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仮想とらわれペンギン・田中編 4



 うぅ……

 結局、レベル1の、元のままの僕の状態に戻されてしまった。

 ただし、詫び石効果で精力だけは10倍に跳ね上がっており、イクまでの時間がかなりかかる状態に、一応強化されてはいる。強化、なのかな・・・? 精力だけが高くても、防御が地に落ち、多感にして敏感なままでは、ちょっとした攻撃でも感じまくってしまうのは変わらない。

 一回一回で大ダメージを受け続け、女敵たちの肌触り、色気、こちらの期待度、特に股間への刺激に対する感じやすさが災いして、いちいち深刻な性感刺激を受けてしまう。気持ちよさの度合いはまったく変わっていないんだ。

 14歳なら、すぐに精液が玉袋にパンパンに溜め込まれて、四六時中、異性を意識しては性欲に苛まれ始める時期。それに比べて、じっさいの性的経験は皆無であり、そのために快楽刺激に対して、極度に弱くなっている。それでいて、セックスの具体的な内容について知識も経験もなく、気持ちよいペニスの刺激だけが先に立ってしまう年代だ。

 射精しても復活が早く、次の日には我慢ができなくなる。それでいて、同年代の少女の生足とか、手とか、おとなの身体とか、それを思い浮かべるだけで感極まってしまうほど、快感への誘惑にも弱い。

 その状態で本当に異性の肉体でこすられ、そのやわらかさとみずみずしい肌を味わい、その肢体を駆使して、じかにペニスをまさぐられ、舐められ、しごかれ、オンナの肉で締め上げられてしまったら、それこそひとたまりもないんだ。

 ヘタをすれば、挿入させられた瞬間に、精を吐き出してしまってもおかしくはない。

 その弱さで、精力だけが高くっても、射精までの時間が引き延ばされ、その間じゅう、イク寸前のきゅ~んとした気持ちよさばかりが、股間から全身に拡がってしまうことになる。

 イキたい衝動に支配されているのに、精力が尽きるまで、出すことも許されずに、ただひたすら、快感だけが長時間続いてしまう。強化されたようでいて、結局「敗北までの時間」が長引いただけになってしまっている。

 一瞬だけ強くなったけれども、すぐに元に戻されてしまったため、結局僕は、性欲の衝動に踊らされ、肉欲の赴くまま、肌色の未使用状態ペニスを隆起させ、お尻の奥がきゅんきゅんとくすぐったく疼いて、いつでも射精してしまいたいほどの強欲に包まれている。女体のことしか考えることができなくなっていた。

 それなのに、射精をしてはいけない世界であり、厳然たるルールであって、ガマンを強いられる闘いなんだ。

 そして、なかなか脈打つことができない身体に変えられてしまったせいで、溜まりに溜まっている精は、そのままきゅーんと押しとどめられ、禁欲に限界が来ている状態なのに、あっさり射精することもままならなくなってしまっていた。

 そのまま進むしか道はなかった。そして、その先には当然、メインコンピュータが押しつけてくる女敵が現れ、そこから脱出することもできずに、強制的にセックスバトルに参加させられてしまうのだった。

 僕の周囲に泡の壁ができる。必ず3体の敵が出現する。今度の相手は、思ったよりもずっと小さい女の子モンスターたちだった。

 彼女たちはピクシー。10センチ程度のちいさな身長で、しかし胸は張り出し、お尻もしっかり膨らみ、太ももがとてもセクシーに仕上がっている、妙齢の女子モンスターたちだった。

 妖精たちは僕のペニスを見つけるやいなや、好色そうにレオタードを脱ぎ捨て、一斉に僕の股間に群がってくる。そして、いまにも吐き出しそうな包茎性器めがけて、次々と交代で抱きついてきた!

 ふわっ……ふわわっ……

「あああっ……妖精たちの全身、やわらかでいい気持ちっ……」

 ピクシーたちの全長はとても小さいけれども、それでもペニスにはり付き、全身でギュッと抱きつくと、ちょうど彼女たちの髪のあたりが、包茎の皮の先に当たるくらいにピッタリ良いサイズであった。そしてそのぐにぐにした肢体で、ペニスの棒を強く抱きしめ、全身を駆使して、やわらかく締め付けてくるのだった。ますます興奮度は高まる。

 3人のうち2人が、ペニスの表と裏に、ぴったりとはり付いた。そして、ぐにゅっ、ずりっ……と、身体全体を上下させて、ペニスを全身コキし始めた!

 彼女たちの小柄すぎる乳房は、それでもペニスの肉をやわらかに圧迫し、滑らかにこすれていって、腕の肉もフニニッとしていて、なにより内股の感触が完全に女の脚そのもので、どこまでもめり込むほどの肉厚なのに強い力で抱きついて、圧迫としごきを細やかにくり返してくる。

 体中の心地よい部分を存分に押しつけこすりつけ、妖精たちは2人がかりでペニスをズリュズリュとこすり立て続けた。2人で抱き合ったピクシーは、幼い包茎ペニスを、潰さんばかりに圧迫する。

 ちいさな身体なのに強い包容力で、がっちり肉棒に吸いついて離れてくれない! 息を合わせた上下運動がくり返され、ペニスの皮が剥かれてしまいそうなほどに、激しくシュコシュコされ続けていた。

 そして残りの1体は、交互に僕の左右の乳首に吸いつき、小さなおっぱいで僕の乳頭をこねくり回したり、ちゅうちゅうと小さな口で乳首に吸いついたり、両手でかき回すように胸板をくすぐったりしてくる。

 数秒おきに右、左と移動し、そのつど僕は、ぞわぞわっとするくすぐったい快感刺激に浸され、上半身をくねらせてしまった。

 ランダムに左右移動するため、もう片方の乳首にいつ妖精がはり付いてくるか分からず、僕はそのたびごとに、新鮮なくすぐったさに晒され、それがペニスへの快感に直結していって、流れ込むように上から下へと性感神経が反応していってしまう。

 僕への乳首愛撫攻撃は、ペニスの性感をいやがおうにも高めてしまうのだった。

 妖精たちの全身コキは執拗に続けられていく。僕が身をよじり、脱出しようと身体を強く動かしても、上半身にはり付いたピクシーは、サッと僕の手を除けてもう反対側の乳首に移動するばかりである。

 また、ペニスに抱きついている娘たちを払いのけようとしても手で取ろうとしても、彼女たちは頑として股間から離れてくれない!

