劇場版フザケンジャー! 恐怖のイマドキスクール!! ~その4~
シャワー室に戻ってきて、僕はみはるちゃんに上からシャワーをかけてもらった。下半身にまとわりついていた、凝固された精液のかたまりが一気に洗い落とされていく。僕たちは今、男の子1人女の子5人で一緒の個室に入っていて、反対側でも桃子先輩のグループ5人ともう一人の男の子が同じくシャワーを利用していた。きっと、もう一人の男の子も僕と同じように女の子たちにもてあそばれているんだろうな。
やがてシャワーが止められ、僕は周りのスク水美少女たちに、よってたかってボディソープを塗りたくられた。ああ、女の子の生手で直接洗われるのがこんなに心地よくて安らぐなんて。ボルテージ3人娘の動画で一番オカズにした場面を、僕は今実際に体験していた。
「ねえ、関口くん。桃子先輩の言う通り、男子が毎日エッチな事考えてるって本当?いつもどんな想像してるのぉ?」
「あ、私もそれ聞きた~い!」他の女の子も、みはるちゃんの問いかけにこぞって食いついてくる。僕は恥ずかしくてためらっていたが
「教えてくれたら、エレナのおっぱい揉み揉み券プレゼントしマース」
エレナが、僕の目の前で自分の胸を揉みほぐして見せる。つい、プールでのFカップの感触を思い出し、僕はムラムラと我慢できなくなった。
「じ、実は・・・皆とスクールに行く時、みはるちゃんのミニスカートが風でめくれて・・・」
「あ、パンツ見えちゃったんだ?」
まなみちゃんに問われて、僕は小さくうなずいた。「やだー!」「いやらし~」周囲からかわいい悲鳴が上がった。
「ふ~ん。あの時鼻血出してておかしいと思ったら・・・やっぱり見られてたんだぁ。男の子ってスカートの中覗くの大好きだよねー」
みはるちゃんが意地悪そうに微笑む。そして「ほら、ご褒美ネ」エレナが自分の胸を差し出してくれた。
僕は夢中になって、外人娘のたわわに実ったバストを揉みしだいた。プールで散々味わったにも関わらず、グニュグニュと弾む甘美な肌触りは、何度揉んでも飽きなかった。
「やだぁ。そうまでして触りたかったんだ?」「エッチぃ」女の子たちにあざ笑われても、僕はおっぱい揉み揉みをしばらくやめられなかった。そうだ。僕はオナニーした事をバラしてでもエレナの胸を触りたかったんだ!
「あ、それじゃあ」まなみちゃんが思い立って
「さっき、シャワー室の奥で変な臭いがしたの。ちょっと覗いて見たら、排水管の周りにネバネバしたものが残っていて・・・」
「やだ、それ関口くんの精液じゃない!?」「そうだよね。関口くん、一番奥のシャワーだったし」「やだぁ」「関口くん、エッチぃ」
なんてことだ。精液があまりに濃くて、全部流し切れなかったのか!何も、みんなの前でバラさなくたっていいじゃないか。死ぬほど恥ずかしいにも関わらず、スタイル抜群の女の子たちに常に間近で見下ろされて、余計恥ずかしいよぉ・・・。
「ご、ごめん。なんだか、ここに来てから体が妙に火照っておかしいんだよ。家で3回も抜いてきたのに、どうしてもおさまらなくって・・・」
「ええ!?家でもおんなじ事やってたんだ」
ああ、しまった!言い訳するつもりが、家でオナニーした事を自分からバラしてしまうなんて。当然、周りの女の子たちにはキャッキャッと笑い者にされた。
「もう、男の子でしょ?これからは、女の子に隠れてオナニーしちゃダメだゾ」みはるちゃんにおでこをくっつけられる。
「これからは、パンツが見たかったら好きなだけ見せてあげるから。我慢できなくなったらお姉ちゃんたちに言って。ね?」
まなみちゃんが、後ろからギュッと抱きしめてくれた。ああ、スベスベの両腕とたわわなバスト、そしてムチムチしたふとももの感触が背中から直に伝わって気持ちよすぎる。イマドキスクールっていいところだ。女の子の体を触っても全然怒られないし、オナニーしたくなったら女の子たちに好きなだけかわいがってもらえるんだ。
ぴょこっと反応して大きくなるペニスが女の子たちの前に晒され、クスクス・・・とからかわれた。
「えっと。これ、どうやったら気持ちよくなるのかなぁ?」
まなみちゃんは僕の股間に手を伸ばし、先っぽをちょんちょん突いたり、指先でこすったり、思い切って肉棒を両手で握りしめたりして、こちらの反応を伺っていた。「あ、私もやらせてぇ」他の女の子もこぞって便乗してきた。ペニスが快感でピクッと反応するたび、女の子たちはキャッキャッと面白がって、更にいじくり回してきた。
「へえ、桃子先輩の言った通りだ。強引にするより、やさしく触ってあげる方が喜ぶみたい」
「あ、裏筋の血管浮き出たところが気持ちいいみたい。ほら、ここ。コチョコチョすると関口くんが嬉しそうな顔をするの!」
「ねえ、関口くん。男の子の『気持ちいい』ってどんな風なの?精子が出る時ってどんな気持ちなの?」
「そ、それは・・・んふ。股間のまわりが・・・あふ、こちょこちょくすぐった・・・あぅっ、な、なんか、おしっこみたいのが出そうな・・・んあぁっ!」
最後まで説明する余裕すらなく、尿道口からビュクビュクと汚らしい粘液があふれ出た。「きゃ」「やだぁ」「男の子のおしっこ、おもしろ~い!」女の子たちが嬉しそうにはしゃいだ。
「もう。関口くんすぐお漏らししちゃうから、みはるの手がベトベトじゃないの」
「洗いっこ、最初からやり直しだよ。きちんとガマンできるまで一緒に頑張ろうね♪」
僕はシャワーで精液を洗い落とされてから、再び女の子たちに石鹸を塗りたくられた。おちんちんから精子が出なくなるまで、ずっと彼女たちに体を洗ってもらえるんだ。夢みたいだ。えへへへ・・・
「おっぱいスポンジよ。にゅーるにゅーる♪」
エレナが、泡まみれのおっぱいで僕の全身をくまなく洗ってくれる。その内、パンパンに固まった肉棒を谷間で挟まれてしまった。うわ・・・おちんちんのまわりがどこもかしこも柔らかおっぱいだらけ。ムニュムニュ、ニュルニュル滑って気持ちよすぎる!
どぷ!!僕はおちんちんをFカップバストに丸々すっぽり包まれたまま、ビクビク大量の精液をぶちまけてしまった。しかし、外からは精液のあふれ出る様子が全く確認できない。ピクピク肉棒の痙攣が収まってから、ようやくドロリ、ドロリと汚れた水滴がビキニの下からこぼれ落ちた。
「あ、あの。僕も、みはるちゃんたちの体、その、あ、洗いたい・・・」
「こら、関口くんのくせにナマイキだぞ。みはるちゃん、じゃなくて『お姉ちゃん』でしょ?」
ムッとした表情で、みはるちゃんが僕におでこをくっつけてきた。
「いい?女の子の体は、男の子が思っているよりうーんと早く大人になるの。キミは背比べだって女の子に勝てないし、ちょっとおちんちんを触られただけで我慢できなくなっちゃうでしょ?だから、これからはお漏らし我慢できるようになるまで、みんながキミのお姉ちゃんなの。分かった?」
「は、はい。ごめん・・・なさい。お、お姉・・・ちゃん」
正直言って、死ぬほど恥ずかしかった。それにちょっと悔しいとも思った。
でも、いいや。このまま背比べ勝てなくても。みはるちゃんの方がずっとお姉ちゃんのままでも。
「ふふ。ちょっと怖がらせちゃったかな?ごめんね」
みはるお姉ちゃんに笑顔が戻って、僕はおでこゴッチンのままキスをされた。ああ、プルプル唇が柔らかくて全身がしびれる・・・。
僕はいたたまれなくなって、みはるちゃんお姉ちゃんの体にも泡を塗りたくった。そうだ。まだ女の子の体の中でひとつだけ、触っていない部分があった。
「あ、やだ。エッチぃ」
僕はスクール水着のパンチラ部分を、思う存分まさぐった。すごい、真ん中のくぼんだスジ部分がプニプニ膨れていて触り心地が絶品だ!おっぱいやふとももを触った時とも違う、不思議で甘ったるい感触。ああ、みはるお姉ちゃんのパンツってこんなに気持ちよかったのか・・・。
「きゃ」「いやぁん」「やだぁ」僕は手当たり次第、スク水お姉ちゃんの股間に手を突っ込んだ。女の子の体型によって、くぼみの弾力、ふとももの感触にも微妙に個性がある。絶えず新鮮な肌触りが僕を飽きさせなかった。
「なあに?もう、さっきから女の子の恥ずかしい部分に触ってばっかり」
「あー、もしかしてキミ、ここがパンツ見えてるみたいでずっと気になってたんでしょお?」「やだぁ」「エッチぃ」
その内、僕は泡まみれのお姉ちゃんたちに寄ってたかってまとわりつかれた。みんな背が高いから、僕の体が外から隠れて見えなくなってしまう。僕の性癖を察してか、下半身には主にスク水のパンツ部分がグリグリと押し付けられた。ああ、カチカチに固まった肉棒が、左右からスク水パンツのくぼみにズリズリこすられる!僕だってお姉ちゃんたちの胸やふともも、スク水パンツをおさわりしまくった。上半身と下半身も絶えずお姉ちゃんたちとくっつけ合った。
「あひっ、ああ・・・」「きゃ」「やだぁ」「か~わいい!」「あのっ、が、ガマンが・・・ど、どうしても・・・うっ!」「やん♪」
びゅぷ!!
