翔のあぶない冒険!


5 番外編1:理想郷の入り口


###人間界###


 …。

 ……。

 妙に静かだ。物音がまるで聞こえない。

 体は十分に回復しているようだ。股間の痛みも疲労感もなく、ベッドから起き上がってもまるで問題はなかった。これなら大丈夫だ。

 それにしても、いったいあれからどのくらい時間が経ったのだろう。昨日の出来事だったようにも思えるし、数日前だった気もする。時間の感覚がまったくない。僕はプールでクラスメートたちにしこたま射精させられ、かろうじて夢幻時空を打ち破ることができたのだった。出しすぎたショックで、その後すぐに気を失ったのだった。

 窓から明るい光が差している。もう朝なのかな。それにしては、妙に静かだ。日曜日だって、町はもっと騒々しいはず。車の音さえ聞こえてはこない。

 そういえば、ポッティもいないな。どこを見渡しても、ポッティの姿はなかった。…いや、きっとあいつは神の世界かどこかに帰ったのだろう。それでいいんだ。あんなやつ、どこにでもいってしまえ。

 僕は着替えを済ませ、階段を下りた。家には誰もいなかった。父さんは出かけているらしい。今日はこのまま休んでしまおうか。

 いや、以前もそうやってずっと休んでいた時があった。このまま不登校児になるわけにもいかない。これ以上父さんに心配をかけたくもないし。やっぱり学校に行こう。

 ドアを開けた。バリバリバリ! 「うわああ!」外に出た瞬間、天変地異が起こった。雷がすぐ近くに落ちたような激しい音がしたかと思うと、目の前の風景が突然崩れ落ち、真っ暗闇になった。僕は恐怖に襲われ、何がなんだかわけがわからなくなった。

 「!!」叫んでしゃがみこんだとき、目の前の風景が元に戻った。いつもどおりの家の前の道。車の通らないアスファルトだ。

 だが、さっきまでとは明らかに違うところもいくつかあった。車も通らないし人影もなく妙に静かなのはさっきと同じで、それはそれで不思議なんだけど、そんなのがどうでも良くなるくらいの異変があった。

 空がピンク色なのだ。明るい水色はもはやなく、いやらしい感じの薄いピンクの空が一面を覆っていた。周囲に甘い香りが立ち籠めている。

 「翔…世の王よ。」「!」天から声が響く。威厳のある女性の声だった。「さあ、これが私の世だ。そして”種”であるお前の世だ。快楽に満ち溢れた、真実の理想郷だ。」「なっ!」プールでの戦いのときに聞いた、僕が精子を出し切ったあとに訪れるという世界か!?

 「おまえはこの世界の王となったのだ。種をすべてまいたところで、お前は死なない。むしろ永遠の生を快楽の中で過ごすことができるのだ。」…ということは、この声はカリギューラか。そして、目の前にこの世界があるということは、あのときの戦いで僕は負けていたということなのだろうか。

 いや、そんなはずはない。たしかにあの時僕は山本たちに勝ったはずなのだ。「お前は種を出し切った。だからこの理想郷が誕生したのだ。」「そんな…ばかな…」

 「何を恐れる。何を戸惑う。お前はこの世界を楽しめばよいのだ。王なのだから、何をしても良いのだぞ?」「う、うそだ…」出し切ってしまったということも信じられないが、たとえ出し切っても死なずに王となってしまったことが信じられない。

 全身がほんのりくすぐったい。「何をためらっている。この世界には快楽しかないのだ。肉体はもはや、快感しか感じないはずだ。」ためしに自分のふとももを強くつねってみた。何も感じない。自分で触れたときのくすぐったさがわずかに広がるだけで、痛みがない。「さあ、痛みも苦しみも、人間の精神から取り除いた。苦痛があるのは、生物に死が付きまとうからだ。死を避けるために、痛み、苦しみ、悲しみ、恐れというマイナスの感覚や感情が生物に備わっている。だが、種がまかれた以上、もはや死はない。だから苦痛を感じる必要もないのだ。快楽だけでよい。…それだけでもすばらしいことではないか。」

