性霊の棲家16

 

 解放された僕は残り二人に触れた。彼女達に捕まる前に後ろにのけぞり、滑って倒れ込んだ。すぐに体勢を立て直して誰にも触れていない状態にした為これ以上の被害はなかった。

 ローションの浴槽を出る。後どれ位でゴールなのかな。次の洗い場は…芳香を放つローションを体に塗りたくっている女性がずらりと並んでいる。まだまだ執拗に誘惑が続くのか。

 よく見ると二人一組でお互いに体を洗いあったり抱き合ったりしている女性達が目立った。さっきまでは一人で体を洗っていたのに。ってかローションを手で塗りつけているだけだから「体を洗って」るとは言えないか。

 ローションは彼女達にとっても快感を高める。それが女体の疼きとなって隣の女性とレズプレイする誘発となっているんだ。

 床がぬるぬるしていて滑り易くなっている。これは触れてすぐに飛びのける作戦は危険だ。しかし普通に触れては捕まってしまう。どうすればいいだろう?

 床が滑り易くなっている……そうだ!僕は浴槽の壁際に戻り、うつ伏せになった。両足を浴槽に付け、ひざを曲げ両手を広げる。飛行機のポーズみたいに。「秘技、男体ジェットォォォ!」両足の瞬発力をフル稼働させて浴槽の壁を思いっきり蹴る。その勢いでうつぶせの僕は洗い場通路をものすごいスピードで滑り抜けて行った!ローションで滑り易くなっているから遠くまで飛ぶ。両手を広げている為に右手が女の子達の足やお尻にテロンテロン触れながら高速で滑っている。これで一気に10数人を突破した。

 しかし段々減速して行く。洗い場全体を滑り抜けるには至らなかった。減速すると女性達が僕を捕まえようとして来る。これ以上手を出したら捕まってしまうと察知して僕は手を引っ込め、起き上がって次の手を考えた。半分以上は進んだけどこれから先は踏み台もないしなあ。

 「…!?うぐ…」突然体に性欲の疼きが込み上げて来た。ま、まさか…このローションは…!「…バカねえ。自分からたっぷりローションを塗りつけるなんて…」サキュバスがほくそえむ。くっそ、このローションは催淫剤が含まれていたッ!

 「さあ、目の前はエッチな女の子で一杯だよ?貴方の疼きを鎮めてくれるわ。抱き付いていいのよ?」甘い囁きの様なサキュバスの声が脳天をくすぐる。媚薬の効果はさっきの石鹸よりもはるかに強力だった!僕はフラフラと目の前の女の子に抱きついてしまった。その瞬間全身に快感が電流のように走る。女体の感触に極端に敏感になっていたからその肌に触れるだけで理性が飛ぶ。

 女の子も僕に抱きつき、のしかかり、しなだれかかって来る。僕はあお向けに押し倒された。女体がにゅるにゅると僕の全身を滑って行く。上から押し付けられる感触がどんどん僕を高めた。「うっく…!」僕は自分の体を滑らせて彼女の攻撃から逃れた。だが淫欲が収まる所かどんどん高まって行き、さっきの脱出が奇跡的な位だった。

 もう抗えない。隣で抱き合っている二人の美少女に抱きついてしまった。僕は両脇から女体に挟み込まれ、ペニスと玉袋を丹念に刺激された。我慢できなくなって左側の娘に抱き付くと彼女はあお向けに寝転んだ。僕は彼女の上にのしかかり自分の体を激しく前後させる。それをサポートするようにもう一人の娘が上から僕の背中を滑って行く。女体が刻み付けられればそれだけ催淫ローションが全身から吸収されて行き、感じ易い体になって行く。

 僕は上下挟み込まれたまま絶頂した。にちゃっと女体が離れる。だが疼きは収まらない。

 その隣の女性にバックで挿入した。彼女の胸を揉みながらオンナの感触を満喫する。数こすりもしない内にまた果てた。その隣の美少女に百合の谷間攻撃で抜いてもらった後、さらに横の二人組に騎乗位+クンニ3Pで満足させられた。

 次の幼い感じの女の子。彼女のふとももの間でペニスは激しく脈打った。次の二人組はダブルフェラと下半身への指先集中攻撃が僕を喜ばせた。洗い場最後の女性はお尻の小さな女の子。彼女のぷにっとした臀部を腰に受けながらふとももの間でイかされてしまった。