ぶぴゅるるるっ!どぷ!ぴく!びゅる!びゅくんびゅくん!!
泡で隠れたおちんちんの先っぽから、絶えずひっきりなしに精液があふれ出る!ビクビクした痙攣も止まらない!下半身には次から次へとくすぐったい快感が押し寄せるのに、スクール水着のお姉ちゃんたちはエッチ攻撃の手を休めず、なおも全身をすり付けてくる!
ああ、女の子の体ってどうしてこんなに柔らかくて気持ちいいんだろう。女の子に抱きしめてもらうと下半身がコチョコチョくすぐったくなって、こんなに幸せな気持ちになれるんだ。ああ、エッチなお姉ちゃんたち大好きだよぉ・・・。
びくっ・・・びくっ・・・どくっ・・・
性的な絶頂が終わっても、ペニスはしばらくヒクヒク痙攣が収まらなかった。強引にしごけば、またすぐ絶頂を迎えられるのではないかと思うほど、全身が熱く火照って、女の子の柔肌にも敏感になっていた。でも今は、スタイル抜群のみはるお姉ちゃんやまなみお姉ちゃん、エレナお姉ちゃんに全身をギュッて包んでもらうだけで安心できた。
おちんちんをいじくられてビクビクお漏らしするのも気持ちいいけど、こうして普通に抱き合って時間を過ごすのもいいものだな。エッチっていうのは快感だけじゃなく、余韻に浸ってゆったりする時間も大事なんだなと思った。射精のし過ぎで疲れてくると、彼女たちも強引に責める事はしなかった。
「皆さん。いったん、ここで男の子を交換いたしましょう」
ここで、桃子先輩がもう一人の男子生徒を伴って、僕たちの個室にお邪魔してきた。男子生徒はデレデレとだらしない表情を浮かべたまま、桃子先輩の脇にぐったりと身を預けている。彼も散々骨抜きにされたに違いない。同じ男から見て実に情けない姿だったが、向こうからすれば僕も同じように見えているだろう。
「はーい」
みはるお姉ちゃんが快く承諾し、男子生徒を自分たちの側に引き寄せた。交換で、僕は桃子先輩の手に預けられた。ああ、この人の肌の感触だけは相変わらず絶品だ。
「きゃー!さっきの子より小っちゃくてか~わいい!」「私たちの方が全員お姉ちゃんだねー♪」自分よりも背丈の小さい僕を見て、個室の女の子たちは喜びはしゃいだ。そして、容赦なく全身に石鹸を塗りたくられ、僕はお姉ちゃんたちより先にビクビクお漏らししてしまった。
しばらく経ってペニスの痙攣が収まり、一番背の高い桃子先輩が僕の体をやさしく抱き寄せてくれた。
「今まで我慢させてきてごめんなさいね。その代わり、これからは好きなだけ甘えさせて差し上げますわ」
上品なお嬢様言葉が、相変わらず僕の耳をゾクゾクとくすぐってくれる。みはるちゃんがお姉ちゃんなら、この人はお姉様と呼ぶにふさわしかった。
「もう、そんなに私たちでビクビクしたいなら言ってくれればよかったのに」
後ろから僕を抱きしめながら、スク水娘の一人がささやきかける。彼女の言う通り、さっきのプールでもっと早く女の子の体を満喫しておくんだった。わざわざシャワー室でオナニーなんかしなくても、直接頼めばもっと気持ちいい事をしてもらえたのに。
でも、今はお互いの気持ちが分かっているので、お姉ちゃんたちも遠慮なく抱きつき、泡まみれの体でこすってくれた。僕は彼女たちのされるがままにビクビク射精し、時には自分からもふとももやパンツにさわって、時にはお互いギュッと抱き合って余韻に浸った。
「あっ、あの。さっきの男の子に、どんな事したのか、お、教えて・・・欲しいです」
「ふふ、気になるんだ?」「同じことして欲しいの?クスクス・・・」「いやらしいー」周囲の女の子から僕をせせら笑う声が上がる。
「でも、関口さんではお気に召さないかも知れませんわ」
桃子先輩が言う。「えっとね・・・」女の子の一人がちょっと考え込んでから
「あの人『妹フェチ』らしいの。ツンデレの生意気な妹に罵られたり、馬鹿にされるのが好きなんだって。そういうの・・・どう?」
「ああ・・・それはいいや」
話を聞いて、僕は気持ちが冷めてしまった。いくら性欲が高まっても、嗜好に反する責め方をされても興奮しないだろう。妹か姉かは別として、罵られるのだけは嫌だ。小学校で散々味わってきたので。
「ふふ。では、皆で優しいお姉ちゃんになって差し上げますわ」
桃子先輩にやさしく抱きしめられ、僕はたまらない気持ちになった。ああ、やっぱり僕は背の高い女の子に、年上かどうかは別として、思い切り甘えたり面倒を見てもらう方が合っているんだな。ここでも僕は、絶えずスク水お姉ちゃんに泡まみれにされたあげく、少なくとも3~4回は射精させられた。いや、半分は自分の意志で射精した形だった。
佐久葉「素晴らしい。男子生徒から搾り取った精のエネルギーが、次々とここに送り込まれてくる。ここが中間層のいいところね。佐伯翔のような千年に一人の逸材であれば、このような絶望的な状況でも抵抗の意志を見せたり、打開策を見出したりするもの。しかし、中間層は一度堕ちればそうそう意志が覆る事はない。そして得られる魔力は常に通常の数百倍。正確には、精通を迎えて間もない男は全員中間層に分類される。歳を取る事で徐々に心が汚れ、体の衰えと共に精エネルギーも減退していく仕組みなのよ」
マミー「つまり、強力な精エネルギーを提供するには、いつまでもウブな童貞であり続ける事が大切なのですね。すぐオマ●コだのマ●汁だののお下劣用語を連呼するオッサンたちは、生贄には不適格だというのが分かった気がします」
佐久葉「そうよ。彼らは自分のお小遣いだけで性的な願望をほとんど叶えられる。若い頃に女の子の感触を十分に味わってきているから、悦びのエネルギーも小さいのよ。男の絶頂には、主に肉体的快感と精神的興奮が作用すると言われている。どちらかがMAXに達すれば男は我慢できずに射精する。大切なのは後者よ。前者は自分でひたすら手コキを繰り返すだけでも達せられるけど、後者は現実に女の子のパンツを見たり体をさわったりしなければそうそう実現できるものではない。風俗でも単に射精さえすればいいと思っているお店は最悪ね」
マミー「はい。それはそれとして、先ほどから男子生徒たちがひっきりなしに射精するため、一部で排水管が故障したそうです。このままでは、いくらウェットティッシュを補充してもやがて間に合わなくなります」
佐久葉「ふふ、思春期の男の子も困ったものね。仕方ありません。今より男子生徒たちの放った精子は、全て私の魔力で異界に転送させておきます。これなら精液もすぐに蒸発して、女子生徒の衣服や下着が汚れる心配もないでしょう」
マミー「しかし、生徒たちは突然精液が蒸発してさぞ驚くでしょう。それに、女の子の前で恥ずかしい思いもできなくなります」
佐久葉「確かに、一番初めに射精した生徒は、水着の汚れが女子にバレやしないかとあたふたしていましたね。あれはあれで痛快でしたが。しかし、処理が楽になる分に越したことはないでしょう。それに、精液が蒸発しようがすまいが今さら怪しまれる心配はないはず」
シャワーが終わって、僕は更衣室に戻ってきた。ああ、今でもスク水美少女の感触が全身に焼き付いている。早く着替えを済ませて、またお姉ちゃんたちとたくさんエッチな事したいなぁ。おさわりOKなのは分かっているから、裸でもいいぐらいだけど。
ところが、ロッカーを開けてみると僕の着替えがなぜかなかった。「着替えはお洗濯に出してありますわ」受付のお姉さんが親切に教えてくれた。「その代わり、特別の衣装を用意しましたのでどうぞ」そう言って、お姉さんは突き当たりの壁に積まれている布の束を指差した。
それは薄い布地でできた白のスパッツだった。ひとつ手に取ってみると、通常よりもサイズが小さくて、痩せ型の僕でも、はくのに結構苦労させられた。これもそうか。強引に着てみろ。そいつは柔らかい素材でできていて、引っ張ればどんどん伸びる。というヤツですか。
強引に伸ばし過ぎたためか、布地を下半身に収める時、ペニスが真上を向いた状態で固定されてしまった。裏筋が無防備な状態だ。桃子先輩の水着と同じく、歩くたびに下半身回りがこすれるような変な違和感もある。生地もほとんど感触を感じないほど薄く、締まりがきつい事以外はほとんど裸と変わらないんじゃないかと錯覚するほどだった。
「お待たせー」
一方のみはるちゃんたちも着替えを済ませ、僕たちはお互い更衣室の前ではちあわせした。彼女たちの方は前の普段着と同じだ。とはいえ、誰も彼も露出が高くて思春期の僕には刺激が強い。みはるちゃんはヒラヒラのミニスカートだし、まなみちゃんはツインテールに戻った上、デニムミニとニーハイソックスの絶対領域が演出されているし、エレナは薄いタンクトップに黄色いパンティ・・・
「ええぇっ!?」
僕は思わず鼻血が噴き出るのを押さえられなかった。なっ、なんでこの子は下着のままなんだ!?
