淫魔の秘宝 6

 
 ■
 このダンジョンの攻略はかなりの時間を必要とされる。
 だが人間の寿命、ましてや体力と精力の高い若い時期を考えると…時間が全く足りない。
 その対策として、このダンジョンでは挑戦者の肉体が最も精力に溢れている時期が記録され、以後はその姿で固定される。
 つまり、どんなに年老い衰えても、このダンジョンに挑戦中の時に限り若い姿になるのである。
 極端な話生きている限り挑戦は可能というわけだ。
 だがそれでも、まだこのダンジョンをクリアした者はいないのだ。
 ■
 
 
 
「あら…今回は私の番なのね」
 部屋に入ると、奥のベッドで淫魔がお出迎え。
 しかし俺はその淫魔の姿に度肝をぬかれていた。
 
 この淫魔…足が、えーと…6本ある。
 お尻のあたりからもう一つの胴体(だいたい胸から下くらい)が生えていて、そのお尻からさらにもう一つ胴体が生えている。
 ケンタウロスのようだと言えば似てるだろうか?ケンタウロスは足4本だけどさ。
 なんにせよ、今まで見た中で最も異形な姿の淫魔だ。

「…どうする?帰る?」
「え?」
「けっこういるのよ。私の姿を見た瞬間、やる気がなくなって帰っていく男が」
 あー…過去の挑戦者の話か。
 確かにこの異形の体は受け付けない男も多かろう。
 俺もこの8人の淫魔の中で一番最初に出会ったのが彼女ならちょっと引いていたかもな。
 しかし俺にとっては5番目。ここまで出会った淫魔もかなり奇妙なのが揃っていた。
 そのおかげで、この淫魔の姿に面食らいはしたものの、嫌になるなんて事はなかった。
「綺麗な脚、してると思うぞ」
「…ふぅん。じゃあそれが言葉だけじゃないって所、見せてもらえるかしら」
 そう言って淫魔は3対の脚の片方だけを上げてみせた。
 大きく開かれた3対の脚の間には、当然ながら3つのアソコ。
 そのどれもがひくひくといやらしく蠢きながら俺を誘っていた。
「ごくっ…」
 それを見た瞬間、俺のペニスは瞬く間に大きく膨れ上がっていく。
「あら、ふふふ♥どうやら言葉だけじゃあ、ないみたいね」
 
 
「んっ…♥」
 唇を重ねあう俺と淫魔。
 俺は淫魔の唇の感触を確かめながら、その手を淫魔のアソコに伸ばす。
 そしてアソコの入り口に指を這わせ、ゆっくりと丁寧に愛撫した。
「そう、そこ…気持ちいいわ♥」
 俺の指が気持ちいいと言う淫魔。
 その言葉が嘘でない証拠に淫魔のアソコがいやらしい液で濡れ始める。
 ならばもう少し激しくしても大丈夫だろう、と俺は淫魔のアソコの中に指を挿入した。
「はぁっ♥」
 淫魔のアソコはすんなりと抵抗なく俺の指を受け入れる。
 その上きゅうきゅうと俺の指を締めつけてきた。
 これだけでもちょっと気持ちいいくらいだ…ペニスを直接挿入していたらどれほど気持ちいいのやら。
「ふふ…いいわよ、入れても…♥」
 妖しい声で誘ってくる淫魔、どうやら俺の考えてる事はお見通しらしい。
 ならばこちらとしても途惑う理由はないな。
「入れるぞ…」
「来て…♥」

