魔族新法
廊下に出るなり、いきなり6年生のお姉ちゃんグループに見つかった。「うああああ!」僕は一目散に走り出し、お姉ちゃんたちとは逆方向に全力疾走。
とにかく捕まらないようにしなくちゃ。僕は下り階段めがけて走り続けた。
しかし、もともと僕の脚は早いほうじゃない。その上、追いかけてきているのは6年生のグループだ。成長がとても早く、脚も長い。100メートル走ではまるで敵わないのだった。
あっという間に追いつかれてしまい、僕はお姉ちゃんたちに取り囲まれてしまった。みんな、知らない子だ。
上半身は裸であるが、下はパンティをはく娘、ブルマやスパッツの娘などさまざまだった。5人の少女は、僕1人めがけてペニスを気持ちよくさせようとじりじり迫ってきていた。膨らみかけの乳房は、すでに男子のそれとは完全に一線を画している。6年生にもなると、女の子はこんなにも女性的に成長するんだと、初めて知った。
少女たちは僕に抱きついてくる。あの心地よい生足が、さらに5年生とは違っていっそう魅力的になった太ももが、僕の細い両脚に絡みついてスベスベしてくる。このまま抱きしめられ、そろそろブラジャーも必要になりそうな乳房が僕の顔面にぎゅみっと押しつぶされるにつけ、僕はだんだん、股間がくすぐったくなってくるのを感じた。
ダメだ、そうやすやすと射精し続けてしまったら、どうなってしまうか分からない。ここは逃げないと。
僕はお姉ちゃんたちに抱かれっぱなしにならず、その身体を振りほどいて駆け出した。だが、逃げたところですぐさま追いつかれ、やっぱり捕まってしまうのだった。
「ほら、コレいい気持ちでしょ……私の脚で子供から大人までみんな射精させたんだから!」
少女の1人が、勃起しかかったペニスを内股の間に挟み込んだ!
うああ……やわらかくて、しなやかな感触がペニスいっぱいに広がっていく。両側からも、お姉ちゃんの太ももが僕の脚を滑り続けた。
「ねーねーこっちも!」
背の低い少女がペニスを生足で挟み込んでくる。こうして、次々と交代で、僕は小学生たちの太ももにペニスを包まれていった。
「あははっ、このまま射精しちゃっていいよー?」
ぎゅっぎゅっとお姉ちゃんたちの生足に包まれ、ペニスを揉むように圧迫してくる。
そのうち、同級生や下級生もグループに混ざってきて、代わる代わる太ももで挟み込んでくる。同じようにシコシコしたきれいな脚なのに、太さや形、弾力に個性があった。細く引き締まっているのにやわらかくスベスベの娘。むっちりしていて圧迫感の強い内股。体を鍛えているのかしっかりペニスを挟み込む生足。バレエをやっていそうな細すぎる足で、両脚をクロスしなければ満足にペニスを挟み込めないような娘もいた。
彼女たちは一様に、ペニスをやわらかく挟み込んで圧迫、小刻みに左右の足をスリスリしながら、内股の吸い付く弾力を存分に刻み込んでくる。完全に勃起していた僕はじわじわ高められ、そのまま少女たちの生足でドクドクしてしまいそうだった。
周囲は完全に塞がれてしまっており、我も我もとペニスを奪い合うようにして太もも攻撃にさらしてくる。交代する短い間、ペニスは空気中に晒されるけれども、それでももう、射精直前のあのきゅーんとくすぐったい多幸感は持続してしまっていた。そうして、次の娘に挟み込まれると、さらに快感が増していくばかりなのだった。
「あうっ!」ドクドクドク!