「ああ。最近暑いから、室内では下着姿の方が落ち着くのネ」
いや、その理屈はどこかおかしいだろう・・・。下半身があられもなく下着の晒された格好に、他の男子生徒たちからもチラチラ視線を浴びせられていた。
うう、あえて上半身だけ普段着というシチュエーションが、かえっていやらしい。そのタンクトップも、横尻を隠すほど微妙に丈が長く、下着部分も実際には下半分の三角形がちょっぴり見える形だ。でも、歩く時にちょっと足をまくり上げただけで、下着全体がモロ見えになるので、これもほのかに男の下心をくすぐるのだ。『微妙な露出』というのが、下手な裸よりもいやらしいと思い知らされる瞬間だった。
「皆さん、そろいましたわね」
やがて、班長役の桃子先輩が到着する。「ぶうっ・・・!」先のエレナを上回る更に刺激的な服装に、僕はまたも鼻血がぶっ飛んでしまった。
桃子先輩の格好は、自分の髪の色と同じ、薄紫色のチャイナドレスだった。それまでポニーテールだった髪型も、左右をお団子の頭飾りに縛ったチャイナ娘スタイルに変貌していた。ドレスはというと、肩部分と胸の谷間は素肌がもろにむき出し。そして、チャイナドレスを語る上で欠かせないスリット部分からは、ハイレグ競泳水着さえも着こなしてみせた桃子先輩の生足が、実にきれいな形ですらりと伸び切っていた。中学一年生とは思えないほど背が高く、スタイル抜群な桃子先輩だからこそ、この洗練されたセクシー衣装を着こなせるのだろう。
スリットは右足部分にのみ入れられていたが、この『片足だけ露出』というのが、かえって清楚さと微妙ないやらしさを増していた。うう、ちょっと布地をどけただけで下着が見えちゃいそうだ。桃子先輩のパンツ・・・きっとかわいい、いや、彼女の事だから実にセクシーで色っぽいに違いない。見えそうで見えない・・・という生殺しのシチュエーションはあまりに刺激が強すぎた。
「そんなに中身が気になりますの?」「あっ!い、いえ・・・」「ふふ、あせらないで。時間はたっぷりあるのですから、後で存分に満喫して差し上げますわ」桃子先輩は既にお見通しのようだった。
さっきから刺激的なシーンばかり目の当たりにして、僕は股間のムズムズを押さえられなかった。スパッツの締め付けが強いため、股間部分だけがその場でむっくりと大きく浮き上がった。
「あ、関口くんのエッチ」当然、みはるちゃんは見逃さなかった。でも、シャワー室で散々いやらしい事をした後だから、あえて隠す必要はなかった。恥ずかしいのは相変わらずだが。
「ふふ。我慢しないで、さっさと出しちゃえば?」
後ろから、まなみちゃんにいじらしく誘いかけられる。「あ、待って」僕は伸ばされた両手をいったん払いのけ
「できれば、も、もうちょっと我慢・・・したい」
「無理しなくてもいいんだよ?」
「うん。でも、抜いてもらえるのはもう分かっているから。また、さっきのプールの時みたいに、ドキドキしたシチュエーションで射精したいんだ。溜めてから出す方が気持ちいいし」
そう。先の浮き輪レースで、ドサクサに紛れてエレナの豊満なバディをおさわりしまくるシチュエーションは最高だった。シャワーで抜いてもらった時は、気持ちよかっただけで何かが物足りない気がした。そう、満足感だ。黙っていても女の子が勝手に抜いてくれるのと、バレたらタダじゃ済まないかもという緊迫した状況で射精するのとでは、興奮と快感の度合いも段違いというわけだ。だから今は、エレナのパンツ丸出しの格好や、桃子先輩の際どいスリットには、あえて手を出さないでおく。あまりに早い段階でおさわりしても感動が薄れるからだ。何かの拍子で、偶然うっかりラッキーな場面に出くわしてしまう。そうした『トキメキ』こそが、僕たち思春期少年にもっとも必須な要素と言えた。
僕たちは体育館に案内された。さっきのプールと同じくらいスペースが広く、あちこちで遊具施設やその他憩いの場が充実していた。要するに、僕たちの行動次第で『うれしいハプニング』をいくらでも演出できるというわけだ。
「おもしろいものを用意しましたわ」
桃子先輩が、用具置場から何やら絨毯の束を運んできた。床上に広げると、一面にはそれぞれ色の違うマス目が並んでいた。
「あ・・・これ、ツイスターゲーム?」
そう、これはネットの動画で見た物と同じ。どちらかが倒れるまで指定のマスに手足を置く、いわゆるツイスターゲームだ。
「へえ、関口くんよく知ってるね」
「うん。だって、みはるちゃんがビデオで同じことやってたから・・・」
その時、みはるちゃんたちが怪訝な表情を見せた事で、僕は血の気が引いた。
「あー!もしかして、家で3回も出したのって、ボルテージのPV見てたんでしょ?」「あれ、別にエッチなビデオなんかじゃないのにー」「あんな水着だけでも我慢できないんだ?」「イヤラシー!」後悔しても後の祭り。女子生徒たちの騒ぎはしばらく止まなかった。
「うふふ。別に、恥ずかしがることはございませんわ。男の子なら、当然の生理現象ですもの。ね?」
桃子先輩だけは、僕をやさしくなぐさめてくれた。でも、僕にとってはかえって恥ずかしかった。
まずは例題として、女の子3人だけでゲームを進める事になった。桃子先輩の指示で、ルーレットに示されたマス目を女の子たちがそれぞれ制圧していく。試合が中盤まで進むと、女の子同士が四つん這いのまま大胆に接触し合うようになった。その内、手前の女の子のミニスカートがまくれ上がって、真っ白なかわいいパンツを僕たちの視界に晒してしまう。「きゃ」「あはっ」「やん♪」他の子もふとももが擦れたり、あられもない姿が余すところなく晒された。
「ふふ。オカズにさせてあげる」
ツインテール娘のまなみちゃんが、僕の背後に回り込み、すっかり膨張し切ったペニスを、スパッツ越しに優しく揉み揉みしてくれた。両手で全体を包みながら、やわやわと最低限の力だけを込めたソフトタッチに、僕は下半身をゾクゾクと刺激された。何だか、さっきよりもペニスのいじくり方が上手になっている。
マス目で絡み合う女の子たちのパンツに夢中になっていた僕は、1分と耐え切れず暴発してしまった。煮えたぎった精液が薄地のスパッツをベトベトに濡らし、まなみちゃんの細くきれいな手を嫌な臭いと共に汚した。
じゅううう・・・
その時、嫌な汚れを醸し出していた精液のシミが、まるで沸騰し切った湯気のように跡形もなく蒸発してしまった。スパッツの恥ずかしいシミも消え失せ、悪臭もしなくなった。僕は正直戸惑った。
「どうしたの?関口くん」
「いや、その・・・い、今のは何?精液が、あっという間に蒸発して・・・」
「そうだね。でも、別にいいじゃない。洗濯する手間が省けてさ。これからはどんどん出しても汚くないって事だよ?」
まなみちゃん、あっけらかんと答えているけど、怖くないんだろうか?でも、いいか。エッチぃくて、気持ちいいならなんだって。
「さ、次はみはるたちの番だよー」
今度は僕と、みはるちゃんたちボルテージ3人娘の組み合わせで、それぞれの位置についた。「赤の1!」桃子先輩の指示で、絨毯の角に立った僕たちが時計回りの順番でマスを陣取る仕組みだ。
一番目は僕。右足をちょっと前に出すだけで、指定のマスを踏む事ができた。「黄色の3!」続いてみはるちゃんが、左足でマスを踏む。「緑の4!」まなみちゃんが、右足でマスを踏む。ちょうど、みはるちゃんの左足と斜め向かいの形になった。「黄色の1!」最後にエレナの番。が、本人の位置からやや遠いため、左足を思い切り伸ばしてマスを制圧しなければならなかった。上着の裾がまくれ上がり、ただでさえ丸見えなレモン色パンツがかなり際どいところまで露出された。
「黄色の1!」
次は僕の番。あっ、さっきの指示と同じ!?「クスクス・・・」エレナの方は、僕が来ると分かっていながら左足の位置を少しもずらそうとしない。僕はマスのわずかな余りに、無理やり左足をねじ込まなければならなかった。白人金髪娘の、ムチムチの生足がぴったりと僕のすねに張り付く。この辺りから、体勢がちょっとずつきつくなってきた。
