スクヴス女学園10

 

 「なっ…!」覗いた部屋の居間には、丸い大きなピンクのベッドが、真ん中に据えられていた。その上で蠢く二匹の美しき生き物。僕は、やっと女学生の姿をこの寮で認めた。それも最悪な形で。

 ベッドの上で全裸の女学生が二人、絡み合っている。防音が行き届いているのか、音はまったく聞こえなかったが、蠢く真っ白い肌が重なり合い、お互いに女体を慰めあっていた。上の娘が相手の下腹部をまさぐり、下の娘はお返しに相手の乳首にむしゃぶりついている。四本のスベスベの太ももがお互いを求めあって絡みつき、ぐにぐに蠢いている。下の娘の手が上の娘のお尻を鷲掴みにしてぐいぐい揉みしだくと、男にはない臀部の肉のやわらかさが、ゴムマリのように変幻自在に蠢いた。

 二人は体を前後に揺すりながら、自分と相手に快楽を提供し合っていた。女の体のこと、どこが感じるかということを良く知っているから、勝手知ったる愛撫で、お互いの性感帯を慰め合う。二人の乳首がクニュクニュと擦れ合えば、二人とも顔をのけぞらせて悦びを分かち合うのだ。

 髪の毛以外、どこにも毛が生えていない白い肢体が、なまめかしく動いている。同居している友たちだから、性格も体のクセもお互いに良く知っていて、自然と役割分担もできているみたいだ。よく知っている相手だから、興奮もいやがおうにも高まっている。二本の白百合は、上品に、しかも生々しく抱き合っていた。

 「ぅぅ…」その光景を覗いていた僕はもう目が離せなくなり、ツルツルの貝を合わせながら腰をゆっくり動かし続ける美少女たちに、どんどん魅了されていった。気がつくと背広が消えて全裸になっている。女の園でレズシーンを見せつけられて、興奮してしまっていた。

 かすかに漂う淫気が僕の理性を奪い続ける。まずい、このままでは彼女たちの部屋に突入してしまう。何とかしてこの場を離れなければ…僕は後ろを振り返る。後ろ髪を引かれる思いで何とかレズの宴から目をそらすことができた。

 気を静めるために…反対側の部屋を覗こう。誰もいない居間を見続ければ興奮も収まるはずだ。「!!!」反対側の部屋はもっといけなかった。ソファーに座った全裸の女の子の後ろに、もう一人の美少女が張りつき、一方的にふくよかな乳房を責め続けている。

 受けの子は足をモジモジさせながら、感じやすい乳房をこねくり回され続け、目を閉じていやらしく体をくねらせている。責めている方の娘はクラスメートのたわわな胸を揉みしだきながら、彼女の耳を唇で挟んでいる。そして…その視線は完全に僕の方に向けられていた。

 誘うような視線で目を細める、責めの美少女。受け身の子は快感に我を忘れていて僕には気付いてないみたいだ。だが一人に気付かれてしまっている。まるで僕に見せつけるみたいに、相手の乳房を強調し、指先で巧みに乳首をこねくり回している。快感に身を捩じらせる、受け身の子の肉の動きもセクシーだった。

 静まる前に連続視覚攻撃を受け、僕はいたたまれなくなった。自制が利かずに、ついドアを開けてしまう。引き寄せられるように中に入ると、ドアが自動的に閉まった。女の部屋に突入してしまった。途端に、強烈な淫気にさらされる。

 これは…昼間校舎で嗅いだフェロモンだ。だが、校舎の時よりも強烈な感じがする。この部屋にいるだけで頭がフラフラしてくる。ただ立っているだけで、ガマン汁があふれるくらい、体が疼き始めた。この淫気や色気は…目の前の全裸の美少女たちから発散されたものだけじゃないみたいだ。

 女の子たちは全裸の若い男が部屋に侵入しているのに気にするでもなく、一心不乱に女同士でいやらしい営みを続けている。その顔は上気し、オンナから垂れた体液でソファーがぐっしょり濡れ、床まで滴り始めている。興奮する若い女のハアハアという息がお互いをますます高めている。

 ふわあっ…天井から生暖かい風がかすかに吹いた。「う…うぐ…!?」僕はお尻の奥がくすぐったくなって、反射的に腰を引いてしまった。誰にも触られていない。見られているだけだ。何の刺激もないのに、僕の性感帯が激しく刺激されたみたいだ。

 今の空気は…天井にポツポツ空いた小さな穴から入ってきたものだ。ま、まさか…この淫気はどこかから送り込まれているのか!?寮内の空調をとおして、各部屋に男女を狂わせる催淫ガスが送り込まれているというのだろうか!

 な、なんとなく…分かってきた気がする。「吐く週」に入ってから、何者かが空調設備に細工して、強烈な淫気がすべての部屋に大量に送り込まれる。部屋の住人たち、女学生たちは四六時中催淫ガスにさらされて興奮し、同室のクラスメートたちと淫らな行為に及んでいるんじゃないか。だとすると今、寮内のすべての部屋が淫乱なレズパーティー会場と化している可能性がある。

 若い娘たちが淫気を吸って、無我夢中で同性相手でも裸で抱き合ってしまう。お互いの体をまさぐり、愛し合い、快楽を求めさせられているんだ。居間にいない娘たちも奥の部屋とかで同じような行為に及んでいる。だとするなら…これは大変なことだ。

 もしかして、この淫気に当てられた娘たちが体からフェロモンを出し、校舎内まで淫らな空間と化すくらい、一人一人がしっとりした色気を醸し出すようになっているのだろうか…そこまでは分からないが、今、目の前に繰り広げられているクラスメートたちの狂淫ぶりは異様だ。これは間違いなく、天井から降り注がれ続けている毒気によるものだろう。

 だとしても、一体誰が、何の目的でこんなことを…! それは分からない。が、早く理事長にこのことを知らせ、一階に戻って空調室に行って、ガスを止めないといけない。

 だが僕は動けなかった。自分も強烈な淫気の罠にはまり、体の疼きをどうすることもできなくなっていた。それに目の前で蠢く裸の美少女二人が、おあつらえ向きに僕の心を縛りつける。性欲の虜になって、どうしようもなく射精したくなっている時に、全裸の若い娘が二人目の前に用意され、しかも淫らな行為で快感をまさぐりあっているとなったら、もうガマンできなかった。

 僕は大股を開いてよがっている美少女のオンナに手を這わせた。ふくよかな乳房は後ろの子に刺激され、下腹部は僕の手で気持ちよくなっている。「ああん!用務員さん!保奈美、あたしもう…!」「ふふふ…カワイイ…いいよ加奈子、またイッちゃって。」「んああっ!」女の子はガクガクと震え、大量の体液を放出しながら果てた。僕の手は加奈子(パズル愛好会のとは別人)の愛液で、あっという間にびしょびしょになってしまった。

 「あふ…もう小一時間も胸だけで…イキまくっちゃった…最後は用務員さんの指が気持ちよかったです…」加奈子はソファーから降りて床の上に正座した。「さあ、次は用務員さんの番です。加奈子と同じことしてあげる…」「んぁ…」僕は言われるままに立ち上がり、大股を開いて手を伸ばす保奈美の股の前に座った。お尻が二人の愛液に濡れた。

 正座していた加奈子が僕の足を広げると、保奈美のふとももに当たった。ペニスが加奈子の前に曝け出されて、ヒクついている。「用務員さん。加奈子はこうやって…胸を後ろから揉んであげるだけで、何度もイッたんですよ? 用務員さんはどうかな…?」

