第27話 おっぱいん倒す…そして新たなる戦慄へ(グミ一個分の心の広さで)!
ゴゴゴゴゴ…
僕:「!!?」
地面が揺れる。いや…教室の空間そのものが歪み始めている!
ポッティ:「レッド! ひさびさのヘルサ空間じゃ! 気をつけろ!」
僕:「わかった!」僕は体制を整え、異空間への転送に備えた。
気がつくと、教室とは似ても似つかない空間に、僕は飛ばされていた。
ポッティ:「忘れてはおるまいな? この空間内部では、さまざまなトラップが待ち構えている。」
僕:「覚えてますよ。」僕は周囲を警戒した。
ここはヘルサ空間。完全に敵のテリトリーだ。
敵、つまりおっぱいんが突然襲ってくることはないが、おっぱいんの実力は、外の世界の3倍に跳ね上がっている。簡単には勝てない相手になったということだ。
その上、この世界にはさまざまなトラップが仕掛けられている。男を直接射精させる快楽装置から、魅了や弱体化などの効果を及ぼす卑猥な疑似生物まで、さまざまだ。これまでに知っているトラップは、あらかじめ警戒できるだろう。
●ホールワーム
オナホールが虫になったもの。ペニスを見つけると飛びかかってしごいてくる。
●タイムフラワー
玉袋に食いついてくる花。一秒につき1日分、精液を精巣内に溜め込んで、イキやすくする。このタイムフラワーには随所で苦しめられたが、佐伯仙術の改良版で鎮めることができる。
●催淫鳥
空を飛んでいるピンクの鳥。催淫ガスの塊であり、鳥の姿を見た男めがけて突っ込んできて、催淫効果をもたらす。
●床丸太
倒木のようであるが、女体のように柔らかく、上に乗って抱きしめる形に持ち込まれると、女の体の柔らかさを刻み込んで男の腰を振らせ、床オナニー状態に持ってくる。
●極楽蝶
妖精のような小さな女体。ペニスに複数ではりついて全身コキをしてくる。
●幻覚ヘビ
エッチな幻覚を一定時間見せてきて、激しく欲情させ弱体化させる。
それらの多くは克服積みでもある。虫や花の類いには佐伯仙術が有効だ。催淫鳥は見なければ良い。床丸太は下に気をつければ済む話だし、同時にヘビもそれで撃退できる。
僕はペニスにはりつこうとする虫どもを一掃する。同時にタイムフラワーも見つけ次第枯らしていった。丸太や蝶の姿は見当たらないし、ヘビもいないみたいだ。
荒野をさまよい歩くと、突然床が抜け、僕は地中にずり落ちてしまった。
異空間なので、その落ちた先は建造物の中であり、あちこちにがらくたが散乱している。
「!!」突然僕の両脚に複数の何かがはりついてきた! そのすべすべした物体は、まさしく女性の太ももだった。生足だけの物体が複数で、ぷにっぷにのきめ細かい内股で、僕の両脚をスリスリシコシコとこすりつけてくる!
ポッティ:「それは観葉植物が転化したフトモーモだ。引きはがせ!」
僕は女の脚だけの物体を引きはがした。生足の心地よい感触で僕の両脚が埋めつくされこすりあげられる快感で、性的なダメージを受けてしまう。
僕:「とーう!」僕は建造物の窓を破り、そこから脱出した。
ぶううん!!
ポッティ:「いかん! すぐその場を離れるのだ。女の色香に迷いやすくなる毒を注入してくるモスキートがうようよじゃ!」
僕:「そ、そんなこといったって…うわああ!」すでに大量の蚊が僕の全身に張りつき、すでにあちこちを指されてしまったみたいだ。
ポッティ:「モスキートとセットになっているのは…肌壁だ!」
僕は走ってその場を逃れた。元の荒野かと思ったが、別の建物…ログハウスの中のような場所に出ていた。
僕:「こ、これは…」
ポッティ:「それが肌壁じゃ。絶対に触れてはならんぞ!」
山小屋のような小さな家の壁は肌色だ。四方を女体のような壁が覆っている。そして、そこから裸の女の体が飛び出してきたのだ。
無数の裸体が壁から半分だけ飛び出している。おっぱいを丸出しにして、毛の生えていないオンナを露出させた前半身だけを飛び出させているもの、逆に、スベスベの背中と形のいいヒップを露出させた後ろ半身だけを飛び出させているものがあった。そして…その女体の群れには一様に、首がなかった。
「あふん…ああン♪」
僕:「なっ!?」
その首のない裸体の群れは一斉に、自分の胸をまさぐり、女をいじくり、お尻を自分で揉みしだきはじめた。
ポッティ:「そいつらはモスキートと常にセットになっているトラップなのじゃ。モスキートに毒を注入された男は、女の体や色香に敏感になり、通常で見る体よりも数倍以上、その魅力に見とれ、情欲を高めてしまう。そこへ、肌壁が誘ってくる。」
僕:「ああ…」僕は首のない裸体の群れに見とれてしまう。
ポッティ:「しっかりせい! そやつらは積極的には襲ってこないが、その代わりに延々とオナニーをして、女体の魅力を囲んだ男に見せつけてくるのじゃ。その魅力に性欲が高まり、さらに感極まった男は、壁の女体に抱きついて腰を振ってしまって射精じゃ。誘惑に負けるな。脱出せよ!」
僕:「ううう…」
蚊の毒が全身に回っている。それによって、見慣れたはずのおっぱいの膨らみや形の良さ、自分の全身をいやらしくまさぐる女手のなめらかさに見とれ、揉まれる度に変幻自在に形を変えてひしゃげていく大人のヒップに股間をくすぐったく疼かせた。
クリトリスを中心にしなやかな指でまさぐり自分で慰めているツルツルのオンナに入れてしまいたい。そんな劣情がどんどん強くなる。白く透きとおるようなみずみずしい肌触りも、抱いたら天国だろうな。
恐ろしいモスキートだ。彼女たちから目が離せず、どんどん股間を疼かせていく。僕は思わず自分のペニスを握りしめ、誘惑に負けて自分でしごいてしまう。オカズは360度埋めつくされている。
僕:「うあ…だ、だめ…だっ! くっそおお!!」
僕は意を決して、後ろ髪を引かれる思いでログハウスを飛び出していった。
ポッティ:「モスキートの毒はすぐに収まる。呼吸を整えるんだ。」
僕:「こおおお…」僕は気持ちを落ち着けていった。
怖いのは弱体化攻撃だが、有効期間があることも多く、じっと堪えていれば効果が切れる。
だが、そのあいだに失われた精力は取り戻せない。やはりトラップは避けておきたいところだ。
元の荒野のような場所に出ると、突然何かが僕の乳首と股間にはりついた。
ちゅく…ちゅばっ!
僕:「あふうっ!」僕は強烈なくすぐったさに身をよじられた。
ポッティ:「引きはがせ。それはベロ虫(べろちゅう)。女の唇と舌だけでできた虫じゃ。乳首とペニス先端とアナルを舐め続けるぞい!」
虫たちは僕の両乳首にはりつき、チュウチュウ吸いながら、敏感な乳首をねぶり尽くしてくる! そのくすぐったさに上半身をよじらせると、ペニス先端にはりついたベロ虫が尿道口をかき分けて柔らかい舌をねじ込んでくる。別の虫はお尻の穴を舐め倒してくる。
僕:「くっそお!」僕は虫どもを引きはがして体勢を整えた。早くおっぱいんを探し出さなければ、無駄に精力を消費し続けてしまうぞ。
だが、荒野のどこを探しても、おっぱいんの姿はない。ピンクの鳥を見てしまった。
ズガア! 「うわっ!」催淫ガスが体内に流れ込んでくる。僕は全身が敏感になった。
おっぱいんは思った以上に慎重だ。僕がもっと弱体化して、精力を残り少なくさせてから、一気に登場して精を奪い取るつもりなんだ。
僕は虫を蹴散らしながら走り、荒野の外側に向かった。しばらく行くと、林になった。
しゅるるる…
突然上からツタが伸びてくる! ツタの先端は女の子の手に変化し、執拗にペニスを握りしめると、高速でしごいてきた!
ポッティ:「手蔦じゃ。ペニスだけをしつこくしごこうとしてくる。蔦を切るのじゃ!」
僕は言われるとおりに、フザケンソードで蔦を切り裂いていった。だが、次から次へと伸びてくる蔦は、切っても切っても次々と女手に変化し、ペニスを執拗にしごき続けてくる!
僕:「うわああああ!!!」僕は半狂乱になって蔦を切り裂き続け、林から飛び出した。
まずい…じわじわと追い詰められてしまっている。早くおっぱいんを探さなければ…
奴は必ず近くにいる。僕の精力が激減するまで虎視眈々と狙っているんだ。
だとすると…
闇雲にあちこち探し回るのは得策ではない。
「こおおお…」佐伯仙術マックス。神通力が全身を駆け巡る。その場に留まり、すべての毒を体外に吐き出した。
僕はその場にあぐらをかいて座り、トラップが近づかないように神通力を張り巡らせながら、おっぱいんが向こうからやってくるのを待った。
僕:「…おっぱいおっぱい、おっぱいぱい♪」
おっぱいん:「おっぱいよいとこ、一度はおいで♪」
僕:「そこだあああ!!!」僕は岩のひとつを指さした。
おっぱいん:「ち、ちちちちちー!!」
岩に化けていた青い巨乳、おっぱいんが姿を現した。歌ったら乗ってくれるかなとも思ったが、まさか本当に乗りやがるとは。
おっぱいん:「ちちちー! ち! ちちちちー!!」
僕:「よくもだましたなって? こんなのにだまされる奴が悪いんだろ。…つーかお前今、”ちち”以外の言葉しゃべったよな。普通に歌ったよな!?」
おっぱいん:「ち! ちちち! ちちちちちーー!!!」
今更のようにごまかすおっぱいん。歌ったのは中の人か。まったく…アホか。
いずれにしても、これで正々堂々、おっぱいんと対決というわけだ。
アホでも怪人だ。その実力は相当のもの。これまでのザコとは比較にならない。気を引き締めなければ。「フザケンビーム!」先手必勝とばかりに、おっぱいんめがけて神通力のビームを放つ。
「ちちちー!」天国軍団なら何人も同時に昇天させるほどのパワーを秘めた神通力だ。さすがに怪人にも快感ダメージが行っているようだが、やはりこの程度では奴にはたいしたことがないようだった。
「ちちっち! ちちちー!」「むぅ!?」おっぱいんの周囲に丸い塊がいくつも出現した。あれは…大小さまざまな女性の乳房だ。おっぱいが玉のようになって無数に、おっぱいんの周囲をふわふわと浮かんでいる。
びゅうん! おっぱい玉が一斉に僕めがけてぶつかってくる! 「ぬおお…」僕はおっぱい玉を避けながら、神通力を食らわせておっぱい玉を爆発させる。まったく、ふとももんの時には女の太ももだけのパーツが襲いかかったわけだが、おっぱいんの時にはおっぱい玉とは…いわば怪人の身体から放出された遠隔操作武器といったところだろう。
ポッティ:「気をつけろフザケンジャー! なにか…あるぞい!」「む?」
おっぱい玉が爆発していくと、爆発した霧が僕にまとわりついてきた。「とーう!」なにかヤバイ感じがして、僕はその場を飛び退いた。
ポッティ:「忘れるでない。ヘルサ空間では、怪人の性的能力は3倍にふくれあがるのだ。」
僕:「ああ…よく覚えてますよ。くっそ…なんて…」
神通力でおっぱい玉を消すと、おっぱいが消え去る代わりに、奇妙な霧が大量に発生する。それを吸い込めば吸い込むほど、僕は女性の乳房に対する耐性が下がっていくのだ。
つまり、おっぱいがますます好きになり、おっぱい星人になり、乳房をこよなく愛し、その形良い肉の丸い塊による快楽に弱くなっていくのだ。
ふとももんやふぇらちおんの時にはなかった。敵も、僕がパーツを破壊することを予想して手を打ったということか。
それまでは、どちらかというと生足や手の方に萌えていた僕だったが、奇妙な霧を身に浴び続け、どんどんおっぱいが好きになっていくのを感じた。まだまだ無数にまとわりつくおっぱい玉が、ますますきれいで魅力的なものに思えてくる。あの女子高生たちの惚れる矢に近い効果があるみたいだった。
「うぐあっ!」ついに僕は、全身をおっぱい玉に埋めつくされてしまった。体中のあちこちを、最高の柔らかい乳房がぐにぐにと愛撫してくる!
