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くのいち1−1


 僕は階段を上った。

「むうっ!?」

 いきなりの展開で面食らった。

 これまでの五重塔は、大きな塔の中に立てられた小さな塔の構造であり、一つの階に小さな部屋が二つ用意されていた。それぞれ1人バージョン、3人バージョンと分かれていたのである。

 だが、僕の目の前に広がっている光景は、そういった狭い部屋とはまったく対極的な、だだっ広い空間なのだった。

 この五重塔に入る前には、外観からしても、このような広さを持つ構造とは考えられなかった。

 日本風の庭園が数十メートルにわたって拡がっており、周囲を壁で囲んではいるが、内側には樹木や草花、枯山水、池、添水(ししおどし)まで用意されている。奥まったところに、茶室のような小さな日本家屋まであった。

 空間がゆがめられていて、本来は狭い五重塔内部が、広く拡張されているのだろう。それで、こんな特殊なステージを作ったというワケか。

 スッ……

「!!」

 突然天井から、1人の少女が降ってきた! あまりに音もなく、自信たっぷりに、風を切るように落ちてきたので、華麗すぎる動きに、僕は驚きさえできなかった。

 五重塔なので、天井はある。造られた日本庭園と対照的に、壁や天井は「構造物の内部」という感覚を思い出させてくれる。

 少女はその天井に身を潜め、僕が来るのを待っていたということになる。そして、鮮やかな動きで、僕の前に降りたのである。

 紫色の忍者服に身を包んだ少女。からだは十分に発達していて、女性らしさを存分にたたえているが、顔つきがまだまだあどけない。ダンサーやレオター、風俗嬢たちよりも、ずっと若い感じだ。

 忍者少女……すなわち”くのいち”が、今度の敵というわけか。すぐに理解できた。

 少女は屈んで片膝を地面につけ、もう片足を突き立てた姿勢で、サッと僕の方を見上げた。大きくつぶらな瞳が、凛とした忍者の威厳と対照的に、若くあどけない魅力を具えている。鍛え上げられたくのいちの貫禄と、若さ故のいとけない顔立ちのギャップがたまらない。

 忍者服といえども、特殊な構造になっている。横尻が露出していて、内股もあらわだ。ひも1本引っ張るだけで、すぐに全部が脱げるように細工されているらしい。つまり、忍者服を身につけていても生足の感触を男性に刻みつけることができ、すぐに裸で戦う戦法に切り替えることもできるなど、即戦力になっているということだ。

 そして上半身部分は、簡単に胸をあらわにすることができるくらいに開かれている。ちょっと動いただけで、即座に大きなおっぱいの谷間が丸見えになる。この視覚攻撃により、男性を即座に勃起させる忍術に仕立て上げているようだ。

 くのいちは忍者服の下には何も身につけておらず、なまの乳やオンナの上に、特殊な服が重ねられているだけのようだった。

 そして、くのいち忍者なら顔を隠しているイメージだが、彼女は何も顔を覆っていなかった。やや丸みを帯びた幼い顔立ち。それでいて大きな瞳はややつり上がっていて、顔立ちも整っている。若々しいポニーテールが、ふさふさと風に揺れた。

 少女は片手を自分の胸元に突っ込んだ。これは、たえず乳頭をこねくり回して精神統一を図るためである。戦闘準備が整えば、セックス一色に精神を集中させると同時に、即座に挿入できるよう、オンナを滴らせるためのものでもあった。

 そのポーズが決まると、もはやくのいちは完全に戦闘モードになった。

 だが……

 くのいちという忍者は、男性顔負けの諸々の忍術・武術・剣術を使いこなした上で、あえてそれらを駆使せず、もっぱら”体術”のみを駆使して、任務を果たすのだという。

 昔から、セックスを武器に敵忍者を籠絡し、精を奪い尽くして枯れさせることで、権力を握った集団だ。

 請け負う仕事も、色仕掛けで権力者を手込めにしたり、わざと妊娠して後継者争いに乗じたり、さらには、セックスそのものを処刑に使うことも多々あったという。一晩で一生分の精を奪い尽くす秘術さえあると聞く。

 そのテクニックも、身体の強化鍛錬も、最高峰にまで高められた集団、それがくのいちの里である。その構成員が今度の敵なのだ。すぐに反射的に戦闘すれば、思わぬ反撃を受けて敗北してしまうかも知れない。

