ルサールカ【るさあるか】

  種 族:精霊
  レベル:C
  得意技:集団逆レイプ、魅惑の歌、くすぐり、水中ファック/手、思春期、集団、密着、美声

 溺死した娘の霊魂が妖精化するとルサールカになる。ルサールカは全裸で水辺に現れ、甘い歌声や美貌で男を誘惑し、水の中に引き込んで「いただきまーす♪」する。その美しい水色の髪は流れる清らかな小川のようであり、コロコロかわいい声で笑い、魅惑の歌を歌う。華奢な体つきだが、腰周りの丸みは立派なおんなである。
 
 ルサールカは集団生活を好み、同じように水の事故で死んだ仲間たちと慰めあって暮らしている。どざえもんと違って水死体ではなく、ゴーストが高度化して精霊となった者たちだ。

 ルサールカに遭遇した若者が誘惑に屈しないでいると、彼女たちは集団で水から上がり、多勢に無勢で合唱したりピチピチの裸で取り囲んだりするので、ルサールカの魅力に勝てる旅人は少ない。一人裸の少女が水辺で歌っている姿は美しく魅力的だが、それでも靡かないでいると、集団で若い肌を見せ付け、体中を取り巻いて勃起させる。そうなったらルサールカの勝ちで、若者は水の中に吸い寄せられてしまう。
 
 ルサールカの湖の中で、青年はたっぷり精を提供しながら溺れ死んでしまうという。呼吸ができない苦しみは取り除かれ、性的な快楽の中で死を迎えることになるから、ルサールカによって殺された水死体は恍惚の笑みを浮かべているという。水の中で変幻自在に体中を愛撫したり壷にたぎりを収めたりして、苦しませずに水中ファックの達人に抱かれながらみまかうのである。
 
 集団で誘惑された時はもっと悲惨で、簡単には溺れさせてもくれず、ルサールカたち全員が満足するまで悦ばせられ続ける。びっしり体中をピチピチの女体で覆われ、しこたま精を提供して、一人相手よりも強烈な快感に長時間曝されてからでないと、若者は死ぬことさえ許されないのだ。
 
 また、ルサールカはくすぐりの達人でもある。性教育についてのクイズを出し、セックスの知識が乏しい人間を集団でくすぐり殺すといわれる。ルサールカに出会う前に黄体とか月経とか精嚢の役割とかの一通りの知識は身につけておきたいものだ。さもなくばルサールカたちのくすぐり地獄で笑いと射精の中で窒息死してしまう羽目になる。

 彼女たちが狙うのは子供から大人まで、あまり選り好んではいないようである。年端も行かぬ少年でも、セックスのセの字も知らない相手であれば、クイズとくすぐりが物を言うし、若者相手であれば、裸体と歌声で勃起させれば良い。妻子ある熟年男性であれば、ある程度ルサールカの誘惑に対抗でき、くすぐりクイズにも難なく答えられるだろう。ただし、集団で全裸で若娘たちに取り囲まれたとき、彼が貞操を守るべくアソコを萎えさせたままでいられるかどうかは、彼の妻子への愛がどれだけ深いかに掛かっているだろう。

 水辺ステージに登場するルサールカは、全裸またはスク水姿で登場する。なぜスク水なのかは謎であるが、最近の流行なのだろう。単独または複数で行動し、冒険者を見つけると、とっさにおっぱいをさらけ出して誘惑してくる。魅惑の歌などで心を奪い、なんとしても水に引き込もうとしてくるので注意が必要だ。

 水中に引き込まれたが最後、ルサールカはその実力を120%発揮できるので、中級冒険者ではまず勝てなくなってしまう。なるべく水の中に入らず、逆にルサールカの方が這い上がってくるのを待った方が得策だろう。

 単独ルサールカだった場合、声の魅力に抗って打ち勝つことができれば、あとは比較的簡単に倒せるはずである。14〜23歳くらいの若い裸体は確かに魅力的で、攻防レベルも高めではあるが、それまで数多くの女を抱いてきた冒険者なら、若い肢体にほだされることもあるまい。陸に引き上げてしまえば、難なく攻略できる相手である。

 問題は、ルサールカが集団だった場合だ。

 冒険者が誘惑の歌にめげず、その可愛らしいおっぱいと声に心奪われずにガマンできた場合、ルサールカは陸に上がってくることになる。その時、相手が単独なら良いが、集団だった場合、全裸の美少女たちがおっぱいやアソコをさらけ出したまま冒険者のまわりを取り囲むことになる。誘惑パワーも数倍だ。つい魅了され、彼女たちの攻撃に大ダメージを受けてしまうことになる。

