魔族新法

 


 プシュウウウ……

「!!?」

 天井の穴から、何かガスのようなものが漏れてくる!

 甘い香りのするガスで、吸い込むと頭がくらっとする。少しだけ酩酊に近い状態になった。だが、それにもすぐに慣れて、気を取り直して先に進むことにする。

「ぅ……」

 急に、股間がくすぐったくなってきた。何週間もオナニーを我慢していた時みたいに、きゅんきゅんと股間が甘く疼いてくる。これは……性欲の疼きだ!

 ずっとオナニーを我慢していると、これと同じ状態になる。1人隠れて、密かにペニスを揉んで気持ちよくなり、この性欲のたぎりを抑えていたものだった。それと同じような状態に包まれ、僕は急激に訪れた股間のくすぐったさにうめくばかりだった。

 射精したい。ドクドクしたい。

 そんな思いがどんどん強まってくる。

 ずっと女性を避けて、秘密の地下通路を進んでいたために、体が異性を求めているとでもいうのだろうか。

 ついつい、床のやわらかい絨毯に股間を押しつけ押しつけ、先に進むことになる。その心地よさは、まさに天国だった。

 このまま自分で射精してしまおうか。

 ……いや、だめだ!

 ドクドク脈打ってしまうってことは、それだけ魔族に力を与えることになるんだ。できるだけ快感を抑え、性欲を堪えて、堪え忍ばなければ。射精させられていない状態でしばらく経つと、性欲が強くなるというなら、それこそ狂ったように少女の肉体を追い求めることになってしまう。ここはガマンだ。

 しばらく進むと、「これ以上は疼かない」状態になる。かなりくすぐったくて悩ましい状態だが、それ以上にひどくなることはなかった。

 ……これなら、自分で抜くなどという愚を犯さずに、耐えきれるかも知れない。相変わらず完全に抑えきることまではできないものの、勃起したままではあるけれども、自分でペニスをいじったり、床に押しつけたりはせず、ひたすらガマンして先に進むのだった。

「くすくす……」「!!?」

 突然目の前に、1人の美少女が四つん這いでやってきた。

 しまった! こんなところにも女の子が入り込んでいるなんて!

「今、すっごく射精したいでしょ?」「うぅ……」
僕は後ずさり、その場を脱出しようとした。

「だめだよ逃げちゃ。……ここはね、魔界新法に合わせて作られた新しい施設で、性欲が薄い体質の男性などを対象に、矯正する設備なんだよ?」「なっ……なんだって?」

「分からない? 学校の地下に、魔族の力で、この設備が作られたんだよ。エッチなことを拒絶するような男性の性欲を高めさせて、女の子と気持ちよくなるための、いろんな仕掛けがあるんだよ?」

 うっく……

 女の子は僕と同じくらいの娘だ。全裸で、スベスベの裸体を惜しげもなくさらけ出している。可愛らしい顔つきながら、どこかいたずらっぽい小悪魔の雰囲気だった。長めの髪がサラサラしている。

 性欲がくすぐったく疼いている中で、裸の同年代少女と出会ってしまえば、もう、どうすることもできない。すでにペニスは激しく隆起してしまっており、出会った瞬間に、彼女の方に僕を射精させる「理由」ができあがってしまうんだ。

「この通路ね、男の人が通ると、男性の性欲を増幅させるガスが出てくるんだよ~☆ それをたっぷり吸ってるから、キミのココもギンギンに立ってるよね?」「うああ……」

 そういうことだったのか!

 ここは、体質的に性欲が少ない男性が送り込まれ、その精を搾り取るために、魔族によって建設された地下施設だったんだ。

 そういう施設はいくつかあり、ここは丁度、小学校の地下から神社まで伸びる通路だったのだ。そして、そこには大勢の女の子たちが、そうした男性を抱くために送り込まれている。

 もともとセックスに興味を持ちにくい体質の男性が対象なので、簡単に勃起し射精してしまう僕にとっては、さらに性欲が増幅してしまう魔性の誘惑装置にほかならなかった。

 とにかく逃げなければ。僕はさらに後ずさった。

「!!?」

 背後が壁でふさがれている!?

