ショタコンクエスト6
( 力んで踏ん張る)
僕は全身に力を入れ、3人の女性の手の攻撃に感じないように、しっかりとふんばった。彼女たちは3人がかりで僕の全身をまんべんなくまさぐり、スベスベの手のひらや甲や指先を滑らせて、僕の華奢な肢体に女手の感触を刻みつけるのだった。女性に慣れていない少年の体は、彼女たちの手が滑るたびに悲鳴をあげ、ゾクゾクした快感に打ち震える。それでも僕はできるだけ声を押し殺して、彼女たちの手の感触に抵抗し続けるのだった。
彼女たちは執拗に僕の全身をまさぐっている。すばやく全体をまんべんなくさすろうとして、手のスピードも強さもどんどん速く強くなっていった。頭を撫でられ、肩から腕にかけてスベスベと大きくさすられる。胸もおなかも、僕にとっては大きな手が這いまわり、お尻や内股までもスリスリされている。わき腹は手の甲や指先がしなやかにくすぐり、わきの下も女手の刺激にさらされた。
美女たちの6本の手は、しだいに遠慮がなくなり、小さく勃起したペニスに触り始めていた。毛の生えていない下腹をさすっていた手が棒部分まで侵食し、軽くこすり上げるとわきへそれて内股をかわいがった。そうした手が玉袋から根元、会陰を経て、手首や腕の感触を僕の内股に刻みつけると、僕は思わず足を閉じてしまうのだった。お尻の穴周辺も細い指先がかわいがり、また臀部の肉を揉むようにしてくすぐったい快感を送り込んできた。
もはやペニスも女手に埋め尽くされた。根元からカリにかけて力を込めてしごき上げられ、やわらかく締めつける感触にブルブルと震えてしまう。亀頭全体が親指・人差し指・中指でクイックイッと練るように揉みしだかれ、さらにカリから尿道口までの敏感な部分が別の人の人差し指でこするように撫で上げられている。3人が交代でペニスをかわいがり、小さな指、細い指など、三様の感触で責めまくった。その間も全身の感じやすいポイントがひっきりなしに別の手でさすられ、くすぐられ、揉みしだかれて、容赦なく感じさせられている。
思った以上に甘美な愛撫攻撃に、僕は身悶えし続けるしかなかった。感じるポイントはすべて、器用な女手が張りついていて、気を抜くとすぐにでも出してしまいそうだった。やわらかい手のひらが力強く押しつけられ、すばやくこすりつけられている。さらに二の腕や背中など、これまであまり意識してこなかった性感帯が大きく撫でられると、包まれるような安心感に、つい身をゆだねたくなってしまうのだった。
僕は必死に力を入れてふんばり、脱力してしまいそうな誘惑に抗い続けた。身をよじり悶絶しながらも、どうにか大人の女たちのしなやかな手に屈することなく、耐え続けることができた。乳首をつねられてつい声を出してしまっても、次の瞬間には持ち直すことができる。ため息の出るような全身撫でさすり攻撃に震えながらも、射精してしまいそうな激しいしごきにも、僕は屈することがなかった。それでも、このまま長時間かわいがられ続けたら、どこまで耐え切れるか分からない。
「なかなかがんばるねぇ。」「大の男だって3人がかりでここまでされたら、すぐ出しちゃうよ。」「じゃあ…。」美女たちが目くばせをした。
さわ…さわさわ…。「あ…っ! ひゃうッ! だめぇ…!!」突然の快感だった。急な展開につい脱力してしまう。これまで我慢し続けていたものが一気にこみ上げ、あと少しでイッてしまうところだった。彼女たちの攻撃はあいかわらず続いていたが、その質が急に大きく変わったのだった。
これまでは、力強く一気に絶頂へと追い込むべく、お姉さんたちは力とスピードに任せて強く僕の全身を愛撫してきたのだった。射精寸前の男にフィニッシュをかけるように、全身とペニスをこすり上げてくれていた。それによってあっという間に射精させて、僕の無力を思い知らせるつもりだったのだろう。
