翔のあぶない冒険!


16 最終章 珍宝神社の甘い試練 2

 

 次の試練を示すろうそくの前に立った。

 「第一の試練を乗り越えたのね。」「でも、そのくらいではまだまだ、女の色香に打ち勝ったわけではない。」「もっと女の良さを教えてあげる。」「私たちの体の魅力で、いっぱい射精して、この世を天国に変えましょう?」

 甘いささやきが両耳にゾクゾクと伝わってきたかと思うと、ふたたび突然目の前の光景が変わった。

 さっきと同じように、果てしないまっすぐの通路が続いている。そしてその通路の両側に、さっきと同じように大人の女性たちがずらりと立ち並んでいた。

 右側はぴっちりしたジーンズ姿か、足首までを隠すロングスカートで、上半身が裸のお姉さんたちが、見えない奥までずっと並んでいる。

 左側は半ズボン姿のボーイッシュ美少女か、バスタオルを腰に巻いた妖艶な女性であった。しかし、いずれも上半身は何も身につけていなかった。

 つまり、おっぱい丸出しの半裸の女たちが並んでいるのである。第二の試練は胸の試練。要するに女の乳房の魅力に打ち勝たなければならないというわけだ。

 彼女たちは一斉に僕に群がってきた。そしてあっという間に、あらかじめ申し合わせていた作戦どおりにか、それぞれの持ち場について、僕を甘い女体の誘惑にさらし始めたのだった。

 ジーンズ・ロングスカートのお姉さんたちは、僕の上半身担当。周囲にはりついて、僕のおなかや胸や背中や腕、そして頭部顔面にいたるまで、ふくよかな乳房をめり込ませ、滑らせ、徹底的にこすりあげる役割を担った。

 僕の両手をがっしりと掴んでおっぱいに強制的にあてがい、触らせ、揉ませ、こすらせ、めり込ませるのも彼女たちの役目である。

 足まで露出する、バスタオルまたは短パン娘たちは、低く跪いて、僕の下半身をおっぱいに埋め尽くしてくる。腰回りに何人もがぐるりと取り囲み、ペニスといわずお尻といわず内股にいたるまでも、腰回り全てを、なめらかな乳房のふくらみで包み込み、滑らせ、押しつけこすりつけ、コリッとした乳首でコショコショしてくるのだ。

 瞬時にして、僕の全身はおっぱいまみれになってしまった。

 Cカップ以上の美女たちに取り囲まれ、上半身を固められてしまっている。手も腕も女性の乳房に包まれ、押しつけられ、むにむにとこすりあげられてしまっていた。

 頭の上にお餅みたいに片乳がのせられ、顔面には器用に体をねじ込んできた女の子の上半身が覆い被さって、まんべんなくこすりつけてきている。肩や背中やお腹にも数人がかりでのおっぱいが滑り回っていた。

 上半身を覆い尽くす大小さまざまな乳房の感触は、やわらかくて暖かくて、肉の布団に包まれているみたいに心地よい。むにゅむにゅとつぶれながらうねうねとうごめき、僕の上半身をとろけさせていく。どこまでもめり込んでいく脂肪のかたまりが、女性ならではの柔らかさと弾力を僕に刻みつけてくるのだ。

 魔性のスベスベ弾力はさらに、僕の下腹部をも容赦なく毒牙にさらしてきている。お尻にも横尻にも内股にも、ぷるぷるのおっぱいがはりついてはコシュコシュしてくれている。膝の裏にまで乳房が入り込んで、くすぐったくうごめき続けていた。

 ペニスにはひときわ大きなふくらみがはりつき、根本から先端までをすっぽりと包み込むと、ぎゅううっと強い力で挟み込まれて圧迫、そのまま上下にシュコシュコとしごき上げてくれる。時折左右交互におっぱいがこすれてきて、ものすごいスピードでペニスをしごきたててくる。

 「どお? 女の子のおっぱいって、柔らかくて気持ちいいでしょう? 女にしか出せない柔らかさだよ?」「あふうっ…」「ほれほれ、このまま私の胸でイッていいんだよ? 何もかも忘れて、首筋まで気持ちいい汁を放出して。ね?」「はあっ、はあっ…くっそ…」

 全身を大小の乳房に覆い尽くされたまま、僕は何とか呼吸を整えようとする。だが、少しでも気を抜けば、女のおっぱいの心地よさにほだされ、女体の良さをあらためて思い知らされてしまいそうになる危機的な状況だ。

 とろけそうな感覚の中で、このままおっぱいに包まれていたい、この気持ちよさを味わっていたいと、ほんのわずかでも思い続けている限り、この乳房地獄から抜け出すことができないことをかみしめていた。

 交代でパイズリされ、根本から先端までを軟らかい肉でしつこくしつこくしごかれ続ける。このままでは本当に、胸の谷間にドクドクと噴きだしてしまう。

 これは肉体的な戦いであると同時に、それ以上に精神的な戦闘なのだ。女の体に魅力を感じている限り、地獄は終わらない。そのことが分かりきっているからこそ、この心地よさが憎らしかった。

 くっそ・・・女なんか…嫌いだ。

 「ふうっ、…ふうっ…」ようやく呼吸が整い始めた。そして、体の奥底に流れているはずの、ポッティの神通力を探し当て始める。少しずつ見いだされていく、正統なる神の光!

 ある瞬間、ふっと体が軽くなった。神通力を体内で探し当てるような感覚。見つけた。

 そのとたん、体内にエネルギーがみなぎるような感覚に包まれ、女体の心地よさが遠のいた。疼いていた性感神経は、一瞬にして落ち着きを取り戻す。おっぱいに包まれている柔らかい弾力や熱をあまり感じなくなった。

 乳房によってしこたましごかれ、高められていたペニスの感度も鈍くなり、快感が半減する。そして、いっときの性的な快楽を、心の底から軽蔑することができた。

 そんなのは本当の幸福ではない。悪魔の誘惑になんか負けたりしない。目の前で展開されている胸の谷間の乱舞も、しょせんは男を興奮させる記号に過ぎないのだ。興奮さえしなければ、パイズリなど怖くない。

 深く深呼吸をすると、僕はろうそくの消えた通路に立っていた。周囲に女たちはいない。僕は第二の試練を乗り越えたのだ。

 「うう…」だが、神通力を探し当てるのにずいぶんと時間がかかってしまった。それまでしこたまおっぱいで包まれこすられ、僕は射精寸前にまで高められてしまっていた。じわりと股間がくすぐったく疼く。あと2,30秒、神通力の発見が大くれていたら、もはや絶頂を止めることができなかっただろう。