 次はシャワー場。このローションを落とさないとこの先全員に抜かれてしまう!僕は一つ空いているシャワーに身を預けた。しかしその水は催淫ローションだった!却って全身に薬剤を大量に浴びる結果になった。僕は同じようにローションまみれになっているシャワー場すべての女性に抱きつき、8人分16本の手のひらが全身に這い回るに任せた。

 休憩場に一人いた美少女と正常位で結合。両足を上げて僕を受け入れた女の子の膣でペニスが強烈な快感を吐き出す。浴槽にいた女性全員と座位やこたつがかりで結合し、あくなき快楽の坩堝に飲み込まれて行った。

 もうこれ以上は逃げられなくなった。そこにいる女性全員と結合したり手コキやフェラ、パイズリや尻ズリ、わきの下攻撃、3P、4P、それ以上のXP、スマタ等など、ありとあらゆる手段で僕はイかされた。一人もスルーできずに全員とやりまくり、全員の体で満足した。女体を見つけては抱き付いて、彼女にされるままになったり上にのしかかって必死に腰を振り、精液の出ないペニスを悦ばせ続けた。もう何回果てたか分からなくなっていた。

 大浴場最後の妖艶な白人女性と座位で結合した。女性は激しく体を上下させて僕の上半身にヌメヌメと柔肌を刻みつけながら、蠕動するオンナがペニスをグニグニと可愛がり続ける。程なくして僕は彼女の体を強く抱きしめたままイッた。この人は…以前トイレにいた人じゃなかったかな。

 やっと出口に達した。硬そうな扉に手を掛ける。重そうな外観とは裏腹に扉はあっさりと横に開いた。全員に触れたからロックも掛かっていなかった。扉の向こうはもはや懐かしくもあったあの薄暗い体育館だ。僕はふらつきながら中に入る。

 そう、だ。ここからが勝負だ。もう浴場でしこたま抜かれてしまっていたから、このエネルギーをサキュバスに吸い取られればこの悪魔は絶大な力をつけてしまうだろう。抜かれてしまったのは事実だからそのエネルギーは彼女のものだ。

 しかし、最後の反撃の切り札が僕にはある。彼女が僕の精を吸収する時に僕の心とリンクするんだ。実体化したサキュバスなら直接襲い掛かってもいいだろうけど今は半透明状態、吸収するために心を連結させて僕のパトスを吸い上げる必要がある。その時が最初で最後のチャンスだ。

 最大の無気力無感動の気持ちをサキュバスにぶつけてやる。性的なエネルギーと一緒に倦怠感を自動的に吸収させてこの悪魔の力を弱めるんだ。これに成功すればもしかすると性エネルギーを吸い取られる前に無気力が彼女を満たし、実体化の前に弱体化させて消せるかも知れない。消えてしまえばこれ以上エネルギーを吸い取られないから僕の勝ちだ。

 とにかく賭けるしかない。僕は憎き悪魔を見上げた。死んだような目になり、倦怠の気持ちに切り替えていた。だるい。かったるい。やる気出ない。今日は登校日なんだ。

 「…。ご苦労様。随分性エネルギーを蓄えてくれて嬉しいわ。早速頂く事にしましょう。これだけのエネルギーがあれば実体化だけじゃなくてもっと魔力が取り戻せる。」「…。」「それと。悪魔をナメて貰っては困るわね。一度蒙った失敗は二度と繰り返さない。それが魔のクオリティ。よく覚えときなさい。…もう二度と無気力攻撃は通用しないって事よ!」「!」

 「…どうしてこんな回りくどい誘惑をしたか、よく考えてみる事ね。射精せずに満足していたけど、それは精通を先延ばしにしたという事。くっくっく、果たしていつまで無気力でいられるかしら?」

 「!?」突然僕の体が熱くなる。ビクン!意志とは無関係に体が大きく反応する!「う…!?う、うわ、わわあああああ!!!」じわじわと体の奥から快感がこみ上げて来た。その快感がどんどん強くなり、全身を駆け巡り始める!

 「あぎゃッ!」ビュクッ!びゅるっ!触れてもいないペニスから精液が噴出する!さっきまで射精がなかったのに今度は射精だけが続いている!