 集団戦になった場合、恐ろしいのは、くすぐり攻撃と水中引き込みだ。彼女たちはよってたかって冒険者の全身をくすぐりながら、遠慮なく手コキ技を披露してくる。その柔らかくてしなやかな細い指がいたずらに這い回る中で、冒険者は全身をくすぐられる快楽の中に果ててしまうだろう。彼女たちの指先には精霊の力が宿り、それが冒険者の体内に浸食していって、性感神経を敏感にしていく効果があるのだ。つまり長期戦になればそれだけ弱体化してしまう。

 集団でよってたかってくすぐられ、手コキされ、さんざん高められてから、交代で挿入だ。一人一人がじっくり絞ったかと思うと、矢継ぎ早に交代して一人一人微妙に味わいが違うオソソの感触を刻みつけてくる。その若い膣圧に耐えきれず、水中に引き込まれることになった冒険者は数え切れない。

 そして、水中戦になった場合、ルサールカのパワーはふくれあがり、指の力もオソソの力も跳ね上がる。泳ぎながら挿入し、集団愛撫が加わると、息苦しさも忘れて心地よさに身を任せてしまうようになるのだ。よってたかって密着され、死ぬまで精を絞られてしまうことにもなりかねない。

 上位の冒険者であれば、水中のルサールカをも打ち倒せるだろう。一人一人着実に倒すもよし、魔法で一気に平らげるのも可能だ。水中のルサールカを制するようになって、冒険者として名の通る状態になることを思えば、彼女たちの若い裸体を乗り越えることは、冒険者たちの夢でもあるだろう。あえて果敢に水中に身を沈めるのも、ひょっとすると良いチャレンジになるのかもしれない。


ルナティック【るなてぃっく】

  種 族:魔族
  レベル:B
  得意技:淫呪、暴走/全属性対応
 
 魔界に棲む淫魔。サキュバスの眷属であるが、人の心の隙につけいるのが得意な種族である。

 絶望と狂気の象徴であり、月の象徴でもある。特定の男性のもとに夜な夜な現れ、精を搾り取りながら、しきりに魔界へと誘惑し続ける、たいへんにやっかいな存在だ。

 サキュバスやエンプーサなど、淫魔と呼ばれるものは、その肉体的な快楽をとおして心を犯し、魔界に引きずりこむのが常套手段であるが、ルナティックはいささか趣を異にする。どちらかというとデビルに近く、心に狂気を植え付け、肉欲の快楽を倍増させるという戦法をとるのである。

 ルナティックが狙う特定の男性は、満たされた男ではなく、不遇な男性ばかりである。妻にも子にも仕事にも恵まれた、いわゆる勝ち組やリア充をルナティックが相手にすることはない。彼女が狙うのは、もっぱら女に縁がなく、仕事も家族もうまくいかない、不幸で不運な男性のみである。

 そうした特定の男性のところに近づき、この世現実はおもしろくない、世の栄華はごくひと握りの男や女が独占しているのが世界の姿であって、それ以外はただ、そいつらのための犠牲になっているだけであると、この世の構造を歪んだ形で伝える。犠牲になるくらいならつかみ取れ、できないなら、うちひしがれるか、魔界に来ればよいとそそのかすのである。

 ルナティックに取り憑かれた哀れな男は、この世現実に激しく失望し、浮かばれない思いに怒り狂い、攻撃性を増す。その攻撃性が外側に向けば、殺人や暴力、レイプへと発展し、内側に向けば自殺する。ルナティックは人間を暴走させる悪魔の囁きを得意とするのだ。

 恋人と別れそうになった男のもとにルナティックがやってくる。あの女はすでに他の男と密通している。だからお前を捨てようとしている。彼女はすぐに満たされるが、お前はもう誰にも相手にされなくなって一生独身だ。相手のために手放してはお前だけが損だぞ。次はないぞ。そう囁かれた男は、いかなる手段を用いてでも彼女をつなぎ止めようとするだろう。それがさらなる悪を呼び起こし、本当に捨てられたとき、ルナティックは囁くのである。「…殺せ」

 哀れな男は、彼女への執着が捨てきれず、プライドがずたずたになって、凶行に走る。一人うち捨てられたことに耐えきれなかったのだ。かような事件は世界中で後を絶たないが、人の幸福を邪魔した代償はあまりにも大きいだろう。

 この世の現実に失望させ、魔の者に帰依すれば快楽が得られることを、ルナティックは身をもって教えてくれる。現実を捨て去った男は、非現実の快楽に身をやつすことになる。その先には狂気と凶行と、死んだあとの魂が魔界に繋がれ、永遠の肉体的快楽に溺れる拘束だけが残る。