「赤の2!」
今度はみはるちゃんが、僕のすぐ後ろに右足を置く。「黄色の2!」次に、まなみちゃんがその隣に左足を置く。4人の位置がかなり近くなったな。
「緑の3!」
最後のエレナは、残りの右足をまなみちゃんの右足の前位置に置く。これでまたふりだし。ここからは両手を使ってマスを制圧する事になる。
「緑の2!」
僕の番。右足は右上の角(赤の1)、左足はすぐ左隣(黄色の1)だから、緑の2はその左下。ここは左腕を伸ばすだけで、楽に制圧することができた。
が・・・こうなると僕の姿勢は上半身仰向けになって、顔のすぐ上に、エレナの開脚した内股がダイレクトに晒されてしまう形になった。ああ、真上のパンツから、下着の色と同じレモンの甘酸っぱい香りがほのかに漂う。股間がムズムズ疼いて別の部分も苦しくなった。
「赤の3!」次のみはるちゃんは、右手ですぐ後ろのマスを制圧。「緑の2!」お次のまなみちゃん。僕の左手と同じ位置だ。「おじゃましまぁす」クスクスと嬉しそうに、彼女は自分の左手を僕の手の上に乗せてきた。ああ、このスベスベした生手が、さっきまで僕のスパッツをスリスリやさしくさすってくれたんだ。「赤の4!」最後のエレナは、一番右下のマスに左手を置く。強引に手を伸ばして前のめりになったものだから、右足(黄色の1)は僕の左足に余計こすれるし、仰向けになった僕のお腹には、Fカップ巨大バストがダイレクトに上乗せされた!いよいよ、ツイスターゲームの本領発揮という展開になった気がする。
「青の1!」
再び僕の番。青、と言えば、右から赤、黄、緑と続いて、一番左端のマスだ。残るは右手のみだが、僕のお腹にはエレナの上半身が乗っかっていて、強引に手を伸ばそうとすると、どうしても彼女の背中やお尻、ふとももなどにさわってしまう。「やん、エッチ♪」僕の腕が体をこすれるたび、エレナが嬉しそうにはしゃいだ。彼女のお尻の上に直接腕を乗っける事で、どうにか指定のマスを制圧することができた。ああ、肌の柔らかさで言えば、エレナは3人の中でも別格だな。スベスベ具合は他の二人の方が勝っている感じか。
「黄色の1!」
お次はみはるちゃんが、残った左手をめいいっぱい伸ばす。「やん。ちょっと、脚くすぐったいよぉ」まなみちゃんが悩ましい声で嘆く。もしかして、彼女のふとももがさすられていたり、スカートの中に手が突っ込まれたりしているのでは・・・。
くそ、上にエレナが乗っかっているせいで様子が確認できない。せっかくまなみちゃんの絶対領域が覗けるチャンスなのに!視界を阻まれた生殺しは僕のスケベ心を悶絶させた。
「青の3!」
次のまなみちゃんが、左上から3番目のマスに向かって、残った右手を伸ばす。彼女の位置がやや右上だから、きっと仰向けの体勢になっているかも知れないな。「黄色の3!」最後のエレナは、まなみちゃんの左足と同じ位置に残りの左手を置いた。「ちょっと姿勢を変えマース」エレナは、自分の胸の位置を更に下へずらした。ああ、股間が特大バストの暴虐に晒されてグニグニ潰れる・・・!
ここでいったん状況を整理すると、僕は仰向けの状態で、右足が一番右上(赤の1)、左足がすぐ左隣(黄色の1)、左手はその左下(緑の2)、右手は一番左上(青の1)で腕部分がエレナのお尻に乗せられている。
みはるちゃんは、左足が一番右下から左斜め上の位置(黄色の3)、右足が一番右上からひとつ下(赤の2)、右手がその更に下(赤の3)、左手が僕の左足と同じ位置(黄色の1)。
まなみちゃんは、右足が一番左下の右隣(緑の4)、左足が一番右上から左斜め下の位置(黄色の2)、右手がその左隣(緑の2)、左手が一番左下からひとつ上の位置(青の3)。
エレナは、左足が一番右上の左隣(黄色の1)、右足が一番左下から右斜め上(緑の3)、左手が一番右下(赤の4)、右手がその左斜め上(黄色の3)。
黄色の1番が激戦区になっているな。既に僕も、左足が絶えずエレナのふとももや、みはるちゃんの生手にさすられているし、下半身にはエレナのFカップバストが乗っけられ、左手にはさっき射精させてくれたまなみちゃんの生手、右手の肘はエレナの豊かなヒップを直接撫でる形になっていた。
「緑の4!」
ゲームは無情にも続けられた。緑の4は一番左下から右隣。とりあえず右手がつらいので、これを指定のマスに置くことに。そう思って体を反転させた次の瞬間、僕は偶然にも、まなみちゃんの大股開きになったスカートの中身を見てしまった!
彼女は水色のしましまが入ったパンツをはいていた。すごい・・・。みはるちゃんの桃色パンツも女の子らしくてかわいいけど、絶対領域から覗くしましまパンツもたまらない!「あー、エッチぃ」鼻血をボタボタ垂らす僕を見て、まなみちゃんが嬉しそうにはしゃいだ。
「緑の1!」
次はみはるちゃんの番。「うふふ、失礼しまーす♪」無邪気に微笑みながら、彼女は左足を指定のマスに伸ばす。次の瞬間、僕のお尻が彼女の膝に乗せられた!これで僕の下半身は、前に金髪セクシー美少女のおっぱい、後ろにミニスカ美少女の片膝。ああ、どこもかしこも柔肌まみれで気持ちよすぎる!快感に悶えて腰をよじらせると、前のおっぱいと後ろのひざとが余計に食い込んでくる!おまけに目の前は絶対領域のしましまパンチラ!「きゃ、やだ。関口くん、動かないでったら!」みはるちゃんとエレナも、僕の下半身を押さえ込もうとギュウギュウ体を押し付けてくる。
僕の股間はサイズの小さい白のスパッツに締めつけられて、前にも増して感じやすくなっていた。ここらで射精時かも知れない。僕は前後に腰を揺すり、エレナの柔らかおっぱいとみはるちゃんのスベスベふとももを思う存分に堪能した。常に視界に晒されるまなみちゃんのパンチラも、最高のオカズになっている。ああ、そろそろ出ちゃいそう・・・というところで
「きゃ、倒れる~!」
4人の姿勢が一気に崩れ、その場で一同揉みくちゃになってしまった。次の瞬間、僕の顔中がムチムチとした柔肌でおおわれる。まさかこれは、まなみちゃんのしましまパンツ!?絶対領域からわずかに垣間見えるかわいいパンツに、僕の顔がうずめられている!うぅ、もうダメっ・・・
びゅぷ!!
ぶっぴゅるるる!!びく!どぷ!
「あ、見て!」「なんか股間がビクビクしてる」「やだ、スパッツが濡れてきた」「ぐしょぐしょぉ」「エッチぃ♪」「イヤラシー!」
苦しいスパッツの中で何度もビクビク暴れもがく肉棒を見て、みはるちゃんたちのみならず、見物の女の子たちからも無邪気な歓声が上がった。僕の方は快感に悶えながら、なおもまなみちゃんの絶対領域縞パンを堪能していた。レモンの香りだったエレナパンツに対し、まなみちゃんパンツは甘いミントの香りだった。下着の回りに香水でもかけているんだろうか?ああ、パンツの香りを吸えば吸うほど、女の子の感触にも敏感になって、下半身もムズムズ元気になって、精液がたくさんあふれ出てくる。天国だぁ・・・。
しばらく経って、精液はジュウジュウ音を立てながら蒸発してしまった。おかげで、あれだけ出したにも関わらず、みはるちゃんのミニスカートやエレナのブラジャーにはシミひとつつかなかった。
「皆さん。そろそろ歓迎会の締めくくりといきましょう」
ゲームも一段落して、桃子先輩が呼びかける。「は~い!」みはるちゃんたち女子生徒は次々と体育館を後にしていく。
「ああ。男子生徒の皆さんはそのままでいらしてくださいな」桃子先輩に言われて、僕たち男子だけその場に待機させられた。「そのかわり・・・」先輩はクスクスと妖しい笑みを浮かべながら
「催し物の準備が整うまでの間、わたくしが直に暇を持て余して差し上げますわ」
僕の目の前で、ゆっくりとスリットの裾を持ち上げた。ああ、ただでさえ悩ましい生足が更に露出されて、あわや大事な部分まで晒されそうになる!
