美少女敵キャラデータベース「ら」（ないと・めあ）

ら

　ラートリー【らあとりい】

　　種　族：神族
　　レベル：Ａ
　　得意技：魅了、脱力、子供化、波打つ締め付け、ウシャスと連携／姉

　夜の女王で、ウシャスのお姉さん。妹が元気いっぱいあどけない幼女っぷりで「朝だよー！」っとフライパン＋おたまで人や動物たちを起こして回るのに対し、おねえさんの方はとってもセクシーで大人っぽさが際立っている。夜の静けさと安息を司るお色気ムンムンの女神様で、漆黒のローブに星を彩ったラメが入っていて慈愛に満ち溢れている。
　
　スタイルもバツグンで背も高くスレンダーな感じ。ズンドウろりぷになウシャスたんと対比をなす。あらゆる美を体現し、万物に夜の休息を与える。ただ、人間は基本的に闇を恐れる。闇は死を連想するからだ。そのためラートリーは冥界にいるという説もある。しかし彼女は冥界の覇者などではなく、人間をいつくしむ、妖しい色気には似つかわしくないやさしいお姉様なのである。
　
　だから彼女は、人間が闇を恐れ、夜の暗闇に恐怖し続けないように、丁度よい時間で妹を起こし、万物の一日の始まりを促すのである。太陽が昇る前の丑三つ時、ラートリーさんはウシャスを起こし、一日の準備をさせる。太陽を手配し、一日の無事を願い、時間になれば妹のためにフライパンとおたまを用意してあげる、世話好きのレディーだ。姉の促しに従って眠気眼をこすり、ウシャスちゃんはやっと万物に目覚めを知らせる仕事に入るというわけだ。
　
　夜の象徴だけに、夜の生活はお手の物。夜の子作りも守護し、親切丁寧に人間の体に生殖にまつわるいろいろなことを教える。だから生き物は本能で交尾を覚える。ただちょっと世話焼き過ぎが昂じて、人間の男は朝になってもアソコが立ちっ放しなんてことが良くあるのが玉に瑕かな。
　
　そんなラートリー様だけに、性の実力はウシャス以上である。いくつかの特殊攻撃はあるものの、女神としての実力それ自体で十分、勇者レベルの冒険者たちを精液祭りにあげるほどの手練れである。神界上級ステージに登場し、勇者たちを悩ませる存在だ。

　ラートリーは、女神技の基本である魅了、脱力、弱体化を駆使し、その肉体の神のパワーによって、触れた部分の性感神経が内部から刺激され、安心感を誘う心地よさに包まれる。抱き合っているだけでも射精が促されてしまう清らかな聖属性の肢体を誇っているのである。そのお姉さんな肉体は、細身ながら出るところが出ているセクシーの代表格。その魅惑の女体につい意識が高揚してしまうこともザラである。

　さらにラートリーは、大人の女性としての色香を存分に発揮するために、冒険者を１４～１７歳くらいの若い未成年者に縮める力を持っている。大人の男でもオジサマでも一律に思春期な年代に変えてしまうパワーがある。これがとてもやっかいで、男子思春期はとにかく女体に興味津々、セックスに不慣れで、それでいて性欲も溜まる頻度も一番高く、すぐに射精してしまい安い世代なのである。そこにナイスバディなおねえさんが極上の女神肢体で襲いかかるのだから、勇者といえども対応しなければ危ない。

　もっと若い世代にして徹底的にかわいがることも可能だ。冒険者に不利な世代にしようとすればそれだけ多くのエネルギーが必要だが、ラートリーくらいの格になれば、そのパワーを難なく発揮することができるのである。

　勇者くらいになれば、年齢を引き下げられ弱体化されたくらいで射精しているようでは困る。一刻も早く元に戻った方がいいに決まっているが、子供化の女神パワーは頻繁に使われ、魔法やアイテムで元に戻ってもすぐに１８歳未満の未成年者にされてしまうことも多い。そこで、あえてそのイキやすい年齢のまま戦うという選択も視野に入れなければならないのだ。

　高度な実力や高い精力が求められるが、これをクリアしてこそ勇者と割り切るのもひとつの考え方だろう。

　ラートリーのオソソは、女神ならではの心地よさである。並大抵の防御では、もぎゅもぎゅ締め上げるラートリーの中で悶絶し、あっさり出してしまうことにもなりかねない。数ターンに一度、波打つ締め付けという女神の中でもかなり高度な締め方をされ、冒険者は一気に大ダメージを食らうことになってしまうのである。次から次へと波状に締まりが重なり、まるで同時に複数のオソソに交代で締め上げられ揉みしだかれているかのような錯覚を受ける。

　波打つ締め付けは一撃必殺の快感攻撃力を誇る。これを食らったあとは精力が激減しているはずなので、すぐに回復をしなければならないだろう。

　また、非常に運の悪い冒険者は、ラートリーとウシャスの二人同時に出くわし、戦わなければならないこともある。妹のあどけないロリロリ攻撃と、姉のセクシーな包み込む快楽という、あまりにかけ離れた二人の連携は、あらゆる種類の快楽を冒険者に与えるだろう。姉妹どんぶりに持ち込まれた場合、勇者クラスでも勝つのは難しい。

　姉妹を相手にする場合には、先にウシャスを倒した方がいい。姉の波打つ締め付けに妹のアナル攻撃が加わったら、回復が追いつかずあえなく昇天だからだ。ウシャスを倒してラートリーに立ち向かう方が効率がいいのだが、ウシャスも相当に強いため、温存できる精力は、ラートリーに対抗できるほどに残っているか、はなはだ疑問である。そうなると、せっかくウシャスを倒しても、ラートリーの子供化と波打つ締め付けにほだされてしまうことになろう。

　プチボスを務めてもおかしくない実力派である。攻防に長け、精力も高い。少しずつの削りあいで長期戦にならざるを得ないはずだ。我慢強く立ち向かい、じっくり追い詰めて勝つほかはない。

ラクシュミ【らくしゅみ】

　　種　族：神族
　　レベル：Ｂ
　　得意技：集中手コキ、パイズリ手コキ、魅惑のダンス、変身／手、胸

　美と豊穣、幸福の女神。ヴィシュヌの妻で、妖艶な踊り子としても知られる。光り輝く姿で、上半身は胸を隠すだけという姿、細い腕やわきの下を露出し、おへそをくねらせて艶やかに踊る。絹のケープが上品だ。その姿はため息が出る程美しいという。
　
　理想とされる女性像の全てを体現しており、美、性的魅力、母性、家庭性、キャリアウーマン、幸福…女性性の強さと弱さの全てを兼ね備えている。それだけに移り気で浮気者という側面もあるが、惚れ込んだ相手（ヴィシュヌ）にはどこまでも一途という側面も持っている。
　
　ラクシュミは細い体つきで腕が四本ある。豊穣を司る為華奢な体つきからは想像も出来ない巨乳の持ち主。その際乳房は母胎性を表し、農作物を生み育てる意味がある。サラスバティを従者に従える程の高位の女神様である。
　
　神としての力も相当に高く、ＳＢＲＰＧの世界ではそれが余すところなく性的な能力に転化されている。その身体的能力は、多くの男たちを惚れさせ、彼女の気まぐれに振り回されても一向に苦にならないほどに魅惑的で、絶大なる影響力を誇っていたのだという。

