演劇部員1−3
 

 「寸劇ッ!ドロシーと愉快な森の動物達ィィィィッ!!」「…えっ?」「ワンワン。ボクはかわいいイヌだわん!」「…。」

 しまった、寸劇ネタは演劇娘を引かせるだけだったか。折角犬役を買って出たのに。

 「い、いきなり言われたから何だか分からなかったです。そうですか、動物を演じたいのですか。でも難しいですよ?木とか動物は。」「えっ、難しいの?」「試しに木を演じてみて下さい。」

 僕は両手を広げて木のつもりで突っ立った。「だめです。」「…えっ…」「手が小刻みに動いてますよ。」「…。」「ほら、足が動いた!あっまた!体が揺れてますよ!」「あう…」「動かない役というのは目立たないようでいて違和感がないように工夫するのが難しいのですぅ。」「な、なるほど…」「風もないのに木が揺れるのはNG。風の演出だと木役全員が同じ向きに同じ角度で揺れる必要があるからもっと高度な技術が必要なんです!風の流れ方によっては角度等が配置によって変わりますがそれには緻密な計算が必要です!」「…。」

 「それに犬を演じるのに”僕は犬だワン”はないでしょう。犬がそんな事言いますかっ!」「ぅ…」さすが演劇部員、演技には厳しいな。

 「そもそも発声がなってません。部員は毎日しっかりグラウンドを走って肺活量を鍛え、日々ハラから声を出す訓練を怠りません!そんな蚊の鳴くような声で舞台会場の最後尾まで声が届く訳がない。」「…。」「それにっ!台本も何もなしに”ドロシーと愉快な動物”なんてできないです!」「…。」「あなたは演じる事の奥の深さがぜんっぜん分かってないです!いいですか?そもそも…」「…。」

 「セリフは?ストーリーは?登場人物のキャラや場面設定は?小道具は?寸劇だからって甘く見ては…」「ぐああああーーーー!!」

 このまま小一時間演劇の何たるかを講義されても仕方ないしうるさいので僕は思わずブチ切れてしまった。「きゃあっ!」僕は演劇部員を突き押し、肩を乱暴に掴んで倒れるのを食い止めると後ろ向きにした。

 勢いで力任せに演劇娘の長いスカートを強引に捲り上げ、下着を引き摺り下ろした。ぷりぷりした臀部が露になる。「ガタガタ言うんじゃあねえっ!お前も女優ならアドリブきかせんかい!」無理を言って僕はペニスをバックの体勢で無理矢理突き立てた。「んああっ!!」演劇部員はのけぞって、いけない声を思わず張り上げた。

 「がおおおおおっ!」僕は勢いが止まらずに乱暴にペニスを出し入れして荒々しくオンナをこねくり回した。「うわはああっ!すごおいっっ!!それよそれ!動物の激しい欲情と荒々しいファイト、それこそが森に生息する野生の熊そのものよおっ!」

 演劇部員は感極まってどんどん上半身を下向きにし、お尻を高く持ち上げるようになって行った。僕は乱暴に彼女のサラサラの髪を鷲掴みにするとガンガン下から上に向けるように腰を突き出す。その勢いで女の子の体はずんずんと跳ね上がるように前後する。肩までが床に着きそうな位下がり、顔は僕が髪の毛を掴んでいる為に上に持ち上げられている。いびつなM字を描いて演劇娘は激しくほとんど無言でよがり続けた。

 お尻を突き出したワンワンスタイルで彼女は我を忘れて体をくねらせながら僕の動きに翻弄され、突き上げる動きに合わせて全身を前後に揺らし続けている。

 ドロシーは言葉を話すクマさんに襲われ、快感に悶えて荒い息を吐き続けている。時折いたたまれなくなって声が出るができるだけ我慢してくぐもった声で押し殺していた。「…っ!くぅ…」ブルリっと大きく震えてドロシーは絶頂を迎えた。僕の弱点を知って最後までうるさいあえぎ声を押し殺したのは女優の鑑だな。だがそれでも僕は止まらない。

 「お前の敗因はたった一つガオー!俺を怒らせたクマーーーー!」がつんがつん!イッたばかりの敏感な膣がさらに執拗に責められて激しくヒクついている。「きゃひいっ!もう許してえっ!」半透明になりながら演劇部員は連続してイキ続ける。このままイキながら消えてしまえ!「あううっ!!」ビクビクッと彼女の全身が痙攣を起こした。

 すかっ。彼女が消滅したのでクマの腰が空を切った。戦いに勝ったので僕の動きも収まりが着いた。

 演劇部員が消え去った後に紙袋があらわれた。中にはブレザータイプの女物の制服が入っている。スカートは相変わらず短い。「なるほど、イロイロな制服を楽しめという訳か。」

 どっちにしても女装しないと先には進めない。丁度体操服も汚れて来たし、着替えて置くか。僕は新しい制服に身を包んだ。ヒラヒラしたタイプと違ってマジメな感じのブレザーだった。久々にネクタイを締めたな。

 女子校フロアから脱出して女装地獄から早く解放されたいものだ。その為には女学生達を次々平らげて上り階段を目指すしかない。まだ複数相手の領域にも入っていないんだ。思った以上にこの特殊フロアは広い。複数種類の敵が蠢いているだけに数人分のフロアの広さもあるのかも知れないな。

 僕は短いスカートから生足を露出させながら先を急いだ。

演劇部員1 クリア

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