 まるでペニス表面と肌が一体化してしまったかのように、レディ妖精たちはペニスの棒に引っ付いてしまっていて、どうしてもそこから逃れることができなかった! そしてしつこくしつこく、単調ながらも快感一色の全身ズリが延々と続けられていく。

 この状態では、反撃しようとしても、そうそう簡単にはいかなかった。たとえ寝転がったり暴れたり、悶絶して乱舞、ゴロゴロ転がったとしても、この快感攻撃は執拗に続けられたままなのだろう。そうやって射精まで持ち込む方法を、彼女たちはしっかりと心得ているのだった。

 掴みどころのないピクシーたちの肢体。はたまた、掴めたとしても彼女たちを制止できないでいる。反撃するには、やはり性感攻撃をおいて他にはないものの、そのためには2つしか方法がなかった。

 ひとつは、浮かび飛んでいるピクシーの股の間に指をあてがい、こちょこちょとこねくり回すことで、彼女のオンナ表面をぐにぐにっと愛撫することである。

 ピクシーは小さすぎて挿入自体はできないけれども、人間の指の大きさで、彼女の股は丸太を挟んで角オナニーをするような格好になる。それを利用して指を大きくこすりあげて、性感ダメージに結びつけるんだ。

 しかしこの攻撃は、彼女が逃げようと思えばできてしまうという弱点がある。ある程度の経験値があって、このタイプの、身体の大きさに差がありすぎる女敵と戦い慣れていなければ、そういう相手を絶頂まで追い詰めるのは難しい。

 そしてもうひとつは、一定時間待ち続け、耐え続けることである。身体差があるため、彼女たちは男性器に抱きつき、その全身でズリズリ攻撃して、精液を放出まで導く必要がある。

 それに加えて、剥けたペニスには、裏スジの敏感な部分をチロチロと舐めて、小さな舌でかわいらしくヒダのところを舐め尽くす攻撃を仕掛けてくる。それをガマンし続け、堪えていくことが攻防になる。

 ペニスに全身コキ攻撃を加えるピクシーたちは、その乳房、股、内股などに、すなわち体全体に、女性としての性感を味わい続けている。肉の大木にしがみついて、感じやすい部分を強く大きくこすり続けているのだから、妖精自身も気持ちよくなっているんだ。

 そのため、一定時間経過しても全身ズリを辞めなければ、ピクシーたちは全精力を使い果たし、ペニスに抱きついた状態で、ピクピクとかわいらしく絶頂を迎えてしまうのだ。

 それまでに射精を我慢しきってしまえば、僕の勝ちとなる。といっても、幼くて硬さの足りない短い包茎ペニスでは、妖精たちを激しく感じさせるだけの力がなく、彼女たちの自滅的な快感ダメージも、かなり心許ない経過である。これでは相当長い時間、イクのを堪え続けなければならないことになる。

 総精力値が高まっているために、ピクシー2体のペニス全体包み込みによる快感攻撃を前に、すぐさま出して敗北という状況には陥らなかったものの、それがかえって、気持ちいい刺激と多幸感を徒に長引かせる結果となった。

 直前の強いくすぐったさを股間に味わい続けているものの、なかなか発射には至らず、ピクシーたちの全身コキは、いつまでも激しさを損なわないまま、じっくり続けられてしまっていた。

 僕は手で、上半身担当のピクシーをお尻側から指こすり攻撃をし、股間を踏ん張らせて、下半身担当のピクシーたちの自滅を待つしかなかった。小さくてもピクシーの臀部はプニップニにやわらかくて触り心地がよかった。

 女妖精たちの乳房もお腹も、容赦なくペニス全体へと押しつけられ、こすりあげられる。彼女たちはふにふにした全身で、ぐにゅぐにゅと棒全体を素早くしごき続けている。その快感刺激をどうすることもできず、僕は高い精力値をどんどん激減させていった。しかしそれでも、逆にすぐの絶頂に持ち込まれない分、快楽が長引いてしまうだけだった。

 ピクシーたちにとって、少年のペニスを射精に追い込むことなど、それこそ得意分野なのだった。彼女たちは、山中や森に迷い込んだ少年を見つけ、性的に誘惑、その精を吸い上げるいたずらをすることが、何よりも大好きな種族だからだ。

 彼女たちは、まとまって行動することが多く、性を知らない男の迷子を見つけて異世界から押し寄せ、そのちいさな肉体を見せつける。驚き戸惑う少年を取り囲み、逃げ場を与えない。そのうちに、胸、足、そして性器を見せつけ、目の前を飛び回り、異性の肉体というものを強く意識させるんだ。

 妖精たちは、おとなの肢体を有したり、あるいは同年代の幼いボディであったりしながら、少年を誘惑する。彼は、わけも分からず興奮し始め、ズボンの奥の棒を隆起させていってしまう。そしてそれが、セックスの快楽だと分からせるために、甘い声で囁いて、服を脱ぐように要求してくるのだ。

 どんどん衝動を抑えきれなくなった子は、言われるがままに服を脱いでしまう。露出された肌に容赦なくピクシーたちがはり付き、女の肌触りの良さを思い知らせる。そしてついに、ペニスを丸出しにしてしまえば、彼女たちは遠慮なくその未発達すぎるペニスに纏わり付き、全身コキで脈打つまで、甘い刺激を加え続けるのだ。

 他の妖精たちも少年の全身にはり付いて、気持ちいい部位のすべてを同時に撫でさすり、舐め吸い、こちょこちょと這い回って、彼の全身を犯し続ける。感極まった男の子は、律動が始まり、ぶるるっと震えて、イク気持ちよさを思い知ってしまう。

 脱力しきるまで、妖精たちは少年1人に体中で襲いかかり続け、どこまでも天国の性感を与えまくる。こうして、彼はピクシーたちの性的ないたずらによって、へたり込むまで何度でも絶頂させられてしまうのである。

