呪いのエロビデオ 後編

 

 

 15分が経過した。すると、娘達も飽きて来たのか、段々動くようになって来た。背伸びしたり、隣の子と異国の言葉でおしゃべりしたり。歩き出す娘もいた。

 こうして、15分を境に、彼女達は思い思いに動き始めた。あっちに歩いたりこっちに歩いたり、座ったり立ったり、回転したり踊ったり。でも約束通り決して半径一メートルの円の中には入って来なかった。

 今までは彼女達の前半分を動かないまま見つめていた。ふくよかな胸や毛のないアソコは魅力的だったけど、それでも暫く見ているだけだと、それも一心不乱に精神統一していると、段々慣れて来る。まるで精巧な彫刻を見ているような気分で、残り15分なら乗り越えられるかもしれないと思い始めていた矢先だった。

 しかし今は、僕の視線がまるで美術品を見るように変わって来たのを察知してか、あちこちに動いている。お尻や背中が見えたり、座った時にオンナが丸見えになったり、わきの下も魅力的だ。何より、動きがある事で、柔らかい肉の柔軟な動きを見せ付けられるのだった。

 ペニスはどんどん反応し続けている。

 「ちょ、ちょっとストップ、タイム!動くのはずるいよ!只でさえ不利なのに、動かずに元のポジションにいてよ!フェアじゃないよ。」

 「何を言っている。生物は動くのが当たり前ではないか。私達は彫刻ではなく、生身のおんなである。約束はさっきから果たしている。円の中には決して入らない。まだ要求するのなら、お前も対価を出せ。」

 「対価って…、何を出すんだ。僕は裸はだしで、何もない。」

 「動かぬ代わりに、娘を一人、お前の背中に貼り付けよう。もちろん背中の娘も、お前の背中に胸を押し付けて、太ももをお前の太ももに絡めたまま、微動だにせぬ。それを受け入れればお前の要求通り私達は動かないでいよう。」

 娘達が動くのを見ているか、娘達は動かないでその代わり誰かが僕を背中から抱き締める…か。どちらかを選ぶのだな。答えは明らかだ。若い女の感触を直接後ろに感じたら、その上大勢の若い娘のおっぱいを見続けたら、ペニスはあっさり勃起してしまうだろう。

 「動いていてもいいから近づくな。」「分かった。では目を閉じよ。興奮を鎮め、そこから再スタートする。残りは10分だ。」「あぁ。」

 僕は目を閉じ、精神集中して、元の世界に戻る事だけを考えた。暫くすると、興奮も収まって来た。「では再開しよう。」僕は目を開けた。

 「!!!!」

 娘達は、二人一組、あるいは三人一組になって、互いに抱き合っている。そして、お互いの胸や陰部を手でまさぐりあったり、オンナどうしを擦りつけたり、乳首を触れ合わせたりしていた。数百人分の集団レズプレイが音もなく始まっていた。一人で自分のオンナをまさぐって腰をくねらせている娘もいた。あえぎ声を彼女達が出さないのは、視覚に訴えるだけのルールだから。

 「す、ストップストップ!」「なにか?」

 「レズも禁止だ!そんなあからさまにセックスを示唆するような行為はダメ!」「では対価を。」「また背中に女の子を貼り付けるのか?それとも前後から挟むのか!」自分の言葉に興奮してしまう。

 「対価は、こちらの行動を制限するにふさわしいものでなければならぬ。背中に娘を押し付ける程度の対価では私達にとってフェアではない。」「じゃあ、どうするんだよ。」なんとしても、レズプレイを見せ付けられるのだけは避けたかった。

 「では、お前の年齢を10年、若返らせよう。それが対価だ。女を知らず、異性に興味津々な、それでいて一日に三回以上オナニーしても平気でいられたあの頃の、若くて体力のある少年の頃に戻そう。」

 こ、これは悩み所だ。たしかにあの頃は、アイドルのグラビアでちょっとおへそが見えていただけでも興奮し、オナニーも沢山できたし、ちょっとした事で勃起しては放出できるだけの体力と「早さ」があった。性的に未熟だから、クラスメイトのスカートがめくれたのを見て何日でもオカズにできる位、女に耐性がなかった。