 「さっきまで精液が出ないまま果てていたけど、今その分の精液が出ているのよ。気持ちいいでしょう?」「あ、あひっ!」「さあ、さっきの悦楽の浴場を思い出しながらどんどん出して頂戴。」

 自動的に精液が吹き出して来る。後から後から泉のように精液が亀頭から飛び出し、空中で消えて行く。射精の脈打ち毎に強烈な快感が全身を貫き続ける。僕は立っていられなくなり四つんばいになったorz。

 浴場でイッた分が今ぶり返してるんだ。だから快感が衰える事無く僕はイキ続けている。外部から刺激を加えられていないのに既に受けた刺激が今頃になって再びぶり返し、僕をイカセ続けている。浴場でも快感だったけど射精がなかった。その射精分が今再現されている。数え切れない程イッた為に収まる事がない。しかも浴場と現在で半々の快感なのではなくて浴場と同じ快感が全身を貫いている。絶頂と射精を分けただけで快感の量が二倍になる訳か。

 その快感が僕を狂わせる。もはや倦怠や無気力など吹き飛んでしまう。精液と共に快感の虜になった精神がどんどんサキュバスに送り込まれている。これに対抗する術はなかった。僕は自分が負けたのを実感しながらも絶えずペニスから溢れる射精をどうする事もできずに身を捩じらせた。

 「…ストップ。」ぴた。サキュバスが合図すると射精が止まった。「思ったよりすごい量ね。嬉しいわ、こんなに性霊を愛してくれたなんて。まだ全体の10%にも達していないわ。」「ぅぅ…」僕は射精の快感からひとまず開放されて身を起こした。

 サキュバスは既に実体化していた。それ所か薄いオーラが彼女を包んでいた。ある程度魔力も溜まったという訳か。しかもまだ90%以上のエネルギーを吸い取れる状態にある。僕はどうしたらいいか分からなかった。只恐怖した。

 「これだけ性霊で悦んでくれた御礼に、極上の快楽を与えてあげる。そのまま射精を続けて殺してもいいんだけど単調だからね。もっと女を味わいながら死になさい。これがせめてものお礼よ。」

 サキュバスが手を上げる。彼女を包むオーラが消え、実体化した肉体も半透明になった。「この位の魔力を使って半透明になってもすぐに追いつけるから心配は要らないわ。フフフ…」

 サキュバスの魔力が壁に吹き付けられた。ブ…ゥゥン…。すると壁のあちこちに白く光るドアが出現した。「私が直接精を吸う以外にも方法はある。多少吸い取れる量は減るけどこれだけあれば十分よ。覚悟するのね。」

 ドアが開く。次々と全裸の女性が入って来た。壁中に並んだドアから続々と女性が並んで入場して来る。幼い感じの子から大人っぽい女性まで、スレンダータイプからグラマータイプまで、ショートカットの子もロングの子も、日本的な雰囲気の女性も西洋風の顔立ちも、お尻の大きな女の子もお尻の小さな女の子も、背の高い子も低い子も、ありとあらゆるタイプの女性が壁を背にして360度ずらりと揃った。優に100人は超えている。何より特徴的なのは彼女達の体がまるで蛍光塗料のように発光していて薄暗い部屋なのによく見えるようになっている事だ。

 「自動射精の方法だと私が直にお前からエネルギーを吸い取り、実体化した段階で私一人がお前を犯す。その快楽は人間のそれを上回っているし一気に全部吸い取ってあげるから短時間で済む。でもそれではつまらないわ。だから間接的に吸い取ってあげる。彼女達に放たれた精を私が吸う。貴方はすべてのタイプの女性を楽しみながら命尽きるまで彼女達に精を提供するのよ。よかったわねえ。快楽の中で死ねるなんて。」

 この光景は…あの時テレビに映し出された光景の直前だ。一人の男めがけて大勢の女性が群がっている映像、それを見て僕はオナニーしたんだ。

 「この私が再び半透明状態になってまで召還した性霊達よ。一人一人たっぷり楽しみなさい。」「うわ、い、いやだああ!」僕は逃げようとした。が、さっきの浴場の扉も閉ざされたしその上360度ぐるりと全裸の女性に囲まれてしまっている。逃げ場はなかった。