僕は6年生の、背の高い美少女の生足に包まれたまま、快楽に爆発した。大柄なお姉ちゃんだったため、ペニスは完全に内股の中に埋没してしまっており、そのぷるんとした生足の感触に耐えきれなかったのだ。
「あはは、イッてるよ~!」「すっごいエロいね。気持ちよさそう……」「私たちももうすぐ……きゃあああっ!」
女子たちは集団で脱力し、その場にへたり込んで気を失った。ペニスを太ももで一度でも挟み込んだ娘は、魔族からプレゼントとして極上の快楽を与えられるのだ。
僕はさらに走り出した。階段を降り、昇降口へと向かう。
階段でも、昇降口でも、校庭でも、僕はひっきりなしに誘惑に晒された。水着を着て、その性器部分の布をずらしてツルツルのオンナを見せつける娘。がっしり抱きついてきて下半身をすりつける小学生。いきなりペニスを掴んでヤワヤワ揉みしだく子など、さまざまなあの手この手で誘惑された。
ここで勃起してしまえば、射精させられなければいけなくなる。僕は股間がくすぐったくなってくるのをガマンして、先を急ぐのだった。
「おっと! 逃がさないよ~♩」
「!!」
校門でお姉ちゃんの集団が待ち構えていた。近くにある中学校の制服を、上着だけ着ている。僕よりも格段に成長した、女子中学生の集団だった。
この学校は小学校。その大半は女子児童(ただし他校生徒などを含む)だ。しかし、そこに男子中高生や大人が稀に混じっているのと同じように、この学校を母校とする女子中学生や、大人の女性も(そして先生までも)混じっている。
そんな女性たちがターゲットにしているのは、僕たち小学生男子たちだ。年上の魅力を駆使して誘惑し、少年たちを射精させようと、この学校に侵入してくるのだ。しかしそうした行為はもはや、新法の下では違法ではなくなっているらしい。
彼女たちは、校庭を走る僕を見つけ、先回りして、校門で待ち伏せたのである。
上はブレザーで、中学生っぽさを醸し出していながら、下はブルマ、スパッツ、パンティ姿か、何も身につけておらずツルツルのオンナをさらけ出していた。
クラスメイトのオンナ表面とは、やや形状が異なっているように見える。成長して、より複雑になっているみたいだった。
そんなお姉ちゃんたちが、ざっと僕を取り囲み、あっという間に逃げられない陣形を作った。
絡みついてくる彼女たちの生足は、同級生や6年生とは比べものにならないほど、きめ細かくシコシコしたよい感触なのだった。この年代になると、さらに下腹部は女性的な膨らみを覚え、上半身も、胸が膨らんでより女性らしくなっていくのだった。
僕から見れば、はるかにお姉ちゃんに見える彼女たちは、すでに男の子を籠絡する術を心得ているようだった。
絶妙な指つきで僕の全身をくすぐり、撫でさすり、かわいがってくる。成長した女手は、クラスメイトたちとは比べものにならないくらい、女性的にやわらかくてスベスベしていた。
そんな生足と手が数人分、僕1人めがけて押し寄せている。敵うはずはなかった。
お姉ちゃんのうちの1人は、勃起してしまったペニスを後ろから掴み、シコシコと優しくしごき始めた。
「あ……うあはっ……」
「どう? この年代の男の子って、亀頭オナニーしか知らないから、こうやってしごく気持ちよさ、初めてでしょう?」
僕は先端ばかりをちょみちょみ揉むよりもはるかに心地よい感触に、ガクガク膝を震わせた。見ると、包茎の皮が剥かれては閉じ、剥かれては閉じをくり返している。自分でも見たことのないペニスの亀頭部分が、しごかれる度にピョコピョコ顔を出す。
柔らかい手で包み込まれ、優しくしごかれているだけで、僕は崩れ落ちそうになる。それを周囲のお姉ちゃんたちの太ももがしっかり支えてくれていた。僕よりも太く成長した女の脚が、容赦なく密着して決して離さない。