 今の段階なら、あっさり勃起しないだけの性感への慣れもあるけど、10年前の少年時代はそうは行かない。半ズボンやミニスカの女性が隣に密着してイスに座っただけでも、ペニスはギンギンになってしまい、隠すのに必死だった。

 少年に戻るという事は、大勢の裸の娘達を見るだけで立ってしまう恐れが十分にあった。だが、今の状態でも濃厚なレズプレイをしかも沢山見せ付けられたら、間違いなく勃起は避けられない。

 とにかく今の状況を避ければまだ活路はあるかも知れない。

 「分かった。若返る方を選ぶよ。その代わり前を向いただけで動かないでくれよ。」「何を言う。私達で慰めあうのを止める対価が若返る事、動かない対価は密着だ。お前の要求を全部呑むなら、お前は10歳若返って思春期真っ盛りの状態で金髪グラマーに背中から抱かれるのだ。」「そんな…」

 そうなるともうダメだ。少年が裸の女に後ろから抱きしめられたら、その瞬間ペニスは反り返ってしまう。同級生の生足が隣に密着しただけでギンギンになってしまうのに、全裸の女性が全裸の少年に後ろから抱き付こうものなら、それだけでアウトだ。

 「…分かったよ、若返って、君達は自由に動ける(ただし距離は開けて)。それで行こう。」「承知した。では後10分、用意ができたら再開する。」

 僕は目を閉じ、再び精神を集中した。でもなかなか興奮は収まらない。

 「あのさあ。一回抜いてもいい?さっきからルール調整とかで押さえが利かなくなってるから、振り出しに戻したいんだけど。」「よかろう。私達を見て自分で慰めるがよい。その代わりに時間は元の30分になる。後…」「それでいいよ。」

 目を開けると、体がジワジワと熱くなって来た。奥からエネルギーが漲って来る感じだ。僕は10歳若返っていた。

 思った通り、大勢の全裸の女性を見て、あっという間にペニスがいきり立ってしまった。僕は自分のペニスを握り締めた。未熟な一物は、包皮にくるまれていた。

 「え、これは一体…」「話は最後まで聞けばよかったのに。感じやすいように、お前は包茎になった。」「なんだってー!(AA略)」「一度射精して置くと言う事は、それだけお前は有利になる。それだけの対価はキッチリ出して貰う。」「そんな!」「お前はもうその条件に了承してしまった。後戻りはできない。」

 なんてこった。たしかに、「後」って言いかけてた気がする。完全に失敗だ。

 でも、皮カムリになったからといって、勃起の精神力には多分影響はない。それに、ペニスをしごいていると皮も剥けて来て、亀頭が丸出しになった。セックスに支障がないように、一応剥く事はできるみたいだ。火星という訳か。

 それにしても、大勢の全裸の女性の真ん中で、彼女達を見ながらオナニーしてるんだ。目に飛び込んで来るのはふくよかな女体だらけ。オカズは十分過ぎるほどあった。あっという間に、僕は赤い絨毯に精液を振りかけたのだった。

 「ではこれより30分だ。」こうして彼女達はまた思い思いに動き出した。

 …。女性に対する耐性が著しく落ちた状態で、裸の女体の群を見せ付けられてる。普通だったら一発抜いてもまたすぐに勃起する所だ。なにしろ下着姿の写真を見ただけでたまらなく興奮するような未熟さだ。それなのに、目の前で全裸の娘達が蠢いているのだ。欲望に取り付かれていれば、たちまち勃起し、一目散に女体の群に飛び込んで行っただろう。

 でも、今は試練の時。勃起したら負けの勝負所だ。気合を入れて、揺れるバストを見ながら、三角関数の定理なんかを一生懸命に考えたりして、欲望を振り払って誘惑に堪え続けた。

 毛のないオンナの群は美しい幾何学模様を描いて、その三角形は男根を飲み込もうと待ち構えている。

 いや、そっちに思考を向けてはいけない!サイン!コサイン!タンジェント!催淫、交尾サイン、立っちゃった…いやいや、そんな風に思考を結びつけちゃだめだ!歴史だ、1192作ろう鎌倉幕府、いい子を作ろうカマホリ幕府…イカンイカン!