 保奈美は僕の背中に乳房を這わせながら、男の胸板をまるで女性のを揉むように優しくさすり、ついにぎゅっぎゅっと揉みしだき始めた。やわらかい手のひらが僕の上半身にピッタリ張りつき、僕の胸をまるで乳房があるみたいに力強く揉み続ける。全身にジワジワとくすぐったさが込み上げ、僕は女になって同性にかわいがられている気分になった。

 いきり立ったペニスをやわらかい手でしごき続ける加奈子は僕の目を見ながら「さっきのお返しだよ?」と可愛らしく微笑んだ。僕が指で激しく加奈子のオンナを刺激してあげたのと同じように、今度は加奈子がペニスをしなやかな指先で素早くしごき上げる。

 僕は我を忘れて保奈美に背中を預けつつ、上半身も下半身も快感にさらされ続けた。玉袋をコロコロくすぐる加奈子の指先がくすぐったくて、僕は身をよじらせた。そこにオッパイモミモミ攻撃が、容赦なく襲いかかってくる。保奈美は巧みに乳房を滑らせながら、僕の首筋を強く吸った。

 「用務員さん…スキ…」加奈子が自慢のオッパイで挟んでくれた。さっきまで散々揉みしだかれて赤くなっているふくらみが、今度はペニスを赤く染める。天にも昇る心地のゆっくりした上下運動が、だんだんスピードを増し、淫気に当てられていた僕は、すぐに限界に達した。「くうっ!」僕は加奈子の乳房の間から白濁液を噴き出す。

 それでもものすごい勢いで上下する加奈子の乳房はペニスを刺激し続けた。「ああん、止まらないよぅ…」パイズリのスピードは衰えることなく、ペニスをしごき続けた。保奈美は僕の胸を揉みしだきながら、巧みに乳首を指先や爪でくすぐった。生暖かい空気が天井から降ってくると、僕はまた射精してしまう。

 「ねえ用務員さん…私も…そろそろ気持ちよくなりたい…。」保奈美が懇願してくる。僕はそれを受け入れる合図として、ディープキスに応じた。「じゃあ今度は私が後ろになります。」保奈美と交代で加奈子が僕の背中に胸を這わせ、僕の足にピッタリふとももを張りつけて大股を開く。

 保奈美が座っている僕にのしかかる。対面座位で挿入し、待ちに待ったという勢いでグリングリンと腰をグラインドさせた。前後から二人の乳房が僕の上半身で蠢く。僕は天井から降り注ぐ淫気と、二人の白い肌から分泌されるフェロモンにほだされ、保奈美のオンナがペニスをこねくり回し続ける動きに翻弄され、あっという間に精液を女体の神秘に吸い取られてしまう。

 「私にも入れて…」加奈子が耳を噛む。僕は体勢を変えてソファーに彼女をあお向けにし、正常位で加奈子を悦ばせてあげた。実質悦ばせられたのは僕の方だった。下から上にぐいっぐいっとなまめかしく突き上げてくる腰の動きが、締めつけながらもペニス全体にやさしく絡みつく筒の蠢きが、玉袋やお尻の穴を執拗にくすぐり続ける保奈美の指先の魔術が、すぐに僕を満足させた。

 「ねえ、もっとお…」「ようむいんさん…」二人は狂ったように僕の体を求めてくる。まずい、彼女たちは淫気に当てられておかしくなってるんだ。早く空調を止めて彼女たちを、そして恐らく寮全体で女同士で求めずにいられなくなって蠢いている女学生たち全員を、助けてあげないと。理事長に報告するのはあとからでもいい、一刻も早く…一階へ…

 立ち上がろうとする僕に、オンナから粘液を滴らせ続ける二人の美少女がしがみつく。そこにあのガスが送り込まれ、僕も含めて性欲の虜にし続ける。でもだめだ、ここにいたら、永遠に彼女たちと交わり続けさせられるだろう。彼女たちも我を忘れて、セックスしか頭にない状態にさせられている。ここは応じるわけには…うう…スベスベの肌が前後から僕を挟んで蠢いている。僕は思わず二人のオンナに手を這わせてしまった。

 「あん、いいよ用務員さん。気持ちいい…」「ね、ねえ…ねえ…私たちと…何もかも忘れて…もっともっと気持ちよくなりましょうよお…用務員さぁん…」「ぅぅ…」僕は再びソファーに押し戻される。そして二人がかりで亀頭や根元を舌先でチロチロしてくれた。ぴるっ! 精液が二人の顔にかかる。

 「くっそ、だめだあ! 僕は下に行く!」僕はペニスをいきり立たせたまま女学生を押し返し、玄関に向けて歩き出した。「だめっ!」「逃げないでっ!」すかさず保奈美と加奈子が僕の前に回り込む。僕は多少乱暴でも二人を突き飛ばして廊下に飛び出した。

 廊下は淫気がほとんどない。各部屋だけが色気で充満しているんだ。だからこんなに静かなのか。みんな自分の部屋でクラスメートたちと抱き合っているし、その音は廊下にも隣の部屋にも漏れない。どっちにしても整備室に行ってガスを止めないと。僕は急いでエレベーターに向かった。階段よりも時間が短いエレベーターを選んだのに、かえって時間がかかってしまった。

 エレベーターのドアはすぐ開いたが、そこにはぎっしりに近いくらい女学生たちが詰め込まれていた。全員全裸で、だれかれ構わず胸やオンナをまさぐり、キスし続けている。ドアが開いてその光景を見たとたん、僕は逃げ出そうと思ったが、それよりも早く、十数本の手が僕をエレベーターの中に引き込んでしまった。

 エレベーターの中はあの邪悪な淫気が噴き出している。その毒気に再び当てられてしまった。「つーかまえた♪って、用務員さんだぁ!」「ラッキー!」「オトコだ!やった!」女の子たちはお互いを慰めあっている。隣の娘の胸を揉む美少女のオンナは、後ろの子がかわいがっている。そんな淫らな女の子たちの渦に巻き込まれた僕の全身にも、容赦なく女手が絡みついてきた。

 最初にこのエレベーターに乗った娘が毒気に当てられ、次の子が外からドアを開けると引き込んだ。そして人数を増やしながらエレベーターという罠を貼っていた。引き込まれた娘はとたんに淫乱になって、まわりの饗宴に参加する。エレベーターは上下しながら次々若い娘を飲み込み、ついに僕が狭い空間に閉じ込められてしまった。

 中から外には出してもらえない。外から知らずにドアを開けた娘は中の饗宴に引き込まれてしまう。そうやってエレベーターはぎっしりと裸の女で埋め尽くされてしまったんだ。セクシーな美少女ホイホイと言った感じだ。

 そんな中に男一人が引っかかったのだからたまらない。僕はあっという間に全身をさすられ、下腹部をこれでもかと刺激される。淫気が降り注ぎ続け、手コキの感度を高め続ける。あっという間に女たちの手でイク。女の子たちは僕に群がっておっぱいやふとももを押しつけ、こすりつける。

 ペニスは手やふともも、お尻でかわいがられ続ける。次々と立位で挿入しては、積極的に腰を前後させる。僕の体は後ろで数人が支え、彼女たちの腰や手が僕の腰をムリヤリ突き上げる。前向き後ろ向きで全身を女体に包まれたまま、ペニスがいやらしい筒に搾り取られ続けた。

 片足を上げて挿入した娘は、柔軟な体位で腰をグラインドさせる。対面立位なのに騎乗位のような滑らかな動きに翻弄されて射精する。次の娘はバックで挿入して、腰を上下左右にこねくり回してきた。臀部のスベスベの肌が、僕の下半身を滑りまくる。