 イキそうなペニスを何とかなだめながら、僕は第3の試練に向かった。次はたしか、口の試練のはず。

 「さあご主人様、私たちの奉仕を受け取ってください。」ろうそくの横に立つと、例の甘いささやきが聞こえてくる。「女の奉仕を味わって、虜にして差し上げます。」

 目の前が変わる。さっきと同じような別世界の長い長い通路。左右にメイド服を着た美女たちがずらりと並んでいる。

 女たちは一斉に僕に群がってきた。

 抱きしめられ、唇を奪われる。舌も容赦なくねじ込まれた。柔らかい。

 「女の舌は、男なんかに比べてずっと柔らかいんですよ?」耳もとでささやいた美女が耳の穴まで舌で舐めてくれる。そのゾクゾクした快感につい脱力してしまった。

 体中あちこちに、ぷるんとした唇が吸いつき、チュウチュウと吸引すると、時折ぺろぺろとくすぐったく舐めてくる。首筋にも、背中にも肩にも腕にも指先にも、お腹にも、ねじ込めるだけの女の頭部がはりついて、くちゅくちゅと音を立てながら吸い付き舐めしゃぶる。

 乳首も柔らかい舌先で転がされ、ちゅううっと吸い上げられていく。手や胸の弾力とは違った柔らかいぬめぬめの感触で、体中がくすぐったさに打ち震えてしまう。

 お尻にもアナルにも容赦なく唇と舌が吸いついた。ふとももにも内股にも、膝の裏にも、女の口がはりつき、快感にさらしてくれている。

 ペニスには数人がはりついて、玉袋ももごもごされ、ふにふにした唇でしごかれたり、数人の舌がべろべろいやらしくはりついてぬめるように舐めきってくる。

 「おああ…!」イキそうになっていたところでいきなり全身に口の攻撃が襲いかかったため、もはや呼吸を整えるいとまさえも与えられなかった。アナルをくすぐったく舐め尽くされたまま激しいフェラチオでしごかれまくり、僕はあっという間に高められていった。

 「ね? 女の口って、とってもイイでしょう? いっぱいこの子の口の中に出してね?」「あひい!」

 体の奥から快感一色に染め上げられる。次の瞬間、射精時の多幸感が全身を支配した。

 どびゅう!

 白濁液は、童顔のメイドさんの口の中で爆発していった。アナルと脇の下のくすぐったさが、玉袋の中に一滴の精液も残さないよう容赦ない刺激を送り込んできている。僕は完全に脱力して、全身を舐め続けられながら射精の快感に酔いしれてしまった。

 気がつくと、僕はまたスタート地点に立たされていた。

 射精直前まで高められてからの集団フェラ・舐めしゃぶり攻撃には、さすがに勝てなかった。

 「翔君。しっかりしたまえ。」「ううっ…」まだ体のあちこちがこそばゆい。全身にはりつく女舌の感触が、まだほんのり残っている気がした。

 「いいかね、君の心が魔族の快楽に傾けば傾くほど、試練は一層厳しくなるのだ。思い出してみたまえ。第1の試練の時と第2第3の試練との一番大きな差は何だった?」

 第1と、第2第3…

 「あっ、第1の試練だけ、体が浮き上がったぞ。」「そうだ。それは君の心が相当女体の魅力に傾いていたからなのだ。かろうじて抵抗心があったために、そのまま引きずり込まれずに済んでいたが、もっと心が突き動かされていたらあぶなかったのだ。」

 「つまり、僕の心が快楽の方に向けば向くほど、抜け出すのが困難になるのか。」「左様。心が女体の魅力にとりつかれている度合いによって、試練のシチュエーションが変わっていく。もっとも心が抵抗に満ち、安定している状態であれば、試練の女たちは普通の人間の女性であろう。だが、心がゆるんだ場合、女たちは“幽霊化“するのだよ。」

 「幽霊化…」

 「その霊障で体が動かなかったり金縛りにあったりして、あるいは浮き上がって男の弱点を女たちにさらけ出す状態になって、いっそう射精しやすくなってしまう。呼吸を整え、神通力と君の精神がリンクすれば、その試練は乗り越えられる。」

 「…。」

 「だが、女の魅力にさらにほだされてしまうと、今度は翔君自身が霊体化してしまうぞ。」

 「えっ!?」

 「そうなったら、試練は苛烈を極めることになるだろう。射精してももとのスタート地点に戻ることができない。つまり、目の前の快楽からは逃れられず、連続して性的な行為を強制されることになる。しかも決定的なのは、霊体化しない状態なら“気を確かに持つ“だけであっさり試練を乗り越えることができるのだが、幽霊になってしまうと、神通力とのリンクに加えて、その相手の女をイかせなければ先に進めないようになるのだ。」

 「そんな…」

 「そうしている間もどんどん抜かれてしまい、種がばらまかれることになる。くれぐれも幽霊になってはいけない。できれば敵の娘たちを霊体化しないようにしなければならない。」「はい…」「今の君はずいぶんと女の舌の感触に酔いしれてしまっている。ここでもう一度女手ステージに向かうと、多少危険ではあるな。だが…ここから先は君自身の問題だ。」「わかっています。」

 僕は呼吸を整えると、神通力を探り当てた。はじめからこの状態で突入すればいいんだ。そしてふたたびろうそくのついた第1の試練に立ち向かうのだった。

 女たちが並んでいるステージに変わる。服装は看護婦。つまり女手地獄だ。

 彼女たちのうち数人が群がってきて、僕の全身をやわらかい手で愛撫し、ペニスをしごき始める。

 「こおおおお…」僕は呼吸を深め、できるだけ女手で感じないように気を引き締めた。

 …。

 待てよ? すでに神通力とリンクしているのだから、女手の刺激にさらされても感じず、拒否できているはずである。しかし、数人のナースたちはニコニコしながら僕の全身を生手でまさぐり、玉袋をくすぐり、ペニスを優しいしなやかな手で撫でさすったり強くしごいたりしている。

 とっくに抜け出せてもいいはずだ。

 「くっそ…」やはり、女舌地獄の刺激が尾を引いてやがるのか。簡単には脱出させてもらえない。

 僕はゆっくりと歩みを進めた。さっきのようなマッサージ攻撃はないものの、なめらかな手のひらや甲やいけない指先の全身愛撫攻撃に、ついつい心がゆるみそうになる。気を引き締め直しながら歩みを進めていった。

 異世界の通路は、思ったほど長いわけではないようだった。いや、僕の心の持ち方次第で、距離が伸びたり縮んだりするのだ。女体の虜になればなるほど、先が見えなくなるほど突き当たりが伸びてしまう。神通力とある程度繋がっているから、100メートルくらいのところでゴールになっているのだ。

 女たちは半ば幽霊化しているみたいだった。その結果、僕は女手を精神的に拒否しただけでは脱出できず、拒否の体勢を貫いたまま、この通路の突き当たりまで進まなければならなくなっている。拒否感が鈍ったり、心が崩れたりすれば、ゴールがそれだけ急に遠のいてしまうのだ。