しかし今は違っていた。彼女たちは約束どおり、胸も足も舌も使わず、手・腕だけで僕を悦ばせていた。そしてそれまでの力強い愛撫攻撃から打って変わって、女手だけを使った軽い愛撫に切り替えたのだった。この突然の変化に体が適応できずに、僕は一気に高められ、力を抜いてやさしい手の感触をじかに愉しんでしまったのだった。
力強い攻撃は表面から内部へと浸透し、一気に射精感を高めてくれる。それに対して軽く撫でさするほうは、あとからジワジワと効いてくる。内部から込み上げる快感で、ジャブのように少しずつ全身にしみわたり、ついには自分から心を許して精を放ってしまうのだ。前者が直接体に攻撃を加える直球タイプなら、後者は精神を支配して脱力に追い込む頭脳プレイだった。
力に対しては力で対抗することができる。筋肉をこわばらせ、力いっぱい抵抗すれば、強い愛撫の快感を軽減することも可能だ。だから僕は今まで耐え抜くことができたのだった。しかし今のような、軽く這い回る女手に対しては、闇雲に力を入れてもそれほど効果はない。むしろ力んだところで脱力させられ、スベスベの手の感触をダイレクトに刻みつけられるだけなのだ。そのことを僕は今、身をもって思い知らされることになった。
首筋から頬にかけて優しい手が滑ってゆく。それだけでゾクゾクと感じさせられ、力が抜けていくのが分かる。肩から二の腕をさする手つきも、さっきよりずっとしなやかに優しくなった。ゆっくり軽く滑る手のひらは、その大人のやわらかさとしっかり刻みつけながら、着実に僕を芯から暖めてくれる。僕の胸もやさしくさすられ、人差し指が小さくうごめいて、小さな乳首を軽くこねくり回していた。
おなかや背中には、女たちの手のひらばかりでなく、ツルツルした腕がゆっくり滑っていく。その手は軽めに、だがしっかりと僕のわき腹をとらえ、わきの下に入ってくる。内股からふともも全体にかけて、手のひらや甲がゆっくり這いまわり、お尻も優しく撫でさすられている。ひざの裏まで、しなやかな女の指先がコショコショくすぐり、立っていられなくなりそうだった。
ひとりが僕の上半身を、もうひとりが下半身をかわいがった。ゆっくりしなやかな手の動きになってから、彼女たちの役割分担が自然と出来上がったみたいだ。残るひとりが、一番感じるところ担当となった。内股のつけ根を両手でさすり、指先で玉袋の脇を滑ってから、右手でペニスを優しく包み込んで2、3回ゆっくりしごく。左手はその間、玉袋をさすったり爪先でカリカリ引っかくように指先を転がしてきた。そしてまたしなやかに手を滑らせて、内股やその奥の会陰・お尻の穴に優しく動いていく。それをくり返しながら少しずつ変化をつけ、僕の股間をなまめかしくかわいがってくれた。
3人とも力を入れず、ゆっくりいとおしむように軽い手つきで、それでいてピンポイントを的確に責めつつ流れるように僕の全身を愛撫してきた。僕はもはや力を入れることができなくなり、ひざをガクガクさせながら、優しい手の安心感を味わい続けた。僕の体のあちこちから出る小さな音、肌のこすれあう音が、彼女たちの無言をいやがおうにも際立たせ、凄艶なものへと仕立て上げていくのだった。
体の奥からじわじわと快感がこみ上げてくる。芯が熱くなり、同時にかわいがられている安心感が心を犯し続けていた。このまま3人の手に身を任せ、何もかも忘れてすべてを出しつくしてしまいたい欲動にかられる。「出しちゃっていいんだよ?」亀頭だけが女手の筒に包み込まれ、ゆっくり小刻みにしごかれると、体の奥がきゅ〜んと疼いた。
いや、だめだ。ここで出してしまったら、きっと彼女たちは即座に僕を犯してしまうだろう。そうなったらすべてがガイゼルの思うつぼになる。これほどに荒んだ人民の心をさらに喰いものにして、自分の強欲を満たすような輩に、この国を取られてしまってはいけない。そうだ、今僕が、この目先の快楽に負けてしまったら、僕は自分の強欲のために他のいっさいを犠牲にすることになるんだ。それでは僕はガイゼルと同じになってしまう!