ちいさな玉袋が、別のお姉ちゃんの手でコチョコチョくすぐられる。気持ちよさがさらに膨らんだ。そうやって全身を撫でさすられながら、僕は一度に高められていく。
「おっと! まだイッちゃだめだよ?」
突然、ペニスから手が離れた。それなのに、心地よさは継続している。
オンナをむき出しにした少女が、立ちバックの格好で、お尻を僕に向けてくる。
「じゃあ、童貞卒業しよっか?」
お姉ちゃんは、ペニス先端をオンナ表面にあてがった。
「ああっ! だめ! まだ早いよぉ!」
僕は腰を引いて、挿入に抵抗したが、周囲の太ももがぐいっと僕の腰を一カ所に固定し、さらに後ろからも羽交い締めにされて、脱出することができなかった。
「さっきは秋帆ちゃんが少年の童貞を奪ったから、この子は私のものね?」
お姉ちゃんは周囲に宣言し、さらに腰を僕の方にゆっくり押しつけてくる。
ぐにゅにゅ。
「うわあっ!」
どくどくどくどく……
根元までねじ込まれたペニスは、お姉ちゃんの膣内で急激に脈打っていく。
オンナの表面だけでなく、それ以上に、内部は熱っぽく、キツい締まり方だった。やわらかなだけではない。どこまでも圧迫するようなお姉ちゃんの膣内の感触、生まれて初めての心地よさに、僕の幼いペニスは敏感に過ぎた。甘美すぎる感触に、考える暇もなく、挿入したと同時に脈打ってしまう。
性に不慣れな男子を射精させることなど、彼女たちにとっては簡単なことだった。ペニスをオンナにねじ込んでしまえば、もうこっちのものだと言わんばかりだった。それだけ、早く頻繁に気絶快感が得られる。だからこそ、小学生男子は狙われやすいのだろうか。
お姉ちゃんたちは一斉に倒れ込む。僕は解放された。
とにかくこれ以上、学校にはいられない。ここから脱出しなければ、それこそ一日中、ドクドクさせられっぱなしになる。何だって、やり過ぎればよくない。昔から、パパに言われていたことだ。
こんなことは、一日一回で十分な気がする。それが、立て続けに何回もでは、どうにかなってしまいかねない。漠然とした不安が残る。
僕は少女たちに見つからないよう、裏路地に入っていった。
しばらく歩くと、もう誰も追ってこないようだった。
街の中は閑散としている。いつもと違う、静かすぎる光景。どこかに違和感がある。もっとも、平日の昼間に街の中にひとりでいたことなんて、これまで一度もなかったけれども、それにしても、奇妙な情景だった。
何かが違う、と思っていたが、その原因にはすぐに気づいた。車がほとんど走っていないのだ。大きめの道路なのに、自動車は滅多に通らない。国道でいつも渋滞するような道なのに、全然車が走っていないんだ。奇妙なまでの静けさの原因は、まさしくこれだった。
車だけではない。近所の店もコンビニも、人の姿が見当たらない。街を歩いている人もいなかった。一体、何が起きているというのだろう。
とにかく、家に帰ってみよう。僕は周囲に警戒しながら、家に帰ってみた。
家の中は誰もいない。パパもママも仕事かな。僕は自分の部屋に戻り、ランドセルが学校に置かれたままであることに気づいた。取りに戻った方がいい? いや、今戻れば、快感の連続に見舞われるに決まっている。それだけは絶対に避けないと。
玄関その他の鍵をしっかりかけ、ジュースを飲んでから、机の椅子に腰掛け、時計のちくちく鳴る秒針の音をしばらく聞いていた。やることがない。家に置いてあった教科書を開いて、書いてあることを読み始めた。勉強なんか好きではなかったけれども、勉強そっちのけになっている学校の状態を見て、かえって僕は教科書を開きたくなったのだ。
どのくらい時間が経っただろう。
時計を見ると、お昼の時間を回っていた。不思議と空腹感は訪れていない。
その時、廊下で物音がした。「!?」僕以外には誰もいないはず。それとも、パパかママが帰ってきたのかな。