 狭いエレベーターが上下しながら、僕をいつまでも射精させ続けた。逃げ場はない。エレベーターにぎっしり女の子が詰め込まれ、ぎゅうぎゅうとやわらかい肉体で、僕の全身を翻弄している。彼女たちは、僕が感じるすべてのことを容赦なくしてくれるし、女体のすべての器官を駆使して、僕を高め続ける。エレベーターが上下するということは、次々と美少女たちが乗り込んできては、饗宴に参加させられている…ということだ。

 まずい、このまま僕はずっと女学生たちに抜かれ続け、彼女たちの性欲を満たすための道具になるんだろうか。しかし、催淫ガスが彼女たちの性欲を無尽蔵にするし、もちろん僕も、ひっきりなしに毒気に当てられて、いつまでも濃い精液を吐き出し続けている。疲れないことが、かえって不気味だった。早く脱出しなければ…しかし彼女たちは逃がしてくれない。一体どうしたら…

 ビィィィ〜〜〜〜〜!!!「テイイン おーばー デス。」

 エレベーターの動きが止まった。どうやら重量オーバーになったらしい。上下するたびに女の子を引き込んで、許容量を超えたのだろう。チャンスは今しかない。僕は渾身の力で裸の女の子たちを掻き分け、エレベーター型美少女ホイホイから脱出した。

 ちょうど一階だった。僕は迷わず空調室に向かう。カギは…掛かっていない。何者かが寮のお嬢様たちを狂わせたんだ。許せない。僕は機械音がする部屋に入った。大きな機械が部屋の中にある。これが寮全体の空気設備を管理してるのか。

 こういうのにはあまり詳しくない。どこから淫気が送り込まれているのかも分からない。でもスイッチを切ってしまえば、淫気もストップするはずだ。「主電源」と書かれたボタンを押すと、轟音が止まった。これで…空調は止まった。だがいつまでも止めているわけにもいかない。理事長に報告して
直してもらわなくては。

 とにかく、淫気供給が止まったかどうか、たしかめないと。僕は階段から二階に上がり、一番端の部屋にノックして入った。ぶわあっ!! 部屋の中で生暖かい風が吹き荒れる。こっ、これは一体…

 「あ…ん…気持ちイイ…」「すご…さっきより濡れてる…」奥から声が聞こえてきた。居間の奥だ。まだ女の子たちが抱き合っているのか。強烈な淫気が充満している。機械は止めたはずなのに…さっきよりも強くなっているなんて。

 僕はまた我を忘れた。ふらふらと奥の部屋に吸い寄せられる。ドアを開けると、白い肌の美少女が二人、お互いの貝を合わせて腰をくねらせている。乳房を揉みあい、オンナから愛液がしたたるに任せている。ここの学生はみんな、パイパンだった。だから、いやらしい部分もキレイによく見える。

 「来て…用務員さんも…」僕は誘われるままに、色気を発散し続ける女の子たちに絡みついた。貝合わせをしている美少女たちのオンナの間にペニスを捻じ込む。「んあっ!」二人が同時に鳴いた。

 ペニスはオンナのワレメに上下からホットドックされ、膣とは違う皮膚の締めつけにさらされた。僕は一心不乱にペニスでオンナ表面を擦り続ける。彼女たちも腰をくねらせ、ペニスを挟み込んだまま、ぬるぬると滑らせてくれる。女どうしで、乳首をくりくり押しつけ合い、彼女たちは上半身も下半身も気持ちよくなっている。

 マン肉ズリ攻撃にさらされ、僕はひとたまりもなく、彼女たちの股の間から白濁液を飛び出させた。それでも、彼女たちの腰の動きは止まらず、しかも強烈な色気が、彼女たちの体からあふれ出し、僕を狂わせ続けた。

 ペニスを抜くでもなく、僕は射精しようがするまいが腰を前後させ続ける。脈打ちが止まらない。快感で頭の中が真っ白になり、何も考えられなくなって、腰を前後させる機械になりはてていた。美少女たちのフェロモンや、かわいらしい吐息が、僕を興奮させ続ける。

 ぶわっ! また生暖かい強い風。今度は天井からじゃない。間違いない、彼女たちの体から風が起こった。僕の仮説が崩れた瞬間だった。

 空調設備から催淫剤がばら撒かれたんじゃない。彼女たちの体から強烈なフェロモンが吹き荒れてたんだ。空調はただその淫気を外気と混ぜ、吸い込み、薄めていたに過ぎない。天井から淫気が降ってきたと感じたのは、かき混ぜられた空気が降りかかったからだった。

 ということは、空調機械を止めてしまったんだから、淫気がエアコンに吸収されることなく、女学生たちから容赦なくあふれるに任せている状態だ。これでは彼女たちを救うどころか、ますます淫らな気分にさせるだけだ。

 それにしてもどうして…昼間の校舎にしてもこの寮にしても、若い娘たちはここまで豹変し、男を狂わせ、自分とクラスメートをレズに走らせる淫気を醸し出すようになってしまったんだろう。これは人間のなせる業じゃないぞ。一体どうなっているんだ…

 だがそんな謎なんか、どうでもよくなってきた。目の前でペニスを吸い続ける娘たちに翻弄され、彼女たちのオンナやお尻の穴に包まれるたびに、ペニスが搾り取られ、僕の方こそ快感の虜になってしまっていたからだ。でも心の奥で警鐘が鳴っている。

 口、オンナ、アナル…ペニスが入るところならどこでも、女体が包み込んだ。そして女の肌全体が僕の体中を刺激し、僕は休む間もなくイかされ続けた。ペニスが穴から零れ落ちるとすかさず手や口、わきの下やふともも、お尻が亀頭や棒をくすぐり、萎えることを許さない。玉袋やお尻の穴、会陰もひっきりなしに刺激され、上半身も下半身も、女の子の肌に包み込まれた。その営みのすべてが、精液へと結晶して彼女たちのために供される。

 しこたま抜かれ、気がついた時には、外が暗くなっていた。とっくに勤務時間は終わっている。だめだ、このままここにいたら、一晩中この二人に犯され、死んでしまうかも知れない。命の危険を感じ、僕はやっと我に返った。

 女の子たちも体力が尽きたのか、やっとベッドにあお向けになって息を切らし始めた。それでも二人は、お互いの乳房を片手でまさぐり、愛し合うのを忘れない。抜け出すなら今しかない。

 僕は無言で部屋を出て行った。廊下はやっぱり静まり返っている。エレベーターからも饗宴のあえぎ声が聞こえている。気を失うまで続けるつもりなのか。とにかく寮を出よう。あとのことは、戻ってからじっくり考えるんだ。脱出が先だ。

 月明かりも届かない暗闇の森を抜け、僕は何とか部屋に戻った。夕食がすでに用意されて置かれていた。例の精進料理だった。空腹だったので、僕はそれを平らげ、すぐにベッドに横になると、寝息を立て始めてしまった。帰るなり疲れが出てきたので、考える余裕もなく、僕は夢を見ずに眠りこけてしまったようだ。