 「怖がらなくていいのよ。まずは君の好みの女性でこの天国の"味見"をしたら?」サキュバスが合図すると一人の女性が僕の前に歩み出た。

 年の頃は24,5歳位か。しっかりした体つきをしている。ショートカットで目鼻立ちが整っている。切れ長の二重でパッチリしている。ちょっと寄り目気味のキラキラ輝くつぶらな瞳が、いたずらっぽく微笑んでいる。胸はBカップ位で大きすぎず小さすぎないし、おなかが小さくかわいらしい。そして腰周りは小さめなのにお尻が後ろに大きく膨らんでいた。背は150センチ位。本当に好みのタイプだ。

 ショートカットの女性が僕に抱き付いて来た。大きな目が僕の顔を覗き込む。うう…かわいい…。僕は思わず彼女の肩を抱いた。そのままキスを交わす。大勢の女性が見ている前で、そしてサキュバスが見下ろしている前で、僕は自分にとって絶世の美女と愛し合っている。大勢の異性の視線が僕を興奮させた。

 このまま抱き合っていてはいけない…心の奥で警鐘が鳴る。しかし彼女の魅力が僕を狂わせ、何もかもどうでもよくなって来る。今彼女を抱く事だけが僕のすべてだった。

 ショートカットの女性の手がペニスに伸びる。僕は彼女の魅惑的な臀部に手を這わせた。手のひらに刻み付けられるシコシコした感触が僕をさらに集中させた。彼女はペニスをいとおしむように手のひらや甲でさすっていた。むちゅっむちゅっと唇が重ねられている。

 僕が彼女に体重をかけると彼女もそれに合わせて横になる。僕は仰向けの彼女のオンナに指を這わせた。恥じらいながらもしっかり感じ、ぴくっぴくっと体を小さく痙攣させた。そのいとおしさに僕は暴走し始めていた。「…いくよ?」「…ウン…」彼女が足を開く。僕は好みの女性にペニスを突き立て、一気に挿入した。一度入り込んだペニスを二度と引き離すまいという勢いで、オンナが強くペニスを掴み、しかも柔らかく圧迫しながらかすかに蠢いている。

 僕は一心不乱に正常位で出し入れする。ペニスを突く時はスムーズなのに引き抜く時にしつこく絡みつくオンナが僕を高め続けた。「すきです…だから…出してください…」耳元で懇願する彼女に合わせて僕は快感に抗うのをやめた。僕の上半身で蠢く控えめなおっぱいが僕をサポートした。

 「来てえ!」彼女がぎゅっと僕の首を抱きしめる。僕も強く彼女を抱きしめたまま精液をオンナに放った。「ふぐああっ!」射精時の快感が全然違う。いつもよりずっと気持ちよく、それに脈打つスピードがものすごく早い!「イッたのね。すごいでしょう?この"天国"は…イク時の快感が二倍。つまり一度に二回イクの。さっきの浴場の分の射精と今女の子に射精する分が同時に噴出するからね。」「ぁぅぅ…」

 僕はショートカットの女性の横に身を横たえた。彼女は自分の体の奥が満たされて僕に擦り寄って来た。「…スキだ…」「…私も…」僕は彼女の柔らかい髪を撫でる。彼女のふとももが僕の足をスリスリこすり続けている。するとまたペニスが元気を取り戻した。

 「ねえ、もう一回、やらしい事とか…しようか?」「う、うん…」僕は彼女に誘われるままあお向けになった。好みの女性が僕に跨り、騎乗位で挿入した。彼女はいきなり激しく上下して来た。周りから興奮した女性達の息遣いを聞きながら、僕は強烈な快感に身を捩じらせた。

 挿入したら引き抜くのに力が要る吸い付くオンナが、彼女の腰の動きで素早くペニスをしごき続ける。「えいっ☆」挿入したまま彼女は後ろを向く。ペニスがねじれるようになり締め付けが強くなる。自慢の臀部が僕のおなかをぺったんぺったんとやさしく叩き続けた。

 「うわ…も、もう…」「いいよ!一杯…出してッ!」僕は彼女のお尻を鷲掴みにして射精した。やっぱり通常の射精よりも脈打ちが速く、快感も倍増している。射精までの時間が異様に短く、しかも射精時の感覚が異形で、そして何度イっても疲れない。

 出し終わると好みの子はペニスを引き抜きながら後ろに倒れて来た。お尻が腰を滑る。僕は手を伸ばして彼女のおっぱいを掴んだ。僕は彼女の全身を満喫し、心を満たされた。「…良かったよ…」「ふふ…いっぱい出してくれましたね。」彼女は不敵な笑みを浮かべる。はっとした。