　だが、神界ステージは魔界に次ぐ強者の集まりであり、彼女たちのレベルに比べてしまうと、どうしてもＡクラスとは言いがたいように見える。神界ステージではザコ扱いになることが多く、たいへん不遇な神様なのである。最高神の妻であるにもかかわらず、上には上がいるということの証左であろう。

　周囲に気まぐれな幸運を振りまくことのできる彼女は、自分自身は恵まれない境遇であることが多く、それでも決して嘆くことなく、豊かな豊穣を人々に恵むありがたい存在である。しかし、この世界における彼女は、男性により多くの快楽を与えようとするやっかいな存在なのだ。

　ラクシュミは単独、または複数で登場し、勇者クラスの冒険者たちに果敢に挑んでくる。冒険者の性質を見抜き、あるときには尊大に近づき、あるときはしおらしく迫ってくる。乱暴な言葉遣いをして男性を引きつけることもあれば、上品な物腰で男心をくすぐることもできる。彼女の媚態は臨機応変であり、それがまさに女性性の女神らしい。

　彼女の自慢は、４本の腕である。その一本一本を駆使して、イチモツのあちこちを分担して同時に責めることができ、神性の手コキは絶品、触れられただけで神のエネルギーが大量に流れ込み、前立腺の奥まで刺激して一気に射精にいたってしまうほどの力を持っている。それが４本、極上のテクニックで同時に襲いかかってくるのだ。

　全身が神の力に満ちあふれたラクシュミは、どこを触っても冒険者の性感神経が身体の芯から刺激されるようにできている。そこにとても大きくて柔らかい乳房が容赦なく襲いかかってくることになる。手や口やおっぱいの神性は他の部位の数倍だ。ラクシュミの４本の手を上手に駆使して、二本の腕でパイズリをしながら、残りの２本で手コキ補助を仕掛けてくることもザラである。

　また、ラクシュミは冒険者好みの用紙に簡単に変身でき、必ずタイプの女性が相手となる点も弱体化要因となる。

　だが、勇者クラスの冒険者であれば、この程度の攻撃で大ダメージを受けている場合ではないはずだ。ものともせずに実力で立ち向かうべし。

　もっと恐ろしいのは、ラクシュミのいくつかの特殊攻撃である。他の女神が使用するような聖属性の女神技はもちろんだが、かなりの高確率で魅了効果を引き起こしてしまう魅惑のダンスには気をつけた方がいい。妖しく腰をくねらせる東洋的なダンスは、目の当たりにした男性を一気に射精に追い込むほどにセクシーに過ぎる。そのゆっくりしなやかな悩ましい動きは、男性の玉袋の精子を急ピッチで溜め込む効果と、完全に心を奪い去りラクシュミのために射精したいという強い衝動に駆られてしまう効果がある。

　勇者レベルの冒険者であっても、魅惑のダンスの弱体化には注意が必要だ。魅了されたあとのラクシュミによる快感ダメージは、精力を一気に激減させてしまうことだろう。

　一刻も早く魅了から脱し、回復して反撃しよう。何か特殊な対策があるわけでもない、勇者としての力を存分に発揮してどんどん倒すほかはないだろう。彼女はまだザコ扱い、苦戦しているわけにはいかないのである。

ラットレディ【らっとれでぃ】

　　種　族：キマイラ
　　レベル：Ｃ
　　得意技：集団連係攻撃、先行攻撃、しっぽ前立腺／集団
　
　ねずみ娘。

　ネズミのような長い尻尾を持ち、小柄な背丈で、必ず集団で行動する可愛らしい敵である。

　若い美少女から妖艶な大人のレディまであるが、雑多に混じって２０～３０体で行動している。あまり年齢による差異や特徴はないようだ。おっぱいもそこそこだが、小柄で華奢で細身の体つきは、身軽な動きと、少女然とした庇護欲をかき立てる魅力とを兼ね備えている。

　地下や洞窟など、薄暗く湿気のある場所を好み、必ず群れをなしているのが特徴だ。組織されて以来、セックスの能力が集団の中で鍛えられるため、攻防の能力はそこそこにある。一人一人がそれなりにうまいテクニックの持ち主なのだ。膣も鍛えられ、肌もしっかり磨かれていて、若娘特有の滑らかな感触と抱き心地を、冒険者は味わうこととなるだろう。

　一匹のラットレディがいれば、必ず３０はいると見た方がいい。つまり１００％集団戦となるのであって、大勢で冒険者一人に群がり、全体で一気に精を奪い尽くそうとしてくる恐ろしい相手だ。見た目の小柄さやかわいらしさにだまされていると、性的な戦闘中の思わぬ性的攻撃の快感に驚かされ、反撃するいとまも与えられないままに抜かれてしまうことになるだろう。

　群れは自動的に結成されることもあれば、魔の存在に意図的に“繁殖”させられる場合もあるが、いずれの場合であっても、男を捜す先遣隊、冒険者を抑えつける役、全身を愛撫する役、ハメ込む役など、分担がきっちり決まっていて、集団で群がって一気呵成に全身を女体まみれにして、一斉に抜きまくろうとするのである。

　戦局によって臨機応変に連携を取ることができ、一人倒しても次の娘がすかさずイチモツにしがみついて、一秒たりとも快感を感じずに済む瞬間を与えないほど、集団の動きは完璧である。並の冒険者では、いっさい反撃できないまま、思った以上のテクニシャンであるラットレディたちの怒濤の攻撃の前に、あっさりと精液を奪い去られてしまうことになる。

　細長い尻尾がお尻の穴からねじ込まれ、身体の奥から無理にでも脈打たせて、精を掻き出そうとするラットレディもちゃんと用意されている。全身すべすべの腕や手のひらや甲やおっぱいが這い回り、くすぐられ撫でさすられながら、お尻と玉とイチモツを甘美に刺激され続けたら、突然の怒濤の快感に身を守ったり作戦を立てたり考えたりという暇もなく、射精の敗北を喫してしまうのである。