###一方、その頃…###


 理事長「ご苦労様。吐く週第一日目、よくやったわ。」
 マミー「怪しまれませんでしょうか?」
 理事長「心配は要らないわ。彼はもう何も考えられないはずよ。残り六日で、彼の精を3分の2吸い取り、少し休ませてから最後に第一級の儀式で終わりにしてあげましょう。…来月いっぱいまでの命ね。ふふふ…」
 マミー「昨日までの『吸う』段階では、男の欲望を女たちが吸い取り、”気”のエネルギーとして体内に溜め込み続ける週でした。だから、みんな裸同然の格好をして、男の欲望を掻き立てるべく積極的に襲わせたのです。そして今週、それを淫気に変えて「吐く」のです。細胞から、毛穴から、呼気から、果てはガスにいたるまで、たえず女の色香となって吐き出され続け、近くにいた男は、見るだけで自制が利かなくなる。しかし、抱いたが最後、女たちの汗や唾液や愛液が強烈な催淫ローションとなって、男を包み込む…逃げられないわ。」
 理事長「吐く週初日、学生たちは全員ちゃんと変わったわね。用務員さんったら、静かな校舎内で、ものすごく乱れたみたいね。男なら誰でも、あの女色の雰囲気に飲まれたら、ところかまわず欲情してしまう。まずは成功と言いたいわ。」
 マミー「はい。彼はあちこちで学生たちに精を吸われました。『吐く週』の女体改造のもう片方も、うまく行っています。片方が文字どおり淫気を吐く改造、もう片方が受け取った精を体内に吸収できる改造…」
 理事長「どこに射精しても、全身から精を吸収できる体、もう立派な生贄ね。」
 マミー「御意…あとはたっぷり精を溜め込みさえすれば、全員完全な生贄となります。」
 理事長「楽しみだわ…ところでマミー、もう一人の手はずは整ってる?」
 マミー「ご心配なく。数学担当として来月から臨時で赴任することが決定しております。彼も必ず来るでしょう…用務員さんだけでは不十分な精の提供者として。念のため、もう一人の採用も検討しております。」
 理事長「生贄の素地作りは完璧。あとはこの素地にたっぷり精を溜め込ませて、全員を完全な生贄にすることだけ。今は”入れ物”ができた段階、ちゃんと”中身”を満たさなくては。…失敗は許されなくてよ?」
 マミー「はっ。十分心得てございます。…ところで理事長様、午後から用務員さんの姿が見えなかったのですが。」
 理事長「ふふふ…私が頼んで、とってもいいところに行ってもらったのよ。生贄作りのためにね…」
 マミー「ま、まさか寮に…危険です!感づかれてしまったら…」
 理事長「さっきも言ったはずよ。もう彼には考える力がない。吸収は始まっている。…たしかに空調を止めようとしたり、僅かな理性は残っているみたいね。でも、それも初日でせいぜい終わるでしょう。昼に校舎内で吸い取るだけじゃ不十分よ、夜もしっかり提供していただかないと。」
 マミー「理事長様…あなたはなんという…」
 理事長「マミー、復活のための大事な営み、ここへ来てやり過ぎということはないわ。それとも、数千年も引き離された私たちの父を復活させるのに、手を抜けとおっしゃるのかしら?」
 マミー「い、いえ、決してそのようなことは…わたくしはただ…」
 理事長「安心なさい。あれだけたっぷり淫気が体に染みついてしまって、しかも第二級の魔力が彼の心と体を蝕んでいるのです。あとはのめりこむだけです。万が一感づかれたとしても、それが何だというの。せいぜい私たちのたくらみを知りながら、欲望に負けて射精し続けるだけよ。昨日まで注意していれば、逃げられる心配はもうないわ。」
 マミー「…御意。」
 理事長「それよりもマミー、この一週間は絶対に手は抜けない。彼が起きてから寝るまで、一時も休ませずに”器”を差し出すようにセッティングしておきなさい。今日みたいに、音楽練習室で無駄な時間を過ごさせることのないようにね…コーラス部員を送り込んだけど、少し休ませる時間を与えてしまったわ。」
 マミー「も、申しわけございません! 明日からはしっかりと…」
 理事長「分かっているわね、吐く週の犠牲となる男は、疲れ知らず枯渇知らずになる。彼に快楽をたやさないように、しっかりやりなさい。」
 マミー「かしこまりました。」


###闇の一ページ###


 夢を見ずに目が覚める。体調はすこぶる良好。昨日までの疲れもどこへやら、肉体的にも精神的にも絶好調だった。だがこのハイテンションが、かえって怖かった。昨日…僕は妖しい色香に飲み込まれて、我を忘れて破廉恥な行為に及んだ。何度出したかも分からないくらいだ。

 それなのに、体の疲れは残らないし、痛みを感じたこともない。それ以前に、用務員としてあるまじき行為をしたというのに、全然罪悪感というものがわいてこない。やって当然という気持ちになってしまう。そんな気持ちを抑えようと、自分自身を説得する。頭では分かり切っていることなのに、全然心が痛まない。そういう変化が、自分が自分でなくなっているみたいで恐ろしかった。

 スッキリ気分爽快で、女学生たちへの破廉恥な行為をまるで気にしない状態、頭で戒めようとしても、「おはようございます」と女の子たちが入ってきたとたんに消し飛んでしまい、テンションが高いまま朝立ちを強めた。

 やっぱり女の子たちの様子が変わっている。キャピキャピした雰囲気ではなく、しっとり静かな妖しい雰囲気を漂わせている。明るく笑いかけることがない代わりに、おしとやかな視線で男を欲情させ続ける。ストッキングを穿かないバニーガールの格好がいやらしかった。

 僕はベッドに腰掛けて、パジャマを脱がせてもらった。下着もシャツも。ギンギンのペニスがあらわになる。娘たちは何も言わずに、僕を取り囲んで、まるでそれが仕事の一環であるかのように、ペニスを集団で握り締め、何も言わずにしごき始めた。

 やわらかい手や指先が、根元からカリまで被い尽くし、すりすりとしごいたり全体を揉みしだいたりしている。玉袋もコショコショされ、周辺のくすぐったい部分も満遍なくかわいがられる。周囲にピッタリ張りついた女学生たちのふとももが、僕の下半身をスリスリと滑っていった。

 「うう…出るよ?」「…。」執拗な集団手コキに耐え切れなくなり、目の前でひざまづいている女の子の頭を撫でながら、僕は腰を引いて射精準備に入った。娘たちは無言でペニスをしごき続ける。「うっく!」白濁液が勢いよく飛び出した。

 彼女たちは無言のまま精子を吸い取ると、新しいジャージを用意してくれた。それを着せてもらい、朝食。あの精進料理だった。これを食べるともっと元気になれた。

 食べ終わった時、ペニスも元気を取り戻した。罪悪感や戒めの気持ちがよそに吹き飛んでいた僕は、バニーガールの一人に抱きついた。折角身につけたジャージ下をトランクスごと脱ぎ、若い娘の生足を己のふとももで堪能する。女の子は後ろを向いてお尻を差し出した。

 僕はペニスを女学生の股の間に挟み込むと、自分から前後に動いた。他の女の子たちも群がって、僕の動きをサポートしてくれた。バニーガールの胸を揉むと、胸部分がはだけ、おっぱいが丸ごと露出してしまった。それでも構わずに、僕は吸いつくような乳房を後ろから揉みしだき続ける。

 お尻の穴を細い指先でグリグリされ、数本の手が玉袋をさすり、前の子の股に手を入れて、指先で亀頭がこねくり回された。棒全体が、むっちりしたスベスベのふとももに包み込まれてしまっている。彼女は腰を左右に揺り動かして、ペニスを包み込んだままこねくり回した。

 誰かの中指が裏スジにぐいっと押しつけられる。きゅっといいタイミングで、ももが締まり、僕は体の中から強烈なくすぐったさが込み上げるのを感じだ。「ああっ!」「…。」女の子たちは無言・無表情で僕を射精させた。