僕はおそるおそる自分の部屋から出て、廊下を眺めてみた。誰もいない。ゆっくり、階段を降りてみる。もし、誰かが侵入していたとすれば、物音を立てるのはまずい。それがどんな相手であるかも分からないからだ。パパもママも帰りが遅くなる日があって、そんなときの防犯の意味で、よくよく言い聞かされていたことであった。誰かが尋ねてきても出ない、電話も出ない、戸締まりをしても物音が聞こえたら、物音を立てないこと。
一階にたどり着くと、果たして人の気配がある。そっと、リビングを覗いてみた。
「!!」
自宅のソファーに座っていたのは、見知らぬ少女だった。
上半身は裸で、下はジーンズ半ズボンの可愛らしい女の子だった。彼女が何者であるかは分からない。クラスメイトでも、同じ学校の子でもなかった。あるいは、薬を飲んで若返った女性かも知れなかった。
半ズボンはほとんどパンティと変わらないくらいに露出度が高く、彼女がパンツの代わりに穿いているのかしらとさえ思わせるような、小学生なのに凄艶な雰囲気で、横尻や太ももの付け根付近などのきわどい部分が、完全にあらわとなってしまっているのだった。
一体彼女は、どこから、何のために、僕の家に侵入してきたのだろうか。家中の鍵はしっかりかけていた。それは間違いない。普段から、全部の鍵は把握しているんだ。
とにかく今、彼女に見つかるわけには行かなかった。見つかってしまえばきっと、全身を使って誘惑され、あえなく勃起してしまって、また射精に追い込まれてしまう。これ以上気持ちよくなってしまったら、体に異変を来してしまうかも知れない。それが恐ろしかった。
僕はそっと隣の部屋に行き、音を立てないように鍵を閉めた。そして、日の当たらぬ薄暗い部屋の中で、じっと息を潜めた。この部屋は、普段から家族の物が置いてあるだけで、誰も使っていない、ちいさな部屋だった。
がちゃっ!
「!!?」
玄関の大扉が開く音がした。
そんなバカな……!
玄関の鍵は、真っ先に閉めたはずだ。チェーンもしっかりかけている。どうやっても、外からは開けられるはずがない。パパやママだって開けられないのだ。それなのに、誰かが玄関の扉を開け、ズカズカと廊下を歩く音がする!
足音は2人分あった。リビングの少女が混じったのか、それとも2人が玄関から入ってきたのかは分からない。
僕は閉じこもった部屋で身を潜めながら、彼女たちの出す物音をじっと聞いていた。
複数の足音や物音がリビングから聞こえる。そして、ヒソヒソと何かを話している声が聞こえた。声たちは、間違いなく僕を探しているみたいだった。
彼女たちはリビングを出て、まっすぐ僕の部屋のある二階に上がっていった。今がチャンスかも知れない。そっと外に出て、家から脱出した方がいいのかも知れない。
僕はおそるおそる、部屋から出て、玄関に向けて歩き出した。
「あ! 見つけたぁ!!」
「ああっ!!」
僕はあっさりと、リビングの少女に見つけられてしまった。彼女は、あえて僕の部屋には直行せずに、僕が玄関から脱出する瞬間を捕らえようと、待ち構えていたのだった。
……ということは、二階に上がっていた少女たちは、2人して玄関から入ってきたことになる。彼女たちは、短パンの少女にリビング待機させ、僕の部屋に上がっていったわけだ。
短パン娘の声を聞いて、大急ぎで階段を降りてきたのは、思った通り2人の美少女だった。つまり僕は、3人の女の子に取り囲まれたことになる。
逃げようとしたが、玄関には短パン娘、廊下には2人の美少女がはりつき、僕はその間にあるリビングに逃げ込むしかない。
しかし、言うまでもなく彼女たちは追いかけてくる。さらに僕の逃げ道がふさがれ、僕はリビングの隅に追いやられてしまった。絶体絶命だった。