 女性を見るのにも慣れていない若い精神と肉体は、蠢く丸みを帯びたキレイな体に囲まれ、どんどん魅惑されて行く。

 全身に力を入れ、神経を集中させ、おんなの魅力的な誘惑に抵抗し続けた。

 娘達は、僕をじっと見つめながら、あちこちに歩き回ったりヒンズースクワットを始めたりした。立ったり座ったりする度に大事な部分が丸見えになる。

 僕は、段々娘達の動きに統一性が見られるのに気づいた。最初の内は思い思いに勝手に動き回っていたのが、統率の取れた動きに変わって来ている。

 それは無造作な動きというより、ダンスに近くなっていた。ある娘達は両手を上に伸ばし、わきの下を見せながら腰をくねらせ回転させる。そのゆっくり滑らかな動きで、腰周りのふくらみがぐにぐにと震えている。

 前向きに腰を動かす娘もいれば後ろ向きの子もいた。後ろ向きのふっくら突き出たお尻が腰の回転に合わせて臀部の肉をつぶれさせたりする。柔らかそうに蠢くお尻が僕を悩殺して行く。

 また別の娘のグループは同じような格好でカーニバルのダンスのように激しく腰を回転させたり左右に揺らしたりして来た。時折後ろを向いて、腰を巧みに前後に震わせると、ぷるるんと臀部の肉が波打って震えた。

 バレリーナにように足を開いてクルクル回る娘、リンボーダンスのように両足を開いて上半身を後ろに倒す娘、逆立ちして両足を広げ、新体操のようにオンナをぱっくり開く娘、蝶の舞のようにゆっくり動く娘。

 集団で並んで、息を合わせて風車のように回るマスゲームもあった。また組み体操のように女体の塊と化すグループもあった。

 娘達が飛び跳ねる度に、おっぱいが上下にブルンブルンと揺れている。モデルのようにキリッと歩いて近づいては90度踵を返して歩き去って行く姿もりりしかった。ブレイクダンスのような激しい動きをする子もいればフラダンスのようななまめかしい動きをする集団もある。

 どの娘も、僕を勃起させようと懸命に動いている。勃起させる事だけが今の彼女達の使命であるかのように一心不乱に僕めがけて自分の肉体を駆使して誘惑して来るのだった。

 若すぎる少年の肉体は、ここまで見せ付けられて反応せずにいられる筈がなかった。

 「うあああ、タンマタンマ!ちょっ…ダメ…」僕は思わず前かがみになって股間を押さえる。ペニスは自分の意思と無関係にどんどん大きさを増している。力を入れてどうにかなるものではなかった。

 ふと思いついて、僕はペニスを力いっぱい握り締めた。「イテェ!」激痛がペニスを襲い、興奮を少し和らげた。

 そのとたん、二人の娘が半径一メートルの壁を破って僕の両側に走りこみ、僕の手を片手ずつ掴んで引き伸ばした。彼女達の両手に力が入り、僕の手はガッチリ掴まれてしまった。

 「ちょっ!近付かない約束だろ!」「自身に痛みを与えて萎えさせるのはフェアではない。卑怯な手段を使ったからペナルティを与える。お前の両手は両側の娘が固定する。」「そんな!」

 娘二人は僕のひじをその胸に抱き寄せ、がっしりとホールドした。ひじから手のひらまでおっぱいの柔らかくてむっちりした感触が伝わって来る。

 それに合わせて、動き回っていた娘達は運動やダンスをやめ、みな体育ずわりをして僕のペニスを見つめた。そのひざの上に各々の双山を乗せていた。今にもペニスを挟み込もうと待ち構えているみたいだ。

 彼女達はもう勝利を確信していた。手に押し付けられるスベスベの女体の感触だけで、若い体は過敏に反応して行ったからだ。僕はもう半立ちになっていた。わずかに動く両側の娘の動きが、新たな刺激となってさらに僕を興奮させた。

 「あっ!だめえ!」僕は腰を思いっきり引いた。手で股間を隠そうとしてもその両手は女の子に固定されてしまっている。腰を引いても、ペニスは娘達に丸見えで、それがむくむくと自動的に蠢いて膨張している過程が曝け出された。