 バニーガールたちが帰った後、僕はまたジャージをはいて外に出た。昨日と同じ、静かな雰囲気だ…チャイムが鳴る。30分で授業が終わる。その間、校舎の周りを見回っていた。誰もいない。休み時間になって、女の子たちが外に出てくる。新鮮な空気に当たったおかげか、多少の理性を取り戻していた。

 女学生たちは相変わらずしっとりした妖しいフェロモンを醸し出していた。この淫気に当てられると、昨日と同じく激しく欲情してしまう…どこか避難する場所がないだろうか。昨日は失敗したから、別の場所がいい。…といっても、いつまでも逃げ続けられはしないのだが。一回は校舎内を見ないとね。でもそれなら、できるだけ女の園や密室を避けた方がよい。

 大聖堂…は立ち入り禁止だったな。体育館がいいかな。意外にあそこは風通しがいい。僕は体育館に向かった。中には誰もいない。ピアノの近くに腰を下ろし、状況を整理しようと思った。

 決定的に変わったのは昨日からだ。『吐く週』から、学校全体の雰囲気が一変してしまった。変わったのは女の子たちだけじゃない。僕の方も妙にテンションが上がっている。元気すぎる。でも…どうして変わってしまったのか、まったく分からない。

 夕方、寮に行ったよな。そこでも破廉恥三昧だったが…最初のうち、淫気が何者かによってばら撒かれ、女の子たちが犠牲になってるかと思ったが、実際はまったく逆で、彼女たち自身が強烈な淫気を発散していた。だから寮でも校舎でも、女学生を見たとたん、僕は欲情してしまったんだ。

 一体、何が起こっているというのだろうか。皆目見当もつかないが…何かが起こっていることはたしかなんだ。授業中、僕は女教師の前で女学生たちに襲い掛かった…でも誰にも咎められないし、みんな無反応だった…相手の娘たちだけ、僕を受け入れ射精させてくれた。

 …。分からない…深く考えようとすると、状況を整理しようとすると、頭の中にモヤがかかったようになり、ぼ〜っとしてしまう。そしてすぐさま、彼女たちとの痴態や朝抜きの記憶がフィードバックして、激しく欲情してしまうんだ。

 そんなエッチなシチュで頭がいっぱいになりそうになると、僕はかぶりを振ってそれを払いのけ、まじめに考えようとするのだが、やっぱりどこかぼや〜っと思考が鈍ってしまい、そこにすかさずピチピチの女の子の肢体が、ぶわっと頭を満たすのだ。

 学校当局は、僕のこの痴態を把握しているはず…。堂々と女教師たちの前で射精してたからね。それなのに、呼び出されもせず、問題視されないなんて…なんだかわけが分からない…また頭がこんがらがってきたぞ。今朝のバニーガールたちのぷりぷりのお尻と手が気持ちよかったなあ…うっ、イカンイカン、えーっと、問題視されないから…当局は…淫気が…寮のエレベーターでみっちり女の子たちに包み込まれて抜かれまくったっけ、今日も寮に行くから、また同じ目に遭いたい…って、そうじゃなくって! 学校側の僕に対する考えはどうなっているかという話だ…バニーガールのふとももと手が…

 だめだ、全然考えがまとまらない。まるで理論的に整理しようとすると、エロい記憶が噴き出して妨害しているみたいに、僕は混乱し続けた。そうこうしているうちに、休み時間も終わりに近づいた。

 ガラ。体育館の扉が開かれる。「!」静々と女学生たちが入ってきた。しまった、次は体育館で授業があるんだ。急いでこの場を離れないと…

 しかしもう遅かった。制服姿の美少女たちは、体育館の中で、僕の目の前で服を脱ぎ、無言で着替えを始めた。肌のこすれる音、衣擦れの音がスリスリと体育館で小さく響く。その着替えシーンの妖しい媚態を目の当たりにしただけで、僕は完全に魅了され、激しく疼いてその場を離れられなくなってしまった。サカリのついた未熟なオスのように、僕はフラフラと女性の集団に歩み寄っていった。また僕は、いつの間にか全裸になっている。

 ブラジャーにブルマ姿の女学生に抱きついた。彼女は着替えを止め、僕の行為を受け入れた。僕は彼女を横向きに寝かせ、一緒に寝ると、そのふくよかな臀部にぐいぐいペニスを押しつけた。胸やおなかを抱きしめ、揉みしだきながら、我を忘れて腰をくねらせると、あっという間に高められた。スベスベの肩や腕の、肌の感触が心地よい。

 僕は、ブルマ娘の食い込んだ臀部のワレメにペニスを押しつけながら、快感にブルッと震えて果てた。ブルマ娘は無言で立ち上がって着替えを続けた。精液は彼女の体に吸収されて跡形もなくなっていた。

 気がつくと、着替えをしている女の子たちの中に混じって、僕は全裸で横たわっている。淫気が重いガスのようにあふれかえり、僕を包み込む。毒気に当てられて僕は、また性欲がぶり返してしまった。

 だめだ、自制が利かない。僕は体操服にブルマの娘に抱きついた。そしてシコシコした生脚に自分の太ももを絡めてスリスリこすりつけた。彼女は無言でこれに応じ、自分からも足を絡めてくる。「あふぅ…」僕は女体の感触に悩ましいため息をついた。そして女の子の上に乗ると、ぐいぐい体を前後させた。やわらかい肉の弾力が僕を弾き返す。ペニスは、彼女の太ももやブルマに擦れて高められて行く。

 女の子は僕の首に腕を回して、自分からおっぱいを押しつけてきた。無表情なのがかえってそそった。「んむうっ!」「…。」僕はまた射精した。

 周りの娘たちは着替えが終わっていた。体操服の子、レオタードの子、ビキニの子、スク水の子とバラバラだった。性欲が鎮まらない僕は、立ち上がってレオタードの娘とビキニの娘に抱きつく。飽きることのないナマ足の感触を楽しんだあと、僕は女の子のビキニパンツを下ろして、前方からペニスを捻じ込んだ。

 始めのうちは、オンナの表面にウインナーが挟まり、彼女はふとももできゅっと締めつけてくれた。毛が一本も生えていないツルツルの表面がやわらかくて心地よい。僕は一心不乱に腰を前後させる。ビキニの娘は巧みに腰を揺り動かすと、ペニスはスッポリとオンナに飲み込まれてしまった。「んあっ!」その瞬間、僕は射精してしまった。

 それでも女の子は、僕を離してはくれず、立位のまま、グリングリンとなまめかしく腰をグラインドさせた。「んああ…」僕は腰を引いて快感に震えた。さっきの射精量がなんだか中途半端だったみたいで、精巣に溜まっているのを全部放出するまで、離してくれないんだ。「また…出るよぉ…」「…。」残り半分をビキニの娘に放出した。

 この場所にいるかぎり、娘たちのしっとりした色気に包まれて、僕はいくらでも欲情した。「あふ…」僕はレオタードの女の子に身をあずけ、彼女によりかかった。レオタードの子は、薄い生地越しに、女体の感触を僕の背中で受け止めてくれる。そして他の女学生たちが群がり、全身をしなやかな手で愛撫し、感じさせた。

 ペニスに群がるたくさんの手が、激しく蠢き続ける。彼女たちの吐く息がことさらに僕を興奮させ続けた。「んあっ!」女手の中から白濁液を噴き出させる。それでも娘たちは、交代で僕のペニスを、激しくその手で悦ばせ続けた。くちょくちょといやらしい音が響きわたる。

