石像2−3
石像のオンナの攻撃と指先攻撃が続いた。僕は腰をくねらせながら、どうにか耐えていた。
「10分経過。まずまず順調だな。」
精力値は3分の2になっている。たしかにこのまま行けば勝てるかも知れない。
僕は想像力を駆使して心頭滅却した。ペニスの感覚が鈍る。耐久力が上がった。
「ふむ…」
石像は僕のお尻の穴をさらにまさぐった。そして…
「!!!」石像の指先が、僕のお尻の穴に入り込んで来た!第一関節まで入っている感覚!そしてバイブ攻撃!玉袋の裏側から刺激されているようなくすぐったい感覚が、僕の全身を走った!
「言って置くが、20分経過したら第二関節まで、25分で第三関節まで入れる。覚悟して置くがよい。」「そ、そんな…」
だが、泣き言を言っても始まらない。僕はさらに耐える為に、一度かき乱された精神を統一し、再び心頭滅却モードに入った。これは滅却している間一定の体力(MP)を消費するテクニックだ。体力がゼロになったら使えない。
心頭滅却のお陰で耐久力が増し、お尻攻撃にも何とか耐えられるようになった。心頭滅却のメリットがもう一つある。時間の感覚が鈍る事だ。長い時間でも短く感じる。
「20分経過した。まだお前の精力は半分程残っているようだな。」
あ、もう20分経ったのか。…という事は…
「!」お尻からの快感が一層強くなった。第二関節まで入って来たのだ。
踏ん張って精力を消費しないように、できるだけ感じないようにしながら、精神をよそへやって、石像の攻撃に耐える事にした。
「…25分だ。仕上げに参る。」
後5分だ。石像の指が完全に僕のお尻の穴に納まった。内側と外側からバイブの刺激が脈打っている!
それでも、後少しという期待の方が上だった。僕はどんどん下がって行く精力に気を付けながら、カウントダウンを始めた。
「ふむ。石像3体分でも耐え切れるだけの力が、お前には備わっているようだ。よかろう、ここから先に進むがよい。30分経過した。合格だ。」
こうして僕は石像から離れる事ができた。石像は無言の内に崩れた。精力値は残り6分の一程度だったが、一応圧勝という事ができるだろう。残るは、この階の鍵を持つ10体分の石像だ。多分10体の石像も重なって攻撃して来るだろう。これで石像の本領発揮という訳だ。これに耐えられなければ僕はこの先に進めない。つまりここより上は、石像以上の攻撃力を持った魔性の女達が巣食っているという事か。考えると恐ろしくなる。
(石像2 クリア)