エルフ1−3
 

 僕はエルフの背後に回り、腰を屈めて小さなヒップに股間を押し付けた。折角開放的な森の中なんだ、ここは一つ野性的に責めてみよう。バックで戦うぞ。エルフの吸い付くような臀部の肌触りがペニスに吸い付き、それだけでこっちがダメージを受けてしまう。僕は僅かに身を引き、お尻に亀頭の先がこすれる程度の距離を取った。それも敏感な裏スジが触れないように尿道口だけでコチョコチョ軽くくすぐってやる要領だ。時折やわらかいお尻のふくらみにめり込ませてやる。タイミングを見計らって一気に挿入に持ち込もう。

 こちらの意図を察知したエルフは四つんばいになる。オンナが僕の腰元に来て今か今かとペニスを待ち構えていた。タイミングはエルフの側が積極的に作ってくれた。バックでの戦いに応じる意志が無言のジェスチャーから読み取れた。あえて彼女が僕の思惑に従ったのはそれだけ自信があるという事だろうか、それとも何か作戦があるのか。

 どっちにしてもやってみなければ分からない。僕は照準を定めて注意深くバックで挿入した。「うぅ…これは…あう…」動いてもいないのに僕は悩ましい声を出さずにはいられなかった。エルフのオンナはまさに「天にも昇る心地」だった。ぷるぷるした筒とヒダが満遍なく極上の刺激で蠢き、こんにゃくのような弾力がひっきりなしに強く締め付けながら微妙に震えたりして絡み付いて来る。人間の女性では決して味わう事のできない名器だった。

 肉もヒダも愛液もすべてが男が一番感じやすいようにペニスに刺激を送り込み続け、ナタデココのようなシコシコした味わいがこれでもかと全方向から押し寄せて来る。肉棒の細かい部分まで的確に食い込み、一番心地よくなるようにすべての快感神経を満遍なく刺激して来る。優しく包み込む感触に僕は身悶えしながら悩ましい溜め息を吐き続けた。只入れただけでこんなに大ダメージを受けるとは思わなかった。僕は戦慄を覚えた。

 「どうした。動かないならこちらから行くぞ。」エルフはお尻を大きく左右に揺り動かして来た。ずしゅずしゅと音を立てながらエルフの腰がなまめかしく動き、極上の締め付けと絡みつきに加えて左右の揉みしだきの刺激が甘く強まる。ペニスに押し付けられ強調される至高のヒダがますます強く絡み突き、さらに吸い付くように性感神経を擦れて行った。左右に揺り動かすタイミングも丁度よく、快感の波が決して途切れないよう慣れた動きだった。

 エルフが動く度に締まり方や味わいが微妙に変化し、それがひっきりなしの心地よさを僕の全身に伝えている。強く締め付けていながら優しく包み込まれているようでもあり、隙間なく張り付いていながら変幻自在に蠢いている。感じる部位のすべてが極限まで刺激され、揉みしだかれ、体液と共に全部が奥へ奥へと吸い込まれてしまいそうな感覚だった。

 「楽しむつもりなら、このまま動かずに私に体を預けなさい。…戦うつもりなら、前後に動く事だ。」エルフはリズミカルにメリハリをつけて腰を揺り動かしている。時にはスピードを速め、またゆっくり慈しむようにペニスをこねくり回して来た。左右の動きにランダム要素が加わり、上下に動いたり回転するような動きが加わったりもしている。スピードも速くなったり遅くなったりしてひっきりなしにペニスに快感を送り込む。その間もたゆまず名器がペニスに隙間なく絡みつき続けていた。僕の腰を滑って行く彼女のヒップが可愛らしく、蠢く臀部の肉が柔らかくさまざまな形にひしゃげていた。

 このままでは一方的に精力を削られてしまう。こちらも反撃しなくては。エルフの言う通り前後にペニスを突き立てて、こちらがイク前に相手を倒すしかない。僕は意を決して前後に腰を突き動かし始めた。

 「はううっ…ダメッ!!」数回で腰を止めた。絡み付くヒダが何重にもペニスを激しく扱きたてたからだ。名器にエルフの動きが加わっているだけでも大ダメージなのに、前後しごきの刺激まで追加されてはあっという間に高められてしまう。エルフはその気になればこの体勢で腰をくねらせながら同時にペニスをオンナで激しく扱きたてる事ができた。しかしあえてそれをせず、僕が動く事で扱いてやろうと画策したのだった。