 だんだん、思考が鈍ってきた。さっきのショックが薄れていく感じだ。これもこの新世界によるものなのか。

 「さあ、もっと楽しめ。お前が王となった暁に、邪魔な男どもは一掃された。」「なんだって!?」「この世には女しかいないのだよ。男というものがあるのは、子孫を残すべく生殖する必要があるからだ。そこに同性間の闘争が生じ、その結果、裏切り、怒り、悲しみ、絶望が生まれる余地ができる。しかし、すべての生が永遠の命を授かっている以上、受精の必要はない。だから男は要らない。…王であるお前以外はな。」「そんな…」

 「もっとも、昨日まで“男だった”者どもの自我意識が消滅したわけではない。彼らは広大な魔界に転送され、今ごろは快楽づけになっている。そのまま淫魔どものエサとして精を出しつくした暁には、求めに応じて二つの道が用意される。淫魔に転生して“吸う側”に回るか、さもなくば“男であること”を捨てられずに魔界で永遠のエサとなるか。どちらを選ぼうと快楽一色であることに変わりはない。…あくまで、“この世界”にはおまえ以外の男は不要というだけだ。王でない者も全員幸福にしてこそ、世の支配神たることができる!」

 あまりにスケールの大きな、信じられないカリギューラの話に、足ががくがく震える。「生殖の必要はなくとも、セックスの快楽は残してある。不慮の事故などによる死を補う以外は妊娠はしないが、いずれにせよお前はすべての女と快楽を共にすることができるのだ。女たちもセックスをもっぱら楽しみとして考え、これまでのようなくだらぬしがらみから解放されて、他のすべての快楽と同様にこれを楽しむだろう。お前もこれを楽しむだろう。お前もこれを楽しむのだ。」

 「ああっ!」町に人影が現れ始めた。すべて若い女性だ。僕と同い年くらいの娘から、30歳くらいの女性まで年齢幅はさまざまだ。「永遠の生を授かっている以上は、年齢という概念はない。年をとらないからな。そして快楽を得るために、すべての女は自分の身体年齢を自由に変えることができる。子供の姿になることも、30までの大人になることもできる。毎日好きな自分で過ごせるのだ。すばらしいだろう。」

 女性たちは僕を見つけると、くすくすと笑いながら近づいてきた。僕に近くなればなるほど、彼女たちの服は薄くなっていった。近づきながら女性たちは、自ら服を脱ぎ、スカートを脱ぎ、やがて下着だけの姿になっていくのだ。

 「うわああ!」僕はとっさに自分の家に入り、玄関のドアの鍵を閉めた。なぜかはわからないが、このままこの世界で快楽に浸ってはいけない気がする。

 「まだポッティの呪縛から逃れられぬのか。」「!」ポッティ、ああ、そうだ、ポッティの姿がどこにもない! …ポッティはたしかに僕をだましたけど、世界がこうなってしまった以上、頼れるのはポッティしかいなかった。「あの唯一神はもういない。世界が私のものになった瞬間、奴は消滅したのだ。だから、もう奴の戒律に縛られるのはやめろ。」「そんな、ポッティが…信じられない…」

 「さあ…お前ももうガマンをするな。体は性欲に疼いているはずだ。自分に素直になるのだ。自分から苦痛を選ぶ必要はないのだ。」たしかに、全身がくすぐったくなっていて、ペニスがひとりでに大きくなっている。「この世界の王となり、唯一の男性であるお前は、この世界の空気を吸うだけで性欲を掻き立てられる。大気はもはや淫気で満たされているのだ。この淫気はすべての男女を快楽へと駆り立てる。セックスだけではない、ありとあらゆる快楽を求めるようになる。さあ、お前も快感に没頭するのだ。」

 「うう…」僕は最後の理性を振り絞って、肉体の欲望に抵抗した。「…愚かな。いずれはこの淫気の虜となるというのに。この世界ではいかなる努力も不要なのだ。すべての願望が即座に満たされる。」「だめ…もとに…もどし…」「それはかなわぬ。もはや世界は革新されてしまったのだ。戻ることはない。それに、戻す必要もないのだ。…外を見てみるがいい。」