 以後彼は、オナニーを覚え、異性への強い欲動を深めてしまうことになる。男の子は、いたずら妖精に汚され生理衝動のトリコになってしまう。

 そんなピクシーたちが、中学生のペニスをイかせることはたやすい。ただし、僕の場合は、精力が高いために、「何度でも」出させるくらいの全身コキを続けても、まだ律動に持ち込めないままというだけだった。

 それとて、時間の問題である。

 僕は反撃と、彼女たちの自滅とを狙って、なんとかバトルに勝利できないか考え続けたが、どうしても分が悪すぎる。なかなかイかないというだけで、それ以外の弱さは元のままなんだ。攻撃力も低いから、彼女たちも全然果ててくれないまま。

 執拗な攻撃ばかりが、こちらに繰り出され、彼女たちの肢体の味を、乳首と肉棒とで受け止め続けるほかはなかった。

「ああっ……ようせいさん……やわらかくて……ずっごいいいきもち……だめ……でちゃう……うぁっ……」

 僕は全身をくねらせながら、どうにかしてピクシーたちの自滅を期待したけれども、しつこいズリズリ攻撃を味わい続け、そこへ片乳首ずつのサワサワ攻撃がゾクゾクと加わり、包茎の皮の中からカウパーがどんどん溢れていく。いつ脈打ってもおかしくなかった。

 こしょこしょこしょこしょ!

「あひい! ソレだめえ!」

 はり付いていたピクシーの1人が手を伸ばし、包茎の皮の中に小さく細い腕を突っ込んだ! そして内部の敏感な亀頭を探り当てると、尿道口ごとグニグニとかき回してきた!

 裏スジに当たる気持ちいいところは、もう1人のピクシーがおっぱいでムニムニ強くこすり続ける。ペニスは先端部分を、丹念に刺激される形になった。棒全体がやわらかくしごかれているのに、手と胸で先端がかわいがられてしまえば、快感は余計に倍増してしまう。

 びゅくん! どばあっ! ばしゃあっ!

 大量の体液が、包茎の皮の間から激しく飛び出していく! ピクシーたちは、さらにむにゅむにゅとペニスをしごき上げて、最後の脈打ちまで、どんどん精を絞り上げようと強く下から上へとしごき上げ続けた。

 また、射精を察知した3体目の妖精が、素早く僕の上半身から離れ、玉袋に移動して、ムニムニと全身で揉みしだき、肉体全部でかき回し続けてきた! これで、内部に溜め込まれていた生殖細胞は強制的に、外側へ外側へと押し出されるように排除されていく。

 精液が一滴一滴吐き出されるごとに、ドクンドクンと気持ちいい脈打ちが長時間続けられていく。その間じゅう絶頂時の、頭の中が真っ白になる快感天国は、ひっきりなしに続いていた。

「くすくすっ!」

 ピクシーたちは、ペニスから精液がこれ以上出なくなったのを見計らって、ブンブン飛び回りながら遠ざかっていった。

 がくっ……

 僕は膝を折り、その場に崩れ落ちる。射精したら、そのまま眠りに入ってしまう。次の瞬間に気付くころには、精液もすっかり元どおり、性欲も回復した状態で、再スタートを強要されてしまうんだ。

 気絶から立ち直っても、もうほとんど希望が持てなかった。

 いや、気持ちいい思いができることへの、肉体的本能的な期待感だけは、いやがおうにも高められてしまっている。

 気がついた瞬間から、頭の中は女の子たちの太もも、胸、おなか、腕、そして性器でいっぱいになる。オナニーしていたときに頭に浮かべていた子たちの笑顔が駆け巡り、その娘たちの肢体のあちこちが強制的に浮かんできてしまう。

 さらに、この世界に来てからの、めくるめく性行為の数々もムリヤリ思い起こされ、その時に味わった快楽が、全身にムズムズ刻みつけられているのが分かる。その肌触り、やわらかさ、オンナの締まる感触が、はっきりと思い出される。

 すぐに性欲ビンビンになって、ペニスが興奮しきってしまう。勃起状態のまま、僕はまた、この研究所内を彷徨わなければいけないんだ。

 そして……

”エンカウンター!”

 すぐに泡の壁に包まれる。間髪入れない。いや、本当は眠っている間に時間が経っているのかも知れないが、僕の主観的には、連戦に次ぐ連戦だ。

 しかしそれでも、性欲が復活し、体液が精巣内に溜め込まれているかぎり、そして14歳の、ギンギン思春期真っ盛りの肉体であるかぎり、飽きたり倦んだりすることが決してない。

 僕の前に現れた3人は、大きな青い目をした、長い金髪の美少女たち。そしてその背中には、白くかわいらしい羽根が生えており、頭部の上には、一部が欠けた天使の輪が乗っかっている。

 こいつらは……やはり先のステージにしか登場しないはずの、強豪女敵、堕天使だ。床から数十センチのところをフワフワ飛びながら、すでに裸の状態で、好色そうに僕の股間を見つめている。

 天使族でありながら、その心はすでに性的に快楽堕ちしてしまっており、その身体は風俗嬢たちに汚されきっている。

 本来は両性具有であるはずの堕天使は、この研究所に送り込まれ、強制的にセックスバトルから逃れられないまま、他の女敵たちに精を奪われ、女モンスターへと改造された上で、いまやセックスのこと以外、考えられなくなってしまっている。

 つまり、本当なら付いていたはずの長~いちんちんも、完全に消え去って女子の肉体そのままに変換されてしまっているのだった。そりゃあ、いっつも受け身のえっち姿勢では、この研究所内ではひとたまりもなかろう。

 どんなに長くて立派な武器があったとしても、あっという間に精力を奪われ、イキ果ててしまっていたに違いない。この子は、そもそも生き残れはしなかったはずなのだ。

 背は小さく、猫背でフワフワ浮かび上がりながら、小ぶりの乳房を揺らしているヨゴレエンジェルは、10代後半くらいの若娘天使であり、寄り目気味の大きな童顔の目は、幼児体型としっかりマッチしていた。