 「その程度か。」僕が思わず腰を引こうとしたら彼女のお尻がむぎゅっと押し付けられた。すぐ後ろには運悪く大木があった。あるいはエルフはここに木がある事を計算に入れてその前で僕を受け入れたのかも知れない。僕が下がろうとしてエルフもそれ以上の勢いで下がったのだから二人の体は数歩後ろに移動する。そこで僕は木に挟まれて脱出できなくなった。

 お尻に当たる固い木の感触。目の前ではエルフが妖しく腰を揺り動かしている。左右に逃れようとしてもぐいぐい押して来る臀部に阻まれてしまう。もしここで力づくで前に彼女を押し倒そうとすればきっと彼女は巧みに身を屈めて男上背位に持ち込んでしまうだろう。そうなってはこちらのダメージも計り知れない。ムリヤリ左右に逃げようとすれば彼女は僕にのしかかるように押し倒し女性逆上位(騎乗位でこちらに背中を向ける)に持ち込むだろう。こっちも数多くの戦闘をこなして来たから、ムリを押し通せばどうなるか位は予想がつく。どっちに転んでも致命的なまでに不利となる。

 やはりこのまま戦うしかない。バックで戦う事を受け入れたのはエルフに自信があったからだ。一時この体勢から逃れたとしても同じ事…それ以上の絶望的な状況に陥ってしまう。だったらこのバックのまま彼女に勝つしかない。僕は覚悟を決め、精力を消費しないように踏ん張りながら、吸い付くような肌のあちこちをさすりつつ力強く腰を突き上げる。木とお尻に挟まれてはいるがこっちが出し入れしようとすればエルフは少し隙間を作ってくれる。というより僕がペニスを奥へ突きたてればそれに合わせて僅かに前へ移動する感じだ。

 エルフも僕にリズムを合わせて前後左右上下している。経験深いだけあって、こちらの動きから自分ができるだけ感じないような動きをし、同時に僕の動きの中から男が一番感じるような位置に腰を持って行く。僕は快感に気が遠くなりそうになりながらも気をしっかり持って一心不乱にペニスを前後させる。強烈な快感が全身を駆け巡るから時々動きを止めざるを得なかった。が、すぐに気を取り直して再び責めに転じる。

 この肌が密着していないだけ助かった。手のひらに吸い付く臀部の肌触りがとても心地よい。もし正常位や座位で密着していたらまず勝ち目はなかっただろう。触れているのはお尻と太ももの一部だけだったから、まだダメージを軽減する事ができたのだ。僕は腰を動かしながら巧みに彼女の小さなヒップ全体を優しくかわいがり続けた。時折くすぐるように指先で愛撫を加える。彼女も女ならこれで全身にジワリと快感が駆け巡っている筈だ。あたたかい、脱力してしまいそうな心地よさが彼女のお尻から全身へとジワジワ広がり、痺れるような疼きでダメージを与えている。

 少し責めただけでエルフは感じてくれる。どうやら極上の攻撃力にしては防御力が低いらしい。ペニスの動きとお尻への愛撫はたしかに効いている。お互いに精力を大きく削り合っている状態だ。彼女があえて前後に動かなかったのは僕の自滅を楽しむだけでなく同時に自分の保身にも役立っているのだった。そこを高い精力と防御力でカバーしながら積極的に突いてやれば勝てるかも知れない。

 「く…ぅ…やはり…この世界では分が悪い。」息を切らしながらエルフが身悶えしている。「分が悪い、だと?」しっかり締め付けながら僕をリズミカルに責めているのに、まだ実力のすべてを出し切れていないというのか…。こっちは少しでも気を抜けば一気に射精してしまいそうな勢いなのに。

 「元来エルフというものは集団生活・集団行動を基本とする。単独行動はしない。…この世界の構造故に私は今一人なのだ。それに…。うはあっ!」僕は話を聞きながらどんどん相手の精力を削り取る。エルフは快感に耐える為に動かずに防御し始めた。それでもオンナのカウンターだけで十分僕にダメージを与えられる。僕は妖しく扱き立てるヒダの感触に耐えながらペニスを奥へ奥へと激しく出し入れした。その動きをカバーするようにお尻を満遍なくさすってあげる。お尻だけをさすっていながら全体をいとおしみ包み込むつもりで一生懸命かわいがった。