もう我慢できない・・・。僕は桃子先輩のチャイナドレス生足スリットに、自分から手を突っ込んだ。ああ、手の平にザラザラと下着の肌触りが伝わって気持ちいい!目に見えない影の部分をまさぐっているというシチュエーションもいやらしくてたまらない!他の男子生徒も、残った模範生に抱きついたり順番待ちをしているようだったが、いちいち確認する余裕は僕にはなかった。
「はあ、はあ・・・」僕は興奮のあまり溜息を押さえ切れず、余裕のないあせった手つきでチャイナドレスのスリットをまくり上げた。次の瞬間、ライム色のきれいな色合いのパンツが視界に晒された!上品なフリル生地と、左右のところどころにちりばめられた花柄の刺繍が男心をくすぐってたまらない。ああ、これが桃子先輩のパンツっ・・・!
僕は間髪入れず、桃子先輩の内股に頭から潜り込んだ。「きゃっ」先輩の口から、小さく悲鳴が上がる。が、取り乱した様子はなく、自分の下着と体を、しばらく僕の好きなようにさせてくれた。
「んむぅ、むはぁっ・・・!」僕は鼻先を左右に擦り付け、桃子先輩の下着を思う存分堪能した。まなみちゃんには悪いが、さっきの絶対領域しましまパンツとは比べ物にならないくらい肌触りが気持ちいい!マスカットの甘い香りが、ライム色のパンツから絶えず漂う!そして、パンツの真ん中に浮き出たくぼみが、鼻先でプニプニと弾んでたまらない!
ああ、桃子先輩。桃子先輩・・・桃子・・・お姉さまぁ・・・!
どぷ!びゅくっ!!
ああっ、スパッツに締め付けられたペニスが、僕の意志とは相反して激しくうなりを上げる!直接触られたわけでも、おっぱいやふとももをすり付けたわけでもないのに、桃子パンツの魅力に抗えず、自分の意志で射精を抑えられない!
チャイナドレスのスリットから伸びる、悩ましい美脚に全身でしがみついたまま、僕は下半身に迫りくる快楽の波打ちにだらしなく悶えた。床一面をベトベトの白濁液で埋め尽くしたところで、ようやくペニスの脈打ちが落ち着き始め、僕はぐったりと全身の力が抜けてしまった。
が、姿勢が前のめりに倒れてしまいそうなところを、桃子先輩が身をかがめたまま、正面からしっかりと抱き止めてくれた。
「ほら、肩の力を抜いて」「はあ・・・はあ・・・」「そう、そのまま。大丈夫。お姉ちゃんがそばについていてあげるから」「先輩・・・お、お姉さまぁ」「ふふ。相変わらず、女の子のパンツがお気に入りですのね」「うん。おっぱいよりも、パンツのかわいい子が好き・・・」桃子先輩に抱かれたまま、僕は自分の恥ずかしい性癖を独りでに口走っていた。それでも、先輩は嫌がらずに僕の全てをやさしく受け入れてくれた。
そして、床一面の汚らしい水たまりは、やはりジュウジュウと音を立てて蒸発してしまった。
桃子「Cクラスより報告いたします。我々はこれよりコンサートをお披露目し、歓迎会の締めくくりにかかりたいと思います。なお、女子生徒たちには全員、次世代天国軍団のコスチュームを着用させる予定です」
佐久葉「ご苦労。正直言って、ここまで膨大な魔力を採取できるとは思わなかったわ。今、あなたに精を提供している関口という生徒。中間層とはいえ、少なくとも佐伯翔の10分の1クラスの精エネルギーは持っていたようね。このような個体はできるだけ大切に確保しておくのが望ましいわ」
マミー「ええ。一気に全ての精を搾り取るよりも、ひとまず本人の回復を待って、後日また新しく精を提供してもらえればいいわ。そうすれば、女子生徒たちにも余剰エネルギーを分け与え、本番に耐えうる精力を維持させることも不可能ではないわ」
佐久葉「あなたの事だから心配はいらないでしょうけど、コンサートの時も、男子生徒たちにはあくまで能動的に精を提供させるのですよ。くれぐれも、思春期の男の子には『トキメキ』こそ最も大切であることをお忘れなきよう」
桃子「お任せあれ。そのためのチャイナドレスですわ。『見えそうで見えない』トキメキを維持するための。ふふ・・・」
「男子生徒の皆さん、大変長らくお待たせいたしました。これより歓迎会の締めくくりとして、女子生徒一同によるダンスショーを催したいと思います。最後までどうかごゆるりとお楽しみくださいませ」
マイクを手に、桃子先輩が舞台脇から呼びかける。
やがて、舞台を覆っていた幕が上げられ、中からみはるちゃんを初めとした、イマドキスクールの女子生徒一同が姿を現した。
彼女たちはヒラヒラのプリーツ型のミニスカートに、胸元や襟首にフリルのラインがちりばめられた、肩をむき出しにしたブラウス、すね上部までを覆ったロングブーツなど、全体的にピンクを強調したかわいらしい衣装を身にまとっていた。イマドキスクールが、女子生徒用に発注したアイドル衣装なのだろう。
その格好は、女の子らしい可憐さや愛くるしさを強調しただけでなく、ちょっと動いただけで、ただでさえ露出の激しいミニスカートがゆらゆらと大げさに揺らめいて、男の密かな願望をあからさまに挑発するかのような、妖しい色っぽさも醸し出されていた。ああ、ミニスカートだけでもこんなにかわいらしくて興奮するのだから、きっとパンツも想像以上にかわいいだろうなあ。みはるちゃんなんか特に・・・
♪、♪、♪~
ポップで若者が積極的にノれそうな明るいBGMが流れ、曲調に従って女の子たちが元気よくさわやかにステップを踏み始めた。片膝を上げたり、腰を左右に揺り動かすたび、スカートの薄い生地がさざ波のごとく揺らめいた。真っ白でシミひとつない美脚から、ムチムチのふとももがどんどんまくれ上がるのに、あとちょっと・・・というところで肝心な部分がスカートにうまく隠されてしまう。そんな僕たち男子生徒の切ない苦悶もいざ知らず、女の子たちは「きゃはっ」「やん♪」「うふっ」と、満面の笑みを振る舞いながら、舞台狭しとチーム規模でさわやかに踊り回っていた。
音楽がサビの部分に差し掛かったところで、女子生徒たちが、その場でくるり、と、勢いよく回転した。次の瞬間、ミニスカートの生地が反対側にまくれ上がり、男子生徒待望のかわいい女の子パンツが、あられもなく一斉に披露された!
「ぶうっ・・・!」
性欲旺盛の未熟な思春期少年たちが、この刺激の強すぎる光景に鼻血を抑えられるはずもなかった。僕はみはるちゃんのパンツを真っ先に目に焼き付けた!
上品なフリルと花柄の刺繍に覆われた、桃子先輩の色違いでもある桃色パンツ。程よいお尻の肉付きに、妖しくくぼんだ真ん中のいやらしい浮き筋。スクールに来た時に見た光景と同じだ!やっぱり、みはるちゃんのパンツは他のどの女の子パンツ(桃子先輩含む)よりもぶっちぎりでかわいい!正確には、パンツ自体がいいのではなく、みはるちゃんの下半身が、他のエレナやまなみちゃんと比べて、お尻やふともも、膝から足首にかけてのラインなど、女の子のパンツをかわいらしく見せるに最も適した肉付きをしているのだ。
どんなにかわいいパンツでも、身に着ける女の子のプロポーションやキャラクター性、相性がちょっとでもかみ合わなければ、女の子パンツ本来のかわいらしさを発揮するに至らないのだ。例えば、まなみちゃんのしましまパンツをみはるちゃんが身に着けたとしても、せいぜい平均以上のかわいらしさにとどまったに違いないし、逆もまた然りというわけだ。
とにもかくにも、僕から言える事はただ一つ。女の子のパンツはかわいい!かわいくてエッチだから、スカートめくりをしてでもパンツが見たくて見たくてたまらないんだ!いや、ミニスカートがあるからこそパンツのかわいらしさだって引き立つというもの!ヒラヒラ揺らめくミニスカートの下から、薄い影に覆われし逆三角形の秘境を垣間見た時こそ、僕たち男のロマンは人生の中で最も輝かしく花開ける至高のエクスタシー!
