石像1−2
石像の責めは容赦なく僕のペニスをむさぼっている。人知を超えた不思議なパワーで動く石像のオンナは、バイブ、蠕動、名器感、どれをとっても絶品だった。
10分が経過した。耐え続けている僕にとってはかなり長い時間のように思えた。
「そんな事でへこたれている様では、ここから先に行く資格はないな。」「ぐ…。なんの、これしきの事!」僕は一層踏ん張って、できるだけ感じないように体をこわばらせた。
ヴヴヴヴヴヴ…
激しくペニスを扱きたてるオンナの感触にも、ちょっとだけ慣れて来た感じがする。石像のオンナよりも僕のレベルの方が少しだけ上だった。
「15分経過した。後一息だ。油断せぬようにな。」「わ、分かってるよ。」僕は体を硬直させながら、他の事を考える事にした。何かおぞましい、グロテスクな世界を想像した。ペニスへの感覚がどんどん遠くなって行く。
「ほう。意識を飛ばせるのか。心頭滅却。その心意気、気に入ったぞ。後二分だ。」
そして20分経った。バイブが止まり、中から僕のペニスが押し出された。僕はついに20分間耐え抜いたのだ。僕は「心頭滅却」のテクニックを覚えた。
「合格だ。良くぞ耐え抜いた。ここから先の道を許そう。だが、この先にはわたしと同じ石像が3体ある。序盤でのお前の感じ方からして、まだ実力不足である。もう少し経験を積んでから通るがよい。」
「…ありがとう。」
「離れるがよい。」
石像は僕の背中に回していた両手を離した。僕は2・3歩後ずさった。
「…さらばだ。」
石像の体に見る見る内に亀裂が走る。そしてまるで砂のように石像は崩れてしまった。跡に残った残骸も、どんどん透き通り、ついに跡形もなくなってしまった。
僕は前方に目をやる。奥の方に3体の石像が見える。僕の残りの精力は1ポイント。もう少しでイッてしまう所だった。崩れた石像の言うように、もう少し下の階でレベルを上げてから奥へ進んだ方がよさそうだ。精力と耐久力を上げてから再び挑む事にした。
(石像1 クリア)