 幸いなことに、彼女たちは自分のポジションからあまり遠くには行かれないらしい。ゴール地点まで看護婦たちはびっしりと通路左右に立ち並んでいるが、さっきまでと違って、いきなり大勢に群がられたりはしなかった。

 だから、僕が気を引き締めて一歩を進め続ければ、届かなくなった看護婦たちは渋々、元の立ち位置に戻ることになる。そのかわり、前方にいた女が僕に近づいてきてペニスに手を伸ばす仕組みだ。

 いわば、僕は左右の女たちに体中を触られながら、一歩一歩を進んでいるのである。もし女手の快楽に負けて足を止めてしまえば、敵の女たちの幽霊化がさらに進み、待機していた娘たちも一斉に群がってきて、僕の体は宙に浮き、いいようにもてあそばれて射精させられてしまうだろう。出してしまえば、ふたたびスタート地点に戻るか、あるいはそれすらもできずに引き続き怒濤の快感攻撃にさらされることになるだろう。そうなれば、世界は一気に致命的なダメージを受けることになるだろう。

 進んでも進んでも、女たちが次々触ってくる。交代でやわらかい手でペニスを掴み、ぎっちぎちにしごき上げてきたり、優しいタッチで撫でさすってきたりする。むにむにやわらかくてスベスベでしなやかな女手だが、やはり一人一人、手の感触に微妙に違いがある。暖かかったりひんやりしていたり、ふっくらしていたり細かったり。その一人一人の感触の違いを楽しまされながら、僕は歩き続けなければならなかった。

 ポッティの神通力と繋がっているおかげで、しごかれてもくすぐられても撫でさすられても、それだけで身をよじらせることはなかった。

 しかし、じわじわと性感を刺激され続けていることに変わりはなく、少しずつではあるが、着実に僕の精力は減少していっている。長時間女手にさらされ続けるのはやはり危険であった。

 やっとの思いでゴールにたどり着く。突き当たりの壁に手を添えると、もとのろうそくの通路に戻ることができた。ろうそくが消えている。第1の試練突破だ。

 引き続き第2の試練にさしかかる。左右の女たちが前屈みになってオッパイの谷間を強調しながら、近くの娘たちが乳房で全身を愛撫しつつ、容赦のないパイズリ攻撃に入った。

 僕は乳房の柔らかさに翻弄され、少しずつ精力を消費しながらも、決して呼吸を乱さず、神通力と繋がったまま、異世界の通路を歩いていった。胸を揉まされ、パイズリされながら、それでも僕が足を踏み出せば、娘たちはあっさりと身を引いて、もとの通路左右に立ち尽くす。そして別の女性と交代するのである。

 こちらも100メートルほどでゴールとなった。神通力と繋がっている間中は、なんとか気持ちを落ち着けることができ、射精せず、心をそれほど動かされずに、前に進むことができた。

 第2の試練もどうにか乗り越えることができた。だが、さっきほどではないにせよ、ずいぶんと精力を消費し、残りわずかとなっている。呼吸が深いおかげで、イキそうになっているあの疼くくすぐったい感覚に精神が犯されているわけではなく、気持ちはとても落ち着いているけれども、それだからこそ冷静に、あとどのくらい刺激されたら一気に高められて射精に至ってしまうかも計算できるのだった。

 第3の試練のろうそくの前に、僕はさらに深呼吸を重ね、神通力とのリンクを深めていった。ポッティに与えられた力の全てを結集させるイメージ。自分の神通力が体内を巡っているという想像が精神にがっちりくい込んだ。

 徐々に精力が回復していく。肉体も精神と同様に鎮まっていった。

 第3の試練は女の口。左右に並んだメイドさんたちが群がってきて、全身に吸いつき舐め回しながら、ぷるんとした唇でペニスをしごかれる。

 神通力に守られているために、快感は半減しているものの、最後まで行かれるかどうかは微妙な情勢だ。呼吸を決して乱さず、心を落ち着けて、女の口に耐えながら先を進んだ。

 アナルに舌がねじ込まれ、激しくフェラでしごかれながらも、僕が足を進めるとメイドは離れ、次のメイドと交代していく。一人一人違うテクニックでご奉仕され、じわじわと高められていく。

 ある娘は喉奥深くまでペニスを飲み込んでくるし、別の美女は亀頭ばかりをぬめぬめとねぶり倒す。かと思えば他のメイドは尿道口を押し広げて舌先でグリュグリュとくすぐるように丹念に舐めしゃぶってくるし、さらに別の女性は数人がかりで協力して根本から先端までのあちこちに舌を這わせてくる。

 その間中、玉袋もお尻の穴も乳首も脇の下も首筋も、ムチュッとした唇と男よりずっとやわらかいベロの餌食になり続けた。

 突き当たりの壁にタッチ。どうにかこうにか射精をせずにここまで来ることができた。

 いよいよ第4の試練。生足地獄。

 「はあああ…」大きく息を吐き、精力を回復させる。このまま神通力を保っていれば、必ず乗り越えられるはずだ。

 ろうそくの横に立つと、目の前の光景が変わった。やはりどこまでも続く通路。そして、通路の左右に立つ若娘たち。

 されることもだいたいわかっていた。

 右側にはパンツまで見えるほどスカートの短いセーラー服の美少女、左側は、体操服にブルマの元気系のお姉ちゃんたちだった。

 数人ずつが群がってくる。彼女たちは僕の両足に女性特有のシコシコしたふとももを滑らせ、密着させ、こすりつけてくる。やわらかくてスベスベのふとももや内股、ふくらはぎの感触を刻みつけてきた。

 すでに同じような修羅場は何度もくぐり抜けてきている。ちゃんと呼吸を整え続けていれば、きっと乗り越えられる。

 僕が歩くと、生足がこすれてから、女子高生は僕から離れていき、元の立ち位置につく。そして別の娘が動き出して僕にしがみついてきた。

 ぷにぷにの内股に指をめり込ませながら、そのスベスベした肌触りの良さを楽しまされる。よく見ると白くてツルツルの女の子の足は、しっかり引き締まっていたり、細かったり、肉付きが良かったりと、一人一人感触が違うのがわかるし、ふとももだけでなく、膝も、ふくらはぎも女性らしくて形が良かった。

 勃起したペニスには生足がこすれ、挟み込み、内股でしごいてくる。ブルマやパンティのお姉ちゃんたちの若々しくみずみずしい感触が僕の下半身を覆っていた。

 心を動かされたら負けだ。僕は女たちの足を凝視し、触り、撫で、めり込ませながら、なおかつ下半身全体にスリスリこすれていく感触を刻みつけられながら、呼吸だけは取り乱さないようにリズムを崩さないように細心の注意を払った。一歩一歩しっかりとした足取りで通路を突き進んでいく。

 おかげで心を奪われることはなかったけれども、進めば進むほど、下半身と股間への刺激は徐々に形になって現れていく。どんなに気を引き締めても、肉体の生理的反応まではどうにも止められない。玉袋に精液が溜め込まれ、それを生足がなめらかにこすりあげてきて放出を誘い続けている。

