スクヴス女学園15

 

 彼女の本領発揮はここからだった。

 後頭部がじわっとあたたかくなったかと思うと、全身が心地よいくすぐったさに包まれた。次の瞬間、萎えたペニスと性欲が元に戻った。射精直後、脳の指令により分泌されるプロラクチンが、性欲を減退させる。だが、ファティマの怪光線は、そうした脳の働きを狂わせ、性欲を抑える物質を分泌させなくすることができた。

 それだけでなく、彼女の赤い視線は、男の筋肉まで操作する力があった。脳の信号に働きかけ、全身の力を抜くよう命じられてしまうのだ。

 体から力が抜けていく。快感から身を守るべくふんばっていた力も奪われ、強いくすぐったさを股間に受けることとなった。思わずか、ファティマの操作かは分からないが、僕の両腕は彼女の頭部を抱きすくめ、ほおずりをしながらすべてを彼女に預けた。

 体内で精子が急ピッチで生産されているのが分かった。まるで何日も抜いていない時のような、にぶい性欲の疼きが広がっていく。これもファティマの怪光線の仕業だった。

 もともとファティマは侵略兵器。それも、破壊行為による侵略ではなく、敵兵に快楽を与えて戦意を喪失させるタイプだ。このロボが大量に送り込まれると、どんな男でも精を根こそぎ搾り取られ、力尽きてしまうという。命を取りはしないが、もはや逆らう気は起きなくなる。

 一度の射精で終わってしまえば、病みつきになるほどの戦意喪失はないだろう。そこでファティマは、プロラクチン分泌を抑えるなどの機能を発動させ、何度でもイクように仕向けてくるのだ。それも、快楽に抗おうとする男を脱力させてから絞りまくる徹底ぶりだ。

 股間に広がるくすぐったい感触が、ペニスを再び膨張させていった。疲労感はない。それどころか、的確に性感帯に食い込んでいる、僕に1番合った心地よい膣の感触が、とろけるような快感を紡ぎ出し続け、僕をいくらでも射精させようと締めつけ続けている。

 「さあ…あと4回です。」じわっと体が疼く。体の内奥から、強い性欲がこみ上げてきた。これが、さっきファティマが言っていた“呪い”の力なのか。

 ぐぐぐぐっ! 「えっ…あ…うわああっ!」

 突然、強い快感がペニスをほとばしった。ファティマのオンナがペニスをしごき始めたのだった。しかし、彼女の腰が動いている気配はない。僕の腰にぴったりはりついて、やわらかさときめの細かさを、相変わらず刻みつけ続けている。ということは、彼女の体内で、ペニスを包み込んだ膣部分だけが前後運動し、したたらせたローションのぬめりとともにペニスをしごいていることになる。

 オンナはペニスの形状を計算しつくし、どう締めれば心地よいか、ヒダやイボの配置をどうするかを、的確にはじき出してペニスを締めつけている。その上、筒全体がペニスをしごく際も、どのように滑らせればよいか、締まり具合をどのように変えればよいか、特に敏感なカリの部分をどのようにこすれば最も気持ちいいのかまで、最適化されているのである。

 ペニスのすべての性感神経が、ファティマのオンナ全体で刺激されている。動きはとてもなめらかでゆっくりではあるけれども、カリのところをぬるぬると滑っていく膣内の突起が、ヒダに引っかかりながら削り取るようにこすりつけられ、食い込んでくる。亀頭部分にも、きちんとやわらかい部分が当たるように調節されていた。それでいて、根本まで感じやすいところがしっかりサポートされ、股間全体で心地よくない部分などまったくないように配慮された動きであった。

 僕は脱力したまま、ファティマの動きに身を任せていた。2,3秒に一回前後するだけのしっとりした動きだったけれども、その甘美な感触は、僕をとろけさせるのに十分だった。さっき以上に性欲が湧いているというのに、そしてさっきはただ締めつける感触でイッてしまったというのに、それにくわえて今度は、ペニスをしごいてきているのだ。耐えきれるはずがなかった。

 また射精感がこみ上げてきた。僕はファティマに身を預けたままイク準備を始めた。しかし…

 ぴたっ。

 突然ファティマの動きが止まった。「えっ…!?」次の瞬間、カリの下のスジ部分が強く圧迫された。大きな突起が、精液の通る管をぴったり塞いでしまったのだ。股間には強い快感が残っている。「あ…あはっ…が…」僕は身震いした。イク直前の、あの強烈な快感が、股間から全身に広がったまま止まっているのだ。じわっと体中に流れていく多幸感は、本来一瞬で終わってしまうものが、数秒以上続いたのである。

 いっこうに射精が訪れない。それでいてイク前の強烈な心地よさが、全身を駆け巡っている。射精と律動がせき止められて、直前の状態が持続しているのである。

 射精直前で止めてガマンするとそうなるように、だんだん射精感が遠のいていく。が、それに反比例して性欲が強烈に全身をさいなむのである。僕は腰を動かして自分から快感を求めようとしたが、全身はすでに固定されているし、そもそも力が入らない。

 ファティマが耳元でささやいた。「ペナルティ一回目ですから、全機能をフル出力はいたしません。ご安心ください。そこまでしなくても、5回の連続射精は容易なのです。」「うぅっ」

 落ち着き始めたところで、再び膣が動き出した。今度は前後運動ではなく、ペニス全体を揉みしだくような蠕動の動きだった。特に亀頭が揉まれ、再び強い快感が襲いかかってきた。「ああっ、気持ちいい!」僕は悩ましいため息を漏らし、こみ上げてくる射精感に悶絶した。

 しかしまたもや、直前のところで動きが止まってしまい、射精がせき止められる。しばらく続く多幸感に、またもや身もだえさせられた。

 ファティマは楽しんでいる。僕にイク直前のじわじわしたアクメ感を何度も味わわせるように、射精させないようにしているのだ。それでいて、落ち着く前に再び強烈な刺激にさらし、何度も何度もイク直前の気持ちよさを送り込んでくるのだった。

 それでも、いつまでもせき止め続けることはできない、精子は体内で急ピッチで生産され続けており、もはや玉袋は体液でいっぱいになってしまっている。また、寸止めをくり返せば、落ち着いてから再び射精直前の状態になるまでの時間が、だんだん短くなっていく。

 もはや、どうせき止めても精子は強制的に体外に放出されてしまうだろうところまで、肉体が追い詰められてしまった。

 ヴイイイイイイイ!! 「うぐああ!」カリのところだけがバイブ振動を始めた! ぴったりはりついた突起がカリに食い込み、その部分だけが強い微振動を発している。突然頭の中が真っ白になり、何も考えられなくなった。ピンポイントで送り込まれる振動の快楽が、亀頭から全身めがけて直撃したのだ。

 「いくう!」僕は全身を律動させた。ペニスの脈打ちがこれまでに味わったこともないほど速いピッチで始まっている。精液は一気に玉袋から押し出され、ファティマの肉体めがけて噴き出していく。

 「ああああっ!」膣内は振動したまま小刻みに前後している。おそらく1センチくらいの小さな前後運動だが、その動きはとても速く、人間に演出できるスピードではなかった。その動きがペニスの脈打ちと奇妙にマッチして、精液がとめどなくペニスの外へ送り出されていく。

 射精は1分近く続いたように感じた。その間も、あの多幸感が僕を支配し続けた。すべてを出し尽くし、もやは精液が出ない状態になっても、律動がしばらく続いた。

 「あと3回です。」ファティマの膣の動きは止まらない。小刻みながら超高速でペニスをしごき続ける。単調なバイブもオンナ全体に広がっていた。

 べちょお! お尻と玉袋にひんやりした感触が押しつけられた。彼女に抱きすくめられているので、その様子を見ることができなかったが、状況は何となく分かった。ファティマの体内のどこかから伸びた、舌のような物体が、粘液をしたたらせながら、数本も僕の股間に貼りついたのだ。

 ファティマの下の舌は、玉袋に数本、会陰に一本、お尻の穴に二本はりついている。玉袋のあちこちが、ぬめりを帯びたやわらかい舌先でまんべんなく舐められている。玉袋の左右つけ根も、真ん中のスジも、睾丸の位置する場所も、痛くないよう計算されながらしっかり舐め続けてくれている。

 会陰にはりついた長い舌は大きく蠢き、スジ部分全体をくすぐったくなめ回している。ときおり舌先が強く会陰を押し、奥にある前立腺を圧迫しているような感覚に襲われる。

 お尻の穴には上からと下から、二本の舌がはりついている。お尻の割れ目のつけ根からアナル周辺まで、くすぐったい舌先が素早く動いている。もう一本の細い方はしっかりアナル入り口をかき回し、ややもすると奥までねじ込まれてしまいそうな勢いだった。

 さらに、僕の胸板に押しつけられながら滑りまわっているファティマの乳房に変化が訪れた。乳首部分だけがバイブ振動を始め、僕の乳首をさいなみ始めたのだ。

 そして膣は相変わらず蠕動しながら、小刻みにペニスをしごき続けている。さっきはゆっくりと大きな動きで翻弄されたが、今度は様々な補助攻撃がついた上で小刻みなしごきにペニスをさらしてきた。

 「あふ…」性欲が強く疼く。出したばかりなのに、何日も禁欲していたみたいな、強烈な欲情と、じわりと痺れるようなくすぐったさに襲われた。そこへ容赦なく振動と舌先とオンナが刺激をまんべんなく加えてくるのだ。

 オナニーをずっとガマンして、強烈な刺激にいきなりさらされたら、1分も経たずに果ててしまうだろう。今の僕がまさにその状態であった。

 しかし、ファティマはまたしても、射精を許してくれなかった。僕がイク寸前になると、これを察知したファティマの動きが止まる。そして絶頂の感覚だけを容赦なく刻みつけてじわじわと追い詰めるのだ。落ち着くと再び激しい責めが始まった。

 それでも、さっきよりもあっさり射精が訪れた。刺激があまりにも強いので、落ち着いてからまた追い詰めるという作業に肉体が耐えきれず、どんなにせき止めても強制的に律動が始まってしまうのだ。

 「あと二回です。」そう言うとファティマは、手や触手や舌の拘束を一気に解いた。膣も緩め、僕の体を解放してくれた。体の自由も利くようになっており、僕は起き上がることができるようになっていた。

 あれほど連続で射精させられていたのに、体力が衰えている形跡はなく、もちろん痛みもない。それどころか、エネルギーがありあまるような、妙な元気さを取り戻していた。

 「…あなたに少しだけ、侵略兵器としてのファティマの恐怖の片鱗を見せて差し上げましょう。」「なっ…」これまでの攻撃がファティマの侵略ではないのか。

 じわあっ! 体中が突然くすぐったくなった。ファティマは僕から2,3メートル遠ざかったまま立ち尽くしている。が、その赤い視線は僕をじっと見据えていた。それ以上には何もしてこなかった。にもかかわらず、僕の全身はくすぐったい性感の刺激にさらされ始めている。

 まさか、一度でもファティマと交わった男は、永遠に性感帯を刺激されるのか!?