 「エルフは通常森や山の中の異空間に村を作って暮らしている。めったに人前に姿を現さず、侵略を受ければすぐに異次元に逃げる習性がある。できるだけ殺戮を避ける為だ。それが私達の感度の良さに繋がっているのだ。」攻撃には長けているが逃げてばかりいたからいざダメージを受けるとなると弱いという訳か。「なるほど…わざわざ弱点をしゃべってくれてありがとう。」一心不乱に突き続けるとエルフの力が抜け、木に挟み込まれて身動きが制限されていた僕の体の自由がますます利くようになる。これで下から斜め上に突き上げる事ができるようになったぞ。ここで一気に畳み掛けるしかない。この勝機を逃したら次はない。精力がもうほとんど残ってないからな。

 僕はエルフの腰をがっしり掴んで抱え込むようにしながら強く上向きにペニスを突きあげ続けた。全身でガンガン突き上げるとエルフの体も激しく動くのだった。「はああっ…。弱点をしゃべるのは当然の事。エルフは正直を基本とするのだ。人間の世界ではウソをついた方が物事がうまく行くようになっているが、それは仕組が不完全だからだ。より高次の、社会が完全に整っているエルフの世界では、嘘は不利にしかならぬ。だからエルフは本能的に皆正直者なのだ。…うはあっ!!」

 「聞く所ではエルフの村というのは小集団で素朴な狩猟生活を何万年と続けているそうじゃないか。」「あうっ!その通りだ…」「そんな原始的な生活で何が高次で完全なんだ?」男を受け入れて疼いている女体を前にして、僕はイジワルをして腰を止めてしまった。もちろん彼女が動かずに防御しているのを利用してこっちの精力を温存する目的もある。「あっ…やめるなっ!動いてくれ!もっと欲しいのだ!私を気持ちよくしてくれっ!!」「やれやれ、本当に正直じゃないか。」再び一回強く突きあげる。「やん♪」「カワイイ所もあるんだな。じゃあ動かしてやるから質問に答えろ。」

 「あああ…いいっ!そ、それよっ!…私達の生活が人間には原始的に思えるのか。でも過度の物欲と支配欲…生物の本能に関わる大脳辺縁系の影響が、まだまだ人間には強く働いている。だから自然を作り変えてまであくなき欲求を満たさないと生きて行けない存在なのだ。それこそ私達から見れば原始的なのだ。高いビルを建ててお金儲けしないと生きて行けない低劣な生き物…ばかばかしい限りだ。」

 エルフはもうイキそうだ。それでも感じながら理性を働かせてしゃべる事ができるとは、やはり高次な精霊と言うべきか。エルフはきちんと答える所は答え、感じる所はしっかり感じて身悶えしている。生理的な快感と理性的な思考が完全に切り離されていた。だからマジメに話す所では溜め息一つ漏らさず、区切り区切りで激しくあえいでいる。彼女は感じまくりながらそれとは別に同時に思考する事もできる。人間みたいに訳が分からなくなる事はないみたいだ。逆に言えば快感に我を忘れる事無くいつでも次の一手を冷静に考え探れる相手という事。どこで致命的な反撃を受けるか分からない。気を緩めてはだめだな。

 「エルフにはもはや物欲も支配欲もない…ごく一部の邪悪なダークエルフを除けばな…。自然に与えられるままで満足するし、村で小さな集団生活をしていれば生きるにも困らない。ダークエルフの例外はあるが、争いもないし村が異世界にあるから他の種族の侵略も受けない。つまり戦争もない。お金も必要ではない。」

 「なるほど、人間が同じ事をしようとしてもカネと権力の呪縛からは逃れられないから、結局官僚と軍隊と偉大なる指導者サマが大いばりして社会が崩壊するだけだが、それをエルフは超えているのだな。それに人間の原始時代はエルフと違って戦争に明け暮れていた訳だし。同じに見えてまったく違うんだな。」

 「そういう事だ。人間ごときにこの制度は不可能。素朴だが無駄がなく合理的なエルフの世界は、人間には原始的に見えるが、それは君達には実現不可能だからであって、本当は最も安定した仕組なのだ。…精々人間は、物欲と環境、支配欲と友愛、怠惰と規律、これら相反する原理に適度に折り合いをつけながら苦労して生きて行くしかなかろう。うまくバランスを取る能力もないからお前達の社会はいつでも不安定で抑圧的となる。未来永劫に。……あわれだな。」「そりゃどうも。」