 もうダメだ、立ってしまうぅ…

 その時、目の前にいた数人の娘が立ち上がり、胸の下に手をやって自分のオッパイを抱きかかえ持ち上げながら、腰を妖しくくねらせ、回転させて来た。勃起の為の最後の仕上げだった。

 僕は力いっぱい両腕の娘を振り払い、その場にオネエ座りをした。股間は80%立ちのまま僕の手に覆われた。

 その行為は娘達にとってフェアではなかったらしい。腰をくねらせていた数人の娘達は僕の目の前にまで迫って来て、僕の視界いっぱいに取り囲んで、腰を回転させて来た。僕の目の前で、ツルツルのオンナやお尻が妖しくゆっくり回転している!

 それを目の当たりにさせられ、僕は完全に勃起してしまった。手に力を入れてペニスを押さえつけようと必死になったが、もう興奮は収まらなかった。

 さっきまで両側にいた娘に加えて、後ろから応援に来た娘達が、ムリヤリ僕の手をペニスから引き剥がした。すると、若々しい僕の太ももの付け根から、亀頭を覗かせて反り返るペニスが露になった。

 「わぁ…」一気に歓声が波紋のように広がる。「うぅ…」僕は敗北感に包まれて呻いた。

 「よし。これで私達の勝ちだ。安心するがいい。苦痛はない。永遠の快感だけだ。」

 「くっそ!」僕は力強く立ち上がり、若いエネルギーに満ちて走り出した。娘のオッパイを突き倒して、女達の間を縫いながら、奥に見える窓をめがけて走り出した。とにかく何がなんでも逃げなければ!

 だが、ちょっと走り出しただけで、娘達が押し寄せ、女体の壁に阻まれ、そのまま僕は彼女達に捕まってしまった。

 娘達は、そのみずみずしい体を少年にグイグイ押し付けた。またその体を前後左右からぶつけ、こすり付けて行った。あちこちから、オッパイやおなか、お尻や太ももが、スベスベと僕の体をこすり抜けて行く。

 あちこちからスリスリされる刺激で、僕はどんどん脱力して行き、また逃げようという意思を殺がれて行った。段々快感に溺れて行くのが分かった。このままではいけないと思いながら、女体にまったく耐性のない体に大勢の全裸が押し付けられ、理性はどんどん奪われて行くのだった。もう止められなかった。

 僕は女体にもみくちゃにされ、全身に感じるもち肌の感触にペニスが過敏に反応している。

 誰かの柔らかい手が後ろから伸び、両手で僕のペニスを掴んだ。その両手に誘導され、後ろを向いた別の娘のお尻に亀頭が押し付けられる。オッパイと同じようにめり込んで行く臀部の肉の圧力と根元を握り締めるしなやかな指先が僕をあっという間に高めた。

 「んあっ!」僕は娘のお尻に白濁液を振りかけた。後ろから握り締めている細い指が力強く根元をしごき、それが射精量を増やし、臀部はあっという間にヌルヌルが広がって行った。

 だが、復讐の為の呪縛はまだ終わらない。僕は射精したのに、勃起がまったく収まらない。それは僕が若くて感じやすい体になっているからだけじゃない。いくら射精しても、決して疲れたり衰えたりする事もなく、また女体に慣れる事も決してなく、いつまでも永遠に初めての時のような新鮮な快楽に浸れるように、この肉体が改造されているのだ。

 別の娘が僕の股間にお尻を押し付けて来た。ペニスはお尻の間に挟まれ、娘が巧みに腰を上下させるとパイズリみたいにペニスが臀部の肉でしごかれる。後ろから別の娘が玉袋を揉み、優しくサポートして来た。それに合わせて全身に何本もの手が伸び、僕の体中をさすった。時折横からムチムチの太ももがこすりつけられる。

 娘のお尻のワレメの上に、さっきと同じ濃厚な白濁液が花咲いた。

 その娘が離れると、たちまちペニスの周りにも何本もの手が纏わり付き、激しくしごかれたり優しく揉まれたりした。娘達の手があっという間にヌルヌルになった。

 次は二人が僕の前にひざまづき、両側から亀頭を中心に舐め回された。後ろからしがみ付いて来る娘が、自分のオッパイを僕の背中で泳がせている。二人仲良く顔射を味わって、フェラチオ娘が離れた。