僕はぎゅっと目を閉じ、力を抜いたまま精神を集中させた。むやみに力を入れたところで、それだけでは彼女たちには勝てない。軽いタッチで全身を責める手は、僕の心をとろけさせてくる。だから心をしっかり保って、誘惑に負けないようにするしかない。全身ではなくお尻の奥だけ力を入れ、眉間に意識を集中させて、女手に乱れまいとふんばり続けた。
どのくらい時間が経ったろう。突然3人の手が離れた。僕は目を開けて、あたりの様子をうかがった。3人のお姉さんは真顔で僕を見つめている。「…なんか疲れちゃったわ。」「どうやら信念はホンモノのようね。」ビクビクいっていたペニスは、触られなくなるとだんだん萎えてきた。緊張していた精神が僕の体を落ち着かせ、みだらな欲情を抑えたのだった。
「じゃ…じゃあ…。」この勝負は僕が勝ったのだろうか。「まぁ、仮に私たちが妊娠したところで、あのガイゼルがすんなりお金をよこす保証もないしね。」「今回はキミに賭けてみることにしたわ。」美女たちは、これ以上責めても無意味と判断して、責める手を離したのだった。たしかになりふりかまわず僕をかわいがれば、いずれは精を抜くことはできただろう。しかし彼女たちは、そうしたところで意味がないことを分かってくれたんだ。僕は安堵した。
「今回は仕方ないから見逃してあげる。」「あっ…どうもありがとうございますっ!」「…その代わり。本当に王子様なら、あの暴君を必ず追放してちょうだいね。」「あいつのせいで私たちは…ううん、私たちも結局、自分のためにあいつに肩入れしてたのね…。とにかく期待してるわよ。小さなナイトさん。」「は…はい!」
彼女たちだって、本当はガイゼルが憎いんだ。”生きるため”とか”正義の利用”というのも、悲しいことなんだって、彼女たちもよく分かっていただろう。そして、そうするしかない自分たちを、きっと誰よりも嫌いだったはず。人々をそんな生き方しかできない状態にした張本人、ガイゼルを追放しなければ、この悲しみは消えることはない。”適応”だけではダメになっていくばかりだ。無力なら無力なりに、小さな力をつぎ込んで、明日を「きりひらく」ことも必要だ。日々を工夫し、少しずつ新しい時代をきりひらく。小さな工夫ときりひらきで、日々をつみ重ね、そして多くの人が同じようにつみ重ねて、やがて大きな変化を現実のものとする。生きるために明日が欠かせない以上、受け身ではいられない。きっとサラなら、そう言うと思う。
「それにしてもさぁ。」「えっ…?」「私たち、けっこうショックだったのよね。」「プライド傷つくよね。」「えっ…あの…何を…?」「大の女3人で、子供ひとり満足させられなかったんだから。」「い、いや…あの…それは…」「ずいぶん失礼なおちんちんだよね。私たちに魅力ないって言ってるみたいにしおれちゃってさ。気分悪いわ。」「あう…ご、ごめんなさい、僕、決してそんなつもりじゃ…。」
「う・そ☆」「えっ…。」「冗談よ。」「がんばってるナイト君だから、私たちの大人の魅力さえはねのけたってことにしといてあげるから。」「あぅ…」美女たちはくすくす笑いながら僕にさらに近づく。「…だから、入れる心配とかがなければ、キミも私たちの色香にタジタジよねえ。」「えっ…その…」「違うっていうの!?」「いえっ!そんなことは…ないです。」
「クスクス。さっきまでさんざんいじめたおわびに、今度はちゃんと抜いてあげるわ。」「ええっ!? いや、結構ですっ!」「あっそう、ケッコウなのね。」「承諾ね。」「そんな…。」「大丈夫。入れずに出させてあげるから。」「はうぅ…」