　ラットレディとの戦いで一番気をつけなければならないのは、そのスピードだ。彼女たちはかなりすばしっこく、各ターンでは、ほぼ確実に彼女たちが先行して攻撃することになる。ＲＰＧにおいて攻撃の順番はきわめて重要だ。回復のタイミングを計るときに必ず頭に入れなければならない。精力が６００残っていて、一ターンごとに２８０～３３０ダメージを食らう場合、こちらが先行するなら回復は一回遅らせることができるが、敵が先制攻撃する場合には、すぐに回復しなければ、次のターンでイかされてしまうことになる。ラットレディの場合、ほぼ確実に敵が先に攻撃してくるので、残り精力は十二分に温存し、早めに回復しておかなければならないのである。

　回復をこまめにして、集団拘束にも対処しなければならないだろう。力ずくで十数人がかりで全身を押さえ込んで、別の娘がオソソでしごいてくる攻撃が得意なので、温存は必須なのである。また、もしアイテムに「猫又の呪符」を持っていた場合は、ネコを恐れるラットレディたちは動きが鈍くなり、反撃もしやすくなるだろう。

　逆に、温存がしっかりできていれば、確実にラットレディの集団を倒すことができるだろう。中級ステージのザコキャラである彼女たち、一匹単位ではそんなに苦戦はしないはずである。集団攻撃だからこそ、その快楽も相当なもの。苦戦ポイントはそこなのであるから、一匹ずつ倒してもよいが、ぜひ一気に全員を倒せる魔法系の攻撃がいいだろう。プレジャーボルト（無属性）や性感魔法（闇属性）、佐伯仙術（聖属性）などで、手足を拘束されても使うことのできる魔法攻撃が一番手っ取り早い。

　集団戦というものは、戦えば長期化し、多勢に無勢で、こちらの性感ダメージも尋常ならざるハーレム状態に陥るが、大きなメリットとして、打ち勝って全員倒せば、莫大な経験値をもらうことができるということが約束される。一匹１００ポイントの経験値だとしても、その集団を倒せば３０００もらえる。これはレベル上げにはもってこいと言える。

　ねずみ算という言葉があるくらい、彼女たちは繁殖力があり、魔の者によって作り出される場合、文字どおり大勢のラットレディが量産されることになる。ある町や村がラットレディの集団に悩まされているのなら、必ずそこには、量産している黒幕がいる。それはラットレディとは比べものにならないくらいに強い敵のはずだ。そいつを倒さない限り、平和はないと思うべし。

ラブリーデーモン【らぶりいでえもん】

　　種　族：魔族
　　レベル：Ａ
　　得意技：魅了の歌、性感魔法、子供化、ＨＥＬＬ２ＹＯＵ／全属性対応
　
　愛らしき悪魔。１０万歳を超える長きにわたり、魔界を徘徊している、美しくも恐ろしい美少女デーモンである。

　歌が非常にうまく、悪魔なのに神業で、１００年に一度の世紀末にはロックバンドを組んで魔界ライブを開きまくるといわれ、近年では日本の相撲観戦と評論にまで載りだしている多彩な存在である。

　悪魔というものは、神に敵対し、人間を誘惑して堕落させることが大の得意だ。悪魔はよく、人間の召喚魔法によって呼び出され、言うことを聞くが、じつは悪魔の側が魔界から人間界に来たがっていて、召喚した人間を利用してやろうという腹でわざわざ召喚されてやるというのが実情なのである。ヘタな召喚術や、力のない召喚、たとえば「こっくりさん」程度の儀式だけでも強力な悪魔が呼び出されてしまう場合があるのもこのためだ。

　召喚された悪魔を、本当の意味で自在に操れる術者は、ほんのわずかである。かなり高度な魔術師でもなければ、たいていは失敗する。利用価値がなければその場で殺されるか、利用価値があってもいいようにだまし、術者の願いを叶える振りをしてその魂と地上の支配を奪い取ろうとするだけである。

　デーモンはサキュバスと同様、魔界を徘徊する「普通の住人」であって、隙あらば軍勢を率いて人間と神とに戦いを挑み、全世界の支配権を握ろうと考えている。恐ろしく危険な存在なのである。

　サキュバスが性的な営みに特化した悪魔だとすれば、ラブリーデーモンは悪魔的な色が濃く、淫魔界において生き延びるために性的な営みを獲得した存在。そのため、テクニックはあまり多岐にわたらず、どちらかというとシンプルな攻防をすることが多い。技のバリエーションはそれほどでもない。

　しかしながら、やはり魔界においてはサキュバスよりも格上であり、その魔力は遥かに高い。同じ手コキやフェラチオでも、シンプルな動作でありながら極めて高い攻撃力を誇っているし、勇者クラスの攻撃を跳ね返してしまうほど防御も固い。精力値も格段に高く、なかなか果ててくれない。

　魔界の住人だけに、魔界ステージのザコキャラだが、『とらわれペンギン』では地下のラストステージに登場する強敵であり、シンプルな攻防ながら極めて高い実力を誇っているのである。むしろ、技巧に溺れないだけに、手や舌や胸や生足やお尻を使った単純な攻撃、その柔肌の弾力のパワーと魔力は計り知れないと言える。

　ラストステージに登場するザコだけあって、その実力はお墨付きである。勇者クラスであっても、警戒せずにザコだからとうっかりハメ込んだら、その悩ましすぎる魔性のオソソの感触に精が一気に奪われ、枯渇してしまうことにもなりかねない。通常攻撃を仕掛けてくることが多いのではあるが、安心してはいけない。一発一発の腰振りや扱きが、イチモツが悲鳴を上げ尿道から白濁液が漏れ出してしまいそうなほど、気持ちが良いのである。初めてラブリーデーモンと対峙した冒険者は、一回の通常攻撃で受けるダメージのあまりの多さに唖然とすることだろう。

　さらに、ラブリーデーモンも悪魔的な魔法攻撃を駆使する。通常攻撃が多いものの、そこに特殊技も織り交ぜてくるのだ。

　ラブリーデーモンは、地獄の歌を好んで歌うが、これには強力な魅了効果がある。多くの冒険者は彼女の歌に心底惚れ込んでしまい、次からのターンではさらに大ダメージを受けることになってしまうのである。

　魔族の使う性感魔法を補助攻撃で使ってくるので、怒濤の肉攻撃に耐えきったところで身体の芯にある性感神経を刺激する魔法を使われたら、ついにガマンに限界に達してしまうというのも良くある話だ。