 しまった、つい彼女の魅力に負けてイッてしまった。しかも二回も。射精に換算して四回か。それだけサキュバスを強化させるんだった。僕は青ざめて立ち上がり、上を見上げる。サキュバスは…半透明のままだ。

 「さあ。もっと一杯出して貰うわよ。今度は…そうね、貴方がこの大勢の中から誰かを選んでもらいましょうか。」「くっ…」僕は何とか打開策がないか考えた。絶体絶命のピンチだ。

 壁際にいた女性達がジワジワとこちらに歩いて来る。僕は身構えた。これ以上出すのはまずい。射精せずに時間を稼いで打開策を考えないと…。

 元々広い空間なので100人余りの女性達も余裕を持って収容できる。壁際にいた彼女達が今度は固まらずにバラバラに分散した…いや、縦横綺麗に整列している!?彼女達は人一人通れる位の隙間を残してバラバラに立った。「さあ。今度は貴方がこの中から射精する相手を選ぶのよ。」なるほど、僕が彼女達の間を歩いて"品定め"して、誰かを選ぶゲームか。却って好都合だ。選ぶ振りして時間稼ぎができる。

 僕は「女の森」を歩き回った。本当に個性的な美女ばかりだ。っと、見とれている場合じゃない。品定めする仕草だけはして、この状況を打開する策を考えねば。

 女性達は全員僕を見つめている。自分を選んで欲しくてウズウズしているみたいだ。だがそんな事はお構いナシだ。

 くちゅ…クチュクチュ…突然あちこちから音が漏れる。体の疼きに堪えられなくなった美女達が自分の股間をまさぐり始めたんだ。体育館中にいやらしい音が響き渡る。「ねえ…私を選んで!」側にいたグラマーな女性が声をかける。しまった、彼女達も自分を売り込めるのか。誘惑の音や仕草にも抗わないと…でもこの音や声は思考を鈍らせてしまう!

 「私を選んで下さい…見て、この手。すごく細くてしなやかでしょ。手タレもやった事あるんだから。私を選んでくれたらこの自慢の手で一杯しごいてあげるからぁ…」「くうっ…!」僕は魅力的な女の手の誘惑をかぶりを振って振り切って足早に立ち去る。

 「見て、私の足。すっごいむっちりしてるでしょ。選んでくれたらここに挟んであげるよ?ねえ…」「ぅ…」「やん、私は自慢のおっぱいで包んであげるから。」「やっぱり女はお尻でしょ、こおんなにムニムニなんだからぁ…」「はうう…」「私の中、ヒダがすごいんだけどな。オチンチンにびっしり絡みつくカズノコの感触、試してみない?」「ああっ…」

 だめだ、こんな状況では時間稼ぎはできそうもない。クソ、悪魔め、僕が時間稼ぎできないように計算してやがる。「き、君を…」僕はしなやかな手を自慢した大人の女を指名した。「うふふ…嬉しいですわ。やさしくしてあげます。」

 色っぽい女性が後ろから僕に抱きついた。彼女の右手がペニスをしっかりくるみ、左手が玉袋に添えられる。そしていとおしむようにやわやわとしごき始めた。周りの女性達はうらやましそうに自分の股間をまさぐる。「あら。一人でいいの?何人選んでもいいのよ?」「うう…じゃあ、そこの人…」僕は幼い感じの女の子を指名した。ぺちゃぱいの娘が嬉しそうに僕ににじり寄って来た。そしてムニムニした手つきで妖艶な背中の女のサポートを始めた。

 細い指と手のひらがゆっくりペニスをしごきたて、女の子が手のひらを亀頭にあてがって円を描くようにこねくり回す。すぐに僕は快感の虜になり、手当たり次第に女性を指名した。

 数人の手が僕の全身を滑り、集団手コキに包まれた。棒部分だけでなく玉袋も会陰もお尻の穴も柔らかい手が刺激して来る。「ああっ。もう、出るぅ…」「いいですよ。お任せ下さいね…」やさしく囁きながら背中に張り付いた色っぽい女性が手を早める。「あうっ!」僕は女の子達の手に精液をぶちまけた。手に付いた精液が消え、エネルギーとなってサキュバスに送られる。