 女敵化して以降、そのかわいらしい外見で、元ペニス持ちの貫禄が忘れ去られたごとく、多くの熟練男性たちを絶頂させてきたのだろう。

 受け身の姿勢は変わらず、相手に一方的に攻撃させるようでいながら、天使特有の具合の良さで彼らの股間を締め上げ、その気持ちよさに耐えきれずに、彼らの自滅を誘っていたに違いない。それだけ、レベルも高く強敵になってしまっているんだ。

 女性としては小柄な方だけれども、それでも僕よりやや背が高いくらい。頭部の高さはそれほど違わなかった。それだけに、同世代感が強くにじみ出ているものの、その肉体の発達具合は、明らかに高校は出てしまっているくらいに完成度が高かった。乳房はもともと、このくらいで完了形なのだろう。

 ぎゅうっ

「うあぁ……」

 ふわり……

 クリ●天使は背後から僕に抱きつき、僕の胸板に手を回すと、そのまま宙に浮かび上がってしまった。僕が軽いというだけでなく、天使そのものとしての力が働いているのだろう。僕の全身は、いともたやすく、背後の女の子に抱き上げられ、持ち上げられて、空中に浮かんでしまった。

 ぐににっと背中に女体が当たる。僕のお尻にはもちろん、彼女がもともと生やしていた立派な男根もないので、硬くナニカが当たることはなかった。しかし、そのやわらかなオンナ表面の感触が、その代わりにしっかりと、僕の臀部に刻み込まれてしまっていた。

 持ち上げられてしまったことで、僕は自由な身動きが取れなくなっている。ジタバタしてみても、神通力で固定されてしまっているみたいに、彼女は背後から抱きしめた体勢のまま、僕を決して離しはしない。

 結局僕は、足をだらんと垂れ下がらせて、宙ぶらりんのまま、浮いた足でぐったり脱力してしまう。

 少女っぽい若いおっぱいが、僕の背中にぎゅみっと潰れている。すらりとした彼女のお腹さえ武器になり、ぴったり僕の背後に密着してしまっていた。僕は吊されたサンドバッグのように、天使に浮かび上げさせられて、だらんとした体勢で、なすがままにされるのだった。

 もう1人が、僕に正面から抱きつく。

「んっ……んちゅっ……んふっ……」

 そして彼女は僕の口を奪うと、そのぷるんとした唇で僕を塞いで、さらに悩ましく舌を入れ、僕の口腔内で舌と舌が絡み合ってしまう。彼女の乳房も僕の胸板でみっちり弾力よく潰れ、ぶににっとやわらかく滑っていく。

 彼女は少し股を開く。するとペニスは、自動的にオンナ表面にあてがわれた。そこへ3人目の堕天使が来て、肌色包茎のやわらかめなペニスを掴むと、正確にオンナのワレメにその隆起した男根を押し入れていく……!

 前方の天使は自分から腰を落とすことなく、じっと僕に抱きついてキスをし続けた。それなのに、ペニスはどんどんとオンナの中に入り込み、人間離れした名器の奥底へとかき分けられていく。

 根元まで3人目がしっかりサポートしてくれたものの、明らかに、僕は自分自身の意思で、この金髪ヴェール娘のオンナめがけて、ペニスを挿入させてしまっていた。

 すでに性欲はギンギンになっており、そこへ3人の全裸娘が現れ、そして前後サンドイッチで空中抱きしめ攻撃を受けてしまえば、自分の劣情に打ち勝つことができない。僕は自分から快感を求めて、ペニスを天使娘に挿入しきってしまったのだった。

 ぎゅうう!

「あふっ……気持ちいっ!」

 ブルルッと全身が震える! 天使の堕落した女性器は、まさに神々をも堕とす魔性の武器であった。

 ふわふわと浮かんでいる金髪エンジェルは、寄り目気味のかわいらしい顔をして、清純そうな乳房と体つきをしているのに、その肌はハリがあってみずみずしく、それでいて本番の内部はどろっどろにただれた魔の感触を具えていた!

 勝手に蠢き、ペニスの感じやすいところばかりを重点的に付け狙って揉みまくってくる。出し入れしても、ペニスのピンポイント攻撃は変わらない。つまり、オンナ内部のどの位置にあっても、ペニスの敏感なところが瞬時に探し当てられ、その場所は欠かさずグニニッと潰れて揉みまくり、絶えず心地よい感触ばかりを押しつけてくるのだ。

 そして清楚な外見を完全に裏切るような、強い強い極楽圧迫が、棒全体をこれでもかと締め上げてくる!

「うぁん……だめっ……ですぅ! そんな……動かないでっ……あふうっ!」
「あああ……だって……だってだってだってえええ!!」

 ク●ム天使はいっさい動かない。後ろの娘も、首筋にちゅっちゅっと唇を押し当ててくすぐったく吸いつきながら胸板を動かすだけで、それ以上のことはしてこない。前の娘は、挿入された体勢のままじっとしていて、キスをしたりかわいらしく顔を上げて上を向き、僕の動きに感極まっている。

 この金髪堕天使のセックスは確実に受けの体勢であり、性感刺激もあまり積極的ではない。僕からの攻撃にだめだめと言いながらも、しっかりペニスを受け止めて締め返し、蠕動しながら搾精を目論んでいた。

 僕も未熟すぎるために受け身の体勢になっているものの、あまりの堕天使の心地よさと、サンドイッチに包まれている興奮によって、もはや自動的に腰を動かしてしまっていた。後ろの娘が腰を動かすでもなく、3人目が僕の腰を前後させることもない。

 ただただ、言い訳ができないくらいに、僕は自分から腰を前後させ、激しくペニスを出し入れしてしまっていた。自分自身で歯止めが利かない。僕にそうさせるほどに、彼女のオンナは快楽だけに満ちあふれ、理性を損なわせるほどの性的魅力のみで構成されていた。

 とっくに射精していてもおかしくはないが、精力値が高いために、なかなか絶頂が訪れない。ややもすると、受け身の天使娘の方が先に果ててしまうのではないかとさえ思えたが、その気配もまるで感じられなかった。

