魔族新法

 


 次に入ってきたのは、下半身裸で、上半身はブラジャーだけという、大人の女性だった。

 すでに女体として完成し、23歳くらいのハリのある肉体を具えている女性は、僕のようなコドモでも見境なく、絶頂の快楽にやみつきになった1人だった。

「見てごらん、ボク?」
お姉さんはそっと、ブラジャーを外した。

「ああ……」
完全に成熟すると、胸ってこんなに大きくなるんだ。初めて見る他人のおっぱいではないけれども、これほど大きな乳房を見るのは初めてだった。

「ねえボク、こんなの、知ってる?」
お姉さんは、萎えたペニスを指先でつまむと、それを自分の乳房の間に挟み込んでしまった。そして両側から自分の手で、お乳を真ん中に寄せ、ぎゅうぎゅうと圧迫してくるのだった。

「ふあっ!」
「どお? 大人の女のおっぱいって、やわらかくって、気持ちいいでしょ?」
「はあっ……はあっ……すごい……」
「もっとイイコトしてあげるから、もっと大きくさせてね。」

 お姉さんはぎゅうぎゅうと強く乳房でペニスを圧迫し、やわらかな包茎ペニスを揉みしだくようにして、胸の肉をぐにぐにとひしゃげさせ続けた。

 程なくして、ペニスは勃起してしまう。精神はよほど疲れているのに、まさか大人のおっぱいに包まれてしまうとは夢にも思わなかったので、初めての感覚に酔いしれ、肉体の反応が先に始まってしまったのだった。

「ね。パイズリって、知ってる?」
お姉さんは、小刻みに乳房を上下させ始めた。
「うあ! やわらかで……気持ちいっ……」
「いいでしょー? おっぱいって大きくってやわらかで……いっぱい射精させられる部分なんだよ~?」
そんなことも初めて知った。

 お姉さんは上下に乳房を揺らして、ペニスを執拗にこすりあげ続けた。さらに左右交互にズリズリして、ペニスをあっちこっちにやわらかく翻弄してくる。大人の大きな乳房に完全に埋没してしまった包茎ペニスは、一体どんな風になっているのか、外側からはまったく見当も付かない。だが、乳房のどの部分も、どこまでもめり込む柔らかさで、ペニスはあちこちに突き刺さるように、肉の中に深く埋没していくことはよく分かった。

 しばらくパイズリが続いた。大人の乳房の心地よい感触に、僕はなすすべもなかった。

 とっくに射精してもおかしくはなかったが、なおも回復が追いついていないのか、なかなか脈打たない。しかしその分だけ、性感は開発され、心地よさが増していく。

 みゅ~んとくすぐったい多幸感がこみ上げる。ああ、もう少しだ、あと何秒かで、僕は最高の射精を迎えるんだ。

 きゅんきゅんとくすぐったい感触が押し寄せる。するとお姉さんのおっぱいが、ひときわ大きく締まり、ひとこすりひとこすり、圧迫しながらペニスを引っ張っていく!

 ビクビクビクン!!

 お姉さんの乳房の中で、激しい律動が始まった。脈打ちはしばらく続く。その間、お姉さんはゆっくりと乳房の肉の感触をペニスに刻みつけ、自分の胸でペニスが脈打っているその振動を愉しんでいるようだった。

 2分くらいして、やっと多幸感と律動が収まってくれた。

「クスクス……ボク? 気持ちよかった?」僕は無言でうなずくしかなかった。

「んあああ!!!」
ついでお姉さんも、ガクガクと全身を震わせて気を失っていった。この人は、小学生でもなりふり構わず、子供でも大人でも性の毒牙にかけるような、見境のない性欲の虜なのか。あるいは、僕くらいの年代の男子を好む女性だったのか。今となっては、それも分からなかった。

