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07.通風口男の最期

 


(まずい! みつかった!)

 通風口に隠れていて、大団円の淫靡な宴を目の当たりにしていた研究員は、ねこまたに見つかってしまったことに戦慄した。

 このままでは捕まってしまう。

 とっさに彼はその場を離れ、狭い通風口を這って進む。だが、このままでは、進みが遅い上、通風口の前後から挟み込まれ、狭い空間で上下サンドイッチされて犯されるのは、火を見るよりも明らかだ。

 すぐさま研究員は廊下に降り立ち、一目散に全力で駆け抜けて、その場をなるべく離れようと試みた。

「にゃにゃにゃにゃにゃにゃーん!」

 だが、猫の走るスピードは、時速50キロ。研究員の走る足音は、どんなに遠くても正確にねこまたの大きな耳にキャッチされる。逃げおおせることなど不可能なのだ。

 あっという間に追いつかれる。そして、別の娘たちもそこに追いついてくる。

 あっさりと、研究員は廊下で組み伏せられ、開脚させられてしまった。


イヴ7-1


 他の女が到着する頃には、すでに快楽の責め苦は始められていた。

 柔らかい若娘の指がしっかりとペニスをとらえ、ゆっくりと……しかし、ひとコスリひとコスリ着実に、男根に強烈な快楽を与えてくる。

 とりわけ待機要員として、女子高生(ブルマ)とヴァルキリーが現れ、完全に絶体絶命の状況に追いやられてしまっている。


イヴ7-2


 ねこまたの右手が根元から中心部を、左手は亀頭先端をしっかり握りしめ、優しくしごき上げてくる。

 時折力を入れて女手の柔らかさを刻みつけたかと思うと、さっと力を抜いて、女性特有のすべすべの肌触りをこすりつけてくる。

 あえて激しくしごかないことによって、滑らかな快楽がゾクゾクと研究員に襲いかかってくるのだ。すでに数え切れない男根をその手で抜いてきたねこまたにとって、性に不慣れな研究員など、物の数ではない。

 腰を悩ましく振りながら、しっとりといやらしい手つきでペニスをかわいがり、玉袋への攻撃もしっかり行いながら、一方的に研究員を追い詰めていく。


イヴ7-3


「ね……さっきの私たちの姿、よく見てたんでしょう? 思い出しながら、もっと気持ちよくなってよ。」

 小悪魔的なブルマ娘が、可愛らしい声で囁きかける。

 研究員は、先ほどの大人数の痴態を詳細に思い出し、興奮を極度に高めてしまう。ブルマ娘のオッパイや、ヴァルキリーのふとももを目の当たりにしながら、フェアリーに犯され看護婦に絞られた男たちの姿を、自分自身と重ね合わせる。

 あの看護婦さんの絶妙な手コキ……あの手技に匹敵、いやそれ以上の攻撃を、今自分は身に受けているんだ……そう思った研究員は、一気に絶頂直前まで高められてしまうのだった。


イヴ7-4


「仕上げにゃ!」

 ねこまたの手の動きが極端に速くなる!

 根元と先端を別々に動かし、さらにスピードを上げて、一気に精を絞りに掛かってきたのだ。

「うあああ!」

 研究員の頭の中はぐちゃぐちゃだ。脳内をグルグル駆け巡る、先ほどの大団円のエロティックな光景の数々。

 裸のねこまたのいやらしい体つき。高校生の若い太ももとおへそ。ヴァルキリーの引き締まった肉体美と脇の下、太もも。どこを見てもいやらしく、女の肉体の美しく淫靡なパーツが目に飛び込んできてしまう。

 逃げ場はない。後ろにも妖精が待機していて、逃げたらその名器の餌食になってしまうだろう。

 このまま射精するしかなかった。

 射精すれば死だ、と分かっていても、ねこまたほどの強豪相手となると、もはや、死にたくないという恐怖感をさえ、あっさりと突き破るほどの快感攻撃を発揮してしまう。

 手首をひねるようにして、悩ましい手つきでぐんぐんしごかれると、強烈な多幸感が押し寄せてくる。

 これに、先端の小刻みなしごきが応え、きゅ~んとくすぐったい快楽が数倍に跳ね上がっていく。

「うぐああ!」

 大量の白濁液が、ねこまたに振りかけられていく。研究員はイッてしまった。

 男根は小さくなり、クリトリスへと変化する。傍目には、ペニスが消えてしまったように見える。

 乳房が膨らみ、彼は女性化していく。どんな化け物に改造されるかは、メインコンピュータのランダムな選出に任せるしかない。

 しかし、彼は知っていた。この先に待っているのは、女としての快楽の連続、それ以外には存在しないということを。

 だから彼は、絶頂の快感が続くこの肉体を、決して悪く思ってもいないのだった。



 こうしてまた一人、研究員がいなくなった。


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