 さっき通ってきた通路なのに、いつの間にかコンクリートの壁で塞がれていて、元の場所には戻れないようになっていた。

「あははっ♥ この通路は“一方通行”だよ? 前にしか進めないんだぁ。」「そ、そんな……」

 完全に逃げ場を失った。

「見て……」
少女は体育座りをした。僕に対して横向きだ。そのため、横尻や太もも、脇の下がしっかり見せつけられている。奥の方の脚を崩すと、オンナ表面がちらっと見えてきわどい。

 僕が逃げられないことを分かりきっている少女は、体勢を変え、僕の下にするりと潜り込んできた! すべすべの肌が下から僕を持ち上げてくる。むにっとしたみずみずしい肌触りが、僕に密着した。

 何週間もオナニーしていないのと同じ疼きがあるところで、裸の少女が下から僕に抱きついてくる。これをガマンするのは到底ムリな話だった。

「あうぅ……」僕はいたたまれなくなり、彼女を上からギュッと抱きしめ、ペニスをオンナ周辺にこすりつけた。

 ああ……いい気持ちだ……

 ペニスを押しつける度に、やわらかく押し返してくる弾力に酔いしれた。密着する上半身と、スベスベの少女の太ももが僕の脚を滑っていくたびにゾクゾク感じさせられてしまう。

 僕は狙いを定め、ぐっと腰を落とした。彼女の方も腰を上げてオンナ表面を差し出してくる。ペニスはどんどん、中に入っていくのだった。

「うはっ!!」

 どくどくどく!

 入れた瞬間、たまらなくなり、僕は射精を始めてしまう。

 脈打ちがなかなか収まらず、その間、女の子はゆっくり腰を上下させてペニスを出し入れさせてくれた。最後の脈打ちまで、少女は腰を動かし続けた。

「よっぽどたまってたんだね☆ どお? 気持ちよかった? ……ああっわたしも来るッ!!!」

 女の子は仰向けのまま、気を失ってしまう。

「はあっ……はあっ……」

 ガスが噴き出し続けている。性欲が急激によみがえり、さらに急ピッチで、射精できる身体に修復されていく。

 先に進むしかない。僕はさらに、出口を求めて前に進んだ。

「ねーエッチしよ♩」
別の女の子が僕の前に現れた。ショートカットだが、やや大人びた娘だった。彼女も全裸で、すぐに挿入ができる体勢が整っている。

「ああ……」
僕は彼女の上に乗り、すぐさま正常位で結合した。何かに突き動かされているように、本能のまま逆らうことができなかった。

 うう……ま、負けてたまるか。

 僕は歯を食いしばって、オンナの快感にガマンを重ねた。

「あれれ? ガマンしてる~。じゃあ、こんなコトしちゃう!」

 ぎゅうう!

 少女は僕のペニスをきつく締めた。「んあ……」僕は少女の頭部を抱きしめて、ゆっくりと腰を上下させ、キツいオンナの締まりに耐えた。

 出し入れする度に、あの多幸感がどんどん強くなっていく。これ以上出し入れしたら、オンナの感触にガマンできず、射精してしまうかも知れない。僕は思わず、腰の動きを止めてしまった。

「だぁめ。」
女の子は下から腰を突き上げて、僕の体を跳ね上げるようにして、無理にでもピストンさせようとしてきた。

「うああ! だめっ……やめ……」
心地よさが股間から全身にきゅ~んと拡がっていく。「あぐっ!」僕はまたもや、女の子の膣内でペニスを律動させてしまった。

「あははっ、ビクビクしてる~。脈打ってるの、私の中で感じてるよ。いい気持ち……」

 やっと射精の律動が終ったら、少女はガクガク体を震わせ、短く叫んで気を失った。

 それでも僕に休む暇は与えられない。

 少しだけ進んだところに、中学生と思われる少し胸の膨らんだお姉ちゃんがいた。彼女もすぐさま僕の下に潜り込んで、萎えかけたペニスをオンナ表面でこすりあげてきた。

 やわらかい乳房を顔面に受けながら、僕は勃起しないよう、腰を浮かせて対抗した。だが、すでにペニス先端はオンナ表面の餌食になってしまっており、お姉ちゃんの吸い付くような全身の肌触りに下から抱きしめられ、いつまでも抵抗し続けることはできなかった。

 シコシコした生足が、つるつると僕の下半身を滑っていく。同世代とはひと味違う、滑らかで女性的な太ももの感触だった。

 下からぎゅっと抱きつかれて蠢かれると、そのムギュッとした弾力に耐えきれず、また、性欲を増幅するガスを吸ってしまっているせいで、すぐさまペニスは悩ましく反応してしまう。

 勃起したのを確認すると、お姉ちゃんはすかさず、腰をぐいっと突き上げて、ペニスをオンナに飲み込んでしまった。

 ぎゅうぎゅうと膣が締まる。「イイでしょう? お姉ちゃんの中で、イッちゃっていいよ?」「あうっ!」

 お姉ちゃんはすでに、大勢のペニスを射精させ続けているらしく、腰の動きもこなれたものだった。リズミカルに腰が上下すると、上手にペニスがオンナ内部でぎゅうぎゅうとしごかれてしまう。