 まずは……敵を知ることから始めねば。

「……。」
僕は間合いを取りながら警戒した。

 くのいちの乳房や横尻、内股を凝視すれば、たちまちペニスが反応する。若々しく溌剌とした肉体は、どこまでもやわらかく白くてみずみずしかった。

 それだけの性的魅力を、ただ見せつけるだけで醸し出せるんだ。

 風俗嬢やしおりたちよりも強力な敵と見ていいだろう。安易に踏み込まず、敵の性質や個性を見極めるんだ。

「……拙者、とあるくのいちの里より、おのが精をいただくために馳せ参じつかまつった忍びの者。むらさき しのめ と申します。よわいは……もうすぐ17ッ!」

「なるほど……わかいな……」

 とらわれペンギンでいえば、レベル2か1という強豪という計算だ。それに輪をかけて性的な攻撃に特化したくのいち忍術の数々を使いこなす。ただのセックス慣れした女性と思っていると痛手を負いそうだ。

「警戒に超したことはあるまい……よい判断です。しかし、若いと思って侮っていますね。くのいちにとってこの年齢は、もはや熟練の類、完成しきっているということ。なぜならくのいちは……毛も生えぬうちから性の修行を日々積み重ね、14になる頃には、立派に敵忍者やターゲットの男性を手込めにできる“一人前”なのですから。」

「やはりな……あどけない顔立ちながら、16とは思えないほど女性的に発達した体。すでに数えきれぬ精を絞りつくし、男たちの一生分の精をたっぷりと身に浴びて、肉体を強化したようだな……」

 じりじりと間合いを拡げながら、敵の実力を推し量ってみる。特殊な鍛錬で強化されたくのいち。それは……この世界につれられてきた風俗嬢のようなにわか仕込みとは、格が違うのだった。

 むらさき しのめ……その名は覚えておこう。

 すでにオーラからして違っている。

 しなやかな身のこなし、おとなの女性そのものに成熟した身体、それでいて若さとピチピチした肌は磨き抜かれた状態のまま健在ッ! 様々な“くのいち忍法”を駆使し、のし上がってきた、本物の実力派ということだな。それでいて、女子高生的な子供っぽい顔立ちを残している。そのギャップがかえって、彼女の性的魅力を高めている。

「無駄な抵抗はしない方がいいですよ……あなたくらいの男性は、鍛練を積んだ忍者ならいくらもいます。そんな男たちを、私はいくらでも倒してきたのですから。ふ……お覚悟を。」

「……。」
くっそ……圧倒される……

 僕はじりじりと後ずさった。それは……さっきまでのように、間合いを推し量る距離の取り方とは、明らかに違うものだった。

 これまでとは格の違う実力者を前にして、しかしこちらの精力がほとんど残っていないことに対する、確実なる戦慄であった。

 それは恐怖というより、イク寸前の気持ちいい期待感が、急激に高まって、くすぐったい疼きが股間の奥まで貫き通されている感覚だ。

 丸っこい幼い顔立ち、それでいて大きな瞳がつり目になっていて、とても可愛らしい。姉さんは僕好みの娘を的確に、この世界に引き込んでくる。

 それでいて、幼少の頃より性的な修行を積み重ね、完成形となって僕の前に身構えている。本能が、とても勝てる相手ではないと囁く。いや……少なくともいま、自分が勝てる状況にないことは分かった。

 僕の異常な性的興奮を察知したしのめちゃんは、キラキラと瞳を輝かせた。彼女の方も絶対的な自信を持ったようだ。

 くのいちしのめは、すっと上半身をはだけさせた。少し動かすだけで、上半身の服は身軽に脇に垂れ下がる。すぐに攻撃に移れるように仕込んであるんだ。

「えっ……ああっ! うくっ……」

 一瞬の出来事だった。

 忍者の素早い動きに、まったくついて来られなかった。

 しのめちゃんの甘い柔らかな髪が、僕の鼻孔をくすぐる。目の前にポニーテールがやわらかくフサッと揺れた。

 ペニスに圧迫が加えられ、同時にきめ細かすぎる肌触りが股間を覆い尽くす。

 瞬時にして挿入されたのかと錯覚したが、そうではなかった。しのめの若々しい生足が、瞬時にしてペニスをとらえたのだ。とつぜん僕に抱きつき、次の瞬間に、太ももでペニスをキツくやわらかく締め上げてきたのである。