 「いいえ、そうではありません。」脳内を走る電気信号のパターンから、相手の心を読み取ることができるファティマは、僕の想像を否定した。「空間座標の特定さえできれば、相手の男性に触れずに性感帯を刺激することができるのです。『見ただけで射精させることができる』力です。」

 そ、そんな! 僕は驚愕した。侵略時にファティマの拘束をどうしても逃れて、逃げ続ける男性に対する切り札だった。ファティマは見る相手に触れずして射精させることができるというのだ。

 股間にくすぐったさが広がる。たしかにしごかれているのと同じ気持ちよさがペニス全体に広がっていた。ペニスだけではない。首筋も脇の下も乳首も、玉袋もお尻の穴も前立腺でさえも、じわじわとくすぐったさが強くなっていくのだ。

 おそらくファティマは、相手のいる位置から空間座標を割り出し、その場所の物質を振動させて、性感神経だけを刺激することができるのだろう。超能力に属することでもあるが、同時に超科学的な宇宙の侵略者の、計算された攻撃でもあった。「…だいたい合っていますね。あなたに説明しても分からない理論に基づき、遠く離れた相手の性感帯だけを刺激するよう、その座標の空間に干渉するのです。…ここであなたの脳に直接作用してもよいのですが、まだ廃人にしてはならないというお達しゆえ、私の力のごく片鱗のみをお見せするにとどめておきましょう。」

 一気に刺激が強くなった。僕は悶絶してその場に倒れ込んだ。ファティマに背を向けようと、地を転げようと、触られていないのに感じる強烈な心地よさはいっこうに変わらなかった。おそらく物陰に隠れたとしても、体温から位置を特定され、逃げることはできないだろう。

 まるで全身をやわらかくしなやかな指先でくすぐられているみたいだった。いや、体の内部まで無数の指先で犯されているのと同じだった。「あひいい!!!」僕は仰向けになり、腰だけを空中に大きく張り出したまま、誰にも触られていないまま精液を上に勢いよく吹き上げた。ファティマの特殊攻撃が始まってから1分も経たなかった。

 それでも、全身を駆け巡る戦慄の刺激は収まらなかった。ファティマはじっと僕を見つめ続け、特殊な能力で僕の全身を体内まで犯し続ける。「ふふふ…これでもし挿入して激しく膣を動かしたら、一体どうなってしまうでしょうね。」「うあ! それだけは…」「…分かりました。では、挿入はやめて差し上げます。」

 仰向けのままぐったりしている僕にファティマが近づいてきた。僕は気の遠くなる快感の中で渾身の力を振り絞り、何とか逃れようと必死で無駄な悪あがきを始めた。このままファティマに犯されれば、本当に一生分の精を抜き取られてしまいかねないという恐怖に襲われていた。しかし、その恐怖感も、ひっきりなしに肉体に与えられる不思議な性感攻撃によって、かき消されていくのを実感した。ぎりぎりのせめぎ合いの中で、僕はやっと上体を起こすことができた。

 「!」ファティマの姿がない。一瞬で彼女の姿が消えてしまった。が、強烈な快感が襲い続けているということは、どこかに彼女がいることは間違いなかった。

 次の瞬間、僕の背中をやわらかいものが包み込んだ。いつの間にか高速で僕の後ろに移動していたファティマが、後ろからがっしり僕に抱きついてきたのだった。彼女は尻餅をついて足を投げ出し、僕の体を抱き起こしてくれた。

 ファティマの生足が僕の両足に密着する。僕も尻餅をついて起こされる格好になり、その後ろをぴったり侵略兵器がはりついている。全身をくすぐったい刺激でまんべんなく犯されながら、同時にやわらかくきめの細かい肢体が背中に密着してきたのだ。僕は罠にかかって死を覚悟した獲物のように無抵抗になり、彼女の体にぐったりと背中を預けてしまった。

 するとファティマは両手を前に伸ばしてきた。左手を玉袋に添え、右手でペニスを優しくしごき始める。そのとたん、強烈な心地よさが全身を駆け巡った。彼女の手はとても柔らかくスベスベで、それでいて毛穴部分から大量のローションを霧状に放出しており、あっという間に右手とペニスはにゅるにゅるになってしまう。

 そればかりではなかった。彼女の手には無数の突起が出ており、そのイボイボがペニスのあちこちをやわらかく刺激し続け、手に力を入れて締めつけながら突起ごと敏感な部分を強くこすりつけているのだった。

 ファティマの手の動きが徐々に早くなる。手のひらに浮き出た無数の突起が激しくペニスを削るようにしごいていく。手のひらから特殊な電磁波が放出されているらしく、ペニスの奥底に眠っている性感神経までがびりびりと刺激された。

 玉袋を優しくさする左手は、同時に内部の精子生産を早める効果があった。直接的な強い刺激と、じわじわと内部からこみ上げる弱い刺激の両方がWパンチとなって股間に襲いかかった。そこへ例の性感神経へのダメージが覆い被さり、おまけにファティマのいやらしい肉体が、ぴったり僕の背中を包み込んでいるのである。耐えきれるはずがなかった。

 あっという間に僕は高められ、ファティマの手の中で精液を爆発させてしまった。

 「…以上、5回に達しました。ペナルティを終了します。」ファティマが僕から離れる。もはや体内の性感神経が刺激されるくすぐったさはなくなっていた。「なお、これよりカースレベルAが発動します。再度説明すると、性感神経が過敏となり、性欲に敏感となるよう、あなたの肉体が改造されました。先ほどの性感神経の刺激と、手から発するイボイボ電磁波によって、改造はすでに完了しております。」

 そうだった。僕が逃げたことの罰は、ただファティマに抜かれまくるだけではなかった。その後、この体が敏感になるように改造され、このお化け屋敷から出るまで呪いは続くことになる。

 「具体的には、女体に対する精神的耐性が下がり、その肉体にこれまで以上の魅力を感じるようになります。また、性的な攻撃によるダメージが倍ほどになるとお考えください。それから…これは警告。逸脱行動一回目に突き、最も軽いペナルティが今回は課された。次は、射精回数10回、カースレベルBとなる。警告。今一度の逃走は、精神の崩壊の危険がある。」規則に従った説明は敬体に、それ以外は常体口調となる異星のロボは、すうっと消えてしまった。自分の体を見て僕が興奮しないようにする配慮からだった。

 僕は立ち上がった。体は元気だ。あれほど抜かれたのに、何事もなかったかのように元気になっている。しかし、その元気さがかえって恐怖だった。自分の肉体が、完全におかしくなっているのではないか。自分は一体どうなってしまうのだろう。言いしれぬ不安が襲う。

 それでも、とにもかくにも先に進むしかなさそうだ。早く出口を見つけて、脱出しなければならないという状況に変わりはない。気をしっかり持って、快楽に埋もれないよう、脱出口を見つけなければ。

 それと…もう二度と逃げるのはやめよう。今度ファティマに襲われたら命の保証さえもないだろうからね。

 僕は裸のまま、しっかりした足取りでお化け屋敷の通路を進んでいった。

 さすがに性欲は頭をもたげなかった。ファティマにあれほど抜かれまくったのだから、疲れ果ててしまったとしても無理からぬことであった。

 だが、ファティマの呪いによって、体は強制的に元気にさせられている。簡単には勃起しない自信はあったが、それと同時に、呪いの効果に対して不安があった。これでもし女の子が登場したら、僕はどうなってしまうのだろうか。

 状況を整理しよう。

 ここは女子寮の地下に設けられた特殊なお化け屋敷だ。僕はここに閉じ込められ、みだらな攻撃を受け続けている。

 「お化け役」として、女学生たちがときどき出現する。彼女たちはしきりに僕を性的に誘惑し、もし僕がそれに負けて勃起してしまったら、彼女たちにか、あるいは天井に設けられた特殊なオナホールや、コンドームの化け物に射精させられてしまう。特に生身の女学生相手だと、コンドームの化け物にペニスを包まれて快感に曝されたまま女学生自身にも挿入させられ、ダブルパンチで射精を余儀なくされてしまうんだ。

 それ以外にも、ときおり、つけ狙ったように誘惑ホログラムが目の前に出現する。女学生同士の生々しいレズ動画か、僕を交えた幻覚のような映像だ。これを見て勃起してしまうと、植物から進化した搾精生物、ラフレシアが襲いかかってくる。こいつは魅惑の芳香を漂わせて、いつまでも男を欲情させ続ける厄介者だ。

 さらに、足だけの妖怪や手だけの妖怪など、女の怪物も徘徊している。こいつに欲情した場合、その妖怪たち自身に甘美なひとときを強制的に過ごさせられてしまうのである。その上で、より強力なオナホール幼女版がお見舞いされるのだから、あっという間にイッてしまうのも必定であった。

 極めつけは、お化け屋敷の名にふさわしく、女の子たちの中に「本物」が混じっていることだ。本物の若い女の幽霊が、僕を誘惑してくるのである。これに負けてしまったら、というより負けざるを得ないのだが、幽霊の肉体におぼれてしまうことになる。ラフレシア以上に、幽霊の性的魅力は、男性の脳に直接作用し、どんなに抑えても必ず欲情してしまう霊障があるのだ。その幽霊が立ち去るか、僕が逃げ出す以外には、逃れるすべはない。何度射精しても、いつまでもいつまでも性霊は僕に取り憑き、快感と引き替えに子種を奪い取り続けていくのである。

 しかし、逃げるという選択肢は最悪である。コースが決まっており、そこから逸脱した場合、強烈な罰が待ち構えている。自分の意志によらず「思わず」コースを外れてしまった場合、過失に対するペナルティが課せられる。ネクサス69というフェラチオの上手なロボットが僕を逮捕し、しこたま口で抜きまくるのだ。さらに、自分の意志で逃げようとしたり近道をしたりしようものなら、格段に強力な殺人ロボ、ファティマが僕を捕まえにくる。ファティマに何回も連続射精させられるばかりでなく、女体に敏感になる呪いまでついてくる。今の僕は、まさにその呪いを軽く受けた状態なのだ。

 とにかく、こんな女地獄からは、一国も早く脱出しなければ。そんな思いを強くしたのだった。

 と、目の前に古ぼけたお堂があった。お寺のような、昔の日本の家屋のような、朽ちかけた木造建築だ。絶対に何かがありそうなまがまがしい雰囲気を、建物全体から醸し出していた。

 この建物の方へと通路が続いていることから、中に入らないといけないことはすぐに分かった。んー、何とかして、ここに入らずに建物の周りを通って行かれればいいんだけど…。いや、そんなことをすれば、またロボットに追い回されてしまう。行くしかないのか。

 仕方ない。僕はその小さなお堂に入ってみた。

 中は薄暗い。板張りの小さな部屋が一つあるばかりだ。その奥にも扉があり、そこを抜ければ外に出られる。部屋の中には長い箱がある。昔の日本の木でできた棺桶のようだった。おそるおそる、ふたを開けてみる。中は空っぽだった。…それ以外は何もない部屋だった。