 耐えなければ……ガマンしなければ……

 射精し続けていたので、多少は回復に手間取っているのだろう、なんとか一瞬で爆発するという事態には陥らずに済んでいた。しかし、次の射精も時間の問題だ。お姉ちゃんのカラダはどこもかしこも触り心地よく、出っ張るところが出っ張っていて、とてもやわらかで心地よいものだった。特にその太ももが絶品だし、発達した膣内はすでに何本ものペニスをドクドクさせてきている熟練の器官だ。

 お姉ちゃんは可愛らしい顔で微笑みかけてきた。そしてきゅ~んと強くペニスを締め上げた!

 ビクン! びくんびくんびくん……

 あっさり脈打ちが始まってしまう。2分ほど続く多幸感に、頭が空っぽになってしまった。
「ねーえ……わたしの体、どうだった?」少し経って、「うあっ……すごい……気持ちいいっ!」
お姉ちゃんも程なくして、絶頂を迎えた。

 さらに先に進むと、すぐに別の少女が現れる。やっぱり15歳くらいのお姉ちゃんだった。彼女も年下の僕を受け入れるべく、僕を上に乗せてくるのだった。

 しばらくむぎゅむぎゅ、すりすりしていると、だんだん全身の心地よさに性欲が負けてしまう。中学生にしては大きく膨らんだ乳房は絶品の柔らかさだった。

 勃起してしまうやいなや、すぐに正常位挿入天国が待ち構えていた。お姉ちゃんも腰を左右上下に揺らしてきて、下からペニスを出し入れさせつつ、ぎゅみぎゅみと強くペニスを締め付ける!

「あふうっ……やめてえ……」
僕より背の高い少女の乳房に顔を埋めながら、しかし体の力は入らず、腰にどんどん突きつけられる膣快感が全身へと波上に拡がっていくのだった。

 ダイレクトにペニスに伝わってくるヒダと締め付けが、発達した生足の感触が、僕をどんどん高めていく。

 射精したら、魔族がパワーアップしちゃう。そう思ってぐっと快楽を堪えようとするが、お姉ちゃんのオンナはそれを容赦なくはねのけて、ペニスを悦ばせ、射精させようともぐもぐ蠢いていた。

 どくどくどく!

 まだまだ絞り足りないといわんばかりに、年上のオンナが小さなペニスを無理にでも律動させ続けた。「えらいねー、よくがんばったねー……くすくす」

 そのあとで、彼女も気絶していった。

 まだまだ女の子はたくさん待ち構えていた。十秒も経たないうちに、次の戦いが始められる。そして結局性欲に負けて勃起し、正常位に持ち込まれて、ごく短時間で射精させられてしまった。

 それでも進むしかない。僕は小中学生連続正常位の天国にまみれながら、少女たちの体を乗っかり乗っかり、そのつどドクドクと快感に脈打った。

 少女たちの中には、金髪の、お人形さんみたいな西洋少女も混じっていた。そんな娘に出会うと、さらにペニスは正常位で瞬殺されてしまうのだった。

 突き進む時間や、勃起するまで抱き合って密着する時間よりも、勃起してから結合する時間や、多幸感を感じて射精する時間の方が、ずっと長くなっていた。ものの数秒で次の女の子に出会い、一分くらいで勃起、結合に持ち込まれる。

 射精の準備が間に合わずに、二,三分は射精せず、その間じゅうきつく締め付けるオンナに翻弄される。どんなにがんばってガマンしても、じわりと高まる射精感は抑えられず、いざ射精が始まると二分以上は射精し続けてしまう。

 射精が終って少女が気絶、さらに数歩先に行くと、もう次の美少女が待ち構えている。何時間も、そんなことが続けられた。ここまでされてしまえば、性欲不全の男性であっても、しこたま精を搾り取られてしまうはずである。まして僕はその程度が激しい。

 彼女たちは必ず正常位に持ち込む。天井が低いこの通路では、複雑な体位は採れないからだ。僕が逃げようと腰を浮かせても、彼女たちは容赦なく下から腰を持ち上げて、どうあっても根元までペニスをオンナにおさめなければ気が済まなかった。

 年下から年上まで、バリエーション豊かに迫ってくる少女たち。未熟なオンナから発達したオンナに切り替えられ、また未熟なオンナに戻って……これをくり返されると、そのつど個性のある膣の新鮮さに、快感もひとしおなのだった。いつまで経っても、慣れたり飽きたりすることがない。

 いったい、何人の少女の上を通過していっただろう。数え切れないくらいに射精してしまっていた。


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