 股間がくすぐったくなってきた。女性の足はとてもキレイで、きめが細かくて、見ていても触っていても飽きない。そのシコシコしたぷるぷる感触は、いつまででもこすっていたくなるほど魅力的な武器であった。

 精神は保っているが、肉体の方は徐々に追いつめられているのがわかる。回復も追いつかない。他の部位に比べ、生足地獄はやはり距離が長くなった。

 お姉ちゃんたちの足を撫でさすりながら通路を突き進み、あと少しで乗り越えられそうな時、ブルマをきゅっと引き上げて露出度を高めた若娘が僕の前に立ちふさがった。そしてペニスを内股に強く挟み込んできた。

 彼女は両足を小刻みにスリスリしてペニスをやわらかくこすっていく。イキそうになっているペニスはカウパーを大量に放出させ、精神状態にかかわらず強制的に射精させようとしきりにこすれていく。

 負けるものか。僕は彼女をどかして前に進んだ。するとセーラー服二人がかりで、僕の足を一本ずつふとももに挟み込むと、横尻部分でペニスを挟みながら、しきりに両足を僕の足にこすりつけてきた。

 この攻撃にわずかに呼吸が乱れてしまう。あわやピンチというところで脱出し、僕は壁際にタッチした。

 ろうそくが消えた。生足地獄も乗り越えることができた。

 さらに呼吸を深めていく。肺活量の限界をも超えてでも、少しでも多くの神通力が欲しかった。深い呼吸は神通力を高め、僕の中でバチバチと音を立てているみたいだった。

 これで試練の半分は乗り越えたのだな。

 ここから先は、部位による攻撃ではなく、年齢や属性による誘惑に切り替わっていく。いよいよ、誘惑が熾烈を極めていくのだ。

 これまでは、大勢の女性が手や舌や足といったパーツを駆使して責めてきた。だが、これからは、大人だったら大人、学生なら学生と、その属性の若い女性が、全てのパーツをまるごと駆使して誘惑してくるのだ。本番行為もあるだろう。気を引き締めなければ、いくら神通力があっても勝てないだろう。がんばるしかない。

 僕は第5の試練、大人地獄のろうそくの横に立った。

 すると突然、目の前に扉が立ちふさがった。簡単な造りのドアになっていて、鍵もかかっていない。ここから入っていくというわけか。中に入ると、1メートル四方の小部屋だった。

 「いらっしゃい。」とつぜんひとりの女性が抱きついてくる。彼女はすでに全裸だった。

 僕よりもちょっと背が高いだけの小柄な女性であったが、その胸のふくらみや女性らしい体型、スベスベのやわらかい体つきからして、25歳くらいのお姉さんであることが想像できる。

 お姉さんは僕にしがみつきながら生足をこすりつけ、ほおずりしながら豊かな乳房を僕の華奢な胸板に押しつけてくる。

 「ね、お姉ちゃんとエッチなコトしよう?」「こっ、断る…」僕はふたたび呼吸を整え、深めていく。

 女体と裸で抱き合っている。神通力がなければ一瞬で心奪われ、こちらから抱きついて押し倒していたであろう。なにしろ相手の方からセックスに誘い、体を許しているのだ。あっという間に欲望の虜になること請け合いであった。

 だが、ポッティの力のおかげで、性感ダメージは軽減されている。やわらかい感触を感じることはあるが、分厚い服を何枚も着ている上に抱きつかれているみたいで、あまり性的な欲情に結びついてこないし、やわ肌のスベスベした感触を感じても、性感神経はそれほど靡かないのである。

 そのおかげで、あっという間に心を奪われるという失態は犯さずに済んだ。

 「ほら。おちんちん気持ちいいよ?」セミロングで丸顔だが、しっかり大人の貫禄を備えている小柄なレディは、両手でペニスをしごいてきた。

 「や、やめろ…!」僕は彼女の両手を引き剥がした。

 「こんなのはどお?」お姉さんはしゃがみ込むと、いきなりペニスを口に咥え、口腔内部で亀頭をこねくり回してきた。

 「あうう!」僕は腰を引いて快楽から逃れようとした。だが、狭すぎる部屋の中では、どうにも身動きが取れず、彼女の口を引き剥がすにはいたらない。

 「ほらほら。したくなってきたでしょ?」お姉さんはCカップの乳房でペニスを挟むと、シュコシュコとしごきたてた。

 「まけるかっ!」僕は呼吸を整えてお姉さんの肩を引き剥がし、なんとか事なきを得た。

 ここから先は一対一の誘惑というわけか。その誘惑に勝つことができた暁には、そう、僕の目の前にあるように、出口の扉が出現するのである。女の誘惑を精神的に乗り越えた瞬間のみ、向かい側のドアが出現する仕組みなのだ。

 僕はノブに手をかけ、部屋を出ようとした。

 「待って! 女がこんなに求めているのに冷たく出て行くつもり!?」お姉さんは僕のお尻に抱きつき、ペニスをしつこく後ろからしごいてくる。

 「・・・女は嫌いだ。」僕は落ち着いて彼女を引き剥がすと、扉から外に出て行った。

 「!?」だが、出て行った先も、1メートルくらいしかない小さな部屋で、裸の女性が待ち構えているのだった。

 「んふふ…」背の高い大人の美女は、指先だけでペニス先端をコショコショくすぐってきた。

 「あう!」強烈なくすぐったさが股間を覆い尽くした。

 そのくすぐったさはどんどん強くなり、もはや慌てて女の手を引き剥がしても、一向に衰えることなく、誰にも触られていないのに、快感だけがどんどん強まっていく。この感覚は! イク直前の多幸感そのものだった。

 「んああ…」僕は強く腰を引いて射精をこらえようと必死に踏ん張った。女なんかにエッチなことをされて射精するなんて、絶対にいやだ。

 そうか、生足地獄でさんざん刺激され、精神だけが落ち着いていて、肉体の方はイク直前まで高められてしまっていたのだ。そこへさっきの部屋の誘惑が重なり、相当ヤバイ状態なのだった。

 そこへきて、次のお姉さんに指先でコチョコチョされ、ガマンの限界に達してしまったというわけだ。

 「ん〜〜〜〜ッ…!!!」僕は渾身の力を込めて踏ん張り、脈打ちそうになるとろける股間の感触に抗って、なんとか射精を押しとどめることができた。

 強烈な快感が引き、イクのをこらえることができたことを実感した。

 だが、そこまでだった。

 引き剥がしたはずのお姉さんが、後ろ向きで僕にお尻を向けていた。

 「はい、よくできました♪ えらいぞー、私の中でイクまでガマンしようとしたんでしょ。」「え! ち、違・・・!」

 イク寸前まで追いつめられたペニスは、射精を押しとどめたとはいえ、再び刺激されたらもうひとたまりもないところまで来ていた。呼吸を止めて全身全霊で踏ん張ったせいで、神通力とのリンクも切れてしまっている。