ぐちゅるっ…

「くぅっ…」
 淫魔の3つあるアソコのうち一番手前のものに挿入する。
 ねっとりと、包み込むような感触が俺のペニスを出迎え、強大な快感に襲われるが…
 大丈夫、このくらいなら、まだ、なんとか耐えられる…
「ふっ、ふっ、ふぅぅ」
「あん♥あんっ♥いいわ、奥まで届いてるぅ♥」
 俺はギリギリの所で射精をこらえながら、腰を動かし淫魔のアソコを何度も突いた。
 二人の腰が音を立ててぶつかる度に、ペニスとアソコのわずかな隙間からいやらしい液がぶちゅっと飛び散る。
 そしてわずかでもペニスがアソコの中で擦れるだけで、射精しそうになる程気持ちいい。
 対する淫魔はあえぎ声が口から漏れるくらいには感じているようだが…まだ余裕が感じられるな。
「ふふふ、我慢強いのね。淫魔のおマンコにオチンチンなんて入れたら即座に射精してもおかしくないのに」
「門番や他の淫魔で鍛えられたからな…!」
「ふぅん、じゃあ中でオチンチンきゅってしても平気かしら?」
「ちょ、待てそれは…」
 止める間もなく、淫魔のアソコがきゅぅっとペニスを締め付けてきた。
 入れただけで限界が近いのにこんな刺激を受けたら…
 だ、だめだ…!
「ぐあっ!」

びゅびゅっ!

「あらあら、出しちゃったわね♥」
「ぐぉぉぉ…」
 うん、わかっちゃいたが、やはり純粋なセックス能力では淫魔にはかなわない。
 根本的に地力の差がありすぎる。
「はぁ、はぁ…」
 落ち着け…こういう時こそ冷静になって…よし、いったん腰を引いて…
「あら、オチンチン抜いちゃうの?」
「勘違いするなよ、俺の狙いは…」
 淫魔のアソコからいったんペニスを引き抜いた俺はちょっと体勢をずらし、淫魔の3つのある中の真ん中のアソコにペニスをあてがった。
「いくぞ…!」
「ふふ、積極的でいいわ♥」

ずぶずぶっ…!

「あぁぁぁん♥」
「ぐぅぅぅぅ!」
 再び俺のペニスが淫魔のいやらしい肉の中に包まれる。
 さっきのとは違う感触だ、こちらは中で無数の襞が絡み付いてきて…
「うぐっ…」
「気持ちいい?そうよね、中でオチンチン全体が襞にいっぱい可愛がられているものね♥」
 襞は1本1本がまるで微細な触手のようで、繊細に、それでいて大胆に俺のペニスを攻め立てる。
 それが無数にあるとなれば、あとは言わずもがな。
「なんのっ…!」
 だがここで引くわけにはいかない。
 俺は無数の襞の中をペニスでかきわけ、中をぐちゃぐちゃにひっかきまわす。
 淫魔相手にはとにかく攻めなきゃ駄目だ。
「はぁん♥ふふふ、必死に腰振っちゃって♥なかなか気持ちいいわよ♥」
「そう、かよ…」
「そんなあなたにサービスしてあげる♥ほぉら、こんな風に腰をひねると♥」
「あぁっ!!」

びゅるるっ!
 