 それからも、何人かの美少女が訪れた。僕は精神的には疲れ切っていた。しかし、肉体はすぐに回復し、ついで射精するための準備が股間に整っていく。多くの場合、彼女たちの誘惑に負けて勃起するものの、射精にいたるには時間がかかる、という状態が続く。性欲の回復が一番早く、すぐにでも勃起してしまうのだが、体が射精の準備に入るまでには、やや時間がかかる。その間は、女体に包まれ、犯され、気持ちいい思いをずっとし続ける必要があった。

 射精の準備が整い次第、これでもかと股間にくすぐったい気持ちよさを与えられ続けていたので、すぐに射精が始まってしまう。射精は2,3分続いた。やっと収まった後に、相手の女性はガクガクと震えて気絶してしまう。

 その連続だった。精神的に回復するまでには、射精の準備にかかる時間よりも、はるかに長い時間がかかる。しかし、そんなことはお構いもナシに、女の子たちは次々と僕の部屋を訪れ、勃起させて、射精させる。精神的回復は、まったく追いついていないのだった。

 数時間も経過すると、精神的な疲労はピークに達した。それはじわじわと蓄積され、肉体的な回復を徐々に遅らせていく。射精までの時間も徒に長引いた。

 すると、女体の快楽がそれだけ長く味わわされることになり、射精も無理に絞り出されているような感じになっていく。ますます、精神的な疲れがドッとたまっていく。その繰り返しだった。

 がちゃっ

 また玄関の扉が開いた。ああ……まだまだ、夜中まで、あるいは寝る間もなくずっと、ここで快感に耽り続けていなければならないのだろうか。ほとんど義務的に、セックスが続けられ、半ばうんざりしかけていたけれども、それでも肉体の性欲には勝てず、迫り来る美少女たちにどうすることもできず、またもや勃起を許してしまうのだった。その連続だった。

 しかし、人の気配が、その物音で変わるのだった。寝ていた数人の少女たちが目を覚ます。そして、よろよろと僕の部屋を出て行った。

 帰ってきたのは、パパだった。

 そういえば、彼女たちにはテレパシーのように、男性の情報が送り込まれるんだった。家に男性が1人増えたことで、勢力図が変わり、その情報を受けて、彼女たちは目を覚ましたんだ。

 一斉に部屋から出て行く少女たち。僕は疲れ果て、ぐったりと仰向けに横たわっていた。

 下の階から、女性のあえぎ声が聞こえる。パパもまた……誰かと気持ちよくなっているのだろうか。ママ以外の女性と交わることは、いまや法律的義務になっている。だから、ママもそれを受け入れているし、ママ自身も、きっとどこかで、若い肉体を駆使して絶頂し続けているのだろう。

 しばらく時間が経った。

 僕は起き上がり、下の階の様子を見に行った。

「あっ!」
「おお、いたのか。」

 パパは昨日までのパパじゃなかった。

 かなり若返っている。高校生くらいかな。顔立ちなどはそのままだが、それをすっかり若返らせただけのような存在になっている。パパは外出先で薬を飲んだのだろう。女性に対しては、遺伝子が美化の指令を出す作用もあるけれども、つまりかわいく美しい状態に変化させながら若返らせるのだけれども、男性にはその作用はないらしく、ただ若くなったというだけの姿に思えた。

「どうだい、新しい法律は。」
「うーん……いいんだけど……ちょっと疲れるかな。」
「ほんとうかい? 体は疲れないようにできているはずだけど。」
「うん。体はすぐ回復するし、射精の準備もわりと早いんだけど、なんか精神的に疲れるんだよね。」
「なるほど。それなら……」
パパは事情をいくつか知っているようだった。

 新法律がスタートしてから、男女の集まりやすい場所がある程度決まっているらしい。

 朝から昼にかけては、学校や職場に大勢の男女が集まる。そこでは矢継ぎ早にセックスの宴が行われる。夕方にかけては、駅や電車に人が集まりやすい。夜になると、男性のいる家や部屋に大勢の女の子が押しかけることになる。