 窓から外を見る。僕の家の周囲には、すでにびっしりと女性たちが大勢取り巻いてしまっている。「すべての女がお前のものだ。彼女たちもこれを歓迎している。さあ、扉を開けるのだ。快楽の世界を楽しむが良い。」「くっそ、まけるものか…」

 「…さすがに意志が固いな。やはり、すぐにお前の心を開くことはかなわないようだ。なら、誘うのは終わりだ。」

 がちゃり。「なっ…!?」玄関の鍵が勝手に開いてしまった。「言っただろう。すべての願望が即座に満たされると。女たちの性欲が、玄関の鍵を開けさせたのだ。さっきまでは、お前が自主的に欲望の扉を開くことを期待していたが、もういい。快楽に無理にでも浸ってもらおう。そのうち快楽の虜となり、王としての自覚も芽生えよう。そうすればおのずからセックスを求めるようになる。」「あ…ああ…」

 しずしずと若い女性たちが入ってくる。「くっくっく…ようこそ、悦楽の新世界へ! 世の王よ、私からのメッセージはこれで終わりだ。永遠に快楽を楽しむがいい!」この言葉を最後に、カリギューラの声が聞こえなくなった。

 僕と、家中に入り込んだ女性たちだけが残された。「さあ王様、私たちと楽しみましょう?」「や、やめろ…くるな…」「くすくす…」「うぅ…」

 美女たちはみんな下着姿だった。ブラとパンティをつけている人もいれば、胸をはだけさせている女性、パンティだけ脱いで胸をブラで寄せあげている美女もいた。「さあ、私たちを脱がせてくださいませ。」「すべてあなた様のご自由なのですよ?」「うぅ…」

 僕はもう動くことができなかった。肉体が淫気に毒され、性欲をこれ以上押さえつけておくことができなくなっていた。

 「お召し物をお脱ぎください。」僕は女たちの手で服を脱がされた。あっという間に上半身が裸になり、次いで半ズボンとブリーフに手がかけられた。パンツまではと、ブリーフに手をかけて抵抗して見せたが、上半身をスベスベと撫でさする大人の女の柔らかい手に悶絶した一瞬隙ができ、すぐにブリーフまで脱がされてしまった。

 「楽しみましょう。」僕の周囲を取り囲んだ美女たちがいっせいに僕の全身を愛撫し始めた。

 スベスベの手が一斉に僕の全身に群がる。僕の小さな体に、四方八方から柔らかい女手が襲いかかってくる。頭も撫でられ、首筋にも細いしなやかな指先がつつっと這っている。肩から腕にかけては大人の手がすべすべとさすってくれているし、脇の下から脇腹にかけても大きくなめらかに手が滑り回っている。おなかも背中も同じ調子だ。

 周囲には、しゃがんだ女性やうつぶせに寝そべった女の子がいて、数人がかりで僕の足を愛撫している。足首からふくらはぎまでを細い指先がつつつっと這い回り、膝の裏は小さな手が執拗にくすぐっていた。太ももはスベスベの手が優しくなでさすってくれている。特に内股への攻撃は丹念に、何人もの女性が手をさしのべた。

 お尻も円を描くような手のひらがぴったりと張り付いている。玉袋や会陰、足の付け根も複数の手が交代で可愛がっている。僕は足を開いたまま立たされ、全身をくまなく女たちに撫でさすられ、悶絶するほかはなかった。

 小さな乳首が別々の女性の指先でもてあそばれると、全身に電撃が走ったような心地よさについいけない声を出してしまう。

 「くすっ、ココ、触ってほしいですか?」僕の前で尻餅をついて、ふくらはぎを左右に開いて座った女性が、僕を見上げた。彼女はすでに全裸だった。「ちゃんと言えたら、私の手で包んで差し上げますよ? みて…私の手、ふっくらしてるでしょう? これでむにっと、その小さなおチンチンを包んだら、すごい気持ちいいんですよ?」「ううっ…」