 「やっ、やだあ!」僕は思わずお姉さんのお尻を押し返し、先端がオンナ表面に当たるのをかろうじて避けた。

 「だあめ。」妖艶な美女は大人の力で僕の手を押し返すと、指先でペニスの根本をつまんで、一気に挿入に持ち込んできた。

 ずにゅ。

 「あああ!」ペニスがヒダつきの柔らか万力に締め上げられる。僕よりも大きなお尻が僕の腰に密着し、壁際に追いやられてしまう。僕は後ろに引くこともできなくなり、完全に挟まれた状態で大人の女性のオンナに犯されてしまったのだった。

 次の瞬間、またあのイク直前の多幸感、股間全体を覆い尽くし脳をとろけさせるくすぐったい感覚に襲われた。踏ん張って射精をこらえようとしたが、今度はうまく行かなかった。

 おそらく指先でもう一度くすぐられただけでガマンできずにイッてしまっていただろう。それなのに、今度はずっと根本から先端までオンナに覆い尽くされてしまっているのである。怒濤のように襲いかかる締まる快感は、最後の仕上げにしてはあまりにも強烈な気持ち良さであった。

 「あはああっ!」僕はのけぞり、絶頂時に襲いかかる快楽の嵐に全身を支配された状態でぶるぶると震えた。「やあっ、いやあっ!」もがいて脱出しようと最後の抵抗を試みるが、その動きはオンナの妖しいうごめきを増大させるだけで、前後にも左右にも上下にも逃れること叶わなかった。

 そこへひときわ強い締まりがペニスに襲いかかると、僕は意思とは無関係に脈打ち始めるペニスをどうすることもできなかった。

 ビュククといやらしい律動とともに、精液は一滴残らず大人の女性の膣に吸い上げられていく。

 「あ、ああ…」脳天まで突き上げる快楽の波。セックスの気持ち良さをあらためてこの身に叩きつけられてしまったのだ。女の人の体って気持ちいい。そんな思いをどうしてもぬぐい去ることができない。

 「良かったね。いっぱい出せたからね。」お姉さんは結合したまま妖しく腰をくねらせると、これ以上脈打ちがなくなるまで徹底的に玉袋から精液を搾り取った。

 「…ぅ?」体が異様に熱くなる。見ると、手足がやや透き通ってきて、自分の体が濃い半透明になっていることがわかった。手が透けてその先の大人の臀部まで見える。

 「あははっ、幽霊化した。そんなに私のおマ●コが良かったの?」「はうあ…そんな…」

 射精したのにスタート地点に帰らない。それどころか僕自身が幽霊化してしまった。つまり、女とのセックスで射精して、心を奪われ、快楽の虜になり始めていることを証左しているのだ。

 このことはつまり、この先の試練において、相手の女性をイかせなければ先に進めないことを意味する。ただ誘惑をはねのけるだけでは扉は開かず、抱きつく女性全員をイかせて倒さなければならないということだ。

 当然、相手を絶頂させるよりも、もっと頻繁にこちらは射精してしまうことになる。幽霊化した以上、もはや精液はいつでも玉袋にパンパンに溜め込まれるからだ。

 この状態になって、残りの全ての試練を乗り越えられるかどうか、まったくわからない情勢となった。呼吸を整えて神通力とリンクしても、幽霊化した肉体は戻らない。何人もの女性を、イかせて倒しながら、自分は一滴も発射しない状態をしばらく続けなければ、半透明の肉体は元に戻らないのである。

 「さあ。もう逃げられないわよ。私のアソコでいっぱい出させてあげる。種を出しつくすまで、大人の魅力で抜きまくるよ!」

 お姉さんは再び腰をくねらせ、小刻みに前後してはペニスを大人の性器でしごき続け始めた。出したばかりなのに、またもや強烈な快楽が股間に襲いかかってくる。

 こうなってしまった以上は仕方ない。何度射精しても覚悟の上、出会う女性みんなをイかせて倒すしかない。間に合わなければ世界は崩壊するが…背水の陣だ!

 僕は大人の女のふくよかなヒップを小さな両手で撫で回し、股間に襲い来る挿入快感をガマンしながら、一心不乱に腰を突き上げた。壁に挟まれた状態では、腰を引いて脱出することはできないのだから、逆に突き上げてオンナを悦ばせる以外にはない。

 「あははっ、ちいさいチンチンが…私の中をかき混ぜてる…気持ちいっ…」

 幽霊化しても、ポッティの神通力は健在だ。女の肌や膣から性感神経をある程度守ってくれるし、攻撃時にも神通力が女体に浸透していって、通常以上の性感ダメージを敵に与えることができる。

 もしそのパワーがなければ、未熟な10歳の僕では、熟練した大人の女性の性器に太刀打ちなどできようはずもなく、あっという間に何度でも射精させられていたに違いない。なんとか呼吸を整えて、攻防ともにバランスを取りながら、このお姉さんを倒さなければならない。

 「あっ・・・んっ・・・」悩ましい声を上げながら、大人のレディは腰をぐねぐねと振って快感を楽しんでいる。腰がくびれて細いのに、ヒップがしっかりふくらんでいて、細い足で四つん這いになって体を支えたまま、形のいい腰を変幻自在にゆらしてくる。

 腰が歪むたびにつぶれていくあちこちのやわらかい肉が、成熟した女体の美しさを如実に物語っていた。

 オンナはしっかりとペニスをとらえたままなめらかなヒダでペニスを締め、なおかつニュグニュグと根本から先端までを吸引するようにしごき上げてくる。

 僕は彼女の腰をしっかり抱えた状態で、ぐっぐっと力強くリズミカルにピストンし続ける。お互いに精力を削り、快感に悩ましい息を漏らしながら、バックでの結合で熾烈な戦いを繰り広げていた。お姉さんは自分が楽しみながらも、しっかりと締め、しごき、僕を射精させようと腰を振ってくる。僕もそれに息を合わせ、オンナのあちこちの性感帯をまんべんなく突き上げるようにして、スピードを速めていった。

 普通に戦っていたら僕の方が分が悪い。相手は成熟した大人の女性。それに比べてこちらは彼女の中指ほどしかない小さな肌色のコドモチンチンだ。絶妙なテクニックがあるわけでもない。

 せめて、一心不乱に出し入れし続け、男の子に萌えるお姉さんたちの心の琴線に触れる他はない。そこに神通力の助けが加わる。

 問題は、攻防どちらにどれだけ振り分けるか、である。神通力の量は一定。攻撃に多くの神通力を割けば、それだけ防御がおろそかになり、オンナの刺激の強烈な甘さに耐えきれなくなって、敵を倒す前にこちらが何度も果ててしまうことになる。逆に防御に力を入れすぎれば、いくら突いても相手にダメージをあまり与えられず、防御力が高くてもじわじわと追いつめられていって、やはり長期戦のうちにこちらが射精して負けてしまう。バランスが大切だ。