 だから、精神的な疲れを回復させたければ、昼間は駅や電車、街中にいればいい。夕方から夜にかけては、学校やオフィスに行けばいい。そこで疲労感を回復させてから、戻ってくれば大丈夫らしい。

「もし疲れているんだったら、これからの時間は、家にはもっと多くの女性が集まってくるだろう。家を出て、学校で休んだらいい。何だったら、学校に泊まってくれば? ただし、早朝には女子が早く登校してくる。日が昇る前に帰ってこい。」

 学校に行く女子にも二層があって、早朝にはすでに登校し、男を待ち構える娘もいれば、僕と同じ時間帯に一緒に登校するグループもある。学校にはその学校の生徒以外にも多くの男女が集ってくるので、宴が疲れるなら、日の出前に家に帰ってくれば、しっかり休めるとのことだった。

「俺はまだまだやれる。だから、これからは家にいる。……出かけるなら、ここに来た女の子は全員、俺が相手するから安心しな。」
「うん。分かった。」

 昼から夕方の時間帯は、家に来る女性も少なめだった。射精してから数分後に1人か2人来る程度だった。しかし、これからの時間は、確実に3人以上に増え、家中が娘だらけになるのだそうだ。

 快感も連続すれば疲れてくる。特に性に不慣れな僕は、その傾向がパパよりも強いみたいだった。

 ママは一晩中、どこかで快楽をむさぼることになるはずなので、ここからは、パパだけがこの家に待機し、娘たちを相手に快感に耽る予定になる。

 僕は風呂に入ってから、学校に出かけることにした。

 湯船を洗い、湯張りのスイッチを押す。15分くらいで、お風呂が沸くのだった。

 その間に、僕を目当てに美少女たちが訪れた。パパを目当てにするお姉ちゃんも増えつつあった。僕が疲れたと言っているので、彼女たち数人を、パパ1人で相手することになった。

 僕は素早く体を洗って湯船に浸かってから、すぐさま外に出ることに決めた。昼間大勢の美少女と交わったので、大勢の汗が全身に混じり合っていた。

「あっ!!」
僕が風呂場に入ると、すでに“先客”たちが待ち構えていた!

「玄関だけが出入り口じゃないんだよ?」
彼女たちは、風呂の窓から侵入してきたのだった。僕が風呂場に来ることをテレパシーで察知した女子小学生たちが3人、全裸で、僕を待ち構えていたのだった。

「体、洗ってあげるね?」
少女たちは一斉に、石鹸を大量に体に塗りたくり始めた。

 泡まみれになっている裸の小学生たち。そのうちの1人は6年生で、2人が5年生だった。

 すり……

「はうっ!?」

 3人は一斉に、僕の体を包み込んだ! にゅるにゅるの体が、周囲をぐるりと取り囲み、しっかりと密着してしまっている。ぬるぬるになった柔肌は、さらにもちもち感をアップさせていて、どこもかしこも滑らかに滑る。

 少しだけお胸の膨らんだ少女と、ツルツルのまっすぐな胸板の持ち主たちは、その自慢の上半身を僕にこすりつけ、なまの手で僕の全身を石鹸洗いしてくれている。さらに、にゅるんとした太ももが、僕の細い両脚に3人分、しっかりと絡みつき、滑りのよいスピードでぬるにゅると滑っていって、下半身をしっかり洗ってくれるのだった。

「ああ~くすぐったくて……やわらかくて……」
「いいきもちでしょう~♩」
「隅々まで洗ってあげるね?」

 女の子たちは、脇の下や手足の指の間なども丹念に洗い上げる。すでに石鹸でこすりあげられていない部分はまったく存在しなくなっていた。ペニスや玉袋、お尻の穴にまで手を伸ばし、こちょこちょとくすぐるように洗い続ける。