 一際強く突き上げるとエルフは耳を大きくばたつかせて悩ましく鳴いた。エルフの話に聞き入っていたお陰か、彼女の名器カウンターにもどうにか耐え切れた。コンニャクのような極上の感触がひときわ強く締まり、すぐさまブルブルと震えた。その勢いでガマンにガマンを重ねていた僕の体液が自制も効かなくなり一気に飛び出した。が、オンナが震えたのはエルフの全身がアクメの悦びに身悶えしたからだった。

 彼女は瞳を濡らしたまま僕の方を振り返って一瞥した。無言の眼差しは「人間などという低劣な生き物」に満足させられてしまった屈辱感と正直に性感の悦びに満たされた充足感で、複雑な輝きを放っていた。しかし敵意の色はまったくなかった。二人にこれ以上言葉は必要ない。辛くも僕が勝ったという事実だけがそこにはあった。

 絶頂を迎えたエルフは消えて行った。かなりの強敵だったな。あんなのがいきなり集団で襲って来たらまず勝ち目はなかった。この先そういうピンチに見舞われるかも知れないから、もっとレベルを上げて置くべきだな。このまま進んでは危険だ。エルフ一人に大苦戦を強いられないだけの力が必要だ。ピクシーなんかとは比べ物にならない強敵と渡り合える自信もつけたかった。

 僕は一度森を出て、ピクシー達を相手に経験値を獲得し、エルフに対抗できるよう修行に励む事にした。また草原が広がる。暫くこの周囲を歩き回っていよう。

 「!」歩き出してすぐに僕の頭に小さな妖精さんが降り、腰を下ろした。「…何をしている。」早速ピクシーが来たのだった。「あなたの頭で休んでますが何か?」「どけよ。誰の許可を貰って人の頭に座ってんだ。」「何よ。さっきエルフさんと一戦交えてギリギリで勝ち残った癖に。大苦戦だったでしょ。見てたわよぉ。うひひひ。」「てめえ…」

 「まぁまぁ。休ませてくれる代わりに歌を歌ってあげる。…恋の段ロード〜、二人は零度〜♪」「黙れクソ妖精。歌詞が微妙におかしいだろ。」「え…そう聞こえるけど?恋は昇り階段のように険しい道で、苦労して昇って行く内に二人の関係は冷え切ってしまうって歌でしょ。」「全然違うんですけど。大体そんな歌詞であんなズンタカズンタカ楽しそうなリズムな訳ないだろ。まぁそう聞こえるのはあながちお前だけのせいじゃあないがな。」

 「うぐ…。ま、まあいいわ。アンタもここまでよ!この私が最後のトドメを刺してやるわ!おーほほほ!」そう言うとピクシーは服を脱ぎ捨てて僕のペニスに抱きついた。「えいえいっ♪どうよ!……あれ?」僕はほとんどダメージを受けていない。「えっ…何で?だってさっき…アンタエルフさん相手にほとんどイキそうだったじゃん。オナニーした形跡もなかったし。なんですぐ出してくれないの?最後のトドメだと思ったのに…ええっ?」ピクシーはかなり不思議がっている。「…あのな。さっきの戦いで僕はエルフの中で出してたんだよ。僅差で僕の勝ち。だからイッたばっかりなんでそう簡単にはダメージを受けないんだよ。まぁ遠くから見てただけのチビ妖精には分からなかったんだろうな。」「そ、そんにゃ〜」「ほれほれ。お前にとっては巨大な俺様の人差し指を喰らえ!」僕は両手の人差し指でピクシーの足の裏をくすぐってやった。「ひゃん♪だめえっ!」ピクシーは逃げようとしたが僕は彼女を捕まえて足を飲み込み、今度は舌先でかわいがってやる。「うう…はう…とんだ計算違い…」間もなくピクシーは消えて行った。

 …だめだ。ここでピクシーを相手にしててもマトモな修行にはなりそうもない。てかコイツらを相手にし続けても大した経験にならないしこっちがその前におかしくなりそうだ。やはりここは勇気を振り絞ってエルフと経験を重ね、厳しい道の中自分を鍛え上げるしかない。

 僕は再び森に入って行った。SBの厳しい段ロードで己を磨く為に。

エルフ1 クリア

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