 今のところ半々に振り分けている。そこそこの快楽を身に受け、そこそこのダメージを与えている。順調と見ていいだろう。まず箱の半々のままで戦ってみよう。

 しばらく肌と肌がぶつかる音がこだました。お互いにハアハアと悩ましい息を立てるばかりで、もはや余計な言葉はいらなかった。

 「!」

 膣が急に締まった。僕はとっさに防御をし、ダメージを軽減させる。次の瞬間、お姉さんはだらしなく脱力した。声を立てないまま、突然アクメ感覚が女体を駆けめぐり、一瞬で天国へと高められてしまったのだろう。

 ぐったりと床にうずくまり、お姉さんはそのまま満足したようにかわいらしい寝息を立て始めた。イクと寝てしまうのか。

 僕の目の前に扉があらわれた。先へと進むことができる状態ということが、僕の勝利を意味している。

 次の部屋は、さっきよりはやや広めだった。幅は1メートルくらいしかないが、奥行きが2メートルくらいある。

 次に待ち構えていた20歳くらいの女性は、僕が入ってきたとたんにいきなり飛びかかってきた。

 「むぐう!」唇を奪われ、そのままあお向けに押し倒されてしまう。

 「おとなしくしててね?」ズニュズニュとお姉さんは全身を僕に上からこすりつけ、体重をかけすぎないように注意しながら女体の柔らかさと暖かさをこれでもかと刻みつけてくる。

 上から覆い被さられて身動きが取れない。彼女はそのままペニスをオンナにねじ込んでくる。抵抗はできなかった。

 女性上位の体勢で僕たちは結合する。さっきのお姉さんとは膣の形も味わいも違う。それでもペニスに快楽を与える最強の武器であることには変わりはなかった。

 「あははっ、少年のあどけないアソコ…いいっ、最高うっ!」「むぐぐ…」

 ほおずりされたりおっぱいを押しつけこすりつけられたりで、僕の顔面も忙しかった。お腹が密着し、リズミカルな腰がペニスをむさぼり続けている。彼女は上から僕にしがみついたままぎゅっと抱き締め、腰だけをずっずっと上下させてペニスを責めているのだ。

 ここは防御主体だ。神通力の比率を変えていく。下腹部に力を入れてペニスを怒張させつつ、神通力は性感神経を刺激しないよう守りを中心にして配備するのだ。

 股間に襲いかかる快楽も、覆い被さる大人の肉体の心地よさも遠のいていった。悩ましいあえぎ声さえ遠くに聞こえるみたいだ。ダメージが激減していた。

 お姉さんは少年との結合を悦んでいるショタコン女だ。攻撃に神通力を使わずとも、勝手に果てていくはずである。

 僕のもくろみは当たった。お姉さんは全身をズニュズニュと前後させて全身で10歳の華奢な体を味わい、股間には少年の小さなペニスが突き刺さっている。彼女を悶絶させるに十分なシチュエーションだったみたいだ。

 「あああ!」お姉さんはぎゅっと僕にしがみついたままイッてしまった。

 ごろんと横になると、安らかな寝息を立て始めた。てか寝るの早っ!

 扉が現れる。そろそろ大人の女は終わりかな。あるいは…100メートルの道が壁で仕切られ、数十人の女性を相手にしなければならないのだろうか。だとすると少しうんざりではある。

 今度の部屋は、逆に恐ろしく狭かった。幅は1メートルくらいだが、奥行きが50センチくらいしかない。そしてそこに一人の背の低い女性が待ち構えていた。僕が入ってきたことで、部屋は満員、ぎゅうぎゅう詰めになってしまう。

 女は脚を広げた体勢で待ち構えていた。そのため、僕が入ってきたとたんに、彼女の片足が僕のお尻に回り、グッと引き寄せられ、半分蟹挟み状態のまま抱きすくめられ密着してしまったことになる。

 「あふ…」容赦なく彼女が腰を落としてくる。小柄ながらスレンダーな体つきで、整った顔立ちが大人っぽさを醸し出している。僕はお姉さんに抱き締められたまま、立位で結合を果たした。

 今度は攻撃主体だ。神通力の比率を変えてやる。回復しながらも、ペニスに神通力を集めてガンガン突き上げてやる。

 すると勝負は早かった。お姉さんはあっという間に高められ、悩ましいため息を強めていく。数秒後、僕たちは密着したまま腰を振り合い、お姉さんの方がイク形で幕引きとなった。

 次の部屋はまた1メートル四方くらいだ。そこで待ち構えていた美女と抱き合う。僕は足を投げ出して尻餅をつく。お姉さんはそこにまたがり、座位で結合してきた。

 ズリュズリュと全身の肌を押しつけこすりあげながら、オンナがペニスをしごいていく。

 今度は防御主体だ。神通力の配置を換える。こちらが主導で動く場合には攻撃主体、向こうが動く場合は防御主体にすればちょうどいい。

 お姉さんはしばらく僕に抱きつきながら、飛び跳ねるようにオンナを出し入れしていたが、僕が彼女の乳首を舌先で転がしながら応戦しているけなげな姿を見て、だんだん感極まってきたらしい。そのまま絶頂を迎えてしまった。

 深く深呼吸をして、精力を回復させる。ポッティの神通力は、一定量消費するとまた補充されているみたいだ。戦いのあとに回復を入れることで、連続挿入による消耗を避けることができる。イキそうになって次の扉へという失態を犯すことなく、落ち着いて戦うことができた。

 次のお姉さんとは横向きで抱き合った。彼女が足を開いたので、僕の方からペニスを挿入、攻撃主体で一心不乱に突き上げた。

 大人の膣が熟練したテクニックで反撃してきた時、僕はとっさに神通力を防御に回す。これによって、突然の大ダメージを喰らうことなく、敵に快感を与え続けることができた。また、じわじわと高められた時には、神通力を回復に回し、一時休戦としている。これによって、大人のオンナに犯されていても、なんとかイかずに戦い続けることができたのだった。

 神通力とうまくリンクしていれば、セックスバトルは楽に乗り越えられることがわかった。イメージとしては自動回復するマジックポイントみたいなもので、これで攻撃力を上げたり防御力を上げたり回復したりとさまざまな魔法を使うことができる感じだ。采配をまちがえさえしなければ、不利な戦闘も乗り越えることができた。