今度は有無を言わせなかった。後ろからがっしり肩をつかまれ、ぎゅっと抱きつかれた。裸の女体が僕の背中からお尻、ふとももまでぴったり密着する。「えっ…ちょっ…!」「逃げちゃだぁめよ。」僕の前で後ろ向きになってお姉さんが脚を広げた。ぷりぷりしたお尻がつき出され、毛の奥にある秘部があらわになった。僕の後ろを包み込むムチムチした大人の女の肌触りがスベスベと蠢き、大きな乳房が背中いっぱいにつぶれている。そして目の前には、スタイルのいい美女の形のいいお尻とむっちりした脚が見せつけるように立ちはだかっている。
萎えたはずのペニスが勢いを取り戻した。「ふふふ…。やっぱり大人の色香に反応するわね。」「女性に興味を持つ年頃なら、やっぱりこうでなくちゃ。」「でもやっぱり小さくてカワイイ。」後ろの女性がペニス根元を掴んだ。前の美女はじりじりと後ずさって僕に近づいてくる。に、逃げなくちゃ…。「だめよ暴れちゃ。」「むぶっ!」3人目の美女が僕の唇を奪った。彼女は僕の上半身に豊かなおっぱいを押しつけて、身動きが取れないようにした。「安心してね。絶対挿入はしないから。」
ふもっ。小さなペニスは完全にお姉さんの股の間に収まってしまった。もちもちした内股が細いペニスを包み込んで、亀頭さえ前に飛び出さなかった。「このまま出してね。」美女は脚をぎゅっと閉じて、挟まれたペニスを力いっぱい締めつけた。それでも内股はあまりにもやわらかく、シコシコした肌触りで、ペニスを甘美な快感にさらした。彼女が小刻みに左右の脚をスリスリさせると、ペニスはふとももの中で激しく揉みしだかれるのだった。
これまでさんざん女手にいじられ、我慢を重ねて高められるのを抑えてきただけに、前後密着しての締めつけは強烈だった。スベスベの肌が後ろから僕を抱きしめ、ぐいぐい押しつけこすりつけている。前の美女の柔らかいお尻が僕の腰周りをぴったり覆ってしまい、ぐにぐにと蠢いている。ペニスは甘いふとももの肉に包まれてしごかれ、揉まれ、締め上げられている。出しそうになっていた細いペニスなどひとたまりもなかった。
「あう!」ペニスが小刻みに脈打つ。後ろからぐいっとおっぱいが押しつけられ、僕の体は半ば浮いた状態で、前のお姉さんのスベスベの背中に顔をうずめたままの射精だった。いつの間にか無意識のうちに、僕の手は美女のおなかを抱きしめ、ガクガクと全身を震わせながら、快感のしるしを彼女の脚に放出してしまっていた。頭の中が空っぽになり、何も考えられなくなった。
それでも、むっちりした大人のレディの体はあまりに心地よく、包まれる快感のまま必死に腰を前後させてしまう。後ろのお姉さんもそれを察して脚を前後させて僕のお尻を押し、ペニスをこするのを手伝ってくれた。自分の精液でにゅるにゅるになったふとももは、さっき以上に滑りがよくなり、出したばかりのペニスをとことん悦ばせた。前の美女は脚を強く閉じたまま、お尻を僕に押しつけて、僕が動くに任せている。体の奥からふたたびくすぐったい感覚がこみ上げてきて、またもや大人の脚の中でイッてしまった。
前後の美女が離れる。「…私まだ何もしてないわよ。」3人目が僕の前にひざまづいた。「3回も出せば、今日一日くらい女に欲情しなくて済むよね。」「どうかなあ。こんなに元気だし。」「精のつくものを食べたり変なクスリとか盛られなければ大丈夫かも。」「まぁ気をつければいいんじゃない?」