　ラブリーデーモンは、自分の年齢を冒険者好みにぴったり合わせることができる。幼女好きな冒険者ならロリロリな子供に変身し、大人の色香あふれるレディ大好きな冒険者ならダイナマイトバディなお姉様に変身できる。のみならず、冒険者の年齢も操作でき、年端も行かぬ子供や１７歳くらいの多感な少年に戻してしまうこともできるのだ。すると、性に不慣れな状態で、悪魔的な肉体が一気に襲いかかることになるので、勇者クラスでも苦戦を強いられてしまうというわけである。子供化されたら一刻も早く魔法や薬で元に戻り、回復しておかなければ、すぐに耐えきれなくなるだろう。

　ラブリーデーモンの最大の技は、ＨＥＬＬ２ＹＯＵである。冒険者の心の底に眠っている｢願い｣を３つ探り出し、強制的にその願いを叶えてしまう大技だ。魔力によって、冒険者がセックスしたがっている美女３人を作り出してしまうのである。その３人は本物ではないが、記憶までそっくりに作り上げられ、完全に見分けもつかず、偽物と見抜くことは困難である。生きた女性である必要もなく、死者をよみがえらせて冒険者に襲わせることも可能だ。

　この魔法媒体の｢願い｣は、人間の女性を遥かに超えた魔性の攻撃力を誇り、冒険者の気の緩みにつけ込んでぐんぐん精力を奪っていく。ラブリーデーモンも加わって４人がかりで責めまくる大技だ。しかもやっかいなことに、この魔法媒体には性感帯がなく、どんな攻撃も受け付けない。つまり絶対に絶頂しない存在なのだ。人間の最大の弱点は、その人間が心から願う事である。攻撃力無限大、防御力無限大の魔性人形と言えるだろう。

　冒険者は、この魔法媒体の攻撃を受けながら、ラブリーデーモン一人だけを攻撃対象にしなければならない。それ以外を責めてもいっさいダメージを受けないのだから。この状況になった場合、勇者クラスでも苦戦を強いられることは必至である。

　これほどの相手でも、魔界ではザコ扱い。もっともっと強力な敵はいくらでもいるということだ。覚悟して臨まなければ、魔界の藻屑と化すか、魂ごと快楽地獄に連れ込まれることになろう。

　ラブリーデーモンは魔力も高いので、魔法攻撃はあまり通用しないと思った方がいい。やはり腰の一振り一振りで、実力だけで倒すのが良い。ラブリーデーモンも、魔性の攻撃は仕掛けたとしても、結局精を抜き取るのはその絶大なる悪魔オソソなのである。相手が実力勝負を仕掛けてくるのだから、こちらも通常攻撃で倒してあげるのが紳士というものではないか。

ラフレシア【らふれしあ】

　　種　族：魔法媒体
　　レベル：Ｃ
　　得意技：魅惑の香り、性感の香り、しびれる香り、センシブパウダー／おもちゃ
　
　東南アジア近辺に生息する寄生植物。巨大な花として有名であるが、とてつもない香りを発するため、室内での観葉植物には絶対に向かない。死臭によってハエなどを寄せては受粉する。

　このラフレシアの遺伝子を用いて開発を行い、「歩く花弁」として再生させたのが、この場合のラフレシアである。主に生体兵器として用いられ、戦時に男性戦闘員に襲いかかって性的に籠絡し、骨抜きにして戦意を喪失させる目的で開発された存在。

　開発時に自動的に男性を探すようにプログラムされており、戦地に放たれた大量のラフレシアたちは、銃弾をものともせずに男性の股間にはりつき、衣服を溶かしてじかにイチモツに吸い付いてくる。は弁を閉じたら、その内部は甘美な女性器そのもの、いやそれ以上に名器となって、超高速で扱きあげ、一気に精を抜き取っていく。一度吸い付いたが最後、気を失うまで蠢き振動ししごき立て続け、無理にでも射精させ続けることだろう。こうして倒れた兵士たちを尻目に、侵略は進んでいくのである。

　ラフレシアを戦地に送り込む場合、味方の兵士は絶対に女性であるか、メカでなければならない。ラフレシアには敵味方の区別がなく、味方兵士のイチモツにも吸い付いてしまうからである。

　開発されたラフレシアは、近未来世界の宇宙戦争で活躍する。異星人も同じような感覚で植物由来の生体兵器を開発し、侵略に用いるようである。大量のラフレシアを敵の星にばらまいて、四六時中男性の精を奪い続け、生殖能力を奪う一方で、女性型の住人を殺害または拉致、捕らえた住人は奴隷か改造人間として利用されることになる。いずれにせよ近いうちに、その侵略された星の住人は滅んでしまう算段だ。

　だが、ラフレシアは宇宙時代のある器官を境に、ぱったりと開発・増産がなくなってしまった。侵略したあとの処理に困ったからである。

　植物兵器であるラフレシアは、勝手にその星に根を下ろして寄生し、繁殖してしまう。そして、すぐに突然変異をおこし、男性の機能を奪うという本能を変えることなく、駆除しきれない方法でどんどん増えてしまうことが分かったからだ。人間には見えないような、あるいは見つからないような擬態をし、近寄った男性を襲ってしこたま抜いてしまうトラップに変化してしまうことが明らかとなり、侵略できないのである。

　征服したあとの星の資源も使えず、そこに住むこともできない。男性が近寄れば、隠れラフレシアに気づかずに突然襲われ、どこまでも射精させられ、生殖能力をとことん奪われてしまうのである。星全体が危険地帯となり、メカを投入して資源を奪うという効率の悪い方法しか採れなくなる、まさに不毛の地と化してしまうのだ。侵略が終わったあとに侵略者の家族が移住したとたん、大人も子供も老人までラフレシアの犠牲になってしまうのだ。

　ラフレシアの駆除は難しい。強い繁殖力、ステルス機能で目視もレーダーも不能、地下深くまではびこって、刈っても刈っても地中からどんどん現れては男根を待ち構えるのだ。駆除できないラフレシアは、きわめてやっかいな「戦争の負の遺物」になったことが分かったので、ラフレシア開発から手を引いたというわけだ。

　これに目をつけたのが、魔の者どもであった。ラフレシアを駆除しようとするのではなく、魔法の力でプログラムを書き換え、意のままに操ろうと“改良”されたのだ。その力は効果絶妙、さっそく威力を発揮することとなった。

　敵味方の区別がつき、勝手に繁殖・変異しないようになり、冒険者にとってはステルス機能が働きつつ魔族には分かるように変更が加えられた。魔の者に完全に都合の良い、魔法媒体へと転身を遂げたわけである。

　セックスバトルＲＰＧのラフレシアは、かようにして誕生した。『とらわれペンギン』で登場するラフレシアは、女性器型エネミーの最上位を誇る強敵であり、莫大な魔力を注入され、兵器としての快感攻撃力を最高度にまで高められた、名器中の名器に仕上がっている。

