マミー1−7
 

 包帯を取るのは苦労しそうだ。ここは露出されている所を責めながら、様子を見てみる事にしよう。マミーは不思議な技を使う。その謎を解かないと勝ち目がない。

 僕はマミーの唇を奪い、わきの下や太ももの内側を丁寧にさすってあげた。

 マミーも磨き抜かれた手で僕の全身をさすっている。たちまち僕の体はローションまみれになって行った。

 …何故、一瞬に僕は棺に入っていたのだろうか。一瞬にマミーは僕に近付けたんだろうか。彼女はワープする。ワープだけじゃない、僕の体をワープさせたりもできる。一瞬で空間を移動…

 何故一瞬に移動できるのだ。1秒もかからずに手にローションを塗ったり僕を移動させる事ができるんだ…時間…時間…「時」

 「…!」わ…わかった…ぞ…

 な、なんて事だ…それしか考えられない…「時間」だ…マミーは「時」を止められるのだ……!!

 マミーの攻撃がまたペニスに集中し始めた。一挙に快感が押し寄せる!僕は後ろに飛び、手コキ攻撃を振り払った。「!」後ろからマミーが抱き付いて来た。やっぱり、今時間が止まったんだ。時間を止めている間マミーは僕の背後に回り、手コキ攻撃をしているんだ。

 時間が止まっている間は僕は感じない。でも、時間が動き出した時に、刺激が一気に押し寄せる。時間攻撃に対抗するには…時間攻撃しかない。

 この世界はある意味なんでもありだ。精神力の強さに応じて色んな事ができる。僕にできるかどうか分からないけど…やってみよう。

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 「時は止まった…お前は動けないまましごかれ続けている事にさえ気付かない。これを何度か繰り返せば射精に至る。お前には勝ち目はないのじゃ。」
 ピクッ
 「!!」マミーはあわてて後ろに飛びのいた。「なにぃ〜〜〜!今…動いたぞ!コイツの指が動いたぞ!ま、まさか…。」
 …。
 「くっ…見えているのかッ!それとも意識せず手を動かせただけなのか!…ちッ、時間切れだ。」

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 「…。」「見えて…いるのか?」「さあな。何の事だ?分からないな…」

 あんまりパクると怒られるのでこの辺にして置くが、どうやら止まった時の中で僕も動く事はできそうだ。これでマミーの動きを察知しながら彼女の攻撃をかわす事もできるかも知れない。

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 「…確かめてやる。」
 マミーは包帯を伸ばし、僕の体に巻き付け始めた。このままだと縛られてしまう。僕はしゃがみこみ、包帯をかわしてでんぐり返った。マミーの手から逃れた。
 「ナニィィィィ!!」

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 中途半端に時が動き出したので、胸と腰を隠していた包帯がほとんど取れてしまっている。乳首も露わになり、腰周りの包帯もまばらだ。チャンス!

 僕はマミーにしがみ付き、その包帯を一気に引っぺがした。包帯はあっさりと僕の手に渡った。

 「フン。いいだろう、手コキ合戦で勝負をつける!」

 僕とマミーは向かい合った!

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 マミーは右手で僕のペニスをしごき立て、僕は右手でマミーのオンナに指を入れてかき回す。ダメージは互角だ。より長く時間を止めていられた方が沢山愛撫できる。
 クチョクチョクチョクチョ!素早い音だけがこだまする。
 くっ…僕の動きが段々鈍くなって来た。マミーのしなやかな手コキは相変わらずリズミカルに動き続けている。
 「フン、お前の方はもう時間切れのようだな。」僕の方はもう動けなくなっていた。ペニスは暫くマミーのなすがままにされていた。

######

 「はあ、はあ…」「正直安心したぞ。まだわらわの方が長く止めていられる。それなら恐るるに足りん!」「く、くそ…」「これでとどめ!正真正銘最後の時間停止だ!行くぞ!」