 すかさず巨乳の白人女性が僕のペニスをその胸に挟み、尿道の辺りを舌先でつつきながらふくよかな胸を押し付けたり激しく上下させたり、左右交互に弄んだりして来た。またあっという間に、谷間を白く濡らした。

 何度抜かれても、まるでセックス経験のない少年がいきなり強烈な快感攻撃に始めて晒された時みたいに、あっという間にイッてしまうのだった。もちろんペニスが萎える事はない。疲れる事も飽きる事もなかった。

 だが、あまりにも矢継ぎ早に射精し続ける自分が怖くなっていた。体の震えが止まらない。

 「…。まだ信じられないのか。」リーダー格の女性が僕のペニスに触れた。するとたちまち僕の亀頭は包皮にくるまれてしまった。「暫く続ければ恐怖もなくなるであろう。」

 そう言うと彼女は、包茎になった僕のペニスを右手に包み込んだ。ペニスはさっきの半分位の大きさに縮んでいるが、これで十分勃起状態なのだった。

 「私は、皮をかむった男根をジワジワといたぶるのが趣味なのだ。」

 彼女は親指と人差し指で皮の先をつまみ、指の腹で優しく皮の先を揉んで来た。亀頭の感度はさっきよりも格段に上がっており、それだけで僕は全身に広がるくすぐったさに悶えるのだった。

 不意に彼女は指の動きを止める。射精感がこみ上げていたが、それが止まってしまった。

 暫くしてまた彼女は指を動かして来た。するとまた性感が高まり、イキそうになる。が、イク寸前で動きは止まり、発射させてくれなかった。

 亀頭の部分をくすぐっては止め、止めてはくすぐってを繰り返した。段々イキそうになって指が止まるまでの間隔が短くなって来た。

 彼女は僕の後ろに回り込み、今度は左手で皮の先をつまみながら、右手はペニス全体をじわりと包み込んだ。左手に力が込められる。体の奥からじわじわと快感が広がって行く。僕は思わず腰を引いて上半身をかがめたが、彼女は離してくれなかった。

 「…お前も、子供の頃はこうしていたのだろう?それを思い出すのだ。そしてその頃女の人にこうされたいと思っていたのが、今実現してるのだ。」

 その通りだった。改めてその願望を聞かされ、興奮はさらに高まる。快感に耐え切れなくなり、僕は腰を回転させるようにくねらせた。腰の動きに合わせて、女性のスベスベの手がペニスをこねくり回す格好になる。

 「ふううっ!」僕はリーダー格の女性の手でジワジワといたぶられて発射した。さっきまでのパイズリのような激しい動きとは違って、刺激自体は大した事がなかったのに、只ペニスを握り締められていただけなのに、そのしっとりした動きに果ててしまった。

 彼女が手を離すと、ペニスはまた元の形と大きさを取り戻してた。

 また饗宴が始まる。ペニスは、若い娘達のわきの下や太ももやお尻やオッパイ、頬と肩の間や首筋にまで次々に挟みこまれ、その柔らかい圧迫だけで高められてしまった。さっきのリーダー格の娘に抜かれた時、その感度だけは元に戻して貰えなかったのだ。

 その手のひらに強く握り締められて発射。手の甲が亀頭をスリスリと刺激して発射。執拗に亀頭が丸顔の女の子のほっぺにほお擦りされて発射。根元から飲み込まれ口の中で締め付けられて発射。亀頭が内頬に押し付けられて射精。


 何度発射しても、僕は衰えなかった。感度が良好になって、あっという間に抜かれてしまっても、疲れもしない。生体エネルギーでも吸い取られているかとも思ったが、その気配さえない。