　中級ステージに登場するザコキャラであるが、そこそこのレベルでのし上がってきただけの冒険者では勝つことができないだろう。ぷるぷるした超人工的な花弁は、女性の肉の柔らかさに粘度が加わり、極上の名器を演出するばかりでなく、イチモツに覆い被さって一度花弁を閉じて女性器そっくりになった以上は、てこでも離れようとせず、気絶するまで延々と絞られ続けることになってしまう。

　のみならず、大量の魔力が注入されて操作されており、包まれてからは冒険者の身体にどんどん魔力が流れ込み、身体の内側のすべての性感神経が刺激されながら、股間は魔性の膣花弁にしつこく刺激され続けることになるのだ。

　振動、蠕動、扱き、先端集中や尿道責めなど、射精させるための変幻自在な動きを臨機応変に切り替えて攻撃するので、常に新鮮に快楽に股間全体がさらされてしまう。引きはがすことのできない花弁オソソの前に、悶絶し暴れ回っても決して離れず、何度イッても決して離れず、気絶するまでイキ続けることになってしまうのだ。その頃には大量の魔力が冒険者のすべての細胞に浸透しきってしまうので、もはや苦痛も痛みもなく、快楽一辺倒のまま絶命寸前に追いやられてしまうことだろう。そして命からがら解放されたところで、次のラフレシアが襲いかかってきて確実にイキ殺されてしまうことになるのだ。

　さらにラフレシアは、冒険者に応じて数種類の花の香りをまき散らすことができ、冒険者を弱体化させる花粉をまき散らす。冒険者をラフレシアの虜にする魅惑の香り、甘い香りで射精に至らしめる性感の香り、一定ターン身動きがとれなくなるしびれる香りである。数種類の香りを強制的に嗅がされながら、匂いだけでも射精させることができるラフレシアは、とどめといわんばかりに膣花弁で一気にイチモツを絞りに掛かってくるのだ。

　ラフレシアの花粉は男性を弱体化させ、防御力低下の効果があるセンシブパウダーだ。長期戦になればなるほど、ダメージが大きくなっていき、ついには回復も間に合わなくなってしまうだろう。そうなる前に倒さなければならない。

　腰を振ってラフレシアの花弁をこすり、刺激して倒すこともできる。レベルの高い冒険者ならそれだけで、ラフレシアを倒すことができるだろう。花びらは儚く散り、二度と復活することはない。

　他にも、ラフレシアには魔法がよく効くのだ。性感魔法でじわじわ追い詰めて散らせてしまうのも手っ取り早い方法である。

　なお、星によっては、歩行・繁殖・拘束に制限を加えることに成功した高度な科学力を持ったところもあり、制御の利いたラフレシアをオナペットとして売っているところもあるという。生半可なオナホよりもずっと気持ちいいはずなので、飛ぶように売れているらしい。歩かないので逃亡せず、男を追い回すこともない。繁殖しないので深刻な侵略は起こらないし、離れろと命じればすぐに離れるので、しこたま抜かれてしまうということもない。まことに便利ではあるが、魔族がそれに目をつけて暴走させないとも限らないので、危険度は高いままである。手は出さない方がいいだろう。

ラミア【らみあ】

　　種　族：キマイラ
　　レベル：Ｃ
　　得意技：フェラ、パイズリ、ヘビ拘束、子供化／ショタ、姉、フェラ、おっぱい星人

　上半身は美女で、下半身が蛇という怪物。もとは美しい娘であったが、ゼウスに見初められたために妻ヘラの恨みを買い、恐ろしいヘビの姿に変えられてしまった。また、わが子を食べるという業の深い性質までついてきて、ラミアは悲しみを癒やすために人間の男の子をさらっては、性的な意味で食べる魔性の女になってしまったという。
　
　洞窟の奥や地下等に生息し、子供の精気を食べて生き永らえる鬼女として、ラミアは日々、暗い人生を送っている。また、男の子だけでは飽き足らず、成長した若い男を豊満な上半身で魅了し、「いただきまーす♪」するようになっている。洞窟に男が近寄らなくなると、ラミアは町や村に念を飛ばし、男どもの夢の中に現れて精気を吸うようになる。夢魔の性質まで手に入れるほどの魔力を手に入れられたのは、きっとサキュバスの入れ知恵があったのだろう。
　
　基本的にラミアは不老不死・おまけに不眠であり、薄暗い洞窟の中で四六時中罠をはって男を誘い、子供を毒牙にかけ、また、街に念を飛ばしては夢精を誘う。ラミアが生息する近くでは、男達は徐々に精気を吸い取られ、薄気味悪い洞窟に一人また一人と吸い寄せられる。ほったらかしにすると、街には女しか残らなくなるので、早めに退治するのが望ましいとされた。また、特に男の子がはしゃいでいると、ラミアにその存在を気づかれやすくなるため、おイタが過ぎる少年には「ラミアが来るよっ！」と戒めたという。
　
　退治といっても、死ぬことはなく、首を落とそうが腕を切ろうがあっという間に再生してしまう。一説には目をくりぬくと急激に眠気が襲って来てラミアは昏々と眠り続けるようになるといわれるから、目を狙えば退治できたのだろう。それとて確実ではないので、やはり性的に満足させて黙らせるのが一番である。
　
　セックスバトルＲＰＧにおいても、ラミアは定番の敵キャラである。『とらわれペンギン』にも『サキュバスクエスト』にも登場する。上半身が美しい女性、下半身が巨大なヘビというキマイラの原型もここにある。多くの女の怪物が、上半身と下半身で分かれた姿を取り、足の代わりに魚やヘビや犬といった別の動物の下半身になるのだが、その定番とも言える存在なのである。ただし、これを逆手にとって『もんむすくえすと』では上半身がヘビで下半身が人間という残念なラミアが登場している。

　ストーリーによって扱いや強さはまちまちではあるが、多くの場合、中堅ステージの洞窟などに登場するようである。ラミアほどの相手になれば、それなりのレベルの冒険者でなければまったく太刀打ちできないからだろう。

　『とらわれペンギン』の説明書にもあるとおり、イチモツの根元どころか玉までしっかり咥え込んでしまうほどのフェラチオの達人だ。舌も細長く、カリの敏感なところをチロチロされてしまえば「う～ん絶品！！」とつい出してしまう危険もある。イチモツに巻きついてしごくこともできる舌、喉奥間で一呑みにしてしまって内頬や唇でさんざん吸い上げしごき立てて、一気に爆発させるテクニックの持ち主である。ぷるんとしたラミアの口には細心の注意を払わなければならない。