 出入り口から生暖かい風が吹いている、いやな感じの風だ。おどろおどろしさと、淫靡さが入り交じっている。扉は昔のお堂らしく格子状になっており、風がよく通るのだ。

 …何も起こらないな。ただの通過点だったか。驚かせやがって。って、驚かせるのがお化け屋敷か。

 先に進もう。僕は入った方とは反対側の扉に手をかけた。横に引けば開いて、先の道が見える。

 「待って…」「!!」女の声が聞こえた。驚いて後ろを振り返り、僕は心臓が止まりそうになった。

 入ってきた方の扉も格子状で、外の様子がよく見える。そこに美少女がたたずんでいたのだ。それも一人ではなく、何人もいる。しかも、全員が全裸であった。

 青ざめた生気のない顔、透き通るような肌、なまめかしい雰囲気、妖しい視線、…生きた女学生のものではなかった。彼女たちはおそらく、本物の幽霊だろう。すでに一度、本物には出くわしているので、ショックで死ぬようなことはなかったけれども、それでも驚きと恐怖はぬぐいきれなかった。

 「お願い、いかないで…」「ここを開けて…」「私たちを置いていかないで…」「お願い、開けられないの…」「あけて…」幽霊たちはしきりに懇願している。そういえば、入る時の扉には古びたお札があったような。

 おそらく、牡丹灯籠の話みたいに、幽霊どもはお札のせいで中に入れないのだろう。そして彼女たちが狙っているのは、間違いなく僕の精だ。これは何があっても開けるわけにはいかない。

 反対側の扉は容易に開く。そのまま外に出てしまえば、僕は抜かれずにこの場を脱出できるんだ。勇気を振り絞って誘惑をはねのけさえすれば。

 だがしかし、幽霊たちの甘い声に、僕は後ろ髪を引かれっぱなしだった。出ようと思えばすぐに出られるのに、なかなか外に出る踏ん切りがつかなかった。性霊の霊障というものは、そばにいるだけで男の情欲をかき立てるよう、脳に直接作用する。どんなに意志の上であらがっても、女の誘惑をはねのけることは、常人には不可能なことだったのだ。だからこそ、色情霊につけ狙われた男性は、死ぬまで精を搾り取られ、性霊の世界へと引きずり込まれてしまうのである。

 格子越しに、女たちの裸が見える。しなやかな指先、ツルツルの肩、スベスベした全身、形のよい胸やお尻、しなやかな腕でさえも、なまめかしくきれいだった。腰もきちんとくびれていながらふにっとして女らしいふくらみがあり、シコシコした形のいい生足がおいしそうだ。ふくらはぎもすねも、膝も、足首も、足の指でさえ、透き通るような柔肌で美しかった。脇の下もつるつるしているし、首も背中もきめの細かい肌だ。彼女たちの唇はぷるんとして柔らかそうで、キスをしたら天にも昇る心地がするだろう、すべすべのほっぺにほおずりしたい。

 もちろん、性霊たちは、とびきりの美女揃いだ。あどけない顔からりんとした大人のレディまでそろっている。こんな女たちに囲まれたらどんなに幸せなことだろう。

 性霊たちの霊障ばかりではなかった。先ほどのファティマの呪いも一枚かんでいる。女を見れば、その性的な魅力を通常の何倍も感じるようになってしまっているのだ。その呪いに加えて、ただでさえ男の情欲を無理に引き出す力を持った色情霊たちが大勢、扉の前で懇願しているのだ。あっさりとその場を去るなんてことはとてもできる相談ではない。

 僕は相当に迷った。扉を開けてしまえば、天国の代わりに、しこたま、それこそ死ぬほど精を抜き取られてしまうだろう。もしかしたら脱出できなくなるかもしれない。僕の目的はあくまで、誘惑に負けずにこの乱れたお化け屋敷から外に出ることなんだ。

 それでも、体はいうことを聞かなかった。ペニスはギンギンに勃起し、入れたい、出したいという劣情に駆られ続けている。どうにかこうにか理性でこれを抑えているに過ぎなかった。扉を開けてしまいたいという思いと、一刻もここから出なければという思いが均衡を保ち、身動きがとれないでいた。

 そのことは決定的なピンチであった。僕は動くことができずに、しきりに色情霊たちのいやらしい肉体を見つめ続けている。懇願する視線、しきりに胸をまさぐり、腰をくねらせながら自分のオンナをかわいがって蠢く女体を、僕は目の当たりにし続けているのだ。理性と欲情のバランスは徐々に失われ、僕は次第に負ける方向へと傾いていった。見ると、性霊たちの数は次第に増えていっているみたいだ。奥から次々と美女たちが現れては、扉の前で立ち往生している。もう何十人も、女たちが僕を求めて扉の前に群がっていた。

 「うあああ!」バン! ついに僕は、乱暴に扉を開けてしまった。「あっ!」次の瞬間、色情霊たちは跡形もなく消えてしまった。入り口には誰もいない。

 「はあっ、はあっ…」拍子抜けがしたと同時に、急に冷静さを取り戻した。「僕は…なにやってんだろ…」再び扉を閉め、奥の扉を開けるべく、後ろを振り返った。

 「ああっ!」部屋の様子が一変していた。4畳くらいの狭い部屋だったのに、今や30畳はありそうな広大な空間に変わってしまっている。やっぱり僕は、色情霊たちの誘惑に負けてしまったのだと、そのとき改めて思い知らされた。

 一度閉めた扉は、二度と開かなかった。広くなったお堂の中には、数え切れないほどの女の幽霊たちが、そこかしこに全裸で立っている。僕は彼女たちを内部へと“自分から”招き入れ、あまつさえそこに閉じ込められてしまったのである。

 板張りだった床はきれいになっていて、柔らかそうな布団があちこちに広く敷いてある。造りも変わっており、長いすが置かれていたり、巨大サイズの棺桶が横たわっていたり、立てかけられたりしてある。真ん中に穴が開いている、いわゆるスケベイスのようなものもいくつか置いてあった。出口の扉があんなに遠い。おそらく閉ざされているだろう。

 数え切れないほどの色情霊たちが、全裸で僕の方を注視している。招き入れてしまった以上、逃れるすべはなかった。

 僕は近くの布団のところに連れてこられた。全員が一気に襲いかかるというのではなく、数人ずつ固まって精を抜き取るらしい。僕を取り囲んだ色情霊たちは、しきりにおっぱいを突き出し、足を突き出し、お尻を向けている。、あれほどあこがれた格子越しの女体が、今は目の前の、届くところにある。その興奮を抑えることはできなかった。

 僕は幽霊の一人の足に触った。つるつるしていながら弾力があり、とても柔らかい。手のひらを滑らせると、吸いつくように肌細胞が絡みついてくる。僕は彼女の内股をさすりながら、どんどん欲情の度合いを強めていった。次の娘のお尻を揉んだ。ぷにっとしていて、指がどこまでもめり込んでいくほど弾力があり、触り心地がよかった。隣の美女の乳房をしきりに揉むと、欲情がピークに達した。

 前後左右から女たちが抱きついてくる。何本もの太ももが僕の足に絡みつき、こすりあげ、吸いついて滑っていった。上半身には何人分もの乳房が柔らかく這い回っている。僕は、彼女たちの腕や胸や背中や腰をなでさすり、そのハリのある心地よい感触を存分に味わいながら、全身で女体のきめ細かい肢体を感じ続けるのだった。

 ペニスにも色情霊たちの生足やお尻、腰、お腹などが張りつき、こすれ、這い回っていった。柔らかく包み込む肌が押しつけられ、こすりあげられるたびに、僕は感じまくり、精力を消費し、精巣に玉袋をしこたま溜め込んでいった。僕の腰は自然とゆっくり前後し、ペニスを突き出して女体を積極的に味わった。

 なまのお尻に先端がめり込み、こすれていく。すべすべの太ももにペニスが挟み込まれる。もう限界だった。すると、僕の目の前に跪いた女性が、自分の乳房にペニスを挟み込んできた。そのままものすごいスピードでパイズリしごきあげる。「ああっ!」さらに周囲の性霊たちが指先で亀頭先端をこねくり回してきた。

 僕は立ったまま、女の人のどこまでも柔らかい乳房にしごかれ、しなやかな指先に亀頭をもてあそばれて、あっという間に高められ、精を放出し始めてしまった。胸の谷間に白濁液があふれかえる。全部出し切ると、パイズリ美女は僕から離れていった。体液は性霊たちの糧となるのか、その透き通るような白い肌に吸い込まれていった。

 休む暇も与えられず、僕は性霊たちに連れられて、部屋の真ん中あたりの布団に移され、しりもちをついて座らされた。足をM字に開く格好にさせられると、そこへ女体たちが群がってくる。

 左右に一人ずつ、全裸のお姉さんがはりついた。生足とお尻が、直に僕の横尻や足にぺったり吸いついてくる。その手は僕の胸を撫でさすり始めた。僕の両手は別の性霊たちの手によって、両脇のレディたちのオンナへとあてがわれた。クチュクチュと指を動かすしかない。

 後ろからは、ぷにぷに良くふくらんだお尻がはりついた。若い娘のハリのあるヒップが、後ろから僕の背中を支えつつ、臀部の肉を潰してスベスベと這い回っている。僕のこの体勢ではどうしても後ろに寄りかかってしまうため、自分の上半身の体重が、女の子のお尻を柔らかく押しつぶしてしまうのだ。それがかえって、お尻との密着度をいやがおうにも高めてしまい、僕ははからずも、女尻の甘い感触を背中にたっぷりと受け取ることになってしまう。

 そして…大きく足を開いてむき出しになった股間に、髪の長い美女が顔を近づけた。出したばかりで萎えかけたペニスに、彼女はいきなり食らいついた。

 そのとたん、火のような快感が全身を駆けめぐった。いきなりの素早い舌先が、出したばかりの敏感なペニスを、亀頭中心に一気に舐めまくったのである。

 ペニスはあっという間に膨張させられた。すると、凛とした大人の女性は、素早い舌の動きを一切ゆるめることなく、今度は唇でペニスを激しくしごき始めた。「あふぅっ!」僕はブルルッと震えた。一気にたたき込まれる快楽に呻いたのだ。首をひねりながら激しく前後左右上下する幽霊の頭部が、僕の股間で暴れ続けている。

 そばにいた別の性霊たちは、いけない指先で僕の内股をくすぐってくれた。コショコショとこそばゆく這い回るしなやかな指先も、僕の性感を高めまくった。周囲にいる性霊も、僕の体で空いているところがあったら容赦なく手を伸ばし、スベスベの手を這い回らせた。

 そうだ…これこそが、僕が期待し夢見ていた状況なのであった。扉を開ける時に期待していた、性霊たちに囲まれる夢のような状況。それが今まさに実現しているのだった。

 背中にはりついたお尻がゆっくりと大きく滑っている。その心地よさにぐっと背中を預け、お尻にもたれている。するとますます密着の度合いが高まり、ぷにっと跳ね返すヒップの弾力をますます心地よく感じるようになった。

 両側のお姉さんもぎゅうぎゅうと僕に左右から体を押しつけて、女体の柔らかさを容赦なく刻みつけてくれた。僕はますます、彼女たちのオンナの吸いつくような感触を指先に集め、指が疲れても一生懸命まさぐり続けるほかはなかった。

 フェラチオ美女は、亀頭を自分の内頬に強くこすりつけながら、一心不乱に首を強く振り続けた。長い髪がどんどん乱れていく。股間に集中する、くすぐったい女口の感触は、僕を容赦なく高めていった。ぷるんとした柔らかい唇や、敏感なヒダをこねくり回す素早い舌先、そしてぬるぬるした内頬の柔らかさが何ともいえず心地よかったのだ。