 棒をしごき、玉をさすり、亀頭をこねくり回し、つけ根の周りのくすぐったいところを強く擦りながら、女の子たちはひっきりなしに僕を射精に導いた。精液がかかった手が離れ、別の手がすかさず群がった。とっくにチャイムが鳴って休み時間に入っているのに、集団逆レイプの宴は止むことなく続いた。

 最後に、背中に張りついていたレオタードの娘が、僕にのしかかり騎乗位で挿入。すそをずらした華奢な体がスピーディに上下した。太ももやお尻が、僕の下半身を滑ったりこすれたりしながら、ペニスはキツイ締めつけと蠕動にさらされ、僕はあっという間に耐え切れなくなった。「…。」思いっきり女学生の膣めがけて濃い体液を放出。こんなに射精し続けているのに、痛みも疲れもなく、ますますテンションが上がり体が元気になっている。

 それでも、このままではまずいと思い、なんとか体育館を脱出。彼女たちは授業というより、自習か何かでここにきたのだろう。そこに僕がいたから、乱痴気騒ぎ(といっても騒いでいたのは僕一人で、あとはしっぽりおしとやかな雰囲気だったが)に発展してしまったんだ。出しまくったのに元気だったが、淫気に当てられた影響で、足元がふらつく。疲れではなく、ますます性欲が高まるがゆえのふらつきだった。

 「…!」通路から少し外れた場所で、テニスルックの女の子たちが、ラケットを持って素振りの練習をしていた。彼女たちが体を捻ったり丁度よいタイミングで風が吹いたりした時、白いミニスカートの中が垣間見えた。彼女たちは全員ノーパンだった。それを見つけた瞬間、僕の目は釘づけになってしまった。

 テニス美少女たち5人が並んでいる。ラケットを持って構えている格好で、僕にお尻を向けていた。あのスカートの下は何もはいてない…だから、お尻の形もくっきり現れていた。僕は彼女たちに吸い寄せられた。また服が消える。近づいた時、彼女たちは体勢を崩さずに素振りをやめた。

 何も考えられなくなった僕は、右端の娘のスカートをピラリとめくり、ペニスを突きたてる。いとも簡単にオンナに飲み込まれたペニスが、強烈な快感に翻弄された。テニス少女は、腰を左右にくねらせて僕を悦ばせる。僕は一心不乱に腰を前後させ続けた。「うっく…」あっという間に高められて、僕はイッた。

 すぐさま左隣のテニスルックの子に、またバックで挿入。同じように前後させる。ノーパン娘のなまめかしいグラインドがペニスをこねくり回してくれた。二人目にもすぐさま精を注ぎ込んだ。三人目は挿入ではなく、スマタだ。ツルツルのオンナ表面の感触がペニスを包み込み、ワレメにホットドックされた状態で、しっとりした動きに翻弄された。4人目もスマタ。

 最後のテニス少女のアナルに、亀頭をあてがった。彼女はゆっくりと腰を引いて、ペニスを排泄器官に飲み込もうとする。亀頭がお尻の穴を突き破って、どんどんのめり込んでいく。他の娘たちが、注意深く僕の腰を前に押し、最後、一気に全身を使って僕の腰を強く押した。

 ズン!「うはっ!」アナルの暴力的なきつさに僕は一瞬にして高められ、入れたとたんに放出してしまう。「うっくう…」何とか引き抜いたはよいが、今度は後ろに張りついていた娘たちが相手だ。僕は最初に出した子のスカートを下ろし、アヌスに味を占めたのをいいことに、女の子のお尻の穴を押し広げた。

 若い娘の毛の生えていない菊穴が広がる。さっきと同じようにペニスを突きたてると、テニス少女は力を入れてグニグニ揉みしだいた。「あふ…」数コスリで僕は精液を吸い取られてしまった。

 白く眩しい服装の女学生たちはウェットティッシュを取り出し、ペニスを丹念に拭き取ってくれた。その刺激が、さわさわと性感を刺激し、掃除されているはずなのに、かえって亀頭の先を粘っこい白濁液で汚してしまった。

 そ、そうだ…ここでこんなことをしていては…せっかく体育館を抜け出した意味がない。このまま永遠に、この子たちと絡み合ってもいたいけど…校舎にも行かなければ…いや、校舎にも行きたい。大勢の可愛い女の子たちがしっとりと待ち構えてくれているんだ。

 僕は全裸のまま、校舎へと歩き出した。途中、体操服の女の子に出会う。フルチンで歩いていることに、まったく羞恥とか違和感を感じなかった。堂々と彼女に向かって歩いて行く。女学生の方も、こっちが裸なのに気づいても、何も反応を示さなかった。

 とにかく、女を見たらもう自制が利かないくらいに激しく欲情し、衆目構わず抱き締め、破廉恥な行為に及んでしまう。それなのに、罪悪感も羞恥心も不思議と沸き起こらなかった。淫気に当てられた瞬間、そんなことはどうでも良くなってしまうのだった。

 僕は女の子をあお向けにゆっくり寝かせた。ブルマの下は何もはいていないらしく、オンナの形がくっきりと浮き出ていた。僕は彼女の足を大きく広げ、浮き出たワレメにペニスを乗せて前後にこすりつけた。スリスリと軽くやわらかい生地が、裏スジをこすれていくと、僕は快感に呻かずにいられなかった。ふくらはぎのしっとり感が手のひらから吸い込まれていく。

 女学生は僕にされるがままになっていた。しっとりなまめかしい視線で、目を細めて僕の目を覗き込んでくる。そのいじらしい表情が僕の心を虜にした。「もう…ガマンできない…」布地の摩擦熱がペニスを高めた。僕は女の子の体操服をめくって、彼女の可愛らしいおへそに精液を放出した。精液はじわっと、キメの細かい女の子のおなかの細胞に吸い込まれていった。

 それでも収まらなかった僕は、彼女のブルマを脱がし、今度はツルツルのオンナに、じかに裏スジを擦り始めた。「ふああっ…」生地越しとは違う、じっとりとしたナマの感触、肌触り、ぬくもりが、あっという間に僕を高めた。ピンク色の綺麗な貝が、ペニスの細胞に喰らいつき、食い込み、一体化しているような錯覚を覚えるほど、自在に動いて皮を引っ張り、また引っ張られている。

 ぱたっ! 突然娘は、ふとももを閉じてペニスを挟み込んでしまった。裏スジの心地よさに棒全体へのやわらかい圧迫が加わり、僕は上半身をのけぞらせて白濁液をぶちまけた。この様子を、もう何人もの女学生たちが見ているのに、教師たちも通りすがりで見ているのに、僕たちはそのままにされた。

 「あふ…」ほんの一瞬、疲れが見える。その隙に、僕は女の子から離れるのだ。この一瞬を逃すと、また淫気に毒されて、我を忘れて女体を求めてしまう。疲労も、もう出ないという鈍い痛みも、淫気が掻き消し、あっという間に復活してしまう。コトが終わった直後の一瞬だけ、自分自身に戻れた気がした。が、その瞬間もすぐに終わりを告げ、僕はまたフラフラと、淫欲におぼれていくのである。

 校舎に一刻も早く入りたい。制服の女の子に、もっともっと射精したい。淫気を嗅ぎさえすれば、ものすごいスピードで精液が何度でも生産され、快感の波の中で精を放つ。きっと冷静だったら、この時の僕の行動は狂気そのものに映っただろう…今は何もかもどうでもよかった。