 彼女が座った体勢で、しかもこっちとしては十分に間合いを取ったはずだったのに、それが一瞬で追いつかれる。さらに、上半身裸の状態で抱きつかれると同時に、ペニスに内股の若い圧迫を刻みつけてくる矢継ぎ早の攻撃にたじろいだ。これほどの動きが取れるということ自体、くのいちの体術が桁外れに優れていることを意味していた。

 くのいちはゆっくりと両脚をスリスリさせ、ペニスを優しくこすっていく。忍者服の内股部分と横尻部分が露出されているのは、下半身の忍者服を脱がなくても、太ももスマタだけで性的なダメージを男性に与えられるようにするためである。

 おおきく発達した若いおっぱいは、容赦なく僕の胸板と腹部を滑っていった。

 イク寸前にまで高められて、かろうじて堪えきって、やっと僅かに興奮が収まっただけの状態で、このくのいちステージに臨んだ僕は、ふたたび女体の快楽に晒された時、もうほとんどがマンしきれないほどに、性的に追い詰められてしまっていたのだった。

 これまでも、生足にペニスを挟み込まれた回数なんて数え切れない。そのつど、滑らかでみずみずしい太ももの感触が、やわらかい圧迫とともに、どれほど僕の股間を気持ちよくさせてきたことだろう。

 それを1人1人乗り越えて、今の僕がある。それでも、女の足の感触には、足同士をこすり合わせても、ペニスをむっちり包み込まれても、いつまでも心地よい感触を覚えるのだ。

 16歳の若い乳房は、やわらかくハリがあって、肌細胞の一つ一つが、僕の上半身を名残惜しそうに滑っていく。ぺりぺりと吸い付くようにして、肉付きのよい乳房が形をやわらかく変えながら、ぬっちりとこすれていく度に、僕の興奮度は格段に高まり、すべてが股間の快楽へと集中していくのだった。

 スカートの短い女学生たちの悩ましい生足に輪をかけて、しのめちゃんの太ももはとろけそうな肌触りだ。太めの足であれば、よく見れば毛穴が目立つほどに肌細胞のあらが出てくるものだが、若い娘は一向にそれを感じさせない。

 しのめちゃんはそれ以上に、きめ細やかな肌細胞の持ち主だった。様々な鍛錬や秘術によって、肌のみずみずしさときめ細かさ、快感攻撃力を高めているのだろう。

 それは、彼女の上半身も下半身も、すべてにおいて隙のないように仕上げられているのだった。

 性的に鍛え抜かれた生足は、脚力において抜群の運動神経を誇っているにもかかわらず、ほとんど筋肉の硬さを感じさせなかった。

 そればかりでなく、きれいで整った細い足は、それでも歩けばぷるんぷるんと肉が震えるような、絶妙な高校生的な生足そのものであり、さらに並大抵の少女を遥かに超えるような、性的攻撃力を具えているのだった。

 この太ももに挟まれて果てていった男忍者は一体、どのくらいいるのだろう。

 僕は追い詰められ、多幸感の予感を感じずにはいられなかった。このままだとまずい!

 僕はとっさに後ずさり、しのめちゃんの抱擁から逃れた。広大な空間が幸いした。

 きゅん、と、股間の奥がくすぐったく疼いた。まずい……本当に残り精力がない。選択肢を持ついとまもなさそうである。何か、反撃の手段はないか……何か……

 だが、そんな僕の苦渋をあざ笑うかのように、くのいちの脚力が冴える。

 むらさきしのめは、再び僕の前にギュッとしがみついてきた! 僕が距離をたくさん取っても、何ら意に介することがない。くのいちだけあって、こちらがどんなに間合いを取っても、それをものともせずに、一瞬で僕のところまで移動できてしまうのだ。

 ペニスが再び、少女の太ももに挟み込まれる。内股がしっかり発達していて、それをさらに交差させる要領で、ペニスはぎゅうっと16歳太ももの餌食になり続ける。彼女は素早く左右の足をこすり合わせて、やわらかでスベスベの内股でペニスを絞り上げてくる!

 ふぁさっと、少女のポニーテールが僕の鼻孔をくすぐった。くのいちだけあって、背の高さが違うことなど難なくクリアする体勢で、ペニスを自慢の太ももに包み込みしごき上げ続けることができるのだった。

 くっそ……なんとか脱出しなければ!