 ぐぽっ。白濁液がお姉さんの口の中で爆発した。吸引も激しく、精液は一気に彼女の喉奥深くへと吸い込まれていった。

 今度は足を投げ出して座る格好になった。そこへ幼い感じの女の子幽霊が二人はりつき、僕の足にまたがって、しきりに内股とオンナ表面をぬるぬるとこすりつけ始めた。毛の生えていないツルツルの表面が、スベスベと僕の足を滑り、したたる粘液がにゅるにゅると足をしめらせていく。彼女たちの腰使いはすでに経験者のそれであり、腰だけがくねくねと前後するいやらしい動きだった。プニッとふくらんだ腰回りがひしゃげながらくねっている。

 背中には、さっきまでお尻を滑らせていた女の子が抱きついてきた。控えめな胸の感触が、それでも吸いつくような肌触りで、背中全体を覆ってくれる。その手は前方に回り、僕の乳首をくすぐったりつまんだりして、しきりに快感を送り込んでくれる。

 僕の両腕は水平に持ち上げられ、やはり毛の生えていない、若い娘のぷに生足に挟み込まれた。そして別の性霊と同じように、なまめかしい腰使いでしきりにオンナをこすりつけてくる、つまり、手足4本すべてが、女の子たちの股洗い攻撃に曝されたのだ。

 投げ出された足の間には、髪の短い娘がはりついた。さっきの美女のような妖艶さはないけれども、まるで妖精のような、清楚でいとけない感じの美少女であった。彼女は控えめにペニスを口に含むと、亀頭ばかりを小刻みに唇でしごいて、舌をカリヒダに集中させた。そしてものすごい吸引で亀頭全体を飲み込み、吸いつき、ぬるぬるしごきあげてくれる。可憐な感じなのにそのテクニックは超絶であった。小さな両手がペニス根本から先端付近までを優しくしごいてくれている。

 ほかの性霊たちも補助攻撃に余念がなかった。空中に浮遊し、僕の目の前で足を広げてツルツルのオンナを見せつけたり、ふくらみかけの胸を寄せて強調して見せたり、自慢のヒップを顔で滑らせたりしてくる。足の指や足の裏に至るまで、いけない舌先や手のひらや指先が愛撫し、それが全身に及んでいった。

 僕は性霊たちの秘密の花園を目の当たりにしながら、オンナを凝視して快感に声を出すこともできなかった。ただ足を投げ出し、背中を性霊に預けながら、13歳くらいの亀頭フェラに脱力して、全身まさぐられるままになるしかなかった。

 亀頭の敏感なところばかり、男が感じやすい部分ばかりが集中攻撃された。こんなに快感の壺を知っているとは、ずいぶんなテクニックの持ち主だ。

 いや、相手は昔死んだ性霊の集団、西洋の影響がある前は、この年ではとっくに既婚者であったと聞く。フェラチオという言葉が入る前にも日本にはペニスを舐める習慣はあった。あどけない娘が絶妙なテクニックを駆使できても不思議ではない。

 ぐっぐっと力強く少女の両手が棒をしごきあげる。手の動きと口の動きが絶妙なマッチで股間を快楽一色に染め上げ、僕はますます息が荒くなった。

 股洗いの女の子たちの動きも激しくなっていく。ふにふにしたきめの細かい内股の肌触りや、濡れそぼるオンナ表面の吸いつく感触が、いやおうなしに僕の手足に絡みつき、すでにほぼ全身が愛液まみれになってしまっている。

 僕は彼女たちの妖しい腰使いや、空中を漂う無数の女性器を見つめながら、頭の中が真っ白になった。そんないやらしい腰使いで結合したら、いったいどうなってしまうのだろう。どの女性の花園もペニスに吸いついて気持ちよさそうだ。実際、性霊の舌先は容赦なく射精までの仕上げに入っている。もう耐えきれなかった。

 「んんっ!!」ぶるっと大きく震えると、僕は精液を女の子幽霊の口の中に吐き出した。すると彼女は、ものすごい吸引で、一滴もこぼさずに精子を飲み込んでしまった。律動が終わるまで、両手の動きはスピードを緩めなかった。絞り上げるような動きで、最後の脈打ちまで精液を体外に押し出したのだ。

 「ねえ…ずっとここで、私たちと一緒にいませんか?」周囲にいた性霊たちが話しかけてくる。立て続けに射精させられ、ファティマの呪い以上に消耗が激しくなった僕に、色情霊たちは、妖艶かつ清楚な笑みを向けている。性霊とのまぐわいは、通常の射精以上に精力を消費する。生体エネルギーごと吸い取られてしまう感じだ。だから、ほんのわずかな間だが、ペニスが疲労して萎える瞬間があったのだ。

 「私たちと一緒に、私たちの仲間もいる世界に行きませんか?」「まずはここで私たち全員と悠久の快楽を楽しんで、そのあと、私たちの世界に行きましょう。」「現実なんか忘れて、私たちと気持ちよくなりましょう。」「みんなを満足させてほしいの。寂しい性霊はいっぱいいるから、一人でも多くの男性が必要なのです。」「お願いです、私たちと永遠を過ごしましょう。ずっと若いままで、ずっと快楽に浸っていられるのです。悪い話ではありません。」

 「それは…」さすがにできない相談だった。僕はなんとしても、この奇妙なお化け屋敷から脱出しなければならないのだ。

 「そう、ですか…」「まだ、誘惑が足りませんね。」「いいわ、あなたが私たちに完全に虜になるまで、存分にかわいがってあげる。何もかも忘れるまで、離してあげないんだから。」

 「う、うわあああ!」僕は性霊たちに引きずられるようにして、部屋の隅まで追いやられてしまった。

 僕が連れてこられたのは、巨大化した棺桶だった。「あなたが完全に私たちの虜になるまで、私たちの体を味わってもらいます。」「幽霊のアソコは生きた女とは全然違うわ。格段に気持ちいいわよ。覚悟してね。」「忘れさせてあげる。何もかも。」「外へ出たいという気持ちがひとかけらもなくなるまで、絞り尽くしますー。」「うあ…やめ…」

 僕は容赦なく棺桶に押し込められてしまった。体力を消耗していたから、ではなさそうだ。幽霊に対する抵抗力が奪われていたのだろう、僕はあっさりと棺に入れられてしまったのである。体はすっかり元気を取り戻していた。ここへ来て、すぐにペニスが勃起してしまうファティマの呪いが恨めしかった。力も取り戻され、元気になっているけれども、性霊たちに力で抵抗しても、相手の不思議な力でかき消され、相手の思惑どおり、棺に入れられてしまったというわけだ。

 棺桶の中にうつぶせの状態で押し込められ、強制的に蓋を閉められる。まるで釘でも打たれたかのように、いくら背中で押しても、蓋はビクともしなかった。つまり完全に閉じ込められてしまったわけだ。

 僕の下で待っていたのは、はだけた白装束を身にまとう美少女だった。棺桶にふさわしく、死んだ時の白い着物を身につけ、三角頭巾を頭に巻いている。年の頃は17,8歳といったところか。ずいぶん若くかわいらしい女の子だった。全身透き通るような、白いきれいな肌で、長めの髪がしっかり整えられ、なんとも清楚な感じだ。だが、上目遣いでかわいらしく笑いかける間近の少女は、あきらかに性欲に顔をほてらせていた。棺桶に収められた死体のようでありながら、全身が白く光っているところから、性霊であるに間違いはなかった。

 美少女は僕をしっかり抱き寄せ、いきなり唇を奪ってきた。やわらかい女の子の口の感触が僕の口を塞ぐ。とたんに全身がくすぐったくなり、とろけそうな感触に脱力しそうになる。裸の僕は、同じく白装束をはだけている美少女と、体を重ね合わせてしまっているのだ。袖をまくり、胸をはだけ、帯をとき、生足を露出し、下着を着けていない女の子は、もはや裸同然であり、僕の体に、娘特有のきめの細かいすべすべの肌がまとわりついている。

 「だ、だめえ!」僕は誘惑に負けるまいと、必死に彼女から離れようとした。だが、いくら手を立てて上に体を引きはがそうとしても、棺の蓋が邪魔をし、なおかつ蓋は決して開かずビクともしない。どんなに上に行こうとしても、どうしても女の子との体とは密着したままになってしまう。そのうえ、彼女の方も体をモゾモゾさせ、やわ肌を刻みつけながら、しきりに僕を抱き寄せほおずりしてくるのだ。

 上半身が上下する。引き剥がそうとする僕の力と、引き寄せようとする女の子の腕の動きで、体が浮いたり沈んだりしているのだ。幽霊の力に負けた時には、女の子は容赦なく僕にほおずりし、キスをし、体をくねらせておっぱいをこすりつけてくる。その控えめな乳房は、僕が上下するたびにやわらかくつぶれて僕に弾力を押しつけ続けてくれた。

 彼女の生足が、しきりに僕の足腰に絡みつき、滑っていく。僕は彼女の脚を避けようとして両足をばたつかせるも、かえって女の子の肌に大きくこすれるばかりで、どうあってもシコシコの太ももから逃れることができなかった。

 女の子と密着しながら、密室で体をこすり合わせ続けている。性欲がピークに達するのも時間の問題だった。あえて強制的に挿入に持ち込まず、僕が自分の意思で、自分から色情霊に体を許すのを、女の子は楽しみながら待って、しきりに体を密着させてこすりつけて誘惑しているんだ。「ああ…」だんだん抵抗する力が抜けていくのがわかる。棺に閉じ込められ、蓋を開けられない時点で、中にいた娘の勝ちは決まっていたようなものだ。

 娘幽霊に重くのしかかる頻度が増していった。相手は幽霊だけあって、いくら重く体重をかけても平気で、むしろ女の子の肉の柔らかさで、容赦なく跳ね返してくるのだ。幽霊のくせになんてハリのある肉体をしているんだ。女の子はニコニコしながら、僕を見つめ、観念するように視線で促し続ける。

 ついに僕は負けた。抵抗する気力が失せ、股間の疼きがピークに達する。僕は彼女を強く抱き締め、ほおずりしながら、ぷにっとした耳たぶに吸いついた。若い娘の産毛の生えた頬がすべすべで心地よい。いきり立ったペニスは、毛の生えていないオンナ表面を滑っていく。どこに穴があるか、感覚で分かった。彼女の方も、狭い中でできるだけ足を開いて、ペニスを入れるように促してくれる。太めの足にもかかわらず、腰回りは細くて華奢だ。

 亀頭が勝手にオンナに吸い込まれていくみたいだ。僕が腰を落とすと、膣奥までペニスが飲み込まれていった。そのとたんに全身を包み込む安心感にますます脱力しながら、女の子に全体重を預けた。男女が重なって入ると“満員”になる棺の中で、僕たちは繋がった。密着の度合いが最高に高まる。少女の脚はしっかりと僕の足に絡みついて、狭い中で蠢きながら、離れないように固定してくれた。