 それもそのはず。堕天使の精力は総じて高めに設定されている。受け身の女敵が多く、男側がどんどん責めていくのだけれども、快楽に喘ぎ、受け身に苦悶しながら、精力をいくら消費しても絶頂には至らないのが特徴だ。

 この子にちんちんが付いていれば、これを刺激して簡単に倒せるのだけれども、両性具有のメス側の器官の方は、打って変わって攻防ともに強力すぎるのだ。

 彼女たちの受け身姿勢、そして性行為中の被虐的な態度とうるうるした瞳で、大勢の男たちが騙された。彼らはせっせと腰を動かし、さまざまな体位で彼女たちを攻撃する。

 空中に浮かんでいるかどうか関係なく、男たちは少女天使たちを籠絡できる、幼い体型の童顔金髪を倒せると思い込み、さらにその肢体にやみつきになりながらも、全身をくねらせるウブな物腰にほだされ、勝手にペニスを出し入れし続けてしまうんだ。

 一向に絶頂する気配がないと気付き始めたころには、男たちは射精寸前にまで追い詰められており、離れようとしてもギュッとしがみつかれるなどして、そのまま精液を放出してしまうという次第だ。天の性器ゆえに、まさにその絶頂瞬間は天国そのものである。

 こうして、敗北堕ちした天使たちは、男たちの精をカマトトな姿勢を維持したまま奪い続け、どんどん強化されていく。そんな彼女たちが3人いては、僕など瞬殺できるレベルである。

 ただ、こちらの精力も無駄に高いために、やはり絶頂前の強すぎる快感が維持されたまま、いつまでも脈打ちができない状態が続く。

 向こうも受け身ならこちらも受け身。しかし、天使のその幼そうな魅力によって、僕は無我夢中になって、オスとしての本能剥き出しのまま、必死で腰を振り、ペニスをオンナで自分からしごき続けていた。そうしている間中、前後の2人はぎゅうっと僕にしがみついて離れない!

 だ……だめえ……ッ!!

 僕はかろうじて理性を取り戻した。相手は、計算ずくで受け身姿勢を取っているのではなく、もともとの性格ゆえにセックス時にはこういう態度になってしまうのだ。これが彼女自身にとって、もっとも気持ちがよいシチュになれるというだけである。

 しかし一方で、このまま大量の白濁液をオンナに吸い取られてしまえば、「はーい田中は他の中学生以上には長持ちしたけど結局股間のアレは未発達そのものでボクをイかせるには百年早いレベルでしたー1点」とかレヴューされてしまう!

 僕は強く腰を引き、ペニスをオンナから引き抜いた。前後のダークエンジェル(見た目は清楚可憐)も受け身姿勢を崩さなかったため、そして僕がペニスを抜いて脱出を図るとは予想もしていなかったのか、挿入はいともたやすく解かれてしまった。

 イク寸前にホールドする技を知っていても、僕が夢中になっている途中での引き抜きはないと油断していたのだろう。

 なんとか、この体勢から脱出しなければ! じっとしていても、再びこの天国の女性器に飲み込まれてしまうだけだ。

 僕は前方から抱きついている●リム嬢の肩をがっしり掴み、グイッと引き剥がした。欲情にまみれてはいたものの、ようやく断腸の思いで、女体の快楽に抵抗を示せた瞬間だった。

 べりっとやわらかな音を立てて、若い肌が僕から離れる。意外な展開だったためか、彼女は矢継ぎ早に挿入を仕掛けてくるようなこともせず、執拗にしがみついて全身で性欲を誘惑することもしてこなかった。受け身娘だからこそ、男側から拒絶されたら引き下がるのかな。

 しかし、背後の美少女ががっしりしがみついて僕を浮かせたままであることで、彼女たちの消極姿勢が、文字どおりそのまま徹底されていると思い込んだのが、僕の決定的な計算ミスだった。

 ちゅぅッ……ちゅくっ……ぐちゅっ……

「んあ! それだめだめだめっっ!!!」

 挿入天使が離れたのは、単純に交代をするために過ぎなかった。控えていた3人目が地に足をつき、膝立ちした体勢で、ペニスをふにふにっとした口に含んできた!

 挿入時に剥けてしまっていたペニスは再び、未使用同然の皮かむりに戻っている。突くときにどうしても剥けていたのが、挿入からの脱出により、皮の圧力で元に戻ってしまっていたのだ。そのペニスを、3人目がフェラ攻撃し始めたのだった!

「うあぁ……やめ……」

 まさか受け身オンリーのはずの堕天使が、積極的にフェラチオでペニスをしごき、舌を激しく動かして包茎の皮の中にねじ込んで、ぐにぐにと執拗に舐め回してくるなんて!

 背後からがっしり抱きかかえられ、空中に持ち上げられてしまって、足をだらーんとぶら下げた体勢では、この天使の口しごきから脱出することができなかった。彼女はしつこく首を前後させて、ペニスを根元から先端まで、ぷるぷるしたかわいらしいやわらかな唇で激しくしごき立てる! 被虐体質の少女天使が、積極的な攻めに転じた瞬間であった。

 背後の天使の臀部にまで、大きく腕を回して、がしっと抱きしめている女敵は、ぐっちょぐっちょとペニスをしっかり舐めつくし、吸い上げ、ころころと舌全体で転がし弄んでいる。

 いくら僕が腰を引いても、彼女の方が前へ前へと頭部を押し込んできて、どうしても根元から先端まで全部、女の子の口と舌の暴虐から脱出できない!

 さっきまで別の堕天使のオンナで絞り上げられ、限界に近づいていたペニスは、次のフェラ攻撃で高められ、高い精力値といえども底をつくほどになっていた。

 首の前後運動がどんどん激しくなっていく! もともとペニスを有していた天使だけに、ドコをどうすれば一番気持ちよく、絶頂まで感じさせられるかを、じゅうじゅう心得ている動きだった。

 僕は強く腰を引いたまま、それでも股間の快感は一向に衰えないので、ガクガク震えっぱなしで、少女天使の口に感極まっていた。

 びくびくん! ぴくどば! ごぼごぼおっ!