 僕は吸い寄せられるように校舎に入った。体育館よりも数倍強い(それでも寮よりはましな)淫気がしっとりと漂い、静かな雰囲気の中で、おっとり美少女たちが、ゆっくり誘うように歩いている。潤んだ流し目で言葉を発せずとも「お願い、来て下さい…」と言われてる気がした。

 僕はさっそく、目の前にいた美少女の制服を剥ぎ取った。彼女は上半身裸になった。ミニスカートだけでおっぱい丸出しの制服娘に飛びつくしかなかった。スベスベの女体の感触をたっぷり顔に浴び、足をこすり合いながら、彼女の生足を堪能する。吸いつくような女性の肌が僕を高めた。彼女は優しく微笑むと僕から離れ、しゃがんでピチピチの乳房にペニスを収めた。挟まれた瞬間、彼女のふくよかなバストに精液を上乗せした。

 女の子が離れると、僕はフラフラと数歩歩き、待ち構えていたかのように、癒しの微笑を湛える三人の女学生に吸い寄せられていった。女の子たちは僕を取り囲んでしゃがんだ。そして一人はペニスを口に含み、もう一人が脇から玉袋に吸いつき、三人目が後ろからお尻の穴に顔をうずめた。

 玉袋はふにっとした唇の吸引力でどんどん吸い込まれ、引っ張られ、ついにやわらかい口腔のぬくもりに完全に収められてしまった。そのままモゴモゴと口が蠢き、精子生産のピッチを強制的に高めてくる。舌が自在に玉袋全体を這い回るおまけつきだ。

 ペニスはぷるぷるの唇で優しくしごかれ、裏スジから尿道まで、巧みな舌先がヌメヌメと快感を送り込んできている。彼女はときおり、口をすぼめてペニス全体を締めつけたかと思うと、即座に口を大きく開け、舌を伸ばして上あごに亀頭を押しつけつつ根元を舌先でツンツンかわいがってくれる。

 後ろの娘は、僕のお尻を左右に大きく開いて、むき出しになったお尻の穴めがけて、可愛らしい舌を捻じ込み、まわりを丹念にくすぐるように舐め回しながら、穴を責めてくれる。舌がときおり長く伸ばされ、会陰めがけてぬち〜っと這う。柔らかい鼻息がお尻の穴をくすぐった。

 下腹部のほぼ全体を同時に口で責められて、我慢できるはずがなかった。僕はペニスを咥えている女の子の口に射精する。すかさず三人は役割を交代し、さっきまで玉袋を口に含んでいた、くまさんのようなふにふに女の子の口が、ペニスを捉えた。玉袋は、さっき精液を飲み込んだ口の中に吸い込まれる。

 強烈な快感に腰を引くと。後ろのアナル娘の舌が猛威を振るう。その筆舌に尽くせぬくすぐったさに力んで、腰を突き上げれば、こんどは前方のふにっ子が激しくペニスを唇でこすりつける。どっちに転んでも玉袋がモゴモゴかわいがられて、射精感を高められた。また僕はこの三重苦の体勢のまま、イってしまった…。

 僕は彼女たちから離れると、次の快楽を求めて廊下を歩く。そこでチャイムが鳴り、女学生たちは、今日最後の授業のために、無言で教室に入っていった。それでも、僕の疼きは収まらず、授業中の教室に乱入して、次々と女学生たちを犯した。異常事態に陥っているという感覚がまるでなかった。

 30分なんてあっという間だ。お昼になり、『吐く週』の授業が終わる。女学生たちは妖しい雰囲気を醸し出したまま、寮に帰っていった。僕は、自分が自分ではないみたいに、ひっきりなしに射精し続けていたが、誰もいなくなった校舎内で、徐々に意識がはっきりしてきた。女の子たちがいなくなったので、淫気が和らいだのだ。

 だんだん、さっきまで自分がしていたことの意味を理解するようになった…が、ヤバイという気持ちにはならなかった。もしヤバイことをしているなら(常識的に考えれば十分ヤバイ)途中で引き剥がされ、頭がおかしくなっていたはずだから、病院にでも強制的に送られていたはず…お咎めがまったくないというのは、ともかくも安心だ。そんな考えが頭をよぎる。

 どうしてこんなことになってしまったのか、「お咎めがなければ反社会的な破廉恥な行為が許されるのか」とか、そういうことを考えようとすると、途端に頭がぼ〜っとしてきて、思考が停止してしまう。自分がおかしくなっているはずなのに、「何とかしなくちゃ」という思いさえ沸き起こらなかった。

 それどころか、放課後は寮に行く時間だ、そこで女の子たちに抱きつこう…またあの淫気に当てられて、快楽の海に溺れたい…そんな風に考えるようになってしまっている。あの淫気が、麻薬のように僕を求めさせるんだ。

 僕は寮に歩いて行った。ジャージもどこかに脱ぎ捨てて、全裸になっている。昨日は3年生の寮だったから、今日は1年生がいいな。一年寮に吸い込まれて行った。

 建物の造りは、他と一緒だ。そして例の如く誰もいない。でも…彼女たちの居場所は分かってるんだ。自分の部屋で同室の娘どうしで抱き合い、またエレベーターではぎっしり全裸の娘たちが待ち構えているはずだ。校舎以上に強烈な淫気が漂う女子寮に裸で入り込む僕は、さながら彼女たちのための餌係のようなものだった。エサはもちろん…

 寮の個室に入る。女の子たちが顔を上気させて絡み合っていた。強い色気が部屋中に充満していて、僕はすぐに我を忘れた。淫らな饗宴の中に混ざり、破廉恥な女学生たちに、つぎつぎ精を提供していった。全員に満遍なく出し終わると、部屋を出る。そしてまた隣の部屋へ。時間がくるまで、僕は女の子たちと絡み合った。

 いくら出しても、何度絡んでも、疲れもせず痛みもなく、女体に慣れて飽きることもなく、それどころか、ますます絶倫になっていく。漂う淫気の中ではなおさら、思考が鈍っていて、どうしてそうなのかを考える余裕もなかった。

 ぴぴぴっぴぴぴっぴぴぴっ…時計が鳴る。そう、だ。昨日は夜遅くまで破廉恥な行為をしていたから、それを戒めるために、今日は時計にアラームをセットしておいたんだ。我に返った一瞬で、今日のできことが一気にフラッシュバックした。どれほど元気でも、異常なまでの性欲と射精量に、さすがに恐ろしくなった。まるで精と共に自分の生命エネルギーまで削って、寿命を縮めているんじゃないか…そんな気さえしてきた。

 これ以上、ここで淫欲にまみれていては、命が危ない。そう直感した僕は、後ろ髪を引かれる思いで一年寮をあとにした。帰り道、僕はまたジャージ姿に戻る。

 部屋に戻ると、すでに夕食が用意されていた。精進料理を食べると、僕はまた元気を取り戻した。これを食べていれば死なない気もするなあ…

 頭がスッキリしている。今ならこの状況を整理できそうだ。ベッドに横になる。変化があったのは昨日からだ。変化は二つ。一つが女学生たちの変化。淫気ともいえる妖しい色気を醸し出し、いつもはうるさいくらいにテンションが高い娘たちが、しっとりおしとやかな物腰に変わっている。その静かさがフェロモンを倍増させている。

 寮の女の子たちは、自分たちの淫気に毒されてか、淫乱なモンスターの本性をあらわにして絡み合っている。そして、僕を受け入れて淫らな行為を続ける。数が多いため、こっちは連続して射精させられている状態だ。また、そのような破廉恥な状況なのに、娘たち自身はもちろん、学校当局側も不問に付している。