 僕は腰を振り始めた。ペニスが名器にしごかれ始める。性霊の膣は必ずその男性にとって一番心地よい形状をし、とてつもない快感をつむぎ出しながら、優しく激しくしごきたててくれるのだ。その多くは、男の脳に作用して最高の快楽を感じるようにする霊障に負っているのだが、いずれにしても、僕が眠ってしまいそうな心地よさに我を忘れることに、変わりはなかった。

 オンナがしきりに絡みついてくる。ペニスの敏感なところに集中している無数のヒダや突起が、若々しく蠢きながら締め上げ、僕の腰の動きに合わせてm容赦なくしごいているのだ。さっきまでの幽霊たちの誘惑と、ファティマの呪いで、すでに射精の準備はできていた。僕は彼女を上からぎゅっと抱き締め、全身を揺すりながら、その肌触りに我を忘れたまま、精を放出した。荒い息が女の子の耳に強く吹きかけられ続ける。出し終わると完全に脱力して、満足感の余韻を彼女と共有した。女の子も、僕の背中にしがみついたまま、精を悦んで受け入れてくれた。

 しかし僕には、余韻を味わう余裕すら与えられなかった。僕の体を浮き上がらせたまま、下の女の子は右真横にすぅーっと移動し、棺の壁を通り抜けて外に出てしまう。そして、重力で僕の体が下に落ちる前に、左側から別の娘幽霊が壁を通り抜けて滑り込み、さっきの子と交代で僕の下からぎゅっと抱きしめてきたのだ。棺の蓋が開くことなく、僕は別の幽霊の上にのしかかる格好となった。

 彼女の肉体も、熾烈な誘惑を繰り広げてくる。生足がこすれ、プニッとしたお腹が密着し、突き出た乳房が容赦なく押しつけられてくる。僕は何とかして体を突っ張らせて浮き上がり、彼女の肌に触れないようにと踏ん張って見せたが、それも棺の蓋に阻まれ、うまくはいかない。腕立て伏せの体勢でも、肘をまっすぐ伸ばすことができないくらい、この空間は狭いのだ。当然、女の柔肌は、どんなに体を上に引いても、必ず密着してしまう。うごめく女体の誘惑に、いつまでも抗っているわけにはいかなかった。

 僕が体を突っ張らせて、強く密着するのを避けていることなどお構いなしに、女の子幽霊は両生足をつきだし、下方向に突き出されているペニスを挟み込むと、しきりにスリスリとこすり、しごいてくれる。そのくすぐったさについ脱力し、とろけそうになった。なんてスベスベで心地いい足なんだ。

 僕はついに、どさっと彼女の上に全体重をかけ、のしかかってしまった。相手は幽霊なので、僕の重さなどまったく意に介していないようだった。腰を巧みに蠢かせると、幽霊はいきなり自分のオンナにペニスを飲み込んでしまった。

 あとは天国だった。ぐにぐにと締めつけながら揉みしだき、同時にぐっぐっと腰を上下させて、下からペニスをしごき上げてくる。「んぐ…」僕はくぐもった声を出して、彼女の動きに身を任せ続けるほかはなかった。柔らかいおっぱいやお腹が僕の上半身でつぶれ、わずかな動きでも、もち肌がペリペリと吸いついている。彼女の両足もしきりに僕の両足をまんべんなくなで回し、全身で快楽を送り込んでくれた。

 「あふっ!」僕は幽霊の膣内に射精した。出し切るまで、腰の動きは止まらず、体内に残ったわずかな精液でさえ、なまめかしくくねる腰肉の動きに搾り取られてしまった。

 さっきと同じように、その女性は右側にすり抜け、同時に左側から、別の幽霊が滑り込んでくる。そしてやはり、しきりに女体を押しつけ、出し尽くした僕を誘惑してくるのだ。

 次のおねえさんは、うつぶせの体勢で滑り込んできた。背の高い妖艶な美女は、細い体ながら、ぷっくり膨らんだ大人のヒップを、容赦なく萎えたペニスに押しつけこすりつけてくる。吸いつくようなスベスベの背中が僕の上半身に密着した。

 今度は露骨だった。両腕を突っ張らせて何とか抵抗する僕などお構いなしに、ぐいっとお尻を突き出せば、どうしても柔らかい臀部の肉が僕の腰でひしゃげつぶれるくらいに密着してしまう。そこでグニグニと腰をうごめかせれば、僕の腰は、とろけるような快楽に、どうあっても包み込まれてしまうのだ。

 ほんのわずかでも、挿入ができるくらいにペニスが硬くなりさえすれば、おねえさんの勝ちであった。半立ちのペニスは情け容赦などまったくなしに、すぐさまおねえさんの膣に飲み込まれてしまう。僕は腕を突っ張らせて、背中全体を棺の蓋に密着させるように女体から遠ざかろうとしていたが、その体勢のままで、ムリヤリに挿入させられたのだ。

 あとは、激しいお尻の動きに翻弄されるばかりであった。押しつけるように上下し、さらに、左右に妖しくくねるヒップの感触に悶絶しながら、内部で激しくしごかれ揉みしだかれる天国の感触に、僕は自分の意志とは無関係に精液を幽霊に提供させられるのだ。

 次から次へと滑り込んでくる女たち。10代前半の女の子から30代と思える妖艶美女まで、さまざまな女性が僕の下に滑り込み、潜り込み、女体を密着させて誘惑したり、太ももに無理矢理挟み込んだりお尻を押しつけたりしながら、抵抗する僕をよそにしてペニスから精を搾り取っていく。

 そのうち僕は抵抗することさえできなくなり、だらしなく脱力したまま、むしろ次の女の子を待つようになってしまっている。誘惑に抗うことなく、ハリのある肌が滑り込んでくると、自分から腰を振って性欲を奮い立たせ、半立ちとなるやいなやペニスを膣に納めては爆発していた。

 すでに数え切れないくらい、正常位で抜かれてしまっている。このまま永遠に続くのだろうか。

 やっぱりだめだ、こんなところで天国を味わいながら、脱出を断念するわけにはいかない。何とかして抜け出さないと。何か方法があるはずだ。女たちの誘惑に抗い、快楽の園から脱出する方法が…!

 すると突然、僕を閉じ込めていた棺がはじけ飛んだ。

 「うわっ!」僕は床板に投げ出され、全裸のまま、情けなく女たちのたむろす広いお堂の真ん中に転がった。出し抜けに僕は、次から次へと下に潜り込んでくる正常位地獄の棺から、抜け出すことができたのだった。

 「はあっ、はあっ…」どっと疲労感が襲う。だが、抜かれすぎて枯渇した感じはない。相変わらず精子は、体内で急ピッチで生産され続け、射精しすぎて痛くなるなどということもないのだった。性欲が減退することもなかった。いや、それどころか、ますます、女の肌や膣にあこがれ、体が熱望しているのを感じていた。幽霊たちに触れあい、肉体と精神が霊障によって蝕まれ、ますます性欲の虜となりつつあるのだった。

 じわりと体が熱くなる。僕は周りが見えず、ふらふらとソファに倒れ込むようにして座った。性欲がいや増しているのと対照的に、肉体は疲労困憊し、ぐったりしてしまっていたのだ。疲れと欲情のギャップに、心も体も引き裂かれ、どうすればいいのか分からなくなっていた。

 ほんの一瞬だけ、眠ってしまった。眠ったというよりも、「落ちた」と言った方が的確だった。一瞬だけふっと意識が途切れ、数秒間だろうか、何も考えられなくなり、完全に体が脱力しきって、あまりにも深い眠りに陥ってしまったのである。

 気がついてみると、どっかりと腰を下ろした硬めのソファの周囲に、少女幽霊たちが集まってきていた。大人になりかけの体なのに、顔はまだあどけない。高校生にしては子供っぽい幽霊ばかり10数人、おそらくもっと下の娘たちであろう。年の頃は13から15歳くらいに見える。胸はわずかにつぼみが膨らんでいる程度だが、生足はすでに女性のものであり、形が良くてつるつるしていた。

 上半身は、多くの少女が制服やブレザーであり、ときおりYシャツの娘や、半袖体操着、キャミソール娘が混じっている。だが、下半身は、全員が白いパンティで統一されていた。全員がきれいな足を露出させ、生地の薄いパンツで肉体をあらわにし、それが上半身とのギャップを生み出して、何ともいやらしかった。そんな娘たちが大勢、僕の目の前に立ち、クスクスといたずらっぽく笑っている。

 身につけているものは現代風だが、髪型から、昔の女性も混じっているのが分かった。幽霊である以上、100年前に亡くなった14歳であっても、その年齢のまま霊体となる。肉体はやはり、娘のあどけなさを醸し出している。最近亡くなったであろう美少女も多く、背の高さなど、いくつかの違いも見られる。が、やはり受胎能力からして、すでに男の精を奪う立派な武器(生足)を身につけていることに変わりはなかった。

 そう、昔であれば、この年齢なら、大半が人妻なのだ。時代や人によっては、10にも満たない娘が嫁いでいって子育てをしたと聞く(ま、そうはいっても都市部なんかでは20歳越えの結婚も当たり前だったけどね)。もちろん第二次性徴ということで、性欲も格段に増しており、男に強い興味を抱いている。特にふとももがいやらしくなり、お尻が膨らむため、下半身が下着だけとなっているのだろう。それでいてギャップを感じさせる胸が青い果実となって、かえって男の劣情を誘うのだ。そんなわけで、彼女たちが色情霊となっていても何らおかしくはない。

 一瞬の眠りだけで、肉体の疲労は完全になくなってしまっていた。そしてその代わりに、ずっと頭をもたげ続けていた性欲が、いっそう強く僕の肉体を支配してしまっていた。性霊と交われば交わるほど、彼女たちの肉体にやみつきになってしまうのだ。

 座っている僕の左右にも、女の子幽霊がぴったりはりついていた。彼女たちも上は制服で、下がパンティ一枚だった。僕の足と彼女たちの生足がいやらしく密着している。思わず足を閉じて彼女たちの太ももを逃れたが、それも無駄だった。ずいっと女の子たちは左右から体を押しつけてきて、再び僕の足は女の子のむちむちした太ももの餌食になる。股間に集中するくすぐったい視線によって、ペニスはかすかに脈打ちながら、すでにいきり立ってしまっていた。

 左右の女の子たちは僕の手を取り、しきりに自分の足に持ってきて、強制的に生足を撫でさせる。シコシコした柔らかい肌触りを、僕の手のひらや甲がダイレクトに感じさせられてしまう。その一方で、太ももの感触と横尻の弾力が、僕の足を左右から圧迫している。女の子たちはしきりに体をくねらせ、小刻みに左右の足を持ち上げて、生足を僕の足に丹念にこすりつけてきた。僕は目の前に、女の子たちの形のいい太ももを目の当たりにさせられながら、同時に左右の娘幽霊の足を堪能させられるのだった。

 ついに僕の両手は、左右の女の子たちの太ももの間に挟み込まれてしまった。左側の娘の太もものむっちりして暖かい弾力が、僕の左手首から先をすっぽり包み込んでくれる。右側はあまつさえ、僕の手を自分のパンティの中にねじ込み、強制的に女性器を触らせてくる。彼女は毛も生えておらずツルツルで、心地よいオンナ表面であった。