既に股間はスパッツを突き破らんばかりに膨張し、早くご褒美が欲しい、女の子の感触を味わいたいと、下半身のむず痒さを持って大脳に訴え続けていた。その内、男子生徒の一人がガマンしきれない様子で、目の前の女子生徒に抱きついた。もちろん、女の子は嫌がることなく「きゃっきゃっ」と、楽しそうにはしゃいだまま。他の娘も音楽に合わせて踊りっぱなしだった。
他の男子生徒も便乗し、次々とミニスカ美少女に抱きつき始めた。女子の方が圧倒的に数余りなため、男同士で奪い合いに発展する心配はない。僕もみはるちゃんに抱きついた。いや、正確には、みはるちゃんのパンツ見たさに足元からしがみついた、という表現が正しい。
ああ、ついに念願のみはるちゃんパンツが目の前に!パンツの真ん中の浮き筋から、ほのかにストロベリーの甘い香りが漂う!顔をうずめてみると、パンツの生地、両足のふともも、真ん中のスジ部分がプニプニ顔面中に食い込み、スベスベの肌触りを刻み込んでくれる!彼女もまた、僕のふしだらな行為を嫌がったりせず、自分の体をこちらの好きにさせてくれていた。
僕は今まで、こんなにかわいくてエッチなパンツを他に知らなかった。パンツの感触だけで言えば、先の桃子先輩とさえ比べ物にならないくらい気持ちがよかった。顔を左右に食い込ませ、パンツの甘い香りとくぼみの柔肌に酔いしれるだけで、僕は1分と持たず下半身がベトベト汚らしい粘液で濡れてしまった。
まだだ。まだ、こんな程度じゃ満足できない。みはるちゃんのかわいいパンツで何度でも精子を出したい!僕はスカートの中から脱出し、みはるちゃんの上半身に直接抱きついた。背中もお腹もおっぱいも、スベスベムニュムニュしていて気持ちいい!僕は下半身の疼きを一刻も早く沈めたい一心で、みはるちゃんのスカートをまくり上げ、外晒しになったピンクのパンツ目がけて股間をすり付けようとした。が、みはるちゃんの方が頭ひとつ分背が高く、ペニスも彼女の膝上までしか届かない。
すると、みはるちゃんが片足を僕の背後に回して、グッと自分の側に引き込んでくれた。こちらのお尻がみはるちゃんのふとももとふくらはぎに締め上げられ、生足の感触が思う存分刻み付けられる!そして、スパッツに覆われた僕の股間が、みはるちゃんのパンツにグリグリとこすられる!スパッツのキツイしめつけによってペニスも常に上向きにされているため、裏筋部分がダイレクトに当たる形だ。
ああ、真ん中のプニッと膨らんだ部分に当たると耐えがたい快感に転換される!僕もみはるちゃんのお尻を両手でわしづかみし、股間がいっそうパンツにすりつけられるようにした。どぷぴゅ!!かわいくて柔らかくて生温かくていい匂いのする桃色パンツに絶えずこすられ、僕はあっという間にスパッツを黄ばんだシミで汚してしまった。射精している間は、みはるちゃんも腰の動きを止め、グッと下半身の位置を固定してくれた。そして、お互いに渾身の力で抱き合った。
「はあ・・・はあ・・・はあ・・・」
一通り出し尽くして、僕は背の高いみはるちゃんにぐったり体重を預けた。射精してペニスがしばらく萎えている時でも、こうして女の子と抱き合うのは精神的に安心できた。じっくり余韻に浸る時間があるからこそ、射精した直後に罪悪感や自己嫌悪にさいなまれる心配もなかった。
抱き合う間、みはるちゃんは僕の顔を優しい笑みで見下ろしてくれた。彼女の発育のいい体つきに悶々としながらも、度胸がなく一人隠れてオナニーするしかなかったあの日々には想像もつかない光景だった。これが夢ならどうか醒めないでほしい。
やがて、僕の股間は再びムクムク元気を取り戻してきた。射精した後も、ずっとパンツの柔らかい部分に包まれていたのだから無理もない。
「ふふ。ねえ、もっと出せそう?」
「はあ・・・はあ・・・も、もっと、出し・・・たい」
「うん、いいよ。怒ったりしないから。ね?」
みはるちゃんに微笑みかけられ、僕はいたたまれず腰を上下に振った。再び、パンツのやさしい生地とくぼみのプニプニが同時にペニスを刺激する!そして、みはるちゃんからは上から強引に唇を奪われ、ディープキスの形になる!びゅぷ!!またも僕は下半身精液まみれの情けない姿を晒してしまった。やっぱり、ここに来てから精液を出せば出すほど、女の子の感触に敏感になっているみたいだ・・・。
その内、後ろからも別の女の子が何人か張り付いてきた。柔肌の感触を背中越しに刻み付けられたり、下半身を生手でコチョコチョいじられたりした。僕の性癖を把握してか、全員スカートを自分でまくり上げ、露出されたパンツ部分を重点的に擦り付けてくる。それぞれ個性の違う下着の感触、ふとももの張り具合などを感じて、僕はまた精液をドクドクと噴き出してしまった。
ああ、僕は今人生の中で一番幸せかも知れない。夢にまで憧れてきた、女の子の感触を好きなだけ味わえる上、何度射精しても疲れる事がない。イマドキスクールだけでなく、世の中全てこんな風になれば、僕だって嫌な事を我慢せず、充実した毎日を過ごしていられるんだ・・・。
「きゃあああ!!」
その時、不意に女子生徒の悲鳴が上がった。僕たちの視線が、一斉に舞台の右端に向けられる。
そこにあるのは、まるでミイラのように骨と皮だけに干からびた男子生徒の姿だった。「うわあぁ!」突然の事態に、僕も思わず悲鳴を押さえられなかった。僕以外のあちこちでも悲鳴が上がり、体育館は瞬く間にパニックと化した。
「ぱ、ぱぱぱぱんつー!」
僕らを更に驚かせたのは、ミイラの上にまたがる、全身がペンキで塗ったように青い大柄な女の存在だった。フリルつきのブラウスや、ヒラヒラのミニスカートなどは他の女子生徒と同じだが、発育のいいみはるちゃんたちと比べても背が異常に大きいし、何よりも「ぱぱぱんつー!」と唸る様があまりに不気味だった。
あきらかにこいつは人間じゃない!どういうわけか知らないが、ダンスショーの時女子生徒のグループに紛れて現れたようだった。
「皆さん、あの怪人につかまってはいけません!早くお逃げなさい!」
パニックに陥る生徒たちを、桃子先輩が先導する。しかし、怪人の動きは素早く、無情にも二人目の男子生徒が犠牲になってしまった。スパッツに覆われた股間を、スカートの中でグリグリされるだけで、噴水のように精液があふれ出る。そして、あっという間に干からびてしまった。
女子生徒たちに対しては、口からピンク色のガスを吹きかけていた。ガスを吸うと、女の子たちは途端に大人しくなり、まるで操り人形のごとき生気のない動きで、他の男子生徒に飛びかかり始めた。既に、女子生徒たちも怪人のしもべと化しているようだった。
桃子「報告します。体育館に正体不明の怪物が出現し、男子生徒たちから精気を吸い尽くしています!更に、女子生徒たちも怪物の淫気で洗脳され、こちらの命令を全く受け付けません!」
佐久葉「私たちもモニターで確認しました。その怪物は、魔界から転送された上級淫魔の一種かも知れません。ひとまず、あなたは生徒たちと共に外へお逃げなさい。後は私が独自に救援をよこしておきます」
桃子「いいえ。今、怪物を体育館の外に出せば、スクール中の生徒たちが奴の餌食にされます!生徒全員の避難が終わるまで、私が怪物を食い止めます!」
マミー「馬鹿はおやめなさい!あなたは生まれつき病弱で、魔力で戦う術など何も知らないでしょう?」
桃子「それでも、時間を稼ぐくらいの事はできます。女王陛下、マミーお姉様。不治の病に蝕まれ、魔族のできそこないと蔑まれてきた私が、魔界で相応の地位を得られたのは、あなた方に召し抱えていただいたおかげです。このご恩は、我が命を持って報います」
マミー「モリー!」桃子の魔界での呼び名を叫ぶマミーを、母の佐久葉が静止し
佐久葉「・・・モリー。関口という男子生徒は、今も無事ですか?」
桃子「えっ?は、はい。ボルテージの3人と一緒ですが」
佐久葉「では、その男にあなたの魔力を注ぎ込みなさい」
マミー「まさか、生徒を淫魔化させるおつもりですか?」
佐久葉「ええ。私の見立てでは、関口という生徒は中間層の中でも、恐らくデーモンの息子に限りなく近い。相応の魔力さえ得られれば、優秀なインキュバスとなって、次世代天国軍団をうまく統率してくれるでしょう」
桃子「かしこまりました」
その言葉を最後に、桃子からの通信は途絶えた。
マミー「あぁ、モリー。私はかれんに続いて、大切な義妹を二人も犠牲にしてしまった・・・」
マミーは失意に陥るあまり、がっくりと膝をつき、頭痛に悩まされてしまった。「マミー、気落ちしている場合ではありませんよ」佐久葉が毅然と叱咤する。
佐久葉「先の報告からすると、怪物は恐らくヘルサのメカニック怪人と同種のはず。ついに我々の動向に勘付いたのでしょう。あるいは、カリギューラがうっかり口を滑らせたか」
「その両方だ」
冷たく透き通った声に、佐久葉とマミーは背筋が震えた。一瞬の間に、奇妙な格好をした少女が、霧の中から姿を現した。
青髪のツインテールに、水色フチのメガネ。白いフリフリドレスに同じ色の帽子という可憐さを醸し出したいでたち。魔界に広く精通する二人もよく知る、ヘルサの側近ボウイ将軍その人だった。
ボウイ将軍「我々がデーモンの息子たちに目を向けている隙に、格下の中間層共をハイエナのように漁るとは。我が主は大層お怒りだ」
冷淡とした口調が、将軍から醸し出される並々ならぬ魔力と相まって二人を震撼させる。彼女は二人をじっと殺気に満ちた目で睨みながら、懐から拳ほどの大きさの水晶玉を取り出した。
ボウイ将軍が小声で呪文を唱えると、水晶から紫色の光沢が浮かび上がり「初めまして~☆」と甲高い声を発した。水晶を介する交信の魔術だ。声の主はもちろん、将軍の主ヘルサたん総統だった。
ヘルサたん総統「こうして顔を合わせるのは初めてだわね、佐久葉・・・じゃなかった、メアリィのおばちゃん。やってくれたわねえ。あんたたちのおかげで、あたしの大事な天国軍団が、わざわざ精力値の低いお下劣オヤジたちから無理やり精エネルギーを吸い取らなくちゃならなかったのよ。この責任どうしてくれるつもりぃ?」
マミー「そ、そんな。言いがかりですわ!たかだか、その他大勢いる生贄の内、ほんの一部を手籠めにしたぐらいの事で。私たちは、あなた方の領分を一切侵犯したつもりは・・・」
ヘルサたん総統「はい?あなたねえ、今新世界創造の大事な時期だって分かってる?例えザコの生贄だとしても、最上位貴族の私たちに断りもなく、勝手にエネルギーを採取されたら困るわけ!近所のスーパーから乾電池ひとつ万引きするだけで、そのお店がどれだけ損するか分かってるでしょ?