　だが、ラミアの口にだけ警戒しているような冒険者では、あっさり彼女に返り討ちに遭って終わりだろう。あえて舐められても発射しないだけの、強靱な防御力が求められる。相当高いレベルが必要であり、さもなくばあっさりと精を吸い上げられてしまうこととなるだろう。

　ラミアの攻撃手段は口だけではない。手にも一定のテクニックはあるし、脇の下でこすることもできる。オソソも挿入可能だ。腰のところにちゃんと縦スジがついている。そこから上の肌部分はどこもかしこも、少年の精を搾り取る甘美すぎる武器なのだ。

　ラミアの肌は、目に見えないきめの細かいウロコ肌である。吸い付くみずみずしさでもっちり抱きしめられたら、それだけで天国を味わってしまうことだろう。さらに、そんな肌質でふくよかなおっぱいがむき出しになっているので、これに挟まれたらひとたまりもない。イチモツに吸い付く絶品でパイズリされたら、熟練冒険者でも危ないのである。

　上半身の滑らかな柔肌でも感極まらない冒険者に対しては、ラミアは自分の性器で応戦してくる。すべてを包み込む女性的な甘美さを具えたオソソは、あまたの少年と素人男性を瞬殺してきた実力派である。ヘビのようにくねる腰つきは、ゆっくり、また激しく変幻自在に動き、男根から最後の一滴まで絞り尽くそうとする。その攻撃力は、ラミアの上半身が醸し出す柔らかい肌をも凌駕している。

　その間中彼女の上半身は冒険者にぎゅっとしがみついたまま離さず、吸い付くウロコ肌が上半身から精力を奪い続ける。冒険者は大柄な彼女に抱きすくめられたまま、一方的にうねる腰つきとオソソの絶品に絞られてしまうことだろう。

　さらに、ラミアは拘束系の技を得意とする。通常戦闘時も挿入時も、下半身のヘビ部分を駆使して冒険者に巻きつき、その自由を奪ってくる。数ターン身動きがとれなくなることもあるし、挿入後は全身に巻きついたヘビによってぴったり密着し、じっくりオソソでしごいて快楽の脈打ちに果てるまで締め上げることもある。その精を絞る必殺技に、ラミアに抱きつかれ巻きつかれたまま脱力して律動なんて冒険者も数多くいたのである。

　なんと言っても、ラミアの本領は、相手が男の子であるときに発揮される。彼女はもともと少年を襲う女の怪物なのだ。包み込むような母性さながらの、慈愛と錯覚してしまいそうな優しい物腰も、吸い付くウロコ肌も、拘束するヘビも、妖しくくねる腰も連動する極上のオソソも、すべては年端も行かぬ男の子に性の悦びと快楽を身体の芯まで思い知らせ、精通させては徹底的に根こそぎ子種を奪いきるためにあるのである。

　遠くにいる男児を念で誘い、近くを通りがかった旅人を洞窟に吸い寄せては精を吸ってきた怪物だ。さらわれた男の子は、わけも分からずに裸にされ、抱きしめられたときに性的な快感を初めて知ることになる。そしてその快楽は、年端も行かぬ男児には刺激が強すぎてしまい、脈打ちが止まらなくなり、精根尽き果てるまで抜かれまくってしまうことになる。

　そのラミアの得意技を発揮するために、彼女は魔力の大半をつぎ込んで、子供化の魔法を使うことがある。百戦錬磨の屈強な冒険者を、未経験な少年に変えてしまう戦慄の魔法だ。経験は奪われ、イチモツは皮を被った肌色の小さな器官へと弱体化し、攻撃力激減、女のオの字も知らない身体になるために防御力も地に落ち、ちょっと刺激するだけで射精してしまうほど精力もなくなってしまう。そこへ、強大な攻防を誇るラミアが一気に襲いかかり、上半身やオソソで最後の一滴まで瞬時にして抜き去ってしまうのである。文字どおり大人と子供、勝負にはならない。

　経験もない少年を、大人でも瞬殺できる魔性の膣で一気に飲み込むのだ。レベルの高い冒険者少年でもひとたまりもないだろう。その気持ちよさは、何もかもを忘れ去ってしまうほどだというのもうなずける。そしてラミアにとって、そのようにして絞った精は何よりもおいしいはずである。

　子供化した冒険者では、まずラミアに勝つことはできない。元に戻る魔法やアイテムで、一刻も早く回復しなければならない。一ターンで射精ダメージを食らうことも覚悟しなければならない危険な敵なのである。大人に戻った状態で、愛撫と挿入のコンボでラミアに打ち勝つべし。ラミアと戦う前には、子供化に対抗する手段をそろえてからでなければ、リスクが大きすぎると言えるだろう。しかし逆に、それだけの対処ができるレベルに達しているなら、ラミアを乗り越えて先に進み、勇者をめざすべきである。男を襲う女の怪物の快楽地獄から、街を救うのだ。

ラ・リョローナ【らりょろおな】

　　種　族：ゴースト
　　レベル：Ｄ
　　得意技：魅了、金縛り、霊障／ショタ、姉

　通称、子殺しの女。幼い子を失った女が死んだあとも、悲しみで浮かばれず、ゴーストとなって泣きながら彷徨っているといわれる。白または黒いドレスを身にまとい、妖艶な姿で現れる。通りがかる男たちを誘惑してセックスに持ち込んでは精を抜き取るとされる。そうやってラ・リョローナは、受精で自分の子を宿したがっており、それが魅惑的な姿で男を誘惑する女霊として描かれことになったのだろう。
　
　しかしゴーストであるため、いくらセックスをしても、もはや受胎不能。そのことに気づかない彼女は、子供を捜しながらせっせと道端に立って逆ナンパし続けるのである。男の子が通りかかると息子のようにかわいがり、連れ去ってしまう。だが息子ではないと分かると今度は男として認識し、習性に従って「いただきまーす♪」する。
　
　彼女は世界中に出没し、現代でも、タクシードライバーがラ・リョローナを客として乗せたはいいが、途中でいなくなってしまい、シーツがびっしょり濡れていたという都市伝説をよく耳にする。これはラ・リョローナの誘惑に目もくれない仕事中の熟年ドライバーにあきらめて立ち去って行くからと考えられる。

　ラ・リョローナとのめくるめく官能はたいへん甘美であり、何度も中出ししてしまうほど恍惚陶酔してしまうのだが、一年間は腎虚で悩まされることになり、不幸になるといわれている。