 僕は飛び退けるようにして、さらにしのめちゃんの快感攻撃から脱出した。

 しかし、すぐさま一瞬で追いつかれ、防御する暇も与えられず、ペニスを生足から守ろうとするあらゆる僕の動きをはねのけて、しのめちゃんはしつこくしつこく、ペニスを太ももの間に挟み込み続けるのだった。

 それは、風俗嬢のような鍛えられ方とは、あくまで一線を画するものだった。

 文字どおり幼少の頃から、くのいちたちは性的な訓練一色に染め上げられる。性感神経を鍛え上げられ、なかなか感じたり絶頂したりしないように訓練を積み重ねる。その上で、肉体のありとあらゆる部位で、男根を射精させるための特訓を、14歳までに仕上げるのだ。

 攻撃テクニック、防御テクニック、そして精力。その他にも、様々なくのいち淫法が伝授されている。何より、特別な鍛錬によって、しなやかな体位と、圧倒的な身体能力、それでいて筋肉質を感じさせない秘伝の肉体作りが行われてきたのである。

 肌の質はとても若々しく、きめ細かく磨き上げられる。そのため、生足だろうが手だろうがどこの部位であれ、すべてがモチモチして触り心地がよい。そのみずみずしさは、なまの女学生とは比べものにならないほど、射精能力を高められている。

 男忍者だってバカではないので、簡単にはくのいちに籠絡されないように訓練するが、それをもたやすく乗り越えて手込めにするだけの力が、くのいち軍団には備わっている。

 こっちも百戦錬磨で、すぐに射精させられてしまうほど素人ではない。が、これまでの五重塔の戦いで精力をほとんど使い果たし、ちょっとした性的な刺激だけで股間全体がすぐにくすぐったくなってしまうほど、僕の体はすっかり、射精に向けての準備を始めてしまっていたのだった。

 男の体を研究し尽くしたしのめが、僕のこの状態を見抜けないはずはなかった。

 離れても離れても、次の瞬間にはしっかりしがみついてペニスを挟み込む忍術は、ものすごい瞬発力と、こちらの動きを制する柔術と、気づいたらペニスを挟んでいたと相手に思わせるくらいのスピードが要求される。それを難なくこなすくのいちは、やはり超強敵と言わざるを得ない。

「くっそ……離れ……あっ!」

 僕の背後は、すでに壁際だった!

 なんてことだ!

 むらさきしのめは、グイグイ僕に迫りながら、さらにコーナーに僕を寄せ、それ以上、後ろにも左右にも逃れられない場所に追い込んでしまう。

 全部……計算のうちかッ!

 しつこいスマタ攻撃。絶頂直前に高めてくれるくのいち淫法の秘伝は、彼女にはまだまだあるはずだが、その片鱗を見せられた気がした。そして、そのことは、完全に僕の方の敗北が確定していることを意味していた。

 生足で一瞬にして挟まれるペニス。だが、彼女はわざと、僕に“背後に逃げさせる”戦法をとっていたのだ! 僕が身を引けば、すぐに脱出できるような体勢をわざと取っていた。

 僕の精力がほとんど残っていなかったために、彼女がとった戦法だった。僕をどんどん後ろに逃げさせる。本当はそのスマタだけで十分射精に追い込むことができたが、わざとそうせずに、だ。

 軽い刺激だけで、寸止めに仕上げることで、僕を「一刻も早くこの快感攻撃から逃れなければ」と焦らせる。そうやって、気づかないうちに、僕は壁際コーナーにまで、彼女の計算どおりに追いやられてしまっていたのだった。

 すかさずしのめちゃんは、スッとかがみ込むと、露出してさんざん僕の胸板を這い回っていた、自慢の乳房で、ペニスを挟み込んできた!

「うああ……」

「私の脚もいいけど、おっぱいもすっごいでしょう? 膨らんだときからずっと、くのいちはこの乳房をどこまでも鍛え上げるんだから……柔らかさも、肌質も、テクニックも、ね……。」

 しのめちゃんの言葉に偽りはなかった。

 壁際に追いやられての、イク寸前でのパイズリ攻撃。こんな場面に出くわしながらも、かろうじて回復を重ねて打ち勝ってきた経験ならある。だが、回復ができず、しかも相手は可愛らしい顔立ちでうら若き乙女の忍者なのだ。特別に鍛えられたおっぱいは、これまでのパイズリをはるかにしのぐ攻撃力だった。

 ローションをいっさい使っていないのに、肌質のきめが細かすぎて、ねっとりとした感触がすでに具わっている。そして、ほとんど意図的に膨らませられた乳房の、あまりの圧迫と、どこまでもめり込むやわらかさが、すべて同時にペニスに襲いかかってきていた。

 しゅっこしゅっこと左右のおっぱいでペニスがしごき立てられる!