ペニスは複数のおっぱいでパイズリされ、脇の下や乳首や全身にすべすべの肌触りをした乳房がまとわりついてこすれていく! そのどこまでも潰れる感触が、奇妙な霧のせいでいっそう心地よいものに思え、快感が倍増してしまうのだった。
僕:「うはぁ…イイッ…」背中もおなかもふくらはぎも大好きなおっぱいに埋めつくされぐにぐにスリスリされ、ペニスを執拗にしごく乳房の肉にこすられて、僕は膝が笑ってしまう。このままおっぱいに埋めつくされて射精したらきっと最高に気持ちいいのだろうな。
ポッティ:「しっかりするのじゃフザケンジャー! そんなおっぱい玉なんかで射精なんて情けないぞ!」
僕:「わ…わかってます…よぉ…」僕は気を取り直し、佐伯仙術で身の回りのおっぱいすべてをはじき飛ばし、破壊した。
ぶわああ!!! 大量の霧が僕にまとわりつく。僕はすっかりおっぱいの虜になってしまった。
「ちちちちちー!!」おっぱいんが僕に飛びついてくる! すぐさまその巨大な乳房にペニスを埋めると、激しくパイズリしてきた!
ポッティ:「イカン! フザケンジャー、脱出するんだ!」
僕:「うわあああ!」
おっぱいこそ正義。その柔らかくて暖かくてぷるぷるしている、最強の武器こそが乳房だ。その大きな乳房に挟み込まれ、一気にパイズリされると、挿入とは比べものにならない安心感と心地よさで、すぐにでも昇天したくなる。
ポッティ:「うぬ…おっぱい玉は、フザケンジャーをおっぱい大好きおっぱい大魔王に仕上げるためだったのじゃ。すっかり染まったところで、おっぱいんのパイズリにさらされてしまっては…」
おっぱいんのおっぱいは、ただのおっぱいではない。柔らかさ、弾力、吸精力、みずみずしさ、どれをとっても一級品だった。大きさも形もとてもいい。おっぱいんは変幻自在に、形や大きさや向きを変えることができた。手を使わずとも、超高速で乳房を上下させることができる。さらに、その胸の谷間にはコリコリしたイボが無数についており、それがヒダのようにペニスに絡みついて、ぬるぬるとやさしくはげしくしごき立ててくれた。この超高速イボ攻撃が特にたまらなかった。
僕:「あがが…」
ポッティ:「しっかりするんじゃ。がんばれ!」
僕:「あひいいい! もう…っ! で…る…」僕のまわりには、大小さまざまな形のようおっぱいの幻影が渦巻いていた。ああ…このままおっぱいで射精したい…いいよね? だすよ!
どびゅううう!!! どくっ、どく、びゅるるる~~~ッ!!!
精液が大量に溢れ落ちる。僕はおっぱいんに敗北してしまった。「ちちちち~!」それでも怪人は攻撃をやめない。この射精は僕をかなり不利にする。おっぱいにさらに惚れ込み、のめり込み、連続して射精しやすい身体になってしまうのだ。いくらフザケンスーツの解除がなくなったといっても、おっぱいんでさらに射精しやすくなっていて、連続して責められ続けたら、止めどなくパイズリでイキ続けてしまうに違いない。
出せば出すほど弱体化し、衰弱し、しまいには淫魔界まで引きずりこまれてしまうことになる。なんとかしなければ。
僕:「でえええいっ!!」僕は意を決して、おっぱいんの呪縛から離れた。佐伯仙術を高度に練ることで、おっぱいんの絡みつく乳房からの脱出ができたのだ。普通の男性だったら、一度パイズリの体勢に入ったが最後、腰をいくら引いても暴れても、この乳房の間からは抜け出せない。
僕:「はあっ…はあっ…うっく…」そのとたんに激しい“禁断症状”が訪れる。もう一度この乳房に挟まれたいという、強すぎる衝動が僕の中を駆け巡る。だが、もう一度挟み込まれたら、僕はおっぱいんに絶対に勝てなくなるだろう。
「ちちちー!!」おっぱいんがさらに猛スピードで迫ってくる。…負けてたまるか!
僕:「フザケンソード!」
ペニス型をした剣が出現。佐伯仙術をたっぷり流し込み、強力な武器に仕上げる!
僕:「とりゃあ!」
僕はフザケンソードをおっぱいんの胸の谷間に押し込んだ! じゅううう!!! 魔力と神通力がものすごい勢いで中和する。「ちちっ! ちちちー!!!」熱い快楽が彼女の乳房をダイレクトに攻撃し、フザケンソードをパイズリしながら悶絶している。やっとコイツにも大ダメージが訪れたのだろう。
今がチャンスだ。最後の切り札を用意しよう。
僕:「…レーザーブレード!」自分のペニスをゆっくりとしごく。すると、しごいた手元から蛍光灯のように、ペニスがまばゆい光を発するのだ。仮面の瞳がぎらりと光る。これにより、ペニスの攻撃力は数倍以上に強化され、必殺のとどめを怪人に叩き込むことができるようになった。いよいよ、クライマックスだ。覚悟!
ポッティ:「赤い実見つけていそいそと~♪」
僕:「ぶっ! やめんかあ!」
ポッティ:「なにお言う。レーザーブレードが出たらBGMが変わるのが定石というものではないか。」
僕:「唯一神が歌っていい歌じゃねえ!」
…まったく…。たしかにレーザーブレードが発動したら、クライマックスの例のカッコイイ曲が流れるもんだけどさ? その曲がよりによって、なんでずっこけるようなおかしな歌ばっかりなんだよ! もうちょっとマシなテーマ音楽を頼むよマジで。
「ちっちっちっち~」「てめえ笑うな!」
あーもーーー!! どいつもこいつも腹が立つ! 特に怪人が笑うと、どうしてこんなに神経が逆なでされるんだろう。
僕:「覚悟しろ!」
ずばあ!
レーザーブレードがおっぱいんの乳房を袈裟斬りにする! 「ちちちー!!!」痛みはない。怪人にとってこの攻撃は、死を代償にしてもかまわないほどの快感になっているはずだ。さらに逆方向から、怪物自慢のおっぱいめがけてレーザーブレードで切りつける!
「ちちーーー!!」だいぶ弱っているな。よし…とどめだ!
僕はおっぱいんの足を開くと、濡れそぼっている青いオンナに思いっきりレーザーブレードを突き立てた!
「ちーーーー!!!」断末魔に近い叫び! 今楽にしてやるぜ! 「必殺! フザケン満腔月斬り!!」ペニスの大回転! オンナの中をぐっちょぐちょに思い切りかき回す機械的運動! そして最後には、クリトリスめがけて思いっきり打ち付けるフィニッシュだ!
「ちちぎゃー!!!」
じゅどーん!!! 轟音とともにおっぱいんの全身が爆発し、その衝撃が僕に届く前に霧状になって消滅していく…
おっぱいんは完全に消え去った。僕は…勝ったのだ!
ヴウウン…
ヘルサ空間が解かれる。おっぱいんが倒されたため、僕を閉じ込めておくことができなくなったのだ。
佐伯:「やった!」
僕:「…ふぅ。」
ポッティ:「やれやれ。一度射精してしまったときはどうなるかと思ったわい。」
並木:「ご苦労さま。疲れたでしょう。帰って一休みしなさい。」
僕:「そうします。」
なんだかんだでいろいろと疲れた。怪人は、もうワンパターンで倒せるようになっている。このワンパターンさが戦隊ものの売りでもあるからな。
それにしても、敵の「矢」は相当やっかいだぞ。身に受ければ受けるほど、相手に心を奪われてしまう。そしてその誘いに負けて、精を放ってしまう恐ろしい兵器だ。
ただし、矢を放った側にもそれなりのダメージはあるらしく、僕が愛を囁いたらあっさりと女たちは絶頂した。「…その弱点は、きっとすぐにも克服されてしまうんだろうな…」
佐伯:「あの”矢”のことか? そうだな…矢を放った側の心も緩んでしまうと言うのは、きっと改良されてしまって、次はその弱点は克服されてしまうだろう。それよりも…」
ポッティ:「属性開発が真のやっかいな敵じゃ。」
そうなんだよなあ…
女子高生が矢を放てば、女子高生に対する誘惑に弱くなってしまう。だから、矢を放ってもいない女子高生が迫ってきたら、すでに属性が開発されてしまっている以上、あっさりとときめいてしまうことになる。
きっと敵は、さまざまな属性の女たちに矢を射らせるだろう。すると、僕の方がさまざまな属性を開発されてしまい、どんなタイプの敵でも気が緩み、射精しやすくなってしまうのだ。ちょうどおっぱいんの霧がおっぱい属性を開発したように。
ポッティ:「対策は我々も考える。…とにかく今は、属性開発の誘惑に負けぬよう、気をしっかり持つのじゃ。」
僕:「はい…」
キノコぐんぐん伝説に立ち寄り、みんなに挨拶をすると、僕は家に帰った。その頃には、すっかり夜になってしまっていた。
僕:「…寝るか。」食事などもそこそこに、僕は布団に入った。学校はどうやら臨時休校扱いになったらしい。ポッティの力なのか、大事にはならなそうだ。
今日は疲れた。僕はだんだん深い眠りに落ちていくのだった。
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カリギューラ女王:「なんということじゃ…おっぱいんまで…」
フローリア将軍:「おいたわしゅうございます…」
ヘルサたん総統:「はっはっは! 落ち込むでない! まだ秘策はある!」
カリギューラ女王:「秘策…じゃと?」
ヘルサたん総統:「まだ”クピド計画”は始まったばかりということよ。」
カリギューラ女王:「…。」
フローリア将軍:「クピド計画の真の狙いは、神谷の恋心を弄ぶのではなく、属性開発にある。全属性を開発することで、フザケンジャーを倒しやすくすることができる。」
ヘルサたん総統:「その通り。くっくく…」
フローリア将軍:「しかし、それだけではないはずです。ヘルサたん総統、いい加減、隠しても無駄でございます。」
カリギューラ女王:「ん? 何のことじゃ?」
フローリア将軍:「アホは黙ってろ。いいですか、”矢”を放ち、女の子の好きという気持ちを神谷にぶつけ、それが神谷の心をゆり動かす。そのことに、からくりがあるはずなのです。」
カリギューラ女王:「アホって言った? ねえ今、アホって言わなかった?」
フローリア将軍:「言ってませんよ。」
カリギューラ女王:「フローリアが、わらわの知っているフローリアではなくなっていく…おろおろ…」
フローリア将軍:「そんなことはないですよぉ。やだなあ。もっと心を広く持ってくださいよ。ね? あ・ほ♪」
カリギューラ女王:「な、なにを言う! わらわの心はとっても、とおお~~っても広いのじゃよ。あっはっは~」
フローリア将軍:「具体的にはグミ一個分の心の広さですけどね。」
カリギューラ女王:「…泣いていい?」
フローリア将軍:「うるさいから装置の中で一人シクシク泣いてろ。」
カリギューラ女王:「うわあああん!! ふろりんがいじめるぅぅ!!」
カリギューラ女王は、新怪人製造装置の中に飛び込んでいった。
ヘルサたん総統:「…人払いは終わったかしら?」
フローリア将軍:「ええ…カリギューラさまには聞かせたくなかったので。」
ヘルサたん総統:「…クピド計画の真の狙い…でしたかしら?」
フローリア将軍:「単刀直入に。真の狙いは何です? そろそろ明かしてもいい頃合いかと。」
ヘルサたん総統:「何のことかしら?」
フローリア将軍:「…素直に吐くとは思いません。聞いてみただけです。」
ヘルサたん総統:「くすくす…」
フローリア将軍:「では質問を変えます。なぜクピド計画の矢は、わざと欠陥品にしたのですか?」
ヘルサたん総統:「むっ…」