ひざまづいた美女がペニスを口に含んだ。さっきの美女はもう一度下半身水に浸かって精液を洗い流してから、僕の後ろに座った。残るひとりは低く腰を下ろし、左側から頭をねじ込んできた。「こんな小さなタマなのに、よくがんばったわねえ。かわいい…」彼女は玉袋をすっぽり飲み込んでしまった。後ろの女性は僕のお尻のワレメを両手で押し広げ、お尻の穴に舌を這わせてくる。
3人の美女がいっせいに僕の腰に張りついていた。ひとりは玉袋を口の中に含んで、モゴモゴさせて揉みつつ、あちこちをなめ回す。ひとりは激しく首を動かしてペニスをぷるぷるの唇でしごきつつ、カリ中心に内部で小刻みになめ続けた。そしてお尻の穴を別の女性が舌でくすぐり、時々穴の中までやわらかい突起をねじ込んでくれた。お姉さんたちのあたたかい息づかいが、僕の腰前後から吹きつけられて心地よい。
くちゅくちゅと淫靡な音が腰周りからあふれ出す。大人の美女の口はどれもふにふにしていて、やわらかそうな口まわりを実証する内側部分が、ひっきりなしに性感ポイントをねぶりたおした。玉袋はモギュモギュと吸われ、出しつくしたはずの体液をふたたび溜め込ませる。お尻のくすぐったい感触が全身の性感神経をこれでもかと高ぶらせ、ペニスを激しくしごく口が、溜め込んだ体液を吸いだそうと待ち構えている。
体の奥ににぶい痛みが走った。が、それ以上に夢心地の感覚が全身をかけめぐる。込み上げた射精感をどうすることもできず、さっき以上の速いスピードでペニスが脈打った。枯れたはずの白い液はすべて、お姉さんの口に吸い上げられていった。ビクビクと脈打つリズムは、舌先から他の人にも伝わった。射精が終わるまで、美女の口と舌は激しく蠢き続けた。
出し終わった体が悲鳴を上げた。会陰の奥がズンズンと痛み、イキ過ぎた重みがのしかかってくる。女性たちは口を離し、体をさすって痛みをやわらげてくれた。彼女たちは僕を導いて水に連れて行き、丁寧に体を洗ってくれた。タオルも貸してくれて、僕はキレイになった。
「さ。これを着なさい。」僕は女性たちに緑色の服を一着もらった。どこにでもありそうな、広く長いスカートの町娘ワンピースだった。「これを着ていれば、この島でも目立たずに済むわ。今の服は少し目立つから、これを着て過ごすといいわよ。」「ありがとうございます。」「少し休んで下着が乾いたら、町へ降りなさい。一泊したら、なんとかしてここを脱出するのよ。」「はい。」
「この島の鉄則は、とにかく目立たないこと。男はみんなガイゼルの指示で外に出ているから、目立たず見つからずに行動して、港から小さな舟で逃げるのよ。」「もうこの島には、君をねらう若い娘しかいなくなっているから、本当に気をつけてね。」「3回も抜いたからしばらくは立たないだろうけど、それでも油断しちゃダメよ。あと、夜中は宿に泊まったほうがいいわね。外を歩いていたら『ボクが王子サマです』と言いふらしてるようなものだから。夜中は外出禁止。ガイゼルの息のかかった警察くらいしかいないわ。できるだけ小さな、目立たない宿を探して、宿の人に男だと気づかれなければ助かるはずよ。」「はい。いろいろありがとうございました。」
3人女性は去っていった。体の奥の痛みもひいてきたし、もうすぐ服も乾く。彼女たちの言うとおり、下に降りて一泊して、早朝に船で脱出しよう。この島の海流は特別で、ある場所からうまく逃げなければ、ふたたびもとの島に流されてしまうのだ。その場所こそ港になっているというわけだ。