まあ、それは別にいいわけよ。あたしだって鬼じゃないしさ。悪魔ではあるけど。でもさ、私に嫌がらせするのはともかく、ズッ友(ずっと友達の略)のカリギューラちゃんに変な入れ知恵するのやめてくれない?はっきり言って超ムカつくんですけど!」
ヒステリーな金切声が、水晶から絶えず響く。
戦々恐々とするマミーとは裏腹に、佐久葉の方は表情にあからさまな不愉快さが現れていた。
佐久葉「・・・あらあら。下っ端上がりのおばちゃん相手にムキになるなんて。最上位の貴族というのもたかが知れたものですわね。ボウイ将軍に深く同情します」
ヘルサたん総統「ふうん、さすがに叩き上げは違うわね。一本取られたわ。でも、中間層だか何だか知らないけど、抜け駆けだけは絶対に許さない。一人残らずこちらで回収しておくから。止めても無駄よ。もう知ってるでしょうけど、私が用意した『パンチラ怪人おいろけん』なら、生贄の男たちからあっという間に精を搾り取れるし、次世代天国軍団とやらもこっちの兵隊にさせてもらうから。
それだけじゃ済まさない。同族嫌悪っていうのかしらね?前からあんたの事気に入らなかった。これ以上周りをウロチョロされても迷惑だから、大人しく死んでちょうだい。ボウイ将軍の力は知ってるわよねえ?私もこの子も、あんたたちみたいなノーマルのサキュバスとは格が違うの。まかり間違っても逆らおうだなんて思わない事ね。
ああ、そうそう。ウザったいあんたたちでも、イマドキスクールのやり方だけはとっても参考になったわ。確かに私たちって、人間の男たちを力ずくで射精させ過ぎたかも。それじゃ佐伯どころか、神谷ごときに出し抜かれるのも無理はないわ。私たち淫魔って、セックスを食事と同じように考えているから、人間の嗜好と微妙に噛み合わない事って多いのよね。その辺も踏まえて、今後の作戦もうまく検討していかないとね。そんなわけで、ほんの少しだけの短い余命を楽しんでちょうだいね。チャオ♪」
自分の言いたいことだけをベラベラ喋ってから、ヘルサは自分から通信を切ってしまった。
そして、残ったボウイ将軍が二人に向かって手の平をかざした。バチバチ・・・魔力を帯びた紫色の電流が指先に駆け巡った。
ボウイ将軍「では、後始末をつけさせてもらう。プレジャーボルトの原理は知っているな。まともに受ければ男も女も一瞬の内に絶頂する。無理に動かない事だ。抵抗すればその分苦しみが増す。しなければ天にも昇る快感の内に死ねる」
マミー「ひっ・・・」
マミーは戦慄のあまり腰が引けた。サキュバスにとっての絶頂は死を意味する。だが、サキュバスにそこまでの快感を与えられる者など稀だ。死を身近に感じないサキュバスだからこそ死に最も恐怖を感じるのだ。
今まさに、ボウイのしなやかな指先から電流の帯がほど走ろうとしていた!
しかし、一瞬にして現れた黒い人影が、電撃の行く手を遮った。
「母と妹に手出しはさせぬ」
ボウイの前に、ほっそりと背の高い黒ずくめの男が立ちはだかった。男は黒い鞘から抜いた日本刀の刃で、ボウイの放った電撃を四方に散らす。その動きには全くの隙がなかった。「お兄様・・・!」マミーの口から歓喜の声が上がった。
佐久葉「いいところに来てくれましたねゲティ。この場はあなたにお任せします」
佐久葉は娘の体を抱え起こし、背後の本棚の一部にそっと触れた。本の位置が奥に食い込むと、カチリ・・・と、ネジのような音を鳴らし、本棚が時計回りに回転した。奥は非常階段への隠し通路に続いていた。
佐久葉「さあ、私たちはもう行きましょう。屋上のヘリでここから脱出します。スクールの生徒たちはやむなく切り捨てるしかないでしょう」
マミー「は、はい。しかし、このままヘルサらにしてやられたままでよいのでしょうか?」
佐久葉「大丈夫。中間層から吸い取ったエネルギーは、手元の魔術書に厳重に保管されているわ。モリーへの指示がうまくいっていれば、次世代天国軍団の中でも精力値の高い何人かはこちらの手駒にできる。事を起こして損をするのはヘルサの方よ」
マミー「人間から覚醒させたばかりのインキュバスで、ヘルサの怪人に太刀打ちできましょうか?」
佐久葉「あれは次世代天国軍団の指揮官役として用意したものよ。メカニック怪人には、既に別の手を打っておいたわ。モリーの報告を聞いた時から、密かに電文を送っておいたのよ」
マミー「電文。ま、まさかあの連中を・・・!」
佐久葉「ふふ、だからこそ私たちは死の商人なのよ。商人は己の利益のためなら、手を組む相手が誰であろうといとわない。例え、それが本来の敵であっても」
脱出の手筈が整い、二人は屋上に急いだ。「待て」もちろん、彼女たちの抹殺命令を受けたボウイ将軍が見逃すはずがない。
しかし、日本刀を携えた黒服の男が冷静に行く手を阻んだ。その立ち振る舞いは古代の黒騎士を連想させた。
ゲティ「母と妹に手出しはさせぬと言ったはずだ」
ボウイ将軍「お前は・・・インキュバスだな?いや、淫魔は生まれつき自分の性別を好きに選べる。男の体で地上に進出するとは、さてはこちらの天国軍団に己の種子でもばらまくつもりだったか?」
ゲティ「愚問だな。俗物的な性行為のみにしか快楽を見い出せぬとは。真の快楽とは脳に響きかけるものではないか。私は既にセックスを捨てた。あの佐伯翔と同じだ。煩悩から脱却し、性的快楽を必要としない淫魔に昇華した、それがこの私だ」
ボウイ将軍「なるほど、不能なのか。淫魔に生まれながら、さぞや苦しい幼少時代を過ごしたのだろうな」
ゲティ「同情痛み入る。だが、おかげで私には新しい認識が広がった。広がる境界とは煩悩を捨てた先にあった。キミも自らの呪いを忌まわしむ事はない。それこそが、キミの認識を新しく広げるものだ」
ボウイ将軍「!!」
呪い、という言葉に、ボウイ将軍は戦慄した。先の、小手調べ程度の攻撃だけで、目の前のインキュバスにこちらの性質を把握されたようだった。
ボウイは焦った。そのため、指先から発した魔力の軌道が定まらず、ゲティに一気に距離を詰められた。
グッ!と、ゲティに腕を強く握られた。だが、次の瞬間ボウイに伴ったのは、男の握力による痛みではなく、心に響きかける性的な快楽だった。
ボウイ将軍「あ、あぁ・・・」
もう、ボウイはゲティの顔をまともに見る事ができなかった。男淫魔にふさわしいルックスだからではない。一度でも体を触れた異性に対し、まるで無垢な少女のごとく恋焦がれてしまう。これが、地上に乗り込んだ時ボウイに課せられた忌まわしき呪いだった。
ただ、それを差し引いても、ゲティの動きはあまりに速すぎて読めなかった。勃起さえできない不能の身のため、淫魔の魔力を行使できず、恐らく身体能力を限界まで追求してきたのかも知れない。プロの軍人や格闘家でも、彼とまともに渡り合える者はそういないだろう。
ゲティ「私とは争わない方がいい。キミもヘルサも強大な魔力を持った悪魔だが、男の私とは魔力の性質が違う。私の魔力は、母にとっての邪魔者を裏で始末するためだけに使われてきた。ミノタウロスやアークデーモンと変わらない、いわば戦うための兵器だ。私とキミとでは、どうあってもセックスバトルが成立しないのだ」
ボウイ将軍「く・・・」
ゲティ「だが、人間たちは違った。かつてヨーロッパで、人間と悪魔が主立って争っていたジハード(聖戦)の時代。私は歴史も神話も含んだ数多くの英雄たちと刃を交えてきた。そして、その全てに敗れ去った。私自身が未熟だった。しかし、果敢に抵抗した人間たちもまた強かった。