 次は僕にも動くように指示された。

 仰向けに寝ている娘の上に乗っかり、僕はその女体の上で自分の体を前後にゆすり、こすり付けた。彼女も胸を突き出したり太ももをスリスリさせて僕に密着して来る。その両腕は僕の首に回ったり背中をさすったりして来た。僕の上半身は娘の胸をぐにゃりと潰し、そのオッパイに一心不乱に上半身を押し付けながらこねくり回す。ペニスはオンナやおなかを這い回り、そのスベスベの感触に刺激されて高められて行く。娘を強く抱きしめたまま僕はイッた。

 その隣に、今度はうつぶせになった娘が待っていた。僕は娘の上に乗り、さっきと同じように体を前後に擦り始めた。今度は上半身はオンナの背中を這い回る。そしてペニスは臀部に押し付けられる。彼女は腰を上下に揺り動かし、蠢かせて、ペニスを圧迫する。僕は彼女の髪のニオイを嗅ぎながら、強くペニスをお尻に押し付けてイッた。

 次は横向きに寝ている娘と抱き合った。太ももをお互いの足の間に挟み込み、上半身は抱き合ったまましっかり固定して、唇を合わせた。お互いの太ももがスリスリとこすれあう。ペニスはむっちりした太ももに刺激され、そのまま彼女の足に放出する。

 次々に待ち構える娘に抱き付き、一心不乱に腰を振ってペニスを刺激し、どんどん射精して行った。

 今度は、僕は仰向けに寝るよう指示された。僕の上にグラマーな女性達が覆いかぶさって来た。その体はローションのようにヌルヌルしていて、滑らかに僕の体を滑って行く。ペニスごと全身にヌルヌルの女体が這い回って行く。

 変わりばんこに次々とローション女性が僕の上に乗って、にゅるにゅると滑って行く。「何人堪えられるかな」と声が聞こえた。

 十数人目で僕はグラマー美女のおなかめがけて精液を噴射する。

 次に僕はローション女性の上に寝るよう指示された。娘を抱きしめると新鮮な快感がまた送り込まれる。するとすぐに、上から別のローション女性が僕の背中に自分の胸を押し付け、ヌルヌルと這い回らせて来た。

 上下サンドイッチ状態になり、女体に挟まれたまま、上下で蠢かれ、体中が揉みしだかれて発射する。

 次々交代で、うつ伏せになったり仰向けになったりしながら、同じようなサンドイッチ攻撃によって何度も噴射した。時々後ろから玉袋やお尻の穴、ペニス自体が手で刺激されたりもして、射精を助けられた。

 体中がローションでヌルヌルになってしまい、もはやローションを塗っていない女性と肌を合わせても快感が倍増するようになっていた。まるで僕の汗自体がローションであるかのように、ヌルヌル感は体に染み付いて取れなくなった。

 それにしてもこんなに敏感になるとは。10歳若返ったのは失敗だったかも知れない。

 「言って置くが、宴は永遠だ。まだ前戯の域を出ていない。そんな感度で、何よりも強烈な刺激となるココを入れたら、一体どうなるか…」

 たしかに、ここまでされても僕はまだ一度も挿入していない。また恐怖感がぶり返す。

 「500年分の欲求不満を、すべて解消させてもらうぞ。それが後世の者への私達の復讐だ。」

 僕はもうエッチな事しか考えられなくなっていた。ここからが本番というのか…

 胡坐をかいて座るように命じられる。言われた通りにすると、あのリーダー格の女性が目の前に立ち裸った。真っ白なオンナが目の前に迫る。

 彼女は腰を下ろし、目線を僕に合わせた。長いキスをする。その後彼女は僕に跨り、座位で結合しようとした。

 むち。亀頭がオンナに圧迫される。さらに腰が下がるにつれて、亀頭はどんどん飲み込まれて行った。

 「うあ!だめ!やめてえ!」僕は思わず叫んでしまった。そして次の瞬間、射精を止められずに白濁液を放出した。「…まだ先を入れたばかりなのに。だが、それもいい。」

 どんどんペニスがオンナに飲み込まれ、ついに完全に結合させられてしまった。みっちりと圧迫され、また射精する。

 彼女と座位で抱き合ったまま密着する。彼女はまったく動かなかったが、ジワジワと締め付けて来る軽い蠢きだけで、僕を高めるに十分だった。僕は彼女と抱き合ったまま、動く事もできずにまたイッた。