 もう一つの変化が、僕の方にも起こっている。肉体も精神も、とにかく元気だ。疲れ知らず落ち込み知らずになっている。そして淫気を吸収すると、ますます元気になる。何度射精しても、あっという間に、精巣に精子が溜め込まれ、快感の虜になって、娘たちに精を提供し続ける。性欲もどんどん強くなり、また我を忘れて、歯止めが利かなくなってくる。ときどき一瞬だけ、我に返ることがあるが、その瞬間を逃すと、またいけない遊びに夢中になってしまっている。

 変化した状況はざっとこんな感じだ。学校中が淫欲の迷宮と化し、ありとあらゆる場所に淫らなモンスターが蠢いている。そしてその迷宮に、僕は裸で投げ出され、快楽をむさぼり続けている。また、学校側がその状況を知っていながら何も反応しない…。

 問題は、”なぜ”そう変化したのか、”どうやって”そうなったのか、”だれが”そうしたのか、だ。…。一体誰が、何のために、何の目的で、どのような方法で学校を一変させたんだろう…? 変化は昨日から、つまり”吐く週”が始まってからで、その前までは、彼女たちはいやらしい格好だったけど、こんなに変わり果ててはいなかった。

 何かが…点と点が結びつきそうな…あと少しで接点が見えてきそうな、もどかしい感じだ。学校が何もしない…吐く週からの変化…何か見えかけてきている。なぜ2週間で一呼吸なのか…吐く…教義…

 だめだ、決定的なカギが出てこない。学校がもし、娘たちを操作したと仮定しても、一晩で全員を豹変させるなんて、巨大組織でも難しい…クスリか何かで変化させたのだろうか…それにしても、おっとりした静かな雰囲気の中で、男を狂わせるなんて不可能だ。でも実際にそれが実現している。学校は無関係だろうか。

 原因とかを考えても、何も出てこない。そのうち、強烈な眠気が襲ってきた。ああ…もう一つ、重大な問題を整理してないぞ。どうしてそうなったかはともかく、現実に起こっているこの状況を前に、自分がどう対処すればいいか…このままでは昨日今日と引き続いて、明日もセックス三昧に陥ってしまう…だが原因が分からないと、対処の方法がないぞ…淫気に当てられた瞬間、抗いがたく絶倫になってしまうのだから。いっそ学校が受け入れてるってことで、快楽に没頭してしまおうか…いや…そういうわけには………

 眠気がどんどん強くなる。これ以上は考えていられなかった。いつの間にか、僕は眠りの世界に落ちて行った。


###一方、その頃###


マミー「…眠りました。」
理事長「では、彼を寮に運んでちょうだい。大丈夫、絶対に気づかないから、物音を立ててもいいわ。とにかく迅速に寮に運びなさい。」
マミー「はい。さっそく手配しました。今頃は、警備員たちが用務員室に向かっていると思われます。」
理事長「寮地下室の扉は?」
マミー「開放済みです。教職員寮以外、全学年の寮が、現在地下で自由に行き来できます。」
理事長「そう…ひとまず安心だわ。あと5日で、全精力の3分の2を絞らなければなりません。明日より『吐く週』終了まで、休校とします。学生は全員寮で待機。」
マミー「御意。それにしても…我らの魔力が不十分に作用しているのでしょうか?」
理事長「いいえ、それはありえないわ。…私は彼を間違って判断したわ。意志の硬い、マジメでオクテなだけの人と思っていました。そういう男を堕としたあとで絞る精は、ルシフェル様の復活のためのよき滋養になります。しかし…」
マミー「…。」
理事長「ただ意思が硬いだけじゃない。彼は数百年に一人の逸材だった。第二級が発動し、しかも吐く週の淫気に当てられていながら、それでも心の奥底で、自制しようという意志が働いている。普通なら、自分を完全に見失って、何も考えられずに精を提供するだけのマシンに成り果てるというのに…彼はセックスに溺れながら、自分の意思や思考を失わずに、淫気に打ち勝っている。」
マミー「しかし理事長さま…、用務員さんは学校でも寮でも、学生の誘惑のままに抱きついているのでしょう?」
理事長「たしかにその場では、彼も我を忘れ、つぎつぎ迫る”器”に、ひっきりなしに精を注ぎ続けているわ。でも、常人ならそのまま気つかずに、ずっと女に絡み続けるはずなのよ。」
マミー「自分の意思で隠れようとしたり、時計にアラームをセットしたり…」
理事長「ええ。一度淫気に当てられたが最後、終わりまで何も気づかずに、寝ても覚めても精を提供し続ける。しかし彼は、精を提供したあとの一瞬、私たちの魔力を超えて、我に返る瞬間がある。淫気のない場所に逃げても、しばらく効果は持続するはずだし、麻薬のような効果もあるから、再び淫気に包まれたいと渇望して、また女の園に足が向くもの…」
マミー「…たしかに…」
理事長「彼に淫気が効いているのはたしかだわ。でも、本人も気づかないうちに、それを乗り越えてしまう時がある。」
マミー「乗り越えた瞬間、我に返り、寮を出ようとしたりするのですね。それで理事長さまは急遽、夢幻淫呪の魔法をお使いになった…」
理事長「そう。淫気を超えて思考が可能ということは、『吐く週』の異常さに気づくということ。冷静な頭で思考されては、怪しまれてしまう。淫気を避けるために、用務員室にこもられたりでもしたら大変。なんとしても思考力を奪っておかなければ…」
マミー「…彼は……ニュータイプなのですか…」
理事長「数百年に一度の逸材…常人にはない力を秘めている。ただ、その隠された能力に気づかないで一生を終える人は多い。用務員さんも自分で気づいていない。気づかれる前に、彼の理性と体力を奪っておかなくては。ほんの一瞬だけど、魔力を跳ね返す力を持っている。覚醒の芽さえ摘み取れば、逆に思った以上の大収穫になるのよ。」
マミー「夢幻淫呪…考えるだに恐ろしいものをお使いになるとは…」
理事長「彼がただのお堅い男ならここまではしない。ニュータイプをルシフェル様に捧げることになるから…常人以上の濃いエネルギーを娘たちに溜め込むことができる。これは思ってもみない幸運、嬉しい誤算だったわ。『吐く週』が終わるまで、彼には夢うつつを漂っていただきます。」
マミー「夢と現実が一緒になる狂気の催淫魔法…夢、幻覚、現実の女すべてが、その男一人に襲いかかり、延々と射精し続ける魔性の快楽…」
理事長「ふふふ、マミー、あなたにはまだ使えないわね。」
マミー「…。」
理事長「用務員室でアレコレ考え始めたから、夢幻淫呪で強制的に眠らせました。気がつく頃には、彼は夢とも幻ともつかぬ世界の中で彷徨い、夢うつつの中で、学生たちに精を提供し続ける…睡眠と覚醒が混在しているから”眠る時間”という概念もない。あと5日、120時間ずっと、射精していただく。」
マミー「恐ろしい…」
理事長「偶然にもニュータイプを捕まえたのよ。潜在的なパワーもあるから、ちょっとくらいでは死なない。それに、エネルギーを回復させる薬膳を丸薬化したものを、ちょくちょく飲ませて延命も図ります。ちょっとくらい過剰でもよろしいんじゃなくて?」
マミー「…。かしこまりました…」
理事長「寮の淫気を充満させなさい。全学年で、四六時中休ませることなく快楽地獄にさらして差し上げるのです!」
マミー「…御意。」


###闇の一ページ###

 

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