 今度は手加減していない!

 そのため、太ももスマタ攻撃以上の快感ダメージが、一気に僕の精を奪い尽くそうとする。

 後ろに逃れることも、腰を引くこともかなわない体勢で、しのめちゃんはしっかり僕を押し固め、その体勢のまま、16歳の若い乳房を惜しげもなく揺さぶって、とことんまでペニスをしごき倒そうとしていた!

 僕は壁際に立たされたまま、くのいち特有の肌触りと柔らかさを具えた、むらさきしのめのパイズリに悩まされた。力の入れ具合、こすりあげるタイミングとスピードを絶妙にずらしていくことで、単調な快感が倍増していきながら、変幻自在な刺激を同時に加えてくる。

 我慢しようとしても、それを打ち破る射精への誘惑と、性的な快楽刺激が、ペニスからお尻の奥まで、きゅんきゅうんと突き抜けていく。

 絶頂寸前の多幸感を抑えつける方法を駆使しようとさえ、くのいちは許してくれないようだった。ぐっと力を込め、全身全霊で脂汗をかいて、射精の脈打ちだけは堪えようと必死に踏ん張る姿を見て、しのめちゃんはあどけない顔をぱっと笑顔に輝かせた。

 じゅぽっ……じゅぽっ……

「ひああ! やめ……」

 しのめは、パイズリを肉棒に集中させて亀頭を露出させると、その先端ばかりを丹念に舐め回し、さらにふにふにした唇全体で、亀頭を素早くしごき立ててきた!

 これで、射精を堪えようとする僕の踏ん張りが、水泡に帰することになる。

 ぴちゃぴちゃぴちゃ

「……ね、どっちがいーい?」

「うあああ!」

 今度は、亀頭裏スジの敏感なところばかりを、やわらかな舌がギュッと捕らえて、そのままぴちゃぴちゃと下から上に大きく舐め続けた! このピンポイントの攻撃に加えて、くのいち乳房がペニスをとらえ続ける!

「……もっといっぱいあるんだけど、もう限界ですね。……ほらあ!」

 ちゅううう!

 びゅくん! どばばばば! びゅくうっ!

 大量の精液が、しのめちゃんの顔を覆い尽くす! 彼女が裏スジのヒダヒダ全体に、強くキスして吸い付き、その吸引力で敏感な部位をこれでもかと責め苛んだのだった。その一瞬だけで、僕は快楽に果てるに十分だった。

「いっぱい我慢してたんですね。……こんなに、いっぱい……。くすくす……」
「うぅ……」

 全身力が入らず、脱力したまま、倒れ込みそうになった。

「だめですよー!」

 僕は倒れることさえできなかった。後ろも左右も壁。そして目の前には、むらさきしのめ。どこにも身を倒すことができないまま、立たされている!

「ね……知ってます? 敵の男忍者を捕まえて、さんざん絞り取ったあげく、気絶させたあとって。そのままくのいちの里に連れて行って、秘密をぜぇんぶ聞き出すんです。」

 ちゅっこ……ちゅっこ……

 どばあ! どばあ!

 しのめはさらにパイズリをゆっくりと再開する。肉体改造が進んだ僕は、一秒たりとも途切れることなく、絶頂直前のきゅ〜んとしたくすぐったさに襲われる。そこに女の刺激が加われば、ひとたまりもなく爆発してしまう。

「快感拷問で、イッてもイッても許されず……いつまでも絞り取られ続けるんです。ね、知ってます、男の人って、イッた直後に先っぽばっかりこうやって刺激すると……」

「あひいい!」

 精液とともに透明の液体が大量に噴き出していく。

「潮吹きって、男でもできるんです。強烈な快感を伴って……ね。くのいちの拷問は、”絶頂したての男をいかに萎えさせずにもう一度、もう一度と射精に導き続けるか”この一点にかかってるんですよー。」

 ……そのための訓練を、幼少から続けてきたというのか……か、勝てない……

「洗いざらい白状させるまで、集団で、とびきり気持ちよくして、悶絶し続けて……でもね、白状が終わったら、一滴残らず絞り取って、そのまま腹上死してもらうんです。……逃げ場は、ない。」

「!!」

 目の前の風景が変わった。

 先ほどのような日本庭園ではあるが、壁も天井もない。完全に青空。ここは……くのいちの里!?