フローリア将軍:「矢を放った女の子も、神谷に本当に惚れるようになっていた。あれは…わざとそうしたんだ。神谷が反撃すれば総崩れとなるような“機能”を、わざわざ付け足していた。矢を放つ側が愛を囁かれても、びくともしないように矢を設定することなど、はじめから簡単にできたはずです。それをわざと、矢を放つ側が弱体化するように機能を付け加えた…なぜそんなことをしたのですか。」
ヘルサたん総統:「…そこまで気づくとはね。ええ…想像にお任せするわ…」
フローリア将軍:「ふふふ…ついに言いましたね。では、”私の想像に任せていただきましょう”か…」
ヘルサたん総統:「なん…ですって…?」
フローリア将軍:「アビル・サマル・パンナ・ミジュラ・ゴボギネス…」
ヘルサたん総統:「むうっ!!?」
フローリア将軍:「お忘れですか…私が”声”を司る邪神だったこと…」
ヘルサたん総統:「な、何を…」
フローリア将軍:「…お前たちよ、今こそ手足の鎖を解き放て!」
ヘルサたん総統:「そ、その声は…わ、わたし!?」
フローリア将軍:「…ええ…大魔王の声をそのまま出すのは相当のパワーを使いますね…声色を移されないようプロテクトが幾重にも…」
ヘルサたん総統:「フローリア…なんてことを…」
フローリア将軍:「私はただ、不備のある道具やしもべに対し、不備を取り去るよう、あなたの声で命じただけです。ヘルサたん総統のお役に立ったのですよ?」
ヘルサたん総統:「ぐぬぬ…」
フローリア将軍:「この手が使えるのは、後にも先にも一度きり。でも、それでいい。総統、私の想像どおりにさせていただきますよ。ふふふ…」
ヘルサたん総統:「おのれ…」
フローリア将軍:「制裁なさるおつもりですか? 何の廉で? …私があなたに反逆した理由を述べれば、私を処刑できます。が、それを口にすることは、あなたの計画を台無しにすること…」
ヘルサたん総統:「だまれ! もうよいわ! 下がれ!」
フローリア将軍:「ふふ…失礼いたしますわ。」
フローリアが去ったあと、ヘルサたん総統は顔をゆがめた。
ヘルサたん総統:「くっそ…フローリアめ。一筋縄ではいかぬわ。瞬時にしてクビド計画の真の目的に気づき、間接的に邪魔しおって。忌々しい! …ボウイ将軍!」
ボウイ将軍:「…はい…」地球にいるボウイ将軍と通信を始める。
ヘルサたん総統:「こうなったら、最終的にあいつを援軍に加える。秘密裏に動け。」
ボウイ将軍:「時間が掛かりますが?」
ヘルサたん総統:「かまわん。バランサーが必要なだけだ。時間なら、いくらでも稼ぐ。」
ボウイ:「…。」
ヘルサたん総統はため息をついた。フローリアがいるかぎり、計画は邪魔されるかもしれない。今のうちに手を打っておかなければ。あの女を甘く見ていた自分を、今さらながらに悔やむのだった。
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気がつくと僕は、杉戸村にいた。
「また杉戸村か。」おどろおどろしい夜の廃村。色情霊たちが、あられもない姿で徘徊している。「こおおお…」佐伯仙術は健在だ。ヴァジュラの力である退魔金剛印も使えそうだ。だとするなら、金剛印はいざというときに使うことにして、佐伯仙術で色情霊どもを吹き飛ばしてやろう。
その前に。
前までに見た杉戸村淫夢の内容をまとめておかないとな。闇雲に歩き回っても仕方がない。
杉戸村伝説。
数百年前、日本の小さな村で起こった悲劇だ。もともと閉鎖的な習慣があったのだが、そこに一人の気の狂った女が生まれた。その女も男たちの欲望のはけ口となったが、欲を満たせぬ男たちの怨念を吸い取り、魔物と通じて、ある日突然豹変、村中の男を犯すようになった。集団逆レイプの熱は村中の女に拡がり、さらに、どこからともなく女の怪物たちが現れ、男たちを四六時中、射精地獄に追いやった。
魔性の嵐は隣無やら地域全体、さらには一国にまで拡がる勢いであったが、”退魔金剛印”を使うことのできる者が現れ、瞬時にして村中の狂気の熱を鎮めたと考えられる。その時に、ヨウコヒメという大淫魔が封じられ、騒ぎは収まったのだ。
その事件には間違いなく、ヘルサたん総統が絡んでいる。
それ以降村は衰退の一途をたどり、ついに廃村となるのだが、近年になって復活。人口はそれなりに多いのに、依然として“杉戸村”のままになっている。現在の杉戸村がどうなっているのかは分からないものの、どうやらヘルサたん総統の息が相当に掛かっているようである。
その謎を解くためには、昔に何があったのか、廃村となった昭和後期の時期に何が起こっているのか、この両方を解決しなければならない。そして、廃村となった時代の杉戸村を調査することが、同時にヨウコヒメの悪事を暴くことになり、昔に起こった杉戸村伝説を知ることになる。つまり、今ここで僕が謎を解いていくことによって、昔のことも昭和のことも同時につかめるということだ。
そして、それらの謎を解くことができれば、平成の杉戸村がどのような状態になっているのか、かなりの程度明らかとなるだろう。平和な表面からは見えない、魔性の裏側を暴くことができれば、真の杉戸村の姿を暴くことに繋がるのだ。
つまり、この杉戸村淫夢で謎を解き明かすことが、ヘルサたん総統を追い詰めることにも繋がるのである。逆に、謎を解き明かすことができずに快感に浸って精神崩壊したら、そこでこの冒険は終了となってしまう。気を引き締めなければ。
解決すべき謎は、かつての杉戸村で起こった出来事の黒幕ヨウコヒメの正体と、ヨウコヒメとヘルサたん総統とのつながりを暴くことだ。ヨウコヒメが誰の手で封じられたのか。つまり退魔金剛印を使った僧とは何者なのか。
そして、昭和の廃村で起こっている惨劇がどのようなものかを明らかにし、そこで糸を引いているヘルサたん総統の陰謀を暴くこと。これが分かれば、現在の杉戸村の状態にかなり近づけるという寸法だ。
現在分かっているだけでも、それはあまりにおぞましいものだった。
村全体に淫呪が掛かり、男女とも性欲に狂う。特に女性の色欲は半狂乱になるレベルで、飽くなきセックスの果てに絶命してしまう。男たちは精を吸い尽くされて衰弱死し、女たちは、狂い果てたのちに男がいなくなって満たされない禁断症状にのたうち回って死ぬことになる。
死んだ女性たちは一人残らず色情霊となり、村に留まり続ける。こうして、新たな餌食を待ち構え、すでにいるやっと生き残っている男たちを食い尽くすのだ。
結果、杉戸村に移り住んだ男女は、呪いの犠牲者になってしまう。明るい内は生身の女性たちが半狂乱で押し寄せ、眠るまで大勢とセックスさせられる。健康な女性も呪いで色欲に狂い、他の女たちの仲間となって徘徊する。やっとな真見の女性から解放された男たちは、今度は色情霊の集団が押し寄せてきて、徹底的に射精させ続ける。衰弱が急に激しくなり、短期間で男たちは絶命していく。すると満たされない女性たちがさらにのたうち回り、みんな色情霊になる。
その結果、今僕がいる廃村は、数え切れないほどの女の幽霊たちでいっぱいになってしまっているんだ。これが現在の廃村の構造である。
ひでえことしやがる…
謎を解くことによって、この色情霊たちは、性欲の疼き、肉欲の縛りから解放される。佐伯仙術は一時しのぎにしかならない。ヴァジュラでさえも。だから、この呪いの源泉を突き止め、破壊しなければならないんだ。
破壊できるほどになれば、同時に昔の伝説も明らかとなるだろう。そして、その時には、かなりヘルサたん総統に肉薄できることになる。そこまで行けば、相当敵を追い詰めることができるというわけだ。がんばらねば。
僕は民家やはい病院を訪ね。『地図』を集めている。この地図は8つに分割されており、村のあちこちに散らばっている。すべて集めれば、呪いの源泉の場所も突き止められるはずだ。現在、地図は4ピース手に入れている。半分だ。組み合わせても、よくは分からない。
十中八九、ヨウコヒメ封印と、廃村の呪いは、時間がまったく違うにもかかわらず、地理的には一致しているはずだ。ヨウコヒメが封じられている場所は、廃村の惨劇の源泉が発動している場所でもあるんだ。なんとしてもすべての地図を集めたい。
そして。
今僕が手にしているのは、学校の鍵だ。前の夢までで、最後に手に入れたのがこの学校の鍵なのだ。これで僕は、村の廃校に潜入できる。そこへ行くしかないだろう。地図によれば、村には似つかわしくないほどの大きなビルらしい。そこに、小中高校すべてが合体している。小さな村ではひとつの校舎で小学生も中学生も高校生も混じって勉強するのだ。そのまま規模だけが大きくなった形だ。学校はこの一つしかない。
そんな廃校がいかに危険な場所であるかは容易に予想がつく。間違いなく、その学校の生徒たちが色情霊となって、同世代の娘霊を呼び寄せながら、大勢ひしめいているはずだ。若娘の集団を相手に、快楽に浸ることなく、気を確かに持ち続けなければならない。かなり高度な試練と言えるだろう。
それでも、僕は前に進む。
学校に着いた。都会の大きめの学校のような校舎が前。確かに、村の規模からするとマンモス校とも言える。なぜ他の学校ができなかったのかが不思議なくらいだ。
だが、そんなことよりももっと不思議なことがある。
娘たちは呪いを受け、半狂乱になって、他の女たちと同じように、近所を徘徊しては男のいる家に押し寄せていたはずである。
男たちも、四六時中家でセックスさせられることがほとんどで、学生も教師も学校に行くことはできない。
つまり、呪いが発動して以降、学校はそれ自体、まったく機能していなかったはずなのだ。
それならなぜ、廃校には小中高校生の色情霊がいるのだろうか。あるいは今も、もぬけの殻なのか…いや、それはちょっと考えにくいな。
生前も、色情霊になってからも、彼女たちは徒党を組んで浮遊し、男のもとへと押し寄せていたはずだし、そういう色情霊を実際に相手にしてきた。その方が手っ取り早く男を捕まえられるからね。学校にたむろすメリットはないんだ。
あるとすれば…
「呼び寄せ…か…」廃病院では、マッドサイエンティストによって、男の子供ばかりが呼び寄せられ、集められては餌食になっていた。
だとすると、廃校にはどんな男が呼び寄せられたというのだろうか。その謎も…実際に学校に潜入してみないことには、まったく分からない。突入しかないんだ。
僕は意を決し、学校の中に入ってみた。
3階建ての学校。校舎の裏手に、小さな体育館と校庭があるだけの学校。しかし、その校舎の敷地面積はきわめて広く、棟がどこまでも続いている。これだけ広いなら、校舎を複数にわけて、小学校、中学校と別々にすればいいのに、昔の村のまま、ひとつの校舎で全部の学年を収容しているために、こうなってしまったらしい。村といっても、この頃にはかなりの人口があったため、増築がくり返されたのか。
それにしても、学校がひとつだけで、分けるという決定が為されなかったのは、やはりおかしい。何か違和感がある…
考えるんだ。一度滅びた村が復活したのはなぜだ。そしてその村にいつから、この呪いが発動していたのだろう。こんなマンモス校舎になるまで人々が集まったという謎も残る。
…自分の足で確かめるしかなさそうだ。
校舎の昇降口。僕は学校の鍵を使った。するとしまっていた扉が開き、僕は中へ入れるようになった。
ピキッ!