 女の子の一人が、僕の前に跪いた。周囲の娘と同じようにいたずらっぽくくすくす笑いながら、あどけない笑顔で見上げてくる。そして次の瞬間、上半身を乗り出して、僕の股間に顔を近づけた。

 「んあっ!」女の子はいきなりペニスに吸いつき、根本を右手でしっかり握り締めながら、亀頭を柔らかい舌先でねぶり始めた。ねっとりと絡みつくように、舌がカリや尿道口や、他の敏感な部位を力強くゆっくり舐め回してくれる。ちゅっちゅっとキスをするように吸いつきながら舌を転がし、じっくりといたぶるように亀頭ばかりを責めている。僕は女の子たちの生足を感じながら、同時に娘フェラチオの餌食となった。

 娘幽霊はときおり、亀頭を口の中に納めて、素早く舌先でこねくり回したり、根本まで喉奥深く咥え込んでは、ぷるぷるの唇で棒をしごいたりしてきた。だがあくまで基本は、舌をねぶらせることによる亀頭先端集中攻撃であった。

 それでも十二分な刺激であった。股間に集中するくすぐったい性感ダメージは、確実に僕を高めてくれた。ときおり上目遣いで、「気持ちいい?」と視線で尋ねてくれるあどけない表情にもほだされてしまう。

 目の前に大勢集まっている女の子たちも、足を開いて内股を見せたり、閉じた足に手をねじ込んでいやらしく自分の股間をまさぐったり、後ろを向いてお尻と後ろ足を見せつけてきたりして、僕に生足を強調し見せつけてくれる。僕はその太ももの群れを凝視しながら、左右にその心地よい感触を味わい、さらに亀頭に舌先の刺激を受けて、ガマンの限界に達してしまった。

 すると女の子は、突然フェラチオをやめた。イキそうになってひくついているペニスの根本を掴んだまま、くるりと後ろを向く。小さなお尻がパンティに包まれていていやらしい。彼女は僕の上にちょこんと座った。細い生足がペニスを挟み込む。ぎゅっと力を入れてきつく足を閉じると、シコシコした弾力がペニスを一気に締め上げた!

 「んぐ!」女の子幽霊の足の間から、くぐもった声と同時に白濁液が噴き出してきた。ねぶり舌でさんざんいじめられたあげく、急にツルツル柔らかい太ももに挟み込まれ、イキそうになっていたペニスが一気に爆発したのだった。強烈な快感が股間から全身へと駆け抜ける。

 だが、娘幽霊たちのふともも地獄は、まだまだ終わりではなかった。いや、生足天国はまだまだ終わりではなかった。

 女の子が離れたあとも、左右の娘たちは足を押しつけこすりつけ、心地よい感触を刻み込んでくる。ペニスはすぐに復活するが、その間も、勃起を待ち構えるように、娘幽霊たちの視線が集中する。僕の視線は彼女たちのふとももに釘付けのままだ。

 半立ち状態まで回復するやいなや、別の娘が、さっきと同じように僕の股間に吸いついてきた。今度は根本までぷるんとした唇に飲み込まれ、棒全体をしきりにしごきたててくる。亀頭はひっきりなしに女の子の内頬に翻弄された。僕はまたもや、幽霊たちの生足やお尻やパンティを目の当たりにしながら、イキそうになってしまう。

 すると女の子は、さっきと同じようにフェラチオをやめ、後ろ向きになって、生足の間にペニスを挟み込んでくる。そしてぎゅううっとふとももで締めつけ、これでもかとペニスを圧迫するのであった。寸止めされた精液は、生足の感触によって再び一気に高められ、中学生のふとももで射精してしまう。

 それでも彼女たちは解放してくれない。順番待ちに耐えきれなくなった娘たちが、どんどん押し寄せてくる。体重を感じさせない女の子の生足が僕の首を挟み込んだ。後ろから僕に肩車をしているのだ。後頭部にはパンティの感触が、首やほっぺにはふとももの感触がぴったり密着して離れない。

 他の娘たちも、幽霊の特性を生かして、宙に浮かびながら、僕の全身にはりついてきた。僕の内股には、すでに何人もの生足が絡みつき、スリスリとこすってくれている。足をきつく閉じようとだらしなく開こうと、幽霊はソファや僕の体をすり抜けてしまうので、どんな体勢になっても、彼女たちの生足は容赦なく僕の全身にはりついて、スベスベとこすれていくのだ。

 上半身にも女の子たちのあどけない内股が何人分もはりついている。僕はその足のスベスベを全身肌で感じながら、ついつい内股や横尻に吸いついて、なまめかしい感触を愉しんでしまう。そうして、誰のものとも分からぬ生足の間で、スリスリしごかれたペニスから体液がほとばしるのだ。

 女の子たちの足に囲まれながら、ペニスはたえず誰かのふとももの間に挟まれ、上下にスマタでしごかれ続けた。出して萎えても、別の生足が小さなペニスを包み込み、ぎゅっと締め上げながらスリスリとこすりあげしごき立て、無理にでも立たせてから、スマタでしごきまくって射精させてきた。僕は長いすのハーレムに酔いしれ、中学生たちの下半身パンティ生足地獄に夢中になっていた。

 スマタ攻撃では飽き足らなくなった娘たちの中には、パンティ生地をずらしての挿入を始める子も出始めた。僕の上に座ってパンツをずらして、ツルツルのオンナにペニスを納めると、小刻みに上下して、あどけない膣内でペニスを甘美に刺激し続ける。そうされている間も、僕の全身は太股まみれになってしまっている。僕は目の前でうごめき滑り続けるきめの細かい女の子の足を目の当たりにし、凝視しながら、次々と幽霊のオンナの中に精液を提供していった。

 ぺたぺたとパンティ越しのお尻や横尻が僕の腰にくっついては離れていく。すでに受胎能力を秘めながら死んでいった性霊たちの色情怨念が、人間離れしたヒダを具えた膣を駆使して、これでもかと僕を悦ばせ、いくら出しても回復するペニスから、精を搾り取っていく。

 このまま幽霊美少女たちの生足に翻弄され、そのつるつるの感触に心奪われたまま、ずっと精を放出し続けることになるのだろうか…

 成長途上ではあるが、肌は若々しくみずみずしく、きめの細かい少女たちがそろっている。現実世界ではあり得ないシチュエーションでもある。このまま、この快楽の園で愉しみ続けるのも悪くはない。彼女たちの生足を撫でさすりながら、僕はふとそんなことを考えてしまった。

 い、イカン! そんな考えでおぼれていては、脱出できなくなる。僕はこの、夢とも現実ともつかぬ奇妙な世界から抜け出さなければならないんだ。そのためには、快楽の肌触りの地獄から、何とかして抜け出さなければならない。理性の警鐘がわずかに打ち勝った。

 その瞬間、僕は再び「落ちた」。瞬間的に意識が途切れる、例の眠りに落ちたのだ。数秒くらいか、はたまた数時間かは分からないが、意識の上では、まさに「次の瞬間」である。その間の感覚のすべては死に絶え、何一つ覚えていないのだから。

 気がつくと、僕はあおむけに寝かされていた。

 手足を動かし、さらに起き上がろうとしたけれども、木の壁に阻まれてほとんど身動きがとれない。狭い空間、見覚えのある木。そうだ、これは棺桶の中だ。閉ざされた棺なのに全体が明るく内部が良く見渡せる、不思議な棺桶である。僕は再び、眠っている間に棺桶に閉じ込められてしまったのであった。

 だが、さっきとは決定的に違う点がある。今度はうつぶせではなく、あおむけになっている点である。これから何をされるのか、だいたいの察しがついた。手で棺の蓋を押し上げてみたが、やはり釘で閉ざされ、蓋はびくともしなかった。万事休すか。

 だが、この色情霊どものお堂のからくりが何となく分かってきた気がする。彼女たちは基本的に、無理な集団逆レイプを仕掛けてくるわけではない。部屋中にたむろしている色情霊たちが一気に一度に全員で襲いかかってくることはなく、一体ずつだったり、数体ずつだったりする。誘惑はするものの、彼女たちが行為に及ぶのは、あくまで僕の側が彼女たちの肉体に欲情した結果である。

 性霊たちとセックスしたいと心や体が反応し、勃起すれば、彼女たちは容赦なく襲ってくる。心奪われ、彼女たちにさらなる劣情を抱けば、彼女たちの攻撃も熾烈さを増していく仕組みだ。

 逆に、誘惑をはねのけ、義務感に心が満たされたときに、僕は解放されている。さっきの棺もそうだったし、長いすに群がる美少女たちのときも、一瞬の眠りによって、棺の崩壊によって、脱出できているではないか。

 棺に入ったときも、彼女たちは無理に挿入してくるのではなく、下から僕を抱きしめ、全身を押しつけこすりつけた結果、僕の方が欲情し、ペニスを立たせたからこそ、行為に及んだのだ。その肉欲におぼれてからは、次から次へと挿入する女体正常位地獄に変わった。そしてその劣情をはねのけたとたんに、棺から脱出できた。

 ソファーの中学生たちも同様だ。彼女たちのシコシコした若い肌触りの生足に劣情を抱けば、その生足に抜かれる。さらに色欲を強めれば、全身にふとももがまとわりつく結果となる。そして、義務感によって誘惑をはねのけたとたんに、僕は瞬時に眠り、少女たちの群れから解放されたのだった。

 そういえば彼女たちは言っていた。「まだ、誘惑が足りませんね。」「いいわ、あなたが私たちに完全に虜になるまで、存分にかわいがってあげる。何もかも忘れるまで、離してあげないんだから。」と。ここでの色情霊たちの行動は、僕を虜にするための誘惑なのだ。

 つまり、僕が彼女たちの肉体にやみつきになり、何もかも忘れて、心が完全に彼女たちのものになれば、僕は性霊たちの世界に引き込まれ、二度と戻れなくなる。逆に、彼女たちの肉体に負けることなく、鉄の意志を貫けば、このお堂からも脱出ができる。

 それなら話は早い。絶対に勃起しないというのは無理でも、行為に及びながらも鉄の意志を持ち、肉欲をはねのけるべく心で戦うのみだ。まずは、この棺からの脱出を試みてみよう。

 心を落ち着ける。力ずくではこの蓋は開かない。深呼吸をして、欲情から遠ざかり、静かに上へ手を伸ばす。そしてゆっくりと蓋を持ち上げた。

 すると、さっきまで渾身の力で押し上げてもびくともしなかったにもかかわらず、棺の蓋は、いともあっけなく、静かに持ち上げられ、外れてしまった。蓋は棺から離れ、音もなく床に落ちていった。天井が見える。

 「!」だが、そこで待ち構えていたものは、僕を戦慄へと導く誘惑女体の群れであった。大勢の色情霊たちが棺のまわりを取り囲み、全裸でじっと僕を見下ろしている。棺の周囲には膝をついて座っているお姉さんたちが、その周囲には、さらに立って遠くから僕を見つめる美女たちが、数多く僕を取り囲んで、好色な笑顔で、裸の僕を見下ろしていた。