 精液は容赦なく、金髪天使の口の中で爆発する。

「ぅぁぁ……」

 ぶわっ……

 エンジェルの口からどろりと白濁液が漏れ出る。彼女は大量の精を飲み干しきれずに、ちいさな口から体液をこぼしてしまっていた。しかし彼女は、勝負に勝った喜び、また1人の男を、射精に追い詰めることのできたという不敵な笑みで、満足そうに僕を見上げた。

 ああっ……青く可憐な寄り目が、いまはこんなにも残虐な視線で見つめてくるなんて……

「うん。ソコソコ愉しめたから、3にしておきますね?」
「えぇ……もしかして、実名でレヴィウしちゃうんですか、僕のこと……」
「くすくすっ……」

 気が遠くなる中で、金髪天使たちが紙に何かを書き込んでいる様子を、ぼんやり見つめていた。やめて……実名で晒すのやめて……恥ずかしいよぉ……そう思ったけれども、気絶寸前の僕には、もうどうすることもできないのだった。

 気がついたときには、堕天使たちの姿はなかった。店内に僕の風業被害がはり出され、こっぱずかしい実名が晒されてしまっているのだろう。なんとかしたいが、もはや手遅れだった。

 そうして、また復活してしまった僕は、再び性欲の虜となる。中学生は、次の日にでもなれば、精巣内の精液はパンパンに溜め込まれ、すぐにでも吐き出してしまいたい衝動に駆られる。

 その成長段階真っ盛りの僕が、身体回復を果たした上で、女体の感触を嫌というほど味わい続けてしまっている。これでお尻の奥がキュンキュンくすぐったくないわけがない。

 またまたすぐさま、泡の壁に包まれてしまう。射精したい欲動がピークに達し勃起もしきっているなかで、敵女3人が現れて抜きにかかってくるんだ。勝てるわけがなかった。

 僕の前に送り込まれてきた相手は、これもやはり元々のゲームには存在しないキャラだった。大きめの乳房を揺らした小顔の美女たち。おとなの色気をしっかり出しながらも、パッチリした瞳でかわいらしさを残している。大学を卒業したくらいの、どこかあどけなさを残した、それでいて成熟は完全に達成しきっているおねえさんたちだった。

 しかも彼女たちの腕は、6本もある! 一カ所から3本ずつ、しなやかな長い腕が伸びていた。多腕娘というやつだ。それが3人いるのだから、すべての腕の数は18、指の数は90本もある!

 上半身裸で、下はパンティ一枚というあられもない姿をした美女たちは、隆起したペニスを凝視し、与えられた目的をクスクスと実行に移し始める。

「ほらほら~、もっと感じていいんだよ~」
「ボクかわいいねー……いっぱいくすぐってあげる!」
「おねえさんの手、気持ちいいでしょー」
「あひぃ! いやあ!」

 おねえさんたちは3方向から僕を取り囲み、すべての腕を駆使して、僕の全身を愛撫&くすぐりに晒し始める! やわらかでしなやかな手のひら、スベスベの手の甲、細く吸いつくような指先が、僕の全身に這い回ってくる。

 女手の良さを120%体現した熟練の手さばきで、彼女たちはふにふにと、全身を撫でさすり、コチョコチョとかき回し続けた。

 僕の腕が、大きく滑るようにスリッ、スリッと撫でさすられ、同時に脇の下は別の腕2本にピンポイントでくすぐられる。背中も脇腹も大きな動きで、手のひらや手の甲が滑りまわり、お尻も2,3本の手のひらがスリスリとまさぐっている。

 ああっ、痴漢されている女の子のお尻みたいに、僕のお尻がまんべんなく撫でさすられている……唯一、痴漢されている女性はそれに恐怖と嫌悪しか感じないのに対して、僕の方は、やわらかでしなやかな感触がゾワゾワと這い回り、心地よい感触が臀部全体に広がってくる点が異なっている。

 彼女たちの腕はまだまだ余っている。その女手は容赦なく、僕の両脚に襲いかかってくる。

 内股が撫でさすられ、脚の付け根も膝裏もくすぐられる。太ももの外側はやわらかい手のひらが大きく滑っていき、さらにいやらしい中指が、お尻の穴周辺をクニクニと蠢いていた。交代で、彼女たちは僕の上半身も下半身も、その手、腕、甲で執拗に撫でさすってくる!

 両脚の間には、おねえさんたちの腕が交代でねじ込まれ、僕の足は彼女たちの腕を挟み込むような形になっている。生足ほどシコシコふにふにしていないけれども、スベスベでやわらかな女性特有の腕の感触は、しっかりと僕の足に刻みつけられていた。その合間に、別の手のひらが内股をさすってくすぐりまくる。

 反撃しようとしても、僕の両手はがっしりと、おねえさんの手に握りしめられている。指と指の間に女敵たちの指が入り込み、しっかりと手のひらが僕の掌に密着していた。ここにも、女手の心地よさが丁寧に押しつけられてしまっていた。

 首筋を撫でさすられながら、僕は3人に見つめられ、全身に同時に伝わってくる女手の心地よさに酔いしれてしまった。

 そして……たいせつなペニスには、交代しながら、その最大の武器である女の手、指が、非常にきめ細かく襲いかかってきた!