「ねっ、気持ちいいでしょう♥」
 淫魔の腰のひねりが生む新たな刺激に耐え切れず、再び精を放ってしまった。
 くそっ…こっちの攻めも通じてはいるんだが、なかなか攻めきれない…
「まだだ…まだ…」
 それでも俺は淫魔とのセックスを続ける。
 こっちだってもう何回も淫魔とヤりあっているんだ、今更二回搾られた程度で諦める程ヤワじゃない。
「ふふふ。なかなか頑張るじゃない。それじゃ…」
「うわっ!?」
 突然淫魔が強引に体勢を変えてきた!?
 淫魔の長い下半身が俺の体に素早くのしかかって…
 さっきまで正常位だったのに、あっという間に騎乗位にひっくり返されてしまった。
「ちょっと本気出して犯してあげる♥」
 そう言うと淫魔の一番の後ろの下半身が、俺のペニスめがけて腰を落としてきた。
 濡れそぼったアソコにペニスがゆっくりくわえこまれていく。
「ぐわぁぁぁぁぁ!?」
「どう?こっちのおマンコ、きつきつでいい締まりしてるでしょう♥」
 淫魔の一番後ろのアソコはここだけ幼子かと思うくらいきつかった。
 ぎゅうぎゅうとペニスをきつく締め付けて、しかし痛みを感じる事はなく、むしろこの締め付けがかなり強烈な快感を生んでいる。
 こ、これは想像以上に気持ち良くて、やば…
「むぐぅっ!?」
「ほら、こっちのおマンコ、舐めて♥」
 さらに一番前のアソコが思いきり俺の口に押し付けられる。
 そうか、一番後ろのアソコで俺のペニスを犯しているなら、一番前のアソコが俺の口に届くのか。
 セックスとクンニを同時にする事になるとは…
 そんな事を考えながら、言われるままに俺はアソコに舌を這わせていく。
「んっ、ちゅぅっ、れろれろぉ…」
「あんっ、やっ、いいわよ♥オチンチンだけじゃなく舌のテクもなかなか♥」
 前のアソコを俺の舌に舐められ悶える淫魔。
 よし、悪くない反応だ。今度は指で…
 …あれ?腕が動かない?
「むぅぅぅっ!?」
 クンニをしていたのでまともに声が出なかったが、大変な事に気づいた俺は思わず驚きの声をあげた。
 淫魔の3つの下半身、前は俺にクンニさせ、後ろはペニスを犯している。では真ん中は?
 俺の腕を脚で押さえつけていたんだ、動けないのはそのせいだ!
「むぐぐ~っ!」
「ふふふ。気づいた?でももう遅いわ♥あなたはもう逃げられないの」
 この状況から逃れようにも、淫魔の長い下半身が俺の頭から股間あたりまでをしっかり押さえてしまっていて、ほとんどろくに動けない。
 反撃どころか逃げる事すらままならないなんて…
「言ったでしょ♥本気で犯してあげるって♥」
 俺はこいつが最も力を発揮できる体勢にもちこまれたって事か。
 まずい…!
「さぁ、いつまで我慢できるかしら♥」

じゅぶっじゅぶっじゅぶっじゅぶっ♥

「むむぅ~っ!?」
 淫魔の一番後ろの腰が激しく上下してペニスを貪ってきた!
 じゅぶじゅぶと、いやらしい音をたてながらペニスがきつきつの狭い膣に容赦なく搾られて…!
「むぐぐぐ!」
「ほらほら、こっちのおマンコペロペロするの忘れちゃ嫌よ♥」
 そして俺の口に強く押し付けられるアソコを、俺はほぼ強制的にクンニさせられる。
 完全に淫魔のペースだ。
 まさに俺は淫魔に犯されているんだ。
「そら、そら、そらぁ♥」
「ふぐっ、ふぐぅぅぅ!!」
 
どぴゅぴゅぅっ!!