 彼女はまったく動く事無く、呼吸や小さな体の動きだけの微妙な蠢きによって、僕を高め、射精させた。これが彼女の楽しみなのだ。数回射精すると、彼女は離れてくれた。

 「さて。さっきみたいな射精頻度ではこれからの宴で娘達を満足させる事はできまい。細工させてもらったぞ。お前はこれから、さっきまでの饗宴と同じような動きをするのだ。ただし、発射が許されるのは、その娘が満足した暁だ。」

 僕はまた数人の娘に手コキされ、高められた。が、今度は簡単にはイかなかった。ひとしきりしごかれた後、一人のスレンダーな子が仰向けに僕の目の前に寝転がった。僕は彼女の上に乗り、正常位でペニスを挿入した。腰を必死で上下させ、彼女を高めてあげる。ペニスは衰える事もなく、ギリギリまで高められ続けるが、今度は射精できない。

 射精寸前の、体中が奥からくすぐったい快感に満たされている感じはあるのに、どこかその一歩先が押さえつけられている。

 僕は腰を懸命に動かし、イキたくて必死に彼女を責めた。やがてスレンダーな美少女は絶頂を迎えた。すると禁を解かれたように、溜まりに溜まった精液がどっさり彼女の中に全部注がれた。

 相手がイクまで、こちらの射精はお預けという訳だ。

 ローション女達にサンドイッチにされながら、僕は腰を突き動かしたり回転させたりして責める。感度は良好なままで、あっという間にこちらは高められるのに、相手がイクまでは褒美の射精は貰えない。それが生殺しのようになって、僕は脂汗をかいた。

 イキたいのにイク事はできない。そんな感覚に暫く苦しめられながら、僕は娘達に挿入し続けなければならなくなった。挿入している相手がイッた瞬間解禁になるので、その後ペニスを抜く暇もなく自動的に膣内に大量の精液を放出するようになる。射精を止められている間、精巣ではどんどん精子が生産され、今か今かと放出準備を急いでいるから、解禁になれば何日もオナニーをガマンしたみたいに大量の精液が注がれるのだ。

 フェラチオされたりパイズリされたり、やさしくしごかれたりして、イキそうになると手当たり次第に待ち構えている娘に挿入する。そして胸を揉んだりしながらペニスを出し入れし、娘を悦ばせる。彼女がイッたら僕も射精する。そんな営みが延々繰り返されるのだった。

 娘達の数は数百人。例え全員を満足させても、また一人目が我慢し切れなくなって求めて来る有様だ。全員を何回も満足させ、その度にこちらも衰えずに絶頂する。いくらオンナに放出しても、僕の性欲は衰えず、飽きる事もなく、只性欲だけがいや増して行くのは、射精後にさまざまな前戯で大勢の娘達にすかさず責められるからだけじゃなかった。前戯は只補佐的な役割しかなかった。

 もう時間の感覚も完全に失われた。騎乗位で激しく上下する娘の胸をくすぐりながら、自分が誰であるのか、どうしてこうなったのか、元の世界の事も全部、忘れて行くのだった。









 一方、現実では。。。

 一人の男の遺体が発見される。遺体を発見したのは、通販会社がダッチワイフを届けようと何回も訪ねている内に、異様な異臭に気づいた配達員だった。

 全裸で仰向けに横たわったまま、死後数日経った遺体が警察に検証される事となった。その姿を見た誰もが眉をひそめた。全裸の若い男は、服を取った全裸の人形を股間に乗せ、人形と結合しながら息絶えていたからだ。人形とペニスは完全に融合してしまっていて、外す事はできなかった。死因解剖後、男は人形ごと焼き払われた。その魂は、永遠に人形の魂と結合したまま天に昇るに違いない、そんなおかしな期待が、周囲の人の心に浮かんだ。

 それから数ヵ月後。リフォームの終わったその部屋に、別の独身男性が引っ越して来た。異常な家賃の安さに惹かれた為だ。引越しの準備が終わった男は、見慣れない箱を見つける。「こんなの荷物の中にあったかな?」男が箱を開けると、見た事もないフランス人形と、一本のラベルのないビデオテープが入っていた。。。




おしまい。
 

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