 棒が優しく捕まれたかと思うと、しゅっしゅっと素早く上下にしごき上げられる。かと思いきや、ぎゅうっと握りしめて、ふにっとした手のひらの感触で、やわやわとペニスを締め上げる。そのままゆっくりしごいて刺激したあとは、別の手のひらがはり付いてきて、また軽く素早いしごきに戻ってくる。

 すりっすりっと軽くこすりあげる動きから、ぐにぐに揉みしだく運動に変化、さらにシュッシュッと優しくしごき立てたかと思うと、再びスリスリ軽いタッチで、全体をこすり撫でてくれる。

 他のおねえさんの指先は、包茎ペニスの皮の間にねじ込まれ、ゆっくり丹念にかき回すようにして、亀頭先端を探り上げ、グニグニとグラインドさせながら、少しずつ皮を剥き始めていた。

 包茎の皮はおねえさんの指にいじられ、つままれ、引っ張られる。じわじわと、皮が剥き出され、敏感すぎる亀頭が露出されていく。

 露出が始まるとすぐさま、多腕娘たちの別の指が感じやすい場所にはり付いてきた! そのままこちょこちょと先端を丁寧に刺激してくる。性感刺激を最大限引き出すような動きで、一番感じる場所を重点的に、おねえさんたちは先端をかわいがってきた。

 そして玉袋も、こちょこちょとくすぐりが入り、撫でさすられ、ゆっくりと揉まれて、またくすぐりに戻る。会陰にも容赦なく女手のしなやかな指がクネクネと這い回った。多腕のせいで、一度に9人の大人の女に全身愛撫されペニスを気持ちよくさせられているみたいだった。

 男性が自分のペニスを慰めて高める以上に、彼女たちは男根を気持ちよく刺激する方法、部位を心得ていた。異性にじかにしごかれ愛撫され、コショコショされるだけでも格段に気持ちいいのに、どうすれば一番男に快感を与えられるか、その手さばき指さばきが、男性自身の手つきを遥かに超えた技術を具えている。

 自分でスル時には、自分が一番気持ちよくなるようにペニスを揉み、しごき、くすぐるものだけれども、彼女たちはそれ以上に、心地よい感触を刻みつける方法を熟知しているのだ。

 こうして彼女たちは、普通の女性よりもはるかに性能と感触がパワーアップしている女手で、あまたの男根を握りしめ、その手と指の動きで、射精するまで決して離さないのだ。

 どうすればいち早く精を奪えるかを、経験的に知り尽くしている多腕娘は、その多くの腕と手と指を駆使して、ペニスの感じやすい部分に一斉にはり付き、一気に刺激してかわいがり、心地よい感触を与え続けて、あっという間にイクまで高められ、射精まで追い詰めてくる。

 その動きとくすぐりには無駄がなく、すべてが射精に導くために重要な役割を果たしていた。

 未熟な包茎ペニスも、熟練したズル剥けペニスも、どうすれば一気に射精させられるのか、彼女たちは分かりきっている。あとはその動きを、粛々と蠢かせるだけでいい。

 お尻の穴にあえて指をねじ込まず、その表面ばかりをクニクニかわいがるのも、じわりと奥の前立腺に届かせるような動きによって、かえって射精を助けるような指つきになっていた。

 全身をまさぐり撫でさする動きも、すべて股間への快感に直結していき、指先でねぶられる男の乳首も、きゅんと股間を電撃のようにくすぐったい刺激に導くようにできている。

 そこへ、棒への手のひらと指先の快感攻撃が加わる。その指つき手さばきは、送り込まれた気持ちいい感触を、絶頂の律動に変換する役割を担っている。多くの男がこうして、一方的にやわらかな女手の刺激にほだされ、ごく短時間で、精をおねえさんたちに奪われるのだ。

 本来なら、ペニスは完全に女手に包まれ、まんべんなく撫でられしごかれ、隙間がない状態なのだから、本番戦で反撃することができず、冒険者は、その両手で敵女のオンナを攻撃、その愛部指入れ攻撃だけで、多腕娘をイかせなければ勝てない。

 ある程度熟練した男なら、その反撃で返り討ちも可能だろう。しかし魔改造により、多腕おねえさんは3人に増えてしまい、反撃の隙となる男の両手のひらも、がっしり握りしめられてしまっていて、逃れることもできない。

 それだけ多くの腕が余っているために、そのすべてを駆使して、攻撃だけでなく反撃封じも、カンペキにし上がっていた。

 亀頭先端がこすられ、尿道口が人差し指でこじ開けられるように、奥までシュッシュッと刺激される。そして裏スジの敏感なヒダには、2,3本の指先がしっかり吸いつき、クニクニとやわらかく蠢いて、先っぽの感じやすいところすべてが、同時に気持ちよくさせられている。

 そして、別のおねえさんの手のひらが遠慮なしに、棒部分を固め、やわらかに締め上げながらしごいたり、軽く握って素早く上下させたりしながら、ペニス全体がまんべんなく快楽漬けになってしまっていた。

 僕は全身をくねらせ、腰を大きくグラインドさせながら、おねえさんたちの多すぎる手の攻撃に身もだえするしかなかった。いつでもすぐ出したくなる14歳程度の全身およびペニスでは、その大人の女手にはまったく太刀打ちできるはずもない。すぐさま感極まり、ものの数秒で出し果てていてもおかしくない。

 しかし、精力値が高く設定されてしまっているために、多幸感ばかりが延々と続き、いい気持ちの時間が持続するばかりで、脈打ちになかなか至らなかった。

 この能力アップは、完全に裏目にしか出ていなかった。僕は女の人の手のやわらかさと心地よさを、長時間、これでもかと味わい続けるしかないのだった。

 それでも、いずれは限界を迎える。精力は徹底的に消費され、いつ精液が飛び出してもおかしくないくらいに追い詰められていた。いっさい反撃もできなかった。

 ペニスがヒククンと悩ましく反応する。お尻の奥が強いくすぐったさに支配される。イク直前の多幸感は、もうずっと続いているのだけれども、それでも長時間、その状態のままで、いつまでも律動が始まらなかった。

 それが、さらに強く強くくすぐったい心地よさになって、お尻の奥から激しくこみ上げてくる。いよいよ、高い精力も底をついた合図だった。

 すすっ……

「ええっ……んあっ! そんな……」

 ペニスを覆い尽くしていた女手が、一斉に離れてしまった。しかしもちろん、玉袋も会陰もお尻の穴も、内股も上半身も脇の下も、おねえさんたちの手や腕がはり付き、纏わり付いて密着、スベスベスリスリとかわいがっているのは変わらない。

 つまり、ペニス以外の心地よい快感愛撫は一向に収まるところを知らず、執拗に続けられている。ただ棒部分と先端部分だけが、快感刺激から離れてしまった!