 包茎の皮をこじ開けて、内部にまでいたずらな指先がねじ込まれた。裏スジの敏感なところまで、女子たちの手がにゅぐにゅぐとこすりつけられている。

 とっくに勃起をしていたので、彼女たちの内股の間に次々と挟み込まれ、石鹸の滑らかさで、彼女たちが腰を前後させるとにゅるにゅると心地よく滑っていく。

 僕は少女たちの背中やお尻を抱きしめ、手を這わせながら、彼女たちが胸や足、手を駆使して僕を洗ってくれる心地よさに我を忘れた。ぎゅうぎゅうと3人がかりで全身こすり洗いされ、ペニスはひっきりなしに3人の手や太ももやお尻の肉がかわいがってくれる。

 あわや射精かという間際に、彼女たちはシャワーで僕の石鹸を洗い流してくれた。自分たちの泡も落とすと、彼女たちは僕を浴槽へと誘った。

 僕が尻餅をついて浴槽に浸かると、その後ろをみっちり密着してくる少女がいる。彼女は僕の胸を湯船の中で撫でさすって、心地よい湯船をさらに心地よくしてくれた。僕は安心感で、すっかり背中を彼女にあずけ、その胸板にぴったりと密着し寄りかかってしまう。

 すると、6年生の少女が僕の前に入ってきて、ペニスを座位で結合させてきた。向かい合って唇を重ねながら、僕の手を取って、膨らみかけの乳房に這わせてくる。

 ぎゅうぎゅうと締まるオンナは、まだまだ未熟さを残しているけれども、僕の未発達な肌色ペニスを絶頂させるには十分な快感攻撃力を誇っていた。お姉ちゃんは湯船の中で腰を揺り動かし、ペニスをあちこちで締め上げながら、しきりに出し入れ、ペニスをやわらかな器官でしごき続けた。

 3人目の少女はあえて浴槽に浸からず、僕の目の前で股を開いて、オンナを押し広げ、秘められるはずの器官を惜しげもなく見せつけてくる。僕は彼女のツルツルの股間から目が離せなくなった。

 湯船は、僕と2人の美少女で満員状態だった。前後から蠢く女体に、ただただ身を預けるばかりだ。

 後ろの娘の腰が蠢き、やわらかなオンナ表面を、僕のお尻にこすりつけて、快楽を愉しんでいる。シコシコした太ももが、後ろから僕に密着している。

 その上、前方のお姉ちゃんはリズミカルに腰を前後させてペニスをしごきながら、内部では変幻自在な締まりを演出し、ペニスを飽きさせることなくひっきりなしに快感に晒し続けるのだった。

 僕は彼女の乳房を揉み、女になりかけのおっぱいに、さっきパイズリしてくれたお姉さんの乳房を重ね合わせた。

 すでに石鹸攻撃で十分立たされ、感じさせられて、射精直前の多幸感が訪れそうになっていたので、湯船で結合してからは、爆発まですぐだった。

「あうっ……気持ちいい……」
女の子の前後からの攻撃に、僕はつい悩ましい溜息をついた。

 その直後、ペニスは激しい律動を始め、2分くらい絶頂の快感が続いた。女の娘たちは体をくねらせてペニスをさらに悦ばせ、多幸感にあえぐ僕にしっかりしがみついてきた。

「やあん!」「すごいイイっ!」「あああああ!!」
少女たちは、風呂場で何度も絶頂させられ、波のように訪れる次から次への快感になすすべもなかった。

 僕は彼女たちを抱き上げ、着替え場所に運んだ。その裸体を丁寧に拭いてあげてから、その場に座らせた。

 たしかに、これ以上この家に留まるのは危険だ。

 パパが僕の分も、と言っていたが、彼女たちはどこからでも侵入してくる。僕がここにいるかぎり、きっとパパだけでは背負いきれず、あちこちから入ってくる女性たちに翻弄されてしまうだろう。僕がいる分だけ、それだけ多く女の子が訪れることにもなるんだ。

 早く家を出なければ。僕はすぐに外に出て、学校めざして歩き始めた。



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