「こ、これは…」
頭の中に突然映像が飛び込んでくる。昔の出来事のフラッシュバックだ。こうしてかつて実際に起こったことが、僕の脳内で再現され、それによって何者かが僕に何らかのメッセージを伝えようとしているのだろう。それは謎を解く鍵にもなるし、女たちによる甘い誘惑にもつながる。大事な場面だ。
そこにはあまりにも凄惨な光景が繰り広げられていた。大勢の男たちがこの校舎内に入り込み、廊下も教室もあちこちにたむろしている。そしてその男たちをはるかに超える人数の女の幽霊たちが、彼ら取り囲んで代わる代わるに犯しているのだ。廊下も、教室も、校庭も、職員室も、体育館も、ありとあらゆる場所で、あちこちで繰り広げられる肉欲の宴。それが、この学校で起こっていることのすべてだった。
生身の女性はいないようだった。現れているのは全て、10代の色情霊たちだ。つまり、この学校の生徒たちの幽霊のようだった。小学生と思える子供から、高校生らしき美少女まで、10代のすべての年代が揃っているようにも思えた。マンモス校だけあって、人数は相当に多い。いや…多すぎる! 次から次へと現れる美少女たち。それは大勢の男たちの人数を遥かに超えており、さらに、どこからともなくどんどん現れているようにも思えた。
どんなに規模が大きくても、千人を超える人数が1つの学校の中にいるということは考えにくい。しかし今は、それよりもずっと多い女の子たちが学校じゅうにひしめいているのだ! 明らかに、この学校の生徒の他に、同世代の女の子達の幽霊が集まっているように思えた。そこに何か秘密があるようだ。
それに対して、昇降口から入ってくる男たちは、皆、目がうつろで、後者のあちこちを歩き回っては、自分の立つべきスペースにたどり着く。すかさずそこに複数人の若い色情霊たちが群がり、全裸で抱きついて興奮させ、勃起させると、たちまちそのペニスをオンナに収めていくのだった。
男たちはあまり若くないようだ。どちらかというと、30代から50代の熟年男性が多い。彼女たちの父親くらいの年齢だ。何かに操られているのか、うつろな目で校舎に入り、しかるべき場所にたどり着く。どうやらその時に正気に返るらしい。しかし、そのときにはすでに遅く、自分の娘くらいの年齢の女の子達に群がられて、ペニスを若いオンナに預けてしまうことになるのだ。
彼らはしきりに女子の名を呼び、時には泣き叫ぶようにして身の解放を懇願する。しかし甘い宴はおわることなく、さらに人数を増やして激しさを増すのであった。
彼らが呼んでいる娘の名は一定である。「京子!」「香苗!」「早穂!」「詩織!」彼らはしきりに、同じ名を呼ぶ。そこに何か特別な思い入れでもあるかのようだった。
娘たちの不敵な笑みやクスクス笑い、しぐさから、どうやら彼女たちはその男性を知っており、男性のほうも娘たちを知っているように思えた。
1階には初老の男性が多かった。2階、3階と上に上がるにつれて、男たちは若くなっていく。
女子たちの構成から、1階が高校部、2階が中学部、3階が小学部のようだった。
それらの状況から、この学校に呼び寄せられている男たちのほとんどが、彼女たちの父親であろうことが想像できた。つまり、呪いを受けて、男女が狂わされている中で、先に娘を亡くした父親たちが、この学校に吸い寄せられているようなのだ。
そして、そこで待ち構えているのは色情霊と化した自分の娘だ。父親のほうも呪いの影響で性欲の虜になっており、相手が実の娘であっても、その肌を見、その裸体に抱きつかれて若い肢体が擦りつけられると、もはや理性ではセーブが利かなくなってしまうらしい。
しかもそこには、おそらく娘の友達たちがいるのであろうか、10人近い同世代の女の子たちがセットになっており、集団で男を立たせてはセックスに持ち込むのである。実の娘とその友達グループが若い体で群がってきて、父親たちはなすすべもなく犯されていく。交代で連続射精させられ、彼らはどんどん衰弱していくようだった。
自分の娘や娘と同じ歳の女の子たちの体に射精し続け、若い魅力にあらがうことができず、父親たちはどんどん衰弱死していった。
残された娘たちは、まだ父さんが生きている女の子の友達の1人になり、グループとなって別の男性を襲いに行くのである。
「なんてことを…」あまりにひどすぎる。もはや人間ではない。悪魔だからこそなせる業なのか…
こんな宴、一刻も早く破壊しつくさなければ。そのためには、この呼び寄せの構造や装置を知り、根本から破壊しなければならない。それを探るのが僕の役目なのだろう。
「フーム…マニ…ペメ…オーム…」僕は力を溜めていく。佐伯仙術ではない。退魔金剛印…ヴァジュラの力だ。
「…ヴァジュラ!」僕は一気に力を解放し、ヴァジュラの力を放出した!
幻影とともに、学校中にたむろしていた多くの色情霊が弾き飛ばされ、一時的にだが、その活動を停止させられる。千数百人いた若い色情霊たちは、そのほとんどが霧散してしまった。以前よりも格段にヴァジュラの力もアップしているようだった。
「くすくす…」廊下を歩いていると、背後から女子たちの気配がした。やはり人数が多すぎたのか、完全に全員を駆逐することまではできなかったようである。だとすれば、残った娘たちを佐伯仙術で退治するしかない。
僕の後ろついてきた女の子たちは、僕と同世代の高校生たちの幽霊だった。この学校の制服と思われる夏服の娘が3人、別の学校の制服の子が数人混じっている。ミニスカートで太い生足を露出させ、おへそを出し、ワイシャツを着崩して胸元や脇の下を露出させている。まだ幼さを残す顔立ちの整った可愛らしい娘たちの集団だった。
「うっく!?」
彼女たちの姿を見たとたん、僕の心臓の鼓動が急に高鳴った! 高校生の少女たちの可愛らしく、性的な魅力に一瞬にして取りつかれ、僕は瞬時にして、彼女たちの虜になってしまったようだった。ここの色情霊はそれほど強い力を持っているというのだろうか。
いや…そうではない!
昨日の戦いで、僕はしこたま高校生たちにピンクの矢を身に受けてきた。あの矢には魔力が込められており、これに刺されると、矢を放った相手のことを好きになってしまうのだ。心奪われ魅了されてしまえばそれだけ弱体化してしまう。好きな相手とのセックスはとてつもない気持ちよさだからね。
それだけでなく、矢を放った女性の性的な特徴そのものについて弱体化してしまう効果もある。つまり属性攻撃だ。脚が自慢の女性が放った矢を身に受ければ受けるほど、その男は足フェチになってしまう。年代についても同様で、高校生からの矢が多ければ多いほど、女子高生に魅了されやすくなってしまう。
昨日の戦いで僕は、しこたま矢を受けてしまった。つまり、完全に高校生属性が開発されてしまっており、女子高生を見るだけで、もはや僕は激しく欲情してしまう体に改造されてしまったことになる。これが属性攻撃だ。
それは夢の世界でも、幽霊相手でも変わらない。
そうだ。ヘルサたん総統の真の狙いはそこにあったんだ。高校生や大人の女性やその他様々な属性を持っている女性たちにあの弓矢を使わせ、僕を撃ち続けることで、僕の方が様々な属性を開発されてしまい、それ以降矢を受けなくても、同じ属性の娘たちには弱くなってしまうようにする。それによって、あらゆる属性が開発されてしまった僕は、彼女たちが送り込む戦闘員や怪人に対して弱体化し、戦闘が不利になってしまう。つまり射精しやすくなってしまうのだ。
この属性攻撃を克服できなければ、いずれ僕の戦いは行き詰まってしまうだろう。何とかしなければ。
だが、風になびくミニスカート、可愛らしい顔立ち、若いおへそ、半袖から見える脇の下やもう少しだけ開けばおっぱいが見えてしまいそうなほど開かれた胸元、あどけなくも不敵な微笑みが、僕をずっとドキドキさせ続ける。このままこの制服娘たちに抱きついてしまいたいという激しい欲情に、僕はどうしてもあらがうことができなかった。
僕は吸い寄せられるように、彼女たちに向かっていった。そして目の前の3人に抱きつくと代わる代わるキスをして、その柔らかい唇を味わった。
頭の中が空っぽになっていく。何も考えられず、僕は少女たちの体の柔らかさに酔いしれた。
僕に抱きつかれていない娘たちは後方で上半身裸になり、大小さまざまなおっぱいを見せつけてくれる。高校生らしく小振りな乳房が多い。しかし、その華奢な感じが、娘たちの可愛らしさを引き立たせ、僕はさらに彼女たちに釘付けになるのであった。
僕の目の前の少女たちはスカートを脱がずにパンツだけをずり降ろし、いつでも挿入できる体勢を整えた。僕は真ん中の娘に抱きつき、仰向けに寝かせると開脚してペニスを突き立てた。
若く直情的な締まりがペニスに襲いかかる! 「ああ…気持ちいい…」僕は夢中で腰を前後させ、きつく柔らかい膣の中で、ペニスをしごき続けた。周囲の女の子たちがスカートをめくってパンツを見せてくれたり前かがみになって胸の谷間を強調したりして、さらに若い体の魅力を、僕の心に刻みこんでくる。僕はその姿をガン見しながら、制服の少女を犯し続けた。
「うぅ…」ダメだ…。このまま射精しては…いけない…心が警鐘を鳴らす。だが、その危機感は怪しく腰を上下左右にくねらせる若い娘の感触によって打ち砕かれ、とろけさせられた。
「あふぅ…」股間のくすぐったさが急に膨れ上がる! 次の瞬間、強すぎる心地よさと共に精液が爆発していった。膣内に大量の精が注ぎこまれる。僕は夏服の制服娘に射精してしまった。
幽霊の肌や性器は、生身の娘たちを遥かに凌駕している。ペニスの奥底の性感神経まで絶え間なく刺激され続け、普通の女性では出せない快感を男に与えることができるようになっている。だからこそ気を付けなければ、あっさりとイかされてしまうのである。そして、この世界の特徴でもあるが、一度射精したくらいでは決して収まることがなく、衰弱死するまで出し続けることになってしまう。この村を徘徊するのはそれほどまでに危険なことなのだ。
負けてはいけないと心では固く思っていても、周囲の女子高生たちの姿を見ると、その途端に再び彼女たちの魅力にほだされ、激しく欲情興奮してしまうのであった。
僕は上半身裸の少女に抱きつき、その小振りなおっぱいにむしゃぶりつきながら、すべすべの太ももを撫でさすった。彼女はなすがままに、仰向けになって悦んでいる。すると横から体を滑り込ませてきた色情霊がペニスを捉え、バックの体勢で無理矢理オンナをねじ込んできた! そして激しく前後しながら左右に艶めかしく腰をくねらせていく。その甘美な感触に脱力しながら、僕は仰向けの娘の体を触り、舐め、その柔肌に顔を埋め続けた。
お尻の奥がきゅんきゅんとくすぐったく疼く。まるで何週間もオナニーを我慢して、やっと激しいセックスをしたような気分だ。一気に精力が絞り取られる。ひとたまりもなかった。僕は、あっという間に2度目の射精を果たしてしまった。
女の子たちはさらに攻撃を強くする。僕は仰向けに寝かされ、上半身裸でスカートをはいた女子高生に騎乗位で挿入させられる。
Aカップの小さな胸が上下に踊る! 悩ましい腰使いこそなかったものの、激しく素早く上下する筒の動きに耐えきれず、その華奢で柔らかい心地よさにしごかれて、あっという間に高められていった。「あぐう!」大量の精液が引き上げられ、少女のしなやかな体を満たしていった。小柄で細っこい女の子は、あどけない顔を上気させて僕を見下ろす。
このままでは…。さらに彼女たちに惚れ込んで精を奪われて続けてしまうだろう。その危機感が強まるにもかかわらず、さらに待ち構える夏服娘たちを前にして、僕の心臓は高鳴り続け、その求めに応じて、つい我を忘れて抱きついてしまうのだった。
「好きだよ…君たち最高だ…」僕は愛の言葉を彼女たちに囁いた。「くすくす…」少女たちはさらにエスカレートして、僕に群がってきて交代で無理矢理ペニスをオンナに飲み込んでくる! だめだ…リアルで女子高生たちに使った手は、色情霊たちには通用しないみたいだ。矢の力でこちらが弱体化した分、向こうも惚れっぽくなり、緩んでイキやすくなるはずなのだが、幽霊だから通用しないのか、あるいはすでに、そうした矢の弱点そのものが克服されてしまったか…
「くっそ!」僕は少女を押し倒して挿入、ガンガン腰を振って、Cカップが揺れる若娘を正常位で責め続けた。射精する快楽に脱力しそうになるのを押しとどめながら、この娘をイかせて倒すしかない。
「おねがい…ゆるして…」女の子は瞳を潤ませ、じっと僕を見つめた。「う…」そのあどけない表情から、涙目になっている少女の懇願に、つい腰の動きを止めてしまう。
ぎゅううう!
「うぐあっ!」どばばばっ!
オンナがきつく締まり、ペニスが堪えきれなくなって、そのまま中に精液を放出してしまった。こっちの動きを封じた上で、若い膣の感触だけでペニスを悦ばせ、一方的に精を搾り取られてしまった。
この手も使えない。射精し続けてもかまわないから女体を快楽に染め上げ、イかせて倒そうとしても、相手はセックスに長けた性霊、一枚も二枚も上手なのだった。
やはり呼吸を整えて佐伯仙術しかない。だが、女の子たちの可愛らしい姿、女子高生という属性に興奮してしまっていて、なかなか呼吸が整わず、神通力が体内にたまらないんだ。このままでは、四六時中続く快感と射精の連続で、体力が尽きてしまうぞ…
出し過ぎて疲労することもなく、痛むこともないし、射精直後の生理作用によって急激に性欲が衰えるなどということもない。それどころか、ますます深みにはまっていって、出しても出してもすぐに精液がパンパンに溜め込まれる状態になり、大好きな高校生たちの集団に刺激されてあっさり出してしまう、そんな快楽の繰り返しとなるのだった。
相手の狙いは、あくまで僕の体力を奪い尽くし、魂を魔界に引きずりこむことである。こんなところで力尽きている場合ではないのだ。
わずかずつ、身体の中に神通力がたまっていく。それが一定量になるまで、ずいぶん時間が掛かってしまった。「くっそ! これでも食らえ!」一気に佐伯仙術を放出、周囲の制服娘たちの性感神経すべてを刺激する力で、神通力を流し込んだ!