 美女たちの吐息が甘い。淫気は彼女たちの毛穴からも吹き出ているらしく、僕のいる居間の空気はあっという間に薄いピンク色に染まった。もちろん、それを吸い続けている僕が無事でいるはずなどなかった。全身を愛撫され、ペニスだけが触れられない状態で、理性を保ち続けることはできない。

 「ああっ、触ってくださいぃ…」「はい。よくできました♪」紫の髪で耳の前に長く髪を垂らし、耳の横あたりから真横にも髪が伸びている、元の世界ではエッチなのはいけないと考えているはずの美少女メイドが、いまや豹変して、凄艶な微笑みをたたえながらお姉さんぽく僕を見上げた。

 女性は揉み手の要領で、前方に突き出された僕の突起を優しく両手で包み込んだ。ペニスの下部分は彼女の手のひらがしっかり支え、上から彼女の右手がぎゅうっと押さえてくる。

 少女の手のひらのむにむにした感触が棒全体をしっかり圧迫した。高野さんとはひと味違う、大人女性の手の感触だった。

 周囲の美女の手の動きが少し速くなり、ますますなまめかしくなった。それは僕が射精するのを助ける動きだった。

 「んん〜っ!!」女の人にペニスを包まれてから程なくして、僕は感極まり、彼女の手の中で精液を爆発させてしまった。女性はいっさい手を動かさず、自分の手のひらの感触だけで僕をイかせたのだった。

 周囲の女性の愛撫と、淫気と、ふわふわした女性の手の圧迫、握られたことへの興奮で、僕は一瞬で高められてしまったのだった。全身にくすぐったい性感が駆け巡り、その多幸感が股間に集中したかと思うと、一気にペニスから放出されてしまったのだった。

 「ふふ、何にも考えられなかったでしょう? この世界はカリギューラ様の淫気により、セックスに慣れることがないのです。」「いつまでも“初めて”と同じ興奮と感覚を味わうことができるのです。初めて女の人に触れられた興奮、初めての柔肌の感触を、いつまでも味わえる。」「それでいて、精が枯渇することがなく、いつまでもいくらでも出し続けることができる。」「人口が減少したときにだけ妊娠する。もちろん、私たちは永遠の命を授かっているから滅多に死なない。だから妊娠の心配もない。」「だからセックスへの拒絶感もなく、不安も何もない。何ですばらしい世界でしょう!」

 僕は何も言えなかった。射精した瞬間の快感は、元の世界の二倍以上だった。脈打ちの速度も速く、それでいて長く射精が続いた。それは女の人たちに触られていたからだけではなかった。明らかにこの世界の影響だった。イクまでの時間が極端に短く、それでいて絶頂時の快感は何倍にも達する。そして何回でも連続してイクことができる。この世界の淫気を吸えば吸うほど、そういう体になっていくみたいだ。

 放出された精は水っぽくなく、出したばかりのペニスもあのじっとりした敏感な感じがなくなっている。精液はむしろ汗のような感じになり、まだまだ出せそうな気がした。疲れもない。

 「さあ、こちらへ…」僕は家のソファーに座らされた。その両側に、僕より少し年上な感じの女の子が座った。小さめのソファーは僕たち3人が座るといっぱいになり、狭い感じだ。ソファーの周囲に女の子たちが群がり、僕たちを好色な目でじっと見つめている。女の人たちの上気した顔が何ともいやらしかった。

 左右の女の子がぎゅっと体を左右から押しつけてきた。彼女たちはすでに上半身裸で、薄い生地のパンティだけをはいていた。シコシコしたふとももの感触が僕の足に刻みつけられる。初めてではないが、ほとんど初めてと同じような、女性特有のスベスベの足の感触が心地よかった。

 数人が後ろから僕の頭やほっぺを撫でてくれている。左右の娘は僕の乳首を数本の指先で軽くひっかくようにくすぐっている。僕はきつく足を閉じて、女の子たちの手の攻撃に息を荒くした。