 「ふふ…段々楽しくなってきたわ。じゃあ次は…マグロプレイってのはどお?中々乙なものよ。」見上げるとサキュバスが実体化し、僅かに魔力を発散させている。「…まだ貴方は警戒してるようね。警戒心を解いてあげる…このマグロプレイでね。」

 マグロプレイというのは一体…「今度は貴方が誰かを選んで抱き付いて頂戴。その子には何をしてもいいわ。誰も動かないからあなたの好きなようにできるのよ?」…なるほど今度は彼女達は自分を売り込む事もできない訳か。でもそれが何で僕の警戒を解く事になるんだろう。とにかく誘う声も音もないなら打開策を考えられるかな…

 「始め!」サキュバスの魔力が消えた。何かしたのか?僕はますます警戒を強めた。とりあえず女性達の間を歩く。特に彼女達に変わった様子はない。僕を見つめたまま声一つ出さずに気を付けをしている。空間がひんやりし始めた。クーラーでも入ったのか…?

 …。いや、これは…。上からすごい細かい水滴が降って来ているんだ。霧雨だ。さっきのサキュバスの魔力はこれか…。この霧雨には何かあるぞ。気をつけないと。「う…この感覚は…」体の奥からジワジワと疼く。浴場で経験した催淫効果!そうか、この霧雨は男を興奮させる成分が入っているんだ!しかも空中を舞っている霧雨の粒が肌に付着するとお互いにくっついてぬるぬるしている!この霧雨はローションだ!

 「どうかしら?浴場にもあった催淫ローションを降らせたのよ。魔力が十分じゃないから霧雨程度だけど効果は十分な筈よ。」「くっ…」女の子達の体も濡れ、ローションが光っている。目の前に見せ付けられるにゅるにゅるしていそうな肉体と僕の体の奥から疼く性欲がマッチしている。「さあ、誰でもいいから抱きついちゃいなさい。すっごく気持ちいいわよ?もうやりたくてたまらないんでしょう?」

 僕は近くにいた巨乳の女性に飛びついた。女性はあお向けに倒れて僕にされるままになっている。その体はニチャニチャとなまめかしく滑っている。僕は我を忘れて大柄の彼女にのしかかり、全身をぬるぬる前後させた。「んあっ!」彼女のおなかに精液を噴出させた。

 「さあ。これで君はもう私達の虜よ。貴方は"自分から"私達を求めた。紛れもない事実よね。」「うぅ…」「遊びはここまでよ。天国の宴…以前見た事あるわよねえ、あの映像は貴方の未来を映していたのよ。その未来がこれから実現する!…やれ!」

 「きゃ〜〜〜♪」体が疼いて疼いて仕方なかった女達が一斉に僕に群がり始めた!やっと解禁された勢いが一気に爆発する。僕の体はもみくちゃにされながら体育館の真ん中に移動させられる。ひっきりなしに手コキされ、しなやかな女体をこすり付けられる。ペニスはとことんいじめられ、太ももやお尻に挟みこまれたりオンナに包まれたりした。

 真ん中に移動するまでに既に射精している。僕は数人の女性に押し倒され正面にいた娘の中に包み込まれた。突然の女性上位が僕を搾り取る。代わる代わる色んな女性が乗って来た。玉袋もお尻の穴も誰かの手や舌が這い回り、上半身も手やおっぱいやふとももで埋め尽くされている。

 僕は声も出せずに大勢の女性に機械的に精を提供し続けた。お尻の穴をかき回す指が精液をどんどん掻き出して行く。玉袋が柔らかい口の中でモゴモゴされ、精液を溜め込む暇を与えない。すねや足の裏までコチョコチョされたり太ももで挟まれたりした。口を塞ぐおっぱいやオンナを無心に舐め、両手が誰かのオンナをこねくり回す。誰かが足の指を舐め、もう片方の足の指にオンナをこすり付けている。

 「気持ちいい?ふふ…声も出ないのね。こっちもどんどんエネルギーが溜まって来ているわ。…それえっ!」サキュバスの合図と共にローションの霧雨が生暖かいスコールに変わった。僕の体に群がる女体があっという間に攻撃力を増すと同時に僕の防御力を著しく下げる。催淫効果が僕を高め続け、時間が経てば立つ程快感が増すのだった。