バシュウ! 色情霊たちは一気に消え失せる。さすがに佐伯仙術をまともに食らえば、幽霊といえども止めどなく絶頂し、一時的にだが消え去ってしまうのだ。だが、あくまでそれは一時的なもの。村全体を覆う呪いが生きている限り、彼女たちはまた復活してしまう。そして男を求めて再び学校を徘徊し、終わることのない宴にかり出されてしまうのだ。
このままではまずい。ほんのわずかずつしか神通力をためることができず、その間にしこたま抜かれて、やっとひとつの集団を蹴散らすという程度では、身が持たないだろう。何か方法を見いださなければ、この若娘の巣窟である学校ステージは攻略できそうにない。なんとかしなければ。
少女たちを目の当たりにすると心臓が高鳴り、ドキドキが続き、心奪われ、快楽に忠実になってしまうのだ。好きな人とのセックスは何倍もの気持ちよさで、出したあとでもいとおしさが強く残る。それを逆手に取られ、連続射精に追いやられてしまっている。何か突破口を見いださなければ。もう一度外に出て、仕切り直しをしよう。
がちゃっ! 「!!」入り口が封鎖されている。外から鍵が掛かっているのか、手持ちの鍵を差し込む場所がなく、中からは開けられないようになっている。しまった…一度入ったら、学校を攻略しきるまで、外には出られないのか!
だとすると、この学校の中にあるものだけで攻略法を見いだすしかなくなる…まずいことになった。
「!」昇降口入り口でも保たしている僕のまわりに、さらに色情霊たちが集まってきた! 「ああっ、しまった…」僕は慌ててその場を離れようとしたが、もう遅かった。
少女たちは一斉に僕に抱きついてくる! 僕は彼女たちの姿と、その生足のスベスベ感、上半身の柔らかさにほだされ、またもや我を忘れてしまうのだった。
僕を取り囲む十数人の高校生霊たちは、みんなブルマやレオタード、水着といった、生足を露出する格好の娘ばかりだった。
そして、その若く太めのふとももで、僕の両脚を集団でスベスベとこすりつけ、女の足の感触を刻み込んでくる。
みずみずしくシコシコした肌触りが、一斉に僕の足を覆い尽くした。
「あああ…」ただでさえ、女の足は弱いんだ。きめ細かく、肉付きが良く形良く、それでいてきゅっと引き締まっている女性特有のふとももが、さらに若さも加わって心地よい感触に仕上がっていた。
膝裏もふくらはぎもフニッとしていて柔らかく、めり込む内股はそのまま精液を搾り取ることもできた。そんな生足集団が僕をぐるりと取り囲み、我先にと僕の下半身にこすりつけ続けてくる。僕はふとももの群れに翻弄され、どこもかしこも生足だらけの状況に埋めつくされ、少女たちの甘い香りに包まれながら、その肌触りに我を忘れた。
僕の両手はすでに誰かの内股に挟まれ、手のひらにその吸い付くような感触を味わわされてしまっている。僕の両脚は完全に生足地獄のまっただ中だ。
ペニスにもふとももがこすれ、2人の生足の間に挟まれるなどして刺激されている。ふとももの気持ちよい肌触りに翻弄されながら、ペニスはもみくちゃにされた少女たちの足に悦ばされていく。
びゅうっ!! ついに彼女たちの足の感触にこすられまくって、精液が出てしまった。
それでも彼女たちは、女の足の感触を相変わらず刻みつけながら、僕を解放するそぶりをまったく見せない。
それどころか、立たせた僕に両側から太もも攻撃、後ろから羽交い締め、僕の両手を内股に挟み込んで固定、前方から伸びてきた手に両乳首をくすぐられ、僕の身体は少女たちの手足によって完全に拘束されてしまったのだった。
ブルマ少女たちのふとももが僕の両脚をスリスリしている。レオタード少女たちの両手は僕の乳首を愛撫しながら、悩ましい内股を開いて僕に見せつけてくる。スク水少女たちが僕の手を内股に挟み込んで固定している。スク水ごしにオンナ表面のスジがはっきりと分かる。
そんな状態で全身固定され、腰をくねらせる以外に身動きがとれなくなったところで、彼女たちは交代で、柔らかな手でペニスを扱き始めた!
「あああ…」とろけるような女手の感触! フニッとしていてスベスベで、触れられるだけで心地よい柔らかさを、少女たちの手は具えていた。すでに大人の女性の手と同じようなみずみずしい女手をしている。形の上ではやや丸っこさと幼さが残っているにもかかわらず、手の甲のきめ細かい肌の質は、もはや完全に、男の精を絞り出すに十分な魅力に満ちあふれているのだった。
執拗にくり返される手コキ。玉袋も細い指先がくすぐり、しっかり快楽を倍増させてくる。
僕はできるだけ、射精しないように快楽に抗い、踏ん張ってガマンしていた。だが、そのガマンをあっさりと打ち破る女手の感触は、本当に挿入してしまっているかのような締まりを演出したり、あるいは軽く握るだけで素早く前後させて女手の感触がこすれる心地よさだけで刺激したりして、僕を絶望的な高見へと追い詰めるのだった。
精液が少女例の手をけがしていく。出し尽し魔で、素早い手の動きはシコシコをやめなかった。
出し終わってもペニスは萎えない。いっそう生足が僕のふとももに密着し、別の女の子がペニスを握りしめるばかりだった。
この娘は亀頭先端を握り、そこばかりを小刻みにしごいてきた! 柔らかな手が先っぽを包み込んだまま、振動するかのように猛スピードで扱きあげていく。敏感な亀頭ばかりが重点的に気持ちよくされ、僕は腰を引いてくねらせ、イク直前の多幸感に抗った。だが、後ろの娘たちが僕の及び腰をぐいっと前方に無理矢理押してくる。僕は腰を大きく突き出す格好になり、そこに少女の細く小さな手が容赦なくコシュコシュ先端をいじめるのだった!
「うああ!」さらに精液が彼女の手にぶちまけられた。
それでも解放されない。背の高い高校生の大きめの手が、両手でペニスをむっちり包み込んで、今度は全体を大きく扱きあげてくる。まるで挿入しているみたいな圧迫感と柔らかさだ。前屈みになっていて、体操着の奥から胸の谷間がはっきり見えてしまっている。僕は周囲の少女たちのふとももや谷間や可愛らしい顔立ちを凝視させられながら、長身娘の手コキに負けてイッてしまった。
次の子は片手でペニスを掴むと、親指を亀頭先端にぐりぐりこすりつけ、尿道口をかき分けるように強くこすり続けた。棒全体を柔らかな手のひらで包み込んだ状態で、敏感な部分は吸い付くような親指が暴れ回っている! こちょこちょ玉袋を刺激する細い指先が快楽を何倍にも高めた。
「あひい!」この重点攻撃には勝てず、僕はあっさりと精液を吐き出した。これが気持ちいいと彼女たちも分かったのだろう、次の子も同じように親指で先端をかき分けるように揉みしだいてきた! 次も、その次も、同じようにペニスを握りしめては尿道口ばかりぐりぐりし続けた!
やっと佐伯仙術の神通力がたまる! 「うわああ! 消えてくれえ!」僕は神通力を放出して、ブルマスク水生足軍団を、やっとの思いで蹴散らすことができた。
「はあっ…はあっ…」だめ…だ、このままでは…本当にこの若娘軍団の思うがままにされてしまう。何とか突破口を見いださなければ。
僕は走って校舎の途中にある階段を見つけると、上へと駆け上がった。
階が変われば、学年も変わる。一階が高校生、二階が中学生、三階が小学生だ。
とにかく女子高生に対する耐性が地に落ちている以上、一階をさまようのはまずい。この弱体化を克服する方法を見いださなければ、探検はできそうにもない。いや、そもそも、この学校の攻略ツールを手に入れなければ、色情霊たちには太刀打ちできないんだ。
校舎をうろつくのはまずい。屋上に逃げよう。
三階のさらに上が屋上への入り口だった。僕は重い扉を開いて、屋上に出てみた。
ぴりっ
「!」フラッシュバックが始まる!
校舎内で繰り広げられる痴態の数々。
それは、娘を先に色情霊にされた哀れな父親たちの末路だった。
父たちは毎日学校に呼び出される。夢遊病のようにふらふらと吸い寄せられ、気がつくと彼らは学校の中にいるのだ。そしてそこで娘“たち”と邂逅する。いや…なんども交わっているが、彼らにとっては完全に思いがけないこととして映るのだ。
そうして彼らは日々吸い尽くされ、1人、また1人と、力尽きて絶命。そのまま魂ごと魔界に引きずりこまれる。文字どおり娘に“呼ばれた”状態なのだ。
クラスメイトの男子や、近所の若い男は、そのほとんどが生身の女たちや浮遊する色情霊たちに自宅で襲われており、学校に呼び寄せられることはほとんどない。
だが、それでもごくまれに、そういう若い男や男の子たちが呼ばれることもあるらしい。初老の男性や壮年の父たちに混じって、明らかに子供と思える男の子や、高校生大学生くらいの若い男も散見されるのだ。
時間が経つにつれ、そうした男たちの割合も少しずつ増えているように思えた。
それもそのはずか。父たちが娘に呼び寄せられ、次々と魔界送りになっていけば、すべての父が魔界送りになった娘たちのグループも出てくる。彼女たちには、襲うべきパパはもういない。そんな娘たちの割合が増えれば、まだ生きて、吸い尽くされる寸前に状態にある若い男たちがターゲットになるのは当然のことだった。
年端もいかぬ男たちを籠絡するのは簡単だった。
小学生男子のほとんどは病院に呼び寄せられるため、ほとんど見受けられない。まれに、3階に呼ばれた男の子たちが、クラスメートの集団に襲われていることがある程度だ。彼は、成長が早い同い年の女の子たちを相手に、おちんちんを先端の皮ごと揉まれ、全身をくすぐられ、ツルペタな女体をこすりつけられ、次々と射精していく。そして、まだ成長途中のオンナに小さなペニスが収められ、代わる代わる犯され吸い尽くされていくのだった。
中高生男子は、2階と1階に多く呼び寄せられている。彼らは、同級生を始め、先輩や後輩の集団に次々犯されているようだった。中には、中学生でありながら高校生のお姉ちゃんたちにかわいがられて、彼女たちのオンナにいたぶられている少年もいた。また、高校生でありながら中学生の大後輩たちを相手に腰を振って射精し続けている少年の姿もあった。彼氏彼女の関係になってもおかしくない年代同士の濃密な交尾の連続は、大人顔負けのなかなかの痴態だ。
そんな宴が延々と繰り広げられているのが、少女色情霊たちのたまり場となった校舎の実態だった。もはや学舎とはまったく呼べない状況になっている。
「まてよ…?」
病院では、狂った女が怪電波で男の子だけを呼び寄せていたのだった。では、この学校で、父親や、まれに中高生たち、男を呼び寄せているのは何だろう。
電話の波動は感じられない。病院とは違う方法で呼んでいるのか。そのメカニズムを理解しなければ、この学校の謎は解けそうにないな。
フラッシュバックが終わる。屋上は荒涼としていて、色情霊たちの姿もない。
ここなら落ち着いて、状況を整理することができそうだ。
この学校でするべきことは、重要なアイテム、地図の一部と、次のステージへ行く鍵を見つけること。それらを見つけるためには、学校に秘められた謎を解かなければならないだろう。
なぜこの学校が、少女たちの幽霊のたまり場になっているのだろう。何が彼女たちを、この場所に押しとどめているのか。
どうやって、男たちをこの学校に呼び寄せているのか。また、父親限定にしたり、ターゲットを絞ったりするメカニズムは何だろう。
大きく言って、この二つの謎を解く必要がありそうだ。
しかし、この謎を解くためには、僕自身がしっかりしなければならない。
2階と3階はもしかしたらなんとかなるかもしれないが、1階はとにかくまずい。僕が惚れやすい女子高生たちのたまり場になってしまっている。1階では抗うすべもなく射精地獄が待ち構えている。体力を奪ってあげると言わんばかりに、若娘たちが押し寄せ、僕は抵抗できずにしこたま抜かれまくってしまうのだ。
何か手がかりはないだろうか。敵は若い女の子、というだけでなく、“属性攻撃”というたいへんやっかいなツールを駆使して射精させてくるんだ。おそらく彼女たちと交われば交わるほど、射精すればするほど、属性が開発されてしまうことになるはずだ。1階の敵たちに対してはもう、取り返しのつかないところまで開発されきってしまっている。それを克服する方法を見いだし、これ以上属性攻撃にほだされないようにしなければ、学校の謎を解く前に魔界行きが確定だ。
なんとかしなければ…
浮遊する色情霊たちが僕のところにやってくる。「こおおお…」佐伯仙術を落ち着いて駆使し、彼女たちを撃退する。数回、そんなことが続いた。
ただの大人の女性霊だったら、落ち着いて対処できる。だが、校内の若娘を見たとたんに、とたんに緊張し、神通力が影を潜めてしまう。それが問題なんだ。
その差は何だろう。
年齢…いや…問題は僕の中にある。相手が高校生だという意識が、僕をどぎまぎさせてしまうのだ。属性というのは内面の問題なんだ。
それは分かっている。分かっているが…どうしても踏ん切りがつかない。
「ん?」屋上をさまよっていると、古びた手帳が落ちていた。拾って中を見てみると、走り書きがしてある。
「ここの女の幽霊たちはおかしい。明らかに異常だ。あいつらとヤッたら、どんどんあいつらの身体の虜になっちまう。なんでだ! 俺はガキなんかに興味はないんだ。ないはずなのに…あいつらを見たら、とたんにロリコンになっちまう! くそ!」
「…。」
この手帳の持ち主はすでに、この世にはないだろう。
ここをさまよう男たちは、みんな同じことで悩む。それを解決できなければ、僕もこの男と同じになってしまうのだろう。
「3階音楽室に行かれさえすれば…でも…行けばガキどもに撃退され、射精ばっかりしてここに帰ってきてしまうんだ…」「うそだろ! あんな奴が音楽室にいるなんて! 反則だ!」「もう一度、行ってみよう。音楽室の化け物め。」
手帳の走り書きはそれで終わっていた。かれは…音楽室にたどり着けたらしい。だが、そのあとは…
とにかく、まずは音楽室に行くことが目標だな。3階にあるらしい。
この屋上から降りて、小学生棟をくぐり抜けて、端っこにある音楽室(手帳に地図があった)にたどり着くのが、第一の関門。だが…。どうにも気になることが書いてある。音楽室の化け物…だと!?