 危なくなってきたところを回復し、それからまた側位でぐんぐん責めてやる。順調にダメージを与え続けることができた。

 ほどなくして、神通力が女体に回りきったお姉さんは、大量の愛液を僕の腰に振りかけてイッてしまった。

 回復させ、次の扉を開けようとした。

 「あれ?」

 今度は扉ではなかった。にじり口のような、小さな引き戸が足下にあらわれた。

 開けてみると、高さ60センチ、幅5センチくらいの、通風口のような通路が奥へと続いている。「まさか・・・これを這って行けと?」

 どうやらそうするしかないみたいだった。

 ふと気がつくと、部屋の片隅にろうそくが燃えているのがわかった。これはつまり…第5の試練が終わり、第6の試練が始まったということなのだろう。

 神通力とのリンクはたしかだ。これをうまく利用していけば、敵の種類が変わったとしても乗り越えられるに違いない。僕は狭い通路を匍匐前進のように突き進んでいった。

 たしか次のステージは…僕と同じくらいの娘たちのはず。どう戦っていくかは、相手を見てみないことにはわからないな。

 しばらく進むと、突然体がこわばった。順調に匍匐前進していたと思いきや、何か強い力が働いたのか、突然、動きが止まってしまったのである。

 「あっ!」

 僕の下に何かホログラムのようなものが浮き上がる。女の子だ。幻影は徐々に濃くなり、やがてはっきりと姿をあらわすようになった。裸の小さな女の子が、僕の下にあお向けに寝そべっていた。

 ぎゅむ。女の子は真顔で僕に抱きつくと、ぎゅうっとしがみついてきた。彼女のほっぺも、腕も、ぺったんこの胸もお腹も、すべすべふにふにして心地いい。大人の女性の柔らかさとはまた違った、きめの細かすぎる滑らかな肌がそこにはあった。

 「むぐう!」唇が塞がれる。上気した女の子は僕を見つめながら何度もキスを求めてきた。

 女の子の細い生足が僕の両足に絡み付き、しきりにスリスリこすっていく。大人の太さがないけれども、十分にシコシコしていて、なめらかな肌触りだった。毛の生えていないオンナ表面が僕の股間にしつこくこすれていく。

 「…好き。」彼女は甘い声で僕の耳元でささやく。クラスメイトだったら間違いなくマドンナ扱いされるような、あるいは子役アイドルになっても不思議ではないような、とびきりの美少女だった。「翔君、私のことを好きになって?」女の子の甘いささやきに、僕は脳天がしびれるようになり、全身がゾクゾク震えた。そこへ少女の吸いつくような肌が僕の全身に密着してくる。甘すぎる誘惑であった。

 神通力のバランスが崩れていく。完全には失わないようにしたが、女の子のささやきと、本気の好意によって、僕の心はかき乱され、神通力とのリンクが半減してしまったのだ。

 十分にリンクしていれば、攻撃主体、防御主体、回復と変幻自在に神通力を操ることができ、女との本番行為であっても、それがたとえ大人の女性相手であっても、十分勝ち進むことができたのだった。

 だが、今やその神通力も半減してしまっている。しかも中途半端にリンクしているために、自在に神通力を振り分けることができず、攻撃と防御半々で変えられなくなってしまった。それも、さっきよりもずっと弱いコーティングでしかない。

 今度の敵の作戦なのか。いや、作戦というにはあまりに直情的すぎた。敵の誘惑も、裏のもくろみがあればこそ、抵抗のしようがあるというものだ。だが、今度の少女たちの行動は、明らかにそれとは異なっていた。

 彼女たちは、本気で僕に惚れ込んでいるのである。そして、僕の心を奪い、自分のものにしようと、一生懸命に体で誘惑しているのである。そのけなげな求愛行動は、単純にセックスを楽しもうとするだけの下卑た大人たちとは一線を画し、清楚可憐でさえあった。

 「翔くぅん…」甘えるような美少女の上目遣い。次の瞬間、ペニスは未熟な少女の膣の中に飲み込まれていく。「あっ! ちょっ…だめ…!」「私のこと好きになってっ! 私の中でイッてください。そうしたら、翔君は私のもの。へへ…」

 直情的な締め付けが先端から根本に書けて襲いかかる。「すきっ! 翔くんっ!」女の子は僕の首に手を回し、ぎゅっとしがみついた。そしてゆっくり腰を左右にくねらせてペニスを揉みしだきつつ、キュッキュッとかわいらしく締めてくれた。

 ペニスはすでに根本まではまってしまっている。彼女は大きく開脚した体勢で、僕の腰を挟み込んでペニスを受け入れてしまっていた。

 「ああっ! だめ!」とっさに腰を引いてペニスを引き抜こうとした。だが、狭い天井にお尻がつっかえてしまい、ペニスは真ん中当たりまでしか引き抜くことができない。先端はずっと膣の中でかわいがられている。

 こんな狭い場所では、激しい体位は使えないし、一心不乱に腰を振って感じさせることもできない。やれることは、止めようとしても止まらないゆっくりとした腰の上下運動と、手を駆使した愛撫攻撃だけである。

 4,5秒に一振りくらいのゆったりした出し入れ。ペニスへのくすぐったい快楽から自然と動いてしまうのだ。止めようとしても止まらず、先端が奥へねじ込まれて、真ん中くらいまで引くとお尻が天井に当たり、またゆっくりと奥へねじ込まれていく。このなめらかな自然運動は、少女を十分興奮させた。なにしろ好きな男の子と結合しているのである。

 僕の方は、なんとかして彼女に心奪われ、その魅力に負けて射精してしまわないよう、細心の注意を払って戦うばかりである。出してしまえば、僕は彼女のものとなってしまう。締まるオンナに耐え、甘いささやきを拒絶しながら、手による愛撫だけで彼女をイかせなければならない。

 僕は両手で彼女の乳房をまさぐり、ぺったんこの胸板をすべすべと撫でさすってやった。「あっ…気持ちいい…」女の子は顔を真っ赤にして僕を見つめてくる。

 キュウ。オンナがペニスをかわいらしく締めた。「あふっ!」やわらかい肉壁がペニスを圧迫し、性感神経を刺激してくる。とろけそうな感触に僕も悩ましいため息を漏らしてしまう。

 僕は彼女の腕とわきの下を愛撫し、そのかわいらしい唇を奪った。

 きゅっ。また膣が締める。女の子はあどけない笑顔で僕を見つめた。「えへへ〜、私、気持ちいいでしょう?」

 狭い空間内では、オンナの締まりに耐えて愛撫で倒す戦いとなる。女の子もペニスを締めつけ、急に快感を高めて射精を促してくる攻撃に出ている。その時に僕が彼女の魅力に心を奪われていたら、精力を消費し、そのまま射精させられてしまうというわけだ。

 逆に僕の方は、ペニスそのもので戦うことはほぼ絶望的であるので、もっぱら愛撫攻撃で女体をかわいがり、絶頂に導くばかりとなる。彼女にとっては、恋い焦がれてたまらない男と抱き合い、そのペニスを飲み込んだまま愛撫されているということになるので、たまらない快感となっている。自分の魅力に僕がなびかずにイかされてしまえば、僕への恋をあきらめざるをえないのだろう。僕を落とすことができなかったことになるのだから。だからこそ、彼女は必死で膣で締めつけるのである。