 しのめちゃんの周囲には、彼女と同じくらいの年頃の女忍者たちが、すでに大勢、全裸になって、僕を取り囲んでいた。

 僕は立たされ、木か何かで作られた十字架のようなものに磔にされていた。しかし、両脚は大きく拡げられた状態で、大の字に固定されていた。

 むらさきしのめは、射精に脈打ち続けているペニスを、ムリにでも膣内に収めようと、大きく脚を拡げてきた。

「ああああっ! だめ……しのめ……やめ……むぐうっ!」

 僕が無駄口をたたけないよう、別の娘が唇を塞いでくる。その間に、しのめちゃんはすっかり、ペニスをオンナの奥にねじ込んでしまった!

 びゅる! びゅるるるッ!

 さらに射精の脈打ち速度が上がっていく。

「本当は……出し尽して立たなくなった男を無理矢理快楽地獄で責め抜いて、一秒も萎えさせずに次の射精に導く拷問忍法をいっぱい、試したかったんですけどねえ。……肉体改造された男じゃ、永遠に気持ちよくなり続けるだけ。ちょっと張り合いがないけど、しょうがないか。」

 くのいちの腰振りは、乱暴だが計算された絶妙な動きだった。激しくペニスをこねくり回しながら、様々な膣圧で締め上げ、どうあっても律動させるべく蠢いてしごきまくってくる。

「ほらほら。くのいち秘伝の”射精の秘孔”ですよー!」

 別の娘が、僕のお尻の穴に指をねじ込んで、すかさず前立腺を探り当てた。その一点を指先でギュッと押しつけながら、同時に玉袋の付け根と会陰の間部分と、丁度股関節がある場所とを、トストスと指で突いてきた。

「もがああ!」

 どんなに精力が残っていても、どんな防御やレベルであっても、この秘孔が成功した場合には、一気に絶頂まで追いやられてしまう、まさに死の秘孔なのだった。

 肉体改造され、しのめのオンナに犯された状態で、この秘孔を別の忍者が突いてきたのだった。これまでにない律動のスピードと快感が、一気に僕の全身を支配した。

 射精の秘孔は、ザラキのように一発で勝負を決めるものではあるが、よほど熟練した忍者であっても、成功率は低いという。それだけ、この秘孔の位置は絶妙なタイミングと精密な特定が欠かせず、しかも力の加減を間違えても成功しないらしい。。

 しかし、今の僕の場合、仮に外れても効果が出てしまうようだった。

 くのいちたちは、成功率の高すぎる射精の秘孔に、あまりおもしろみを感じなかったらしい。

 そんなことをしなくても、僕の体は、いつでも射精の秘孔を突かれ続けているのと同じように、どんどん改造され続けていくからだ。

 それならと、女学生くらいの年頃の娘たちは、競ってセックスを楽しみ、くのいち技の数々を披露しながら、僕を永遠に射精させ続ける淫法を叩き込み続けることにしたらしい。

 忘れてはならない……16〜18くらいのくのいちは、すでに後輩を指導することができるくらいに熟練しきった、実力者中の実力者揃いなんだ。その弾ける若さと、くのいち忍法の数々によって、僕は終わることのない“処刑”に晒されているんだ。

 男忍者なら、疲労困憊した股間をさらに刺激され、痛みや疲労を突き破るほどの快感で脈打ち続け、挙げ句の果てには、イキ続けた代償として心臓発作を起こして絶命する。その時にやっと、無理矢理立たされていたペニスを、しならせることができるのだ。

 だが僕の場合……この処刑は永久に繰り返される。疲れることも痛むことも、萎えることもない。それどころか、快楽はますます強まっていくばかりである。射精の律動は永久に止まりはせず、ますます濃く多く粘っこく変質していく。

 その度ごとに……射精回数が増えるごとに、少しずつ快感が強くなる。何年も何百年も続く頃には、僕は理性を失い、思考を忘れ、ただ快楽だけを味わう存在に貶められる。

 それが、敗北した僕を確実に待ち受ける運命なのであった。



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