　そんなリョローナは、初級～中級ステージのザコキャラである。

　若い男や美少年が大好きな彼女は、積極的に妖艶な姿で迫ってきて、セクシーな大人の女を演出し、多くの冒険者はついつい、その色気にほだされてしまうのだという。

　あふれる色香に迷ってしまって魅了されたら、冒険者も弱体化してしまい、そのあとは中出しコース確定となる。腎虚になりたくなかったら、気をしっかり持つことだ。

　幽霊なだけに、色情霊と同じく金縛り攻撃を使ってくる。一定ターン、身動きがとれなくなるので、復帰後の回復が望まれる。

　また、冒険者の脳に快楽を送り込む霊障も可能で、この点も他の色情霊と変わらない。脳に直接作用して、リョローナの肉体の感触をさらに甘美なものに仕立て上げるのである。

　初級の冒険者では、生身の女性では出せないオソソのあまりの気持ちよさにびっくりし、幽霊の良さをしっかり思い知らされて絶頂してしまう。これに負けない強固な防御と精神力が必要だ。

　年下の冒険者や子供に対しては、リョローナは最大限の実力を発揮するだろう。その妖艶な色香を駆使して誘い、少年たちは夢見心地で彼女に中出しし続けるのである。魅了や霊障の効果が最大限発揮されるのは、そういった年代の美少年たちなのである。

　逆に、年上の屈強男性やオジサマには弱く、魅了や霊障の効果は半減してしまうので、そういった冒険者にとってはザコ中のザコとなるだろう。

　もし若年冒険者がリョローナに対抗するといった場合には、魅了や金縛り、霊障に耐えながら回復を図り、甘美すぎる年上お姉様の快感攻撃に耐え抜いて、男根の荒ぶる動きに賭けるしかないだろう。子供冒険者なのに多彩で強力なテクニックを持って対抗すれば、思わぬダメージを彼女は受け、あっさり消滅してしまうことになるのである。

　性霊としては強くない部類なので、さらに強力な女幽霊に負けないために、良いたたき上げの材料となる。しっかり経験を積んで、浮かばれないリョローナを成仏させるべし。

ランダ【らんだ】

　　種　族：魔族
　　レベル：Ｃ
　　得意技：変身、性感魔法、強化魔法、性霊召喚、アクマイト光線／姉、集団

　人間の魔女が魔法使いの道を踏み外し、悪い魔法使いになってその名を轟かせる時、彼女は人間であることを辞め、魔族の仲間入りをする。これがランダである。彼女は魔力を使って悪の限りを尽くし、悪の権化とさえ言われる。大変美しい姿で、心に悪を残す全ての男性を虜にするし、黒魔術を目指す魔法使いならなおさら魅惑的に映るという。しかし汚れの心を拝する修行者の目には、真実の彼女の姿が見え、恐ろしく醜い老婆に見えるらしい。
　
　ランダは中級ステージのザコキャラとして登場する。中級のため、攻防のテクニック能力はそれなりに高い。が、肉体バトルでは、ここまで来られた冒険者にとってはむしろ軽い部類と言えるだろう。実力勝負なら難なく勝てる相手である。

　問題は、多彩な魔法攻撃である。ランダはありあまる魔力を駆使して、様々な特殊攻撃を仕掛けてくる。そっちが中級冒険者にとってやっかいなのである。

　彼女は変身能力を備えており、どんなタイプの美女にもなれる。冒険者の好みのタイプのお姉さんに早変わりしたり、冒険者の好きな人に変身するなどの姑息な攻撃を仕掛けたりする。また、色情の呪い（感じやすくなる）、性感魔法、邪淫霊の呪い（性的な能力にダメージで攻撃力半減）などを駆使して冒険者を弱体化させ、のみならず、自信の攻撃力や防御力を強化させる魔法もたびたび使ってきて、攻撃力倍増、二度攻撃可能、ガードやカウンターなどを駆使する。

　攻撃が当たりにくく防御も高まった相手に、こっちは弱体化の魔法や呪いを受けてしまう。力の差はどんどん広がってしまうというわけだ。こちらの呪いや魔法は、アイテムや解除魔法でどうにかできるのだが、相手の強化に関しては無効化するのは難しく、成功率も高くないので、強くなった相手とそのまま戦う方が得策である。

　ランダは通常攻撃の他に、魔法や呪いの類を駆使して足を引っ張ってくる。だが、これだけではない。ランダには隠し技があと二つ残されている。

　その一つが、性霊召喚だ。色情霊たちを自在に操ることができるランダは、自分の悪事を彼女たちに手伝わせているという。戦闘時も、まれにであるが性霊を召喚して補助攻撃を仕掛けてくることがある。呼び出される色情霊は強くはないが、複数名で構成されるグループとなっており、愛撫や挿入など連携のとれた集団逆レイプを得意としている。集団に弱い冒険者であれば、ランダの呼び出された色情霊たちのハーレムに、弱体化した肉体が耐えきれずつい射精してしまうことになる。

　とはいうものの、この色情霊たちは普通に攻撃して倒すことができる上、ランダの色情霊召喚発動はまれであって、一度召喚された霊体を倒してしまえば、おそらく二度と召喚はされないはずである。召喚された場合放置せず、先にこの従者たちを平らげてしまえば良い。

　ランダの一番恐ろしいところは、冒険者の悪の心につけ込んで、これを増幅させ、ランダの肉体に否応なく射精させる効果のある、捨て身のアクマイト光線だ。ほとんど発動されることはないが、きわめてまれにこの光線を発射することがある。中級冒険者程度ではこれに対処することはできず、おそらく即死状態となるだろう。

　魔法使いとしての悪の部分を最大限に利用したこの大技は、彼女の魔力を一気にゼロに貶めてしまうほど消耗が激しく、ランダにとってこの技の発動は、完全に捨て身の攻撃である。これ以降ランダは活力を失い、ただの低級魔法使いとしての余生を送ることを余儀なくされる。魔女としての生命線が切れてしまうのである。ゆえに、この技は滅多に発動されない。逆に、発動されたら一巻の終わりと思った方が良い。

　冒険者の悪の心を増幅させ、とりわけ性的な悪に染め上げることによって、一種の暴走状態となり、目の前の女を陵辱してそのまま快楽の汁を出してしまおうという抗いがたい衝動に突き動かされてしまう効果がある。結果、ものすごい勢いでランダに覆い被さり、みずから腰を振ってその滑らかな裸体に酔いしれ、一発で射精してしまうのである。オソソのみならず、足やお腹やお尻であっても、ただひたすら獣のようにイチモツを押しつけて半狂乱で射精してしまう。この技を受けた冒険者は人格が崩壊し、まともな生活は望めなくなってしまうといわれる恐ろしい最終技である。