何か魔性の者が住み着いているのだろうか。やっと音楽室にたどり着いても、その化け物に襲われ、彼は逃げ帰ってきたようである。
おそらく彼は、音楽室にたどり着くために、何度もチャレンジし、何度も射精させられながら、逃げ帰って屋上で休み、また音楽室に足を向けたのだろう。やっと音楽室にたどり着いたら、そこには化け物がいて、命からがら逃げ帰ってきたのだろう。そして…もう一度行ってみようと言って飛び込んでいった。…それっきり。
二度目に音楽室に入った彼は、二度とここへは戻ってこられなかったということだ。
音楽室に何かがあることは分かった。おそらくは、色情霊を撃退するツールか、重要な鍵か、学校の秘密が分かる情報か…何か重要なものが隠されている。化け物が待ち構えているともなれば、それだけ重要なものであるに違いない。行ってみるしかなさそうだ。
僕はおそるおそる3階に降り立ってみた。右に曲がってまっすぐ行けば音楽室がある。
「むっ…」右端がかなり遠い。校舎がそれだけ大きいのだ。4-1から、4-20くらいまであり、5年生の教室がさらにその奥にある。左側を見ると、3年生から下の教室が並んでいた。そっちには用はなさそうだ。
そして、まばらではあるが、全裸の少女たちの姿も見られる。ヴァジュラの力で大半の美少女幽霊たちを消し飛ばしているので、残りはわずか。といっても、僕一人では十分もてあますほどの大勢の女子たちが、まだ残ってしまっていた。
彼女たちは僕の姿を認めると、一斉に浮遊してぐんぐん近づいてくる。やはり…乗り越えなければならない壁か。
「こおおお…」僕は佐伯仙術の呼吸を整えた。神通力が一気にたまる。近づく娘たちを一網打尽にしてやる。
半径2メートル以内の射程距離に入った小学生霊たちに、どんどん神通力を食らわせた。下手なセックス攻撃よりも、よほど強い快楽を女体に叩き込むことができるのだ。このパワーを身に受けた邪悪な女たちは、全身の性感神経を余すところなく刺激され、触れられることなくお股から大量の汁を噴き出させて絶頂し続ける。色情霊と言えども同様だ。
そして、相手が幽霊であれば、瞬時にして何回も絶頂し続けるほどの快楽にまみれた結果、一時的に消滅してしまうという寸法である。
高校生でなければ、僕の心はなびかない。この階なら、何とか音楽室までたどり着けそうではある。
走り書きを残した男は立派だった。この人数よりも遥かに多い子供たちが全裸で歩き回っている中をくぐり抜け、何度も何度も射精しながら、ようやく音楽室にたどり着けたのだからね。しかも彼には神通力がなく、生身で立ち向かっていったのだ。生半可な覚悟でできることではない。
だが、今の僕には神通力がある。相手の数も比較的少ない。これならガンガン進めそうだ。僕は佐伯仙術で色情霊たちを消し飛ばしながら、どんどん先へと進んだ。
百メートル、二百メートル…どんどん進む。進むほどに相手も成長していっているみたいだ。それもそのはず、学年が上になっていくからね。だが、そんなことはお構いなしに、僕は群がる性霊たちを片付けながらどんどん先に進んだ。音楽室まで、まだまだ先がある。
襲いかかってくる少女たちはみんな子供だ。それとて、これまでの戦いですでに女の体はいやというほど見ているからね。気にせずに凝視する前に、ガンガン消してしまえばいい。
ついに、女の子たちは僕に近づいてこなくなった。2メートルの射程圏内に入れば、容赦なく絶頂させられて消されてしまうと分かったからだ。
その代わりに、彼女たちは僕の周囲をぐるりと取り囲んだまま、前方だけを空け、必死でついてくるようになった。走っては疲れて休み、歩きながら音楽室をめざす。一体どんだけ広いんだよこの校舎。僕の2メートル左右後方に入らないまま、女の子たちは歩く僕に集団でついてくる。まだ2~30人以上いるな。積極的に消し飛ばしておくか。僕はさらに神通力を高めた。
女の子たちは全員、真っ裸だった。
小さく華奢な上半身。まるで膨らんでいない胸。彼女たちに混ざって、成長が早く、小さな身体ながら胸部分だけがやや出っ張っている子もいる。くびれていないおなかは、ぷにっとしていてきめ細かいが、まだまだ幼いまんまである。
そして、ツルツルのふとももは、すでに女の足の形はしているものの、まだ発展途上で、背も低いためにどうしても短く、全体的に小柄である。
毛の生えていないオンナ表面の群れ。ワレメがくっきりしていて、少女たちの中には自分から足を開いてオンナを拡げる大胆な娘もいるが、その器官はまだまだ、性交に足る発達を遂げているわけではない。小さなお尻は膨らんでいて、触ったらとても柔らかそうではある。そんなあられもない少女たちの姿を見せつけながら、何とか僕についてきて、じっと僕を見つめ、可愛らしい笑顔や、懇願するような上目遣いでセクシーに見つめてきたりする。
そんな彼女たちに負けるまいと、僕な神通力で積極的に彼女たちを消しに掛かっていった。少女たちは快楽に泣き叫びながら消滅していく。
それでも彼女たちは負けない。どんどん集まってきては、生足やオンナ、脇の下、幼い顔、つぶらな瞳でじっと見つめながら、女性的なパーツをけなげに見せつけ続けるのだった。
もし…彼女たちに触ってしまったら?
法律で決して許されない、禁断の一線を越えてしまうことになる。禁止されれば人はそれに興味を強く持ってしまうものだ。まして、相手は幽霊。性的な魅力は十二分に具えており、これまでも数多くの男たちが、年端も行かぬ少女たちの裸体に抗いながら、その魅力に勝つことができず、自分の娘や、妹や、近所の子供相手に抱きつき、その肌を味わって虜になり、禁断の獣道へと墜ちていったのである。
しっかりした大人の男性でさえも堕落させる魔性の魅力が、この幽霊どもには具わっているのだ。ひとたび墜ちてしまえば、その肌の魅力は生身の女性を遥かに凌駕し、どんな大きな男根をも飲み込んでしまうキツすぎるオンナの幼すぎる締まりに耐えることができず、ほぼすべての男性が秒殺されてしまっていたことだろう。
あの走り書きの男性も、彼女たちの裸の誘惑に耐えることができず、群がる少女たちに射精し続けたに違いない。体力が尽きそうになりながら、やっとの思いで音楽室にたどり着いたのだ。
僕も負けてはいられない。
「おにいちゃん…」少女たちが懇願するように、少し離れて囁きかけてくる。見ると、内股がぷにっとした少女が生足とオンナを強調して見せつけながら、うるんだ瞳で僕を見上げていた。「クスクス…みて…」別の少女が腰をくねらせながらタテスジを見せつけ、さらに両手を上げてツルツルの脇の下を目の当たりにさせながら、子供っぽくイタズラな微笑みを向けてくる。
女の子たちは、思い思いのポーズや表情、仕草を見せつけながら、しきりに話しかけてきた。子供とは思えないようなエロティックな囁き。すでに多くの男性の精を吸って強化されたのだろう、妖しい魅力が加わって魔力のこもった甘い囁きになっている。その言葉も、あえて幼い言い方をしてみたり、大人顔負けの隠語が飛び出したりして、そのつどドキッとさせられてしまうのだ。
「ねえおにいちゃん…少女のカラダ…思ったよりずっとエッチだよ?」「みてみてー♪ ココ、エロいでしょ?」「おにいちゃん…さわって…おねがい…」
「うう…」ま、まけるものか…
「ほら…ぷにっぷにのワレメでホットドックしてあげようか? 気持ちいいよぉ?」「脇の下でこすってあげる。おにいちゃん!」「いっぱい…してください…」
僕のまわりを取り囲んで、全裸の少女たちが誘惑してくる。彼女たちの狙いは分かっているんだ。僕の佐伯仙術を解除させてしまえば、精を吸い放題となるからね。ま…まけない…
そう踏ん張るのとは裏腹に、すでにペニスは彼女たちの小さな裸を見て、すっかり興奮してしまっていた。たとえいとけなくても、異性の裸、あらわな性器とワレメ、強調されたすべすべのふとももを目の当たりにし続けて妖しい囁きに囲まれたら、どうしても股間が反応してしまうではないか。ねえ。
「えへへ…」「んあ!?」突然は以後から抱きつかれた! 少女特有の甘い香りと、すべすべの肌が僕のお尻にこすれてくる! 小さな彼女たちが抱きつくと、ちょうどその上半身が僕のお尻から腰に来るのだ。その小さな頭が僕の背中に埋められた。
すべすべの生足が僕のふとももをこすれていく! 小さくて細い太ももは、すでに十分シコシコしており、吸い付くようなみずみずしさも健在だった。女性ならではの生足の良さをすでに十分兼ね備えている…知らなかった!
「ね…女の子って、成長が早いんだよ? だから、小学生の足ってとっても触り心地がいいでしょう? すべすべでふにふにでしょう?」「うああ…」
しきりにふとももを僕の足に刻みつける女の子。「さ、さえき…」「おにいちゃ~ん!」今度は前方から別の少女が抱きついてきて、僕のみぞおちあたりに顔を埋めながら、やっぱり生足こすりつけ攻撃を繰り出してくる! ああっ…この娘の足も気持ちいいっ!
さらに複数の少女たちが、僕の周囲に群がって、自慢のシコシコふとももを僕の両脚にこすりつけ続けてきた! 胸から上が出ているだけで、周囲はすでに大勢の女の子たちに隙間なく取り囲まれてしまっている!
佐伯仙術が乱れ、神通力のバリアが利かなくなってしまっていた。
そんな…僕はいつの間にか、彼女たちの性的な魅力にほだされ、気づかないうちに佐伯仙術を解いてしまっていたというのか!