 …くっそ、これも罠だったか。

 彼女たちの魂胆は読めていた。僕がこのお堂のからくりに気づき、誘惑をはねのける決意までさせておいて、その決意ごと肉欲におぼれさせて、虜にしてしまおうというのだ。そうすれば僕の方からは、もはやいかなる抵抗も生まれなくなる。だからこそ、わざと棺の蓋を開けさせたのだった。

 一体の性霊が、ふわりと宙に浮き、僕の真上に浮遊した。胸の大きな大人のレディであった。彼女はすぐさま僕の上に覆い被さり、自慢の女体を押しつけてくる。上からぎゅっと抱きしめられているにもかかわらず、幽霊だけに体重をまるで感じなかった。ただただ、柔らかい弾力ばかりが押しつけられこすりつけられている。

 くっそ、負けるものか。ここで誘惑をはねのければ僕の勝ちなのだ。僕は全身をこわばらせて柔肌の誘惑に抗った。

 だが、あおむけになっている僕はほとんど身動きがとれず、それに対して相手の女性は上から自由自在に動き回れる。断然不利な戦いであった。美女幽霊は体をくねらせ、僕の上半身に容赦なく豊かな乳房を這い回らせてくる。その心地よさは、天にも昇るほどであった。彼女の下半身は、まるで上半身とは別の生き物のように、変幻自在に動き回り、腰やふとももがペニス周辺をこねくり回してくる。ときおり生足でペニスを心地よく挟み込んで締めつけてくれたりもした。

 女体は全身を駆使して、僕の体をこすり続けている。きめの細かい肌触りがなまめかしく僕の体を滑り、僕はその心地よさにため息を漏らすばかりであった。棺のまわりでは、女幽霊たちが乳房をあらわにして僕を見下ろしている。大勢の視線を浴びながら、どうしてもペニスが劣情の方向へと反応していってしまうのだ。

 お姉さんのほおずりを受けながら、海綿体に血液が集中し始めたとたんに、ペニスに強烈な快楽が襲いかかった。巧みに腰を使って、美女幽霊がぐにっとオンナにペニスをねじ込んでしまったのだ。さっきの若々しい14歳の膣と違って、熟練し、すでに多くの男の精を搾り取った成熟肉筒が、ヒダもたっぷりペニスにまとわりついて、一気に締め上げ、こねくり回してくる。

 「あふっ!」僕は上半身を軽くのけぞらせて、誘惑に勝てなかった自分の敗北をかみしめ、その代償としての極上の快感に酔いしれた。色情霊は僕にしがみつき、ちょうど鳩尾の周辺に柔らかなおっぱいがはりついた。彼女の両腕はしっかりと僕の脇の下にねじ込まれ背中にまわり、ぎゅっと上から強く抱きしめてくる。こうして上半身を固定したまま、オンナの責めが始まった。

 お姉さんはぎゅっと上半身を僕にしがみつかせたまま、腰だけをリズミカルに上下に動かし始めた。その動きのまま、じっと僕を見上げ、優しい微笑みで見つめてくれている。視線と上半身の固定した静けさと、腰から下の激しい上下運動とのギャップが、何ともいやらしかった。

 「あう…うああ…」僕は上半身を固定され、身動きがとれない中で、とろけそうなペニスへの刺激に酔いしれた。股間から下に力が入らない。あまりにも甘美な感触が、ペニスから腰、お尻、内股にまで広がり、しびれるようでついつい脱力してしまう。

 オンナのヒダはしっかりとペニスに絡みつきながら、根本から先端まで、丹念にかつリズミカルにしごき上げ続けている。根本の方は、空気にさらされてはふたたび肉の中に収まっていく。それにもかかわらず、根本から先端まで、ひっきりなしに快楽に包まれているように感じる。

 その一方で、僕の上半身はむっちりと豊満なおっぱいに包まれている。下半身がこんなにも激しく動き続けているのに、彼女の上半身は、がっしりと僕を抱え込んだまま微動だにせず、きめの細かい肌触りをぴったり密着させ続けている。さらにその甘い視線は、じっと僕の目を見据えたままであった。

 「あっふう!」強烈なくすぐったさが股間にこみ上げた。身をよじらせ、僕は射精の準備に体が勝手に入っていくのを感じた。こらえようと踏ん張ったところで、もはや止めることはできなかった。色情霊の腰も容赦なく振り続けられている。

 びゅくっ! ついにペニスから、性霊の膣内に精が注がれた。彼女も小刻みにふるえて、出し終わるまでゆったりと腰を上下させ、優しい微笑みを僕に向けてくる。彼女の暖かく包み込むような、美しい表情をじっと見つめながら、僕は快感の印を放出し続けた。

 さっきと同じだった。精を身に受けた色情霊は横へとすり抜け、すかさず次の色情霊がふわりと僕に覆い被さってくる。そして、吸いつくような肌触りで僕にしつこくセックスを求めてくるのだ。

 まだあどけなさの残る若い娘幽霊は、全身を駆使して、上から僕の体に自分の体をこすりあげてくる。上半身が僕の太ももから顔面まで、ゆっくり大きく滑っていく。彼女の胸が、ふとももが、おなかが、僕の全身を執拗にこすっていく。そうして、半立ちにでもなったのを確認し次第、すかさずペニスがオンナに飲み込まれてしまうのだ。

 彼女の動きも同じだった。がっしりと僕にしがみついては、腰だけを上下させてリズミカルにペニスをしごき続ける。じっと見上げるあどけない顔がいやらしく上気し、目を細める女の子の視線にほだされた僕は、ますます感じ、高められていった。

 女の子はさらに、ダイナミックな動きに転じ、上半身までずりずりと僕の体をこすっていって、腰の動きをいっそういやらしく、ひねりまで加えていった。

 ほどなくして僕はまた、色情霊に精を提供した。出せば出すほど、彼女たちの虜になっていく甘い罠。僕はこれをどうすることもできないでいた。

 今度は27歳くらいの妖艶な美女幽霊が相手だった。彼女は僕の顔の上に腰掛けた。正確には、棺の上に脚を開いて座ったのだ。毛の生えていない、しかし熟練したオンナのヒダが、僕の目の前にあらわになる。彼女の障気は男を興奮させる甘い香りとなって、オンナからじわりじわりと放出されている。

 ペニスが反応し始めると、お姉さんはすかさず位置を変え、騎乗位でペニスを飲み込んでしまう。壁をすり抜ける力を駆使すれば、半立ち前のペニスでも膣部分まですり抜けさせ、挿入を果たすことができるのだ。

 甘美な感触が強制的にペニスを快楽へと痛めつける。そうなれば勃起などあっという間だった。お姉さんは単なる上下運動だけでなく、左右前後グラインドと、テクニカルに腰をひねりながらペニスを責めまくり、締めまくった。しごかれながら同時に揉みしだかれ、ペニスは快感のるつぼにキュウキュウと翻弄されてしまう。

 周囲を見ると、全裸の色情霊たちの視線とオンナを一身に集めているのが分かる。上から集団で見下ろされ、脚を広げて、ツルツルの性器表面を見せつけられているのだ。僕は彼女たちの、かわいらしく美しくあでやかな肢体の群れを目の当たりにしながら、お姉さんに精を搾り取られてしまった。

 次は17歳くらいの、Aカップくらいの美少女だった。彼女は、出しつくして萎えたペニスを反らせ、僕のおなかの方にくっつけると、そのうえに馬乗りになった。脚を開き、オンナのヒダの間にペニスを包み込んだ。ワレメにホットドックされたペニスがくすぐったく反応した。

 女の子はなまめかしく腰を前後させ始める。すると彼女の腰は、くねくねと肉をしならせながらいやらしく動き、オンナ表面は萎えたペニスを執拗にすべすべこすり、ツルツルしごいていく。

 僕は、結合していない自分の股間に送り込まれる、若い快感に目を奪われた。ペニスはおなかに反らされたまま、マン肉でこすられている。高校生くらいの女の子のスマタ攻撃と、かわいらしいおへそのくねる動きに釘付けとなる。

 ペニスがいよいよ元気を取り戻したが、彼女は動きを止めなかった。それどころかいっそう、大きくいやらしく腰をくねらせ前後させ、なまめかしくオンナでペニスを強くこすり続けた。外へ飛び出したビラビラがしつこくペニスに絡みつき、亀頭がオンナ表面のヒダにひっかかって、ややもするともう少しでオンナの奥底へと入ってしまいそうな勢いであった。

 彼女は後ろ手で玉袋を優しくさすりながら、スマタ攻撃をしつこく続けた。僕はこのまま、若い肉体を見つめながら、限界まで追いつめられてしまった。先っぽがわずかに膣内にねじ込まれたかと思うと、その瞬間強烈な快感の汁がほとばしった。

 次は二人の女の子がお相手だった。胸がまったくふくらんでいない、小学生くらいの色情霊であった。彼女たちはやわらかい手で僕の全身を撫でさすり、すでにシコシコしたツルツルのふとももで、僕の両足をこすり続けた。幼いオンナが全身にこすれていく。下半身は禁断の快楽にすぐさま反応した。

 すると女の子二人は、たくみに脚を絡ませ、左右からペニスをオンナ表面で包み込んだ。お互いに抱き合いながら、ぐっと腰を突き出すと、二人のオンナがペニスにはりつき、すっぽり包み込むのだ。

 そのまま彼女たちは浮き上がったり沈んだりの動きを始めた。浮遊できる性霊は、ありったけのスピードで上下し始めた。するとペニスは、未発達のオンナ表面で素早くしごきたてられることになる。幼いながら、すでに生足と横尻は女性のふくらみを得ていて、それが二人がかりで上下している姿がたまらなくいやらしかった。

 女の子たちはお互いに抱き合いながら、舌を絡めて女どうしでキスをしている。その姿を目の当たりにしながら、僕はさらに精を幼女幽霊たちのおなかめがけて放出させた。

 すかさず次の娘が覆い被さってくる。延々といつまで続く快楽地獄だ。さすがに危機感を覚える。「や、やめろ、もうやめて…」僕は彼女を突き飛ばそうと手を伸ばしたが、空しく空を切る。相手は幽霊、拒否する乱暴な動きはすべて、彼女たちの肉体をすり抜けてしまうのだ。そしてふとももでペニスを挟み込み、執拗にむちむちと締めつけこすりつけてくるのだ。内股の甘美な柔らかい感触に僕は再び勃起してしまう。

 「うわああ! 嫌だあ!」思わず自分の股間に手を伸ばし、シコシコした生足を振り払って自分のペニスを掴んで、刺激されないように自分で握りしめてガードした。だが、色情霊は不敵な笑みを浮かべたまま、何と僕の手をすり抜けて再びふとももでペニスを挟み込んできたのだ。

 僕の上に重なり、内股でペニスを挟み込んだまま、生足だけを小刻みにリズミカルに上下させてくる。ときおり左右の脚を交互にスリスリしながら、ペニスをきめの細かい内股でしごきたててくれる。僕は自分の股間を握りしめたまま、女の脚の感触を受け続ける。

 ぷにぷにした肉の感触がじかにペニスに伝わり続ける。僕はいつの間にか手をゆるめ、自分のペニスではなく女の人のお尻をさすったり揉んだりしながら、彼女の動きに身を任せてしまっていた。やがて僕は、彼女のお尻を鷲掴みにし、臀部に指をめり込ませたまま、彼女の内股の感触に耐えきれずに、足の間から白濁液をあふれ出させるのだった。

