石像3−1


 いよいよ石像も最終段階だ。10体の石像、いや、既に3体分の石像との戦いを見ていたのだろう、石像達は重なり合い、1体の石像となっていた。

 「なるほど、もう準備はできている訳か。」

 「うん☆」

 …え?

 「ほいじゃあね、これから最終テストしてあげちゃうから、覚悟しちゃいな!うふっ♪」「あ、あの…」「なあに?なんか文句でもあるぴょん?」「い、いや、さっきまでの凛々しい石像と違うなって…」「そうだよ。さっきまでのはか・り・そ・め。ほんとーのわたしの性格は、キュートでおしゃれでナウなヤングなの♪」石像はかわいらしくウインクして見せた。

 「…」ここの女はやっぱりみんな変だ。もの凄く変だ。

 「んで、始めるの?引き返すの?ちなみにルールは、1時間耐え切れたらあなたの勝・ち。でもぉ、多分あなたは1時間も持たないでしょう?テストとかめんどくさい事抜きにして、あたちと一緒に楽しみましょ。ね?」「…」「あっ!ちょっと!どこ行くのよ!」

 僕はイヤになって引き返す事にした。

 「待ちなさいよぉ!」石像は素早く僕の前に回り込んで来た。「あたしを倒さなくちゃ上には行けないんだよ?分かってるよね?うっふん」「なんかもーいーや。」「なによ。あたしの性格に問題があるとでもいうの?」「分かってんじゃん。」

 なんか押し問答しても始まらないみたいだ。こうなったらさっさとこの忌まわしい石像を倒して、上の階に行くしかないか。

 「やっとやる気になってくれたんだ。うれしい。んじゃ、細かいルールを教えてあげる。まずあたしは決して感じないから、あたしおイかせようとは考えない事。耐える事だけ考えてね。それで、石像って言っても、10倍になったあたしは、ほら、触ってみて、柔らかいでしょう?手足も動くし、体から色んなモノも出せるんだよ?」

 たしかに、本物の女性のような柔らかい体をしていた。これまでの石像が硬い体だったのに比べて、これはかなりの強敵だ。それで自由に動く事ができて、しかも、不気味だが、石像のお腹や足から、触手や手が伸びたり縮んだりしている。どんな原理なんだろう?

 「はいはい、難しい事は考えないの♪じゃあ、これからあたしの全身を使ってかわいがってあげるから、覚悟しなさい。どうせ耐えられないだろうけど、タイムリミットは1時間よ。」「ハイ…」

 なんか石像の言いなりになっているけど、とりあえず戦闘開始だ。僕は石像のオンナにペニスをあてがった。そのままスムーズに挿入。

 「これ一応ルールだからね。」例のごとく石像から触手が出て、僕の腰に巻きつき、下半身を固定した。逃げられないという訳だ。

 「じゃ、1時間ね☆よーいドン!」

 今度の石像の体は柔らかい。僕の体は石像に抱き締められ、包み込まれた。全体がスベスベして、ひんやりして気持ちいい。そしてその上、オンナがバイブ攻撃をして来る!

 これまでの石像の攻撃とはまるで違っていた。締め付け、バイブ、粘液攻撃に加えて、中でオンナが左右に回転している!一方向の回転だとねじ切れてしまうけれども、左右40度位の動きならそんな心配はない。そして、今までにない快感が僕のペニスを直撃する訳だ。

 「ほほほ。それだけじゃないわよん。」

 石像の体からグローブのようなものが出て来た。それが僕の玉袋をすっぽりと包み込んだ!ムニムニとやわらかい粘液質の手が、玉袋からお尻にかけて揉みしだき、コチョコチョとくすぐっている!この攻撃が強烈だった!

 「そんで指先バイブね。」いきなり石像の指が僕のお尻の穴に入り、バイブしながらずぼずぼ出し入れし、絶妙なタイミングで指先を曲げて来る!この指は石像のわき腹から出ていた。

 石像の両手は僕の首に回り、そのまま僕の上半身を抱き寄せる。全身にダイレクトに肉の柔らかさ(石だけど)が伝わって来る!

 さすがに10倍石像は桁が違った!僕の精力はどんどん削られ、あっという間に半分を切ってしまった!これを切り抜けるには心頭滅却しかない。

 僕は精神統一を図った。こんな調子で、果たして1時間も耐え切れるだろうか?
 

−サイコロを振って下さい−
石像3−2 1の目が出ました。
石像3−3 1以外でした。


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