　アクマイト光線はあきらめなければならないが、それ以外の攻撃をするランダであれば、中級冒険者でも対処が可能である。弱体化や強化に負けることなく、色情霊たちを蹴散らして、一気に勝利を奪ってしまおう。悪い魔法使いだけあって魔法防御力が高いので、魔法攻撃は避け、自分にかけられた呪いを解いたり回復したりに専念しつつ、相手への攻撃は腰のイチモツ実力勝負である。それで十分倒せる相手だ。

　なお、アクマイト光線にも対処法はある。一時的に心から悪を排除する鏡アイテムを使用したり、完全に悪を排除する究極魔法を使用してしまえば良い。上級淫魔であれば、楽々とこの光線は出せるが、勇者レベルになれば簡単に跳ね返せることも分かっているので、あえて使用しない。だから、中級ステージで力の弱い敵が使う技であって、通常、悪を排除したり跳ね返したりする高度魔法やアイテムを中級冒険者が使用できる道理がなく、一発即死魔法として恐れられているだけである。もしかしたら、アイテムなどでランダ対策がとれる可能性はあるが、彼女がそれを使用する前に倒してしまえば済む話である。

　悪を排除する大技は、一見善いように思えるが、特殊な立場や境遇で生活するのでない限り、世の中渡って行かれなくなるので、復帰後には生きて行かれずに社会不適合者になる。そのうえ自分の分身で悪１００％な存在が出現し、あらんかぎりの悪さをするので手に負えない。顔と名前がうり二つな自称大魔王が近所で暴れ回ろうものなら、自分の評判はがた落ちである。心の悪を１００％完全に排除することは、必ずしも善いこととは言えないのである。なるべくなら避けておきたい。そもそも、自己の悪を愛せないようで、どうして自己や同胞を愛せようぞ。

欄間【らんま】

　　種　族：超人
　　レベル：Ｅ
　　得意技：ピンポイント攻撃／思春期、足フェチ、おっぱい星人、お尻

　１０代の格闘家だった少年が、呪いの泉に身を沈めて以降、女性化した存在。諸々の武芸を極め、超人化している。コスチュームは様々だが、小柄な体型に巨乳、大きなお尻にぷるんとしたおいしそうな太もも、そして赤紙にお下げ髪という特徴がある。

　もともと男性であったが、水をかぶると女性になるという体質になり、そのうち男性に戻れなくなってしまった。女体化の呪いが進行したためである。結果、この世界において、男の精を搾り取るための格闘家としての役割を担うようになったのである。彼女（？）にとって、セックスは格闘技のひとつであり、そこで多くの男を射精させることが勝利であり、ステータスとなった。修行を積み続け、若い肉体を維持したまま、ついに彼女は超人への道を歩んだ次第である。

　初級ステージにおいて、ブルマや水着姿といった様々な衣装で登場し、演技を含む可愛らしい仕草で冒険者に近づいては戦闘に入る。そしてその抜群のスタイルとテクニックで、初級冒険者の精を次々と奪っていくのである。

　ひととおりのテクニックは修行によって培っており、並の男性では耐えきれないほどに熟達している。のみならず、若くハリのある肉体がこれを後押しし、これまでも多くの殿方や少年たちが彼女の肢体の餌食になって白い花を散らせていったのである。

　腰がくびれているにもかかわらずお尻と胸は突き出ており、その柔らかい部分で極上の刺激を与えることができる。もともと男性だっただけあって身体を見せることにまるで抵抗がないのだ。短いながらもしなやかに膨らんだ生足は、イチモツから精を絞り出すことに特化している。格闘家であり、一刻も早く効率的に射精させることが強さの証なのだ。

　また、男性だった経験から、イチモツの扱いは女性以上にこなれていることも特筆すべきだろう。彼女は男根のどこをどうすれば気持ちいいのかを身を以て知り尽くしており、冒険者の感じやすいところばかりを執拗にピンポイントで攻撃してくる。その攻撃ツールは手、胸、口、胸、お尻、オソソと多岐にわたるので、武器には困らない。スピードも体力もあるので、主導権を握って小さな身体を駆使し、一気に精を吸い上げることも可能だ。

　磨き抜かれた若い肌によって、全身のどこからでも射精させることが可能となっているため、欄間は初級冒険者の間ではアサシン以上に恐れられている。突然現れた彼女から逃げおおせることは不可能であり、力もあって組み伏せられ、一気に抜かれてしまう、神出鬼没の存在だからだ。

　男性的な部分はすっかり消え失せながらも、男が感じ脱力し安心するポイントを知り尽くしているので、底を突いて冒険者を籠絡するのが、彼女の常套手段である。正攻法で挑もうとしても、体術も技術も相手の方が上だ。男性だったために冒険者の性感ポイントを正確についてくる点もやっかいだ。逃げることもできず、初心冒険者の多くは、欄間に出会ったら「ここで冒険は終わらされる」と思ってしまうようである。

　だが、そんな彼女にも弱点がある。

　ひとつは、欄間は最強の格闘家でありながら、乱暴で横柄な性格が災いして、いささかドジなところがあり、思った以上に隙があるところである。武闘家としては致命的とも言える隙であるが、それを体術でカバーすることで最強の格闘技を誇っているに過ぎず、いわば力技でごり押しの格闘術でのし上がっているだけなのである。その隙をうまく突くことができれば、彼女の油断を誘って一気に反撃に出ることもできるだろう。中でも有効な、隙を誘う拳法奥義がある。猛虎落地勢と、跳刀地背拳である。前者は欄間の前に身をかがめて正座し頭を地に着け、敵の攻撃を躱す究極奥義であり、これにうろたえた欄間の足下をすくって正常位反撃に持ち込む大技である。後者は仰向けになってノーガード戦法に持ち込むように見せかけ、うろたえた欄間の隙を突いて騎乗位に持ち込んで反撃する高度な究極奥義である。

　おもしろいように引っかかるので、これで反撃に出ることができれば、初心冒険者でも欄間を倒すチャンスが生まれるのだ。

　もう一つは、欄間は攻撃の格闘セックス技能はかなり高いレベルへと修行したものの、防御については鍛錬を怠った節がある点である。つまり挿入して攻撃したとき、オソソが受ける快楽に対してどうにも対処のしようがないのである。一般に男性器の快感よりも女性器が感じる快楽の方が高いという。つまり女性の方が強い快感を得ているのだ。女体化した男性はその快感を制御するすべを知らず、あっさりと大ダメージを受けてしまうのだ。つまり彼女は、攻撃には長けているが防御に転じると弱く、反撃された冒険者に比較的簡単にイかされてしまうという特質があるのだ。

　反撃に転じることができれば勝機が生まれる理由もそこにある。土下座と死んだフリ…もとい、猛虎落地勢と跳刀地背拳を駆使して反撃に出れば勝てる。レベル上げにはもってこいの相手と言えるだろう。

よ←　→り

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