 「ほらあ…背中も気持ちよくしてアゲルッ!」僕は上体を抱き起こされ、足を投げ出して座らされた。すかさず背中をおっぱいが這い回った。騎乗位で結合していた娘が今度は座位で僕を喜ばせる。前後を挟まれたままにゅるにゅると擦られ、その間も容赦なくペニスがオンナに搾り取られる。玉袋をさするタイミングも絶妙だった。

 座位で抱き合ったりこたつがかりで激しく上下され、射精してもすぐに次の女の子が抱き付いて来た。背中はおっぱいだけじゃなくお尻も這い回り、わきの下がしなやかな手でくすぐられる。僕の肌が外気に触れる事はない。空いた部分には必ず女の手や舌があてがわれた。僕の周りの人だかりが交代して次々群がる。

 座位で抱き合いながら果てると次の娘がペニスをおっぱいに包み込んだ。亀頭をチロチロ舐めながら柔らかいふくらみが棒を可愛がる。胸の谷間も既にローションで殺人兵器になっていた。彼女が亀頭をモゴモゴ口に含んだ所で発射。

 次の女の子は大胆だった。僕の目の前にお尻を見せつけ、自分でぐににっと割れ目を開いた。綺麗なお尻の穴がよく見える。「ココ、すっごくきついんだからぁ…」彼女は僕に背を向けたままペニスをお尻の穴にあてがった。きつそうにゆっくりとペニスを飲み込んでいく。「ああっ!」オンナとは別の柔らかい締め付けが全身をくすぐった。アナル挿入と同時に僕は果てた。「早すぎるよぉ。ほれほれ♪」女の子はお尻に力を入れたり抜いたりしてペニスを揉みしだく。ローションのおかげでスムーズになっていたお尻の穴が今度はペニスを出し入れして来た!「出るう!」お尻の穴に二度目の発射。

 「さあ今度は全身ナメナメで可愛がってあげる!」「これ、見覚えあるでしょ?」女の子達の首がどんどん伸びた。全員ろくろっ首になった。あお向けに寝かされた僕に何十もの頭部が群がり、全身をくまなく柔らかい舌先が愛撫し始めた!「くうっ…」全身のくすぐったさに身を捩じらせるが彼女達は容赦なく隙間が出ないように舌を転がした。女の子達はお互いに頬を寄せ合って僕の顔から足の裏まで群がっている。お尻の穴まで舌が捻じ込まれ、玉袋やその周りの敏感な部分もヌメヌメした舌が蠢いている。もちろんペニスは数人がかりでフェラチオ三昧だ。「うあっ」僕は誰かの口の中に発射した。

 女の子達は首を元に戻し、再び群がる。僕は四つんばいにされ、その体に手が群がった。さっきはくまなく舌が僕を埋め尽くしていたが今度は手が埋め尽くしている。僕は細い指先を舐めさせられながら誰かの手に発射した。

 「…ストップ。」ストン。今まで宙に浮いていたサキュバスが降りて来た。女の子達は僕の体にしがみついたまま責めを休めた。「ふふふ…見てご覧…こんなに力を取り戻したのは久しぶり…感謝しなくちゃね。」途轍もないオーラがサキュバスの全身に纏わり付いている。彼女はジャージを脱ぎ捨て、薄い生地のレオタード姿になった。横尻が相当はみ出す大胆な格好だ。「さあ。これからは私も参加するわ。」サキュバスのオーラが体の中に吸い込まれて行く…!彼女の中で魔のエネルギーが消化され、血となり肉となる…!

 「魔性の快楽がどういうものか教えてあげる。忘れられないわよ?」「う…」しこたま抜かれて僕は身動きが取れなくなっていた。足を投げ出して座っている僕の前に立ち、座位の格好で僕に抱きついた。ペニスは彼女のお尻に触れている。「ふわっ!」「フフ、そうよ。魔性の肌に触れただけでイッちゃうのね…それが人間の男。仕方のない事よ。でも…こんな状態で本番しちゃったらどうなるかしらねえ。」「い、いや、いやあ…」僕は戦慄した。

 「…うりゃ。」ずにゅ。レオタードをずらしたサキュバスがペニスを飲み込んだ。その感触は人間の女性とは全然違う。ヒダ、締め付け方、柔らかさ、温かさが格違いだ。僕はろくに彼女の感触を感じる間もなく射精した。
 

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