 人間の世界を狂気に陥れるという点では、ルナティックは非常に恐るべき敵であり、殲滅しなければならない相手であろう。

 ルナティックは、満たされない男の心の弱さにつけ込む淫魔である。それに負けてしまった場合、非現実の世界でめくるめく快楽を得る代わりに、一生を棒に振ることになる。そして、死後は魔界行き確定である。そこで得られる快感はもちろん、筆舌に尽くしがたいレベルではあるが、その犠牲も計り知れないだろう。

 ルナティックに対抗する手段は、視野を拡げ、誘惑に屈しない心の強さを身につけることである。

 現時点で勝ち組、リア充のグループと、そうでない満たされないグループに分け、あたかもそれが永遠に固定されているようにみなすのは、短絡的だろう。満たされたように見える者も何かを抱えているものだ。また、長い目で見れば変化は必ずあるものだ。

 不幸になることを恐れ、短絡的に凶行に走るのは愚かである。執着心が引き起こす狂気は、目線を広く持って、様々な見方をするだけで、ほとんどは解決するのだ。

 ルナティックが誘惑してきたら、強い心で跳ね返そう。「俺が犠牲になるためだけに生まれてきた? 大変けっこうじゃないか。犠牲になることができ、人が助かるのだから、この上ない神からのプレゼントだろう?」そう切り返せば、ルナティックはたちどころに退散する。

 一時的に不幸であっても、それはたいしたことではないのだ。悪魔に屈してはいけない。

 サキュバスたちと違って、狂気への誘惑をはねのけることができれば、肉体的快楽に屈する心配もないのが特徴だ。無理矢理犯して射精させ、心を縛るようなことは、ルナティックにはできないのである。絶望と狂気に取り憑かれた男だけが、彼女の快楽に堕落していくのである。

 心をゆがめられた男にとって、非現実世界でのルナティックとのセックスは、あまりにも心地よいものとなるだろう。多くの場合、目覚めとともにその非現実は忘れ去ってしまうのだが、狂気だけが残り、攻撃的になっていく。自虐的になっていく。そして、一生を台無しにしたあとは、これまで忘れ去っていた非現実での快楽が取り戻され、魔界で永遠に絞られ続けることになるのである。心を失ったあとでのルナティックの肉体は、どんな射精をも凌駕するほどの快感であり、もはや狂気からは逃れられなくなってしまうのである。

 セックスバトルRPGの世界では、ルナティックは誘惑する者、村を狂気に駆り立てる者、哀れな男を復讐者に仕立て上げる者として登場する。冒険者たる者、ルナティックの好きなようにのさばらせておいていいはずがない。現実世界に現れたルナティックを魔界に追い返し、魔界に潜むルナティックを殲滅するのだ。

 実は、淫魔の中では、ルナティックの実力はかなり低い方である。攻撃力も防御力も精力もたいしたことがない。しかし、レッサーサキュバスのように、魔界の中で下っ端扱いされ、上級淫魔にこき使われる存在ではない。ルナティックは、人間を狂気に陥れることに長けており、その能力によって一目置かれる存在になっているのだ。プチボス扱いになることも珍しくはない。

 ルナティックは、冒険者の心の隙に入り込み、狂気に駆り立てようとする。彼女の囁きに負け、心がもやもやと醜い悪に犯されたとたんに、彼女の淫呪が発動するのだ。

 ルナティックに心を犯され、淫呪が発動すると、彼女の実力は20〜30倍に跳ね上がるといわれる。というより、冒険者の心が折れているので、ルナティックの快感攻撃が何十倍にも気持ちよく感じられてしまうのだ。すると、それまでの攻防ではてんでたいしたことがなかった相手が、急に大ダメージを繰り出すようになり、こちらの反撃が通用せず、あっさりと射精の憂き目を見てしまうのである。

 まずは心をしっかり持って失わず、淫呪をはねのけるようにしたいところだ。歪んだ囁きになど耳を貸さず、反撃して責め立てれば、上級冒険者であれば簡単にルナティックを倒すことができる。経験値も高いだろう。

 だが、淫呪が発動してしまってからはたいへんやっかいだ。呪いを解く魔法やアイテムなどで、一刻も早く回復しなければならない。そして二度と、彼女の囁きに屈しないことが肝要である。さもなくば、どんどん精力を吸い取られ、冒険者好みの女になって襲ってくる淫呪に負け、2,3ターンで昇天させられてしまうことになる。

 また、狂気のウインクなどで、冒険者の心を一時的に暴走状態にすることができる。これにも注意が必要で、数ターンのうちには自然に回復するが、その間は行動不能で、ひたすら暴走して腰を振るだけのオオカミになってしまうのだ。

 彼女の胸やオソソや生足に向けて一心不乱にイチモツを押しつけこすりつけ、しごき立てる暴走状態は、大して相手にダメージを与えられないのに、こちらはその柔らかい肌の感触を刻みつけられて、精力のほとんどを失ってしまうことにもなりかねない。もし、淫呪と暴走のコンボを身に受けたら、おそらくひとたまりもないだろう。