 女が退くとすかさず次の女性が棺桶に入ってくる。僕はそのタイミングを狙った。彼女が覆い被さってくる前に、僕は思いっきり上半身を起こして腕を突き出し、女を突き飛ばそうとした。すると案の定、僕の腕は女性の体を完全にすり抜けてしまう。

 だが、それが狙い目だった。勢いで身を起こしたため、腕と一緒に上半身まで幽霊の体をすり抜ける。そう、乱暴に振り払ったり突き飛ばそうとすれば、男の体は幽霊をすり抜けてしまうのだ。それはつまり、脱出が可能だということだ。女体で蓋をされる前に、僕は女体をすり抜けて身を起こすことができたのだ。

 僕は素早く棺桶から飛び出すと、横へと転がって脱出した。股間がじわりと疼く。相当の回数、性霊に射精してしまい、僕の体はだんだん、彼女たちなしには生きられない状態になっていく。心まで虜になれば、一巻の終わりである。

 急に体の力が抜けた。僕は床に突っ伏したまま、一瞬気を失ってしまった。出し過ぎたせいで倒れ込んでしまったのか。

 気がつくと、僕はまったく違う格好をさせられていた。一難去ってまた一難、やはりお堂から抜け出さないかぎり、性霊たちの呪縛からは逃れられないのだろう。

 だが、棺桶や椅子を通るたびに、僕は少しずつ出口に近づいているのを実感した。あんなに遠かった出口が、だいぶ近くに来ている。20メートルも歩けば出口みたいだ。あと少しだ、がんばらなければ。

 …とはいっても、相当のピンチであることに変わりはなかった。

 僕は大の字になって立たされている。手首と足首にロープが巻きつけられ、しっかりと縛りつけられている。体を動かすことはできなかった。やわらかいロープで、どんなに締めつけられても痛くはなかったが、逆にどんなにひっぱっても、ぐにっと伸びるばかりで、引きちぎるのは不可能のようだった。ロープは太い柱に縛りつけられており、しっかり固定されている。

 つまり、僕は完全に拘束されてしまっているということである。

 「ね。私たち、気持ちよかったでしょう?」僕の周囲に性霊たちが群がってくる。「私たちと一緒にずっといるって心から誓ってくれれば、ずっと天国なんですよ?」「くすくす、だいぶ体は虜になっているみたい。あと少しだね。」「じゃあ、心が私たちの方に傾けばいいのね。」「いっぱいかわいがって、心の奥底から私たちの虜にしてあげる。」「気持ちいいわよ。覚悟はいいかしら?」

 「くっそ! くるな!」僕は必死で手足をばたつかせて、四肢の拘束を解こうともがき続けた。だが、手首足首に巻きついているロープは、どうあっても取り外すことができなかった。僕はまるで、大の字に立たされたまま蜘蛛の巣にとらわれた獲物のようであった。

 全裸の性霊たちは、一斉に僕の体に手を伸ばした。そして、全身をやわらかいスベスベの手で撫でさすり始めた。

 「んあ! やめろ!」僕は身をよじらせてくすぐったさをこらえた。だが、彼女たちはしなやかな手や指先や甲を僕の体のあちこちに滑らせてくる。ほっぺにも、首すじにも、鎖骨にも、背中にも、胸や乳首にも、脇の下、おなかにも脇腹にも、お尻にも、内股にも、ふとももにも、ヒザやヒザの裏にも、スネやふくらはぎにも、女手が数十本以上群がり、さわさわとまさぐっている。足の裏にさえ、くすぐったい指先が無数にコチョコチョしていた。

 その動きは、かわいがりくすぐるいたずらな指先から、徐々になまめかしくいやらしい動きへと変わっていった。明らかに、僕を性的に感じさせる手つきであった。

 首すじからさわわっと脇の下へと滑る手のひらや指先。脇の下をくすぐりながら、しっかりと脇腹を滑って撫でさする手の甲。乳首をつまんでこりこりしたかと思うと、人差し指でねぶり倒してくる。僕の口の中にも、細い指先が何本もねじ込まれ、強制的に舐めさせられた。僕の両手はすでに誰かの手のひらががっしりと掴み、手を合わせて指の間にしなやかな女の指が張り込んで、しっかり握ってくれている。

 お尻も撫でさすられ、揉まれ、くすぐられた。ヒザの裏もくすぐられ、足の裏も指先も、指の間までくすぐったい指先が執拗にくすぐり回っている。内股もふとももも、数え切れない手のひらに埋め尽くされ、すべすべと撫でさすられている。会陰やお尻の穴にも容赦なく、細い白魚のような指がねじ込まれていた。

 ペニスには何人もの手が交代で襲いかかる。ひたすらしごきたて、さらには亀頭だけを握りしめて小刻みにしごき、カリの敏感なところを指先でくすぐり、素早い動きであちこちをくすぐる。幽霊だけに、お互いの手をすり抜けることができるから、誰かが棒全体をしごきながら、同時にいけない指先が根本や指先をねぶることができた。誰かの人差し指が尿道口のワレメをかき分けてしつこくこすってくれていた。

 マシンガンのような上下運動と、根本から先端までいとおしむようにゆっくり強く動く手のひらの両方を、ペニスは感じることができた。玉袋だって容赦なく女手たちの餌食となり、撫でさすられながら揉まれ、同時にすり抜けた指先が感じやすいところを執拗にくすぐってきた。

 「あ…あが…」口の中に無数に入り込んだ女の指のせいで、もはや話すことができなかった。ただただ身をよじらせ、快感に我を忘れるばかりであった。

 細い指先がアナルから前立腺をかき回す。やわらかく、スベスベで、きめの細かい女の人の手が、その手を握っただけでじわりとこそばゆくなるほどの魅力を持った、白くきれいな女手が、数え切れないほど僕の全身にはりつき、性的に這い回っている。ペニスをしごかれながら同時に指先で先端のあちこちをくすぐられ、強く指先でこすられてしまっては、僕に耐えるすべなどなくて当然であった。

 「むぐう!」女たちの手の中から、白濁液が噴き出した。それでも彼女たちは手を休めず、萎えたペニスにも容赦なくいけない女手が襲いかかり続けた。

 同じ動きだけでも、僕は何度でも放出してしまいそうだった。玉袋のつけ根のくすぐったいところが執拗にいじくられ、あいかわらずアナル周辺と前立腺は、これでもかと弄ばれている。全身にやわらかくスベスベの手が這い回り続け、乳首も耳も敏感に開発されてしまう。幼稚園児くらいから30代までの、かわいく美しく心奪われる色情霊たちが、自慢の女手で何十人も、僕ひとりをかわいがっている。

 再び高められた。射精をしても、足の裏のくすぐりは収まらなかった。

 僕は身をあちこちによじらせながら、それでも女手の集団を逃れるすべが見つからず、何度も何度も、精子を放出させた。ぎしっぎしっと柱がきしむ。ロープがどれほどひっぱっても、僕がどれほど暴れても、壁はびくともせず、ロープもほどけず、精子を絞り出されるのを抑えることも、いっさい叶わなかった。

 徐々に女手は、女舌に変わっていった。乳首や脇の下をいじっていた指先は、ぬめりを帯びた舌先に取って代わり、執拗にねぶり倒してくる。首筋も、背中も、アナルでさえ、やわらかい女性の舌に翻弄されていった。舌先ばかりでなく、柔らかくムチュッとした唇でさえ、立派な武器である。僕の口も首筋も、幽霊たちが重なりながらまんべんなく舌と唇の餌食となった。もはや僕の口の中は、無数の舌で埋め尽くされ、強制的にディープキスをさせられている。

 背中もおなかもお尻も脚も、舌と唇にさらされた。足の指の間は、すべて誰かに舐めつくされている。かろうじて、肩から腕、指先だけは、女の手や指に包まれたままであった。

 お尻の穴周辺はくすぐったい舌先が素早く這い回り、同時に長い舌がアナルの奥までねじ込まれ、力強く蠢いている。会陰も舌と唇の暴虐にさらされ、玉袋も数人の色情霊の口腔内にすっぽり飲み込まれて、柔らかくもごもごされている。

 ペニスはもっとひどかった。10人を超える美女たちが棒の周りで舌を伸ばし、敏感な部位を的確に探り当てると、ぬりゅぬりゅとソコばかりを執拗に舐めしゃぶってくる。それと同時に、彼女たちの頭部をすり抜けながら、数人以上の唇がペニス全体をしごきたてている。誰かの唇が根本にあれば、別の性霊の唇は亀頭に位置し、ぐりゅぐりゅとしごき続けているのだから、絶えずペニスのどこかに唇の感触が包み込みながら、同時に執拗にしごかれているのだ。もちろん、彼女たちの舌も、多数、容赦なくペニスに絡みついている。

 数人分だけあって吸引も甚だしく、さらに亀頭は何人分もの内頬にぬめぬめと翻弄されている。そこへ来て、中学生くらいの娘がほかの色情霊たちをすり抜けて尿道口を指先でかき分け押し広げ、内部の敏感なところを舌先でグリュグリュと強く舐め続けているのだ。耐えきれるはずがなかった。

 射精しても、女たちの動きは当然収まらない。それどころか、一瞬たりとも萎えるスキを与えてはくれなかった。僕の全身から性霊たちの舐める水音が大きくこだましている。僕は脚を閉じることさえも許されず、全身の敏感なところを、彼女たちの手や指や舌に預けるしかなかった。そして、何度も何度も、精を搾り取られ続けるのだった。

 肉体は完全に、幽霊たちの虜になっていた。あとは、スイッチひとつですべてが決まる。僕の心が、彼女たちを受け入れさえすればよいのだ。心の奥底から彼女たちを求め、永遠に快楽に浸っていたいと望むだけで、それが実現するのだ。

 心の中での戦いであった。怒濤のように押し寄せ、数十秒に一回射精させられている中で、僕の心がそっちに傾かないよう、必死に抗うしかなかった。いくら出しても、イク前のこみ上げる強烈な多幸感はずっと続いた。射精したのに、じわりとこみ上げてくる射精前の感覚は持続し、そこへ色情霊たちが執拗な攻撃を加えてくるから、1分も経たないうちに次の射精がおとずれるのだ。

 気を許してしまえば、それで勝負がついてしまう。瀬戸際であった。押し寄せる快感に身を任せながら、心だけは踏ん張っていた。これがずっと続いて欲しいと願う、もうひとりの自分を抑えつけるのに必死だった。

 ぶち! 「!」突然体が宙に浮いた。いや、あれほど暴れても切れなかったロープが、突然切れたのだ。連続してひっぱり続けていたせいで、疲労を起こし、ちぎれてしまったようだ。宙に浮いたのではなく、僕の体はロープが切れたために30センチ下の床に投げ出されてしまったのだった。

 僕はすかさず床を転がり、色情霊たちの群れを脱出した。どっと疲れが押し寄せてくるような感覚が走った。ああ、また気絶させられる。次はどんな仕掛けで僕を苦しめるのだ。そんなことを思いながら、意識が途切れていくのを感じた。

 

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