 オンナが締まるたびに僕は精力を消費していく。神通力は、ダメージをわずかに軽減させるくらいにしか役立たない。こうなったら実力勝負、女の子の魅力に負けることなく、先に敵精力をゼロにしていくしかない。手による愛撫にもわずかながら神通力が宿り、その上相手は僕にメロメロ。これを強みにして、快感ダメージを与え続けるしかない。

 手で愛撫すると、お返しとばかりにオンナを締めつけてくる。そうやってじわじわと精力の削りあいが続けられた。

 「うんん…翔君…だめえ…」女の子の息が荒い。僕の手は肩といわず手といわず、脇腹もお腹も胸もオンナ周辺にいたるまで(そこから下には手が届かない)、丹念な愛撫攻撃をくり出していた。

 きつい締め付けが女の子らしくペニスを圧迫し、僕の方も彼女の体で気持ちよくなっている。ともすればこのまま彼女に心奪われてしまうのではないかとさえ思えた。精力も相当に削られている。

 だが、この勝負は僕の勝ちだった。女の子はぶるっと震えると、ひいっと声を立ててイッてしまったのだ。

 「ああ…かけるくん・・・」さみしそうなささやきとともに、女の子は消えていった。

 神通力はまだ戻らない。だが、わずかながら回復ができそうだ。僕は呼吸を整え、再びリンクしようと試みながら、精力の回復に努めた。

 リンクは戻らない。どうやらこの神通力だけで戦うしかないみたいだ。回復はわずかながらできた。完全ではないが、まだまだ戦えるくらいには回復できた。気を引き締めれば、何とかなりそうだ。

 しばらく進むと、また体が止まった。敵がぼうっと浮かび上がる。ツインテールの、僕と同じくらいの美少女だった。

 「えへへ、佐伯くぅん♪」女の子がしがみつく。僕たちはまたもや正常位で結合した。「ボクを将来お嫁さんにして。いっぱい気持ちよくしてあげるね?」

 そういうとツインテールの娘は僕のペニスをきゅっと締めた。

 「あう!」さっきの子とはまた違うコリッとした感触が、ちょうどカリのヒダのところに当たって強い刺激となって跳ね返ってくる。「へへへ〜佐伯君とボクの体の相性、ぴったりだネ♪」「うっく…」

 僕も負けないように、彼女の全身を愛撫する。「ひゃん♪ あはっ、いい気持ち…好きだよ、佐伯君。」お返しにと、ツインテール娘が膣をきつく締めてきた。

 彼女が締めるたびに、先端の敏感なところが急に強い快感にさらされる。性感ダメージを受け、精力をじわじわと消費していくのだ。

 僕は愛撫攻撃で応戦する。だが、カウンターといわんばかりに、オンナがペニスをきつく締めつけてくるので、こちらのダメージも相当に大きい。

 徐々に、締めつけられた瞬間以外でも、快感が持続するようになってきた。精力が残りわずかになっている。

 「んふっ、ボクの体、気持ちいいんだ…いいよ、このまま出して、ボクのものになって?」女の子はボクのペニスを締めまくった。「あぐぐぅっ!」僕はさらに追いつめられた。

 くっそ、負けるものか。僕はさらにスピードを込めて力強く彼女の全身を愛撫し高めてあげる。

 だが、責めれば責めるほど、膣の締まりが良くなり、ペニスを徹底的に追いつめていくのだ。カリに当たるちょうど良い突起が、僕を高め、耐えきれないところまで追いやってくる。

 精力は残り一桁となった。このまま続けていても、敵精力を全て削ることが絶望的だった。

 快楽はピークに達し、あと数回締めつけられたら、その勢いだけで噴出してしまいそうだ。

 「うああ…だめっ!」僕は思わず腰を引いて、同時に後ずさって、なんとかペニスを引き抜こうとした。

 「やん♪ 逃げちゃダメだよぉ!」女の子のふくらはぎがお尻に回る。蟹挟みされ、足の力で再び根本までオンナに飲み込まれてしまった。

 「あ! あーっ、やああ!」女の子は容赦なくペニスを締めまくってくれる。きゅっきゅっきゅっとかわいらしい連続締めは、ペニスをこれでもかと揉みしだいて射精へと追いつめる最後の仕上げであった。

 ツインテールは得意そうに笑っている。ああ、彼女のかわいらしい笑顔を見ながら、膣内でイッてしまうのか!

 それだけは避けないと! 僕は必死で踏ん張り、精力を消費しないようにした。

 だが、ペニスをきゅうっと締める小学生の直情的なオンナは、僕の防御をあっさりと打ち破り、滑らかな肌が僕の心を奪いにかかる。クスクスという女の子らしい笑い声が耳元をくすぐると、僕はもう耐えきれなくなった。

 快感が急激に高まる。絶頂前の多幸感だ。もう限界であった。

 びゅく!

 体液が女の子の中に注がれる。待っていたようにツインテールも頬を染めながら、子種を受け入れていく。「あははっ、いっぱい出てるッ! 佐伯君、大好き♪」

 脈打ちが終わるまで、上気させながらもじっと僕を見つめてくる。その明るいながらも真剣な視線に釘付けになった。彼女の気持ちは本物なのだ。

 「あああ…」僕は一気に脱力し、彼女にほおずりしながら、ぐたっと女体の上に倒れ込んだ。女の子は優しく僕の頭を撫でてくれる。「どお? 気持ちよかった?」「うん…」

 「そうそう、試練のことも教えてあげるね。一ステージにつき三人の女の子が相手になるの。射精せずに三人倒せば、次のろうそくまで行かれるわ。でもね。みぃんな佐伯君のことが大好きなの。佐伯君の精子が欲しいの。だから、簡単には終わらせてあげられないな。」

 「ぅ…」

 「そのステージで一回射精すると、相手しなければならない子は三人増える。このルールは覚えておいて損はないよ。」

 ああ・・・大人ステージで六人を倒したが、それは一回射精しているからなんだ。もし一度も射精せずに敵の女を倒せば、3人を相手にするだけで済む。だが、一度射精すると、倒さなければならない娘は3人増え、6人になる。

 誰に出そうと、射精ごとに+3、女が増えていく。出しまくってしまえば、それこそ何十人何百人と戦わなければならなくなるし、そんな状態になったとすれば、一戦ごとにどんどん出しまくって、女はうなぎ登りに増えていき、完全に脱出不能となってしまうだろう。

 「さあ、もっといっぱい出して、佐伯君のことが大好きな子をいっぱい作ろうか。そうすれば、きっと、いい未来が待っているよ?」

 女の子が第二回戦をせがんでくる。やはり僕は愛撫だけで、彼女は膣の締め付けだけで、戦わなければならないのだ。

 現時点で少女は6人となった。これ以上出して9人にされたら、それだけ勝機は遠のいてしまう。それだけは絶対に避けないと。
 


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