「あああ…」僕の両手は少女たちの柔らかい小さな手に掴まれ、誰かのオンナ表面にあてがわれた。左右の指を動かすと、しっかりとワレメの柔らかさが伝わってくる。みずみずしい内股に挟み込まれ、完全に手のひらを包まれてしまった。
露出されたペニスも、小さな手が滑り回って刺激。玉袋がかわいがられた。
小さく細い生足がしきりに這い回っていて下半身を埋めつくしている。その細いながらも女性特有の生足の感触を持った肌触りで、両脚全体が隙間なく刻み込まれてしまった。
さらに、少女の一人が前屈みになると、いきり立ったペニスを口に含んでくる! くちゅっと小さな舌が亀頭を舐め回す。
「ああっ…」「お兄ちゃん気持ちいい?」「私たちの口、とってもやわらかいでしょ?」少女たちはくすぐったい唇で、僕のおなかや腰にチュッチュッと吸い付いた。
こんな…年端も行かぬ者がフェラチオなんて! しかもものすごい攻撃力だ! 生半可な経験では太刀打ちできないくらい、的確にペニスの感じやすいところをしっかり捉え、柔らかな唇で扱きながら変幻自在に舌が暴れ回っている。それでいて激しい吸引で、ペニスを奥へ奥へと飲み込もうとし続けるのだった。
分担しながらペニスのあちこちを舐め続ける少女たち。亀頭はぷるんとした唇にしごかれて爆発寸前だった。僕は彼女たちの太ももの感触を味わいながら、精液をたっぷりと放出してしまう!
それでも彼女たちは、交代で手や舌でペニスをかわいがり、さらに精を絞りだそうとしてくる。その手に乗るか! 一時的な気の迷いはもうない。僕は呼吸を整え始めた。
ぐにっ
「!!!」一人の女子小学生が浮き上がると、内股にペニスを挟み込んできた! シコシコした小さな生足と、オンナ表面のツルツルが、三方向からペニスを締め付ける。「あふう!」とろけるような柔らかさに、僕はつい腰を引いて感じてしまう。ワレメのところにペニスがしっかりと食い込み、文字どおりホットドックされてしまっている。
少女たちがぐいっと僕のお尻を突き出すと、さらにペニスは奥まで、彼女の内股にねじ込まれてしまうのだった。
「あははっ、いいきもちでしょ…」女の子はしきりに腰を前後させ、生足とオンナ表面でペニスを扱き続けた。「うああ…」これが少女の実力なのか!? この年代の魅力が、ここに極まっているということか…
「えいっ、えいっ☆」後ろからは複数の女の子たちが僕のお尻を押し続け、強制的に腰を振らされる。それとぴったり息を合わせて内股オンナのスマタがペニスを執拗に扱き上げ続けた。
さらに、いきり立ったペニスでは、少女の小さな身体に完全に包み込まれるというわけには行かず、彼女のお尻の先から亀頭先端がわずかに飛び出してしまう。そこへすかさず、別の色情霊が現れ、顔面をねじ込むと、露出した先端部分ばかりを、やわらかい舌でぺろぺろしつこく舐め続けてくる!
「うわああ!」その連係攻撃には耐えきれなかった。僕はがくがくと腰を震わせると、一気に濃い白濁液を、大量に放出してしまう! 女の子のお尻の間から精液が飛び出し、あふれかえり、その背後にいた亀頭なめ少女の顔面に大量に振りかけられるのだった。
さらに交代でホットドックスマタが続けられた。お尻をこちらに向けて自分から前後しては、ペニスを生足とオンナ表面で執拗にこすり続け、滑らかな愛液でぬるぬるになってペニスをいたぶってくる。その快楽に耐えようとしても、周囲の少女たちの手や舌や太ももがしっかりサポート、射精するまで容赦なく集団での攻撃が続けられるのだった。
「んあ!」僕はまたスマタでイッてしまう。それでも彼女たちは攻撃の手を緩めない。別の女の子がペニスを太ももで挟み込んでくる。僕は両手で左右の女の子の内股とオンナ表面をかわいがり、その秘密のツルツルを十分撫でさすって楽しみながら、股間に集中する柔肌のみずみずしさに酔いしれていた。
次の少女はお尻のワレメにペニスを包み込んで、自分からどんどん上下してこすりあげる。こちらも射精するまで、しつこくしつこく、きめ細かすぎる肌でペニスを扱き上げ続けるのだった。
次の女の子は脇の下で亀頭をこすり、射精するまでコシュコシュと先端をツルツルの脇の下にこすり続けた。その柔らかな刺激と甘美な背徳感が、僕を高め続ける。
くっそ…こんどこそ…
「こおおお!!」まだ魅了され尽くしていない状態だからこそ、まだ佐伯仙術は有効だ。高校生ステージとはその点が違っていた。「悪霊退散!」ぶわあ! 僕はやっとの思いで、いけない幽霊どもを蹴散らすことができた。
「はあっ…はあっ…」それでも、まだ女の子たちは僕の周囲を取り囲んでいる。そしてしきりに、裸体を見せつけて誘惑してくるのだ。「さっきのお兄ちゃん、すごく気持ちよさそうだった…」「もう一度私たちと、同じいい気持ちになろうよ?」少女たちは甘く誘惑してくる。だが今度は、心を鬼にして僕は神通力をぶつけ続けるのだった。
音楽室は目前に来ていた。もうすぐだ…
がらっ。僕は音楽室の扉を開き、群がろうとする子供たちから逃げるように中に飛び込んだ。これで…これ以上心を掻き乱されずに済む。
「はあっ…ふうっ…呼吸を…」神通力がなくなっている。子供たちの肌を見、甘い囁きを聞いている内に、僕はすんでのところで、神通力を解除してしまうところだったんだ。再び小さな裸体に取り憑かれ、音楽室の前で射精の宴を繰り広げさせられてしまうところだった。危なかった…
「…。」音楽室の机の上に、一人の美少女が座っていた。
「…!」そう…だ…
メモにあった。
音楽室には、“化け物”がいるって…
他には誰もいない。この女の子が、メモにあった化け物なのか…
机に座る行儀の悪さとは裏腹に、すらりと背の高い美少女の可憐な姿は、見る男をどぎまぎさせる。クラスでトップレベルのアイドルって奴か。…いや…なにか…それ以上の妖しさと魔性を感じる。
その少女はあまりに大柄だった。タンクトップにフリル付きの半ズボンというややラフな格好ではあるが、三つ編みを後頭部にかけて巻き付けて整え、残りを肩までサラサラ垂らすという、いかにもお嬢様風の黒髪美少女だった。そのままピアノかバレエを習っていそうな上品な雰囲気を感じる。
背の高さは…170センチ以上ありそうだ。僕と同じくらいか、下手をすると僕よりもでかいんじゃないか。しかしその顔立ちはまさに子供…本当にこれで小学生か?
肩幅も広く、大人の女性と同じ背格好といっても過言ではなかったが、一方、胸板はあまりにもまっすぐで、まったくといっていいほど膨らんでいない。上半身は、大きさを除けば全くの未発達であった。
しかし、腰から下はまるで違う。
細く長い生足が、半ズボンからすらりと伸びている。引き締まっていながら筋肉質ではなく、ふくらはぎも大人のそれと寸分違わぬ完成度だ。大柄なだけに太ももは大きく、しっかり肉付きが良い。肌のきめがとても細かく、机に座っていると半ズボンの裾からもう少しで横尻が見えてしまいそうなほど露出度が高い。やや開いた足がぷっくりと潰れ、内股がとても柔らかそうである。それでいて、やはり全体的な細さと華奢さはいっさい失われていない。
座っている生足が女性らしく潰れて膨らんでいるだけだというのに、細さと太さがこれほどまでにバランス良く共存できるのかと、あらためて驚かされてしまう。
腰回りの膨らみもしっかりしていて、すでに受胎能力さえ芽生えているのではないかと思えてしまうほどの完成度だった。ふくらはぎをぶらぶらさせながら、開いた両脚の間の半ズボンが可愛らしい。内股と、わずかに浮き出たタテスジ。僕はどうしても、目線をそっちに向けずにはいられない。
ゆり動かしている生足、フリル付きのゆるめの半ズボン。時々内股の奥が垣間見える。「!」彼女はどうやら半ズボンの下に何もはいていないらしい。時折見えてしまう、新品のタテスジが、僕の心を奪い続けた。
「くすっ…お兄さん…」女の子はふわりと机から降りると、ゆっくりとこちらに歩いてきた。
ああっ…本当に子供なのか! 信じられないセクシーな動きだ! 歩く度に生足がぷるぷると震え、そのふともものいやらしさをいやがおうにも強調してくる。
股間が一気にくすぐったく疼く。周囲が…強烈な淫気であふれかえっている。それはまごうことなく、彼女自身が発した色気だった。
我を忘れて彼女に飛び掛かりたい、そのふとももを撫でさすりたい…両脚を絡めたらさぞかし気持ちいいだろうな…
どくん…どくん…
僕は彼女の半ズボンやふとももを凝視しながら、迫ってくる女の子の悩ましい姿に期待を高めた。
きっと…走り書きの男も、この部屋に入ったとたんに、彼女の魅力にほだされ、我を忘れて彼女に飛びついてしまったに違いない。廊下にいる小娘どもの比ではない。
きっと…この少女の足に自分の両脚を絡めた瞬間、僕はすべての義務も何もかもを忘れ、止めどなく精を放出させられてしまうよう、堕落しきってしまうに違いない。
ああ!
思い出した。
この淫気の正体…少女が放つ謎の吸引力…僕はこの感覚に見覚えがある!
この村のある民家に潜んでいた、魔界からの化け物に、かつて僕は遭遇していた。
どうしようもないほどの色気と魅了能力に長け、ふらふらと吸い寄せては男を食らう女の怪物! 一度抱きついたが最後、最後の一滴まで絞り尽くされて魔界に送られてしまう凄艶な妖女だ。その名を、ブライドといった。
そうだ、この少女から放つ特殊な吸引力は、ブライドのそれに酷似していた。
あのときの僕は、なんとかして脱出、逃げるしかできなかった。
今の僕は違う。気をしっかり持ち直すんだ。「こおおお…」佐伯仙術で体内に神通力をたっぷり溜め込む。
溜め込まれた神通力をビームのようにして、少女に思いっきりぶつけてやる!
ばしゅうう!! 淫気が吹き飛んでいくのが分かる。音楽室に充満していたまがまがしい色気もなくなった。
これで…あの男の弔いができそうだ。
大勢の天国軍団を瞬時にして昇天させた神通力の数倍以上のパワーを当てたにもかかわらず、半ズボンの少女はまだ消え去ってはいなかった。やはり…コイツは普通の人間ではない。足が道理できれいすぎると思った。
魔界から召喚された化け物…小学生の姿をしているが、すでに長い時を経て男どもの精をたっぷり吸った妖魔だ。こういう手合いが、おそらくこの村の男女を苦しめ、女たちを色情霊に仕立て上げているのではないか。
許せない。
「こおおお…」さらに神通力を深く練り上げていく…さっきよりも強いエネルギーが体内にたまっていった。
「くすっ…お兄さん…」がばあっ!
「あぐうっ!」少女はいきなり僕に飛びついてきた! あの自慢のふとももが僕の両脚に絡みつく!
うああ…なんて心地よい感触なんだ。
ただツルツルスベスベで柔らかいだけではない。
子供とは思えないほどの大きく太い生足ながら、しっかり鍛えられた細さでしっとりと絡みついてくる。内股の膨らみはすでに女性的な発達を遂げ、シコシコしたみずみずしい肌触りが吸い付くようだ。スリスリと激しくこすられると、少女の足の感触で僕の心臓は高鳴り、とろけそうな感覚に見舞われてしまう。
ペニスはタンクトップの中に収められ、直接少女のおなかにあたっている。その肌の心地よさは絶品だ。
「うあっ! 離れろ!」僕はとっさに少女を引きはがして後ろに飛び退いた。生足が剥がれると、ペリッと軽い音を立てた。それだけ肌の質がきめ細かすぎるんだ。
「はあっ…はあっ…」心臓が高鳴り、股間がくすぐったく疼く。
少女はくすくす笑いながら、自慢のふとももを半ズボンからすらりと伸ばしてふるわせながら、さらに僕に迫ってくる。「うおおお!」神通力の塊を少女にぶつける。「はぅ…」かわいく鳴いて、彼女は2メートルくらい後ろに後ずさった。ダメージは利いている。…怪人を倒してもおかしくないくらいの神通力だった。いつも決戦の時はヘルサ空間に閉じ込められるので、禁断の必殺技が必要になるのだが、空間の外であれば、十分太刀打ちできるのが佐伯仙術だ。それも、僕の場合はかなり強く練られ、大ダメージを与えられるようにもなっているはずなのだ。
だが、彼女はダメージを受けるだけで、絶頂し消え去りもしない。
突然僕に近づいた少女は、素早く僕の手を取って自分の内股に導いてきた! 「ふあ!」もっちりした内股の感触と、半ズボンごしにくっきりと分かるタテスジのワレメを、はっきりと手に感じる!