 僕の前にぺたんと腰を下ろしたのは、僕よりもずっと年下っぽい、小さな女の子だった。「お兄ちゃん…」女の子の小さな手がぎゅっと亀頭を握りしめる。「あああっ!」僕は股間に広がる強烈な性感に体をこわばらせた。彼女のあまりに小さな、それでいてむにゅっと柔らかい手は、亀頭部分を握るだけで手一杯だった。「こんな小さな娘に握られた感触はどうですか?」小さな親指が亀頭をこねくり回した。「うくっ!」僕はまたもや一瞬で高められ、さらさらした体液を彼女の手の中で放出した。よく見ると彼女は、さっき両手で僕の手を包んでくれた美女だった。

 やはりこの世界では自分の年齢を自由に変えることができるらしい。大人としてのメイドさんが小さなペニスを包んで射精に追い込んだように、今度は幼女になって、同一人物が大きなペニス先端だけをつかんで射精に導いたのだ。

 「今度は私たちを気持ちよくしてください。」左右の娘が僕の手を自分の股間に導いた。僕はパンティ越しに、二人のタテスジを指先でスリスリこすり始めた。「ああっ、すごくいいっ!!」両側の女の子はビクッビクッと全身をふるわせ、あっという間に絶頂を迎えた。淫気が彼女たちを狂わせ、わずかな刺激でも一気に高められてアクメに至るのだ。ただ、刺激を受けるまでは理性を保っていられるみたいで、我を忘れて肉欲に交わることはないみたいだ。僕だけが理性を奪われ、性欲の虜にさせられてゆく。

 まったく別の女の子が、足を閉じた僕の上に座った。突き出されたペニスを上手にふとももの間に挟み込むと、玉袋を圧迫しないような位置で彼女もぎゅっと足を閉じ、ペニスを圧迫する。そしてそのまま左右の足をスリスリしてきた。「ああっ!」スベスベで柔らかい生足の感触が股間を集中攻撃する。僕は彼女の足の間から精液を放出した。

 いつの間にか部屋の真ん中が片付けられ、大きめのマットが敷かれていた。僕をソファーでかわいがっている隙に、別の女性たちのグループが部屋を片付けていたのだった。

 「さあ、こちらへ。」僕は女性たちに連れられ、マットの上に寝かされた。すかさず数人の女性が僕の周りに寝そべる。そして、横向きに寝ている僕の前後を包み込むようにして、大人の女性が抱きついてきた。軟らかい肉の感触が全身を圧迫する。

 大人の女性の生足が僕の体にこすりつけられた。むっちりした太ももがペニスを滑ると、それだけで僕は高められた。僕は彼女たちの胸元に抱きすくめられながら、無意識のうちに腰を前後させていた。ペニスが柔肌に押しつけられ圧迫されると、その刺激で僕はまたもや絶頂を迎えた。

 「もっと、もっとすごいことをしてもよいのですよ?」「えっ、すごいことって…?」

 僕は何をすればよいのかわからなかった。ただ女性の肌の感触に酔いしれていた。

 「クスクス。まだ、王様は女の体をよくご存じではいらっしゃらないのですね。」「えっ…」「明日には、もっともっと気持ちよくなれますわ。」「本物の交尾の感触を味わえば、こちらでも同じようにまぐわうこともできます。」「しかも快感は数倍にも跳ね上がる。」「明日の夜も楽しませて差し上げますわ。」「本当の女の味を知ってくだされば、こちらの世界でも何でもできますのに。今のままではもったいないです。」「今日はお試し版のおつもりでいてください、明日からはきっと、もっともっと悦んでいただきますから。」

 い、いったい彼女たちは何を言っているのだ? 「さあ、そろそろ時間です。」「明日またお待ちしております。くすくす…」そう言うと彼女たちの顔がゆがみ始めた。「なっ…!?」周囲の空間までもがゆがみ始め、ブラックアウトしていく。いったい、何がどうなっているんだ!?

 「翔君! 翔君! しっかりするんだ!」
 

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