 回復と復帰、淫呪に掛からない心の強さが鍵である。これ以上ルナティックの暴虐を許さないためにも、冒険者の心の強さが試される。あとは、培ってきた実力で、セックスバトルで瞬殺すればよい。

 満たされない思いにつけ込んで、性的に満たしてくる悪の権化。屈しないよう気をつけたい相手だ。


ルルコシンプ【るるこしんぷ】

  種 族:精霊
  レベル:D
  得意技:魅了/美声
 
 アイヌに伝わる精霊。力のある動物が変化し、人間の女性となった存在。興味のない男性に対しては、悪事のし放題であり、絶世の美女の姿で誘って精を奪い、そのまま水に沈めて殺してしまうのだという。ただし、好みのタイプの男性だった場合、精はいただくものの、そのあとに様々な幸運をもたらしてくれる憑き神となる。相手が精霊や妖怪の類いでも、男性の生死を分けるのは「※ただしイケメンに限る」という、世知辛い現実がそこにはある。
 
 セックスバトルRPGの世界でも、ルルコシンプの態度はかなり露骨だ。初級ステージのザコとして登場するが、冒険者が長身でカッコイイ男性だったら、ルルコシンプはとてもたやすく倒れてくれる。アッチが上手ならなおさらだ。

 ルルコシンプは美しい声で冒険者を魅了させる特技を持っているが、それ以外は普通の女性とそれほど変わらない。多少エッチの実力はあるが、経験を重ねてきた冒険者なら倒すのは難しくないというレベルである。

 だが、冒険者が「※」だった場合、ルルコシンプはそのイケメンぶりに乱れてしまい、逆に彼女の方が魅了状態になってしまう。そしてあっさりと絶頂を迎えてしまうのだ。瞬殺さえできるかもしれない。そのくらい、彼女は面食い一筋の怪物なのである。おまけに、「※」なら経験値も高く、たくさんのレアアイテムを落とし、そのあとの冒険にもラックが上がっていいことがたくさんあるという特典付きだ。ルルコシンプを倒したあとは、お金の面でもアイテムの面でもレベル上げの面でも、何かと幸運がつきまとうことになるだろう。

 魅了されたルルコシンプは、たぶん敵の中では最弱の部類となるだろう。まったく防御せず、自分から好みの男性に抱かれて悦び、たやすくイッてくれるからだ。いいことずくめのルルコシンプ、外見に自信があるなら、是非とも大量に狩っていき、レベルあげに利用するがいい。

 ただし、あくまで※なのである。イケメンに限るのである。冒険者がルルコシンプ好みの男性でなかった場合、彼女は落胆し、ガードを急に固くして、エネルギーである精を奪うことだけを考え、マンネリセックスさながらに、実につまらなそうに戦闘に応じてくる。その豹変ぶりはかなり露骨で、パーティを組んで冒険しているとそれがよく分かる。ある冒険者の攻撃は大ダメージを受けるくせに、次の冒険者が手を出そうとすれば「はねのけた」「ノーダメージ」などで返ってくる。

 イケメンの攻撃によって笑顔を見せ、顔を上気させていたルルコシンプが、自分の番で攻撃しようとしたときに、急にガラッと露骨に無表情になり、また眉間にしわが寄り、目を合わせず、本当に嫌そうに戦闘に応じるのである。

 実に腹立たしいではないか。

 そんな露骨なルルコシンプ、是非ともしかめっ面の彼女を圧倒的な実力で倒してしまおう。いやいや仕方なく応じているオソソに正義の鉄槌を下してやるのだ。ガードしているにも関わらずそれをたやすく打ち破る快感攻撃の前に、ルルコシンプはなすすべもなく、こんなブサ面にイかされた屈辱を味わいながら倒れることになるのだ。

 こうして溜飲を下げて、完膚なきまでにやっつけたルルコシンプからは、幸運は得られないものの、冒険に必要なものはあくまで肉体のテクニックなのだということを知るよい機会になる。露骨な彼女は、※以外には近隣の村に迷惑をかけるばかりの邪悪な存在だ。一匹でも多く打ち倒し駆除して、真の救世主が誰であるのか思い知らせてやるがよい。「ルルコシンプ…俺の名を言ってみろ…」そんな決めぜりふ、下手なイケメンよりもずっとかっこいいではないか。

 なお、ルルコシンプからレアアイテムを受け取るためには※でなければならないが、魔法やアイテムで一時的に「相手にイケメンであると思い込ませる効果」を持つものがある。それを使えば、※でない冒険者でもそのアイテムを獲得できるはずである。その点は心配いらない。




 

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