立ちふさがるくのいち。地を這うように素早い動きで追いかけてくるねこまた。そして空中から猛スピードで追い上げてくるフェアリーとエンジェル。ねらった研究員をどこまでもしつこく追いかけてくるのだった。

 ……そしてついに、サイバーに足を取られた。



イヴ1-1



 すかさず3人が研究員のペニスに襲いかかる。空いている場所がないように丹念に舐め上げ始めた!

 その手と舌に神性を具えたエンジェルの攻撃。神通力が手と舌から男性側に流れ込み、内部から性感刺激を高めてくる。これをサポートするかのような、清楚な妖精の素早い舌の動きが追い打ちをかける。

 天使に長時間舐められればそれだけ感じ易くなり、一層射精へと追い込まれてしまう。何とか脱出しなければ。



イヴ1-2



 ねこまたのざらついた舌が亀頭先端と裏筋を素早く滑り回る! 恨みのある男の枕元に夜な夜な現れ、枯れ果てるまで何度も精を絞り取ることが彼女の存在意義である。男根を悦ばせる舌使いなどわけない。

 先端も根本も敏感なところはすべて女の舌に埋め尽くされている。

 ものの数秒で精液を吐き出してしまうくらいの強い攻撃だった。しかし研究員はブルブル震えながら、射精だけはするまいと踏ん張り続けた。そして隙あらば、この場所を脱出して、逃げなければならないとばかり考えていた。

 彼を快楽から守っていたのは、ただ恐怖であった。射精すれば死ぬと分かっているので、そうやすやすと娘たちと快感に没頭するはずがなく、セックスに集中できるはずはないのだ。

 しかしそれをも打ち破るほどの快楽攻撃が、彼女たちの売りでもある。そんな絶望的な男たちをどうあっても気持ちよくして絶頂させるのが、彼女たちの使命なのだ。



イヴ1-3



 サイバーは、研究員の玉袋とアナル専門に責め立ててくる。人間わざとは思えないほどのスピードで10本の指が自在に動き、こちょこちょとくすぐりながら、玉袋内部の精液を尿道に押し上げさせる動きを巧みにとってくる。

 そして、もう片方の手でアナルをかき回し、内部の前立腺をいじめ抜くのだ。

 彼女には切り札がある。どうしても耐え抜いてしまうようであれば、ペニス横側の敏感な部分と前立腺に存在する秘孔を突くことによって、意思とは関係なく無理にでも射精してしまう恐ろしい技である。

 だがその前に、エンジェルやねこまたたちの怒濤のフェラ攻撃によって、もはや研究員は虫の息だ。絶頂前の多幸感に包まれており、あと数秒で射精してしまうだろう。

 神通力をたっぷり送り込まれたペニスは、もはや内部から快感一辺倒になってしまっている。そこへ女3人がかりの舌が素早く怒濤のように襲いかかっているのである。

「うわあああ! いやだああ! 死にたくない! 死にたくないよぉ!!」

 泣き叫ぶ研究員。もはやその思いだけで、気力だけで持ちこたえているような状態だった。このままじっくりいたぶってもいいが、早く次の男を射精させたいという思いもある。

 ずぬっ!

 ついに射精の秘孔が発動された!

「あがあああ!」

 どばばばばっ!!!!

 大量の精液がペニスから吹き出して行く。しかし周辺は女たちの顔に埋め尽くされているため、体液が周囲に飛び散ることはなかった。お互いがお互いの顔を舐めあい、一滴残らず彼女たちの舌によって舐め取られてしまったのである。

「あが……あはは……あははは……」狂って行く研究員。

 絶頂した瞬間にできた精神的な隙に、洗脳電波が直撃する。メインコンピューターの意思が入り込み、その思考を乗っ取られてしまうのである。

 同時に肉体改造が始まる。ペニスは消えうせ、下半身は女性化していく。乳房が膨らみ、髪型も変わり、女モンスターに変化してしまうのだ。

 彼……いや彼女はもはや、他の男を襲う女の怪物の仲間として、快感に狂いながら研究所内を彷徨うことになるのである。



 こうしてまた1人、研究員がいなくなった。


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