キミたちサキュバスは人間の弱さをよく知っているが、私は人間の強さを、恐ろしさをキミたちよりもよく知っている。人間の男を決して侮るな。キミたちが狙っているデーモンの息子たちもそうだ。彼らのような逸材をいたずらに刺激し続ければ、いずれキミたちの側が敗北する」
ボウイ将軍「・・・・・・」
ゲティ「だから母も、かつて人間の勇者に討ち取られてきた魔王たちの二の轍は踏まなかった。あの方は魔族のプライドを捨ててでも、勇者との邂逅を可能な限り避けながら、あくまで人間として地上を支配する道を選ばれたのだ。それに反して、キミたちの地上での活動はあまりに目立ち過ぎた。既に天界をも動かす事態に陥ってしまった。私はキミたちの行く末を心から憐れみたい」
ボウイ将軍「ま、負け惜しみを・・・。お前たちは、新世界の存在が恐ろしいのだろう?もし、カリギューラの悲願が現実のものとなれば、下級淫魔上がりのお前たちは冷や飯を食らう。お前は、私たちの人間に対する恐怖心を煽る事で、私たちに地上から手を引いてもらいたいのだ」
ゲティ「ふむ。そこまで見抜いてはいるが、同時に私の忠告も無視しきれまい。キミは賢い女だ。それでも主の御命を全うしようとは、これも魔族のプライドか、あるいはヘルサに対する騎士道精神の表れか。私たちのような日陰者に、そこまでの覚悟を背負える者などいない。この身が不能でさえなければ、キミのような気高き心を男として愛しただろう。支えもしただろう。
だが、許せ。不能ゆえ、子孫を残せぬ身ゆえ、今の私にとっては母と妹だけがかけがえのない存在なのだ。いくら煩悩を捨て去ろうとも、自身の枷から決して抜け出せない、この半端者を笑ってくれ。故にキミとさえ相容れられない事も・・・」
甘く、切ない声で囁きながら、黒騎士は恍惚にうなだれる少女の首筋を優しく叩く。それだけで、少女は意識を失った。
もし、ボウイ将軍が自らに課せられた呪いを完全に克服した状態であったなら、こうも簡単に組み伏せる事は叶わなかったろう。それでも果敢に主の命を果たそうとした彼女の献身的な姿勢に、ゲティは心から敬意を払い、とどめに踏み切る事ができなかった。
いいや、そもそもボウイ将軍を殺す事が彼に課せられた任務ではなかった。彼の役目は母と妹を守る事である。ボウイほどの上級淫魔を殺せば、ヘルサ派閥という枠組みだけでなく、それが淫魔界全体にとっての損失になるのだ。
そろそろ、母の佐久葉と妹のマミーは屋上のヘリに乗って脱出した頃だろうか。役目を果たしたゲティ自身も、そろそろここを引き払わなければならないと思った。
「いや・・・」
ここで、ゲティはひとりごちた。
ボウイ将軍が呪われた不完全な身だったため、満足な戦いひとつできなかった。故に、煩悩から昇華した真の快楽を自分は満たせなかった。
ゲティにとっての快楽とは修羅の道である。ただ、純粋な闘争本能の赴くままに強敵を求め、互いの強さをただ貪欲に競い合う。ゲティは絶世の美女よりも、己と五分に渡り合えるかも知れない強敵の存在を何よりも愛おしんだ。どうしても強い男と戦いたかった。
もしかしたらそれは、近い内に叶えられるかもしれない。ヘルサのメカニック怪人を止めるため、母が独自に要請した相手がいるからだ。経験不足の次世代天国軍団を護衛するという名目で、しばらくここにとどまるのもよかろう。
ゲティは愛用の日本刀をひっさげ、怪人が現れたという場所に急いだ。
どうしよう・・・。
僕以外の男子生徒はあの不気味な怪物に精気を吸い尽くされてしまったし、女子生徒のほとんどは奇妙な煙を吸って頭がおかしくなってしまった。自分の他に無事なのはみはるちゃんたちボルテージ3人娘と、何人かの女子生徒だけだった。
このままでは、僕たちも怪物の餌食になるのは時間の問題だった。
「関口さん。今まで、私たちの力になっていただいて感謝いたします」
生徒たちの避難を請け負っていた桃子先輩が、僕に小声で話しかけた。「え?力にって、僕は特に何も・・・」返事を最後まで聞く前に、桃子先輩は目と鼻の先まで顔を近づけ、チュッ・・・と、僕の唇を奪った。
(せ、先輩!?何を・・・)
(じっとして。これからは、私の力をあなたに差し上げる番です)
一体何のことだろう?そんな事より、先輩の唇を伝って流れ込む甘い感触が気持ちよすぎて、何も考えられない・・・。
やがて、桃子先輩は僕から離れ、ひとり、怪物のいる方へと駆けていった。
「関口さん、残った生徒たちを連れて早くお逃げなさい!」
こちらに振り返って、桃子先輩は叫ぶ。大きい声を出したせいで、元から体の弱い彼女は思わず喉から血を吐いてしまった。
「ごほっ・・・お、お願い。今、男子生徒の中で残っているのはあなただけ。みはるちゃんたちを守れるのはあなたしかいないわ」
「そんなっ!一体、僕に何ができるって言うんです?僕は、今まで男同士のケンカにだって勝った事ないし・・・」
「大丈夫。ごほっ・・・あ、あなたの体には、ご自身でさえ計り知れない強い力が眠っています。いずれあなたの中で、それが目覚めるでしょう。でも、私にできるのはここまで。せめて、この命続く限り怪物を食い止めて見せます」
そう言うと、先輩は僕たちを外に出した上で、体育館の扉を閉めてしまった。直後「ぎえええ・・・!」と、甲高い断末魔がこだまする。中で何が行われているのかは分からない。でもこれが、怪物に精を搾り取られる事も、不思議な力で操られる事も拒んだ者の末路なんだと思った。もたもたしていると僕らも同じ目に遭ってしまう。桃子先輩の運命を悲しむ暇はなかった。
「ねえ、関口くん。わ、私たちも早く逃げなきゃ!」
ひどくおびえた様子で、みはるちゃんが僕の肩にすがる。そうだ。男子生徒は皆怪物に喰われてしまって、今残っている男は僕しかいないんだ。僕の全てを受け入れてくれた彼女たちを、こんなところで死なせるわけにはいかない!
「わかった。みんな、僕から離れないで・・・うっ!?」
だが、みはるちゃんの手を引っ張って足を踏み出そうとした次の瞬間、僕は妙な立ちくらみに襲われた。いや、ただの立ちくらみじゃない。頭の中に、別の強い意識が潜り込んでくるような、今までに感じた事の無い、心を打ちつけられるような感覚だった。だから、痛みはなくともひたすら苦しかった。
「うう、ぐぐ・・・!」
頭を抱えて苦しむあまり、思わずうめき声が漏れた。「関口くん!」周囲の女の子たちに心配そうに呼びかけられるが、悪いけど頭の中が苦しくて返事なんてできない。
その内、苦痛が頭の中から全身に広がり始めた。もうこれ以上は耐えられない!
やがて、頭が真っ白になって僕は我を忘れた。
「・・・・・・」
頭痛は次第におさまっていった。今の僕は、なぜだか妙に心が落ち着いていた。
背中越しに奇妙な感覚があった。窓越しに自分の姿を眺めてみると、頭の左右から山羊の角を生やし、背中から蝙蝠の翼が生えている事に気づいた。
でも、自分の豹変した姿に、僕自身はなぜか驚かなかった。まるで、あらかじめそうであったかのように、僕は今の自分をすんなりと受け入れていた。
そうか・・・これが、桃子先輩に託された『力』。この力でみはるちゃんたちを守る事が、今の僕に課せられた使命なんだ!
「みんな。行こう」
僕は皆に呼びかけた。言葉よりも目で訴えた。ルビー色の輝きを放つ僕の視線を浴び、怯えまとっていた女子生徒らはひとり、またひとりと大人しくなっていった。
「かしこまりました。ユルゲン様」
淡々とした口調で、みはるちゃんが答えた。彼女ら全員、僕の魔力で僕の成すがままに動く人形と化した。そして、今、彼女の発した名前が、僕のこれからの名前だった。
僕は生まれ変わった。今の僕はユルゲン。サキュバス女王メアリィ様によって選ばれた、上位魔族のインキュバスだ!