そのすきに少女はまた、僕にしがみついてふとももで僕の両脚を激しくこすり続けてきた!
あああ…足全体がくすぐったい…ここちよくて、いつまでもこうしてスリスリされていたいという衝動に強く駆られ続けてしまう。
なんて魅力なんだ…神通力が体内に流れ、それは女体による快楽を大幅に軽減させる効果があるというのに。そんなのを軽く飛び越えて、僕は一気に大ダメージを受けてしまっている。
バチバチバチ! 「三度目の正直! だあああ!」神通力を彼女の全身に流し込む!
「あはっ…う…」少女は腰をくねらせて悦んだ。薄い生地の半ズボンから、大量の愛液があふれ出していく。確実に彼女の方も追い詰められているみたいだ。
ギン! 少女の目が赤く光った! 清楚で幼いかわいい顔立ちが妖しく微笑む!
「うくっ!?」じわあ! ペニスから大量のカウパー液があふれていく! 彼女の赤い目を見てしまった僕は、魔力で前立腺を刺激されてしまった。性欲が激しく高まり、何ヶ月も抜いていないのと同じ状態になった。ここまで射精をガマンし続ければ、いやがおうにも少しの刺激だけで何度もイッてしまうことになる。
そこへ再び、彼女のふとももが襲いかかる!
玉袋を吸い付く肌でスリスリしながら、僕の内股を小学生の大きな生足が滑っていく!
僕はついつい、彼女の半ズボンから手を入れ、その横尻をスベスベと撫でさすってしまう。柔らかでしっとりした肌が僕の手のひらにどんどん吸い付いてくる。
半ズボンは、引っ張ればある程度伸びる柔らかで薄い素材だ。少女は太もも付け根部分の半ズボンを伸ばすと、そこにペニスをねじ入れた!
「うはあっ…ああ…きもちいいっ…」オンナ表面のやや横あたりにペニスが収められ、なまの少女の肌が半ズボンに押しつけられてぴったり密着している! いったんペニスをねじ込めば、半ズボンはかなりきつく締まってくる! つまりペニスは、柔らかな少女の太もも付け根部分に圧迫されてしまうことになる。
少女は太ももで僕の両脚をかわいがりながら、腰を巧みにゆり動かし、付け根やおなかでペニスを激しくこすりあげてくる! 出したくてたまらない本能が開発された状態で、つまりギンギンに抜いていないまま精液が溜め込まれた状態で、なやましい少女の足とオンナ横側の刺激が一気に襲いかかってきたのだ。
ぐぼおっ!
精液が噴き出していく! 絶頂時の多幸感がいつも以上に強く、そして長引いた! 「あ…あはっ…くううっ!」一分以上、射精は止まらなかった。
「がふっ…」僕はよろけながら後ずさった。周囲に淫気が立ちこめる。神通力で彼女にダメージを与えたために、愛液が揮発してブライド並みの淫気に発達したんだ。
「ぬあああ!!」僕はさらに神通力で彼女にダメージを与える。淫気が再び弱まっていった。
とにかく、呼吸だけは乱さないようにしなければ。「お兄さん…きて…」少女が目を光らせながら生足を開いてくる。「ああっ…!!」僕は再び行動不能に陥り、ふらふらと少女に吸い寄せられていく。心で警鐘が鳴っているのに、身体が言うことを聞かない!
ついにペニスは、後ろ向きになった少女の生足の間に挟み込まれた! 「くすくす…」女の子は腰を激しく前後させ、人間の少女を遥かに超える内股の滑らかさで凄艶にしごき立て続けてくる!
「がああっ…」神通力で守っているはずなのに、女の子のふとももの感触が気持ちよすぎて、どんどん高められてしまう。
しっかり膨らんだ少女の太ももに包まれたペニスは、もはや亀頭を反対側に飛び出させることもない。完全に頭から根元まで内股にすっぽり包み込まれた状態で悩ましくぷるぷるこすりあげられ、急に強く締まる生足の感触に翻弄されてしまった!
すべすべの脇の下、腕を撫でさすりながら、愛撫で応戦するが、それは僕の手から少女の肌の心地よさを吸収する結果にしかならなかった。
びゅくっ! びゅくびゅくびゅくびゅく!!!
通常の何倍もの速さで律動するペニスから、大量の精液が噴き出していった。少女の足の間から勢いよく、粘っこい液が飛び出していく!
ああ…力が抜ける…彼女の足で出せば出すほど、僕はどんどん心奪われ、彼女の虜になってしまう。そのうち完全に身体のコントロールが利かなくなり、止めどなく射精し続けてしまうことになるのだろう。
あの手帳の男のように!
ぴりっ!
突然フラッシュバックが始まる。音楽室で、決死の思いで飛び込んできたのは、あの手記を残した男だった。彼は心から抵抗しながら、この音楽室の可憐な化け物にほだされないようにがんばったが、強力な淫気に毒され、少女がくすくすとイタズラっぽく笑うので、一分と持たずに、心を支配されてしまうのだった。
少女と生足を絡め合い、こすり合いながら、男は射精していく。ペニスに触れられていないのに、ふとももが自分の足を滑っていくだけで、その気持ちよさに感極まってしまうのだ。
男のペニスが少女の生足に包まれる。彼女は左右の足を交互にスリスリしたり、腰全体で前後したりして、一秒も休ませることなく自慢の生足で男から精液を絞り出していく。太ももが白濁液でべっちゃりになってしまうのに、さほど時間は掛からなかった。
するとこの少女は、半ズボンをずらし、オンナをあらわにすると、一気にペニスを飲み込んだ!
「ああああああああ!!!!」男は絶叫する。立っていられなくなり、その場に崩れ落ちた。それでも少女は、墜ちていく男の腰に最後までぴったり張りついたまま、決してペニスを離さなかった。そして前後左右上下に激しく悩ましく腰を使い、ペニスから精液を絞り上げていく!
すでに少女の中に入ってしまったペニスからは、今の僕の射精とは比べものにならない気持ちよさに包まれ、脈打ちがまったく止まらなくなってしまっているのだろう。
最後の走り書きを残したときには、生足スリスリの段階で、命からがら逃げることができたのだ。それだけでも奇跡だった。だが、二度目は、少女は男を決して逃がさなかったのだ。少女は上半身裸になり、ツルペタな胸板を押しつけこすりつけてさらに男を快楽一辺倒に追い詰めていく。
絶叫する男。暴れて、何とか最後の力を振り絞って少女から離れようとしているようだ。だが、彼がいかに暴れようと、腰を引き抜こうとしようとも、少女の半ズボンはそのつどぴったりと正確に彼の腰に張りつき、絶対に挿入が解けることはないのだった。
突然動けなくなる。横向きに倒れたままだらんと脱力した男にぴったり張りつき、側位でぐっちょぐちょ腰を使いながら、玉袋を揉み撫でさすり、長いふとももで彼の下半身をこすり続けている。容赦なく吸い尽くすつもりだ。
このフラッシュバックは、男の最後の瞬間だった。彼が僕に何かメッセージを伝えるために、強い念を残したというのか。
フラッシュバックが終わる。少女はさらに僕に迫るべく、タンクトップを脱ぎ捨て、足を開いてまた部分をずらし、ツルツルのオンナ表面を指で拡げてきた。赤い目がさらに光る! 「お兄さん、最後だよ、きて…」「くぅっ…」
僕は吸い寄せられていく。神通力で守っても快感が強く残る。それだけ敵の攻撃力が強いんだ。何度も神通力をぶつけても倒れないというのは、この魔幼女の精力がとてつもなく大きいことを意味していた。
だめだ…あのフラッシュバックは警告だ! 挿入してしまったら、絶対に助からないんだ。そのことを伝えるために…
…いや、待てよ?
なぜこの娘は、上半身裸にはなるが、あくまで半ズボンは脱がずに、そのままファックに移ろうとしている?
ああ…だめだ…がまんできない…そのまま僕は、彼女のオンナ表面にペニスをつき立て始めた。少女も腰を落としていく。半ズボンの魅力に、生足の魅力に、僕は負けたんだ…
半ズボン……そうか!
僕は突然ひらめき、手を伸ばすと、半ズボンを一気にズリ下ろした! ずらしていたオンナ表面が再び隠れ、あわやというところで挿入を免れることができた。
「きゃあああ!!」僕はさらに無理矢理、半ズボンを脱がせてしまった。すると長身の少女は、断末魔に近い叫びを上げ、尻餅をついて倒れてしまう。
ぶわああああ!! 強烈な魔力が発散していく!
「分かったぞ! こっちが本体だ!」僕は神通力を半ズボンにぶつけてやる! 「あがあああ!」仰向けに倒れた少女は気を失い、肌が急にかさかさになっていく。ぼろっと崩れ落ち、全身が砂のようになって、全身が崩れていった。砂ではなく、大量の霊気の塊のようだった。灰色の骨のようなものが浮き上がり、骸骨もさらに砂になって消えていく。魔幼女は滅びたのだ。
「おーん…」「!!」半ズボンがふわりと浮き上がる。こっちが…音楽室の化け物の正体だったんだな。
「こおおお!」さらに神通力を練り上げる。佐伯仙術を舐めんなよ! 「はあああ!!!」大量のパワーを半ズボンめがけて送り込んだ! 「とどめだ! 滅びろ!」二回連続でたたきつけてやる! 「おーん!!」
半ズボンは力を失い、パサリと音楽室に落ちた。もはやただの半ズボンのようで、まったく魔力は感じない。
僕は音楽室のヌシを倒したのだ。
「ふう…」半ズボンを拾う。ぴりっ! またフラッシュバックが始まる。
「ひゃあああん!」半ズボンをはいた少女が転げ回る。音楽室の片隅だ。少女は色情霊のようだった。彼女がはいているのは、この魔性の半ズボンのようだった。「あがっ!」突然白目を剥き、小学生霊は消滅した。いや、この半ズボンに吸収されてしまったのだ。
別の幼女霊が音楽室に入ってくる。「おーん…」半ズボンが彼女を誘う。全裸の少女霊は、操られたように半ズボンをはいた。すると突然、強烈な快楽が彼女を襲い、断末魔を上げながら転がって悶絶して、あっという間に消滅してしまうのだった。
この半ズボンは、男女の別なく、生身か幽霊かも選ばず、大人も子供も狂わせる呪いのアイテムだったんだ。身体のサイズに合わせて伸び縮みするメカニズムはここでも効果を発揮していた。僕がはこうと思えばはけるという具合だ。
女性がこの半ズボンをはけば、膣から奥の性感神経に至るまで最高度に魔力で刺激される。一秒間に数十回も強制的に絶頂させられ、気が狂った状態で絶命する。魂ごと半ズボンに吸収されるので、生身の女も、幽霊少女も、丸ごと半ズボンに食われてしまうというわけだ。
男性がこの半ズボンをはけば、これまで吸い尽くしてきた女たちのオンナの感触が矢継ぎ早にペニスを締め付ける構造になっているらしい。少年も大人の男性も、代わる代わるに挿入させられしごかれる感触がペニスを襲い続け、脱ごうとしても決して離れなくなった呪いの半ズボンに止めどなく射精し続けてしまう。そして、その生体エネルギーは餌となって、半ズボンの吸われた女たちの魔力に変換される。
これを何度も何度もくり返し、実体化したのが、あの長身小学生だったんだ。そこからは、あの走り書きのとおりだった。3階で少女霊たちの間をかいくぐってきた男も、この足のきれいな少女には勝てない。魔力と淫気に操られ、吸い尽くされてしまうんだ。きっとこの少女と結合したら、半ズボンをはくのと同じような快楽が得られてしまうに違いない。あの男もそれで吸い尽くされてしまったんだ。
あと一秒、気づくのが遅かったら、僕も吸い尽くされていた。危ないところだった。