マミー2−7
 

 僕はおもむろにその場に胡坐をかいて座り込んだ。そして目を閉じ、心を無にした。これから誰かが触って来ても動じずに落ち着いて行動せよ。神経を研ぎ澄ますんだ。

 右側から僅かな風を感じる。同時に誰かの手がペニスを数回しごいて消えた。今度は正面から。やっぱりペニスにヒット&アウェイで数回しごいては消える。その場にずっといれば透明でも捕まってしまうからマミー達は絶えず場所を移動して位置を掴ませない様にしてるんだ。

 だが、透明と言っても実体はある。触れば触れるんだ。動じずに肌で感じた感性を大切にしよう。

 後ろから僅かな風。直後に両手でペニスをしごく感触と背中に押し付けられた乳房の感触。やっぱりそうだ。実体があると言う事は、訓練で音を消す事はできても移動する時に生じる空気の微妙な動きまで消せる訳じゃない。

 右から風。今だ!僕は体を右に飛び出させ、透明の肉体を両手でがっしり掴んだ!「うっ!」驚きのうめき声。マミーの一人を捕まえた。すかさず僕は透明の体に飛び乗る。何も見えないがたしかに若い女の感触だ。目の前に乳房の肉の感触がある。という事はオンナの位置は…ここだ!

 僕は透明のマミーの一人に飛び乗り、いつもの正常位の感覚を思い出しながら腰を突き上げた。普段は目で見て位置を確かめて挿入するけど今度は見えない敵だ。慣れた「感覚」だけを頼りに挿入するしかない。ペニスにキツイ締め付けの感触。正常位の挿入は体が覚えていた。あっさりと透明人間のオンナに捻じ込む事ができた。

 すかさず一方的に腰を前後に振る。ショタ属性のマミーが僕の攻撃に悶えている。姿は見えないけれども熱い吐息とよがり声が響き渡る。残り二人のマミーは手が出せない。僕を引き剥がそうとすれば自分の位置が僕にばれてしまうからだ。透明の意味がない。

 ふとペニスがブルブルと揉みしだかれた。そして快感が途絶えた。どうやら一人目のマミーを倒したらしい。入れてしまえば倒すのはそれ程困難じゃない。やっぱりマミーは本番に弱いんだ。

 僕はまた座る。座る事で相手が自分のペニスに触れようとする時に腰を屈めなければならなくなって、その体勢が僕が飛び掛るのに有利になっている。胡坐なら次のアクションも取りやすい。つまり座って待つ事で透明人間にワナを張る事ができるんだ。

 また風の感触。次の瞬間亀頭周辺に今までにない感触が走る。これは手コキじゃない。この感覚は…女の足の指に違いない!どうやらマミーの足の親指と人差し指の間で裏スジ周辺をスリスリと刺激して来ているんだ。

 僕は彼女の足が離れる前に透明のふくらはぎを両腕で捕まえた。片足を上げないと足コキはできない。って事は押し倒すのは簡単だ。ぐいっと足を持ち上げるとあっさりと二人目のマミーが倒れた。すかさず上に乗っかる。が、二人目のマミーは抵抗して手足をばたつかせているみたいだ。足も腰も激しく動いているので照準が定まらない。

 女の肌の感触を頼りに僕は透明人間にしがみ付いた。手のひらに乳房のふくらみとアゴに背中の感触。という事は今このマミーは四つんばいになって僕から逃れようとしてるんだ。そうは行くか!

 僕は思いっきり彼女に飛び乗り腰を突き上げた。バックの体勢でペニスがマミーのオンナを掻き回す。程なくして二人目も果てた。

 残るは後一人だ。「ぐわっ!」突然弾力のある肉の感触が全身に覆いかぶさって来た。その勢いで僕はあお向けに押し倒される。グニッと女体の体重が華奢な僕に覆いかぶさって来た。僕の両手首が掴まれている。

 僕は落ち着いていた。手コキとかのテクニックが売りだったマミーがこんな行動に出るとは、二人倒されてかなり焦っているのが分かる。それなら落ち着いた方の勝ちだ。案の定マミーは僕の飛び乗ってから何もして来ない。何もできないんだ。

 彼女は自分の体を前後にゆすって柔肌を僕に擦り付け始めた。この体勢なら次の一手はこれだ。僕は腰をぐいっと突き上げるとマミーのオンナに亀頭をつついた。マミーは驚いて僕から体を離した。今だ。この隙に僕は彼女に飛び掛り、正常位に押し倒して挿入。最後のマミーも抵抗できずに果てた。

 透明のままだから消えた印象はないが、たしかに僕は勝ったんだ。僕は立ち上がって精力を元に戻すと扉の先を歩き始めた。これから先も同じような扉と三人バージョンを倒しながら進む事になりそうだ。透明攻撃も制覇したし、後少しレベルを上げればプチボスも倒せるだろう。とにかくゴール目指して進むしかない。

マミー2 クリア

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