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 マミーは無抵抗の僕のペニスを両手で揉みしだいた。グニグニとしなやかに蠢く手のひらが、ジワジワと射精感を高めて行った。
 「それそれ!そろそろイクかぁ!?」マミーは時間が動き出すギリギリまでペニスを揉み立て、扱き立てた。爆発寸前で、時間切れとなった。
 「よし、このまま出して貰うぞ、フフフ、何だか動きが鈍いが、とにかく杯を…」
 ぐぐぐっ!
 「ナニィィ!う、動けん!バカな!まったく体が動かん!」
 「動ける時間はそこまでのようだな。…僕が時を止めた。マミーの時間切れの時点でな。」「うぐぅ…」
 僕は腰を突き上げ、マミーのオンナにペニスをねじ込んだ!

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 結合したまま時が動き出した。僕はなりふり構わずバックで下から突き上げた!

 「はうああ!」マミーは突然の攻撃に戸惑い、快感への防御の余裕もなくダイレクトにペニスを感じてしまった!それが彼女の致命傷となった。

 さっきまで散々しごかれたから、こちらも射精寸前だった。ほとんど同時に、僕達は果てた。

 一瞬だけ、マミーの方がイクのが早かったみたいだ。僅差で僕の勝ちだ。

 「一つだけ…教えてくれ。お前はなぜ時を止める能力に「入門」できたのだ?」「簡単な事さ。ここは精神世界。精神力さえあれば大抵の事は何でもできる。時間を止めたいと思えば止められる。もっとも、あんたに出会うまではそういう発想はまったくなかったがな。」「ふっ…完敗だ。」

 僕は特殊能力「時を止める」を覚えた。

 「まだ時間がありそうだな。あんたも教えてくれ。何でこの異世界に来たのかを。」「…わたしはいずれ潰える。が、それまでの時間は自分で選べる。それが時を支配した女王の特権だ。よかろう、ゆっくり話してやる。」

 マミーは包帯を体に巻きながら語り始めた。

 「わらわは、あの文明の末裔なのだ。わらわが生まれた頃は、もう文明は傾いていた…だから、その行く末も知っておる。」「一体、何があったんだ?」

 「不妊じゃ。」「…。」「自然の交尾ではなく、三年に一度の儀式で精液を膣に流し込む事で、女達は妊娠していた。だが、数千年も経って、儀式が形骸化し、精液を体に流し込む前にやるべき事が沢山できた。長時間外気に晒された杯の精液など、その精子細胞はほとんど死滅しておる。だからいくら流し込んでも中々妊娠しない。そうして人口が減って行った。それに、生まれる子は男子がほとんど。それは他の生き物と一緒だった。都市の女達の数が少なくなるに連れて、その機能は弱まって行く。」「そうだったのか…」

 「いくら我らに時間を止める能力があるといっても、一人につき5秒程度。圧倒的な軍事力を蓄えた男達の前には微々たる力でしかなくなっていた。都市は攻め込まれ、男達の支配が始まろうとしていた。今から1000年程前の事じゃ。」「…。」

 「わらわはその最後の女。余生は男達の性奴隷かと思い、儚んで自ら命を絶った。その魂がここに迷い込んだのじゃ。わらわは『ないと・めあ』様に仕える代わりに、あの文明を男達から取り返し、遺跡ごとここに移して貰う約束をした。その結果我らはこの階が与えられたのじゃ。」

 考えてみれば残酷な話だ。でも不自然な世継ぎの仕方をした文明でもある。そういう所は滅びるだけ、か。異世界にしか活路が見出せなかった文明、その技能は素晴らしいが、失われた制度でもある。

 「さあ、もう行くがよい。わらわは再び棺に入り、永き時を刻もう。」「…あぁ。さようなら。」

 僕は後ろを向いて歩き出す。棺の蓋が閉まる音が、後ろから聞こえて来た。

マミー1 クリア

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