「ぅぁぁ……」

 イク直前の気持ちよさはますます激しくなるが、それでも”最後の一押し”がないために、いつまでも射精には至らないままになっている。カウパーが大量に亀頭先端から溢れ落ちた。

 僕は腰を激しくくねらせながら、快感と射精を強く押しとどめるか、欲情に負けて射精を懇願するかの二択を迫られていた。ここで……快感に負けてはいけないんだ。踏ん張らないと!

 しかしそんな思いをたやすく裏切るように、他の部位は容赦なくおねえさんたちの手が這いずり回り、快楽刺激のみに晒し上げている。

 だ、だめ……イク……

 でも……射精の脈打ちが来ない!

 その直前の気持ちよさだけがしつこく続いていた。

 懇願なんか……するもんか……ッ!!!

 けれども、そんな僕の迷いきった強い思いを察知した多腕娘たちは、さらに誘惑の手を強める。彼女たちは交代で、すりっ……すりっ……、と、ペニスをひと撫で、ひとしごき、ちょんちょんと突っついて、すぐに手を離してくる!

 いや……これが……彼女たちの手法のひとつなんだ。イクまで一斉に刺激を加える戦法をとるのが普通だけれども、精力値が高い男に対しては、寸前の多幸感だけを味わわせてあえて我慢させ、じらしながら少しずつ刺激を加えて、何分もかけて絶頂直前の快感苦悩に、男の下腹部を晒し続ける作戦を取ることもあるのだ。

 おねえさんたちは、ほんのわずかだけ、ペニスをしごき、撫でさすり、亀頭先端を指先でくすぐり、ときおりギュッと先っぽをヤワヤワした手のひらで包み込む。指先で先っぽだけをクニクニ揉み、亀頭先端の敏感な場所だけを刺激する執拗な暴挙にも出てくる。

 しかし脈打つ直前で、一斉にパッと手を離してしまう。寸止めされたペニスはヒクヒクしながら、射精に至る寸前の快楽と悩ましい欲動を味わい続ける。

 こちらが我慢しようと躍起になればなるほど、おねえさんたちはタイミングよくペニスをいじり回し、1,2秒で手を離してしまうのだった。そのつど僕は、腰をくねらせて、イク前のきゅんきゅんした疼きに、心地よく耐えさせられてしまうのだった。

 だめっ……こんな誘惑に……負けていては……いつまで経っても……勝てるわけがないんだ……うああ……

 しかしおねえさんたちは、しつこくしつこく、ちょっとペニスをしごいては離し、先端をくすぐっては離し、先っぽを手のひらでこすりあげては離すのをくり返した。

「~~~~ッ!」

 それでも僕は、人生すべてのプライドをかけて、射精懇願だけは絶対にしないと心に誓った。どんな快感に苦しくても、それだけは! さっき情けなく懇願してしまったことを思い出し、この寸止め地獄の憂き目に遭ってさえ、なんとしても声は上げないと強く決めていた。

 しかし結局、そんな努力は完全に無駄であった。

 こしょこしょこしょっ……

 優しい手つきで棒と先端がかわいがられスリスリされる。そしておねえさんたちが手を離すと、精力が尽きた。

 びく……ぴくん……ごぼっ・・・どばっ! ばしゃあっ!!

「ひああああああ!!!!!」

 手を離されたペニスから、どんどん体液がほとばしっていく! 絶頂が始まってしまうと、もはや収まりがつかなくなった! 誰にも触れられていないペニスから、勝手に精液が吐き出されていく!

 手を離されているのに、ペニスは勝手に律動し、どくどくと粘ついた液体を放出し続けた。握られていないペニスは快楽しか感じず、その勢いでどんどん止めどなく白濁液がほとばしっていく。

 触られていないので、精液は情けなく先端から溢れ落ちるように床に投げ出され、おねえさんたちの手に一滴もかからない。彼女たちの手は、ペニス以外の、すべての僕の身体を執拗に滑り回ったままだ。

 脈打ちが終わりそうなタイミングで、女手が再びペニスに群がる!

「ああ! だめですう!」

 今度は容赦なかった。何本もの手がペニス全体を覆い尽くし、くすぐり、しごき、ぎゅうぎゅうと揉みしだく! 玉袋もしつこくくすぐられかき回され、体液が1ミリも残らないように、嫌でもムリヤリ押し出され、強制的に掻き出されていく。

 脈打ちを簡単には終わらせまいとして、多腕娘たちはいつまでもペニスを揉み刺激強くこすりまくっている!

 するとペニスは、再びきゅ~~~んとくすぐったい疼きに晒された。そして、出し尽くしたはずのペニスから、再び強い快感が押し寄せる!

 ビクン! ビクビクン! ひくっ……ひくっ……ひくっ……

 矢継ぎ早に、ペニスが脈打ち、しかもいつまでもいつまでも、律動が終わらない。ペニスはいっぺんに、2回イかされたのだ。

 2回目は体液が出ず、ただ律動するばかり。しかし脈打ちは、イッた瞬間には激しかったものの、数十秒後には、穏やかな脈打ちに変わった。

 本当なら、こんなに律動が長引くことはない。激しくビクビクしたら、それで射精も終わり、すべて吐ききって終了となるはずである。

 しかし、おねえさんたちの執拗な全身愛撫と集中したペニス攻撃によって、数秒に一回ほど、ピクンとペニスが脈打つ。その間も、強い快楽が全身に襲いかかっていた。

 彼女たちは、何分でもかけて、性的な心地よさと、異性の手の快楽を心の奥底、深層心理の最奥部まで、徹底的に刻みつけようとしているのだ。

 そして長い長い時間、僕は射精の快感を味わい続けた。これ以上どう揉みしだいても、しごき立ててもくすぐっても、どうしても一回も脈打たないという状況になるまで、おねえさんたちのいやらしい手は全身を蠢き続け、ペニスを激しくかき回し続けた。

 その限界まで吐き出しきった僕は、急激な強い眠気に襲われる。しかし多腕娘たちは、もう1回くらい脈打たないかなーなどと言いながら、それでも悩ましい手つきでスリュスリュと僕の全身を撫でさすり続けていた。

 僕はガクッと急激に脱力する。その全身は、18本のオトナの腕に、もふっと抱き留められたのだった。


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