「ふふっ、出したわね。これで私の3つのおマンコ、全部の中に出しちゃったわね♥」
「ぐぅぅ…」
「でも、離してあげない♥まだまだ搾ってやるわ」
 再び腰が上下に動き出し、ペニスがきつい膣肉で擦られる。
 その感触が出したばかりの俺のペニスに萎える事を許さない。
 くそっ、どうすりゃいい!?
 このままじゃ何も出来ないまま終わってしまう!
「ふぐっ、ふぐーっ!」
 なんとかこの騎乗位から脱出出来ないかともがいてみるが、淫魔の長い下半身による拘束はかなり強くてびくともしない。
 むしろ半端にもがいた分、ペニスも中で擦られて余計に感じてしまう。
「ムダムダ。逃げようなんて考えないで♥ほら、全部出しちゃいなさぁい♥」
「むぅぅぅぅぅ!」
 押し付けられるアソコから逃れるように、苦し紛れに首を振る俺。
 …そこで俺は、あるものに気がついた。
 俺の頭を横からおさえつけているもの。
 ようするに、淫魔のふとももである。
 よく見れば…
「…すっげぇ綺麗なふともも」
「は?」
「いや、元々綺麗な脚だとは思ってたけど、こんな間近で見るとふとももがすごく綺麗だ。すごく引き締まってて、けど程よく肉付きも良くて」
「いきなり何を…」
「ぺろっ」
「ひゃんっ!?」
 体を押さえつけられて動けない今、他に攻められそうな所と言ったらもうここしかない。
 そう思って俺はふとももに舌を這わせてみたら、思いのほか淫魔がいい反応を返してくれた。
 いや、ふとももが綺麗だと言うのは本心だが。
「んっ、れろっれろぉ」
「あっ、やっ、そんな、ふとももペロペロするなんてぇ♥」
「もしかして、ふともも弱い?」
「ふぁぁぁぁ♥」
 うん、そのあえぎ声自体が答えのようなものだ。
 今まで淫魔とセックスしてきて、明確に弱点見つけたのなんて初めてだ。
「ちゅっ、ちゅっ、ちゅ~っ」
「ふぃぃぃぃ♥そんなにふとももチューチューしないでぇ♥」
 調子に乗って今度はふとももに唇で吸い付いてみたら、これもかなりの好感触。
 いいぞ、このままのペースで行けば、逆転できるかも!?
「あん、もう♥そんなにふとももが好きなら、これならどう!?」
 淫魔の一番後ろの下半身が腰を上げペニスをアソコから解放する。
 そしてすぐさまむにゅっと柔らかいものでペニスを挟み込んできた。
 こ、これは…
「ふとももで、イカせてやるんだから♥えい、えい♥」
 ふとももコキ…!そう来たか!?
 いかん、淫魔の柔らかなふとももに挟まれては我慢が…
「あぁっ、くあぁぁ…!」
「ふふふ♥あれだけおマンコで擦られた後でこれはたまらないはずよ♥」
 確かに、アソコ程ではないにせよ、このふとももコキも気持ちいい…
 さっきまでアソコに入っていたペニスはヌルヌルとした液に塗れていて、すごくよく滑る。
 そこにおっぱいとは違った柔らかさがペニスにスリスリと擦りつけられて…
「くぅぅぅぅ…」
「もうイキそうなんでしょ♥いいわよ、私のふとももでオチンチンゴシゴシされてイっちゃいなさい♥」
 淫魔はふとももコキのペースをさらに上げてくる。
 あ、あ、そんな亀頭を挟んでしごかれたらぁぁぁ。
「イクぅぅぅぅぅぅぅ!」

びゅくびゅくびゅくぅ!!





 今回も敗れてしまった…
 だが今回はけっこう手ごたえのあった方だ。
 次回はきっと勝利してみせる!
 
 
 
 ■
 “多脚”
 
 6本の脚を持つ異形系の淫魔。
 3つの下半身がケンタウロスのように繋がった独特な姿をしている。
 当然アソコも3つあり、それぞれ感触が違う。
 ただでさえ恐ろしく気持ちいい淫魔のアソコが3種もあるというのは脅威だ。
 彼女のセックスは当然この3つのアソコをメインに使うものとなる。
 
 一番得意な体位は騎乗位。繋がった3つの下半身で相手の体全体にのしかかる。
 後ろの下半身でペニスを犯しながら、前の下半身でアソコを顔に押し付けクンニさせるのだ。
 まさに彼女ならではの体位と言えよう。
 しかもこの状態では淫魔の長い下半身が相手の体をおさえてしまうので相手はほとんど身動きがとれなくなってしまう。
 そのため一度この体勢にもちこまれたら反撃が非常に難しい、まずはこのような状態にならないよう気をつけたい。
 セックスのスペシャリストである淫魔相手に難しい注文ではあるが…
 
 好き嫌いの分かれる異形の下半身だが、その6本の脚自体は艶かしい脚線美を描いている。
 意外にも?弱点はその綺麗なふともも、そこを攻めれば通常よりも大きい快感を与える事ができるだろう。
 しかし淫魔もその美しいふとももにペニスを挟むという返し技があるので過信は禁物だ。

次へ       前へ


メニューに戻る(ノーフレーム用)